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夢のあいまに [紅玉 メシア マリア]

紅玉さんが入室しました
紅玉 : おやすみ…みんな……。(にこりと微笑む優しげな緋髪の青年
紅玉 : ま、周りに誰もいないんだけどさ。あははは。(同時刻、パラレルヴァースのうちの一つの同座標にて。周りには無数の髑髏が転がっている。
紅玉 : ………そうだね。全ては愛花の謀りごとだったって、わけだね。
紅玉 : 父を殺して、血に染まった僕の胸を▪️▪️▪️▪️のナイフで一突きして……君はこう言ったんだ。
紅玉 : 「愛している」とね。
紅玉 : 「私たちこんな巡り合わせでなければ、きっと…」。そういって君は自害した。
紅玉 : ………僕が今ここにいるのは君のおかげなんだ、愛花。
紅玉 : だから僕は探すんだ。
紅玉 : ありとあらゆる「ありえたかもしれない世界」を…、基本から外されたありとあらゆる世界を回って…、君が生きている世界を見つけ出すんだ。
紅玉 : ……そのために、「基本となる世界」を壊さないと。自由に飛び回れなくなるから。
紅玉 : 愛しているよ、愛花。誰よりも。
紅玉 : 君にもう一度会うためなら、僕はなんだってするよ。
紅玉 : たとえ世界を壊しても…、ね。
紅玉 : あはははははは!!!!!!
紅玉 : (誰もいないパラレルヴァースの砂漠にて一人の流浪者の嗤い声がけたたましく鳴る。
紅玉さんが退室しました
???さんが入室しました
??? : (まるでカーテンを捲るように、紅玉の背後で次元が裂けて
??? : 紅玉、張り切ってるわ。(鈴の音のような、鳥の鳴くような声
??? : 当然よね。楽しみで仕方がないわよね! うふふっ。あたしもその気持ちわかるわ。
??? : もうすぐ願いが叶うのだもの。大事なひとに逢える。大事な家族にも。
??? : (細い絹糸がうねるプラチナブロンド。大きな蒼い瞳は、多色に移り変わるような不思議な光を宿す
??? : (――美しい少女だ。 誰もが一目でそう感じるであろう。
??? : もう、寂しい想いをしないで済むわ。 あなたも、あたしもね。
??? : (シャッとカーテンを閉じるように次元が閉じ、どこか別の閉ざされた空間に、一人。
??? : 紅玉。あたし達は良い出会いをしたわね。
??? : あたし達は同じ願いを抱えていた。シンパシーがあった。運命に導かれたように、数多の次元の果てに道は重なった。
??? : ――あたし、きっとひとりぼっちじゃ耐え切れなかったわ。ヴァールが居なくなって途方に暮れていたけれど…
??? : 絆の力って、素敵ね? 何にも勝る支えになる。
??? : ――――これからはもっと、たくさんの人達が一緒よ。
??? : 寂しくないわ。あたし達、怖い物なんてなんにもない。
??? : ………
??? : ふふ。
??? : 万里愛ねえさまも、早く此処に来られればいいのに。
??? : そうしたら、いがみ合う事も無く……ずうっと一緒にいられるのに……。
???さんが退室しました

 

マリアさんが入室しました
マリア : (―――――――
マリア : (――――――
マリア : (―――――
マリア : (――――
マリア : (―――   「……… さま、 ………う、 …さま……!」
マリア : (声が、する。 記憶に焼き付いて、離れない声。
マリア : (あの日の、あの時の、 あの子の―――…… お気に入りの人形が見つからない時のようなぐずり声で、
マリア : (あの子は嘆き、悲しんだ。
マリア : (「どうしてみんな居なくなってしまったの……? おとうさまも、おかあさまも……」
マリア : (「士縒なんて、亡骸すら見つからなかった………」
マリア : (「あたし達が――…聖護守が、いったい民に何をしたって言うの………?」
マリア : (―――泣き喚く妹に、私は姉としてどんな言葉を掛けただろうか。
マリア : (安易に甘えを、悲しみを許さなかったのは確かだ。 貴族として。四帝として。聖護守の息女として。
マリア : (かくあるべき、と言っただろうか。強く成れ、と言っただろうか。
マリア : (天真爛漫で、繊細で、愛情深い妹は、もしかしたら私の言い付けを守ったのかもしれない。 …彼女なりのやり方で。
マリア : (「自らの望みを叶えるには、自らがそれだけの力を持つしか無いのだ」と。
マリア : (―――   「………この世界に、」
マリア : (―――   「■■■■さえ無かったら…………」
マリア : (―――――――
マリア : (―――……(眠っている。という自覚があり、夢を見ている、という自覚がある。
マリア : (かつての追想が終わり、意識は暗闇のまどろみに在る。
マリア : (そこに、不意に映り出す――……光。
メシアさんが入室しました
メシア : (まるで水面に足を付けるように、マリアの意識に降り立つ
メシア : ごきげんよう。 お久しぶりね!万里愛おねえさま。
マリア : ―――…(意識の暗闇の中、立っている。目の前の少女を見据える。
マリア : …随分と早いご挨拶ね。私に会うのが待ちきれませんでしたか?愚妹<メシア>よ。
メシア : えぇ、そうなの!(ぱぁっと花開くように微笑み
メシア : お姉様に会うのは――……「あの儀式」の時以来ね?
マリア : えぇ。そうね(それはグランシスで行われた、中央大陸全土に影響を及ぼす、とある「術式の固定」の儀であった。
マリア : (守護の祷りの儀として行われた大規模な儀式の、その実情は――■■■■の参照技術のロック。
マリア : あの時、「このヴァース」からお前を弾きました。
マリア : ですが、この様子では――…まるで凝りていませんか。 お灸が足りなかったようね?
メシア : えぇ、本当にひどいわ。おねえさまったら! いつも自分にも、人にも厳しいのだもの。
メシア : あたし、すごく頑張ったのよ?そして、やっと帰って来られる場所を見つけたの。
マリア : それが、ルプ・ウの枯聖木。……「別の可能性」の残滓、でしたか。
マリア : …絶対的な封印は、難しいものね。 …1000年生きた大魔導師ほどの力が必要という事かしら。
メシア : ……おねえさま。 厳しいけれど優しいのね。本当はわかっているんでしょう。
メシア : 『可能性』を潰えさせるには、後戻り出来ない程に壊してしまうしかないのよ。
マリア : ………。
メシア : でも!(急にめっちゃ明るい声で
メシア : あたし、すごくすごく頑張ったの。だからね、それすらも越えられそうなの!
マリア : …… メシア。(ぽつりと、嘆くように呟く。 彼女の望みを。願いを。自分は誰よりも知っている
メシア : 解ってるわ、おねえさま。あたしにはできないって言うんでしょう?
メシア : 見てらして?明日きっと逢えるでしょう?おねえさまの目の前で魅せてあげる。
メシア : ずっと、護られてばかりだったけど……
メシア : こんどはあたしが、おねえさまを救ってあげるわ!
マリア : ……………(あぁ――――……
マリア : ……良いでしょう。 明日、お前と相見えます。
マリア : お前の努力の程を見せてご覧なさい。(――そして、それを全て。
マリア : (私は否定します。 お前は間違っていると証明します。
メシア : 嬉しい!(ぱぁっと笑って
メシア : とっても楽しみよ!おねえさま楽しみにしていてね!(ふわりと浮き、水中に溶けるように姿がほどけ始める
メシア : ―――おやすみなさい。 良い夢を!
メシアさんが退室しました
マリア : ―――――――
マリアさんが退室しました
マリアさんが入室しました
マリア : (―――目を開く。テントの中は未だ暗いが、白みかけた空を、光の気配がある。
マリア : ……… 朝、ですか。
マリア : …(寝床から身を起こし、立ち上がる。 夜明けのひんやりとした空気が肌に触れる。
マリア : ……
マリア : 芽思愛。 終わらせましょう。今日を。
マリア : (―――――そうして、決戦の朝が訪れる。
マリアさんが退室しました

 

 

ルプ・ウさんが入室しました
ルプ・ウ : (—————ほぼ同時刻
ルプ・ウ : (地面から這い出してくる帯だ出しい数の影。
ルプ・ウ : (それはやがて人の影を取り、嘆きと恨みの声を上げ、一つの群となり、
ルプ・ウ : (一路ルプ・ウへと進行する。
ルプ・ウさんが退室しました
最終更新:2021年01月18日 06:20