GLQ228 [シンダ ゼスター]

少女?さんが入室しました
少女? : (日が昇ったばかりの海の街、ジェネシス。
少女? : (噴水が彩る中央路は既に露店で賑わっている。朝市というものだ。
少女? : (ギイ、ギイ……と、そんな中、重そうな荷車を引く……少女、だろうか。
少女? : (不相応に大きい革手袋に革靴。キャスケット帽からは三編みが左右に覗く
少女? : (日陰の程よい空き場所に止めると、看板を立て
少女? : え、ぇーーー……っど……(少し緊張気味のようで
少女? : ワークベンチ、『かんな』 開店ですら……!
少女? : 工芸品や什器の修理がら~~(無骨な看板に並ぶは……鋸、槌、鍋、時計、置物……
少女? : 武器や工具の鍛え直しまで~~~(剣、盾の類まで。 屋台に乗っているのは大きな竈か。
少女? : (ようは、鍛冶屋、である。
少女? : な、、何でも直すっげど~~~……!
少女? : (活気を取り戻しつつあるジェネシスの朝は既に騒々しい。果たして商売慣れぬ少女の声は何処まで届くか……
白髪の男さんが入室しました
白髪の男 : (灰色、白に近い髪を背に結んだ、身長高めの男
白髪の男 : ふむ…修理屋か(覗き込んで
白髪の男 : (老人というわけではなく、中年のようだが…銀縁の小さめの眼鏡が老いた雰囲気を加速させる。
少女? : ぁ、ぁ”……いらっしゃい、、まぜ……!(ぺこーっと腰を折り頭を下げて
白髪の男 : (白いスーツ姿はともかく、白衣を肩からかけているのは医者か何かか
白髪の男 : (懐より懐中時計を取り出し)こうした小物は修理可能かな
少女? : に、兄様は学者かお医者さんで……?(開いてるのか空いてないのかよくわからんボソボソの細目で
白髪の男 : 運送業だ。…随分前にこの時計は動かなくなってしまってな。
少女? : 時計…! ちょっと、見せて貰ってもいいでず…?
白髪の男 : 勿論だ。(渡す …ありふれた機構の懐中時計だが、少なくとも100年以上前からのもの。歯車の一部が欠けている
少女? : …………(じ、と見つめる。 時折傾け、手触り、重みを感じ取って
少女? : (魔器や、この辺りで見る星遺物、という逸品ではなさそうだ。普通。普通の
白髪の男 : 直せるだろうか。付近の街の細工師は、お手上げという感じだったが。
少女? : 驚いた。こりゃあ。どっでも大事に使われてたんだすね?
白髪の男 : 祖父のさらに上の代からだな。骨董品もいいところだ。
少女? : ぁ、ぁあ、直せる! 直、す、っだら!(それは大丈夫と慌てて訂正すると
少女? : お客ざん、そこにかけて待っててくれろ(作業台に布を敷いて懐中時計を置くと
白髪の男 : 後日でなくてもいいのか?
白髪の男 : (今、直るのか?と
少女? : ぇ、ぁ”、、急ぎ、まず? 2分ほどで、多分直るんでないがと……!(アワアワ
少女? : す、ずぐにやるでぇ、しょ、少々お待ぢ、を……!(言うと、目線を下ろして
白髪の男 : (早いな)
白髪の男 : (座って待つ …カタギではないが、悪人でもなさそうなこの男。
白髪の男さんが退室しました
ゼスターさんが入室しました
ゼスター : (名をゼスター=コストリーンという。しがない運送屋の一人である。
少女? : ごれなら、”蜘蛛”で……(鋼色と翡翠色の金属を置くと、いくつもの脚が開く。……さながらひっくり返った蜘蛛か。
少女? : (数ミリ以下の腕から固定用の腕まで。ツールキットを広げると
少女? : そいじゃあ。 お邪魔、します、だよ。
少女? : (そこから先は、早回し芸と見紛うほどである。
少女? : (回し、開き、固定し、時計の針、微小サイズの歯車、次々と外しては「蜘蛛」とやらに預けていく
少女? : (掌に収まる精密機を、虫眼鏡も何も無しにすらすらと解体していくと――問題の歯車を発見
少女? : (取り外し、新たな歯車をピンセットで取り付ける様は一切のブレもなく
少女? : (そうして今度は逆回し。見るも無残な破片が時計へと成り立っていく
ゼスター : …(静かに本を読んで待つ
少女? : (あっという間に元通り――)――ぁ” お客ざん。 ぞの。
ゼスター : (ぱたん、と閉じ
ゼスター : 治ったということか。
少女? : この、歯車が、欠けてたみてぇ、ですて。 取り替えたんですが。(薄く小さな歯車である
少女? : ええ、ぇぇ。直った、直りました、、でずが。 つ、付けますが……?
少女? : フタの裏、だとかに、歯車……。
少女? : (ようは、こんな破片でも捨てるのは忍びないと
ゼスター : なるほど、背に頼もうか。
少女? : …! ぇ、ぇえ! はい”……!(言うと、アームの一つが溶接機になっているのか
少女? : (懐中時計の背に溶接。溶接跡もなく、接着したように見えるほどで。
少女? : (最後に拭き布でキレイにして)お、お待たぜしました……!
ゼスター : いい出来だ。いくらかね、修理費は。
少女? : あ、油も差しといたン、でぇ。 ちゃんと動くがど……
少女? : ぁ、修理費。 ぁ、あ”ー……(あんまり考えてなかった様子で
ゼスター : (懐中時計を手に取り眺め
少女? : で、では……○○Gで……!(異様に安い。部品代の原料程度だ
ゼスター : そうか(その倍のコインを置く
少女? : その子、百年は下らんこ、だと思うがら。 大事にしたってくれると――お客ざん……!?
ゼスター : 思ったより早く仕上がったのでな。また、頼もうか。
少女? : ぇ、ぇえ、、是非お願いしますだ……!(アワアワ
ゼスター : 百年の対価にしては安すぎる程だが…
ゼスター : では、失礼する(バサァっと白衣広げ
少女? : ま、まだのお越しを……!(再びぺこーっと深々お辞儀
ゼスター : (…運送業界で、『いい腕の修理屋がジェネシスに現れた』という噂がどことなくたち
ゼスター : (少女への客が舞い込むのだが…
ゼスター : 名を。聞いておこう。
少女? : ん、ぁ” こ、これは失礼しますた…!
少女? : シンダ。 シンダ・オセラム・ドヴェルグと申しまず……!(ペコーー
少女?さんが退室しました
シンダさんが入室しました
ゼスター : 私はゼスターだ。ドヴェルグの修理屋、確かに覚えたぞ…。
ゼスター : (改めて去る
シンダ : ゼスター、様……! ぇ、ぇえ、! またのお越しを……!!
ゼスターさんが退室しました
シンダ : (その姿が人混み紛れて見えなくなるまで頭を下げていて
シンダ : ぇ、ぇ~~ワークベンチ、『かんな』……!
シンダ : 工芸品や什器の修理がら~~!(先の事で自信が付いたのか、周りに負けず劣らず声をあげて
シンダ : (鍛冶屋、シンダ。 ようこそジェネシスの街へ……!
シンダさんが退室しました
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最終更新:2021年05月27日 02:43