ひばりさんが入室しました
ひばり : (いつだかの翌朝、デッキにて。
ひばり : (鳥瞰するといわゆる側面側。喫茶から少し離れてプールだのヤシの木オブジェだのと嵩張っているその影に、休憩スポットとしてウッドベンチが置かれている。
ひばり : (ヤシの木が日陰にもなり、死角にもなっており、まぁ、その。居心地がいい。
ひばり : (部屋でインスタントを淹れるか、喫茶で淹れてもらったモーニングをここで飲むのが彼女の日課だ。
ひばり : (そんな、いつもの朝の風景のこと。
ひばり : …………。(波音を環境音楽にしながら、コーヒーマグをちびちびと
アイスさんが入室しました
アイス : (コーヒーカップ…いわゆるテイクアウト用のアレを片手に、そんな休憩スポットの方に歩いてくる
アイス : (どうせ中身はミルクとかホイップとかいっぱい乗ったやつだ
アイス : (どういう訳だか船内のデッキを殆ど網羅してる彼である この場所に、この時間帯に来る事は余りなかったが…
アイス : ……ん、(そうして、先客の姿が目に入る
ひばり : …、(マグと湯気越しに彼の姿が
ひばり : おはよー……ございます…?(珍しいな、だなんて思いつつ
アイス : …、あぁ。 おはよう。
アイス : (ひばりの所まで歩み、座らず傍に立つ …相変わらずの立ち位置だ
ひばり : ……
アイス : ……、(気まずげに片目瞑って、)ぁー…、
アイス : ……悪かったな。昨日は…
ひばり : …。
ひばり : 謝るのは、こっちですよ。
ひばり : や、彼女らが勝手に騒いだ手前、あたしが謝るのも変な感じですけど……(んー、と眉顰めて
アイス : …、(ひばりを見遣って
ひばり : …ま。 祝いたい気持ちに偽りはなかったんだし
ひばり : アイスさんさえ良ければ……(許してあげて、と見上げて
アイス : ……あぁ、それは解ってるよ。
アイス : だから、あいつらには、別に怒っちゃいない、んだけど……
アイス : ……(言って、気まずげに視線を逸らし、躊躇うような間。
ひばり : …………?
アイス : ……… お前がさ、困るんじゃないのか。
アイス : …変に決め付けられたり、囃し立てられたりするのは、さ…、、(視線は合わさず デッキの床辺りを見つめたまま
ひばり : ……(眉を一層顰めて
アイス : ……。。。
ひばり : んーー…… んー。 ……
アイス : …… (段々沈黙に耐え切れず
アイス : ほ、ほら。 次はグループ一緒みたいだし、、?
ひばり : 一緒?? アイスさんとは別じゃー……
アイス : 何かあいつら…… 仲違いしてるみたいだし……、(空々しく口にしつつ、ひばりの反応に違和感を抱きつつ
アイス : …… い、今なら、 仲良くやれるんじゃないの。
アイス : その、、、「タチバナくん」とやらと……さ……
ひばり : …。
ひばり : (ああ、その話…、と頭をわしわしと
アイス : (何がおかしいって、言いながらメチャクチャ嫌そうなのが滲み出てる所だ。
ひばり : まぁ、程々に。かな…?
アイス : ……、?
アイス : ……どういう回答なんだよ、それ。
ひばり : んー……まぁでも、無理に変に仲良くやろうとは思ってない、かな……
ひばり : ルストさんも気が気じゃないだろうしね。多分、だけど。
アイス : ………。 …、(困惑顔は消えず …何と言うか、どう受け取ったらいいのかわからない
ひばり : まぁ、無理のない範囲でうまくやろうと思うけど……何?
アイス : ……… ぇ、(聞くか? …これ聞くのか? 逡巡するも、こういう時大体彼は…
ひばり : …………(じーーーー。
アイス : ……、 好きなんじゃないのか……? (言う。
ひばり : 。(眉が
ひばり : …(すっごい困惑ハの字で
アイス : ……
アイス : …… は。 ぇ、 え!?
アイス : 何でだよ!??(謎の驚嘆ボイスを発する
ひばり : ぁ、ぁーーーー。 はい。 そゆこと。
ひばり : (はーーー。とコーヒー一口。 ため息は辟易とは異なるようだが…
ひばり : アイスさん、それブーメランですよ。
アイス : ………、、、 ぇ……、
ひばり : 変に決め付けられたり、囃し立てられたりするのは……って。
アイス : 、……ぁ。……
アイス : (船を降りようと思う程の――身体に影響を与える程の心的ダメージを負ったらしい彼女。
アイス : (その原因は、件の雑用係とモメた事で。 その雑用係は―試合の様子を見ればもはや明瞭。完全にタチバナくんにバグっている。
ひばり : まぁ、このクルージング自体、そういった雰囲気だから 今更過剰に反応したりはしないですけど……
アイス : (そこまで揃っておいて。……そこまで揃っておいて!?
ひばり : ま、でもそっか。 色々フォローして貰っておいて、ちゃんと説明してなかったな……
ひばり : ……………。
アイス : …………僕は、
アイス : フォーデンの間中、完全に「そういうもん」だと思って動いてたぞ………。(なんかもう脱力して
ひばり : ……
ひばり : …ん(隣ポンポン 座れということらしい
アイス : ……(無言でしずしずと隣に座る 両手組んで頭置くあの姿勢
ひばり : あのね。 橘くんと そーゆーのは
ひばり : 無い! から(念押しのように
アイス : 、!(いつにない語気の強さにビクッとして
ひばり : 夏r……友達の知り合いってのは乗船前から知ってたけど 会話したのは船に乗ってからだし
ひばり : 共通の趣味とかはあるから、まぁ、一緒に遊べるかなー、とか
ひばり : 前評判さておき、どんな人だろうな、とは思ってたけど……
ひばり : そもそもそんなに会話、してないしね。
アイス : ……… ……、、、その割に何か、
ひばり : 話最後まで聞く! 洗いざらい話すから。(キッと
アイス : えらく親しげに呼ぶしさぁ………(たじたじで零す
アイス : 、 わ、解ったよ…!(敗北
ひばり : ガッコーのノリに近いから会話しやすいってのはあるけど…
ひばり : というか、貴族の皆さんの方が、あたしからすれば”遠い”ってだけで…(じと目
ひばり : まぁ、それは良いとして。 そんな会話もしてない相手に惚れる??
アイス : …………(じと汗視線他所 そもそも彼が遠いのは彼に原因があるぞ
ひばり : 答えはノー。 だからそーゆーのじゃない。
ひばり : あたしがしんどかったのは。
ひばり : あたしが…… 船降りようと思ったのは、トラウマがチラついたから、だよ。
アイス : ………、(トラウマ、の言葉に隣を向く
ひばり : 器用でもないのに人の間取り持つようなことばっかしてたからねー…… 居場所無くなっちゃって。
ひばり : あの二人の雰囲気見てたらさ、何か。仲良くしようとしてる自分が惨めに感じちゃって。
ひばり : 何かもう、いいや、って自暴自棄にもなっちゃって。
ひばり : ……でも、今は大丈夫。 開き直ってる部分はあるけど、ヤケになってるわけじゃないし。
アイス : ……。
ひばり : ま。その辺りはこないだ話した通り、だね。
ひばり : それに周りが「誰と誰がどうこう」とか云うのは仕方ないんじゃないかな、って。
ひばり : 押し付けられた貧乏くじでもないし、かといって運命とまでも言わないし。
ひばり : 他所は他所で言わせておけばいいし。 ……そんな上から目線でもない、けど。
ひばり : ……この話フォーデンで話しましたよね?
ひばり : 囃し立ててるだけだ、って言ったら怒って(隣のアイス見遣って
アイス : ………ぁ、うん……。
ひばり : ……何で逆の論法をアイスさんが今言うの…?っていう不思議は正直感じてますケド。
アイス : ……、そ、それはっ
アイス : 本当にお前が困るって思ったんだよ…!
ひばり : そんなのシドリーでアイスさんと居る時からずっと困ってますよ!!(クワ!
アイス : は!?(そう、昨日の妙な瞬間沸騰も、今しがたの意味不明な嗾けも、
アイス : (500%雲城ひばりを思っての事なのである―――げに恐ろしき空回り!
ひばり : 構うなって撥ね退けるし、辛気臭い顔するなっていうし
ひばり : 空気読みながら必死にやってるつもりなのに、やることやれとか無茶苦茶言ってくるし……
ひばり : 見ないでって言ったのに全然写真見てるし………
アイス : 、………いや、それは不可抗力……
ひばり : 腐れ縁みたいな言い方したら拗ねるし!(畳み掛ける!
アイス : ……!!(ぐうの音も出ない
アイス : (アイス・ホワイトローズは…なんかクール属性っぽいが! 割とライブ感とエモーションに動かされる…要するに情動型!
アイス : (こうして理詰めで分析されると……ボロがボロボロなのだ!
ひばり : 今度はあたしが誰かと、とか。 クルーズに絆されたみたいなコト言い出して……
ひばり : 最初はそういうの興味ないし話題にも出すな、って雰囲気だったのに。
アイス : ッそれは―……それは仕方無いだろ……!
ひばり : ……その氷の下じゃ、炎が渦巻いてるタイプですよね、ホント。(頬杖しながら
ひばり : ……だから、あたしはずっと困ってます。(じとーーっと。
アイス : ~~~―………(両手で顔覆って
ひばり : ……でも
ひばり : それ以上に助けられてる。
アイス : ………、(は、と
ひばり : これもホント、ですよ。 ホントに。(おちょぼ口で
アイス : ……、…(手を外しつつ、指の意間からちら、とひばりを横目に見て
アイス : ………、……そう。
ひばり : うん……アイスさんが居なかったら、船から降りてたと思うし
ひばり : だから、感謝、してるんですよ。 ホント、に。
アイス : ………、、、
アイス : ……なら、
アイス : 少しは、良かった、かな………(顔隠し気味に 元が色白な所為か、熱る様子が分かりやすい
ひばり : ………
ひばり : そんな、トコ、かな。
ひばり : ……質問あるなら。(どうぞ、と
アイス : ………ん。(短く頷いて
アイス : ……何だろ。 ……やっと聞けたな、……って。(同時にけちょんけちょんにされたが
ひばり : ……随分気にかけてもらってたんで、逆に訊きづらかったのかも、ですね。
ひばり : そこは……あたしも説明してなくて……すみません(頭掻いて
アイス : …あぁ、いや、僕もそう訊くもんじゃないって思ってたし……
アイス : そんで変な邪推して、空回ってちゃ世話無いな…。(やれやれと
ひばり : ……、
アイス : ……質問は、……そう、だな…
アイス : ……
ひばり : ……
アイス : ……僕は、…何だろ、人と関わるの下手だし。正直自覚もあるし、
アイス : お前の事、色々、困らせたと、思うけど……
ひばり : ……
アイス : ……、まだ、お前に関わっても、いい……?(言葉を選び選び、おずおずと零す言葉
ひばり : ……それは、勿論。
アイス : ……そ、か。(ほ、と緩んだ様子で
ひばり : ……
ひばり : あたしでよければ、今後もよろしく。
ひばり : ぇ、えーっと アイ、アイス……く……?
ひばり : …いや君呼びは何か……違うか……
アイス : ……、呼び方は、どっちでもいいけど……(言いつつ既にくすぐったそうに
ひばり : ん……考えとく。
アイス : ……こっちこそ、よろしく。
アイス : …… ひばり。
ひばり : ――……、
アイス : ……、、(自分で落ち着かない様子
アイス : (――そうして、一つの大きな誤解がようやく解けて。
アイス : (少しずつ歩み寄った2人は、静かな朝のコーヒーブレイクを過ごすのだった。
アイスさんが退室しました
ひばりさんが退室しました
最終更新:2020年04月20日 14:29