崇卿さんが入室しました
崇卿->ッ!!(小さな手紙を睨みつけるように読み
崇卿->っっ!!(ぐしゃぐしゃに丸めて部屋のすみへ投げる
崇卿->・・・っ!
崇卿->ありっ、、えないですわ・・・
崇卿->(金鳳花家本家
崇卿->(崇卿様自室にて
崇卿->(使用人から受け取った手紙を読んだ途端豹変する崇卿様
崇卿->クリス! 早く拾いな―………ッ、こんな時に…
崇卿->(声呼ぶも、その者には休暇を与えている所、
崇卿->(広々とした部屋で独り、
崇卿->っ・・・!(部屋の隅に落ちたぐしゃぐしゃの手紙を睨みつけて怒りに震える
シスさんが入室しました
シス->(ひょいっと部屋に入ってきて
シス->あれー?スー?どうかしたのー?(緊張感なくへらへらっと
崇卿->ッ、!
崇卿->(咄嗟に左目に溜まった水分拭って
崇卿->ルネシスっ・・・!(ルネシスの元へ駆け寄る
シス->、? スー?(ただならぬ様子に目を開いて
崇卿->・・・っ(シスの前で一瞬だけ止まり、
崇卿->っ(胸に飛び込む
シス->うん。(驚くでもなく受け止め
シス->(抱き止めながら、崇卿の頭を片手で撫でる
崇卿->ルネシス・・・っ(いつになく弱々しい声で
崇卿->っ、、・・・
シス->…(ぽんぽん
崇卿->ごめんなさい・・・・・・・・・
シス->んー?なんでスーが謝るの?(へらっと笑って
崇卿->・・・っ、、
崇卿->・・・(黙ってしまう
崇卿->っ、、・・・
崇卿->・・・(シスにいっぱい頭ぽんぽんされて、しばし後
崇卿->或在お姉様が、結婚するそうよ…
崇卿->お相手は蒼菖蒲壱葦当主…
崇卿->(悲しそうに告げる
シス->へえー、そうなんだ。(あっさりと聞く 特別親しいでも無い2人の名前
シス->それが、
シス->スーは悲しいの?(頭を撫で続けながら
崇卿->「幸福」を重んじる金鳳花家では…
崇卿->いえ、そうでなくとも…代々貴族同士の「結婚式」には…
崇卿->莫大な予算をかけ…客人をもてなし…一生の思い出になるように祝う…
崇卿->そんな当たり前の風習があるわ…
崇卿->(当たり前の事を当たり前に。なぜか悲しそうに言う
シス->うん。そうだねー。人と人が結ばれるってしあわせな事だもんねー。
崇卿->私も…
シス->でも、スーはそうじゃないんだ?
崇卿->・・・
崇卿->いえ・・・
崇卿->私は・・・
崇卿->・・・
崇卿->貴方と……結婚式を上げたかった………
シス->、!(突然の言葉にびっくりしつつ
崇卿->(言いながら堪えきれず、涙を流してしまう
崇卿->っ、、
シス->あ、挙げようよー! 挙げたらいいじゃない?
崇卿->駄目ですわ……なりません…
シス->シスは何時だって…、(言葉を途切れさせ
シス->…ダメ、なの?
崇卿->っ、
崇卿->壱葦当主と長女の或在と…近い日取り等…なりません…
崇卿->・・・
崇卿->結婚式には莫大な費用と大量の来客が必要なのですから…っ…
シス->うん。そっかー(彼女なりのこだわりを、彼も理解したようで
シス->だいじょーぶだよー。(ぽんぽん
シス->シスはいつまでだって待てるし、
シス->スーはいつまでだってキレイだもん。(ぽんぽん
崇卿->・・・っ、、
崇卿->、(シスの腰に手を回し
崇卿->あたりまえですわ・・・っ
シス->うんうん。だからさー、
シス->いつかきっと、ここしかない! って時が来るよ。(ぎゅっと崇卿を抱き締めて
崇卿->っ・・・
崇卿->(抱きしめられ思わず
崇卿->愛してますわルネシス………(小さな声で呟く
シス->ゎ。(照れたように小さく笑って
シス->あはは、ふいうちだなー。でも嬉しいや。
シス->ボクは何時でも、 今でも「幸福」だよ。
崇卿->っ・・・
シス->…スーもそうだと嬉しいな?
崇卿->はい、私も・・・(今、気付きました。)
崇卿->(壱王を出し抜くため、アンリを困らせるため、同じ家のルネシスと結婚する…そんな風に自分に言い聞かせていた。
崇卿->(壱王を牽制し、先に式の予告までしていた所を、まさかの或在に持って行かれた。
崇卿->(計画が瓦解し、自分の詰めの甘さに苛立ちを覚えた後、ふと浮かんだ疑問
崇卿->(このままルネシスと結婚できなくなるのでは…?
崇卿->(持ち前の思考力で悪い思考悪い思考ばかりが先行し、不安と寂しさに潰されそうだった。さっきまでは…
崇卿->私も・・・今、
崇卿->貴方に出会えて、「幸福」です。
シス->あははっ、(頬染めて笑って
シス->ボクも今、いっそう幸せになっちゃった。(へへっと
シス->ずーっと幸せでいようね。崇卿。
シス->愛してるよ。
崇卿->・・・っ
崇卿->、、っ、
崇卿->今日は、特別ですわよ・・・(精一杯の強がりの言葉
崇卿->っ、
崇卿->、(シスの体からちょっとだけ頭を離して
シス->、ん
崇卿->っ。(涙をいっぱい浮かべた目でらしくない顔してシス見上げ
崇卿->―ん。
崇卿->(いつものセリフは言わずに。ただ純粋に求める。
シス->、
シス->へへ、(笑って
シス->(崇卿の顎を指で持ち上げ
シス->(まるで普通の恋人みたいに、その唇を奪う
崇卿さんが退室しました
シスさんが退室しました
最終更新:2015年12月09日 19:15