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異郷にてⅠ 彼岸より来る [ルスト レニェ 影兵達]

ルプ・ウさんが入室しました
ルプ・ウ : (――――朝の訪れは早かった。
ルプ・ウ : (ルプ・ウの民から報せがあった。 砂漠から、都へと向かってくる大群の影があると。
ルプ・ウ : (何処から来ているのかは定かでない。さながら砂漠から這い上がって来るように突然現れた。
ルプ・ウ : (――兎に角只事ではない。 轟天港をブッ飛ばして最大速で砂漠を抜けた一行は、
ルプ・ウ : (遂に王都ルプ・ウに足を踏み入れる事となった――――
ルプ・ウさんが退室しました
ルストさんが入室しました
ルスト : (――外から見ても異変は明らかだった。 都市上空には淀んだ雲が渦を巻き、虹色の光を奔らせている
ルスト : (明らかに何かが起こる前触れ。 民を街の外に逃がしたいが…
ルスト : よりによって外からも攻め入ってきてる…ってワケだ。縁起でも無いなぁ。
ルスト : …だから、別の避難場所に誘導するしかないってワケだ。それがコトの中心地であろうとね。
ルスト : (別の避難場所。…ルプ・ウは枯聖木を中心に、根を張るように地下シェルターが広がっているそうだ。
ルスト : (そして、都市のあちこちにその入口が隠されていると。緊急時を想定したものだが、1000年平和で楽観的なルプ民が覚えている可能性は低い。
ルスト : と、いう訳で。(地図上の位置は旅の間に頭に叩き込んだ。 実際の都市とはズレが生じるだろうが…
ルスト : 協力して行こう、次代女王陛下。 避難誘導ってヤツだ!(異変にどよめく街の中を走り抜ける、2名の姿
レニェさんが入室しました
レニェ : (けたたましい音量で現女王の演説が街のそこかしこから流れている。
レニェ : (……口調は演説に近いが、内容としては避難指示に当たるものだ。
レニェ : (戦いに慣れないルプの民は各々がパニックになりながら逃げ惑い、街中が混乱している。
レニェ : うむ! 街を守るぞ、ルスト!
レニェさんが退室しました
ルスト : 確かこの辺りに…… あった、っと(ガンっとマンホールの蓋蹴り開けて
ルスト : へぇー、此処から繋がってるのか。 おーい!こっちこっち!(惑う民達に声を張って
ルスト : (地下シェルターへと誘導していく 強い聖性を持つ枯聖木の護りにより、邪なる者は決して侵入できないという
ルスト : レニェは声掛けを頼むよ。 君の一声は民にとって大きなモノだからね(そうして、民を避難させていく
ルストさんが退室しました

 

記憶たちさんが入室しました
記憶たち : (————数刻前。ルプから少し離れた地にて、
記憶たち : (—————地面からぞろぞろと這い出してくるモノがあった。
記憶たち : (ぶよぶよとした半透明の記憶だ。
記憶たち : (それは半透明の記憶であったが、実体を持つものだ。叩くこともできれば、壊すこともできる。
記憶たち : (怨嗟の中で“記憶の遺品”<アーティファクト>と化した先の争いの遺物。
記憶たち : (雨月藍玉紅玉の胸を抉り、絶命させた◾️◾️◾️◾️のナイフは、それが◾️◾️◾️◾️たる所以は消失してしまったものの、新たな権能の元に顕現していた。
記憶たち : (———領域を閉鎖し異次元と化しながら、その領域の中で件の催し物を再演すること。
記憶たち : (件の催し物とは「雨月藍玉家の没落」である。
記憶たち : (記憶の幽霊〈メモリー・ゴースト〉が、意思と怨嗟と嘆きに縛られながら、街へと一斉に進軍していく。「物語」の再現。
記憶たち : (ただし、この「物語」は復活した雨月藍玉紅玉の悪意に満たされている。そのためにメモリー・ゴーストは今の街の人々にとって、有害極まりないものと化すだろう。
記憶たち : アア……悲シイ……私タチハ何故戦ワネバナラナイノカ……
記憶たち : 無意味ダ…無意味……(そこかしこで亡霊の意思が再演される。が、その言葉とは裏腹に目の前にあるものをおもむろに破壊しただただ進んでいく
記憶たち : (そのようにして街にぶよぶよとした透明の幽霊たちは到着することとなった。嘆きと明確な殺意を伴って。
記憶たちさんが退室しました

 

ルストさんが入室しました
ルスト : ―――…よし、(マンホールの中を見送り。蓋を閉じる。
レニェさんが入室しました
ルスト : この周辺の民は皆避難できたようだね。次の区画に向かおう。
レニェ : (遠くから徐々に空が赤く染まり、空気が淀んでいく。閉塞空間化の前触れだ。
レニェ : (幽霊たちが街へと到着するのもそう遠くはないだろう。
レニェ : うむ! 助かるぞ、ルスト。
ルスト : ――…ぁぁ、いよいよヤバい空模様だねぇ。(胡散気に仰いで)ま、嘆いてる暇は無いか。
ルスト : 足止めも何時まで持つかわからない。如何せん数が多すぎるからね。
レニェ : そうじゃな…。ナナハに鷹も無事だといいのじゃが…。
ルスト : あの妙なのが街の中に入り込む前に、可能な限り民を避難させないと、だね。(歩き出して
レニェ : (遠くで大地を揺るがす振動音と呻き声が繰り返す。
ルスト : (…いやまあしかし、妙な気分だ。 この旅の最後の任務が、こうもまっとうな人助けになるとはねぇ。
レニェ : …うむ。ルプの民は誰一人失わせはせぬぞ……。
レニェ : ……どうした、ルスト?
ルスト : …ん? あぁいや、ガラでも無いなってさ。(速度は緩めず、次の区画へと走りながら
ルスト : 自分がこう言う事をするなんて、思ってもいなかったからねぇ…
レニェ : む。なんだかんだずっと皆の面倒見てきたお主がよく言うのー!(わははと笑いながら
レニェ : しかし、笑ってばっかりもいられぬぞ。急ぐか!
ルスト : ――。 あぁ、そうだね!
人影さんが入室しました
人影 : (―――2人の行く手を阻むように、目の前に。
人影 : (ゆらりと立つ何者かの影。
ルスト : ―― …おっと。 (歩みを緩め、警戒し構える。
人影 : ・・・
ルスト : (砂漠から街へと進行する者達とよく似た黒い影。…足止めを縫って入り込んだか?
ルスト : …(いや、コイツは――……街の中心側から現れた…?
レニェ : ……!
レニェ : ……何者じゃ。(警戒し戦闘態勢を取る
人影 : ・・・(言葉は無い。 コートめいたシルエットがゆらりと靡き、
人影 : (取り出されるはマシンガン。 あまりにも即物的な銃器。
人影 : (2人に向けてぶっ放される!
ルスト : あぁっと、全く現代兵器には浪漫も何も無いな!(本人がとても良く知っているそれ オーバーサイズのジャケットの片腕を振ると
ルスト : (袖から空中に小型の機械が放り出され、ビームバリアを展開 2人を縦断から守る
レニェ : …助かったぞ!(レニェの体が金色のオーラに包まれ、体が獣化していく
ルスト : あぁ、サポートするから、主撃は任せたよ!(相変わらず何でも出てくる便利袖
人影 : ・・・・・。(迎撃されても反応は薄く 再びマシンガンを向け、放ち――
人影 : (発射された後に軌道が変化する。 ビームバリアで防ぎきれないほど、拡散するように銃弾が広がる
ルスト : ―― (ん、と真顔になって)、後から軌道を変えた―って!(再び袖を振り、放り出される小型機械
ルスト : (ボゥッと前方にアクロバットボム――無威力の風圧球を局所的に発生させ銃弾を弾く
レニェ : (レニェの体には獣の精霊が憑依している。人間離れした速度で移動し回避ながら、人影の首元に嚙みつこうとする
人影 : ・・・・・。(風圧に煽られて後方に揺れる 体は動くが、感情は凪いだような無反応で
レニェ : (揺らいだその衣服にがぶりっと喰らいかかる
ルスト : ま、化身を終えたレニェのスピードに掛かれば――…
人影 : ・・・・・(衣服に噛み付かれ、帽子が地に落ちる。 全身真っ黒に見えたのは、全身黒尽くめの服を着ていたというだけの事で
人影さんが退室しました
紫髪の男さんが入室しました
紫髪の男 : ・・・・・。(虚ろな、感情の無い顔をして噛みつかれる、紫髪の黒尽くめ
レニェ : (なんじゃこいつ感情がないのか?!!!!(がぶがぶがぶがぶ
ルスト : ―――。
ルスト : ……どういう事だい、コレは。(余りにも陳腐な台詞が零れ出る
紫髪の男 : ・・・・・。(無表情で噛み付かれたまま、逆の腕を上げ、ぱちんと合図のように
紫髪の男 : 敵性存在は、
紫髪の男 : 排除しなければなりません。
軍服達さんが入室しました
軍服達 : (紫髪の男の背後から現れる、数多の軍服の人間達が、一斉にレニェにマシンガンを向けて
軍服達 : (さまざまな髪色、肌色が入り交じるが……特に割合が多く。目を引くのは、紫。
レニェ : ……なっ!!
レニェ : (面食らいながら噛みつきを止め、高速後退する。
軍服達 : (男の存在にも構わず一斉掃射!!! ――間一髪、レニェは蜂の巣を逃れる
紫髪の男 : (銃撃を一身に受けボロ雑巾の様になり、倒れる
ルスト : ――…まあ、この街自体が、あからさまに妙な事にはなっているけど。 …ココは彼岸にでもなったってのか?
レニェ : 彼岸…じゃと…?
レニェ : (さらに空の色が赤へと濃く染まっていく
ルスト : ……あぁ、(レニェを守れる位置に立って、)
ルスト : …… 死んだ人間だよ。 こいつらは、皆、全員。
ルスト : …その瞬間を目の前で見たんだからね。間違いない。(声色は固く、感情が失せているかのような
紫髪の男 : ・・・・・。(倒れた――死んだ筈のボロ雑巾が、ぬるりと立ち上がる
レニェ : な、なんじゃと……、、
レニェ : (…………死なぬ人間をどう倒せばいいんじゃ…
ルスト : …あぁ。(――「単純な蒐集じゃ無かった。明確な怨嗟と、殺意による行いだった。 彼女は■■■■の所有者を根こそぎ探し出し、殺し回った。」
ルスト : (「それが聖護守芽思愛だよ。
ルスト : (――「そう断言できるのは、私がコトの当事者で、襲撃者の顔を覚えてるから…ってとこだね。」
レニェ : ……どうすればよいと思う、ルスト。
レニェ : 相手が倒れないのなら、このままでは……
ルスト : ――…あぁ、そうだねぇ。先ずは現状の打開だ。(そうだ。今は何故、を考えてる場合じゃない。
レニェ : ルスト?(めずらしく動揺を見せるルストを気遣う
ルスト : …大丈夫。(これだけの数…それも「相応の訓練を受けた者」を、一斉に足止めする…か。
ルスト : …… レニェ。此処は聖木の中心まではかなり離れてるよね?(小声で
レニェ : ……うむ…。倒すというよりも今は足止めというわけじゃな。
レニェ : …ああ、ここからはかなり遠い。私の能力を使ってもしばらくはかかるな…。
ルスト : …あぁ。 だが、全うに戦ってちゃ分が悪い。 だから――(ス、と片手を挙げて
ルスト : (BOM! と煙幕弾が2人を覆い隠す
紫髪の男 : ・・・・・!
ルスト : (そして短距離転移グッズ起動。軍勢の死角になる物陰に現れて)戦わずに止めよう。レニェはかくれんぼ、得意かな?
レニェ : 弟としたかくれんぼなら負けた記憶はないのじゃ!
ルスト : うんうん、頼もしい返事だ。 ―――それじゃあ、ゲリラ戦と行こうか!
紫髪の男 : (紫髪の統率の下、軍勢がバラバラに分かれてターゲットの捜索を開始する
ルスト : (…やっぱり。 この兵卒は外から来てるのとは違う。民にまるで興味が無い。
レニェ : (息を潜めて身を隠している
ルスト : (なら――私達が捕らえられないように立ち回るのが、最も時間稼ぎになるだろうさ。
ルスト : (そうして―――数多の軍勢VS2人の、長い長いかくれんぼが始まる!
ルストさんが退室しました
レニェさんが退室しました
紫髪の男さんが退室しました
軍服達さんが退室しました
最終更新:2021年02月13日 02:59