海咲さんが入室しました
海咲 : 何。
海咲 : 話って?
海咲 : (ルインズベルト内部
海咲 : (神宮司応接室
海咲 : (数少ない会議部屋らしい部屋。
海咲 : (椅子も幾つかあるが、座らず。いつもの腕組みポーズのまま
涅根さんが入室しました
海咲 : (この会に呼びつけたその子に質問を投げていた
風谷さんが入室しました
涅根 : …オマエの事だから、またあれこれ嗅ぎまわってたんだろうけど。(テーブル席の一角に腰掛けて、同じく話題の主を見遣る
涅根 : 何か気付いたってわけ?
風谷 : …ふふ。
風谷 : 嗅ぎまわってたなんて、人聞きが悪いじゃないか。
風谷 : まあ、否定はしないけどさ。
風谷 : うん。せっかくだから、ちょっともったいぶらせてもらおうかな。(にこにこと
風谷 : なんだと思う?
涅根 : はぁ、何それ。偵察ご苦労様。って労ってやろうと思ったのに。
海咲 : ・・・クイズ?
涅根 : そーやって態々溜めるって事は… そうだね。天邪鬼なオマエの事だから…
涅根 : 良い報せじゃなさそうだけど。
風谷 : ふふふ。そうだね。クイズかな?
風谷 : …いい知らせか悪い知らせかは、君たちの判断に任せるよ。
海咲 : ・・・
海咲 : ・・・素敵な女性でも街で見つけたのかしら?
風谷 : ・・・・・・・・・・。
涅根 : …は?(海咲の方見て
風谷 : …はぁ。(ため息
風谷 : …だったらいいけどね。
涅根 : ……や。そんなのわざわざオレ達に報告しないでしょ。
海咲 : 違うんだ…。(きょとんとして
涅根 : はぁ…(同じく溜息
涅根 : …で?運命の出会いが遠い風谷はそろそろ教えてくんないの?
風谷 : …ふふ。せっかちだね。
涅根 : オレ達別に楽しく雑談する仲じゃないでしょ。
風谷 : いいさ。(直径10cmほどの鈍い黄金色のボールをどこからかぽんと取り出す
球体さんが入室しました
球体 : (くるくるくると高速で回転しながら音声を再生する
涅根 : …。
球体 : (ところどころノイズが混じるが、男性二人が話している音声だ。
球体 : 渦明 :
…(昂った感情を、つとめて押さえ付けるようにして)…イルミナさんは何も語ろうとしません、…けど。
球体 : 渦明 :
……あれだけ衰弱して、――…アーティファクトも、奪われて。
球体 : 渦明 : …………ルインズベルト、ですか。
球体 : (またザザザとノイズが入る。
球体 : 唯我 : そうだよ。ルインズベルトにイルミナは居たらしい。
球体 : 渦明 : …それを知った上で、放っておいたんですか。
球体 : 唯我 : そうなるよ。
涅根 : ――…これは。(この声は、…)…… …唯我?
球体 : 渦明 : ッ、、、 そうなるよ、じゃねぇでしょ!
球体 : (また、ザザザと。
球体 : 渦明 : …あんた、「また」街の民を蔑ろにする気か!?
球体 : 唯我 : …したくないさ。したくなかった。すべきじゃない。
球体 : (…ザザ)唯我 : オレは、
球体 : 唯我 : ルインズベルトの民を救いたい。
涅根 : ………は。
海咲 : え?
球体 : ………(ぷつっと回転が止んで地面に落ちる)
球体さんが退室しました
涅根 : ……… 何これ。
風谷 : (ところをキャッチする。
風谷 : 何って、王神帝の目的だよ。
海咲 : 風谷。どういう事?
風谷 : どういう事って、聞いたとおりでしょ。
海咲 : 私達を救いたい?
海咲 : 唯我が?
風谷 : …君たちが言ってたように王神帝はルインズベルトを滅ぼそうとするつもりはないらしい。
風谷 : 知っての通り、今のボクたちは一枚岩じゃない。
風谷 : これを聞いて、君たちがどうしようとするか。ちょっと気になったのさ。(にこにこ
風谷 : …ねえ。キミたちは何のために戦ってるの?(にこにこ
涅根 : ………
海咲 : ………
海咲 : 私達の住処を守る為…
海咲 : それと、ジジイの弔い。
涅根 : …自分は調べるだけ調べて、突き付けて、反応見て楽しもうって訳か。 風見鶏のオマエらしいね、風谷。
風谷 : …ふふ。
海咲 : ・・・ねぇ、風谷。一枚岩じゃないって、
風谷 : …
言いたい放題いってくれるけど、そんなとこさ。
海咲 : 風谷はもう、唯我と闘うつもりはない…って事よね?
風谷 : どうかな。ボクはただの風見鶏、見物人、傍観者だね。
風谷 : もともと、最初から戦うつもりなんてなかったさ。言うことをきくつもりもないけどね。
風谷 : 一枚岩じゃないってのは、ルインズベルトの他のみんなのことだけど、ね。
風谷 : …ま、これは単なるボクの一解釈だけど。
海咲 : 涅根。
海咲 : 今、ルインズベルトの他の兵士も、民も、一枚岩じゃないって。
海咲 : みんな少し少し違う考えだって、そういう話よね。
涅根 : あぁ。…天芲にしてもそうだし、元々そうでしょ。
海咲 : じゃあ「ルインズベルトを救いたい」って唯我が言ったって知ったら…
海咲 : 誰も闘わなくなっちゃう?
涅根 : かもね。
風谷 : …………(話を聞きながら何かを考えている。
涅根 : オレはその言葉、信じてないけど。
涅根 : だから2人でだってやるつもりだけど。もう戦いは沢山だ、って。そう思ってる奴等も多いだろうね。
海咲 : ………
風谷 : …
また、ルインズベルトのみんなを無理やり巻き込んで戦うとして、
風谷 : …
どうしてキミたちがそうしたがるのか。
風谷 : …
ボクには理解できないんだよね。
涅根 : …わかんない?(風谷を見て
風谷 : 嫌悪しているっていうんじゃなくて、単純に理解できないんだよ。
風谷 : …
なんで、こんなところにこだわるのか。
風谷 : …
だから、せっかくだし話を聞かせてもらおうって、ね。
涅根 : …オレは――オレや海咲は、ネシスの民を直接苦しめてたんだよ。
涅根 : そんなオレ達が、……そんなオレの家族達が、ネシスの仲間入りをして。平和な街で楽しく暮らす?
風谷 : ……。なるほどね。
涅根 : それが叶えばオレは「救われる」のかもしれないね。
涅根 : でも無理でしょ。
涅根 : …自分達の居場所を守る為には、自分の力でなんとかするしかないんだよ。
風谷 : …
ふふ、ネツネらしいね。
海咲 : うん。唯我がなんで私達を救いたいか…それこそわからないけど。
海咲 : 救えないよ。
風谷 : ……ふふ。
海咲 : 今のジェネシスに、残虐な人の居場所なんて、無いもの。
海咲 : (何度か訪れた。あの平和な新しい街を思い出しながら。)
風谷 : …じゃあ、ルインズベルトじゃなく、自分たちのため、ってわけなんだ。
風谷 : …
キミたちがそうまでして戦う理由は。
海咲 : うん。
海咲 : 自分たち<ルインズベルト>の為だよ。風谷。
涅根 : …ルインズベルトは、ジジイが利用する為に各地から拉致した人達の集まり。
涅根 : 風谷もそういう人達の子でしょ。…無関係じゃないよ。自分達<ルインズベルト>全員。
涅根 : 皆、受け入れられないかもしれない。疎まれて不遇な扱いを受けるかもしれない。……いや、そうに決まってる。
風谷 : …。
風谷 : ……
なるほどね。(じっと考えている。
海咲 : それにね。風谷。私はジジイの弔い合戦もしたい。
海咲 : 私達<ルインズベルト>って切り札を叩きつけてれば、唯我達に勝てたんだ!・・・ってifを証明したい。
海咲 : ジジイの子だもの。私達<ルインズベルト>はみんな。
風谷 : ・・・・・・。
風谷 : …
キミたちが自分のエゴのために戦うっていうんなら、ボクは応援するよ。
風谷 : …誰だって自分がかわいいからね。
風谷 : でも、ジェネシスに住みたがっているやつがルインズベルトにいるとして……、
風谷 : …
そういうやつのことは、どうするのかな。(にこにこ
涅根 : ……それはオマエの事?(じ、と
風谷 : …
いや、違うよ。
涅根 : …オマエは見てるだけとか言ってるし、自分じゃわかってないかもしれないけどさ。
涅根 : さっきから、オレ達の事止めたがってるように見えるけど。
風谷 : ……………
風谷 : …
ふふ。ボクが?
風谷 : …ボクが知りたいのは君たちがどういう選択をしようとするか、だよ。
風谷 : …だって、風見鶏だから、ね。(へらへらと
涅根 : ………ふーん。ま、いいけどね。 否定も怒りもしないよ。
風谷 : …………………………
風谷 : …………………
風谷 : ………
風谷 : …
で、どうかな。(にこにこと海咲に。
風谷 : 何もないんなら………、
風谷 : ボクはそろそろ行くけど。
海咲 : ねえ。
海咲 : ピンチの時は、助けに来てくれる?
風谷 : ……………………
風谷 : … はぁ。
風谷 : …
どうかな。性根がクズだからね。(にこにこと
風谷 : じゃあね。(ぶおんと消える
涅根 : …… ま、情報どうも。
風谷 : ……、(が、10cmほどの鈍色の黄金色の球体がその場に残されており、
球体さんが入室しました
涅根 : なんだかんだオマエの告げ口は役に立ってるからね。
風谷さんが退室しました
球体 : (カザヤが立ち去った後で、再生しはじめる。
涅根 : …、…?
海咲 : ?
球体 : (ザザ)唯我 :
そして、ルインズベルトの不意な誘拐能力が明らかになった以上、防戦は出来ない。
球体 : (…ザザザ)唯我 :
突入ルートを確保して、堂々と和平交渉と行こう。
涅根 : …は?
海咲 : え?
球体 : (………)渦明 :
はい。神宮寺が利用してたであろうアイテム群の中に、転移装置らしき物があったと。
海咲 : 来るの?ここに?どうやって?
涅根 : ――は?(二回目
球体 : (……ザザザ)唯我 :
…突入メンバーを編成し、警察署に集合。突入し、交渉を開始する。
海咲 : ジジイの遺品? え。
球体 : (そして再生が停止する。
球体さんが退室しました
海咲 : え。
涅根 : …………
涅根 : ………アイツ等が此処に来る。
海咲 : 死敗者<マスターオブルインズベルト>はもう、無いはずなのに。
涅根 : このルインズベルトに――っくそ、こっち先に言ってよ…!(と、居ない球体の主に八つ当たりして
海咲 : 他にもあったんだ…移動用の、星遺物<アーティファクト>。
海咲 : どうしよう。
海咲 : どうしよう涅根。
涅根 : 保険だか時短だか知らないけどネシス側に置いてたって事か…ぁぁもう、今はそんなのどうでもいい!
海咲 : 今からみんな、ルインズベルトの戦士を集結させて迎え撃つ?
涅根 : そうするしか無いよ!戦えない民に接触される前に!
海咲 : うん。
海咲 : 殲滅しよう。
海咲 : 全員で。
涅根 : (…巣穴に水を流される感覚。くそ、今度はコッチの番だってのか…
涅根 : ……ぁぁ。 唯我が何考えてるか知らないけど…
涅根 : …決まってるよ。みんな<ルインズベルト>に手出しはさせない。
海咲 : うん。
海咲 : 切り札<ルインズベルト>の力で、
海咲 : 唯我をジジイと同じ地獄の底に突き落としてやるわ。
海咲さんが退室しました
涅根さんが退室しました
風谷さんが入室しました
風谷 : ………
(亜空間で浮かびながらその二人の会話の様子を見ている。
風谷 : …… ふふ。
風谷 : ……
あははははは。
風谷 : …………………
風谷 : はぁ …
風谷 : ……。とんだ風見鶏もいたもんだ、ね。
風谷 : ………
風谷 : …
ごめんね、みんな<ルインズベルト>…、
風谷さんが退室しました
最終更新:2021年07月09日 01:10