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幽閉地下世界“ルインズベルト” [イルミナ オレオル 海咲 唯我]

ルインズベルトさんが入室しました
ルインズベルト : (青。黒。紫。灰。青。黒。白。青。黒。青。
ルインズベルト : (広く深く長く続く
ルインズベルト : (鍾乳洞
ルインズベルト : (太陽の光など照らすはずも無い奥地なのに明かりは絶えない
ルインズベルト : (地盤、天井、壁面、あらゆる石、岩、壁が、淡く光を帯びている
ルインズベルト : (魔法石で造られた洞窟…そうとも言えるし、そうで無いとも言える
ルインズベルト : (この空間。そのものが魔導の作り物。
ルインズベルト : (古代遺跡の不可思議な術
ルインズベルト : (「ルーインズ」
ルインズベルトさんが退室しました
海咲さんが入室しました
海咲 : (細道に転がる大きな水の球
海咲 : (鉄柵に囲まれたソレは流れ出す事なく留まっている
海咲 : (中には人の姿が2人
海咲 : (我らが船長、王神帝唯我と、
海咲 : (水中に浮かび腕を組んで船長を見下ろす女性。
海咲 : (海咲<みさき>=ルインズベルト
海咲さんが退室しました

 

 

イルミナさんが入室しました
イルミナ : ――、――、
イルミナ : (駆ける。青から黒と紫を経て灰。暗色のグラデーションを彩る洞窟。
イルミナ : (決して良いとは言えない足場、決して運動が得意とも言えない細足。
イルミナ : (それでも、駆ける。 1秒より早く、僅かより早く
イルミナ : (――閉じ込められる苦しさは、十二分に、染み付いている。
オレオルさんが入室しました
イルミナ : (背筋に纏わりつく冷たい感情。孤独、憐憫、逃竄。
イルミナ : (――だから、助けたい。1秒でも、早く
オレオル : いやあ…どこまで続くんだろうねえ!(周囲の暗色空間を見回しながら、イルミナと共に駆ける
イルミナ : (差し伸べられる無骨な手。長旅に晒されて僅かに荒れた指先。
イルミナ : (眩いばかりの豪笑。
オレオル : 『ルーインズ』の中は何時訪れても不思議なものだね!実に興味深…(などと宣っていたが、黙した妹の後ろ頭を見て押し黙る
イルミナ : じきに……っ、、、 この先の筈 です  !(息跡切れ跡切れに
オレオル : (…僕、緊張感無さすぎか? いや、それだけじゃあるまい。それだけ、彼女が――…)おお、そうかい!
大きな水球さんが入室しました
イルミナ : (私は、 私 は ――――
大きな水球 : (2人の前方に見える大きな水の球
オレオル : 何、新たな景色が見られるならばそれも僥倖さ!さあて――
イルミナ : ――――(そうして飛び込んでくるは水の檻球
大きな水球さんが退室しました
海咲さんが入室しました
唯我さんが入室しました
海咲 : (水の中に浮かぶ女性の姿
イルミナ : ――唯我様……!
海咲 : (地に足をつけ僅かに漂う唯我を腕組みで見下ろしている
海咲 : (イルミナの声に気付き
海咲 : へぇ。来れたんだ。ココに。(水中で喋り、不敵に笑む
オレオル : おお、唯我姫!我らネシスブラザーズが辿り着いたよ! …なんて茶番は置いておいて。
オレオル : お嬢さん。君が唯我くんを攫ったのかい?(水球を見上げて
海咲 : ふふふ。そうよ。(オレオル、イルミナを見て
海咲 : ご機嫌ようお姫様、そしてそのお兄様。
イルミナ : どうして、、そんなことを……!
海咲 : どうしてって、
イルミナ : それに、こんな街中で”ルーインズ”を興して一体どうなさるつもりですか……!?
海咲 : “感謝”と“挨拶”よ。
海咲 : えぇ。貴女と案外一緒かもね。
オレオル : 挨拶。(はて、と
海咲 : ねえ。(オレオルに
海咲 : 知ってる? 唯我が支配者を倒した時。
海咲 : あの悪党は「ワシを倒す前に四天王を全て斃すんだなぁ」なーんて戯言を言っていた事を。
イルミナ : 四天…!? 一体、何を……!?
オレオル : それは……初耳だね。(イルミナを窺うが、その反応で察し
海咲 : ねえ。知ってる?(続けて、イルミナに
海咲 : 貴女以外にもあの支配者に密かに囚われていた者たちが居た事を…!
イルミナ : ……!
オレオル : … 君もその一人だ、という事かな?
海咲 : 支配者の所有する巨大な力を有する“ルーインズ”
海咲 : この秘匿された空間に生まれた時から住まわされてる…アーティファクトを使う人間兵器。
海咲 : それが、私達、“古代遺跡に住まう者<ルインズベルト>”
イルミナ : ……この空間が生まれた時、から……!?
オレオル : ルインズ、ベルト…(ほう、と
海咲 : そう。私達はここで生まれ、ここで育ち、あのジジイの為だけに生きてきた。
オレオル : ルーインズは小さな異次元。其処に元より住まう人間が居たとして、なんらおかしな事は無い、か。
海咲 : ふふ、もう、何年、何年になるのかしらね。外界とは時間の流れも変わる事もあるから(思い出しながら笑っている
イルミナ : ……おかしいと思っていました。この洞窟(ルーインズ)が、出来たばかりにしては、成度が高すぎる、と……
海咲 : 御明察。
海咲 : 私が生まれる前からあるもの。
イルミナ : この広さ、この深さで外界(ジェネシス)と境界混合しないのも
イルミナ : 何年も、、何年も……前、から…………、、(何てこと。そう呟く顔は青褪めて
オレオル : ……。
オレオル : かの支配者は、時に武力を用いて街(ネシス)に圧政を敷いてきた。 君は、その手駒として使われていたという事かな。
海咲 : ふふふ。なんて理解の早い兄妹かしら。
海咲 : 誰かに同情されるのも始めてよ。似たような境遇の貴女達ならわかってくれると思ってたわ?
唯我 : … … …
オレオル : 僕達の事を知っている様子なのも気に掛かったからねぇ。 …しかし、それなら。
イルミナ : (は、と瞳に力が戻って
海咲 : ええ。そうよ。
海咲 : だから唯我、そしてそこのお兄様。
イルミナ : え、ええ! では何故! 唯我様にそのようなことを!
海咲 : 私たちは貴女達に感謝してるわ。(腕組みで、見下ろし、笑み
海咲 : ただ、もう…
海咲 : (鉄柵が弾け飛び水が溢れ出す
オレオル : …!(咄嗟にイルミナを庇って
イルミナ : 兄様…!
海咲 : もう支配されたくないの!私達は!!誰にも!!!
海咲 : (地上に降りてきて唯我の目の前に着地
海咲 : 宣戦布告よ。お姫様、唯我、その御一行。
オレオル : っ、支配されたくないから…新たな為政者を潰すと? 
海咲 : 私達“ルインズベルト”は貴方達に感謝している。ーーでも、貴方達の新しい街は認めない。
海咲 : 誰も知らない洞穴の底にへばりついて生きて来た私達こそ、最もこの土地に相応しい者だもの。
海咲 : そうじゃなきゃ報われない。報われないわ。
海咲 : “ネシス”は崩壊し、“ジェネシス”は滅び、“ルインズベルト”が“現界”する。
オレオル : …唯我くんは…、 それに僕達も、君達を縛りはしないよ。
海咲 : あら?物分かりが悪いのね。それともわかってて言ってるのかしら?
海咲 : ココでしか生きた事の無い私達、唯一の生き甲斐が滅びた後の我が儘な弔い合戦よ?
海咲 : 理性で止められるわけないじゃない。
イルミナ : そん、な……!
海咲 : 悪いわねお姫様…(少しだけしおらしく
オレオル : ………
オレオル : …閉じ込められる苦しみは、僕もイルミナも知ってる。……君達と戦いたいとは、思わないよ。
海咲 : そう。残念ね。
海咲 : そんなんじゃ、すぐ負けるわ?(地表の水滴がオレオルに襲い掛かる
オレオル : ――!
海咲 : (オレオルに触れる寸前で空中で止まる
オレオル : ―― …ん、(片目を開いて
海咲 : 今日は宣戦布告だけ。(水が地に落ちる
海咲 : 貴方達をすぐココで滅ぼすつもりなんて無いわ。そんなの味気ないもの。(腕組んで
オレオル : ……… そうか。 …ならば、唯我君も無事だね?
海咲 : ええ。
海咲 : ちょっと“言葉”を奪ったから今は喋れないみたいだけど(くすくす、と笑って
唯我 : …(海咲の近くに立ち尽くす
海咲 : さあイルミナ。もうお姫様と呼ぶのは辞めるわ。
海咲 : さっさと唯我を連れて帰りなさい。
オレオル : …(唯我見遣って)宣戦布告の為に誘拐までするとは、律義というか…。ルインズベルトなりの流儀なのかな。
海咲 : 私達という切り札を切らずに死んだ哀れなジジイへの当て付けよ。
海咲 : “ルインズベルト”は貴方達に私達の存在を知らしめて、全力で潰して、あの街を取り返す<塗り替える>
海咲 : その日まで、束の間の街造りを楽しむと良いわ。
オレオル : …… あの街は平穏を取り戻したばかりなんだ。…僕だって、譲れない。
オレオル : …だが、ここは退こう、イルミナ。 与えて貰った猶予でも大事にしなくてはね。
海咲 : えぇ、賢明。
海咲 : それじゃあ。
海咲 : また会いましょう。イルミナ、オレオル、唯我。
オレオル : ――― あぁ、またいつか、ね。 ……そうだ、
海咲 : 何?
オレオル : 君の名前を聞いておこう。 …もう知っているようだけれど、僕はオレオル。レオルでも構わないよ。
海咲 : 名は海咲<みさき>。名字は皆“ルインズベルト”を名乗るわ。
海咲 : 他のみんなには…ふふ、近いうちに会えるかもね。
海咲 : (3人を残して、背を向けて、細道を歩いていく
オレオル : ミサキ、海咲くんだね。 今後ともよろしく、と言っておこう。
オレオル : ………(海咲の背を見送る
海咲 : ええ。唯我達は滅ぼしても、貴方達兄妹は生かしてあげるかもしれないからね。
海咲 : 今後とも、よろしく。ふふふ。
海咲 : ………
オレオル : ………。
海咲 : (歩き去っていく
海咲さんが退室しました
オレオル : ……… …
オレオル : ………(ふぅぅぅ…とデカい溜息吐いて頭を抱える
オレオル : いやーーー、えらい事になってしまったなぁ……
オレオル : イルミナ……うん、わかるとも?少しずつ状況を呑み込んで行かなくてはね……唯我くんまだ喋れない?術解けてない?
オレオル : とりあえず戻ってから考えるとしようじゃないか。 やれやれだなぁ~~~……(大変な感じの2人と共に途方に暮れるお兄さま
オレオルさんが退室しました
イルミナさんが退室しました
唯我さんが退室しました
最終更新:2022年02月05日 02:38