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十六夜の綺麗な夜に [忍奉 珊瑚]

忍奉さんが入室しました
忍奉 : (──キアシス駅前、マスコットキアピー君の前。執事服では無い男が、キアピー君時計を見ている。
珊瑚さんが入室しました
珊瑚 : っだー…! ありえない!ありえない…!!(遠くに見える、全速力で走ってくる誰かさん
珊瑚 : (全然眠れず結局徹夜 服選びとメイクに時間を掛け過ぎた結果この時間 朝って一体なんですかね?知らない概念だなあ??
忍奉 : (それに気づいて、手を振る 灰色のシャツに、赤いラインの入ったジャケット 黒いスリムパンツに白いソックス、そして黒革靴)
忍奉 : (赤いリボンの黒ハットの縁を手で押し上げて)待たせてしまったかな?
珊瑚 : あ! …こ、こんにち …じゃない、おはよーございますっ!(走り寄って来て、立ち止まる ぜーはー
珊瑚 : お(Aラインの膝丈ワンピースに春物ジャケット ヒールパンプス 今日は伊達眼鏡は無く、裸眼
忍奉 : おはよう、珊瑚クン。む、コンタクト…というわけでもないのか。
珊瑚 : (普段の私服はもうちょいキテレツなのだが、色々スタンダードに女子っぽい仕様 そう…デートだから!
珊瑚 : ぁ、ぁあ、眼鏡です!?(ひゃはっと顔上げて)実は視力悪いってわけじゃないんですよ。(両手でこめかみ触って
忍奉 : なるほどね!…では服装の評価と感想については後ほど!(あっはっは、と
珊瑚 : 普段は伊達眼鏡ってやつですね~…(ようやっと落ち着いて、忍奉をチラッと見上げる
珊瑚 : …(前回あんな事言ったはいいけど…(じー
忍奉 : (いつもの微笑み 少し赤く染まった瞳 この距離で直視しなければ気づかない、僅かな色合い
珊瑚 : ひゃはっ(目が合って
忍奉 : さ、まずは早速移動しようか。お手を拝借…だと一本締めか!終わってしまう!
珊瑚 : な、なんか…すごい新鮮ですね?先輩の私服姿ってホントの本当に初めて見ますよね。
珊瑚 : は、はい! 本日はよろしくお願いしまぁす!
忍奉 : あっはっは、実は執事服が一週間分ぐらいあるんだよ(手を差し出し)どうぞ、珊瑚クン
珊瑚 : !(手を見て固まる
珊瑚 : こ、これは なんていうかそのまさかつまり(顔紅くして
忍奉 : 抱えて転移とかしてるんだから今更だったり…おっと、すまない。こういう場合は…
忍奉 : (手をそのまま伸ばし、片手を握る)こちらから、だったね?いこうか!
珊瑚 : !!(握られて小爆発(珊瑚が
忍奉 : (振り向かず、ゆっくりと手を引いて歩き出す)
珊瑚 : (既に限界突破感がある 大丈夫か南城!この一日を無事に過ごすことができるのか!?
珊瑚 : (手を引かれ、少し俯いて歩いていく 既に真っ赤
忍奉 : まあそんな緊張することは無い。私もこうして誰かと手を繋ぎ、歩くのは初めてだからね!
珊瑚 : そ、うなんです?(後姿を見て
珊瑚 : 先輩、全然緊張してるよーには見えないですけど…!
忍奉 : 実は心臓が飛び出そうなんだよ。いや、この前飛び出てたけど。あれとは別な感じの。
珊瑚 : それ洒落にならん奴です!!
忍奉 : これがブラックならぬブラッドジョーク。和んでもらえればありがたい!
珊瑚 : ギリギリを責める姿勢ですか!?もう!(も~…全然掴めないなぁ!
忍奉 : よし、オッケー!いつもの調子になったところで(ちょっと手を引っ張り)横に並んで歩くとしよう。後ろ向きには話しにくい。
珊瑚 : 、は、はい(隣に並んで
忍奉 : なーに、このキアシス外路は人が少ない。道幅もあるし、2人ぐらい横に並んでも迷惑にはならないさ
珊瑚 : そーそー。賑やかなのは学生街の方で、この辺は割と落ち着いてるんですよね。
忍奉 : さすが現地民!私より詳しいな。おっと…行きはそうだな、珊瑚クンの話を聞こう。
珊瑚 : そりゃー長年のキアシス民ですから! …って、あたしの、ですか?(自分指差して
忍奉 : 私は正直、珊瑚クンのことをよく知ってるとは言い難い。面白いのは知ってるけど。
珊瑚 : … 確かに、そーかもしれないです、ね。
忍奉 : ほら!あれだよ、初対面は頭踏んだからね私!我ながらひどい対応だったし!
珊瑚 : しかもその後には契約書書かされましたよね!?いやアレ結果的には良かったんですけど!
珊瑚 : 損害賠償など無かったのに!
忍奉 : あっはっは、メンゴメンゴ!いやほんとすまない、人手欲しかったんだ。
忍奉 : おっと、過去の過ぎ去りし過ちはいいとして、珊瑚クン。
珊瑚 : そんなに人居なかったかなぁ… はいっ?
忍奉 : そんなわけで何年も学部に居ることとか、甘いものは比較的いけるとか
忍奉 : そういうところしか知らない感じなので、PRポイントがあれば…今さ!
珊瑚 : ……! な、南城のアピールポイント…!(ぐるぐる目
忍奉 : …時間切れ!(珊瑚の気を引いている間に、目の前に高い高い柱が見えてくる
珊瑚 : え、、えぇっとぉ…… とはいえ南城ひたすら凡庸な学生街道を歩m――?(目の前を見上げて
珊瑚 : ココは………
忍奉 : 続きはエレベーターの中で。ジャストタイム、登りが出るところだ。しかも貨物だけで、人は私達のみ。
忍奉 : さ、遅れたら次は1時間後だ。いそげー!(手を引いて早足
珊瑚 : は、はーい!!(小走り気味に連れられて
忍奉 : (切符2枚を見せ、乗り込み。プシュー…と閉じる大型の二重ドア。
忍奉 : さ、だいたい上まで10分ぐらいか。行き先はもちろん、私だから秘密にしていたんだけれど
忍奉 : もうお気づきの通り珊瑚クン、今日のプランはだいたい“上”なのさ。
珊瑚 : (白黒してるうちにドアが閉じる)…はい、此処ってアレですよね
忍奉 : ずばり珊瑚クン、上には行ったことは!
珊瑚 : …二度ほど! ぁ、でも観光した事は無いです!授業の一環だったんで!
忍奉 : く、やられた…珊瑚クンならそんなオシャンティな天使の都とか行かないと思ってたのに…(がくりと
忍奉 : これは決して珊瑚クンをけなしているわけではない、けなしているわけではないぞー!
珊瑚 : そのイメージはその何です!? ほら、天使族って魔法使うじゃないですか!
珊瑚 : たまにあるんですよそーゆー異文化交流的なアレが…オシャンティはともかく魔術関連は色々手を出してるんです!
忍奉 : うん、それは知ってる。…ってことはまぁまぁ正解か。いやー、珊瑚クンが…
忍奉 : スカイロード通だったらどうしようかと。いや、そうなれば私が案内されればよかっただけか!
珊瑚 : …。先輩は初めてですか?スカイロード。
忍奉 : (強化ガラスの外の風景はキアシスを見下ろすものに)何度か。いや、何度もか。
忍奉 : これは今回のデートに関係なく、私の趣味で。まさに異文化交流的なものだよ。
珊瑚 : へぇぇ…! …っていうかそうですよ。(隣を見て
珊瑚 : あたしの方も忍奉先輩の事、びっくりするほど全っ然知らないですよね。 …まー予期せず色々知る事にはなりましたけど!
忍奉 : あっはっは、私はライスよりラーメンが好きだぞぉ!
珊瑚 : なるほど! 普通に知らなかったー!!
忍奉 : 実は辛いものはいけるけど甘いものが好きだぞぉ!
珊瑚 : なるほど! 甘いもの好きですよね!あれだけ色々作ってましたしね!
忍奉 : (そんなやり取りしつつ、いつのまにか天空へ)
忍奉 : おっと、私がいかに菓子に力を入れているか語っている間に着いてしまった
忍奉 : つまらない話ですまない…
珊瑚 : ぉっと、結構あっという間でしたね~
珊瑚 : いえ!なんてゆーか…先輩豆知識が増えまくった感があります!(親指立てて
珊瑚 : (マメ知識のみが増えまくった感があります!!
忍奉 : よし、次の菓子フェアは5月だから任せよう。
忍奉 : (特に違和感なく手を繋ぎつつぶんぶんして)ところで朝ご飯は?
珊瑚 : 任されました! …そして食べそびれました。(必死でめかしこんでました
忍奉 : なんと見ての通り、お弁当も何も持ってきてないフリースタイル!
忍奉 : しかし今から食べるとむしろお昼ご飯に近い。難しい時間帯だ。
忍奉 : (銀の腕時計見遣り)10時付近というのは厄介だ。そこで敢えて…クレープとかどうだい!
珊瑚 : クレープ!!(テテーン!(目が輝く
忍奉 : 朝にパンケーキを食べる家庭があるように、むしろクレープならば正解に近い。
忍奉 : ということでスカイロード入り口に新しく出来たクレープ屋があそこだ!いくぞ珊瑚クーン!
珊瑚 : はーい!れっつごーです先輩!
忍奉 : (… フルーツクレープを片手に、スカイロードの歩道を歩いていく
珊瑚 : (迷いに迷った結果同じフルーツクレープ)流石新装開店だけあって人気でしたね~
忍奉 : まずはノーマルなところだ。もしかして来たことがあるかもしれないが、展望台だ。
珊瑚 : (もふ)~~~んま!(感動
忍奉 : うん、思ったより並んだ。甘味はいいねぇ… …展望台から地上を見下ろすのは定番!
忍奉 : (辿り着き、望遠鏡にコイン入れて)セントラルが見えるらしいよ!
珊瑚 : へえ!此処から!(わくわく
忍奉 : よりにもよってセントラルが見えるってところが、私達の間の悪さを象徴してる気がするね!
忍奉 : (瓦 礫 で あ る …が南側が猛烈な勢いで復興、線路が通ってるのが見える
珊瑚 : …よりにもよって今のセントラルですからね! (望遠鏡から景色を見て
珊瑚 : …なにか新しくできるんでしょうか?
忍奉 : ニコラスクエアっていう駅ターミナルが出来るらしい。遊園地もあるみたいだから、行ってみたいねぇ
珊瑚 : へー、遊園地!!(声が明るく
忍奉 : わざわざ途中から徒歩かバスでなく、完全にセントラに乗り付けられるのは便利になるねぇ。おっと…(銀時計見遣り
珊瑚 : いいですよねぇ…遊園地…夢と希望とワンダホーのロマン…
忍奉 : もっと上に行くよ珊瑚クン。遊園地ではないが、天空回廊にご招待だ。
珊瑚 : 天空回廊!南城行った事無いんですよ!(ゎーぃ
忍奉 : (展望台から中央の天空の城に続く、半透明の自動歩道
忍奉 : (乗りつつ、珊瑚に)こういう場合は天空の城になぞって言うことがありそうだ
珊瑚 : うわ!すっごい!高所恐怖症は泣きますね!(子どもみたいにはしゃいでいる
忍奉 : みろ!人が!
珊瑚 : ゴm―――あかんです!
珊瑚 : せめてアリくらいにしときましょう!
忍奉 : (手を繋いで)いいからいいから。3分間は待ったので、せーの!
珊瑚 : バ●ス!!
忍奉 : バル○!!
忍奉 : (…はしゃぎつつそのまま天空の城)珊瑚クン、チケットある?
珊瑚 : これでお城崩落したら泣きますよ!? … (鞄ガサゴソ
珊瑚 : … いや、ちょ、ちょとt待って、、、無い無い25回は確認した筈――
珊瑚 : ―――  い、いや、、絶対あります!絶対に!(ぐるぐるテンパって
忍奉 : …おっと、珊瑚クン(ぴっと頬に指あてて
珊瑚 : 、!
忍奉 : ああー、あったあった、2枚目!(チケットが手に2枚
忍奉 : (受付の人に見せる 番号08と09 珊瑚の手を引いて通過
珊瑚 : 何、、ですってぇ!?(受付を通り、城内へ
忍奉 : あっはっは、私が持っててよかった!──内緒だからね?(シャッ…と消える09のチケット
忍奉 : 血達磨忍奉、血器“身代り”の術。なんちゃってね
珊瑚 : ……… な、なるほど。(キョトンと小声で
忍奉 : (小声で)内緒でと言ったけど、あの受付の天使クンにバレてる
珊瑚 : そのっ …すみません。なんかもー…(ちょっと涙目) …マジです??
忍奉 : (小声で)たぶん2枚セットで購入したの覚えててくれたから見逃してくれてる。あとで郵送しようね…
珊瑚 : はぁい…(しょぼん
忍奉 : こういうハプニングもつきものさ。さ、昼食だ。
忍奉 : (天空の城 貴族御用達の居城の中層にてランチ
珊瑚 : うわあ!ビックリするほどオシャンティな料理の数々!(食べ物見て急に元気になる
忍奉 : オススメはスカイフィッシュ入りスープ。スカイフィッシュが見えないが、スカイフィッシュ入りだ。
珊瑚 : スカイフィッシュ!あれってホントに食べられるんですねぇ…ご当地物は迷わず!いただきます!
忍奉 : …(スプーンを何回か通して)やっぱりスカイフィッシュなくない?
珊瑚 : … (スープくるくる) よ、良く煮込まれてるのでは?
忍奉 : (飲みきって)…やっぱりスカイフィッシュなくない?
珊瑚 : …(両手合わせて)あ、あまりに自然に溶け込んだ味なのでは?
忍奉 : (謎のスープ以外は美味しく頂き)
忍奉 : …さて、メインにいこう!眠気は平気かい、珊瑚クン!
忍奉 : これから向かう場所がある意味、本丸だよ!
珊瑚 : はっ(徹夜がバレてる…!?)
珊瑚 : …これから、何処に行くんです?
忍奉 : (天空回廊で下りつつ)授業でなら、行ったことは無いか。この都市には偏屈な場所があるんだ
忍奉 : (降りていくと、ドンチャン騒ぎが聞こえてくる
珊瑚 : ……んん?
忍奉 : “芸術街”の、観光勧奨エリア。つまるところ、こんな空の果てで
忍奉 : 芸を磨いている物好きの溜まり場さ!
珊瑚 : ―芸術街!!(わぁっ
珊瑚 : ゎ、本当だ!あそこの壁すごい絵描かれてる~、し、こっちは露店ですかね!?わ!謎の立体物!(思わず走り出す
忍奉 : あっはっは、奏でる者、描く者、味あわせる者、魅せる者、
忍奉 : 此処はそういう物好きの溜まり場だ。
忍奉 : (銀貨のお捻りを、古臭い缶に投げ入れて)小銭が足りなければ渡すよ、珊瑚クン
珊瑚 : いやぁ噂に聞く変人街…そういえば春夏秋冬ちゃんも何か話してたよーな気が! (瞬間移動するよーにあちこちでわいきゃい
珊瑚 : 先輩!ここシュリケンありますよ! スリケン!!
忍奉 : 楽しそうで何よりだ!ほう、手裏剣とな(近づいて ──
忍奉 : (あっという間に数時間過ぎていく
珊瑚 : …こっちは異世界忍法伝ニンザ・スレイヤー…小説…? (――
忍奉 : 日が傾いているのがわかりやす過ぎるな、此処は!
珊瑚 : や~~~、遊びましたねぇ…!(うーん、と伸びしてほくほく
忍奉 : よーし、次のスポットだ。また天空回廊だよ(手を引き
忍奉 : (いったん城の中腹へ向かうルート)あの芸術街の奥地はもっとキワモノが住んでるって話だ
珊瑚 : 既に奇人変人揃いなカンジがしましたけど…更にです…!?(手を引かれ、歩きながら
忍奉 : まだ彼らは見に来る人向けだけど、奥地の連中は見に来るなら来いぐらいの偏屈さだ
忍奉 : 自分から売りに出さない、価値がわかるなら買えっていうタイプだよ
珊瑚 : あぁ~~~(なるほどと言った感じで
忍奉 : (そのまま回廊を抜けると、風の音も無い静かな建物に入る
忍奉 : (人の気配が無い室内)ヴァース歴史館…だけどまぁ、見ての通り誰もいないから休憩所だよ
忍奉 : (館内の長椅子へ案内する
珊瑚 : へぇ~、こんな所まであるんですねぇ(案内を受け) 一休みしましょっかっ
珊瑚 : (ぽふっと長椅子に腰掛ける
忍奉 : (長椅子に座る)ふふふ、珊瑚クンはどの距離で座るかな!
珊瑚 : 、(微妙ーーーに空いた距離
忍奉 : そういう感じ?(首かしげて
珊瑚 : (1.3人分くらい空白がある)…い、いいいえその、(何かワタワタして
珊瑚 : ……てて手ー繋いどいて今更でしょうかね!?
珊瑚 : こー、話してたら ぁぁ、普段通りだなぁ。って思えるんですけど…
忍奉 : いや、そんなものさ。そしてちょうどいい。…よいしょっと(ひょいっと珊瑚の体倒して、頭を腿に載せる
珊瑚 : なんか、、その緊張 ―――ぴ!?(突然視界が動く 頭が追い付かない
忍奉 : どうせ誰もいない。徹夜明けで疲れてるだろう?横になりながら聞くといい。
珊瑚 : ・・・・・(膝枕されて黙り込む
忍奉 : …私の話を少ししよう。
忍奉 : 私はエンド=ドラクル=ブラッドカバー。我が主、夜王によって“創られた”人間だ。
忍奉 : もしくは“エンデ”。主はこちらで呼ぶ。おそらく、私以外には作る気が無いのだろう。
忍奉 : そんな創られた私の使命は、“夜王”に仕えること。夜王の従者が私であり、私は永遠に夜王の従者だ。
忍奉 : たまたま今回、起こしてしまったけれど、冷徹なる夜王は10年の眠りを必要とする。
珊瑚 : ……(黙ったまま、忍奉の言葉を聞いている
忍奉 : 二度は許してはくれないだろう。次に眠りが覚めれば、私は闇都に帰る身だ。
忍奉 : …作り物だが、私にも人生はある。血達磨忍奉としての人生だ。
忍奉 : それは仮初に過ぎない。私のステータスは、全てきっと…作られたものなのだろう。
忍奉 : でも、もしも自力で獲得できたものが、いや…自負できるものがあるとすれば(珊瑚の髪を撫でつつ
忍奉 : それは献身に他ならない。女王以外への献身。誰かを守りたいという心か。
忍奉 : ──それは珊瑚クン、君だけに向けられるものではない。(──邪神戦の春夏秋冬にも
忍奉 : (あの場にいたギミミスにも)私はそういう獲得した性質で、守ってしまっただけなんだ
珊瑚 : ……――(――あぁ、
忍奉 : だから、もし…“庇った”ことで私に思うところがあるのなら、それは──(撫でて眠りへと誘う
珊瑚 : (……そんな、事か。
珊瑚 : 知ってます。
忍奉 : …そうか。
珊瑚 : ……先輩が、ほんとは皆に優しいのも。 別にあたしだけが特別なわけじゃない事も。
珊瑚 : ……知ってて、こうなんです。
珊瑚 : …実は自分の事を全然話さないって事も、特殊な生まれなんだろうなって事も、
珊瑚 : …一生を通して仕える相手が居る事も、…それが女性で、絶世の美人だって事も。
珊瑚 : …知って、 …知っても、 こうなんです。
忍奉 : ──そうか。
珊瑚 : ……理屈じゃ、ないみたいです、こーゆーの。
珊瑚 : 忍奉先輩が、構ってくれて、庇ってくれて、嬉しかった。 …とっても。
珊瑚 : ………
珊瑚 : ……応えて、 なんて、言いません。 …でも、
珊瑚 : …いくら理由を重ねたって、抱いた気持ちを変える事って、…ムリなんですよ。
珊瑚 : …… ごめんなさい。(へへ、と、泣き笑いのような声で呟き
珊瑚 : (濡れた瞼を閉じる
忍奉 : (─────
忍奉 : (───
忍奉 : (──
忍奉 : (─…
忍奉 : 珊瑚クン、珊瑚クン?(ぽんぽん、と
珊瑚 : …… ――(目を閉じてる 寝入ってたらしい
珊瑚 : ……?(んんん
忍奉 : やっぱり徹夜明けだったか(元居た、ヴァース歴史館
珊瑚 : ……ぅ、 あたしもしかして寝てました……? 寝てましたねどう考えても……
珊瑚 : (ょょ、と上体を起こす
忍奉 : うんうん、──さて、寝入る前に君の気持ちは聞けた。
珊瑚 : …!!(改めて対面すると気まずいやつ
忍奉 : 実は此処はこのまま天空エレベーターへ直通する通路もあるんだけれど…
忍奉 : もう一つあってね(手は引かず立ち上がり)ちょっとついてきてくれるかな
珊瑚 : … はい。(立ち上がって、忍奉について歩く
忍奉 : (白い通路 魔光だけが照らす 短い通路
忍奉 : (行き止まりは小さな展望台)…さて、夢の終わりの時間だ。
珊瑚 : …。
忍奉 : ああ、そう身構えずに聞いてくれ。そう、まずは服装からか。
忍奉 : うんうん、まず眼鏡を外すと…可愛いのに勿体無い。あれって伊達だろう?
忍奉 : ジャケットとワンピースの取り合わせも、普段の珊瑚クンらしからぬお洒落さだ。
忍奉 : むしろ普段がちょっと色が強いというか、色彩派手なところあるよね珊瑚クン。
忍奉 : …おっと、まだ終わらないぞぉ。珊瑚クンのPRポイントだけど、そうだね
忍奉 : 構ってくれてって話はあったけど、子犬みたいなところはある。
忍奉 : 私も、話してて楽しいんだよ、珊瑚クンとは。喫茶の誰よりもね。事務的じゃない。
忍奉 : そりゃ真剣なところはすぐ茶化してしまうのは、お互い様ではあるけれど!
忍奉 : それでも私は楽しんでたんだ。珊瑚クンもそう感じてくれていたなら何より。
忍奉 : うーん、上手く言えないな。すまない、私もこういうのは初めてでね(苦笑して
忍奉 : つまり、なんだ。理屈じゃ、ないんだろう?こういうものは
忍奉 : 手を繋ぐ理由だって、此処に居る理由だって
忍奉 : 考えてあげていけばキリがないぐらいだ。
忍奉 : ただ一つ心配だったのは、私の出自を知って…拒まれないかどうかだった
珊瑚 : ――、 へ、は、え、、と (なんかもう色々追い付かず
珊瑚 : ………、ぇ、あ、あたしその、
忍奉 : 伝えよう。我が主と、珊瑚クンは…関係ない。
忍奉 : 我が主はエンデを部下としているが、忍奉はただのお気楽店員だ。
珊瑚 : 、(キョトンとして目を丸くする
忍奉 : その上でさらに伝えよう。今日、自分を“南城”と呼ばない、素直な君に
忍奉 : 珊瑚君、君に伝えよう。血達磨忍奉は、君の気持ちを受け入れる用意が出来た、と。
忍奉 : だって、楽しそうじゃないか。珊瑚君と一緒っていうのは。
忍奉 : あーいや、まてまて…?(急に考えて
珊瑚 : ―――
忍奉 : これはあまりに男らしくないな?此処まで引き伸ばしておいて、言われるのを待つ?
珊瑚 : …… 、ぇ、な、なんです!?(急に調子変えた忍奉に
忍奉 : ん?いや、言った通りだ。朝頃の服装の評価と…珊瑚クンのいいところと…
忍奉 : それから、受け入れる用意と…最後のだけ待ってくれ、今考えてる
珊瑚 : う、ちょっと待って、、、処理が!脳内処理が!ついさっきまであたし振られたと思ってたのに!改めて言語化!ひゃはー!
忍奉 : あっはっは、ならば種明かしをしよう!ヴァース歴にて16日!
忍奉 : (天を指す
珊瑚 : ―――え?(指先につられて、見上げる
忍奉 : 十五夜とはいかなかったが、まぁ一日ぐらい誤差だよ、誤差。
忍奉 : ここまできて、珊瑚君から言わせるのはまずい。ああ、まずいとも。
忍奉 : はい、深呼吸!
忍奉 : (言って、自分で大きく息を吸って、吐いて
珊瑚 : っっっ、、、
忍奉 : …言っていい?
珊瑚 : (つとめて深呼吸 むり 心臓がやばい 早鐘
珊瑚 : ………、、、(俯いた視線から、ゆっくり忍奉を見つめて
珊瑚 : 、、、、 おねがい、します。
忍奉 : (十六夜の月明かり。夜王の執事は、執事服を投げ捨てて。今はただ彼女のために着飾って)
忍奉 : (目の前の女に、かける言葉はもう決まっていて)──待たせてしまったかな?
忍奉 : 好きだ。付き合ってくれ、珊瑚(はっきりと
珊瑚 : ―――― 
珊瑚 : (ふっと涙ぐんで
珊瑚 : は、  い゛ っ
忍奉 : (手だけではない 抱き寄せ)…いじわるしてゴメン。こういう、まわりくどいのが私なんだ
珊瑚 : …… も、もぉっ、
珊瑚 : いつも心臓に悪いんですよぉ、、先輩はぁっっ(ぼろぼろ泣き出し、忍奉の胸に身を寄せる
忍奉 : (抱きすくめて)おっと、私は珊瑚と呼んでいるのだけれど、先輩なのかな?かな?
珊瑚 : 、、、ぅ
珊瑚 : ……… し、 のぶ……
珊瑚 : ……くん?
忍奉 : …むず痒いな!
珊瑚 : …… あたしもです。 けど、…
珊瑚 : ……
珊瑚 : …… 好きです。忍奉くん。
忍奉 : …私もだ、珊瑚──
忍奉さんが退室しました
珊瑚さんが退室しました

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最終更新:2018年04月19日 04:21