ジュディさんが入室しました
ジュディ : (――見上げると、息を呑むような世界が広がっていた。
ジュディ : (清冽な空に散りばめられたそれらを 星、という。
ジュディ : (無数のきらめく光の雫。それは、まるで空にもうひとつの世界が覆い被さったようで
ジュディ : (いっそ夢と見紛う風景だった。ただひたすらに美しく、ただひたすらに見るものを圧倒させた。
ジュディ : (言葉もない情景に、いっそ溜息がでる。――世界はこんなにも美しいのだと。
ジュディ : ……。
ジュディ : (所以あって長くなった髪。前髪は切り揃えて、サイドからは細く編んだ三編みが胸元にかけて掛かっている。
ジュディ : (織り直した服は細身に合わせたワンピース調で、以前と比べるといくらか大人しく、いじらしく、幼く見えるかも知れない。
ジュディ : (純白に、砂金のライン。翡翠色の装飾。
ジュディ : (落ち着いた格好とは裏腹に、彼女の心臓は早鐘のようだった。
ジュディ : ……、――――(足音がする。
ジュディ : (胸元の手を静かに握る。 ちょうど、『約束の時間』だ――
ハーヴィさんが入室しました
ハーヴィ : ―――(砂を踏む足音。 野営地の明かりを背に、その黒い人影が徐々に近づいてくる
ジュディ : ……(静かに深呼吸
ハーヴィ : ………、ジュディさん。(少し息を呑んで、控えめに投げかけられる声
ハーヴィ : おまた、せ………――(そして、その姿を目にして、再び沈黙
ジュディ : (ゆっくりと、ハーヴィの方を向いて
ジュディ : ハーヴィ、さん……。
ハーヴィ : ………・・・・・・(言葉が出て来ない
ハーヴィ : ……、ぁ、えっと、………
ジュディ : ……、(少しもじもじして
ハーヴィ : か、 変わった、ね………?(他に言い方あるだろ馬鹿と心で自分を殴りつつ……
ジュディ : は、、はい……!
ジュディ : 変わり…… …… ヘン、ですか……?
ハーヴィ : ……、…… 、う、う、ううん!!(挙動不審に否定して
ジュディ : ……、、(そんな彼に照れ混じりに目線を伏せて
ハーヴィ : ……ジュディさんは、どんな格好でも、、素敵だけど……(視線を向けては外し向けては外し
ハーヴィ : ……か、 ッ
ハーヴィ : ……… 可愛い、、よ…… ……、………(真っ赤になりながら
ハーヴィ : 、 ご、ごめん、 何か、上手く、言葉になんないけど……、、(わたっと顔隠したり逸らしたり見たりしつつ
ジュディ : ……!!
ジュディ : ……あ、ありがとう、ございます……!(まともに彼の顔を見れず真っ赤にして
ジュディ : ……う、れしいです……とても……。
ハーヴィ : ………、う、うん……(同じく真っ赤になって俯き気味に
ジュディ : ……ひさびさ、ですね、
ハーヴィ : ………、あぁ。ホントに…
ハーヴィ : …たった一週間、だったのかもしれないけど…… すごく、長く離れてた気分。
ジュディ : ……、はい。私も……そう思います……(視線をあげて、ハーヴィを見る
ハーヴィ : ………、(目が合って、
ジュディ : (星空に照らされる、真紅と金の瞳。
ジュディ : (宝石のように澄んでいて、それでいて温かい赤い瞳
ジュディ : (その一方で金色の瞳は力強い。白金の粒空に負けない、凛とした瞳だった。
ジュディ : (だから、それは星空のことではなく――
ジュディ : ……綺麗、ですね。
ハーヴィ : …………、 うん…… (満天の星空の下で尚、輝きを放つような金糸の髪。人ならざる赤の瞳――…
ハーヴィ : 、。
ハーヴィ : ……、ぁ、 う、うん。 ……すごい空だよな。(焦って繕って
ハーヴィ : そう、どんな景色が見られるんだろうって……手紙で……
ジュディ : ……、(頷いて
ジュディ : そう……ですね。 たくさん、たくさんお星さまが……
ハーヴィ : うん……、やっぱり空気が澄んでるのかな。すごく沢山見えるし、輝いてて……
ハーヴィ : ………、(……いや。そうじゃない。 そうじゃなくって……
ハーヴィ : ……、。 …ジュディ、さん。
ジュディ : ………、は、はい……
ハーヴィ : ……オレ、ジュディさんに、渡したい物があって……
ジュディ : 渡したい……もの……?
ハーヴィ : 、、(そう言って、ジャケットのポケットに手を入れて……
ハーヴィ : ………これ。(差し出すは、掌サイズの小箱。
ジュディ : ……!
ハーヴィ : 、(――そして箱パカ! 星明りに照らされ、きらめくは、紅
ジュディ : ――――。
ハーヴィ : ……ジュディさんがくれたの、 ずっと、お返ししたいと、思ってて…!(――指輪だ。
ジュディ : きれい――…… (そう、思わず零すように
ハーヴィ : (血のように紅い丸石が埋め込まれた、不思議な輝きの魔法銀リング。流線的な翼のような形状に彫り整えられている
ハーヴィ : ……すごく嬉しかったんだ。砂漠の旅の間も、ずっと見守ってくれてるみたいで…心強くて…
ハーヴィ : ……オレも、、そんな風に。……まだ全然かもだけど、ジュディさんにとって…
ハーヴィ : …… そういう存在に、なりたい、と思う……
ハーヴィ : ………、 受け取って……くれる?
ジュディ : ――ぁっ……
ジュディ : (美しい紅玉とハーヴィを交互に見る。 象った翼の意匠といい、手製だと判る
ジュディ : …、(ハーヴィを見て、コクリと頷く
ジュディ : 嬉しい……です。 その、
ハーヴィ : 、……!
ジュディ : お渡しした指輪が、ハーヴィさんの助けになっていたことも……
ジュディ : ハーヴィさんにも、そう思っていただいていることも、、、
ジュディ : ………、ハーヴィさん。 わ、私からも、良いですか……?
ハーヴィ : 、……! う、うん。 何だろ…?
ジュディ : その、お伝えしたいことが……(ハーヴィを見るが
ジュディ : あるん、です……!(それでもやや伏し目がちに
ハーヴィ : ………、!
ハーヴィ : ……な、何だろ。 改まって……(既にマックス恥ずかしさの後 赤面し逸らしがちにジュディを見ている
ジュディ : ……、、(ギュ、と裾を握って
ジュディ : ……、………、、!(表情ころころ変えて、ただ、真剣そうに
ハーヴィ : …………、、、、
ジュディ : (息を吸い込む。……大丈夫、元気よく、いつも通りに、
ジュディ : ――ぁ……、、 、(そうすれば きっと――――
ジュディ : ――――――、 、……… …
ジュディ : ――す、、
ジュディ : 好き、です……、、、
ジュディ : (出たのはあまりにか細い声で
ハーヴィ : 、 。
ハーヴィ : ……………・・・、 ………・・・・、 、
ハーヴィ : (その二文字が、言葉の持つ意味が染み渡るように、一層頬が染まっていく
ジュディ : …………、、(い、言えた……!!
ジュディ : (で、でも全然、声が、出なくて……ちゃんと、ちゃんと言わないと、なのに……!
ジュディ : ……そ、そにょ――――(噛んだ――――!Σ(T□T)
ハーヴィ : …………… (い、今の、 そう、…だよな? ……そう、言われたん、だよな…
ハーヴィ : 、 ~!(ビクッと
ハーヴィ : ぁ。 えっと……!? だ、大丈夫!(何が?
ジュディ : っ!(ビビクゥ!
ジュディ : は、いえ、その、、つまり、ですね、……!(ワタワタ
ハーヴィ : お、落ち着k、…おつつ……、、 う、うん!?(コッチまでもう駄目だ
ジュディ : ぇ、ぇ、っと……!(えぐ、と目尻を赤くして
ハーヴィ : ――…!!(涙…!???
ジュディ : ご、ごめんなさい……その、何で、や、どうして、を
ジュディ : か、考えて……いたんです……けど……、、(混乱する感情の渦を前に白紙
ジュディ : (んんーー、、!と両手で額抑える
ハーヴィ : な、 なな、な 泣かないで……!
ジュディ : だっ だ、だ大丈夫です……!(泣きそう
ハーヴィ : ぅ゛、。 ……じゅ、ジュディさん!
ハーヴィ : …………大丈夫、 。
ハーヴィ : ……聞こえた、し、
ハーヴィ : …… … 伝わってる、 ……よ……。
ジュディ : …! 、………!
ハーヴィ : …… 先に、言われちゃったけど、 ……
ハーヴィ : … ありがとう。
ハーヴィ : オレも…… 、
ハーヴィ : …………、、 、、、
ハーヴィ : … 君の事が好きです。
ジュディ : ――――――!
ジュディ : ぅ……、(言われた途端
ジュディ : ぅ、ぁ ぁ (ぼろぼろと大粒が
ハーヴィ : ―――!?
ジュディ : よ”、良かった”、、です、、、私……!
ハーヴィ : ……な、なんっ ……ぁぁ……!(あたふた
ジュディ : (――伝えられたら、それで十分だって、そんな考えもあった。
ジュディ : ――で、でも、 嬉しい……、、
ジュディ : 嬉しい、です、、ハーヴィ、さん……、!
ハーヴィ : ――…ジュディさん…!
ジュディ : こんなに、嬉しいことが、あるなんて、、……っ、
ハーヴィ : ………至らないとこも、沢山あると思うんだ。 こんな事言ってる場合じゃ無いだろ、とか… でも、
ハーヴィ : …やっぱりオレ、ジュディさんが好きだ。 一緒に居たい、
ハーヴィ : ……君と、 幸せに、なりたいんだ……
ジュディ : (もう、決壊して――わんわんと泣きはじめる
ジュディ : 私――私もっ、私も好きですっ!
ジュディ : ハーヴィさんが、好きです!
ジュディ : ハーヴィさんは、ずっと、ずっと頑張ってました!
ジュディ : 砂漠(ここ)でも、日記で、それは、知ってたんです、けどっ
ジュディ : 寂し、かった……一緒が良いです
ジュディ : ハーヴィさんと一緒に居たいです……!
ハーヴィ : 、………!
ハーヴィ : ~~~……!(こちらも感極まって涙が滲む
ハーヴィ : 、、………ジュディさん、(震える腕を持ち上げて、そっと伸ばして
ジュディ : ……、(メソメソと、拭う余裕もなく
ハーヴィ : 、、っ(恐る恐る腕を回し、
ジュディ : 、(ピク、と縮こまり
ハーヴィ : 、、(そんな様子に停止して
ハーヴィ : 、……
ハーヴィ : 、 だ、
ハーヴィ : 抱きしめて、、いい、かな………
ジュディ : ……、、、!
ジュディ : ……、…、、(おず、とハーヴィの胸元に寄る
ハーヴィ : 、……!
ハーヴィ : 、、……(無言で覚悟決めて
ハーヴィ : 、 !(ぎゅっ、と両腕でジュディを抱き締める
ジュディ : ――――!(抱きしめられて
ジュディ : ハーヴィ、さん……(やがて委ねるように、彼の背にも手を回す
ハーヴィ : ………好き、(涙の気配を隠すように埋めながら、ぎゅう、と強く抱きしめる
ハーヴィ : 大好きです、 ………ジュディ、…
ハーヴィ : (ようやく想い通じ合った二人を、満天の星空が見守っている―――…
ハーヴィさんが退室しました
ジュディさんが退室しました
最終更新:2020年09月05日 00:51