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波紋の坩堝 [渦明 唯我 パイソン]

渦明さんが入室しました
渦明 : (王神帝協業特設施設 フォーデンズ・ホロセウム
渦明 : (観客席を折り、施設内廊下 ――照明が控えめで、やや薄暗い
渦明 : (ひとけの無い階段裏にて。2人
唯我さんが入室しました
渦明 : …… (後ろに振り返って
唯我 : ハッ!こんな所まで連れてきて一体どんな話をしようというんだ?
渦明 : …想像は付きませんか?
渦明 : 突然、あんな情報が出てきて……誰も唯我さんに何も言わなかったのが不思議なくらいでしたよ。
唯我 : ほう?
唯我 : ならば、結衣の話か。
渦明 : はい。
唯我 : 無理もない。「貴族の隠し子」など厄介な問題に首を突っ込むような奴などそうは居まいよ。
渦明 : …ええ、ですが、単刀直入に聞きます。あの話は本当なんですか?
唯我 : ほう…さぁ…どう答えたものかな。
渦明 : …結衣ちゃんが、王神帝家……否、「唯我さん」を絶対視してる事は知ってます。
渦明 : でもそれはまあ、うちの地元じゃ、大なり小なり皆そうですから…
唯我 : 「隠し子」やら「隠し妹」やら、その隠し事をされていたオレに真実を聞くとは…
唯我 : ここでオレが「そうだ。」と言っても「違う。」と言ってもそれが真実というわけでは無いんじゃないか?
渦明 : …次期当主である貴方が、本当に何も知らないって?
唯我 : だからこそ。だろう?
唯我 : 一番隠さなきゃいけない相手にバレてたら隠し事でもなんでもない。
唯我 : ハッハッハッ!もうバレたがな!
渦明 : ………。 …そうですか。
唯我 : しかし、何だ。
唯我 : 何故、そうも気になる?
渦明 : ……… ―― それは。
渦明 : ……それが真実なら、貴方の家を、心の底から軽蔑するからですよ。
唯我 : ハッ、勝手な想像で嫌われたものだな?
渦明 : …… 自分は、結衣ちゃんの事を、…人より少しだけ知っています。
唯我 : あぁ、だろうよ。
渦明 : … … それは彼女の赤子の頃についてです。(そう、それは、うんと昔、自分もまだとても小さかった頃の記憶。
唯我 : …ほう?
渦明 : (家は交番を兼ねていた。夜遅く、深刻そうな様子で話していたのは、自分の父親と――近所の魚屋の若夫婦。
渦明 : (…あまり聞いてはいけない話なのかもしれない。…そうどこかで思いながらも、彼は閉められた扉越しに、くぐもった会話を耳にした。
渦明 : ……渦潮に攫われ、港に打ち上げられ、魚屋の夫婦に拾われて育てられた子ども。
渦明 : …それが彼女です。
唯我 : うむ。
唯我 : だから軽蔑すると?
渦明 : 王神帝家が彼女をそうしたと言うのなら、そうですね。
唯我 : さぁてな。
唯我 : 渦明よ。
渦明 : …何です?
唯我 : 真実は誰にもわからない…ということにしておくが、
唯我 : 何だ、「赤子が渦潮に飲まれて生き延びるはずがありません。」
唯我 : 「それにその力、その体、どう考えても海の亜人ではないですか。」
唯我 : 「勝手に貴族の名を名乗るな!不届き者め!」
唯我 : と、
唯我 : 喚き叫ぶオレが見たいのか?
渦明 : ………。 はっきり聞いておきたい事は、あります。
唯我 : なんでも聞くがいいさ。
渦明 : 貴方が結衣ちゃんを、どういう風に見ているのかです。
唯我 : ふむ。
唯我 : さあて、聞けとは言ったが、困ったな。
渦明 : 静観だろうと放置だろうと、自分としては、彼女が傷付かなければそれでいい。
渦明 : …ですが、貴方自身が本当はどう思っているか、は、…きちんと知っておきたいですね。
唯我 : そうだよ。そこなのだよ。
唯我 : 貴様自身が結衣と結婚してオレの家を乗っ取ろうというのであれば、
唯我 : それなりの回答を用意するのだが…
唯我 : そうではない。
渦明 : 付き合いたての彼氏がいますしね?
唯我 : が、答えは知りたい。
唯我 : 怖いもの知らずは怖いな?
渦明 : はは、買い被りすぎですよ。(ハハ、と
唯我 : オクターンじゃそう聞かんが、キットルではよくある事だろう。
唯我 : 宝くじを当てた途端、誰知らぬ親族が現れたり、
唯我 : 遺言状のない大金持ちが死んだ途端、隠し子が発覚したり、な。
渦明 : 自分は――……(「…魚屋夫婦の娘さん。あの小さな女の子がいるだろう」
唯我 : その手の話は基本的に双方言ったもん勝ちだ。
渦明 : (「あの子に優しくしてあげて。――守ってあげるんだよ。鳴清。」
渦明 : ………言い付けを果たしたいだけなので。
唯我 : ふぅ。
渦明 : (…親に言われた事を守り通したいだなんて。…この人聞いたらバカだと思うかな。
唯我 : なら尚更だ。答える事は出来ないな。
唯我 : オレがどう思おうが、真実がどうであろうが、勝手に守るのだろう?
渦明 : はは、らしくないほど秘密主義なんですね。
唯我 : ハッ? オレほどの秘密主義はそうは居ないぞ?(笑い
唯我 : 天の声は時に不都合な真実でも勝手に響いてくるからな?
唯我 : その全てを全員に開示していてはいらぬ闘争も招きうる
唯我 : 貴様の「知りたい理由」がソレなら、教えてやる義理は無いって訳さ。
渦明 : ………一応、誤解の無いように伝えておきますけどね。
渦明 : 俺に、お前の家を脅かそうなんて魂胆は無いですよ。 ――いくら王神帝家が俺の家をめちゃくちゃにしたんだとしても。
唯我 : ハッ?今、それを言うか。
渦明 : 民は、町は、 あなたの隆盛を望んでいるからです。(目瞑って両手開いて
渦明 : …だって気分悪いじゃないですか。何も言っちゃいねぇのに乗っ取りだの言ったもん勝ちだの。
唯我 : ふ。それもそうか。
渦明 : 疑われた分は弁明をする。そんぐらいの事です。
パイソンさんが入室しました
パイソン : ――戸籍上、王神帝家としては登録されてないな。(双方の後ろから声
唯我 : そんな事はとうにわかってる話だぜ?
渦明 : ――。
パイソン : 在籍状は八百屋の娘。 何なら塩基配列も調べるか? 面は似てないが(ん?と肩を竦め
渦明 : …パイソンさぁん?(幾らかいつもの若造くさい調子に戻る
パイソン : (ハンドポケットのまま近づいて来て
唯我 : はぁ、パイソンよ。そんなんだから空気が読めないオッサンって言われるんだよ。
パイソン : 何だ妬けるな二人して? イチャイチャするなら誘ってくれないと(片方取り出し、唯我の胸をトントンと
唯我 : 誘う道理が無いな?
渦明 : ホントにー。そんな愉快な集まりに見えました?(ハハ、と
唯我 : 誰だって遊ぶ種目とその相手は選ぶだろう?今日はその日じゃないって事さ。
パイソン : あるさ。(通り過ぎ、渦明の隣で振り返って唯我と対峙
パイソン : 約束したろお坊っちゃん。お互い隠し事は無しだって。
パイソン : ……まぁ、よっぽど除いて、って話だが。 今回がそうか?
唯我 : ハッ、真実を知りたがるね。どうも。
パイソン : 例えばだ。(そうだな、と両手ポケットのままで
唯我 : 答えは変わらんさ。
唯我 : 次期当主である当人のオレにはわかるはずもないし、
唯我 : わかってても、おまえらには教えもしないさ。
唯我 : 結衣と結婚して家に来たいって言い出したら話は別だがな?
パイソン : なるほど。拗らしてるな(肩竦めて渦明に
渦明 : ぁー…はい。
渦明 : 駄目ですねこの人。
パイソン : いやただまぁ…そうだな。
唯我 : やれやれ。どうしてそう乙女の秘密を暴こうとするかね。
パイソン : そう答える他ない。そうだとしたら?
渦明 : そんな気取った心理で動いてねえくせに。
パイソン : 責任者としては当然だよな?
パイソン : 真実はどうあれ、誰が何と言ったとして、事実と向き合わなくちゃーならない。
唯我 : ふぅ。なんと言おうが答えは変わらんさ。
パイソン : 強がるなよ。別に取って食おうとしちゃいないさ。
パイソン : 実際何も知らないんだろ? どうだ?(ん?と
唯我 : ハッ、尋問を続けるなよ。この話は終わりだ。
渦明 : ……。
渦明 : 結衣ちゃんの事、好きですか?
唯我 : ふむ。
渦明 : それも「教えはしない」ですか?
唯我 : いいや、答えるよ。
唯我 : いつも怒られる答えをな。
唯我 : オレはこの世のすべての女性を愛しているし、
唯我 : 王神帝結衣も魚住結衣も、どちらであったとしても、
唯我 : 彼女が真の妹であっても、そうでなくてもだ。
唯我 : 大切なクルーだ。好いているよ。
渦明 : …… 解りました。
唯我 : 満足か?
渦明 : 思ったよりマトモな答えが聞けて安心しましたよ。 
渦明 : ええ、満足。そういう事にしときましょう。
唯我 : ハッ、オレは常にマトモだぞ?(笑って
渦明 : さっきまで思考停止コピペ野郎でしたけどね?
渦明 : でも、最後のは違いましたから。
唯我 : よく言う。踏み込んでは傷つく領域があるだけの話さ。
唯我 : 彼女を傷つけたくないのは貴様と一緒だろうからな。
渦明 : ……。そーですね。
パイソン : ……(概ね図星ってことか?それ。
唯我 : しかしお前、二股するつもりがないならほどほどにしておけよ?
渦明 : はい?(自分?と指差して
唯我 : あぁ。
渦明 : …家族でも、恋人でもないのに、…ですか。
渦明 : 妹みたいなモノなんですけどね。 …まー、通じにくいとは思います。
パイソン : ……。男だけの会話だ。この際二股は置いとくとしてもだ。
渦明 : そこ置きます?(思わず
パイソン : 5mの高さから水面に叩き付けられたら相当痛いぞ。 ……そういう話じゃなく?(ん?と
渦明 : それは何やらかしたんです?全然有り得る話ですけど!
パイソン : 何、おじさんちょっとジョークに失敗してね。(うんうん、とちょっとバツ悪そう
渦明 : それは命があって良かったですねぇ……(ハハハと
唯我 : ま、綺麗な女の子だし、傷つけん傷つけん言いたくなる気持ちはわかるが
唯我 : 彼女の場合は、オレ達が傷つかない方にも気を使った方が良いのかもしれんな?
唯我 : 今は治療室で彼氏くんと一緒だろうが、
パイソン : おいおいいつものシェイクスピア風はどうした?
唯我 : 病み上がりにはご機嫌に気を付けないとな?
渦明 : まぁ、物理なら寝りゃ治るじゃないですか?(これやられた事ある人の発言だ
パイソン : ハッ彼女は! 彼女は可憐ではあるが〜!(雑な真似っ子
パイソン : ……それが本心なら最初に言ってくれよ。
渦明 : ま、あの娘については同じ事やってもOKな時はOKだし、駄目な時は駄目です!
渦明 : 確かにその、今のテンションどうしたって感じですね?
パイソン : 隠し事なし。あられの無いバカ話も。男同士なら、な?
唯我 : (などと他愛もない話をしながら、
唯我 : (王神帝結衣、あるいは魚住結衣の問題は一旦解決。いや、棚上げされた。
唯我 : (しかし、
唯我 : (真実はいつもひとつ。
唯我 : (頑張れ。僕らの名探偵。
唯我 : (オリグ・アルネ・オクス!
唯我さんが退室しました
渦明 : …… あのー、所でパイソンさん。
渦明 : さっきの話、いったいどこから聞いて……?(微妙に^▽^顔になりながら
パイソン : ……。高笑いで去るの好きだな。 …何?(振り向き
パイソン : …………。
パイソン : おっと時間だ。もう行かないと(言ってから腕時計見て
渦明 : ……はぁい。 自分も、らしくなく真面目な話して…
パイソン : ランデブーの邪魔したな。ほら(肩ポンポンした後、何か名刺を渡す
パイソン : (近くのバーの紹介名刺だ。
渦明 : ……、、(半目で名刺受け取り)
渦明 : ……自分、飲めませんけど…
パイソン : ここの警備システム止めるのも楽じゃないんだ(続きはこっちでな、と言うと歩きだす
渦明 : ……。 はい。(妙に静かに返して、パイソンに続いて歩く
パイソン : グレープフルーツでいいか?(スマホポチポチ弄り……警備システムを正常再開
渦明 : はい。割と何でも。(はは、と笑って
パイソン : 可愛い子を呼んでもいいが……ま。それは今度だな(言いつつ通路の向こうへ
パイソンさんが退室しました
渦明 : ゃー、そういうのは……
渦明さんが退室しました

 

パイソンさんが入室しました
パイソン : (――その夜。 フォーデン某所のバーにて。
渦明さんが入室しました
パイソン : (喧騒止まないフォーデンにしては珍しく物静かで、大人の隠れ家風の呑処。
パイソン : ギムレット。 それと彼は運転手だから――グレープフルーツジュースを(店員に申し付け
パイソン : ……本当に呑まないんだな?(ソファ席に背を埋めて。 もちろん運転手なんて出任せだが。
渦明 : (慣れた様子のパイソンの向かいで、店内を少し見回し
渦明 : はい。めちゃくちゃ寝ますし! ……それに、
渦明 : 酒にはあんまり良い思い出が無くて……(たはは、と困り笑いで
パイソン : (そして運ばれてくるグラスが2つ
パイソン : なるほど。 狼になっちゃうわけだ?
パイソン : 何、昼間は清廉潔白、理知的な男だったとしても  夜ぐらいはネクタイを外しても許される。
パイソン : ボクみたいにね? 乾杯(グラスを傾け
渦明 : …やー、そんなそんな。(はははと
渦明 : ぁ、はい。乾杯です(カチン
渦明 : いやぁ、しかし、こんな洒落た店に来る事ってなかなか無いので…
パイソン : (透る硝子の音、 グラスをくいっと呷る
パイソン : ――、、。 ふぅ、仕事の後は美味いな。
渦明 : 作法とかあったら教えてくださいね(小声でコソッと
パイソン : 何だ。 あんまり遊んでないのか?(意外だ、とでも言うように
渦明 : (自分もグレープフルーツジュースを煽り
渦明 : ああいえ、酒場とかには行きますよ。でもほら、基本、オクターンですし。
パイソン : 作法も何も、落ち着いていればいい。 ただそれだけだ。
渦明 : バーっていうより……酒場ですよ。はい。
渦明 : なるほどー。(ほーう。と
パイソン : 何があっても自然を装う。 大物感を出すんだ。 そうすれば大体イケる。
パイソン : ……。 口説き方の話だな?
渦明 : はは、そーゆー話多いですよね。女の子好きなんですね?(笑って
パイソン : 愛に飢えててね?(オーバーに肩竦めて
渦明 : へぇ〜〜
パイソン : まぁ”彼”ほどじゃないかもしれないが。
パイソン : ……昼間のあれはちょっと肝が冷えたな?
渦明 : ……? それは…
渦明 : …… はは、すみません。変な所に居合わせさせて。
パイソン : 気にすることない。 同じ船に乗ったもの同士だしな?
パイソン : 君の尻が無事で良かったよ。
渦明 : はい?(??
パイソン : 流して(はは、と。 備えで出された別グラスより、フライドパスタを一本取って
パイソン : それより、唯我のお坊ちゃんも困ったもんだな。(パリっと一口
渦明 : …はい。…一応言っときますけどそっちの気は無いですからね…?
渦明 : 、……ああ、……そうですねぇ。(思い返し
パイソン : おいおい、あったら逆に振らないだろ(ははは、と
パイソン : まぁま、そうだな……あんな言い方しなくても良いのにな。 あの……何だ。サンガルの。 スフィンクス?じゃあるまいし
渦明 : あー、そういう感じでしたね。偉ぶった警備システムみてぇな。
パイソン : ……(パリパリと
パイソン : ……ま。分からんでもないんだ。うん(思い返し……しょうがないなぁ、とでも言う風に
渦明 : ……まあ、冷静に話せないと解ってて突っ込んだ自分も自分です。(はぁ、と
渦明 : そんでも、聞かずに居られなかったんですよね……
パイソン : ……生きるってことは、影響を与える、ってことだ。
パイソン : 言わなきゃ良かったな、なんて後悔はごまんとあるが…(グラスを煽り――
パイソン : (っふぅ、)――言えば良かった、と後悔するよりはずっと良い。
渦明 : ……(グレープフルーツのグラスを手持ち無沙汰に揺らして
パイソン : 何も言わずに漬物石になるのは苦手な質でね。(うん、と
パイソン : 良いじゃないか。 冷静かどうかは二の次さ。な?
渦明 : ……まあ、それはそう思います。けど…
渦明 : ……態々揉める気なかったのにな〜、完全に要らん事言いましたわ(はぁぁ、と
パイソン : 気にしちゃ居ないさ。 メカブまみれにして転がしても翌日にはケロッとしてたぐらいだしな?
渦明 : それはそれで何をなさっていらっしゃる??
パイソン : ちょっとキツいの入れすぎてね(ははは、とグラス飲み干し――同じものをハンドサインで注文
パイソン : まぁ、なんだ。その。
パイソン : 例えばだ。 例えば……
渦明 : ……はい。
パイソン : 図星だったり、触られたくない部分だったり、ちょっと目を瞑っていた話に触れられた時、どうする?
パイソン : かつ自分が言い逃れできない立場で、白黒証明を求められ、次の発言が事を大きく分かつ時。
渦明 : ……。
パイソン : ついでにいうと失敗も、許されない。(まいった話だよな、と運ばれてきたグラスを受け取り
パイソン : (喉を鳴らしてカクテルを一気に飲み干す。
渦明 : ……それで、触れづらい事は放置ですか。
パイソン : ……強がるしか、ないよな。(はは、と自嘲気味に
パイソン : ぁあ、確かに煙に撒かれたな? いや、あれはボクのせいか……?
パイソン : いや何、フォローしてるわけじゃない。 事実ベースの話さ。(よいせ、と肘をソファーについて
パイソン : 意地貼ってたろ? アイツ(本人は否定するだろうけど~~と掌遊ばせて
渦明 : …俺が求めてたのは、地元の大貴族、次期当主サマの解答じゃないですよ。
渦明 : 王神帝唯我一個人の把握してる現状と、心情を知りたかった。
渦明 : まあ、それが難しい事だっていうのは分からんでもないですけど?
パイソン : ぁー……そうだな、作戦を練らないと難しいな(揚げパスタを摘んでフリフリ
パイソン : ゴシップ記者みたいに意見求めても、ああいう回答しか出ないんだろうな。
パイソン : …まぁもう少し、ウィットに富んだ回答をしても良いとは思うけどね(ははは、と
渦明 : まあ、もういいです。…個人的には、もう。
渦明 : 彼に、結衣ちゃんへの悪意が無い事は分かりました。それならもう。
パイソン : ………。
渦明 : それ以上踏み込んでどうにか、とか思いません。
パイソン : ……。 軽いのなら呑むか?
渦明 : …… …………
渦明 : ……寝床に運んで頂けるなら……
パイソン : 何、得意技さ(指でチョイチョイして店員を呼び
パイソン : …、ああ。 オレンジベースで(パパっと注文し、下がってもらう
渦明 : ……アルコール、苦手なんですけどね。ホントは。
パイソン : そういう日もあるさ。今日みたいにな?(スクリュードライバーと言われる、ウォッカとオレンジジュースのカクテルが運ばれてくる。
渦明 : ……時々頼りたくなって。 ……頼りたくなるのがまた忌々しい…
渦明 : いいですか、ホント……ホント3秒で寝ますからね!(グラス片手に
渦明 : (ぐいっと行きました!
パイソン : ああ。改めて乾杯。(どうぞ、と
渦明 : ――――
パイソン : ……ぁー 3秒か。 先に聞いときゃ良かったな。
渦明 : (3、2、1、………
渦明 : …………
渦明 : ……はぁい? 何がです?(起きてる!?
パイソン : …………。
渦明 : (いや……起きてるけど起きてない。目が据わってる。
渦明 : 聞きたいことってー。なんですかー??
パイソン : ………成程。 3秒で寝るわけだ。
渦明 : ねーてーまーせーんー?両目開いてんでしょーが…
パイソン : …………。(珍しく呆れの半目で見遣って
パイソン : ……どうしてそんなに彼女に拘る?
渦明 : っはーーー。ったくもぉー! ……はい?
渦明 : あぁ、結衣ちゃん?あーもー皆聞いてくんだよ。好きなの?とか恋なの?とか?
渦明 : ンなんだったらとっくにどーにかなってるっつーの!成就にせよ破綻にせよ!
渦明 : 違うんだよ。全然違うの。……これは……約束だから……
パイソン : ……約束。
渦明 : あの子を守ってやれって…… まだ、
渦明 : まだ、本当の警察官だった時の……両親との……約束だから……
渦明 : まあ、おふくろはもう空の上だし? 親父は呑んだくれて見る影もねぇけど?
パイソン : …………
渦明 : だ、か、ら、アルコール嫌いなんだよ!
渦明 : 脳やられた果てに人の頭ビール瓶で殴りやがって………仮にも元警察がよ……
パイソン : …… 親父さんに、酒に溺れる何かが?
渦明 : …………あぁ、そーですよ。
渦明 : ……王神帝創我、当然知ってるでしょ。
パイソン : ……。また懐かしい大物を出してきたな。
渦明 : 10数年前に改革的な治世を行い、オクターンの民の不興を買いまくった。
渦明 : 政治と民の間で板挟みになり、人々不興を一身に受けるのは………そりゃ公職の人間だよ。
パイソン : ウチも当時は経済封鎖だの圧を受けたが……そうか、当時は公僕一体か。
渦明 : 当時は色々…本当色々あったよ。嫌がらせや暴動めいたものまで、激しくて……
渦明 : それで……おふくろの方が先に気を病んじまって。
パイソン : ……
渦明 : …身体悪くしてからは早かったな。……それで、親父ももう駄目だ。
渦明 : …………、(カラン、とグラスを揺らして
渦明 : ……「王神帝の所為でこうなった」とは言えないのかもしれない。
パイソン : …………そうか……
渦明 : ……けど、
渦明 : やっぱり、何処かで割り切れない自分も居て。
渦明 : ……だから、元々確執あんですよ。……その上で話に行ったらそりゃああなるわ。(深々と
パイソン : なるほどね。 そりゃま、感情あって当然、か。
パイソン : (彼におかわりのスクリュードライバーを頼んで
渦明 : ……(据わった目でグラスを睨んで
渦明 : ……こんなもんに逃げる奴は、嫌いなのに……
パイソン : ……もっと早く、世界が繋がっていればな……(ぼそり、とボヤくように
渦明 : 結局俺も……
渦明 : ……眠りがソレって、だけなんだよな…………(グラスに指掛けて、すーっと引き寄せる
パイソン : ……君の睡眠症も、そこの確執が原因で?
渦明 : ……さぁ。一応病院には掛かりましたけど。(2杯目行きました!
渦明 : 「原因不明」「恐らく心因性だろう」って…… ……心因性って何ですかね。
渦明 : …ただ、最初にそうなったのは…初めて酒瓶で頭カチ割られた時かな……
パイソン : …………そうか。 何だか、つい最近聞いた言葉だな。
渦明 : ……どれだけ落ち込んでても、酒に溺れても、いつかは立ち直ってくれるって、
渦明 : ……そん時までは思ってたんでしょうね。
パイソン : (体ってのは、生命が、守護が癒やしてくれる。
パイソン : (だが心ってのはそうはいかない。 誰かが治すか、自分で立ち直るか…… 勝手には、治らない。
パイソン : その出来事が、君に深い傷跡を残した。
渦明 : ……あぁ、もう壊れちまったんだな。これまでの平穏は、もうこの世には無いんだな。って。
渦明 : ……夢でも見たくなったんでしょーかね。(どこか他人事のように
パイソン : ……頭に古傷は?
渦明 : ……どーかな。自分じゃ見づらいトコなんで…
渦明 : 守護あるなら治ってそうですけど…(手で触れつつ
パイソン : ……もしまだ残ってるなら、綺麗さっぱり治してやるさ。
パイソン : ただ、傷が治ってからだな。(うん、と続けて
渦明 : ……。
パイソン : おまけにふっさふさにしてやっても良いぞ? 昆布食うよりウチのバイオプリンタ技術のがよっぽど効果がある(軽口を笑いつつ
渦明 : そこは間に合ってますー!今の所心配してないんでぇ(ぐで
渦明 : (なんか本格的にぐでっとしてきた 体質的には実はそう弱くもないのだが、久々の飲酒に体がビックリしてる…多分
パイソン : はは 確かに――と、(そろそろ限界か、と 
渦明 : …………ぁー、…(テーブルに伏せて
パイソン : (車を回してくれ、と店員に申し付けて
渦明 : でも、ホント、ちゃんとしねぇと…王神帝との関係も……
渦明 : オクターンの、
渦明 : 警察官…………なんだから…………
渦明 : (本格OUTだ……意識を手放していく
パイソン : ……(肩ポンポンと
パイソン : さて、と…… また力仕事か。(やれやれ、と
渦明 : (――尚、こうしてとめどなく喋りまくったこれらを――
渦明 : (「目覚めた」彼は全く覚えていない。
渦明 : (「だから3秒で寝たでしょう!?」そんな感じだ。
パイソン : (――――翌日。 一同集う朝食バイキングの場でそのような声が上がり
パイソン : (「いやはや酷いもんだったよ! 酒呑んで絡んだらバターン!だ 3秒で!」
パイソン : (「いやーまいったまいった。 なぁ、キミらも彼と呑む時は気をつけろよ?」
パイソン : (「”ちゃんと背負って帰れるヤツだけ” 酒に誘うんだ。 いいな?」
パイソン : (そんな発破があったというのは、また別の話――――
パイソンさんが退室しました
渦明さんが退室しました

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ログ 2020Q1
最終更新:2020年01月26日 04:20