フォーデンさんが入室しました
フォーデン : (――フォーデン寄港某日。
フォーデン : (王神帝協業特設施設 フォーデンズ・ホロセウムにて。
フォーデン : (太陽が真上に差し掛かった瞬間―― 幾千もの花火が上がる…!!
フォーデン : (大歓声、大喝采――!! 轟音を掻き消すほどの地鳴りは、観客のヒート・コールだ。
フォーデン : (青空を埋め尽くすほどの極彩、会場が割れんばかりの歓声! 続いて列を成した中継ドローンが空を飛び交う――!
フォーデン : ( 本日も晴天なり。 そして
フォーデン : ( 「約束の日」――――。
フォーデン : ――――――
フォーデン : 『――強いと!!』
フォーデン : 『――強いと知った、その日から!!』
フォーデン : 『いても! 立っても! いられない!』
フォーデン : (会場上空をテールランプで刻んでいく大型のスペシャルドローン! その上で大手を振る女性の姿――
フォーデン : 『――強いと知った、その時から!!』
フォーデン : 『関わらずにはァー! 居られなぁーい!!』
フォーデン : (煽りに会場は更にヒートアップ! 血の気の多いフォーデン観客の擽り処を押さえてる…!
フォーデン : 『――強いと知った、そんなヤツには!!』
フォーデン : 『試さずには――居られない!!』
フォーデン : 『勝負せずには――居られないッたら! 居られないッ!!』
フォーデン : (握り拳を作ってキメる姿が、会場の大型スクリーンにアップされ――
フォーデン : 『今日は!! そんな偉大な”大馬鹿野郎”が集った祭典!!』
フォーデン : (天を衝くように指先を掲げ――試合会場向けて振り下ろす!
フォーデン : 『今日ここに! ひとつの楔が! ぶっ刺さる!!!』
フォーデン : 『――待たせたな! 世界よ!!』
フォーデン : (数万のドローンが上空を翔け―― LEDによる巨大文字が映し出される
フォーデン : 王神帝クルーズ × フォーデン
コラボレーション・エキシビション・トーナメント
フォーデン : 『――クルーズッ フォーデンッ チャンピオンシップッッ!!』
フォーデン : 『 開っ 催っ だァ――ッ!!!』
フォーデン : (数万発! 螺旋を描いて飛ぶ花火と、限界を越えた歓声が 会場を劈いた――!!
フォーデンさんが退室しました
『ヒメ』さんが入室しました
『ヒメ』 : (暫し宣伝などのPVが流れていたが―― ようやっと一回戦目開始のPVがスクリーンに映し出される…!
『ヒメ』 : 「お待たせしました――っ!」(例の大型ドローンで飛んでくる実況JK
『ヒメ』 : 「これより! CFC! 一回戦、第一試合を開始いたしまーす!」(呼応するように歓声が上がる
『ヒメ』 : 「第一試合――マッチ・1! 参加選手、入、場 でーす!!」
まりんさんが入室しました
ユミナさんが入室しました
『ヒメ』 : (東西のゲートから火花が舞い、スモークとレーザーライトの反射で派手に演出する…!
ユミナ : (まずは青龍ゲートからの入場!
ユミナ : 〜♡(ぶりっ子しながらカメラに愛嬌を振りまき入場する腹黒アイドル。
まりん : いぇ〜い☆ みんな見てるー?(中継カメラに向かってピース
まりん : (きゃぴってる女子(一人は演技)だ!
『ヒメ』 : (そんな2人をアップで撮ろうとドローンが飛び交っては交錯していく…!
『ヒメ』 : 「青龍! 東門より入場するは! チームFから―― 黒薔薇ユミナ! 猫入まりん!」
『ヒメ』 : (スクリーンには――……いつの間に撮った!? 超キメで挑発的に微笑む――黒薔薇ユミナが映し出される…!
ユミナ : (映し出されるスクリーン同様超キメで微笑む。が内心勝手に撮られたことにキレている
まりん : ……。(はたと立ち止まる
まりん : 私、もしここで目立っちゃって、
まりん : そしたらモデル事務所からスカウトなんか来ちゃったりして、
まりん : それでイケメンのモデルに口説かれたりなんかしちゃって、
まりん : ……。
まりん : トゥンク!
まりん : ど〜しよーーー!!!!きゃー!!!
『ヒメ』 : 「アイドルが戦わないといつから錯覚していた!? ここはヴァース! フォーデン!」
まりん : ダメダメ!あたし、まじめに学校に通うんだから!
『ヒメ』 : 「オクターン発、果ては全国行き!! 清純☆可憐☆絶対アイドル! 黒薔薇ユミナ――!」
『ヒメ』 : (わああああ!!と盛り上がる会場! 追っかけのファンも多数いるのか、巨大な応援旗やらサイリウムが舞っている…!
『ヒメ』 : (続いてドットフェードし―― スクリーンされるのは「猫入まりん」!
ユミナ : 何ぶつぶつ言ってるワケ?
ユミナ : アンタみたいのスカウトするヤツってどうせ、悪徳事務所よ?
ユミナ : とりあえず。とっととDOGEZAさせよ♡(ぶりっ子しつつ邪笑
まりん : いいじゃん別に!もーーー!!(そんな感じで入場していく二人
『ヒメ』 : 「可愛い子には旅をさせよ!? キレイな花には はたして蜜か棘か!」
『ヒメ』 : 「小柄可憐な少女から何が出る! 猫か!虎か!? ――猫入まりーーんッ!!」
まりん : いえーーーい!あたしでーす!!(アナウンスに合わせて宙に高くピースサインしながら歩く
『ヒメ』 : (天井知らずの歓声が炸裂! 小柄な彼女にもフォーデン民は期待大だ!
オリグさんが入室しました
朔さんが入室しました
『ヒメ』 : \まーりん!まーりん!/ \ユ・ミ・ナ・さ・ま~~!/ \まーりん!まーりん!/ \DOG――うわなにするやm/
朔 : (一方、白虎ゲートから入場するは…
朔 : (一人はうさんくさい探偵。最近彼女ができた。のそのそ歩いてる。
オリグ : (のそのそ歩きながら、姿を探してる
オリグ : (ここで無様なとこだけは、見せらんねーよな……。
朔 : (もう一人は、期待されるサウスタイガー協会の新鋭ファイター、紅縞朔。
朔 : (ピンク髪のポニーテールの小柄の少女。忍者風の戦闘服に身を包んでいる。
朔 : (とっとっととオリグに歩み寄り、
朔 : がんばりましょう、ね?(首をかしげながら、さりげに胸に触れてる
朔 : ふふ…。(ぺたぺたぺた
オリグ : 止めろ。
オリグ : 止めろってさっきも言っただろ。…変な誤解を招きたくないんだ。
朔 : ……。
『ヒメ』 : 「続いて白虎! 西門から入場するはチームE! オリグ・アルネ・オクス! 紅縞朔!」
朔 : あらー、怖い声。
朔 : ごめんなさい。私ってば、つい。にんにん。
朔 : (殺気を感じている。
朔 : (殺気を感じながら、殺気を飛ばしている方にあっかんべしている。
『ヒメ』 : (スクリーンに映し出されるはオリグの横顔―― 渋くキメている風だ…!
『ヒメ』 : 「オクス探偵事務所から来たぞ我らが名探偵! 負けたヤツが真犯人だ!?」
『ヒメ』 : 「真実のルーペで百倍オッズ! オリグ・アルネ・オクスだぁ――!」
オリグ : ……どーも。
オリグ : こんな騒ぎは苦手だが、やることはやらねーとな。
『ヒメ』 : (歓声! 口指笛がピュイピュイと響き渡る!
オリグ : (とか格好つけているが右手と右足が一緒に出ながら歩いている。
『ヒメ』 : (続けてどーん!とスライドインして映し出されるは紅縞朔!
朔 : (深呼吸する。この舞台に誘われたのは鷹によるもの。今年ルーキーオブザイヤーを狙うための実践的な訓練として出た方がいいとして言われ、出場した。
朔 : (そのためフォーデンでの実践経験はない。これがフォーデンでの初戦である。
『ヒメ』 : 「レイゼン! モモヤマ! ザ・ニンジャ!!」
朔 : (人並みに緊張しているようだが…。
『ヒメ』 : 「シーナより来た忍でござるでござる! 隠れる場所がないこのフィールドでこそ! 忍の真価が発揮される! ――紅縞朔だー!!」
朔 : にんにーん。(とりあえず忍者ポーズでアナウンスに応える。本当はやりたくないがそれもプロファイターの仕事だと教えられている。
朔 : (……勝つ、勝つ、絶対に勝つ。
朔 : (スポンサーをもらうためにも、ここは絶対に勝たなくちゃいけない、です。
朔 : (私に誰もが認める価値がないと誰も……
朔 : (誰も私の側にはいてくれないので!!!
『ヒメ』 : (ニンジャー!! オーシノービ!! 忍者!――フォーデンでも忍は大人気だ…!
カッパさんが入室しました
カッパ : ウ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"!!!
カッパさんが退室しました
『ヒメ』 : (観客席に何か見えた気がするが気のせいだ!
『ヒメ』 : (スクリーンにハートとクナイのアイコンが流れ――会場俯瞰の中継にスライドする!
ユミナ : (両チーム中央で対峙
オリグ : (開始の合図を待つ両チーム!
『ヒメ』 : 「さぁーー会場入りし対峙しました両チーム!」
『ヒメ』 : 「記念すべき一試合目!! 皆さん準備はよろしいですかーー!?」
まりん : いいよー!
ユミナ : ー♡(ぶりっ子ポーズだ
オリグ : ……ああ。
朔 : にんにん。
『ヒメ』 : 「ではカウント5で始めまーす!!」
『ヒメ』 : (スクリーンにデカデカと数字が表示される!
『ヒメ』 : 「5!」
『ヒメ』 : 「4!」
『ヒメ』 : 「3!」
『ヒメ』 : 「2!」
『ヒメ』 : 「1!」
『ヒメ』 : 「「 FIGHT!!! 」」
オリグ : …行くぜっ…。第五の元素《フィフス・エレメント》…。
オリグ : (緑色の仄かな炎がオリグの手の上で揺らめき、
オリグ : (そしてそれは光を増していき、突如突風となって吹き荒れる。
オリグ : (広範囲かまいたち攻撃だ!>ユミナ・まりん
朔 : 推して参るです。にんにん。(突風が吹き荒れるのとタイミングを合わせ、一気に忍者走りで加速し前方へ駆ける
まりん : いえーい(一方こちらは戦闘が始まっているのにカメラに向かってダブルピースだ
まりん : いいとこ見せちゃうんだから!いくよ!パライバ!!(魔術書を取り出しぱらぱらとページをめくる。
まりん : (遮るように闘技場を横切る氷壁が生成され、かまいたちからユミナ・まりんの身を守る!
ユミナ : へぇー、なかなかやんじゃん?(まりんを見て笑顔で
ユミナ : ならアタシもDOGEZAさせてやんないとだし!!!(生成されるは巨大サイズの灰皿二刀流だ!
朔 : ……しゅしゅっと。(高速接近しながらくないをユミナに放擲
朔 : (だが、この動きはフェイク。気を逸らしながら着地し、ユミナの鳩尾に体重を思いっきり乗せた肘打ちを叩き込む。
ユミナ : ……残念でしたー♡(お見通しと言わんばかりにぶりっ子しながら、灰皿シールドで防御
ユミナ : (がきぃんと炸裂音が鳴り響く
朔 : (そのままつばぜり合いの格好に
ユミナ : ……そういやさ〜、どこかの筋肉男に聞いたんダケドー。(連撃を防ぐために距離を取らせないよう、ぐぐっと押し込む
ユミナ : なんかアンタ散々迷惑かけてるらしいじゃん。
ユミナ : なんだっけ?アンタに惚れた男が2人でレッスン中にジムで殴り合いはじめたんだっけ??
ユミナ : そのあと両方フって、それで両方心が折れて退会したんだっけ?
ユミナ : インターネット荒れたってさ〜。その前もその前の前もいろいろやらかしてるらしいじゃん。
ユミナ : 何?気をもたせないと死ぬわけ?
朔 : ……何が言いたいんです?陽動?
朔 : それとも油断ですか?にんにん。
朔 : 負けませんよ。
朔 : 絶対に、ここで勝たなきゃいけないので。絶対に。
ユミナ : つまりさぁー!(一気に体重をかけ、押しのける
ユミナ : アタシはアンタが気に食わねーってだけ!!(フルスイングされる灰皿の一撃
ユミナ : ファッキュービッチ!!(さらに中指を立てながら灰皿の連打だ!!
オリグ : (ーーーー一方、その頃。
オリグ : チッ、援護したいが…。
オリグ : ことごとく防がれる、だと…?
オリグ : それにこの魔術。見覚えがある。
オリグ : お前、ウルファングの弟子か。(緑の炎をウォーターカッターに変換し、攻撃>まりん
まりん : そうだよ〜!おトモダチ?それとも嫌ってるクチ?
まりん : あの人敵多いからね〜〜!ウケるよね〜〜!!!(氷の水分で強化された雷壁によるガード
まりん : (そのまま氷柱がずらっとオリグを取り囲む
オリグ : ……。
オリグ : ……俺はアイツの従兄弟だ。
まりん : えーーーーー!!!
まりん : どおりで……。
まりん : ……モテなさそう。
まりん : (大量に取り囲んだ氷柱が一気にオリグめがけ射出される
オリグ : 好きに言えよ。今の俺は無敵なんだ。
オリグ : (さっき殺気を朔に飛ばしていた方を見る。
オリグ : ま、相当筋はいい。それは認めるさ。
オリグ : だが経験の差が出たな。俺の勝ちだ。
オリグ : (先ほど照射された風属性が炎属性となり、爆炎となってまりん後方部から吹き戻る!!
オリグ : ……バックドラフト。今のオレは燃えてんだよ。
まりん : きゃーーー!!!
まりん : (闘技フィールド全体を爆炎が吹き荒れる
まりん : (そして、もくもくと砂煙が立ち込める。
まりん : (まりんにはクリーンヒットしたようだが…?
ユミナ : (ーーーー一方、その頃
ユミナ : (爆風をもろともせず、灰皿の応酬を続けるユミナ。アイドルだから根性値が高い!
ユミナ : チッ、アイツやられた?
ユミナ : ま、いいよ。よく頑張ってたし。
ユミナ : アタシがいいとこ見せないとなぁッ!!(灰皿打撃
朔 : ……にん、にん。(荒っぽい灰皿打撃を一つ一つ丁寧に回避しながらカウンターの隙を狙う
ユミナ : ところでさぁ。アタシとゲームしようよ。
ユミナ : アンタが人にあれこれちょっかいを出すのは、自分がかわいいから。ただの保身。
ユミナ : アタシにはわかんだよね〜。そういうクソ野郎よく見てるから。
ユミナ : そういうヤツはさぁ〜、ファイターだからって大成するわきゃないよね。
ユミナ : だって性根がクソだからさァーーーーーー!!!!(大振りの一撃
朔 : (一気にかわしてユミナの顔面を思いっきり殴りつける
朔 : ……うるさいなぁ、ぺちゃくちゃと。
朔 : ……だから何?
ユミナ : ごめんごめん。(クリーンヒット。鼻血垂らしながら後ろに仰け反る
ユミナ : もし違うかったら、もちろんアタシはDOGEZAして参りましたってするよ。(そのまま倒れこむ
ユミナ : でももしそうだったら、アンタがそうなる。OK?
朔 : ……何を世迷いごとを。
朔 : だったら何っていうんですか!!(クナイが倒れているユミナの頬をかすめる。荒い投擲だ。
ユミナ : は〜〜〜い☆ 受諾のサインと受け取りまーす☆
ユミナ : (そして展開するは……。
朔 : ……。
朔 : (しばらくして噴煙が晴れてくる
朔 : (朔の過去の記憶が思い浮かぶ。
朔 : (私は、私は見捨てられたくない……。
朔 : (あの人みたいに……。
朔 : (だから、だから絶対勝たなきゃいけないのに。
朔 : (勝って、私はみんなに認めてもらえる何者かにならなきゃいけないのに。
朔 : ………。
ユミナ : (噴煙が晴れる
朔 : (なのに何で私……土下座してるんだろう……
朔 : ……参りました。
オリグ : ……どういう、ことだ…?
まりん : うにゃー?(転がってる
ユミナ : ってことだけど、どう?審判?
ユミナ : (ギブアップと見なされゴングが鳴らされる
『ヒメ』 : 「あーーーっと! これは実力差を感じたか! それとも如何な能力かーー!?」
『ヒメ』 : 「しかし! それも含めて本レギュレーションに於いて降参発言は”降参”と見做します…!」
まりん : やった!なんか勝ったラッキー?
まりん : あ…。
朔 : (頭が真っ白になり
朔 : (次の瞬間涙が溢れる
朔 : う…、う……。
『ヒメ』 : 「したがって――! 勝者! チームF! 黒薔薇ユミナ・猫入まりん!!!」
ユミナ : ………。ま、勝負の世界だし。作戦だし。(後味の悪さを感じているようなユミナだった。
『ヒメ』 : (一瞬の攻防、まさかの展開に会場がどよめくが……
オリグ : ……。(頭ボリボリとかいてる
『ヒメ』 : (そこ は フォーデン! 何 で も あ り<バーリトゥード>!!
『ヒメ』 : (わぁっと――歓声が爆発し二人の勝利を喝采する……!!!
オリグ : ま、引き上げるぞ。敗退したわけじゃないんだ。
オリグ : (グロッキーの朔を担いで退場
オリグさんが退室しました
朔さんが退室しました
ユミナ : ま、DOGEZAってワケ。
ユミナ : みんな応援ありがと〜〜〜♡(ぶりっ子だ
ユミナ : ちなみにアタシアイドルやっててぇ〜〜。この前CDがぁ〜〜(ちゃっかり宣伝タイムだ
『ヒメ』 : (ユミナに応えるように声援が上がり、スクリーンにもCDが映し出される…!
まりん : いえーい!(とりあえずカメラに映りたがっている
まりん : (そんな感じにとことん目立とうとしていた2人だった
まりんさんが退室しました
ユミナさんが退室しました
『ヒメ』 : 「一試合目から目が話せない結果になりましたー!!」
結衣さんが入室しました
『ヒメ』 : 「さぁどうなる! どうする!? 次なるラウンド2も目が離せなーい!!」
イヴュさんが入室しました
『ヒメ』 : 「西門、白虎―― チームE! 次鋒・王神帝結ー衣っ!!」
結衣 : ・・・。
結衣 : (入場する手ぶらの女子。武器等は持ってきていない
『ヒメ』 : 「続いて東門、青龍―― チームF! 次鋒・イヴュ=キス=アパサァ~~バンッ!」
結衣 : (いかんせん露出度がすごい。その水着、戦闘大丈夫なのか
イヴュ : ・・・。
イヴュ : (入場する傘を持った女子。武器として使用予定。
『ヒメ』 : (中継ドローンが結衣の足元から頭頂部まで、周囲をグルグル螺旋上昇しながら舐めるように映す…!
イヴュ : (露出度はそうでもないが胸がヤバイ。あんな水着相手でも遜色ない所か・・・
『ヒメ』 : (そしてそれがスクリーンに映し出され おおおおっ!!と主に男達の歓声があがる!
結衣 : はぁ。
結衣 : 貴女が相手なのね。
イヴュ : 、はい。
イヴュ : 何か不味かったでしょうか………
結衣 : 別に。
結衣 : 楽で良いわ。
イヴュ : はぁ・・・??
『ヒメ』 : 「天が呼ぶ! 海が呼ぶ! 誰が呼んだか隠し子ならぬ隠し妹!!」
イヴュ : えっと、何か怒ってるみたいですけど・・・
『ヒメ』 : 「大海原の絶対王者こと! 王神帝唯我の妹! 王神帝、結ー衣ッ!!」
イヴュ : 私も負ける為に闘うのは嫌なので………精一杯頑張りますね。
『ヒメ』 : (マジで? 居たの? 本当に…!? というドヨメキと、歓声が入り混じったエールが会場を奔る…!
結衣 : …ふぅん。(アナウンスもどよめきもイヴュの宣誓もその耳に入れながら
『ヒメ』 : (続いて―― 胸をデン!☆!(1カメ
『ヒメ』 : (ドン!☆!(2カメ
『ヒメ』 : (バーン!☆!☆!(3カメ!
結衣 : 無駄だと思うけど…貴女の闘いはちゃんと見たもの。
『ヒメ』 : 「偉い人は言いました―――。」
イヴュ : え?そうなんですか…?
結衣 : それはそうでしょ…対戦チームは決まってたのだもの。
『ヒメ』 : 「もしこのメロンが、ヴァースより大きかったならば……ヴァースはメロンに向けて落ちるでしょう…!」
結衣 : 貴女、ユイが無勉強で船旅してるとでも思ってたの?
結衣 : ユイは真剣なの。この船に。このクルーズに。
結衣 : お兄ちゃんの夢に。
イヴュ : っ・・・
イヴュ : ごめんなさい(ぺこり
イヴュ : 侮っていたのは私の方だったかもしれないです…
『ヒメ』 : 「それこそが万乳引力! 自然の摂理! ――ってこのカンペセクハラ過ぎない…!?」(※あとヴァースは天動説
イヴュ : …
『ヒメ』 : 「ぇぇーーっと!」(カンペビリビリ破いて
イヴュ : 私だって、、、
イヴュ : …
イヴュ : 頑張れるって見せなきゃいけない気がするんです。
イヴュ : (今日日まだ日を変えても場所を変えてもあんなカンペを読まれちゃう
イヴュ : (もし私が…例えばこの世界の王様だったりしたら、
イヴュ : (「この世界の王様!イヴュ=キス=アパサァバン!」って紹介になるものね…
『ヒメ』 : 「彼女は夜の街からやってきた! 手が冷たい? ノンノン! それはこっちが暖かい
しょーこ!」(胸バンバン叩いて
『ヒメ』 : 「この鼓動が貴方のココロをイチゲキストライク! マージでいい子なんだよー! イブュちゃんだーー!」
『ヒメ』 : (素混じりの紹介を経て――続けざまに歓声が上がる…!
イヴュ : (傘構える
結衣 : ・・・。
『ヒメ』 : 「さ! お互い準備はいーでしょーか!!」
結衣 : がんばってくれたオリグさん、夢を追い続けるお兄ちゃんの為、
結衣 : 貴女には死んでもらうね。
イヴュ : えっと…死にたくないです。
イヴュ : 死にたくないので…精一杯、頑張ります。
『ヒメ』 : 「――では! カウントです!!」
『ヒメ』 : 「5!」
『ヒメ』 : 「4!」
『ヒメ』 : 「3!」
『ヒメ』 : 「2!」
『ヒメ』 : 「1!」
『ヒメ』 : 「「 FIGHT!!! 」」
結衣 : (イヴュの方へと走り出す
イヴュ : 宜しくお願い致します。(日傘の取手に仕込んだ刃が飛び出てギミックナイフに
イヴュ : 、、痛ぁい……(自分の胸へナイフを突き刺す
イヴュ : (それを引き抜き、噴き出す鮮血
結衣 : 終わりよ。
結衣 : (噴き出した鮮血がシャボン玉のように空中に浮かぶ泡に
イヴュ : ぇ?
結衣 : (泡の中の温度が上がり、沸騰し、
結衣 : (沸騰した血の泡がイヴュに向けて襲いくる
イヴュ : 「泡を操る力」…?!
結衣 : (イヴュの体にぶつかって弾ける沸騰した血の泡
結衣 : そうよ、
結衣 : (舞い散る血の熱湯の中から
結衣 : (イヴュの胸元の傷へと伸びる手
イヴュ : あ。(胸の傷口へと、冷たい手が触れる
結衣 : 【夢幻泡影】
イヴュ : ー?
イヴュ : (イヴュの両眼から血が吹き出す
イヴュ : (眼鏡にかかって、視界が真っ赤に
イヴュ : (両耳から、腕の古傷から、膝から、
イヴュ : (全身から順々に血の泡が吹き出していく
結衣 : さようなら。
結衣 : 殺す気は無かったけど。
『ヒメ』 : っ !!(思わず口を抑えて
結衣 : 死んじゃう貴女が不運なのよ。
イヴュ : (全身から沸騰した血の泡がゴボゴボと際限なく溢れ出す
イヴュ : 不運…でしょうか? 私はそう、思わないですけど。
イヴュ : (血涙を流し、口から赤い泡を吐きながら、確かに聞こえる声で彼女はそう言った。
結衣 : っ!?
イヴュ : 【血刀】ブラッド・フォートレス
結衣 : (舞い散る鮮血、その全てが釘のようになり結衣に突き刺さる
結衣 : あ゛っっ!!
結衣 : (ザクザクと、数多の血の刃が次々に体に突き刺さる
結衣 : っ、、な、、なんで…
イヴュ : なんでって…簡単な話じゃないですか…
イヴュ : (血で濡れた眼鏡がずり落ち
イヴュ : (その裏で、金の瞳が光り輝く
イヴュ : 私が、吸血鬼とサキュバスのハーフだからです…
イヴュ : (血涙を零しながら僅かに笑う
結衣 : 魔眼…?
イヴュ : はい。
イヴュ : 吸血鬼もサキュバスも魔眼を持つ種族…ハーフの私にはその両方があります。
イヴュ : 金の魔眼は「血騰の魔眼」
イヴュ : 血を活性化させ、時には沸騰させ、活力を向上化させる…
結衣 : 沸騰っ…?! ユイの力でやってたんじゃ…
イヴュ : いいえ。2人でやってました。
イヴュ : このように。(金の魔眼で結衣の傷口を睨む
結衣 : ーーーあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!
結衣 : (もがき苦しみ
結衣 : (もがき
結衣 : (溺れるように苦しみ
結衣 : (蹲る
イヴュ : 【泡を操る力】、きっと水場では無敵な力だったと思うんですけど…
イヴュ : 【血】だけなら負けません。
イヴュ : 私だって亜人の端くれですから…。
結衣 : あ゛、、、っ、、私は、人間よ…!
結衣 : 亜人なんかと一緒にっ、しないで…海から力を授かった…だけの…!
イヴュ : え?
イヴュ : ぇえ?
イヴュ : (どう考えても…海由来の生命の力だと思ったけど…
イヴュ : (あれ、あれ?
イヴュ : (でも、あれ?そもそも王神帝の生まれなら魔人…?あれ?
イヴュ : (彼女、自分を何だと………?
イヴュ : …
イヴュ : そっか。
イヴュ : 貴女も色々あるのね。(生まれがどうこうは私こそ人の事言えないもの。
結衣 : っっ、、!!(沸騰する血にもがきながら地面に体を擦りイヴュを見上げる
イヴュ : でも、私の勝ち。です。
イヴュ : 色々大変な生まれなのかもしれないけど、(傘を両手で高く構えて
イヴュ : 貴女も自分の血を大事に生きてくれると…良いな…なんて…
イヴュ : 【血刀】ブラッド・サーベル
イヴュ : (傘が纏う血の装甲。血を操る者の作り上げた武器
結衣 : っっ、、ぅ…!
イヴュ : 降参、しないのよね?
結衣 : こ…
結衣 : こんなはずじゃ、こんなはずじゃ無かったのに…っ!
結衣 : お兄ちゃんにもオリグさんにも…これじゃ…こんなんじゃ…
結衣 : (地に蹲り、大粒の涙で地面を濡らす
遠くから響く声さんが入室しました
遠くから響く声 : もういい!!もう十分だろ!降参してくれ……!!!(結衣のよく知る声が入場ゲート付近から叫んでいる
結衣 : っ、、、
結衣 : ・・・
結衣 : (「人の声なんて使わなくても、わかるよ」
結衣 : …
結衣 : ユイの負け。よ。
結衣 : (地に倒れ血と涙でその場を濡らしながら
イヴュ : はい…
イヴュ : (その言葉を聞いて、瞳を閉じる
イヴュ : (魔眼の効果が切れ、血の沸騰…活性化が止まり、
『ヒメ』 : 「――け、、けっちゃーーーーく!!」(カンカンカンカーーン!!
イヴュ : っ、、
イヴュ : (フラフラっとよろけ、傘を杖に立つ
『ヒメ』 : (――――― あまりの光景に 静まり返る観客席 ――――
『ヒメ』 : (瞬間、
『ヒメ』 : (爆発に聞き紛うほどの 大 歓 声 ――――!!!
イヴュ : っ(びくっ!!
イヴュ : な、、、ぇ。ぇ?
イヴュ : (疑問も不思議も湧く方が不条理
『ヒメ』 : 「何という決着!! 何というドンデン返し!! 何という逆転に次ぐ大逆転!!」
イヴュ : (戦闘要塞都市フォーデン
『ヒメ』 : (集う客は、血に飢えたレディースアンドジェントルメン……アーンド バーバリアン!
遠くから響く声 : (試合が終わった後、搬送されている結衣に駆けより何やら声をかけている。
イヴュ : (熱き闘いには拍手喝采が巻き起こる
イヴュ : そう…なんだ…
イヴュ : (ペコリと、観客のみんなに一礼
『ヒメ』 : (呼応するように歓声がこだまする…!
イヴュさんが退室しました
遠くから響く声さんが退室しました
結衣さんが退室しました
『ヒメ』 : 「今! 担架で結衣選手が運ばれようとしています! 隣に付き添っているのはチームメイトのオリグ選手でしょうか!」
『ヒメ』 : 「文字通り全力を尽くした――結衣選手に拍手を!!」
『ヒメ』 : 「そして、まさかの逆転劇を飾り、自らの足でリングを去る勇士――イヴュ選手に今一度拍手を!!」
『ヒメ』 : (会場は、これ以上ないほどに万雷の喝采で包まれる…!
『ヒメ』 : 「――そして! 今この瞬間! チームFの勝利が決定いたしました!」
『ヒメ』 : 「両チームの合意があれば、ラウンド3を執り行う事も可能ですが――今回は辞退との通達があり――」
『ヒメ』 : 「ここに! チームFの勝利をもって! 第一回戦・第一試合の終了とします!!」
『ヒメ』 : (渦巻くように歓声が巻き起こる
『ヒメ』 : 「なお! 会場の修復、準備のため――第二試合まで◯◯分ほどお時間をいただきます!」
『ヒメ』 : 「それまで! 皆さん! 水分補給と! 喉のコンディションをバッチシ直して!」
『ヒメ』 : 「サイッコーのテンションで! 第二試合に挑みま、しょーー!!!」
『ヒメ』 : (おおおおおお!!と呼応するように歓声があがり、ライトアップが少し暗くなる――
『ヒメ』さんが退室しました
最終更新:2020年01月26日 04:21