ハーヴィさんが入室しました
ハーヴィ : (クルーズ二日目
ハーヴィ : (件の説明会?から更に経ち、夕餉の時刻も過ぎ、時は夜
ハーヴィ : (割り当てられた私室内
ハーヴィ : ………(テーブルの上には件の呪詛入り容器
ハーヴィ : (傍のソファに膝抱えて、ぼうっとそれを眺めている
ハーヴィ : ……。(最初は本当に置いてくるだけのつもりだった。こんなの近くに置いたまま食事もし辛いだろうと。
ハーヴィ : (ただ、そうやって出て行った後、再び輪の中に入ろうなんてのは思いの外ハードルが高く――…
ハーヴィ : ……(……戻れないよな。こんな立場で、どの面下げて……
ハーヴィ : (そんなこんなで夕食も食べずに今に至る。空腹のような気はするが、気疲れで正直よくわからない
ハーヴィ : ………、
ハーヴィ : …… 疲れた。
ハーヴィ : ………(そもそも、如何してこんな事になったんだっけ。
ハーヴィ : (自分はずっと―意識を取り戻してからは―ずっとキアシスに居て、オクターンとか船とか、全然馴染み無い筈で……
ハーヴィ : (……何も思い出せない。 ……此処に来るまで、また意識を奪われてたっていうのか?そんなの…
ハーヴィ : ……くっそ…(そんなの、今までと同じ……
ハーヴィ : ………
ハーヴィ : ……(そういえば――……ミヅハさんが言ってたっけ。
ハーヴィ : (…―――獣の『再教育』の話。
ハーヴィ : (…自分への禁忌魔法の浸食は著しく、完全に切り離す事は現状では不可能。
ハーヴィ : (呪いの獣を力で捻じ伏せ、『再教育』を施し、スフィアに閉じ込め、……再び己の中に取り込む事で
ハーヴィ : (獣の力を己の力として制御し、共生する事が可能になる。
ハーヴィ : (そして―――その行程によって、記憶の空白を取り戻す事ができるかもしれない、と。
ハーヴィ : ………、(テーブルの上の容器に視線を向ける
ハーヴィ : ……
ハーヴィ : やってみる、か………?
ハーヴィ : (……そもそもこの先の事を考えれば、戦力はある方がいい、筈だ。
ハーヴィ : ………、、、(とはいえ抵抗感がものすごい
ハーヴィ : 、、(こんな黒くておぞましい粘性物質取り込みたくない。普通に。
ハーヴィ : (いや、でも、……ミヅハさんが理論を固めたモノなんだから……、大丈夫、大丈夫…
ハーヴィ : ……… スフィアを、生成、する。(片手を宙に向けて
ハーヴィ : (片手の上に現れる、球状の古代機構。野球ボールより一回り大きいくらいのサイズ感、
ハーヴィ : ……(かちかちかちかち、と音を立てるソレを確認し、
ハーヴィ : ―――、、……えぇい!(ビチビチビチビチ跳ねまくる容器の蓋を――開ける!
ハーヴィ : ―――――(かちかちかちか ―――― ―ゅんっっっ
ハーヴィ : ――(どす黒い呪泥が凄まじい吸引力でスフィアに吸い込まれる
ハーヴィ : ………、(置いて、静寂。 ………恐る恐るスフィアを覗く
ハーヴィ : ――……、、、(……一部ガラス状になったレンズ部分から伺える。中は漆黒で満たされている、ようだ。
ハーヴィ : ……後は、……コレを……、(恐る恐る、と言った様子で
ハーヴィ : ………――!(自らの胸元に持って行き――押し込む
ハーヴィ : 、、、――……!(ズズズ スフィアが沈み込み、ハーヴィと同化していく
ハーヴィ : ―――――――(そして―――――
ハーヴィ : (――――嫉妬の獣『アンチビート』 再教育完了――――
ハーヴィ : ――――― ………!!(視界に閃光が奔り、強烈な頭痛と共に
ハーヴィ : (失われた記憶の一片が――――戻って来る――――
ハーヴィ : ―――――― (ハッと
ジュディさんが入室しました
ジュディ : ――、――、(コンコン、と――
ハーヴィ : ――― ――………
ジュディ : (それは緊張の静寂を破り、ハーヴィの心情を萎縮させるには十分な音響と予想外の来客であった
ハーヴィ : (力無く放心していたが、ノックの音に我に返る
ジュディ : あの……ハーヴィさん?
ジュディ : 大丈夫ですか? 中々来ないから心配になって……(扉越しに
ハーヴィ : ……(のそりと立ち上がり、ドアの方へと歩く
ハーヴィ : ………ジュディ、さん?(声で判断したのか
ハーヴィ : ……ぁぁ、えっと…… …・……今開けます。(ノブに手をやって、ガチャリ
ジュディ : はい! ジュディ=エーミスです。 その――(ドアが開き
ジュディ : (扉の影からそろりと顔を出す、金髪小顔の少女) ――大丈夫、ですか……?
ハーヴィ : ………(少し空いた扉から顔を合わせる2名
ハーヴィ : (フードで表情は余り窺えないが、明らかに憔悴してる。……大丈夫じゃなさそうだ。
ハーヴィ : ……ぁ、…うん。ちょっと、疲れただけで…。
ジュディ : 。 どうかしました…? さっきより顔色が悪いですよ?
ハーヴィ : 、……、それは………、(勘付かれてしどろもどろ
ハーヴィ : ……、、(説明もし辛いし上手く誤魔化せもしない …喋るのが下手!
ジュディ : 今朝は重湯を口にされてましたけど……あれから食事も取られてないんじゃ…?
ハーヴィ : ………、うん。言われてみたら……
ハーヴィ : ……、ジュディさん、は? ……あれからもう良くなった?
ジュディ : 、、。 はい、私は(昼からモリモリ食べてたから)大丈夫です…!
ジュディ : 頑丈さが売りなので!(自慢気に
ジュディ : 、それよりハーヴィさんです。 食事、とらないと……!
ハーヴィ : ………、そっか。(かなりホッとした様子で
ハーヴィ : ……、オレは、、 ……確かに、何か食べないとかな……。
ジュディ : なら、甲板のお店の方に――……
ジュディ : ……、(言い淀む。 表情は明らかに辛そうだ。
ジュディ : ――、ハーヴィさん、嫌いなものとか、あります?(藪から棒に
ハーヴィ : ………、?(唐突な問いに
ハーヴィ : ……ニンジン……?(不意突かれて素朴に答えてしまう
ジュディ : ニンジン……! わかりました! また来ますので、待っててください!(ばばっと頭を下げると
ジュディ : それまでゆっくり休んでてくださいねー!(言いつつ足早に部屋をあとにする
ジュディさんが退室しました
ハーヴィ : …… え?
ハーヴィ : (ドア前で呆然と
ハーヴィ : ……、(とりあえず一旦閉めて室内に
ハーヴィ : 、、(なんか慌てて室内の片付けを試みる が、そもそも入ったばっかりだし荷物ゼロだった
ハーヴィ : ………、、(はぁ、と息吐いて)いや何焦って……
ハーヴィ : ……
ジュディさんが入室しました
ジュディ : (再びコンコン、と
ハーヴィ : …、!
ハーヴィ : (そーっとドアに歩いて)…はい。
ハーヴィ : (程無くして、再びドアを開く
ジュディ : (再び顔を出す天使。 ――トレイを両手で大事そうに持って
ハーヴィ : ……―
ジュディ : お待たせしました!(にこーっと
ハーヴィ : ……それ、は。(キョトンとトレイを覗いて
ジュディ : (平らな食卓パンに、ローストポーク。そしてポタージュだ。
ジュディ : (ポークにかかったオニオンソースの香りが胃をくすぐる…!
ハーヴィ : ……、 わざわざ、持ってきてくれた…のか?
ジュディ : これ食べて元気が出て……まだ足りなかったら
ジュディ : その時は上に食べにいきましょう! ね?(笑顔で返す
ハーヴィ : 、………(はっとした様子で、ジュディの笑顔を…目元は見えないが…見て
ハーヴィ : ……(いそいそトレイを受け取って)……
ハーヴィ : ……、ありがとう。 ……なんで、ココまで…?
ジュディ : ……?(的を得ない表情で首を傾げるが
ジュディ : ……、!(はっとようやく質問の意図を把握して
ジュディ : 理由はないです! …でも、当然のことです!(グッ、と手元でグー作って
ハーヴィ : ……当然?(キョトンと
ジュディ : ええ!(さも当然という風に
ジュディ : ささ、食事にしましょう! ……入っても良いです??
ハーヴィ : 、 ……ぁ、ぁぁ、、うん。(何かたじたじしてるが、肯定と共に室内に下がる
ジュディ : はい。失礼しますね~(にこーっと笑うと、ふよふよ~っと室内へ
ハーヴィ : (トレイ持ったまま扉開けて横に避けて、ジュディを中へと
ハーヴィ : (背中で扉閉める 誂えられた家具以外はほとんど殺風景な部屋 例の容器がテーブルの上に置いてあるくらいか
ジュディ : (後ろから戻ってくるハーヴィに動線を譲って続き、テーブルの方へ
ハーヴィ : (テーブルにトレイを置いて)……どうぞ、座って。適当に…
ジュディ : はい、失礼しま――(ふとテ―ブルに置かれた例の容器が目に入り
ハーヴィ : (――中が空になっている。
ジュディ : ――ぇ、、!?
ジュディ : あの、、の、呪いは!? 入ってた呪い!!?
ハーヴィ : 、 そ、それは………、
ハーヴィ : ……説明すると、長くなるんだけど、……理由があって……。(言いつつまた顔が青くなってるが
ジュディ : (三度はっとする、つまり顔色が悪いのは――
ジュディ : とっ 取り憑かれたんですか!!?(慌ててハーヴィに寄って
ハーヴィ : 、ち、違……大丈夫…!(慌てて両手で制して
ハーヴィ : 今度は…ちゃんと取り込んだから、正気を失ったりしないから……
ジュディ : ほ、ホントですか!? ハーヴィさんが辛いんじゃないかって私…!(制されて止まるが目尻には涙
ハーヴィ : ……う、うん…。(フードに隠れた顔を押さえて)
ハーヴィ : 一番なんとかなるやり方を、取れてる筈だから…。
ハーヴィ : ……ジュディさん、が、助けてくれたお陰で。
ジュディ : ホント……です…?(それでも心配そうに
ハーヴィ : ……ぁぁ。そりゃ、万全とは、行かないかもしれないけど…。
ジュディ : そう、ですか……ならよかった……
ジュディ : ホントは、うまく出来ていたか心配だったんです。(はぁ、と安堵を漏らしながら
ハーヴィ : ……、そう、、なんだ。(思い出すとやっぱり気恥ずかしい
ジュディ : 本来、私達天使が出来るのは 『福音』か、上位天使でも『祝福』までで……
ジュディ : 救済までとなると女神位でないと……それに本来は手の甲や額にするものでしたから
ジュディ : ……でも、少しでも力になれてたなら、良かったです!(うん!とグッとポーズ
ハーヴィ : ……、天使。 そっか、その通り天使族なんだな、キミは。
ジュディ : はい! 一人前目指してるところ!ですけど!(パサリ、と小さな翼を広げて見せて
ハーヴィ : ……それなら、闇とか、呪いには弱い……んじゃないのか?(不安げに
ジュディ : それは…… 弱い……ですし、強い、とも言えます。
ハーヴィ : あぁ、光と闇は…相反する属性相性を持つ…っていう。
ジュディ : はい。 ヴァースの人たちよりは敏感ですけど……浄化も早くって。
ハーヴィ : ……そうなんだ。(素朴に
ジュディ : そうなんです。 呪いの掛け軸とか、手を押し当てるだけでジューって、(掌を壁に向けポーズで
ハーヴィ : …ぇ、すごい。(素直
ジュディ : でしょ! 手、真っ赤になっちゃいますけど!(にこーっと
ハーヴィ : ……それは、……痛そう。(じと汗
ジュディ : …はい!とても!(これ例え話じゃなさそうだ
ジュディ : ――ぁ、ハーヴィさん、食べてください! 冷めない内に!(脱線に気付いて
ハーヴィ : (じゃあやっぱり、相応のダメージはある訳だ――)…ぁ、 う、うん。(わたたと
ハーヴィ : …ソファー、座って。(自分は化粧台から椅子持ってきてテーブルの前に
ジュディ : 、はい。 それじゃ失礼して…(ソファーにぽふりと
ハーヴィ : (自分も椅子に腰掛けて)、じゃあ、…頂きます。
ハーヴィ : …(トレイから立ち込める良い香りに、じんわりお腹が空いてきたような気がする
ジュディ : (にこーっと見守ってる
ハーヴィ : …(食事の前に短く祈る。 彼の故郷である信仰都市由縁のもの
ハーヴィ : …(視線に少々たじろぎつつ、遅い夕餉を食べ始める
ジュディ : ……(困惑するハーヴィをよそに見守っている天使だが
ジュディ : ――、 ……?(何か違和感を感じて、 何となく悪いものでは無さそうだが
ジュディ : ……?(ただ、すぐに気の所為だと思い。ま、いっかと、遅めのディナーを見守るのであった
ハーヴィさんが退室しました
ジュディさんが退室しました
最終更新:2019年11月26日 07:29