スノウさんが入室しました
スノウ : (ここはセントラル――より南方10kmほど。 鉄の都「ニコラスクエア」
スノウ : (メイン・ストリートより外れの裏路地。 ――から更に奥の袋小路にて、不穏の気配。
スノウ : (黒服。サングラスの男が数人。 どの男も肩幅は大きく、サラリーマンというよりは、エージェント。いわゆる”その筋モノ”。
スノウ : (ようやく追い詰めたと滲み寄る男達。 画一的な格好をしているのは身元バレを防ぐためか。
スノウ : (袋小路に立つは白雪の乙女。 これ以上、逃げ場はない――
黒服さんが入室しました
黒服 : 「観念して、ご同行願おうか」
黒服 : 「いかな令嬢とは言え、これ以上抵抗するなら我々も手段を選ばない」
黒服 : (じり、と埃っぽい路地を革靴が擦る
スノウ : ――あら。 奇遇ですわね。
スノウ : (冷たく透る氷のような声。 おかしい、そこに居るのは怯える生娘の筈だ――。
スノウ : (誰の差し金か。男達には前情報が知らされてなかったのか。 重要な見落としをしている――
スノウ : 私も同意見ですわよ。――――
黒服 : 「何だ、 地面が―――壁も――――」
スノウ : (その一つ――
黒服 : (閃光、衝撃、そして吹き荒れる氷の嵐――!!
黒服 : (吹き散らされる様に吹き飛び、転がり、滑る落ちる黒服達――!
黒服 : 「なっ ななななっ!!」
黒服 : 「――おいっ 話と違うぞ――!!」
黒服 : 「令嬢だぁ?! てんで、、”やれる”じゃねぇか……!!」
スノウ : (渦巻くスノー・ホワイトの中心は無風。 その中をヒールを鳴らし悠然と歩く。
スノウ : 何処の差し金かは知りませんが。(近寄らば凍てつく。微笑む目線は鋭く冷たい。
スノウ : おイタが過ぎるようですわね……?
黒服 : 「ッチ、、一旦下がれ!! 下がるぞ!!」
黒服 : (凍る大地に足を取られながらも、男達が袋小路から逃げていく――!
黒服 : (誤算、誤算であった! 重要な見落としが一つ。 あの娘、十二分にやりやがる…!
黒服 : (だがそれなら、”それようにやり方はある”―― 一手違えたが、体制を立て直せば――
スノウ : (――否。 袋小路に追い詰められたのは、果たしてどちらであったか。
スノウ : (見落としはもう一つ。 しからば、詰みというものである。
黒服 : 「――、何だ…? 路地に誰か……」
フレアさんが入室しました
フレア : (薄明かりに灯る、一つの炎(あかり)――
フレア : (しなだれ、舞うような手首にあわせて炎の輪を描く
フレア : (その、二つ――
黒服 : 「なっ―― 今日はあの”護衛”は居ない筈―― 一人って話じゃ――」
フレア : ――。 お姉様!(焦がすような目線で刺し
スノウ : ええ、フレア!(黒服達を挟み込む陣形――
フレア : 炎のように冷たく――
スノウ : 氷のように熱く――!
黒服 : 「なんっ 冷っ 肌がっ ッこっちは凍って、、熱―――!」
フレア : バイシクル――
スノウ : ――ロンド!!
スノウ : (炎と、氷の二重螺旋が、黒服達を巻き上げ吹き飛ばす――!!
黒服 : 「「――――!!! ――――――!!!」」
黒服 : ――――――
黒服 : ―――(そうして、僅か数分もした後――
黒服 : ――――(迅速急行で有名な鉄道警備隊によってお縄になった――!
黒服さんが退室しました
スノウ : ……、(ふぅ、連行される警備隊車両を見送りながら
スノウ : 全く何処のどなたかしら。 まったくもって不躾ですわ(腕を組んで
フレア : ……おそらく、お姉様を疎むライバル企業か、あるいは貴族の差し金かも知れませんが……
フレア : お姉様の交流網も、いよいよ見逃せぬようになってきた、ということでしょうか……
スノウ : 尚の事、これからが正念場ですわね。
スノウ : 全く、市長への挨拶前に乱闘騒ぎだなんて。はしたない娘と思われたら大問題よ。
フレア : そこは……逆に大丈夫そうですけど……
スノウ : 幸運のカードになることを祈るわ(はぁ、と髪を流して
スノウ : フレア、そろそろ戻りなさい。 まだ万全では無いのだから。
フレア : ……はい、お姉様。
フレア : お姉様。 お姉様も、決して無理はしないで……
フレア : その……一人の体じゃないですし……
スノウ : んなっ!
スノウ : ごっ語弊のある言い方は止して! まだ一人の体よ!!
フレア : ああいえ、心配するという意味で…… ……まだ…?
スノウ : フレア!
フレア : 、ごめんなさい、お姉様!(アワアワと
フレア : (しかし、何処か微笑みを溢しながら――
フレア : (彼女へと重なるようにフェードアウトしていく――
フレアさんが退室しました
スノウ : ……まったく……(耳まで真っ赤にして
スノウ : ……(さて、と立ち止まり見上げるは、下調べした通り。 写真で見た通りの看板。
スノウ : (この街に来た理由は大きく二つある。 その一つは――
スノウ : 喫茶、ET…… ここね。 全くとんだ邪魔が入ったものだわ。
スノウ : (廃線となった列車をまるまる一両をリノベーションし設営された、隠れ家的喫茶店である。
スノウ : ……。(早速、店内へ
くくるさんが入室しました
スノウ : (カララーンと
くくる : (もふ。もふもふ。
くくる : (店内角の一席にて テーブルに所狭しと並ぶばえスイーツ
くくる : (静かにクリーム盛りパンケーキをもふっている女性
スノウ : (一瞬、パンケーキに目を引かれるが――まじまじと見るのも変な話、なので
くくる : (内巻きピンクボブに眼鏡姿 二本の山羊角と背中の黒い翼が目立つ
スノウ : (近寄る店員に視線を戻し) ええ。一人よ。 そう、早速なのだけれど、少し訊きたいことが――
スノウ : ――、――――。 ――? ――――。 ――、――、(店員と何やら訪ね雑談している模様。
スノウ : ……そう。 ありがとう。(……どうやら、収穫はなかったようで。
くくる : (パンケーキを完食し、コーヒーで一息。 めちゃくちゃ食べるの早かったりはしない
スノウ : (予定通りコーヒーブレイクとするのか。入り口から席側の方へ
くくる : 次はどれにしましょう…(スイーツ眺めて一思案
くくる : まぁ。まぁまぁ。やぎちゃんとっても悩むのです。
くくる : そしていつの間にか他にお客さんがいたんですね。こんばんは。(スノウを見遣って
スノウ : こんばんは。 ……良かったら少し、良いかしら?(そんなくくるに
くくる : もちろんです。どうぞどうぞ。(対席側のお皿を自分の側に引き寄せて
スノウ : ありがとう。失礼するわね(山羊角に黒い翼は視界に入っているが、目線は送らない。
スノウ : (カリーナ慣れしているわけではないが……その、彼女なりのマナーの類だ。
くくる : 食は道連れと言いますから。(言うのか?
スノウ : あら。面白い旅言葉ね?(ハーブティーを注文
スノウ : スノウよ。 スノウ・ホワイトローズ。 貴女は?
くくる : やぎちゃんはやぎちゃんです。八木くくる、と言います。
くくる : 見ての通りスイーツタイムを満喫中です。(表情はあまり変わらず抑揚も薄いが、暗い感じは無い
スノウ : 八木様ね? よろしく(微笑んで
くくる : やぎちゃんでいいですよ。くくるちゃんでもいいですけど。
くくる : こちらこそよろしくお願いします。スノウちゃん。
スノウ : ちゃん……わかりましたわ。 ではそのように。(少し虚を突かれた顔をするが
スノウ : こちらにお住まいなのかしら? ……いきなりで不躾ですけれど、少し訪ねたい事がありまして。
くくる : そうですね。スクエアは馴染み深い街です。 何かこの街について質問ですか?(コーヒーゼリーを引き寄せて食べ始めつつ
スノウ : 今日来たばかりですので、是非訊きたい所ですけれど……人の事ですわ。
くくる : 人。ですか。(ぴきゅーん。
スノウ : やぎ…ちゃん? 貴女、「鎚端アラタ」という女性をご存知かしら?
スノウ : 鳶色の髪で……そうね、お団子にしていることが多いかしら。 身長は私より少し高いぐらい。
スノウ : 何でも”ここ”に勤めていたそうで。 少し前までの話、だそうだけれど。
くくる : アラタちゃんですか?(知った名のように
くくる : そう、最近見かけないんです。
スノウ : ――。 ご存知ですの?(僅かに目線に緊張が灯る
くくる : はい。アラタちゃんとはこの街で大会が開かれた時に知り合ったんです。
くくる : やぎちゃんすっかりこの街が気に入って。この店にも良く通ってますから、自然とお話相手になりました。
くくる : アラタちゃん、気さくな娘ですし。
スノウ : ……それで最近は、見かけないと……
くくる : はい。引っ越しちゃったのかなぁって思ってましたけど。 …。
くくる : スノウちゃんはアラタちゃんのお友達なんですか?
スノウ : ええ、そうよ。 と言っても知り合ったのはここではなくて、オクターンの方だけれど……
くくる : そうでしたか。
くくる : 此処まで訪ねてきたという事は。行方が知れなかったり、連絡が付かなかったり?
スノウ : ……ご明察ね(運ばれてきたティーカップを持ち、口付ける
スノウ : ただ、妙な……違和感……? がありまして。
くくる : 違和感、ですか。(紅茶を一口 飲み物も複数種だ
スノウ : ええ。 先程の店員、こちらに勤めて長いのそうだけれど。
スノウ : 全く知らないと言うのよ。彼女のコト。
スノウ : スタッフは全員顔見知りなので、知らない事は無いはず、何かの勘違いか、別の店舗では? ――と。
くくる : まぁ。 まぁまぁ。(口元に片手をやって
スノウ : 全く同じセリフ。 オクターンの喫茶でも聞いたわ。
くくる : それはそれは。何だかとってもおかしな感じです。
スノウ : ええそう。 まるで皆、覚えてないと言うか、忘れてしまったと言うか……
スノウ : まるで最初から無かったのように言うんですもの。 違和感とはそのことよ。
くくる : うーん。
くくる : スノウちゃんがさっき緊張してたのは、やぎちゃんがアラタちゃんを「覚えていたから」なんですね。
スノウ : ……、慧眼ね。 ええ、そうよ(見透かされていたことに少し驚くが、すぐに納得する。
くくる : …。どういう事なんでしょう。いたくモヤモヤです。
くくる : やぎちゃん以外に、アラタちゃんの事を覚えてる人は居たんです?
スノウ : (首を振る) ……貴女が一人目よ。
くくる : ふむぅ。そうなんですか。
スノウ : 彼女とは知り合いでも、彼女の交流までは存じてなくて……(額押さえて、後悔するように
スノウ : 彼女の消息が判らなくなった……いえ、気付いた、というべきかしら。
スノウ : 私、不定期ながら連絡を取り合って居ましたの。 他愛のない雑談だけれど。
くくる : それが、いつかを境に途絶えたんですね。
スノウ : ええ。 途中で…… 私、記憶喪失……になる事件がありまして。
スノウ : そちらは割愛しますけど……戻った後、連絡を取ったら返事が来ず……という次第でして。
くくる : まぁ。まぁまぁ。そちらはそちらで大変だったんですね。
スノウ : ええ、まぁ。 色々と。 ……それで、足取りを追いかけて居たのですけれど……
くくる : そういえばこの辺りでも記憶喪失ついでに美少年になってた方がいました。(何処かの魔導警察である。余談!
くくる : (修正!鉄道警備隊!
スノウ : ――、それは……
スノウ : (願ってもない。それは、この街に来たもう一つの理由――
スノウ : その話、是非ともお聞かせ願いたいのですけれど。 ……今は鎚端様の事が重要ですわね。
くくる : もちろんいいですよ。やぎちゃんもそんなに詳しい訳じゃないですけど。
くくる : 先にアラタちゃんのお話ですね。
スノウ : ……ええ、是非に。 やぎさ……ちゃん? 貴女の他に彼女を知っている人はいるのかしら?
くくる : 共通の知り合いなら数人いますよ。アラタちゃん、このお店の看板娘でしたし。
くくる : 件の大会繋がりで、アラタちゃんと仲良くなった参加者は多いですし。このお店の常連さんや…、
くくる : そうですです。この区画を巡回に来る鉄道警備隊のひととも良くお話してました。
スノウ : ……やはりこの街に来て正解でしたわね……(口元に指添えて思案
スノウ : その方々は…… 鎚端様の消息……ご存知なのかしら。
くくる : どうなんでしょう。ちゃんと訊いた事は無かったですけど。(うーん、と
くくる : がぜん気になってきました。やぎちゃんも行方を追いたい気持ち満天です。
スノウ : ……となりますと……手掛かりはありそうね?
スノウ : やぎ様、…ちゃん! 初対面でお願いする事ではないかも知れませんけれど――
くくる : やぎちゃんでおっけーですです。 なんでしょうなんでしょう。
スノウ : 鎚端様の件、協力して頂けないかしら……?(テーブルに手を置き、切実に、真剣な目で
スノウ : その、彼女の行方を追ってここまでは来たのだけれど、正直なところ手詰まりに陥ってまして……
くくる : もちのろん。です。(じ、とジト目でスノウを見つめ、親指をぐっと立てる
スノウ : (ぱぁぁ、と表情明るくして)――本当…!?
スノウ : 助かりますわ…! それに、あまりに周りの誰も存じなくて、その……
くくる : と言いますかぜひぜひ。です。 なんだか妙な気配もしますし、やぎちゃんも気になります。
スノウ : 良かった…… 鎚端様のことを、覚えていらっしゃる方が居て……(それは寂寞にも似た感情。少しは気が楽になったのか、涙ぐんで
スノウ : ……、ええ。 そう、妙な気配……そうですわね。(拭い
くくる : …。(そんな様子を、表情は変わらないが見て
くくる : (プリンアラモードをずずい。とスノウの前に押し出す
スノウ : ……、やぎ、ちゃん……?
くくる : どうぞ。
くくる : これから共同戦線ですから。食べ物も共有です。(真顔の謎理論だが、ようは
スノウ : なる、ほど。 ……食は?
くくる : ぁ、まだ口を付けてはいないので。ご安心をです。(妙な所律義
スノウ : ええ。 ありがたく――。(スプーンを取り――
くくる : 食はパワーです。栄養を摂ってから頭を使うのです。(こちらもスプーンを取り
くくる : (何気に真面目な話になってからスプーンが進んでいなかった。彼女なりに気になっているのは本当なのだ。
スノウ : (食から始まる道連れ探索奇行―― まずは甘味を補給して
スノウ : (束の間であっても―― 甘い、ぷち・女子会を堪能した……!
くくるさんが退室しました
スノウさんが退室しました
最終更新:2020年03月05日 15:01