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【リプレイ】ディファレンス

ビル屋上->喫茶から少々離れた廃ビル
ビル屋上->(静、とした屋上にホールが出現
美殺さんが入室しました
美殺->(降り立つ
ビル屋上->(美殺を吐き出すと、ホールは大鷲に姿を戻す
ビル屋上->「■■ァ――」(羽ばたき、美殺の目前を通り過ぎて飛翔
ビル屋上->「 随分な姿だな、クイーン。 」
アクトさんが入室しました
アクト->(給水タンクの上に座る、アクトの姿
美殺->ふふふ……あまり見られたくは無い姿ですわ……(全身血塗れ、未だ右腕を押さえつける
アクト->…フム
アクト->(美殺の目下に黒い花が咲き、瘴気が吹き出る
アクト->(負の力を注ぐ事による治癒効果>美殺
美殺->ふふふ……感謝いたしますわ…(止血、全身の生力がある程度は回復
アクト->(大鷲がアクトの傍に着地
アクト->クイーンは迂闊に動かぬが定石…とは言ったものだが(鷲の体に肘を置き、頬杖を付く
アクト->どうだ? 気分は
美殺->………どうやら、甘く見ていたようですわ
美殺->私自身が己惚れていたようですわね……ふふ……
アクト->…フム、そうだな
美殺->ふふふ……よく動く駒を持った貴方も大変ですわね……(苦笑
アクト->全くだ。確かにクイーンの性能は高いが……(チェスでもするかのように指を弄ばせ
アクト->その分危険に身を晒す羽目になる
美殺->…………(黙って聞き入れる
アクト->美殺。お前は己の弱点を言えるか?
美殺->………弱点ですか…調子に乗りやすいとか、そう言った所ですか?(微笑んで
アクト->……ならば質問を変えよう
アクト->お前の敗因は何だ?
アクト->それだけの力を持ち、それだけの殺意を放ち、それだけの闇を抱えて…(それ以上は言わない
アクト->謎解きではない。素直にどう思う?
美殺->…………私が弱い……所為だと思いますわ、詳しくは…よく解りません……
アクト->ふむ、確かに正解だ。
アクト->相手側が弱いとは言わんが、山を吹き飛ばすような奴は居なかったからな
美殺->…………
アクト->では更に訊くが、お前の何が弱かった?(頬杖を解く
美殺->……………正直に申し上げて、解りません…
アクト->…解らない、か。
アクト->試験では減点だが。   良い答えだ(立ち上がる
美殺->…………
アクト->弱いのは美殺、お前の心<プライド>だ(見下ろす
美殺->心………ですって?(見上げる
アクト->何を馬鹿なと哂うか?
美殺->………心なんて持って何になると…
アクト->心の無い獣は、力を揮うしか能が無い
アクト->まさにお前がそれだ。
美殺->…………認めたくは無いですが……そうですわね……(俯く
アクト->お前は強過ぎた。 圧倒的なほどに
アクト->容易く敵を屠るその力。勝って当然、それが当たり前だったのだろう。
アクト->故に戯れる、無駄に殺し、無駄に手を抜く
アクト->揮えば勝てる力を当たり前の様に戯れる
美殺->……………
アクト->……それが、、、故にお前には足りてない
アクト->勝つ為に奮起する事を(淡々としていた声色が変わる
アクト->負けたくない為に足掻いてでも勝利を渇望する貪欲さを
アクト->美殺、闇に包まれたお前のその実は、空虚なんだよ(冷たく言い放つ
美殺->…………確かに…私にはそういったものがありませんわね……(自らを嘲う
アクト->……
アクト->戯れで何をどうしようとお前の自由だ。
アクト->お前がどんな心構えでどんな戦法をとろうが勝って来たかもしれない
アクト->だが此処は話が違う。
アクト->例えお前がどれだけ強くても、一筋縄ではいかない。
アクト->そこで心の弱さが露呈する(美殺を射抜くように
美殺->っ…………
アクト->一方的に勝ち続けてきたお前の心は、耐えることを知らない
アクト->一度付け込まれると意とも容易く崩壊する。
アクト->…まぁ、もっとも今までは付け込まれることも無かったようだが?(皮肉気に喫茶を見遣り
美殺->…………
アクト->要約すると、だ。無いんだよ、信念が
アクト->芯が、土台が、重鎮が、柱が。
アクト->だから上辺の安いプライドが邪魔をして、安い挑発を無視できない
美殺->………そうですわね…
アクト->(タンクから飛び降り、美殺と同じ地に立つ
アクト->以前、私はそのプライドを利用してお前を引き入れた(歩みだす
アクト->今回はプライドではなく、お前の意思に問おう。
アクト->――心は時に足枷になり、時に強いが時に弱い。
アクト->私はその心を持つ者の味方をするつもりだ
アクト->そしてその心を持たず、力を持つ者を駆逐する。
アクト->…アイツらの様のな(喫茶に目線を動かし
美殺->………その言葉ですと、私は駆逐される側ですわ……
アクト->ああ、その通りだ。
アクト->だが貴様は負けた。
アクト->つまり、半身はこちら側にある
美殺->……………
アクト->さぁ美殺、選ぶが良い。
アクト->引き返すなら今だ。後戻りはもう、私が許さない
アクト->お前の云う混沌とやらに戻るか…?
アクト->(ならば駆逐すると云わんばかりに右手に影色の剣が握られる
アクト->それとも(左手を差し出し
アクト->私に同意し、“新たな悪”を進むか…?(ならば共に、と握手を求める左手
アクト->選べ、どちらにも正否は無い。
美殺->……………
美殺->今すぐの決断ですか……?
アクト->ほぅ、悩むか…?
アクト->まさかの死神にも人間臭い部分があったものだ(両の手を戻す
美殺->当然悩みますわ………
アクト->ふむ、だがそれも悪くない選択だ。
アクト->後悔しない為に人は悩み、考えるのだからな(歩み出し、美殺を通り過ぎる
美殺->一つ聞いていいでしょうか……
アクト->…、何だ?(足を止め
美殺->私には心が無い……そう仰いましたわね………
アクト->……ああ。
美殺->今私にはその「心」がありません……
美殺->ではこのまま貴方と共に歩んだとしても
美殺->そのまま無いままなのではないのですか?
アクト->………
アクト->次、私の手を取った時。
アクト->その時は駒ではない。
美殺->…………どういうことですか?
アクト->(ゆっくりと振り向き、前髪に見え隠れする紅い瞳で
アクト->その時は仲間だ。
美殺->………仲間……
アクト->心は、一人で持てるものじゃない(再度前を向く
アクト->兄妹を、肉親を、友を、恋人を、敵を、そして仲間を
美殺->…………
アクト->何らかの存在と比較して初めて、心を知る
アクト->私はそう思うがな。信じる信じないも自由だ(歩を進める
美殺->…………なる…ほど……
アクト->他を当たるも自由だ。
アクト->だが私は確かに差し伸ばしたぞ。美殺、お前に(屋上の端、壁の上に立つ
アクト->……質問は以上か?
美殺->ええ…ありがとうございます…………
アクト->…そうか(朝日を体に浴びる
アクト->悠長な程ではないが、時間はある。
美殺->(朝日から身体を背け陰に隠れる
アクト->……どちらを選ぶにしろ、答えを待っている。
美殺->…………ええ、わかりましたわ……
アクト->…では、さらばだ(そのまま姿を外へ落とす
アクト->(直後、黒い大鷲が壁の向こう側から一直線に飛び上がる
美殺->…………御機嫌よう……
アクト->■■■――――ッ
アクト->(鷲はそのまま何処かへと飛んで往く…
美殺->……………どちらに付く、か……
美殺->………少し事態を簡単に考えすぎていたようですわ……
美殺->時間………今は考えるだけ………
美殺->(全身に外套を纏って去
美殺さんが退室しました(2007/03/17 07:33)
最終更新:2007年03月17日 14:31