[Lachryma《Re:Queen’M》]
【ラクリマ レクイエム】
SOUND VOLTEX III GRAVITY WARSで初登場した、FLOORで募集された「The 5th KACオリジナル楽曲コンテスト」で採用された楽曲。
ポップンには、FLOOR INFECTIONを通してポップンミュージック peaceで登場した追加配信曲であり、担当キャラクターはレイシス。
ジャケットデザインはアオニサイが行っている。
Lachryma《Re:Queen’M》 / かねこちはる
BPM:236
新難易度
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EASY
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NORMAL
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HYPER
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EXTRA
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16
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32
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42
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49
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ハイライト
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EASY
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NORMAL
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HYPER
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EXTRA
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4
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4
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4
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4
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SOUND VOLTEX IIIで登場した、The 5th KACオリジナル楽曲コンテストにおいて見事最優秀賞に輝いた曲。次回の6th KACコンテストでもiLLness LiLinで最優秀賞を獲得したかねこちはるが手掛けており、実力派コンポーザーの一員になったことを実感させる曲と言えるだろう。曲名は「涙の鎮魂歌」を意味するラテン語だが、KACという最高の舞台に相応しくするため女王を意味するQueenが含まれている。鎮魂歌の通り開幕を始めクワイアが随所に取り込まれており、ピアノのアルペジオや作者の得意とするピアノとギターの掛け合いもあってか、SDVX III本編のクライマックスを彷彿させる展開が特徴的。本家ではEXHAUSTとGRAVITYで、終盤でレーンの表示が消えて(難易度的な意味でも)プレイヤーを驚かせたゲーム的な演出も印象深いが、ポップンでは強制的にレーンが消える演出は無いのでご安心を。 BPM236の速度もあってか、ハンドスピードが全体的に求められる。ノーマルは連続したLPはあるものの、密度がレベルの割には薄く難所も少ないのでLv30相応の逆詐称。ハイパーは16分の隣接階段や12分スライドが加わり、特にスライドは同じような配置の繰り返しなので癖を付けてしまいがちなのが厄介。最後のLPを押しながらの7・9交互はBPMの速さもあり見た目以上に押し辛いため、どちらの手で7を押すかが影響しそうだ。EXはゲージの伸びを考慮してかノート数は1500台前半でレベル表記と共に本家よりも抑えられ気味だが、二重階段や16分隣接階段、16分交互、さらに終盤の裏拍+12分階段でSDVXのEXHAUST・GRAVITYの片鱗らしきものが垣間見える。またキー音無しを生かした左右振り・隣接配置も見られるため、速度もあってやはり体力が求められる。最後は両方の黄LPをしつつ青トリルという、GRAVITYのラストを再現した部分は、トリルの餡蜜かLPの終点を捨ててトリルに集中する方法が安定するかも。
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番号
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5Buttons / EASY
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NORMAL
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HYPER
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EXTRA
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1
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2
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3
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4
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5
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他のBEMANIシリーズへの収録
SOUND VOLTEX
ジャケット
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NOVICE
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ADVANCED
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EXHAUST
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GRAVITY
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ジャケットには、当初ボルテ学園を狙う敵として登場した「グレイス」が描かれている(レイシス参照)。
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IIIで収録された、FLOORで募集されたコンテスト「The 5th KACオリジナル楽曲コンテスト」において最優秀賞として採用された曲で、2016/01/30の5thKACで発表され、最終決勝の最後にプレイする課題曲となった。
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実際にプレイできるようになったのが2016/02/05から。
NOVICEは最初から出ているが、それ以外は以下の条件を満たさなければインプットができない曲として登場したが、EXCEED GEARからこれらの条件を満たす必要が無くなり、どの譜面もPCBの消費のみでインプットできるようになった。
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ADVANCEDはIIIに限り、雲の彼方→NEO GRAVITY→Candy Colored Hearts→End to end→EMPIRE OF FLAMEの順番でADVANCEDもしくはEXHAUSTをそれぞれクリアすることでプレイできる形だった。
IVからは条件なしでプレイできるようになった。
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EXHAUSTはADVANCEDの出現条件のプレイ曲順はそのままに、いずれもEXHAUSTでAランク以上でクリアが必要となっている。
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GRAVITYは、以下の2つの条件を満たした場合、この譜面が解禁されて挑戦権が得られるため、ハードルは相当なものとなっている。
●EXHAUSTの出現条件を満たした上で、この曲のEXHAUSTをAAランク以上でクリア。
●INFINITE BLASTER(後のBLASTER GATE)で解禁できるBangin' BurstのGRAVITY譜面を、インプットした状態でプレイ。
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Bangin' BurstのGRAVITYは同EXHAUSTを解禁しており、Last Battalion→Erlung→choux a la creme→hellfireの各GRAVITYをそれぞれ、INFINITE BLASTERで解禁しなければINFINITE BLASTERでの解禁対象に出てこない。
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途中でレーンが消える
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GRAVITYとEXHAUSTにおいて終盤で譜面のレーンが見えなくなり、視認性が低下する。
この曲を印象付ける要素で、ただでさえ高難易度なこの譜面を難しくしている要因であり、当日のKACでの観客や視聴者を驚愕させた。
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なお、この演出が入る前に曲の流れに合わせて背景がイビルアイ→グレイスに代わる演出が存在する(NOVICEのみイビルアイのまま変わらない)。
このような一連の特殊演出は、後にFLügeL《Λrp:ΣggyØ》、iLLness LiLin、HE4VEN ~天国へようこそ~にも存在し、FLügeL《Λrp:ΣggyØ》ではNOVICEとADVANCEDでもレーン消失が発生する。
また、前者2曲は同作者の手がけた曲でもある。
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ポップンでもダークを「ずっと!」を付けずに入れることで疑似的な再現は可能だが、BADを出さずにプレイできたとしてもオジャマのシステムの都合上、SDVXで言うレーンの消失発生よりも2、3小節前に3回目のオジャマが発動して一定時間で解除するので、完全な再現はほぼ不可能となっている。
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新難易度方式においてLv20となった初の譜面
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5thKAC決勝でプレイされたGRAVITYは、これまでの旧方式におけるLv16とは別次元をなす譜面でもあり、BTロングと16分階段の複合、12分BTと4分裏打ちFXを合わせた乱打、FX・BTロングで拘束されながら3小節以上の16分トリルを処理などというとんでもない配置がいくつも出てくる。
アナログデバイスの配置もクロス・直角配置をより進化させたものになっており、これらの凶悪な譜面をPHQUASE#?が手掛けた。
上記のレーン消失も加わり、あまりの難しさに暴龍天の腕前ですらTRACK CRASHしかねない程の難易度であり、IIIで登場した譜面では、パーフェクト(以下PUC)がIII稼働中に1人も達成されなかった唯一の譜面でもある。
IVからのレベル20段階制で、IIIまでの登場した譜面で唯一最高値のLv20が付けられた曲でもあり、名実と共に最難関であることを証明した。
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実に、登場から2年と半月が経過した2018/02/19の深夜に、GRAVITYのPUCがえつや(XD2.BOT)氏によって初めて達成された。
7thKACで最終決勝の2人に残った1人であり、2013・4thKACで過去に優勝したプレイヤーによる達成である。
次々と登場している高難易度の譜面ですらほとんどは登場した日にすぐにPUCされる中、この譜面は誰1人不可能と言われただけあってか、TwitterではこのPUC達成がRT・いいね数共に1万を突破し、「ラクリマPUC」がトレンド最高2位を記録。
現在でもこのGRAVITY譜面はSDVXシリーズにおいて、譜面の登場から初のPUCが達成されるまでにかかった日数で最長を誇る。
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この達成を知ったSDVX公式は、すぐにPUC達成記念キャンペーンを行った。
その内容はこの曲をプレイするとボーナスPc・Blcを獲得に加え、期間限定(~2018/02/28)で全難易度が無条件プレイできるという大胆なものである。
現行環境でLv20の譜面はどれも条件を満たさなければプレイできないが、期間限定とはいえ無条件でLv20の譜面がプレイできた初の曲でもある。
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一個人の記録達成ではあるものの、KAC最優秀曲という特別な立ち位置、譜面の難易度と出現までの道のり、不可能と言われたPUC達成が重なり、このキャンペーンは一種の特別な楽曲というのを印象付ける出来事といえよう。
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EXCEED GEARから、iLLness LiLinのMAXIMUMと共にPCBの消費のみで解禁し、常時プレイ可能なLv20の譜面となった。
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NOVICEでLv8
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上記の演出や最高難易度のGRAVITYがインパクトに残るが、この曲のNOVICEは過去最高難度となるLv8を誇る。
今までNOVICEはLv7までしかないため、ライトプレーでTRACK CRASH(EXCESSIVEゲージ除く)しても次へ進める保証があったが、この曲はそれすら存在しない。
つまみ操作で両方を操作、操作しながらFX処理しなければならない部分もいくつかあり、視覚的に惑わす部分が多いためLv8でも詐称という声が多め。
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その後Lv8のNOVICEは、2年後に同じKAC最優秀賞となった「I」で2曲目が登場し、その後もわずかながら数を増やしている。
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当初は全NOVICE譜面における最多チェイン数も更新していた(1348)が、この4年後に登場した同じKAC最優秀曲である666にレベル内最多チェインと共に塗り替えられてしまった。
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ジャケットデザイン表記は「第十のセフィラ - 亡国のGRACE ‡ 蒼弐 Michael」となっている。
GRAVITY以外も、よく見ると細かい紙吹雪が舞っているのが確認でき、譜面難易度別に微妙に違う。
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ポップンに使われているのはGRAVITY難度のもので、後に収録されたDDRも同様である。
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セフィラとあるように、5thKACコンテストの採用曲のジャケットコンセプトはセフィロトの樹がモチーフとなっており、この曲は第10のセフィラである「マルクト」(Malkuth)、王国をモチーフとしている。
涙の門や女王を意味しているため、グレイスのデザインや曲名に女王の要素が入っているのはそのためか。
Dance Dance Revolution
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A20で、FLOOR INFECTIONを通して登場することが決まり、実際に2020/02/27から登場となった。
楽曲のプレビューの位置が他の2機種とは異なっている。
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小節線の区切りが4/4拍子になっているため、小節線でリズムを取るプレイヤーは混乱しないように注意。
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EXPERTは、
BPM236でSka a go go
(現環境で言うならHoratioなど)
の高速版の16分交互を踏ませる
というあまりにも強烈な譜面。
しかも、BPM変化の無いLv18の譜面でもあり、総ステップ数869はEXPERT(激譜面)でMAX 360に次ぐ。
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A20 PLUSでは、2020/08/03からの約4か月の期間で行われる「DDR CHALLENGE Carnival PLUS」によって獲得できるCHALLENGE譜面が追加された。
1プレイで1個獲得できるスタンプを28個集めることでプレイ可能になる。
ここで解禁できる譜面は、他にもFLOOR INFECTIONでSDVXから収録された曲やおよびいちかのBEMANI超じゃんけん大会2020でDDRに移植された曲も含まれている。
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CHALLENGEは最高レベル表記の19となっており、
BPM変化や途中停止の無いレベル19・移植曲でレベル19はこれが初
。
総ノート数はSP・DP共にMAX 360のCHALLENGEに次いでおり、12分・16分が多用されていて乱打状になっている配置が多く、アスリート級の体力が無ければ手が出ないほど。
元々のBPMの速さも加わり、DDRの譜面において1・2位を争う最難関候補に躍り出てしまった。
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A3では段位認定において、最高位となる皆伝のSINGLE側における1曲目として立ちはだかり、挑戦者を容赦なく門前払いにするほどの難しさ。
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ちなみに新型コロナウイルスの影響もあって、上記の期間のFLOOR INFECTIONで解禁できなかったプレイヤー向けに、この曲を含めて解禁できるように2020/08/06 10:00~2020/09/07 10:00の期間、2020/11/26 10:00~2020/12/27 10:00の期間で再開催されている。
jubeat
ジャケット
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festoで「フラッグラリー!!」において、2022/01/05から期間限定のSYMPHONY編で獲得できる曲として登場。
ノスタルジアと同じく、BEMANI SYMPHONY ORIGINAL SOUNDTRACKに収録された、Morrigan + gaQdanによるアレンジ版「
Lachryma《Re:Queen’M》 (BEMANI SYMPHONY Arr.)
」となる。
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2021アプリ版でもアルバム「BEMANI SYMPHONY」枠として、ACより早く2021/12/15から配信された。
収録作品
AC版
ポップンミュージック peaceからの全作品
CS版
ロング版収録
BEMANI SYMPHONY ORIGINAL SOUNDTRACK
関連リンク
FLOOR INFECTION
楽曲一覧/ポップンミュージック peace
最終更新:2023年07月03日 07:05