SOUND VOLTEX

【サウンドボルテックス】

2012年1月18日より登場したBEMANIシリーズの作品。
究極のエフェクトデバイスを体感せよ」「キミたちが創る究極の音楽ゲーム」とあるように、ユーザーがゲームを作るという初のユーザー参加型音楽ゲームである。

beatmaniaやpop'n musicシリーズのようにオブジェを押す事で音楽を完成させるのではなく、楽曲をエフェクターで音を調節・変化させて操作することをコンセプトとした、「クリエイティブの体感」がこの作品の魅力。
また、これまでのBEMANIシリーズの常識にとらわれない楽曲を多数収録というコンセプトが取られている。
BEMANIシリーズ初のe-AMUSEMENT Participation対応作品でもあり、オンラインアップデートにより新バージョンが稼動したのも初である。

正方形の白いショートボタン(BT)A~Dが4つとその下にある黒いロングボタン(FX)が左右(FX-L、FX-R)に、さらに360°回転できるアナログデバイスのつまみが左右に1つずつ付いている。
左側が青、右側が赤。
ロングボタンはロングノーツ専用の押しっぱなしにするボタンである。
「SOUND VOLTEX II -infinite infection-」から登場した楽曲・譜面は、BT・FXボタンの両方にショート・ロングの2種類のオブジェが出てくる。
beatmaniaIIIと同じようにヘッドホン端子が搭載されているので、ゲームセンターでのプレイにおいて周囲の音に左右されやすい場合に役立つ。

REFLEC BEATと同じように縦に長い画面で垂直なので、画面奥から手前に向かって流れてくるという、3Dみたいな感覚の演奏画面が特徴的。
「爽快感1600%*1」を謳い文句にする作品にピッタリ。

楽曲のクリア条件はエフェクティブ・レート(ポップンやIIDXのグルーブゲージと同じ)が70%以上に達するとクリアとなるため、ラスト殺しの譜面には要注意。
特にアナログデバイスは操作を誤ると気づかない内にゲージが段々下がっていくので、このデバイスに慣れるかどうかが最も重要といえるだろう。
ちなみにクリアに失敗していても、同一曲のマッチングで相手が1人でもクリアしていれば、jubeatと同じく「SAVED」として次のステージに進める。
また、IIからはレベル7までの譜面をプレイした場合、クリアの成否を問わず次のステージに進めるようになったので、初心者にも安心。

  • マッチングシステムは2012年8月より追加。
  • 2014/03/20よりINFINITE BLASTERのコンテンツ実装に伴い、通常のエフェクティブ・レートの他にエクセスティブ・レートという、beatmaniaIIDXで言うHARD・EX-HARDオプションに相当するゲージの選択が可能になった。
    このゲージを選択した場合は曲の開始が100%からとなり、ゲージが残っていればクリアとなるが、0%になった時点で曲の途中でも強制終了になる。
    また強制終了すると、他のプレイヤーと共にプレイしていても、SAVEDを受けられなくなるため注意が必要。
    クリアすると、通常のCOMPLETEメダルよりも上位の赤いCOMPLETEメダルに変化する。

またこのゲームはゲーム作品としての「SOUND VOLTEX」(以下SDVX)と、投稿サイトの「SOUND VOLTEX FLOOR」に分かれているのが特徴。
この「SOUND VOLTEX FLOOR」(以下FLOOR)ではユーザーが参加する創作募集のコンテンツで、楽曲やイラストなど、テーマごとにコンテスト形式で募集される形となっている。

サウンドプロデューサーはdj TAKADJ YOSHITAKA、サウンドディレクターはCodyがそれぞれ行っており、REFLEC BEATと同じようにbeatnation Recordsのメンバーが大きく関わっている。
DJ YOSHITAKAはこの作品を通して、「クリエイティブな発想は人生を豊かにする」という持論を持っており、FLOORから新たなBEMANIアーティストが生まれるという確信を持っている。
なお、システムBGMはSota Fujimoriによるもの。

2013年2月には続編作である「SOUND VOLTEX II -infinite infection-」が発表され同年6月5日より稼動開始した。
従来のショート専用ボタン(BT)やロング専用ボタン(FX)がどちらもショート・ロングの2種類のオブジェを操作するようになるといった、大幅な変更が加えられた。
新たに「SKILL ANALIZER」と呼ばれる、決まった楽曲を3曲連続でプレイする、beatmaniaIIDXで言う段位認定と似たようなモードが追加された。

  • SKILL ANALIZERはコインプレイ(LIGHTプレー)の際、beatmaniaIIDXの段位認定のようにTRACK FINAL以外での選曲できる上限レベルが取得Lvで変わるという要素も兼ねている。

そして「FLOOR INFECTION」などの形で、FLOORから登場したアーティストが他のBEMANI機種にも進出したり、SDVXで登場した楽曲が他のBEMANI機種にも登場し*2、「コンテストから生まれたBEMANIアーティスト」の船出という、本当の意味でのスタートはここからといえる。
さらに掟破りともいえる、このゲームの収録曲の常識を破るという意味で、他のBEMANI機種の楽曲をそのまま収録する「POLICY BREAK」というイベントも開催されている。

2014年11月20日よりバージョンアップで稼動開始した「SOUND VOLTEX III GRAVITY WARS」は、流れるレーンがズームイン・アウトの演出によって視点が変わる演出が入る。
他の譜面要素では、アナログデバイスは今まで操作開始位置が固定されていた(青が左端、赤が右端)のが固定されなくなり、デバイスの譜面がレーンの外にはみ出すことがある。
また、チップやロング同士でBTとFXが重なって降ってくる譜面も登場するようになる。

2015年3月にはREAL MODELが登場し、ジェネシスカードと呼ばれる、実物のカードを集められるというおまけ要素が登場した。
特定のプレイを選択することで、専用の装置からカードを印刷して生成という形で入手できる。

2016年12月からの「SOUND VOLTEX IV HEAVENLY HAVEN」では、新曲が第4難易度「MAXIMUM」まで用意される形となり、バリエーションが大きく広がっている。
既存曲に追加される第4譜面は、「HEAVENLY」という難易度表記になる。

2019年2月28日から稼働開始した「SOUND VOLTEX VIVID WAVE」では3~4曲をミックスしてDJ気分を味わえる、AUTOMATION PARADISEという機能・モードが登場した。
同じ楽曲の組み合わせでも、組み合わせの順番で譜面の構成が変わったりするので、プレイヤーの個性が生まれると言えるだろう。

また他のBEMANI機種同士での連動イベントに合わせて、そのパロディ版とも言えるイベントを開催する傾向が多い。

ファミ通で2017年に行われたゲーム総選挙では、音楽ゲーム部門で第16位に入った。

シリーズ一覧

作品名 初出
SOUND VOLTEX BOOTH 2011/01/18
SOUND VOLTEX II -infinite infection- 2013/06/05
SOUND VOLTEX III GRAVITY WARS 2014/11/20
2015/03/11
(REAL MODEL稼動開始)
2015/12/04
(セカンドシーズンへ移行)
SOUND VOLTEX IV HEAVENLY HAVEN 2016/12/21
SOUND VOLTEX VIVID WAVE 2019/02/28
SOUND VOLTEX III GRAVITY WARS
e-AMUSEMENT CLOUD?
2017/10/13

楽曲

初音ミクやGUMIなどのVOCALOIDを使った楽曲、ニコニコ動画などで活躍するボーカリストが歌う曲、同人音楽界で活躍するアーティストの曲が収録されているように、プロとアマチュアの中間的な位置で活躍するアーティストの曲が多い。
近年DTMの敷居が下がったことで、クオリティの高い曲を作れるようになったことにより、ネットミュージックに注目している。
定期的に楽曲が配信されており、 FLOORで見事採用された楽曲・REMIX曲も続々と配信されて楽曲が追加されている。
特に追加の頻度が多く、毎週数曲という頻度も最近では珍しくない。

当初は上記のアーティスト関連のオリジナル曲や、BEMANI作品・コナミゲーム作品のREMIX曲を収録していた。
後にコラボレーションも行われており、マネーの虎で成功して設立された「EXIT TUNES」に関連する版権曲が2012年6月に登場した。
それから3ヵ月後の2012年9月14日には、同人作品では一大勢力を築いており二次創作が盛んである、上海アリス幻樂団(ZUN)が手がける弾幕シューティングゲームを中心とするゲーム・音楽作品「東方Project」のアレンジ楽曲が登場という、ユーザーのド肝を抜くコラボレーションも。

特に東方Projectはこの作品の同人誌即売会「博麗神社例大祭*3にSOUND VOLTEXの試遊台が出展され、新規東方アレンジ曲をいち早くプレイできるといった試みが行われている。
また、東方Projectのアレンジ楽曲コンテスト及び同作品に登場するキャラクターのアピールカードコンテストも行われるようになった。
SOUND VOLTEX初のサウンドトラックの第1弾が東方アレンジ曲のCDで、東方紅魔郷コンテストで採用された曲が収録されている。

2019年2月末から稼働開始した「SOUND VOLTEX VIVID WAVE」では、この機種のプレイヤー層が見ているであろうと思われる、「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」などの深夜帯を中心としたアニメ主題歌が収録された。
中には他のBEMANI機種で収録され既に削除された曲もあり、その機種に対して版権曲収録の方針で方向性の転換が図られている。

KONAMI Arcade Championshipでは毎回コンテストという形で、決勝戦の課題曲としてユーザーから募集した楽曲を採用している。
プレイヤーのチャンピオンを決める曲という重要なポジションということもあり、まさにユーザーがユーザーを作り、プレイヤーの繋がりを作るといっても過言ではない。
こういった楽曲の特徴から、他のBEMANIシリーズになじんでいるプレイヤーにとっては嗜好が大きく分かれるのではないだろうか。

判定・難易度表記の比較など

レベルは15段階となっていたが、KAC2013の決勝以降は16段階となっている。
しかし、レベル14~15の層が厚くなりすぎた影響から、IVから20段階になった。
特に旧レベルが13以上の譜面が細分化されているのが特徴。

一部の上位難易度の譜面や楽曲に関しては最初から出現しておらず、ブロックと呼ばれるポイントのようなものを消費したり、特定の条件を満たすことで初めてプレイできるようになる(これをインプットと呼ぶ)。
特定の条件を満たしてインプットが可能になる譜面もある。
譜面の種類の最上位難易度はEXHAUSTと表記され、ポップンではEXTRAを「EX」と省略することが多いが、SDVXではEXよりも「EXH」と略すことが多い。
「II」からは第4の難易度として「INFINITE」が、「III」では「GRAVITY」、「IV」では「HEAVENLY」が登場しており、この譜面は一部の楽曲にしか用意されていないが、定期的なアップデートによって追加されていく。
「IV」から登場した楽曲は「EXHAUST」より上位譜面の「MAXIMUM」が用意されており、4種類の譜面難易度が標準化している。

判定の種類は最も良い判定から順に「CRITICAL」「NEAR」「ERROR」の3種類。
このうち、ショート以外の判定は「NEAR」が存在しない。

ステージ数の表現は「TRACK」と呼ばれ、コンボ数は「CHAIN」、クリアすることを「TRACK COMPLETE」、フルコンボを「ULTIMATE CHAIN」、パーフェクトを「PERFECT ULTIMATE CHAIN」(単にPERFECTと表現することも)、クリア失敗を「TRACK CRASH」とそれぞれ表現している。

SOUND VOLTEX NOVICE ADVANCED EXHAUST INFINITE
GRAVITY
HEAVENLY
MAXIMUM
pop'n music NORMAL HYPER EXTRA

ポップンミュージックとの関連

ポップンミュージック20 fantasiaの企画として登場した「WE LOVE ポップンミュージック みんなでつくって20 ~アーティストはキミだっ!~」(以下みんなでつくって20)の募集の中で、オリジナル楽曲部門とボーカル部門がFLOORのサイト上で行われた。
詳細はみんなでつくって20のページを参照。

FLOORのサイトで募集されたジャケットイラストやアピールカードには、ポップン関連のキャラクターが描かれている。
基本的にはREMIXと関連のある楽曲のキャラクターが描かれているが、以下のような楽曲にも描かれている。

SDVXで登場したキャラクターでは、ポップンミュージックカード20第2弾の【ズキューン★VISITOR FROM SPACE!】でつまぶきが描かれており、オリジナル楽曲募集・ボーカル募集ではバナーにレイシスがポップン風に描かれているのを確認できる。
私立BEMANI学園の開催に伴って、ポップンキャラのミミニャミが描かれたアピールカードが新規に登場した。

その後、IIでは「FLOOR INFECTION」と呼ばれるイベントが開催され、ポップンにSOUND VOLTEXからの楽曲が初めて移植されることになった。
開催期間内に一定回数SDVXでプレイすると、ポップンでプレイできる楽曲が増えるという方式である。
これまでBEMANIフォルダには無かったSOUND VOLTEXのフォルダが新規で追加され、プレイヤーキャラとしてレイシスが登場した。
加えて、ちょうどこのころに登場したポップンミュージックカードのSunny Park第3弾で、この機種とのコラボレーションカードが登場した。

2013/09/19より、メグッポイドを使用した楽曲及びEXIT TUNESの版権曲や、そのキャラクターであるGUMIがポップンにも収録されることになった。

しばらく経過して過去のFLOOR INFECTION関連曲が常時解禁になった後の2019/12/05に、FLOOR INFECTIONからの曲ではない形で、[SDVX REMIX SELECTION for pop'n music vol.01]が登場。
過去のFLOORコンテストで、ポップン初出曲のREMIXで採用された楽曲4曲を、上記のAUTOMATION PARADISEの機能を生かしたミックス音源という形で収録されている。

移植関連

  • 灰色の背景はAC版ポップンでは削除曲
    詳細は各楽曲ページを参照。
  • 同時収録曲に関しては「ポップンからSOUND VOLTEXに移植された曲」に記載する。

ポップンからSOUND VOLTEXに移植された曲など

ポップンでの楽曲 SOUND VOLTEXでの曲名 / アーティスト名 備考
カプセルプリンセス ふしぎなくすり いっきのみっくす / ゆうゆ 全て既存曲のREMIX
コンテンポラリーネイション2 サヨナラ・ヘヴン(かめりあ's NEKOMATAelectroRMX) / かめりあ
土木ロック ガッテンだ!! Novoiski Remix / ノボイスキ
撫子ロック 凛として咲く花の如く スプーキィテルミィンミックス / マチゲリータ
ニエンテ neu BSP style / cosMo@暴走P
ヒートアップ Ignited Night burst / N-driver
ホンキートンク 遠く Dexholic Mix / Dixie Flatline feat.祭屋
サイレント 音楽-壊音楽 mix- / Leaf
音楽 -resolve- / Yu_Asahina
ノマディックネイション カラルの月 Verdammt Remix / Verdammt
ムラクモ 少年は空を辿る Prog Piano Remix / とろまる
スケールアウト Babel~Next Story~ / Power of Nature POLICY BREAK曲として原曲そのまま
理系ポップ 恋はどう?モロ◎波動OK☆方程式!! / あべにゅぅぷろじぇくと feat.佐倉紗織 produced by ave;new

SOUND VOLTEXからポップンに移植された曲など

ポップンでのジャンル名(【】内)、曲名
アーティスト名
SOUND VOLTEXシリーズでの初出 ポップンに登場した作品
レトロスペクティビリー・メリーゴーランド
はるなば
BOOTH Sunny Park
draw!!!!
Music by PHQUASE, Vocal by ぁゅ
超恋愛☆エクストリーム・ガール
Music by Ayatsugu_otowa, Vocal by みゅい
金縛りの逢を
はるなば
華陽炎-Hana Kagerou-
源屋 feat.Kuroa
II
ませまてぃっく♥ま+ま=まじっく!
かめりあ feat.ななひら
C18H27NO3
Team Grimoire
届け!シューティングスター☆
Noriyuki
VERSUS!!
しけもく

特殊
[SDVX REMIX SELECTION for pop'n music vol.01]・・・複数楽曲をMIXしたもの


関連用語

ポップンとの関連イベント
WE LOVE ポップンミュージック みんなでつくって20 ~アーティストはキミだっ!~
ポップンオリジナル楽曲コンテスト☆大収録祭
FLOOR INFECTION
POLICY BREAK

レイシス
【SOUND VOLTEX II -infinite infection- 起動しマス】

EXIT TUNES
メグッポイド / GUMI

DJ YOSHITAKA
dj TAKA
Sota Fujimori
Cody

BEMANI Backstage

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