メフィスト・ヘレス

「「誰か」の「駒」になる気はないのだよ」

【所属】 足洗邸
【名前】 メフィスト・へレス
【読み方】 めふぃすと・へれす
【種族】 悪魔・王
【H.N】 悪ノ華【ボードレール】
【登場巻】 足洗邸の住人たち。第1巻~13巻






【人物】

スーツにマント、シルクハットを着用した長身の男性。

本来の姿は竜にもピエロにも見える悪魔であり、階級としては最高ランクの
普段は飄々とした怪しい中年男性といったところだが、実際は「魔力の塊」と称されるほどの凄まじい力の持ち主で、かつては中央七支柱・第六軍団長を務める実力者だった。
しかし大召喚により蘇った大太解体魔人・ 手ノ鬼こと熊曾川上建命を部下であるアスモデウスが殺害してしまったことをきっかけに起こった大暴動の責任を取り、中央から抜けて市民として暮らし始める。

現在は中央八卦守・六十四卦の役割を担っており、万魔殿学園で英語を教えているが生徒たちの方が英語の発音がよく苛められているらしい。
見かけた生徒が石投げつける等教師としての威厳はない。
また教科書どおりの授業で面白みがないようで、栞ちゃんは彼の授業に出ない模様。

上記の普段の姿は魔力によってそう見せているかりそめの姿であるため、図星を突かれたり動揺すると顔面が文字通り歪むが、立ち直りも早い。

趣味はアヤシイモノ限定の古美術蒐集。
あまりに大量のコレクションを収納するため、自分の住む一号室を異空間とつなげておりどれだけ広いのか本人すら把握していない。
去年の大掃除では見知らぬミイラが三体ほどあったらしく、彼のコレクションを狙った泥棒が何人かいるようだ。
掃除をして自分が出てこれなくなったらどうする気なのだろう…いや普通に別空間から出てきそうではあるけど。
マサライが宿る楯を購入したのも彼である。
自分の集めた宝物を見せびらかすのも大好きで、うっかり話に乗るとその後が厄介。
過去何度か蒐集品にまつわる事件を引き起こしたりしているらしいが、全くこりていない。

万魔殿学園の創設者であるバアル・ゼブス=ベルゼビュートと親交があり、田村・福太郎を教師として雇うよう勧めた。
本人いわく月ノ子派でも蠅ノ王派でもない中立であるらしく、自分の理にかなわない行為は一切しない。
大太の血の鬼が足洗邸を襲撃してきた際にもほとんど傍観している状態であった。
なおかつての腹心であるアスモデウスとは現在親交は無く、手洗鬼を背後から不意打ちして殺害した件自体は、彼自身良かれと思って行動した結果だったがメフィストはそれに失望したらしい。

大太のような「進化する神」を殺すために秀眞に留まっているらしいが真意は不明。
普段は一人称として「ミー」を使うが、本性を出すと「俺」になる。

その本質は「悪」を操り、他者の悪を喰って自らの善とする「アンラ・マンユ」。アンリ・マユとも称される存在。
ゾロアスター教に登場する善悪を司る二大神の片割れであり、アジ・ダハーカ復活の手引きをしたとしてバステトヴェパールのやり取りの中に名前が登場しているが関連性は不明。
悪を司る神としての能力は未知数だが、逆転未来法を使おうとしたバアルが彼に何かを見て納得した描写がある。

アンラ・マンユとは本来ゾロアスター教、拝火教とも言われる宗教にて「悪」を司る強大な神。
それがなにを目的に潜伏しているのか謎のまま足洗邸の住人たち。の物語は終了する。

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最終更新:2025年01月02日 18:44