那菜葉 : さすがですっ!アギト様、唯我様!
戦闘ヘリ群 : (途端、ヘビィ・バトル・ロックが鳴り響く――!
唯我 : ハッ!(それを見上げ、控えていた最後の一機へエネルギー刀を投げ飛ばす
戦闘ヘリ群 : (貫通――し炸裂! 最後の一機が堕ちる――!
戦闘ヘリ群 : 「――空はオレが落とす? おいおい、独り占めは良くないなぁキャプテン」
戦闘ヘリ群さんが退室しました
パイソンさんが入室しました
パイソン : (上空より飛来。唯我の近くエアブレーキするフルメタル。
唯我 : それは悪かったな? 誰よりも独占に煩い鼻の効く男を忘れる所だったよ。
唯我 : 既にレーダーで確認済みだろうが伝えておく。強敵が突然、現れた。(真面目な口調で
パイソン : ああ。文字通り突然な。(肩竦めて……落下していく瓦礫に腕を向ける
唯我 : 偽物とは言え、白薔薇百合恵と、その"しもべ"だ。
(唯我はパイソンに"しもべ"の話をした事は無い。逆もしかりだ。
パイソン : 停滯磁力〈ステイシス〉――(薄翠色の光線が飛び出し、瓦礫をキャッチ
紫水さんが入室しました
パイソン : (磁力操作のように瓦礫を引き寄せると―― 瓦礫に刻印されるは白薔薇の円形章。
パイソン : いくつか前のモデルだな。(ふーん、と
紫水 : ……不穏也。(今日は包帯ぐるぐる巻き。気分で変えているようだ。
パイソン : 何だ、知ってたのか。 お嬢さんのファンが多いって話(そんな唯我に
紫水 : お身体が冷えますゆえ。(那菜葉と万里愛に歩み寄り、傘を差し出す。
唯我 : ハッ、"天の声"が知らぬ事などないさ。
マリア : ふふ。 余裕ですね?(そんな紫水に笑って
唯我 : つまりだ、今日ばかりは真面目にやらないと"最期"の前に最期を迎える事になるぜ?
那菜葉 : ……何…?今それどころじゃないのが見てわからないの?!!(ピリついている那菜葉。一喝する。
紫水 : ………………。
マリア : 大丈夫ですよ。雨月蘭玉那菜葉。
紫水 : ……ここに置いておきます故。(顔色は変えず、少し落ち込んだそぶりで傘を地面に置く。
マリア : わざわざ此処に戻って来たという事は、彼は己の務めを既に果たした後という事でしょう。
マリア : 何人、片づけました?
紫水 : ……数は正確に数えておりませんが、あちらの方角から来たものは全て。(明後日の方向を指差す。
マリア : 中々ですね。(満足気に
紫水 : ……。光栄です。(少し言葉に詰まる。
紫水 : ?
唯我 : 傭兵は88人つまりノルマは1人11人・・・じゃない、だと?(パイソンへ説明中に何かを聞き取り
紫水 : しかし、これはまるで……。彼のお方の。
パイソン : 出てきた原因に思い当たりは? お嬢さんの悪口でも――何?(は?と
∞ヘリ群さんが入室しました
マリア : ……かのお方、ね。 そういえば、お前はあれの系統でしたね。
唯我 : 仕様書の変更だ。どうやら敵は無限に湧くらしい。(パイソンの肩にぽんと手を載せ
∞ヘリ群 : (空から滲み出る無限の漆黒。
∞ヘリ群 : (文字通り空を覆い尽くす蝗であるか、先の数など児戯にも等しいと言わんばかりだ。
パイソン : ……おいおい。 誰だよ百倍とか言ったヤンチャは(空見上げて
アギト : おーー? ホントに出てきやがったな!(ははっと笑い
紫水 : ……フム。
唯我 : 空はオレが落とすと、言ったがあれは訂正しよう。
パイソン : そうだな。 お誂え向きな事にまだ"本丸”は別にある(唯我の胸をポンと
パイソン : ”空はボク達が落とす”。 それで良いな?
唯我 : ハッ!頼もしい!!(笑って
紫水 : さすが百合恵様。明らかに人知を越えている、か。ならば好都合。
紫水 : では、私はあちらの方角一帯を。
マリア : えぇ。任せましたよ?
唯我 : 任せたぞ、貴様ら!!(地上へと飛んでいく
那菜葉 : ……気をつけて。また死んだら怒りますから。(そっぽを向いてる
紫水 : ……では。(しゅたっと明後日の方角へ
マリア : 全く。(そんな那菜葉の様子を見て
マリア : もう少し素直になっても良いのではなくて?
パイソン : おーけーキャプテン。 聞こえたな?(遠方で赤く光るソレに、通信機越しに
紫水 : (次の瞬間、紫水が向かった方角に深黒のオーラが空を舞い、ヘリの連鎖大爆発が巻き起こる
紫水さんが退室しました
アギト : ダイッ!!(紅い氣と朱い氣を、両手でスパーク!
アギト : フンッ!!(両掌を向けるは黒鉄の曇天
那菜葉 : ……そうなのでしょうか。後で考えてみますが。
那菜葉 : どうかお二人もお気をつけて…。(アギト・パイソンに
マリア : 落ち着きなさいな。お前もあれも、きちんと良い仕事をしていますよ。
アギト : カァァッ!!!(極限の隻熱砲が空を照らす――!!
那菜葉 : ……ふーーーーーー。(深呼吸して、
那菜葉 : ごめんなさい、また子どもっぽいところを見せてしまって。(だがやはり緊張の色は隠せない
∞ヘリ群 : ――――――――――――!!!(斜線上数百tdのヘリ蒸発し、周囲は熱で溶断され、さらなる外は爆熱で拉げる…!
∞ヘリ群 : (今の一撃で5、600は消し飛んだか!
那菜葉 : (それもそのはず、那菜葉にとっても白薔薇家は大きなトラウマの一つだ。
∞ヘリ群 : (一方では漆黒のオーラが空を縫い、恐ろしいほど芸術的な連鎖爆裂が起きる
渦明さんが入室しました
∞ヘリ群 : (一縫いで百余り。それが絶え間なく繰り返される紫の死閃――
ゼクシィさんが入室しました
ゼクシィ : っていう風に上空では大熱戦が繰り広げられてる最中ではございますがッ!
渦明 : ――― (一方その頃。 轟天港付近。
アギト : おうともよ大将! 空ァ任せろってんだ!(通信機越しにパイソンに返し
ゼクシィ : Aチーム全員が全員Sランクってワケじゃあないんですよーっ!?
那菜葉 : (直接的なものではないが、父親の不貞に加え、白薔薇百合恵という圧倒的にイレギュラーな存在こそが件の血で血を洗う雨月藍玉家のお家騒動が起きた間接的な要因の一つである。
渦明 : ―――穿て、五月雨ッ!!(降りしきる大雨の中――木刀一閃!
∞ヘリ群 : (天上天下、一騎当千の戦力。
∞ヘリ群 : (しかしそれでもなお、無限に滲み出るヘリが、月夜を邪悪に染め上げていく――!
∞ヘリ群さんが退室しました
アギトさんが退室しました
パイソンさんが退室しました
唯我さんが退室しました
渦明 : (放たれる雨と波動の散弾が、迫り来る屈強な傭兵さん達を吹っ飛ばす
渦明 : ―― ……っ、いやー…マジこの雨助かりました、ね!(警戒に構えつつ、意識は背側
ゼクシィ : 渦明さま。御存知の通り私はひ弱な亜人ガール。
渦明 : 干上がる所でしたよマジで…(そう、全員が全員Sランクって訳じゃない。果てしない上が居れば、その下も居る。
ゼクシィ : 雨が降って水濡れになればパワーアップという事もなく…
ゼクシィ : マジヤバイのでよろしくお願いいたしますっ!ちなみに目の前のそいつ電気鞭持ってますわ!
渦明 : (――…このAチームに於いて、彼の戦闘力は下から数えた方が早い。
渦明 : クッソまたかよ脳味噌繋がってンのか!?(ゼクシィ情報聞いて
渦明 : まっ、りょーかいです。全力で隠れててください!(それでも、こういう布陣になる時ぁなるのだ。
傭兵達さんが入室しました
傭兵達 : (渦明へ叩きつける電気鞭
渦明 : ――、そう簡単に、…当たるかって!(傭兵の放つ電気鞭を避け―轟天港のタイヤに巻き付かせると
渦明 : (一気に詰め寄り、鞭持つ片口に打突!
傭兵達 : ッ?!(打突食らって鞭を手放す傭兵
傭兵達 : (渦明の攻撃後、背後の地面にぽっかりと穴が空き
渦明 : ―貰いッ 、!? (追撃に叩きこ――もうと…?
傭兵達 : (背面から渦明に討たれる巨大な錨
渦明 : ――― (懐かしい、潮と鉄錆の臭いがして――…
渦明 : ― ぁ゛ ッ!?(それに戸惑ったか、錨が直撃する
ゼクシィ : 渦明さま!?
傭兵達 : (穴から連続して放たれる3本の銛
渦明 : ッ、 、、――!(潰されぬよう前方に倒れ、転がりながら攻撃の元に振り向く――…
渦明 : ッ 、!(身を逸らして銛を避けるが、三本目が腕を掠め抉る
ゼクシィ : 渦明さま?!!
白薔薇百合恵?さんが入室しました
渦明 : ッ、……はぁ、何だ急に…(手を付き起き上がりながら
白薔薇百合恵? : まぁ♪
渦明 : 電子装備じみたモンから、………
白薔薇百合恵? : (穴が広がり、中からステージと共に現れる
白薔薇百合恵? : (黄色いドレスに身を包む少女
渦明 : ……、?
白薔薇百合恵? : (そしてそれを取り囲みしゃがみ込む何人もの黒子たち
白薔薇百合恵? : 戦えない女の子を守って突き刺されるだなんて!実に私<わたくし>好みの展開ですわ!
ゼクシィ : ・・・!?(突然出てきた少女に
ゼクシィ : 白薔薇百合恵さま!!?
渦明 : …はい? (面食らいつつ、一先ずゼクシィの傍に移動する こんな状況、どう考えたって敵なのは間違いない
渦明 : …… 白薔薇百合恵、さん?(…そりゃ名前くらいは聞いた事ある。中央大陸を牛耳る、大貴族の当主様だとか。
ゼクシィ : 九千の脳を持ち、中央大陸の経済・人脈を牛耳る白薔薇家財閥の天才当主…!
ゼクシィ : 白薔薇百合恵さまが何故サンガルに!? わたくし、街コンのセッティングはしておりませんわ!
白薔薇百合恵? : まぁ、まぁ。まぁ♪
白薔薇百合恵? : なんて平和ボケの恋愛脳なんでしょう。ゼクシィ様。
白薔薇百合恵? : 何故サンガルに? そんなの、決まっているじゃあありませんか。
ゼクシィ : ・・・、わたくしに会うのが待ちきれなー
白薔薇百合恵? : この旅に息づく四帝を滅ぼす為。ですわ♪
ゼクシィ : っ、狙いは四帝の皆さま?!
渦明 : … ――。
渦明 : ……、随分余裕が無ぇんですね。大貴族の当主ともあろう方が。
白薔薇百合恵? : あらあら。うふふ。うふふふふふふ。(愉しそうに
白薔薇百合恵? : (愉しそうに楽しそうに。とてもたのしそうに。
白薔薇百合恵? : (その言葉を喋った渦明を見て笑っている
白薔薇百合恵? : ぇぇ。えぇ。ええ。
白薔薇百合恵? : そうなのでしょう。余裕も度胸も無いのですわ。私。(微笑み
渦明 : 『四帝』の今の力の程度は知れてる。…貴女の方が余程詳しいんじゃないですか?(薄気味悪い笑顔に顔顰めながら
渦明 : …それを、こんな辺境まで追い回して、わざわざ潰しに来たって?
白薔薇百合恵? : だからこうして戦場の僻地。『四帝』の皆様がいらっしゃらない僻地にやってきたのかもしれませんね?
ゼクシィ : それはそれはご足労頂き誠に感謝致します…
渦明 : ……。どーゆー意味ですか。
白薔薇百合恵? : 『四帝』残党との戦闘の前に、まずは一番弱そうな貴方達から先に潰しておこうかという。
白薔薇百合恵? : 大変合理的な計算。ですわ?
渦明 : ――…ッ!
ゼクシィ : まぁ♪
百合恵さまともあろうものが…随分と情けない作戦を口にするものです。
ゼクシィ : しかし、わたくしの力をお忘れではありませんか?
白薔薇百合恵? : "地の声"を? 私に洗脳は効きませんが…?
ゼクシィ : いえ、否、もっとオーソドックスな使い方です!
唯我さんが入室しました
マリアさんが入室しました
傭兵達 : (無属性エネルギー弾が渦明に刺さった槍を弾き飛ばす
那菜葉さんが入室しました
唯我 : ハッ!"地の声"で場所を知らせて援軍を呼ぶ!なるほど確かに!
マリア : オーソドックスな扱い方。 ですね?
那菜葉 : 百合恵様…!!どうしてこのようなことを……!
白薔薇百合恵? : まぁ、まぁ。まぁ♪(両手合わせて頬にすりすりしてうっとり笑顔
渦明 : 、―… (豪快ながら器用に槍が弾かれる
白薔薇百合恵? : ようこそおいでなさいました『四帝』の皆様。(スカートの裾を持ってご挨拶
那菜葉 : あの時、私におっしゃってくださったではないですか。私たちはもう友達だと…。(声は大きいが、百合恵のプレッシャーに震えている。
唯我 : まぁ、待て、落ち着け、落ち着くんだ。怖がる事などない。
那菜葉 : (普通ならとうに忘れているような、もう何年も昔の話を引き合いに出している所から、余裕のなさが伺える。
唯我 : 1つネタバラシをしておこう。"アレ"は偽物だ。
マリア : あぁ、やはりそうなのですね。(納得したように
那菜葉 : ……偽、もの…?
唯我 : あぁ、偽物だ。
マリア : では、対話は無駄ですし、不要ですね。元よりする気はありませんでしたが。
白薔薇百合恵? : まぁ…失敬な。不敬ですわ?
白薔薇百合恵? : 同じ『四帝』同士じゃあありませんか。
唯我 : ハッ・・・何度も何度も。偽物風情が。
マリア : ええ。黙りなさい寄生虫。
マリア : 中央大陸に巣食う毒虫。
マリア : 偽者風情とはいえ。お前に投げかける言葉は罵声も惜しいわ。
ゼクシィ : マリアさま…?
唯我 : 落ち着け、落ち着くんだ。感情的になる必要は、無い。
那菜葉 : …、………(偽物とわかりながら、怯えが抜けない。
白薔薇百合恵? : いいえ、どうぞ感情的に情熱的に熱情的に、
マリア : お前こそ落ち着きなさい?王神帝唯我。
白薔薇百合恵? : 私<わたくし>に愛をお伝え下さいませ!
唯我 : あぁ、落ち着く。落ち着いてるさ。
唯我 : だってそうだろう偽物サンよ。
唯我 : 本物の白薔薇百合恵は、『四帝』なんて言葉、一度も使った事は無い。
白薔薇百合恵? : まぁ♪♪♪♪
唯我 : 生まれてこの方一度だってオレたち…いや、オレたち一族さえも、同等だと思った事は無い。
唯我 : アンタの父親の代まではそうだったろう、だがアンタは違う。
白薔薇百合恵? : えぇ。『白薔薇百合恵』が生まれたその瞬間から。『四帝』という概念は消え去りました。えぇ、消え去ったに等しい。
白薔薇百合恵? : 私<わたくし>という完全な後継者が生まれてから『白薔薇』の1強は確定しました。
白薔薇百合恵? : 同じ土俵で並べて数えるなど、ありえませんわ?
那菜葉 : ……、……(ぎりっと唇を噛む
唯我 : じゃあ偽物、貴様は何者か。
那菜葉 : あなたのせいでお兄様も、お父様もっ!!!!わあああああ!!(一気に前進して薙刀で刺突
白薔薇百合恵? : あらあら。うふふ。(不必要に指を鳴らし
傭兵達 : (穴から飛び出た人間達が代わりに薙刀に突き刺される
傭兵達さんが退室しました
漁師達さんが入室しました
那菜葉 : ……?!!(人間を突き刺している
漁師達 : ・・・っ(口から血を吐く、漁師の姿
那菜葉 : そ、そんな……っ。
渦明 : 、――
唯我 : ッ!
那菜葉 : ……いえ、百合恵様が偽物なら、これは幻術のはず…。そうよっ!(といいつつ動揺が隠せない。
白薔薇百合恵? : 私<わたくし>が何者か。ええ、"天の声"にネタばらしされるぐらいなら名乗ってさしあげましょう。
マリア : …、雨月蘭玉那菜葉。(駆け寄り、肩を支え
白薔薇百合恵? : 私<わたくし>は王神帝唯我様、貴方の"怖い物"―古の記憶の中の白薔薇百合恵という妄執の具現化。
那菜葉 : (ぜぇぜぇと肩で息をしている。目も虚ろだ。
渦明 : 、…… 唯我、さんの?
唯我 : ・・・、・・・。
渦明 : (…… じゃあ、 今のは、やっぱり…
唯我 : あぁ、そうだ。きっと、いや、確実にそうなんだろう。
マリア : ……、 気を確かになさい。(那菜葉の耳元で
白薔薇百合恵? : 渦明様、なにかわかりましたか?
白薔薇百合恵? : 新しい真実が。
白薔薇百合恵? : 貴方の街を襲っていた策略が。
那菜葉 : ………、……。……はい…。
マリア : (あれはあの女の傀儡です。お前が心を砕き傷付く必要はありません。
マリア : (那菜葉の耳元で呟く
白薔薇百合恵? : 白薔薇百合恵、その恐るべき女の策謀が!
渦明 : ………、…… 何、を…(視界がぐらつき、頭抱えて
漁師達 : (穴から次々と人々が這い出てくる
漁師達 : (錨を持つもの、竿を持つもの、クーラーボックスを持つもの
漁師達 : (皆、皆、皆、懐かしいオクターンの街の人々
唯我 : っっ・・・、、
ゼクシィ : 唯我さま? 渦明、さま?
白薔薇百合恵? : さぁ!渦明さま!回答をお聞かせくださいませ!
白薔薇百合恵? : 貴方の人生を大きく歪ませたであろうあの日!あの時期!何が起きていたかの真相を!
渦明 : ……、………――(覚えている。忘れるわけもない。目の前に並ぶのは懐かしい顔ばかりで――
唯我 : ・・・、・・・、・・・、、、
渦明 : …………… (考える、考えたくないのに、 考えてしまう。
白薔薇百合恵? : およそ13~14年前の事ですわ!
渦明 : ( 傍にいる『彼』の 今までに見た事の無い表情、……その理由を。 『真相』を――
渦明 : ………… 唯我、さん…?
白薔薇百合恵? : 王神帝創我は「対白薔薇」にやっきになりすぎて、
白薔薇百合恵? : オクターンへの内政が疎かになった所で・・・
白薔薇百合恵? : 市民の反発を受け、没落致しました。
白薔薇百合恵? : 嘆かわしい事です。
白薔薇百合恵? : 嗚呼。
マリア : …。
那菜葉 : …。
白薔薇百合恵? : その、"市民"って、
漁師達 : 「「「誰???」」」
唯我 : ・・・。・・・、・・・っっっ、(唇噛み締め
唯我 : ―――違う。
唯我 : 真実…いや、史実は、そうじゃない。
唯我 : 白薔薇百合恵は"しもべ"なんか送っていなかった。
唯我 : "オクターン市民"は"オクターン市民"だったんだ。
唯我 : はじめから、さいご、まで。
白薔薇百合恵? : まぁ♪ 素敵なお話。
渦明 : ――― ……
唯我 : 王神帝創我は、本物の"オクターン市民"の声を無視して、没落した。
唯我 : オレが、このオレが、このオレが"天の声"で、
唯我 : 「白薔薇百合恵は"しもべ"を作る事が出来る」と、お爺さんに伝えてしまったばかりに・・・
渦明 : ―
白薔薇百合恵? : えぇ!! 大正解ですわ♪
渦明 : ・・・ だから、
渦明 : だからそんなに、 後ろめたい顔してんのかよ……… (ギリ、、と拳を握りしめて
白薔薇百合恵? : はあい!その通りですわ渦明様!
那菜葉 : ………………、
白薔薇百合恵? : 本物の白薔薇百合恵は『四帝』など敵視していなかった!
白薔薇百合恵? : なのに生まれ持った"天の声"で『白薔薇百合恵』の力を知ってしまった『王神帝』時事孫は!
白薔薇百合恵? : 『白薔薇百合恵』は"しもべ"を使って内政を乱してくるに違いないと決めつけ!
白薔薇百合恵? : "偽りの敵意"と戦う事を選び! 本物の"オクターン市民"の声を無視した!
白薔薇百合恵? : これが本当の真相!史実
白薔薇百合恵? : 『王神帝』が招いた最大の失策!
唯我 : あぁ、そうだ。
マリア : …。
唯我 : 白薔薇百合恵は何もしちゃいなかった。
唯我 : 強のように兵を率いて襲ってくるのも、
唯我 : 昔の記憶のように市民を騙って混乱を煽る事も、
唯我 : なにもしなかった。
白薔薇百合恵? : えぇ、それこそが絶対的強者です。
白薔薇百合恵? : 奇策は不要。ただ、生存するだけで、勝利する。
白薔薇百合恵? : そういう天命。
那菜葉 : あ、あの……………
白薔薇百合恵? : それが、格の差です。
那菜葉 : ………………………。(何かなぐさめを唯我に言おうとするが、かける言葉が何もでてこない。
渦明 : ……………、、っ(歯食いしばって俯いたまま
マリア : ………。
マリア : ……。
マリア : …。
マリア : そろそろ良いかしら。
唯我 : 、
白薔薇百合恵? : ええ。どうぞ、マリア様。
マリア : 何、話は決まっているでしょう。
マリア : 今。この妄執の偽者をブチ転がして、一時の留飲を下げたくない者はいますか?
唯我 : ―――、
那菜葉 : ーーー、
唯我 : いいや。
唯我 : 「そんな事をするならオレを殴れ」…って気分にも微塵もならねえ。
マリア : よくもまあ、回る口で長々と喋って頂いたものですよ。
唯我 : 確かにまあ大きくへコんでいるさ、柄にもなく(柄にもなく?)
マリア : 人には心がありますから。 「周りがどう感じるか」、きちんと考えて喋るべきでしたね、上辺の当主よ。
唯我 : ああ。あああ、ああ。昔から、今も、足りてねえ。
マリア : 全て言いなりの、『心』無き傀儡を侍らすだけの、空疎なお姫様にはわからないのでしょうね。
白薔薇百合恵? : まぁ、不届き。
唯我 : 今でも思い出す。爺に、街に、民に、してやれるべき事は無かったのかと。
唯我 : 後悔しないなどと言えるほどオレは何も成しちゃいないッ、
唯我 : だが、ソレとコレとは話が別だ。
白薔薇百合恵? : 一時の留飲を下げる。それだけの為に私<わたくし>をぶん殴ると?
唯我 : あぁ、きっとこれからも反省し後悔し墓まで引きずろうよ、天命とやらを。
唯我 : だがステージギミックの中ボスなんぞに人生を諭されなくとも、オレには今、仲間がいる。
唯我 : 共に過去の傷を抉られ悲しんでくれる仲間が、共に哀しみ貴様への思いを募らせる仲間が、
唯我 : そして、「答え」なんぞ貴様に頂かなくとも、ブチ壊してくれる仲間たちがいる!
白薔薇百合恵? : えぇ。えぇ、それで?
唯我 : お前をブチのめす。
白薔薇百合恵? : …過去の精算は?
白薔薇百合恵? : …傷ついた貴方の仲間への謝罪は?
白薔薇百合恵? : …王神帝一族の復興は?
白薔薇百合恵? : 偽物の私を倒した所で何になると言うのです? 過去と見つめ合い暗闇の中で回答を探し出すチャンスでは?
唯我 : ハッ!!おまえに言われる事ではない!!
唯我 : 「オレの答えは、オレが見つける!」
唯我 : 「お前に押し付けられるものでは無いなッ!」
唯我 : ハーッハッハッハ!!!!
マリア : ―。(口元が弓なりに
ゼクシィ : ー。(小さく微笑み
白薔薇百合恵? : まぁ…まぁ、まぁ。愚かな開き直り。
白薔薇百合恵? : 愚者、愚民。愚図!
白薔薇百合恵? : 『四帝』ごときが不敬ですわ!
白薔薇百合恵? : 私<わたくし>の"本気"の前に、その儚い夢を散らして差し上げましょう!
マリア : …漸く調子を取り戻しましたね。 随分と掛かりましたが。
唯我 : ハッ、情けない事にまだ心臓の鼓動は波打つし、海馬はぐちゃ味噌だ。
唯我 : それでも倒す。くよくよしている余裕など無いからなっ!
マリア : 何。お前が弱気なのはそう珍しい事ではありませんから。(ぶっちゃけてしまうマリアさん
マリア : さっさと殴って、さっさと立ち直りなさい。
那菜葉 : ……たしかにそうです。どんなに悩んでも、自分の答えは自分で見つけないと意味がないっ!(自分に言い聞かせるように
唯我 : 嗚呼っ!(青白いオーラで西洋剣を生成
渦明 : ……、……(……未だに頭ぐちゃぐちゃだし、何をどうしたらいいのかわかんねーし、暫く引き摺る事確実だ。でも……
渦明 : ――唯我さん! やっちまって下さいっ!!(背に投げかけられる声
白薔薇百合恵? : 無駄ですわ! すべての黒子四天王を倒さない限り私に傷一つ負わせる事は出来ない!
唯我 : くらええええ!!!!(剣一閃。黒子をまとめて貫く
白薔薇百合恵? : ッ!? そんな!?
唯我 : ウオオオいくぞオオオ!
ゼクシィ : 唯我さまの希望が世界を救うと信じて…!
白薔薇百合恵?さんが退室しました
漁師達さんが退室しました
唯我さんが退室しました
ゼクシィさんが退室しました
マリアさんが退室しました
渦明さんが退室しました
那菜葉さんが退室しました