エルド->(地下への階段を下り、
エルド->(二人が居る筈の地下室へと
ミアさんが入室しました
ミア->(扉の前でばったり。片手には医療キット箱
エルド->…。(ばったり会って、ミアをはた、と無表情で見て
エルド->…どうも。
ミア->(お辞儀
ミア->お客様が降りてこられたということは、終わったのですね?
エルド->…ええ、そうですね。
エルド->…それで、怪我人の様子を。(ミアを見ながら
ミア->今しがた、処置を終えたところです。(扉を明け、中へ案内
群雀ノ椿さんが入室しました
ららさんが入室しました
群雀ノ椿->(手当てされたのか、苦しげな表情だが命に別状はない
群雀ノ椿->(苦しげなのは、限界を超えつつある飢餓感故か
エルド->…どうも。(中に入り、怪我人達の様子を確認
ミア->…襲撃直後は加護も薄くなりがちです。
群雀ノ椿->(ただでさえ日々疲弊し、なんとか聖別した水のみでつないできた体に、瀕死の一撃
らら->…(ベッドで静かに眠っている(ふりをしている
エルド->…。(どちらも外傷自体は大きくない。疲弊が失せないのには何か別の要因がある、か。
エルド->…ま、自然回復待ちって感じですか。(二人の様子を見ながら
エルド->(…ららさんの方は意識が戻っててもおかしくなさそうだけども。…まあ、回復に個人差はあるか。
ミア->お客様もよければ施させていただきますが…?(エルドの背を見遣り
エルド->…。(ミアを一瞥し
エルド->あぁ、それなら…お願いできますか。(…良い機会かもしれない。
エルド->背中は流石に、自分で包帯巻き辛いもんでね…(傷を晒す無警戒をアピールできる。…今度の調査は、少し長くなりそうだし。
ミア->畏まりました。(お辞儀
エルド->(エルドの腹の内は、空気を通してららにのみ伝わる。
エルド->(…起きてるかどうか解りませんけど、どうか、『寝たフリ』していてくださいね。
らら->………(ベッドで静かに眠っている(ふりをしている
ミア->ではこちらにお掛けください。上着はご自身で脱げますでしょうか?(ベンチソファーに案内し
エルド->…はい。どうもすまんね。(ベンチソファーに腰掛け
エルド->(てきぱきと上の衣服脱いで治療モード
ミア->こちらこそ、加勢できなかった手前もありますので(消毒薬やら包帯を準備し
ミア->お客様が居て、助かりました(応急措置を施していく
エルド->…まぁ、他にも数名居たんでね。事なきを得ました(至って普通に治療を受ける
ミア->ええ。それは何よりです(――心の声が聞こえるならば、まるで聞こえない。
ミア->((ボールドミス
ミア->(端的に考えている事はある。椿の心配、ららの状況、エルドのこと、戦況の事
ミア->(無心では無いが、混沌としていて形容に尽くしがたい。心が見えない。
エルド->(…諜報員を諜報する、なんて、妙な任務。(目を閉じ
ミア->DT、でしたか。人気を強さにしていたようですね。
エルド->(己には荷が勝ちすぎる務めかもしれないが、とにかく。…自分は暫く、此処に通うしかないわけだ。
エルド->…そーですね。存在力なるものがあるそうで。(出来るならば勘弁被りたい、未知の戦闘者溢れる喫茶EBに。
エルド->…そりゃまあ愉快に自撮りしてましたよ。
ミア->そうでしたか。助力したかったのですが生憎。
エルド->いえ。…その間治療してくれてたんでしょう。
エルド->なら役割分担って奴です。
ミア->気遣い、ありがとうございます。(テキパキと治療を終え
エルド->…どうも。ありがとうございます。(言い
ミア->…個人的にはあの手の姫はイジメがいがあるのですが…それはまた今度に致しましょう。(半目でぼそりと、本音っぽい
エルド->(上着を手に取りながら)…あれ。任せといた方が良かった感じですか(ボソッと返し
エルド->(ちゃっちゃと着直す
ミア->いいえお客様。あの手解きも中々痛快でございました故。(瞑目し
エルド->…まー、メタるべきでしょう。出来る限り。(上着羽織って
エルド->…そう、(椿の様子見て
エルド->椿さん、でしたか。…疲労にしては、少し様子が違うようですけども。
ミア->はい。怪我の方は別状は無いのですが…(椿の方へ
群雀ノ椿->(生死の境をさ迷うかのような苦悶 後頭部の傷はミヅハの治癒魔法もありそこまででもない
エルド->…何でしょうね。(…そういや、さっきららさんが何か話してたような。
群雀ノ椿->(症状から見れば栄養失調による餓死に近づいている感じ
ミア->椿様、私の声が聞こえますか?(手をそっと握り
ミア->聞こえたら指先で良いので返事していただけますか?
群雀ノ椿->(苦悶の表情と、冷たい手 僅かに目をあける
群雀ノ椿->(指先でトン、とミアの手を叩く
ミア->椿様…、今、椿様に必要なのはお食事…というより水。
群雀ノ椿->(トン、トン
ミア->それも通常のものではない特殊な聖水。そうですね?
群雀ノ椿->(トン
らら->……(ベッドで静かに眠っている(ふりをしている
群雀ノ椿->(…トン
群雀ノ椿->(返事は、遅れても含み…2回、“NO”
エルド->…。(一連の様子を見ている
らら->邪魔。するわ。(体を起こし
らら->私、心が流れてくる。(ふわ~っと飛んでミアの隣に
ミア->、お客様(ららに少し驚いて
らら->イエス・ノーしかわからない質問じゃなくて。
エルド->…おはようございます。(…やっぱり起きてましたか。
らら->心の声を…流して伝えられるよ。
ミア->…(コクリと頷く
らら->…おはよう。(エルド見ずに返して
エルド->…。(ま、そうですね。それが合理的です。
群雀ノ椿->(…もう、限界…です…雀…を…
らら->もう限界です。雀を。(淡々と述べる
ミア->…お仲間の雀を、呼ぶ必要があるのですね。
群雀ノ椿->(1羽でも…いい…雀…
らら->1羽でもいい。雀。
ミア->……、
らら->雀を食べるの?
エルド->狩ってくれば良いんですか。(殺伐脳
群雀ノ椿->(… スッ、と 手の力が抜ける
らら->前に、半身だと言ってました。雀が。
群雀ノ椿->(…おかしいですよね。私は、とうに死んだ身。
ミア->ええ。彼女は雀の精霊に近いと。
らら->とうに…死んだ身…?
群雀ノ椿->(なのに浅ましくも、生き永らえようとしています
ミア->…………、
群雀ノ椿->(…私は、雀の精霊ではないのです。…雀は、いいです
らら->良いじゃない。
らら->生きなよ。
群雀ノ椿->(…ですが、雀はいないのです
らら->(ららの心に流れてくる言葉にららが言葉を返す。一見会話に見えない会話
らら->死ぬのね。雀がいないと。
群雀ノ椿->(死にます。…かつては天に昇れず、地に堕ちることもできなかった身
群雀ノ椿->(今度こそは罪悪を負って地に堕ちるでしょう。それが元々のサダメ。
ミア->雀はあれから一切見なくなりました。餌撒きも効果はありませんだしたし…
らら->「罪悪を負って地に堕ちる」………そうです。(ミアとエルドに伝える
ミア->…………(罪悪。
ミア->(地に堕ちる。
エルド->…。(恐らくはミアと同じ位に、複雑な心境が胸を奔る
エルド->…ま、いいじゃないですか。(口調はあっさりと
エルド->罪悪負ったままのうのう生きてる人間なんて沢山居ますよ。
エルド->雀の一匹くらい探して、連れてくれば良い。
ミア->……そうですね。
らら->………(エルド見て
らら->死ぬのよ?
らら->雀がいないと。
エルド->…はい。だから連れて来ましょう。(ららを見て
らら->…
らら->そうね。
エルド->…まー、間に合う保障はできませんけど。
らら->間に合わせましょう。
らら->少ないほうが良いもの。葬儀の仕事なんて。
エルド->…死ぬタイミングなんて何時でも選べますしね。本当に止めたくなった時に止めればいい。
群雀ノ椿->(力なくミアの手をすり抜ける、小さな手 布の上を僅かに動く それは2度
ミア->…限界なのですね。
らら->ミアさん、
らら->雀を探す手段は、ありますか?(ららがミアに問う。
らら->(問うだけ。問うだけで答えを得るのとほぼ同義。浮かんだ回答、心の声は、ららへと流れ着く
群雀ノ椿->ぁさに…みあげて…ぁさ…すズめ… (意識なく虚ろに
ミア->…判りません。元々付近に雀は居ませんでした。
ミア->手段は思い付きますが、、餌撒きも効果が無く。
ミア->……(あとは造るか。
らら->…手段が、あるのですね?
群雀ノ椿->ひるに…ミおろし…ひる…すズめ… (──童謡か、民謡か
群雀ノ椿->(雀が、大好きで、とても大好き
ミア->……お二人様、良ければテラスに居ないか見てきていただけませんか?
燕の群れさんが入室しました
燕の群れ->(バサバサバサバサバサッ
燕の群れ->(突然
燕の群れ->(地下室に
燕の群れ->(大量の黒い鳥畜生が現れる
らら->…え?
ミア->、! これは(椿を庇うように立ち上がって
エルド->…はぁ。
燕の群れ->(燕の群れが椿の周りにバサバサと
群雀ノ椿->(うなされるように、歌詞を口ずさみ続け
燕の群れ->(やがて、その群れの上に、すーっと浮き上がるように
燕の群れ->(小さな女の子の姿が現れる
燕の群れさんが退室しました
群燕ノ樺さんが入室しました
群燕ノ樺->私は群燕ノ樺。燕と共に生きる者です。(深々とお辞儀
ミア->、ミアと申します(お辞儀
群燕ノ樺->それで……その、(周囲を伺うように見て
ミア->椿様のお知り合いで?
群燕ノ樺->一匹……はぐれてしまったのでしょうか。
群燕ノ樺->はぐれ雀が混ざって居りまして。
らら->はぐれ雀…?
群燕ノ樺->…はい、こちらです。(肩に乗った色違いの一匹を手に移らせ
群燕ノ樺->(…なんて、本当はボクが捕まえてきたんだけど。(ららの脳裏に聞こえる声
群燕ノ樺->(…正直、感情が甘い、から、長持ちはしそうにないんだよね。
らら->……?(樺を見つめる
群燕ノ樺->こちらの雀は、この方のお供ではありませんか?(ベッドの椿に
エルド->…。(…いや、なんだ。
エルド->…(ご都合主義過ぎて不安が過ぎるな…
ミア->……椿様、一羽ですが雀が。
群雀ノ椿->(雀が、自分から椿の上に乗る
群雀ノ椿->…浅ましく、愚かで、役立たずで、私は、生きる価値がないのに
群燕ノ樺->…(…さて、見届けたい所だけど。あまり長居するのも不都合だ。二つの意味で。
群雀ノ椿->(動いた右腕が、つぶらな瞳の雀を掴む …だが、止まる
群雀ノ椿->…どうか どうか ひとばらい を
らら->…行きましょう。
群燕ノ樺->で、では私はこれにて…!(燕と共にぺこっと頭を下げ
ミア->…、5分後には戻ります。
群燕ノ樺->(一足先にばさばさ去ってゆく
群燕ノ樺さんが退室しました
らら->人払いね。(静かにそう言って、ふわ~っと飛んで地下室から出て行く
エルド->…はい。(地下室の外へと
ミア->(あとに続く、途中、椿に振り返り
ミア->……。
群雀ノ椿->嗚呼、罪悪は、決して、許されない
ミア->(お辞儀し、扉を閉める
群雀ノ椿->(口を、開く) 『レイゼンの霊峰にて、歳若くして朽ち果てた巫女。名は椿。』
群雀ノ椿->(…雀に涙が零れ落ちる) 『彼女は雀が好きな優しき巫女であった。日々雀達と戯れ、村人から“雀ノ巫女”と親しまれていた』
群雀ノ椿->『だがある時、領主より…天災を鎮めるため死を命じられ、霊峰へと登った。』
群雀ノ椿->『長き絶食の果て、餓死の寸前、霊峰に雀が大量に飛び交ったという…』
群雀ノ椿->『が、巫女は一つ過ちを犯した。』 (…バリ、ン)
群雀ノ椿->『空腹のあまり、彼女は大好きな雀を手にかけ、口に運んだという。』
群雀ノ椿->『清き死を命じられた身、高潔なる巫女、雀を愛す少女。だが、飢餓感はそれを上回った。』
群雀ノ椿->『……雀をいくら食べても食べても腹は満たされず、やがて巫女は無残に死んだ。』
群雀ノ椿->……(起き上がると、地下の扉を開ける
群雀ノ椿->もう、大丈夫、ですよ。
群雀ノ椿->『魂は天国にも地獄にも行けずこの世に留まることになる。“群雀ノ椿”の始まりである。』
ミア->椿様。
群雀ノ椿->(これには重要な一文が抜けている
群雀ノ椿->……もう、大丈夫、です。ご迷惑をおかけしました。
らら->………(黙って椿を見つめている
エルド->…。(ちら、と様子を窺うように椿を見る
らら->(ららの心には全て、心の全ての感情が流れ込んでくる
群雀ノ椿->(階段を、登る 気づけば姿は雀柄の羽織のみ
群雀ノ椿->(物語のうち、一文のみ…霞がかったかのような形
群雀ノ椿->(そのまま外に出る
雀の群れさんが入室しました
雀の群れ->(喫茶の空を舞う雀の群れ
ミア->…、これは……
らら->(ふわ~っと飛んで外を見上げる
らら->群れが……
群雀ノ椿->私は、群雀ノ椿、です。…本当に、ご迷惑をおかけしました。
エルド->…(少し遅れて出てきて、空を見上げる
ミア->椿様。謝るのはこちらです。(少し表情を落として
群雀ノ椿->…ミアさん。
ミア->元々私の不足が招いた事態。
群雀ノ椿->また、来ますから(はにかんで
ミア->申し訳ございませんでした(お辞儀して
ミア->――、はい。またのお越しをお待ちしております(顔を上げる
雀の群れ->(ダパパパパパパパパ…と去っていく大群
群雀ノ椿->(羽が舞い散るように、消える
群雀ノ椿さんが退室しました
らら->………(暗い顔で見送る
雀の群れ->(空を群れが旋回
雀の群れ->(ららに、メッセージを送るかのよう
雀の群れ->(『──死後の魂は悔やみ、地獄へ落ちようとした。しかし、雀達がそれを止めた。人の罪悪は、誰かに赦されるべきである。』
雀の群れ->(東へ消える
雀の群れさんが退室しました
らら->………
エルド->…。(無言で見送り
らら->そう…
らら->そうなのね…
エルド->…。(何が聞こえたのか、特に訊く様な事はせず
エルド->ま、…いい塩梅ですし、ぼちぼち帰ります。
エルド->(誰に言うでもなく歩き出す
らら->、・・・(それを見送り
ミア->(お辞儀し見送る
エルド->(…正直、ああいう空気は苦手だ。…どんな顔してたらいいのか分からなくなる。
エルド->じゃ。(片手挙げて2人に挨拶し、去ってゆく
エルドさんが退室しました
らら->…
らら->(ミアの向かいに浮かび
らら->私、ららよ。
らら->らら?ぴゅあらほわいと
ミア->らら様、ですね。
ミア->申し遅れました。私はミアと申します。
らら->うん。
らら->私、心が流れてくるの。
らら->そういう。種族。能力。(淡々と
らら->貴女は………(なにか聞きかけて
らら->…(それ以上訊かない
ミア->はい。何でしょうか?
らら->…
らら->ううん。なんでもない。
らら->訊く事じゃないわ。
ミア->…心が流れてくるのですね。何かと心労、痛み入ります。
らら->…えぇ。
らら->そう、ね。
ミア->ここは特に、色々と抱えている方も多いかもしれません。
らら->…(ミア見つめ
らら->そう、ね。
らら->じゃあ、帰るわ。(私が掘り出す事じゃない。
ミア->(正論と、適切な発言をしている。本心かどうかは、判らない。
らら->(強く思えば、勝手に心が流れてくるから。
ミア->次はお茶を淹れます。またのお越しを。(頭を下げる
らら->ええ。
らら->(飛んで行く
ららさんが退室しました
ミア->(見上げて見送り
ミア->…、(ふぅ、と息を吐く
ミア->……(少し考えるが、答えはでない。
ミア->(どうすべきかは判るが、どうしたいという心は判らない。
ミア->(読心されなかったのは術や訓練ではない。
ミア->(彼女自身、自らの心が判らない。
ミア->……(判らないのではなく、そもそも無いという話ですね(自嘲するように
ミア->(店内へ戻る。そして何事もなかったのように。
ミアさんが退室しました
いのりさんが入室しました
いのり->はぁ。(店の壁に凭れる普通男子
いのり->…流石に、無理矢理やると疲れるなぁ。普通に渡しに行けば良かったかな。(独り言のように
いのり->…まぁ、
いのり->…「自ら率先して人助け」なんて、らしくないよね。
いのり->皆を応援するクピドとしては、さ。
いのりさんが退室しました
最終更新:2016年03月28日 20:08