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ミッシングリンク [アヤメ 春慶 虚楼]

アヤメさんが入室しました
アヤメ->(未開の街シーナ
アヤメ->(山間の景色に瓦屋根の家が建ち並ぶ、独自の文化を培ってきた町
アヤメ->(人里からは少し離れた、少し豪華な、大きめの屋敷
アヤメ->(二階建ての和風建築。長い廊下に個室の扉が五つほど並ぶ
アヤメ->(その最奥。『二〇五』と書かれた扉の前に立ち
アヤメ->…。
アヤメ->(ピンポーン。と扉のチャイムを鳴らす。古びた様式に似合わない音
アヤメ->(短い足音の後、覗き穴から来訪者を確認したであろう少しの間、その後
アヤメ->『――はい。』(インターホン越しに若い男性の声がする
春慶さんが入室しました
春慶->(扉を開け出てくる、灰色の和服を来た眼鏡の青年
春慶->こんにちは。
アヤメ->こんにちは。(先ず挨拶し
春慶->何か?(出向かれる覚えはないのか
アヤメ->んっと、
アヤメ->んっと、
アヤメ->この間この地域で大雨が降ったじゃない。
アヤメ->君の部屋には何かトラブルとかは無かった?
アヤメ->店子さん全員に確認して回ってるんだ。
春慶->いや、特には無いよ。
アヤメ->ん、そっか。それなら良かったよ。
春慶->うん。
春慶->家の手伝い?
アヤメ->うん、そんなとこ。
春慶->…。
アヤメ->…。
アヤメ->(なんとなしにお互いを見合う
春慶->(夢の人狼に招かれた時も、この間の八貴族の交流戦も、初対面ではなかった。
アヤメ->(ただ、本当にそれだけである。知り合い、と言えるかも怪しい。大家の娘と店子の関係。
春慶->ま、それだけなら良かったよ。家賃滞納した覚えはないしね。
アヤメ->うん。…(春慶をなんとなしに見上げて
アヤメ->…えーっと、
アヤメ->貴族だったんだね。
春慶->こっちの台詞でもあるよね。
春慶->審判って事は亜人連合に入ってたんだ。
アヤメ->…まぁ、名ばかり貴族だけど。
アヤメ->この家―今はアパートだけどさ。これを手に入れる時に、
アヤメ->便宜上家権を継承したってことらしいよ。
春慶->へぇ。…。(少し考えるように
虚楼さんが入室しました
虚楼->――(などと話しているその背で
虚楼->(―――断ッ!
虚楼->(中庭に生い茂る木の一本が綺麗に刈り取られる
虚楼->(無造作に伸びていた葉が丸く落とされ、かっちりと手入れされた風体に
虚楼->オイ女ァ!(中庭から2人の方向に怒鳴る
虚楼->(黒の陣羽織姿の――首無しの男。
虚楼->この有様は何だァ・・・?ちゃんと人呼んで手ェ入れさせろっつったろうが・・・!
アヤメ->廊下から外に振り返って
アヤメ->(廊下から外に振り返って
アヤメ->まあまだいいかなって、ってお父さんが。
アヤメ->君が起きてから毎日綺麗で助かるよって言ってたよ。
虚楼->チィッ・・・ふざけやがって・・・!(首は無いが肩いからせ
虚楼->人の屋敷を勝手に賃貸にしやがって…何つう言い草だァ…?
春慶->…(なんか怒ってる首無し男を見て
春慶->ははっ、かつての貴族彩月院家の屋敷――が、今は賃貸アパートってわけ。(皮肉っぽく笑って
アヤメ->しかも若干のいわくつき。(手すりに頬杖突いて
春慶->首無し妖怪の。
アヤメ->うん。
アヤメ->よっぽど気にしない人かよっぽど変な人しか棲まないって。こんな所。
春慶->それ、僕は前者でいいんだよね?
アヤメ->んー……
虚楼->オイ!!(響く怒声
虚楼->ここら一帯全部刈るぜェ!? いいな!?
アヤメ->あ、うん。よろしく。
春慶->はぁ。(その様子見て
春慶->随分健康的じゃない。
春慶->そのまま首も天道の下に出ればいいのに。
アヤメ->そういうもんなの…?
虚楼->ぁあ!? 何か言ったかてめえ!
アヤメ->(そんなこんなで続く
アヤメ->(シーナ外れのアパートの奇妙な日常なのであった。
アヤメさんが退室しました
春慶さんが退室しました
虚楼さんが退室しました

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最終更新:2013年09月24日 21:32