マリアさんが入室しました
紫水さんが入室しました
メシアさんが入室しました
メシア : ―――――――――
メシア : (次元が―――空間が、大きく歪み、揺らいでいく。
メシア : (今いるこの場所そのものが歪み、捩じれる感覚。それは大きな地鳴りのように大気を揺るがし、やがて――……
メシア : ―――……、、、。。 (石畳に膝を突き、ぺたんとへたり込む
紫水 : …………………
マリア : ………、……メシア。
メシア : ………… ふ、 ふふ。 (己の腕を抱いて
メシア : ねえさま、無茶苦茶よ…………
マリア : ………
メシア : (―――「超常」特攻。 どのような苦境と修行を経てこのような技を得たのか知れないが。
メシア : ……こんなに、あっけないものなのね……(超常特攻は、超常を斬り伏せる。絶対的な相性。それだけの理屈だ。
マリア : ……。(おまけに、自身の守護と引き換えにありったけの加護を与えるマリアの力により、その剣は飛躍的な強化を得ていた。
マリア : ……終わりです。メシア。(それは「超常」を根こそぎ消し飛ばす、浄化にほど近い権能となった。
紫水 : ————————
紫水 : (瞑目する。いかに街を滅ぼそうとしたとはいえ、相手は少女だ。
メシア : ………ねえさま。あたしは……
メシア : あたしの答えは……間違っていた?
マリア : ええ。
マリア : 忌むべきモノの使い手とはいえ、数多の民を殺戮した事も。
マリア : 犠牲の無い世界の礎に、この街を犠牲にしようとした事も。
マリア : この世界の命の為に、他の世界の命を犠牲にする事も。
マリア : 私は承服できません。聖護守に――信仰に背く行いであると断言します。
メシア : …… ……そうね、ねえさまはまだ、信じていられるのだものね。
メシア : ……あたしは、どうしたって、駄目だったわ……(――信仰する「守護」の力を破るあの武器で
メシア : (大切な命が失われてしまった。 あの日から、彼女の信仰は死んでしまった。
マリア : ……。どれもお前の罪です。 とても、とても重い。 到底ゆるされる事ではありません。
マリア : ……ですが、それでも。 お前は赦しを乞わねばならないわ。
メシア : ………ねえさま?(見上げて
マリア : …償いなさい、背信者。咎人メシアよ。 決して償えなくとも。どれだけの月日をかけても。(メシアを見下ろして
マリア : ――あらゆる人々が、世界がおまえを受け入れなくとも。 聖護守は、……私は。(手を差し伸べ
マリア : ……もう一度、お前に私を信じて貰いたいの。
マリア : (――「……妹<メシア>は狂ってしまいました。 家を、私達を、もう信じてはくれなくなった。」
マリア : (――「白薔薇の寄生虫に出し抜かれる事よりも、民の信奉を得られなくなる事よりも。 あの子の信頼を失った事が、私の何よりもの後悔だと。」
マリア : (――「私が強く在れなかったから。 私を信じていれば大丈夫だと、あの子に思って貰えなくなったから。」
マリア : (――「私はもう二度と、後悔と言う言葉を使いたくないの。」
メシア : …………………(大きく、まるい瞳がマリアを映す。
メシア : ……ねえさま。(ふ、と俯いて、自嘲するような口元で
メシア : …… ――ごめんなさい。(その儚い姿が、朧ろに、ブレ始める
マリア : ――― 、っ
メシア : ――……、 ……、、(体に虹色が奔ったり、周囲の空間ごと歪んだりと、不安定に姿をうつろわせ
メシア : そんな『可能性』も潰えてしまうくらい。 ……後戻りもできないくらい――……
メシア : …あたし、とっくに壊れてしまったわ。
マリア : ――……!
紫水 : (マリアをかばい、前に出る。
マリア : ――! お前、(咄嗟に動き出そうとした所を制されて
メシア : …(幾つもの次元を股に掛け、幾つもの魂を砕き、通わせる術を用いて。
メシア : … ねえさまは強いわ。 いつだって、最初から最後まで、ずっと。 (超常ならぬ身となった彼女では、そうそう耐えうるモノではない――…が
メシア : ……あたしは、(ふる、と身を震わせて
メシア : こんな世界、もう、さみしい………
メシア : ――――――(そうして。 生身の力を振り絞って、彼女は最後の『禁忌』を発動する。
メシア : (彼女の背後で次元が裂ける。亀裂が入ったように極彩色の空間が覗き
メシア : (その奥から、出て来たものは―――――……
腐った肉塊さんが入室しました
マリア : ――――。
腐った肉塊 : (白の聖衣を纏った2つの肉塊が、メシアの両脇に寄り添って
腐った肉塊 : めしあ。
メシア : ―――…おとうさま。 おかあさま……(肉塊をそれぞれ見遣って、目を細めて、涙を浮かべて
腐った肉塊 : めしあ。めしあめしあ。めしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあ
紫水 : …………、(その気になれば一瞬で消し飛ばせるが、メシアの両親ということは……。
マリア : ――――……………(紫水の隣で。何も言う事が出来ない
メシア : …うん。 …うん、何? ―――ほんと?(ブレ、歪み移ろう身体で、心の底から穏やかに肉塊に微笑んで
腐った肉塊 : めしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあめしあ
メシア : …………、そっかぁ。 ……もう、いいのね?
メシア : ………うん。
メシア : あたしも、そっちがいい………
マリア : ――――……、メシア…
紫水 : ———。万里愛様。
マリア : ( …きっと、妹は、誰とも話してやいない。 彼女に寄り添うモノを、私は両親と呼べない。
マリア : ――、…(言葉無く紫水を窺い
マリア : (――…とうに隔たれていたのだ。あの世とこの世のように。 …そう、どうしようもなく理解してしまう。
紫水 : (何よりもまず今自分のなすべきことは万里愛を守ることだ。
紫水 : (だが、ここで動くことがどのように彼女の心に傷を残すだろうか。
紫水 : (そう逡巡しながらも、いざとなれば刀を抜くために呼吸を調える。
紫水 : (鍔に手をかける。
マリア : …… 終わらせましょう。(そんな紫水の想いを汲んだように、瞑目して、
マリア : (己のハルバードに手を掛ける
メシア : ―――。(白々と光る刃を見上げて、何故だろうか――微笑んで
メシア : ねえさまも、協力してくれるのね?
紫水 : ……御意。(居合抜きの構えだ。
マリア : …。 ええ。(ハルバードを構えて
腐った肉塊 : (まるで守るように、2つの肉塊がメシアをひし、と抱きしめる
紫水 : ……………
マリア : ……(ギュゥ、と持ち手を強く握って
メシア : (満ち足りた様子で、肉塊に頬を擦り付けて
メシア : …ごめんなさい、ねえさま。(困ったようにマリアに笑う
メシア : …言い付け、守れなかった。
マリア : …、
紫水 : (……。「あれは8歳。私がまだ騎士として未熟だった頃」。
紫水 : (……。「仕えていた家の領内で大規模な反乱が計画されていた」、「だが、私たちは事前にその情報を掴み、前もって取り押さえることに成功したのです」
紫水 : (……。「首謀者はその場で殺され、私はその娘の処分を託されました」。「だが、どうしても私には殺すことができなかった。おそらく今でも私はそう決断するでしょう」。
紫水 : (……。
紫水 : (もはや壊れてしまっているならば、いっそ斬ってやるのが慈悲であるのか。
紫水 : (それとも。
紫水 : ————、
メシア : (姿は半透明に明滅し、半ば自壊しかけている …手を下さずとも、限界は近いだろう。
マリア : (―…それでも。
マリア : (自ら断つ事に、きっと意味がある。 …私は彼女を切り捨てたのだと。
マリア : (身に、心に、刻み付けていなくてはならない。 ――そう、マリアは思う。
マリア : 。(ハルバードを振り上げる。 …声を掛けずとも、彼ならば寸分違わず合わせてくるだろう。
マリア : (その刃を、振るか否かは――彼の心に委ねるけれど。
マリア : ―――(ハルバードに纏わる聖なる白銀のオーラ。
マリア : ―――(膨大なオーラを纏ったそれを天に掲げて――
紫水 : ……。(ならば自分も、その罪を担わなければならないだろう。
紫水 : (彼女一人にその重荷を担わせるわけにはいかない。
紫水 : (そう腹を括る。
マリア : メシア。
マリア : ―――おやすみなさい。 (そうして、メシアの視界を埋め尽くすのは。 全てを浄化せしめん白銀と―――
紫水 : (———超常を打ち消さんとする漆黒。
メシア : ――――――――(夥しい光と闇に呑まれ――――
メシア : (―――……視界が、意識が、霞んでいく。 肉体も、次元も、魂も、ばらばらになってきえていく。
メシア : (だけど、それは、 とても穏やかで、心地が良くて―――……
メシア : (あたしは――― やっと――― ……さみしくない場所に行ける。
メシア : ―――……… ぁぁ、 あたし…………
メシア : ……… 最初から、 こうすれば良かったんだわ………―――
メシア : (そうして、明暗の奔流が失せる頃には――――何一つ残っていない。
メシアさんが退室しました
腐った肉塊さんが退室しました
マリア : ――――――……
マリア : …………… (何も無くなった祭壇を見つめて
紫水 : ………………
マリア : ………
マリア : …… ごめんなさい……(ほんの微かな、ともすれば聞き逃しそうな声音で零して
マリア : (くる、と踵を返す) …行きましょう。街の様子を確認しなければ。
紫水 : ————
紫水 : …………。(少しの間、祭壇を見つめ、
紫水 : …ええ。
紫水 : ————
紫水 : (万里愛の後を追う。
マリア : (紫水に顔を向けないまま、黙々と歩き続ける
紫水 : (同じく、黙々と。
紫水 : (何か声をかけるべきだろうか。だが、自分は何と言うべきだろうか。
マリア : ……―――
紫水 : ……-——
紫水 : (言葉が見つからず、ただ沈黙する。
マリア : (―――いつの間にか空の虹色の渦も失せ、城壁の天井が広がっている―――
マリアさんが退室しました
紫水さんが退室しました
ルプ・ウさんが入室しました
ルプ・ウ : (―――王都ルプ・ウ。
ルプ・ウ : (頂上の祭壇での決戦の最中、街は屍兵との闘争にざわめいていた――
ルストさんが入室しました
ルスト : ぁーーーもう、ほんとキリが――(片足にバルカン、片腕からワイヤー。
ルスト : (衣服も肌皮もあちこち破け、メタリックな銀色が各所に覗く。結局隠し技も何も無い全力戦闘と相成っていた女
ルスト : (目の前の屍兵に肘の銃口を向けた――……その時。
ルプ・ウ : (屍軍人の身体が砂のように崩れ、空中に溶けるように霧散し始める
ルスト : ―――……ん。(きょと、とその様子を見て
ルスト : まさか――――?(周囲を見遣ると、同じように一斉に消えて行く兵士達
ルスト : ………。(戦いの喧騒が失せ、一気に静けさを取り戻す街並み。 これは……
ルスト : ――(周囲を窺い、他の仲間の姿を探す。
鷹さんが入室しました
鷹 : (グーサインをして、立っている筋肉。
ルスト : おっと元気だな鷹氏。(姿を確認して
鷹 : まーーーー、こっちもなんとか片付いたで。
ルスト : おつかれさま。 コッチも片付いたというか何というかだ。
ルスト : …仕舞い、かな。この様子は。
レニェさんが入室しました
レニェ : ルストー!!(叫びながら、遠くからだだだと走ってくる人影。
レニェ : ……無事じゃったか!!
ルスト : レニェ―!(無事―!と両手挙げて
鷹 : ……ということは、外の組は全員無事ってわけやな。
鷹 : ふーーー、よかったね〜〜〜〜〜。(といいつつ大きく息を吐き、三角座り込む
ルスト : あぁ、かろうじてね。ホントどうなる事かとだったよ。
ルスト : あぁ、本当に……(ふぅ、と息を吐いて空を仰ぎ見ると
ルスト : (禍々しい極彩色が失せ、城壁の天井が広がっている
ルプ・ウ : (―――おや?天井の様子が・・・
那菜葉さんが入室しました
ルプ・ウ : (天井を中心に、ブロック状に消えて行く城壁
ルプ・ウ : (晴れ晴れとした蒼い空が広がり始める――――
那菜葉 : ……。
レザンさんが入室しました
那菜葉 : (兄の紅玉が消えた地点で座り込み、瞑目しながらラプレーン式の祈りを捧げている。
レザン : (ルプを衛る城壁――のあった所でへばり倒れている男
ルスト : ん、あれは那菜葉嬢…か。(遠目に見遣って) ぁとレザン氏も無事だな。
レザン : ……… ガチのマジでしんどかったです………
レザン : ……二度とやりたくない……これが私の人生の最大の山場である事を祈ります……
ミツキさんが入室しました
ミツキ : ……。(へばりこんでいるレザンをじーっとみながら
ミツキ : ………。担いでっても、いいけど。
レザン : お、おやミツキ……お疲れ様です……無事で何より…・・・
レザン : このインド人諸事情により一歩も動けませんのであわよくば合流させていただけますと多幸に存じます……はい……(ぶっ倒れたまんま
ミツキ : ……、私もレザンの事は好きですからね。
ミツキ : (とか言いつつ、わりと雑めに担ぐ。
レザン : ……、……?(ん?
ミツキ : ……。かっこよかったよ。(小さい声で。
レザン : (脳内で首を傾げつつお米様的な雑な担がれ方して) …
ミツキ : ……。(そして担ぎながら赤面し、もう二度とこのようなことは言わないと誓ったミツキであった。
レザン : …そ、そう素直にお褒め頂けると心配になりますね…? 目的とかあります?スイーツとか奢(かつがれ~
ミツキ : (あーーー、ぶん投げたいな〜〜〜コイツ。
ルスト : お。ミツキ嬢も来た。 …って事は街のメンバーは全員無事だね。(うん、と
ルスト : 後は紫水氏と万里愛嬢だけど……この様子だと上手くやったんだろうさ。
ルスト : (上空を見上げて
那菜葉 : …………。(お兄様、さようなら。大人になってね。
那菜葉 : (雨月藍玉家の者たちと紅玉のための祈りを終え、立ち上がる。
那菜葉 : 私たちは生きるために。
那菜葉 : (青く晴れた空を見上げると、穏やかな風が凪ぐ。
那菜葉 : ……またね。(と言うと、歩いてルストたちへと合流していく。
ルプ・ウ : (―――― 斯くして。
ルプ・ウ : (王都ルプ・ウでの決戦は終わりを迎えた。
ルプ・ウ : (―――大きな戦いを終えた彼等は、それぞれの道を進む事となるが
ルプ・ウ : (その話はまた、別の機会に――――――……
ルストさんが退室しました
那菜葉さんが退室しました
レザンさんが退室しました
レニェさんが退室しました
鷹さんが退室しました
ミツキさんが退室しました
ルプ・ウさんが退室しました
最終更新:2021年02月13日 03:00