マリアさんが入室しました
マリア : (クルーズ×日目 夜
マリア : (デッキで夜風に当たりながら外を眺めている 厚手のシスター服とヴェールが揺れる
マリア : ふぅ。(川沿い故、遠くには街明かりの夜景も見える
マリア : (この船旅が始まって……そろそろ10日ほどか。非常にゆっくりした速度でクルーズ船は航行を続けている
マリア : (輸送ルートにも使われる川登りを、こんなに時間を掛けて行うのは…ある意味贅沢な趣向だろうか。
マリア : (風に揺られるサイドの長い髪を指で掬って
ジュディさんが入室しました
マリア : 何やら、毎日のように色々と起こっているようですが…
ジュディ : (ふよーっと浮遊しながら船内より出てくる人影。
マリア : (その大半に我関せずで過ごしている、それが聖護守万里愛。
マリア : …あら。(気配に、人影の方に振り向く
ジュディ : (同じく彼女に気づいて)、こん……ばんは!
マリア : ごきげんよう。貴方は…ジュディさんね?
ジュディ : はい! マリアさんも……夜風にあたりに?
マリア : えぇ、そんな所です。今通っている辺りは都市に近く、夜景も綺麗に見られると。
ジュディ : そうなんですね? 確か今は――(ポウフェナの北側辺り。
マリア : …ふふ。(再び手すりに凭れ、夜景を向いて
ジュディ : (緩やかな山岳部。静かな闇のなかに街の灯りが続いている
マリア : あの辺りはポウフェナの高級住宅街です。 主に貴族の住まう所ね。
ジュディ : (その中をささやかながら、しっかりとした明かりが海岸線を切り裂いて伸びている……かの有名なランドール鉄道だ。
マリア : この綺麗な景色は、彼等の豊かな生活の灯りという事ですね。(どこか自嘲しながら聞かせる
ジュディ : ……(マリアの説明を伺いつつ、手摺に手をかけ、街並みへ馳せる
ジュディ : はい、一つ一つに生活があるんですよね。 ……何だか、落ち着きますね(綺麗な夜景です、と続けて――
マリア : ……えぇ、そうですね。(彼女が腹の中で考えている事は、全く異なる思いなのだが…
マリア : (あの街並みは『彼女』達のもの。大陸を牛耳る大貴族、その名を――……
マリア : …… ジュディさんは、天界から此方にいらしたそうね?(そんな思考はおくびにも出さず、少し話題の矛先を変える
ジュディ : 、はい! ちょうど……半年ぐらいになりますね!(ひーふーみーと数えて
マリア : そうでしたか。それならまだ…物珍しい物も多いでしょうね。
ジュディ : ……(相槌打ちつつ……いつものカスタネットみたいなテンションは何処へやら? 今日は何だか落ち着いている
ジュディ : (そういえば服装も違うような。
ジュディ : こちらの夜とは、ちょっと違うんですけど――
ジュディ : 天界(こちら)にも夜があります。 同じように暗くなって、同じように灯りはあるんですが少し違っていて
ジュディ : その……私達の暮らしの灯りは、天の祝福ですから(比喩表現のようで、違うような
マリア : そうなの?天界の事は書物で学んだぐらいの事しか知りませんから…興味深いお話ね。
ジュディ : ええ。慈愛といいますか……温かくて、満たされるような。 そんな感じなんです。
ジュディ : でも。私はこちらの灯りも好きです(僅かに身を乗り出して
マリア : …(微笑み
ジュディ : 色んな人達や、人種や、文化や、おじいさんもおかあさんも、赤ちゃんもみんなが居て。
ジュディ : 自分たちの手で灯りを灯して、身を寄せ合って生きてる……何だか、それが……
ジュディ : ……。 何でしょう? 愛おしいという感情って、こういうコトなんでしょうか?(照れ笑い風に
マリア : えぇ。きっとそうだと思いますよ。(微笑み
マリア : 天界――一種異界からの来訪者である貴方が、ヴァースの人々を、人々の生活を愛おしいと感じられるのなら。
マリア : それは私にとってもとても嬉しく、誇らしい事です。(ふふ、と
ジュディ : …(ぱぁぁ、と表情明るくして) はい!
ジュディ : マリア様は……グランシス出身なんですよね?
マリア : えぇ、そうですよ。ヴァースで最も信仰深い都市(まち)がグランシスです。
マリア : 彼等の信じる数多の宗教の寓話には……白き翼の者――手天使の姿も多く見られるわね。
ジュディ : 、!(白い翼をヒョコン!とさせて
ジュディ : そうです…よね? グランシスは寄らせてもらったことがあります。
マリア : 彼等は貴方達の姿や行いに、聖らけきものを見出したのでしょうね。
ジュディ : とても良くしてもらいました。特にミスログローブのおじいさんにはお世話になって……(懐かしそうに
ジュディ : それは……光栄です! 何だか自分のことのようには、思えないんですけど(てれてれと
マリア : あら、森を抜けたのね? それは随分な道程だったでしょう。(ふふ、と
ジュディ : はい。 ……でも、かなり迷ってしまって……(影のある自嘲。これ相当迷ったな?
ジュディ : ………(ぱちくりとマリアを見る) ………?(はて、とでも言うように
マリア : それはそうでしょうね、あの森は侵入者を迷わせる為にあるのでしょうから。 …?(視線に気づいて
ジュディ : ………。 その。
ジュディ : 道に迷って…… たぶん むい……3日ぐらい経った日のコトだったんですけど(サバを読む天使
マリア : …えぇ。(特にはツッコまず)
ジュディ : 偶然、小屋を見つけまして。そこに先程話したおじいさんが住まれていたんです。
ジュディ : ご夕食と、一泊させていただきました!(とても優しいおじいさんだったと微笑み
マリア : えぇ、良い恵みを授かりましたね。(微笑み相槌
ジュディ : そのおじいさん、ずっと一人で暮らしたみたいで。 でも、寂しくはないって言ってまして……
ジュディ : グランシスへの……森の抜け方、教えてもらったんです。
ジュディ : 『この女神様の祈る方に向かいなさい。 するとまた、同じように女神様が祈って居られる』
マリア : …(ふむ、と黙って聞いている
ジュディ : 『良いかい、太陽がどちらから昇ろうと、女神様を信じて往くんだよ。必ずや、貴女を護ってくださる』
ジュディ : 『私は寂しく無いよ。 これだけ女神様の像に囲まれて、その手入れをしているだけであの日ことがつい昨日のことのように思える』――
ジュディ : (――と、そのような旨を説明する
ジュディ : 聖なる、護りの女神様……
ジュディ : ……森を抜けた時に見た女神様の横顔が、マリアさんと重なった感じがして
ジュディ : 、、ごめんなさい、変な意味じゃないです! その、と~~~~っても! 美人でしたよ! だからかもです!(控え目にグッと
マリア : ……護りの女神。
マリア : そう、その方は、そう仰ったのね?
ジュディ : ? ええ、はい!(確かに、と
ジュディ : ぁ、でも色んな呼び方されていました。 でも、聖女様ですとか、女神様ですとか。
ジュディ : ……女神様の話をしてくれている時のおじいさん、とっても優しい目をしていました(自分まで嬉しそうに
マリア : あぁ、そうですか。…それはとても喜ばしい事です。
マリア : きっとその女神は、私のご先祖様ですから。
ジュディ : 、(目をパッチクリして
ジュディ : そうなんですか!!?
マリア : えぇ。グランシスの聖護守家は、ヴァースの『守護』を崇め信仰するもの。
マリア : その祈りは、遍く人々を護り導きます。
ジュディ : そう……なんですね……!!
ジュディ : ありがとうございます!! その節は! 大変! お世話に! なりまして…!!(ペコペコと
マリア : となれば、その女神は間違いなく聖護守のものです。(ホントか?グランシスなんて山ほど近い宗教ある気がするが……
マリア : (――だが彼女は確信している!ジュディを迷子から護った女神は!我が聖護守であると!
マリア : (それが聖護守万里愛だ!)ふふ、良いんですよ。貴方の行く道を護る事が出来たのならば何よりです。
ジュディ : ええ、本当に。 6日目迎えたときは本当心折れそうになって、空も飛べないしで……!(ヒーンと
ジュディ : (――『ミストグローブの女神像』 実際のところ発見例は異様に少ない。
ジュディ : (見つけさえすればグランシスへの道なりを約束してくれる。 悪用されないのだろうかと。
ジュディ : (それは全くの懸念で終わるだろう。 こうした説もある。 女神が、護るべきかどうか、正しく看ていると。
ジュディ : (そんな訳で。助けられた聖人や僧侶は、ワザワザ言いふらさないのだ。
ジュディ : (――いつの日も綺麗に磨かれ、朝露に濡れる女神像は、常にグランシスと共にあるように――
ジュディ : マリアさんのご先祖様のおかげだったんですね……!!(感謝感激雨霰
マリア : (にっこりと微笑んでいる
マリア : そう。そうだったのね。 あの森にはまだ……(呟くように零した後
マリア : … 天界に信仰はあるのでしたっけ。貴方の目にグランシスは如何映ったかしら?
ジュディ : …(呟きを微笑んだまま伺いつつ) …信仰ですか? ええ、でも”こちら”とは違って皆同じ神様を信仰していますね。
ジュディ : 信仰の手段や考え方は色々あるんですけど……
マリア : そうなの。天使は神の使いとも言われるものね。(成程、と
ジュディ : グランシスの方々は、私が天使というだけで良くしてくれて…(ううん、と)いえ、元々とても優しい方々でした(思い耽けつつ
ジュディ : 信仰の考え方は……私達天使と似ているようにも感じましたね。
マリア : えぇ…そうね。彼等は自らの信じるものに、とても純粋な人達だと感じるわ。
ジュディ : ええ。温和で、真っ直ぐな方々でした。
ジュディ : 大聖堂で祈りを捧げさせていただきました。 ……そういえば、神殿や聖堂の雰囲気も何となくこちらのモノと似ていましたね。
マリア : そうなのね。確かに文献に依れば、その文化には似通った部分も多かったように思うわ。
ジュディ : ……ひょっとしたら昔(手摺に手をかけ直し
ジュディ : 仲が良かった時期もあったのかもしれませんね?(振り向いてにこ、と
マリア : …(振り向くようにジュディの方を見遣って
マリア : えぇ、そんな時もきっとあったのでしょう。 遥か昔には、何の遺恨も無く手を取り合っていた時代が。
マリア : それに今だって、そう仲が悪いとは思いません。
ジュディ : あ、! は、はい! 今もとっても仲良くさせてもらってますよ! ええ!とっても!(あわあわと
マリア : (わかっていますよ、という感じで微笑み
ジュディ : 実際グランシスでは少し歩く(翔ぶ)と何かとお恵み頂いて……(りんごとかパンとか
ジュディ : このままではダメ天使になる!!と思ってあんまり滞在できなかったんですけど…(あはは、と
マリア : そう。そうですね。 グランシスの民が、天界の天使を歓迎している。それはきっと一つの答えでしょう。
マリア : もはや遠い歴史となった出来事に違いありませんが、(ふ、と街灯りに視線を槍
マリア : 『守護』を奉る家としては、天界に生きる天使族は少々複雑な存在です。
ジュディ : ……(次いで夜景に視線を移す
マリア : ですが、私は今、それを重視しません。
マリア : 何故だか分かるかしら?
ジュディ : ――、(少し目を開き、細める。 珍しく緊張の色だ。
マリア : (すっと人差し指と親指を立てて、ジュディに向ける)
ジュディ : それは……(短くも長い半年の旅。もちろん、良いことばかりではなかった。
マリア : お前はこの間呪いと戦って、怪我をしたわね。あるいは疲労したでしょう。
マリア : ミストグローブで迷った時もそうでしょう。枝や石で擦り傷を作ったでしょうし、何より迷い放しは体力を奪われます。
ジュディ : …、 はい。 それは……はい。(おずおずと
マリア : ですが、今はこうして傷一つ無く立っている。健康な身体で、こうして川面を見ている。
マリア : それは貴方が、――少なくとも今の貴方が、私達と同じものに『護られている』からです。
ジュディ : ――。
マリア : そう在る限りは、貴方も私も同じ生き物。等しく守護に愛された『ヒト』です。
マリア : 区別をする理由は無いという事よ。(腕を降ろして微笑み
ジュディ : ………。(緊張が解けたのか、瞳をもとのまんまるに戻して
マリア : ふふ、少し長い話をしたわね。(ごめんなさいね、と微笑み
ジュディ : (首を横に振って
ジュディ : ……すごいです、マリアさん!
マリア : …?(その反応に
ジュディ : その、、上手くは言えないんですけど!
ジュディ : 私、全然わからないコトばかりで、あ、浅いというか……(単純というか
ジュディ : …ですので、マリアさんの言葉はとても勉強になりました!(うんうん!と
マリア : …。そう。(微笑んで短く返す
マリア : 別に難しく捉えなくても構わないわ。そうね、言い換えるならば。
マリア : 「この船旅もどうぞよろしく」、 ね。(ニコ、と
ジュディ : ……! はい!(元気よく
マリア : (微笑み返し
マリア : …さて、もう夜も遅いわ。私はそろそろ戻ります。(手すりから離れて
ジュディ : ぁ、はい! 色々ありがとうございました!
マリア : いいえ。礼には及びませんよ。 私も少し話し相手が欲しかったもので。
ジュディ : …はい! また色々お話聞かせてください!(グッと
マリア : あなたも身体を冷やさないうちに… ……そういえば召し物を変えたのね?(今更の様に
マリア : 以前の服よりも露出部位は減っていますが……今の服は呪いの気配を感じませんね。
マリア : (呪い=まじないと読むのだ!
マリア : ……大丈夫かしら? 冷えませんか?
ジュディ : 、そうなんです。 ゼクシィさんとルストさんに見立てて頂いて……
マリア : …… そうなのね。(一瞬、不可解と言うような沈黙があるが…
ジュディ : (背中が大きく空いたハイネックニットにミニスカート それは確かに……
マリア : 健康に問題が無ければとやかくは言いませんが…… 風通しの良さそうな衣装ね?
ジュディ : そ……そうですね、たしかにちょっと……寒いです……!
マリア : …今度からは何か羽織りなさい。夜の甲板などすこぶる冷えます。
マリア : その下履きの穴も不要と思えますが…(※タイツの事) それはさておき、とにかく今は。
マリア : 中に入りましょうか。温かい飲み物でも取りましょう。(言うなり先んじて歩き出す
ジュディ : そう、ですよね……その、露出を減らしたかったんですが……
ジュディ : 折角選んでいただいたので、こういうファッションかと思い――、そうですね!(付いて行く
マリア : … ならば何故穴を…?(不可解度があがった!
マリア : まあ…あのプランナーも雑用係も、しばしば理解し難い思考をしますからね(何か言いつつ船内へと歩いていく
ジュディ : …でも可愛いと思います! それにとても嬉しかったです…!
ジュディ : ハーヴィさんのお困り事が解けるには、叶いませんでしたが…(陰のある苦笑をして
マリア : …? ハーヴィさんですか? (ますます事が掴めなくなってきた
ジュディ : ええ、実は――(そうして、船内の灯りの中に影が2つ伸びていった――
ジュディさんが退室しました
マリア : 彼の要望だと言う事ですか…?(聖護守万里愛… 思春期男子の嗜好を解さない女…!
マリア : (船内に消えていく
マリアさんが退室しました
最終更新:2019年12月11日 16:43