唯我さんが入室しました
唯我 : (イルミナが誘拐され、渦明が唯我を叱責し、お見舞いに行き、和平の誓いを立てた
唯我 : (その翌日の朝。
唯我 : (ジェネシスに建てられた新しき警察機関の前に集まる者達
唯我 : オレ達は今から、
唯我 : ルインズベルトに突入する。
唯我 : だが、殲滅する為じゃない。勿論降伏する為でもない。
唯我 : オレのような新参者も、彼らのような影の住人も、
唯我 : (ネニュを見て、ナデシコを見て、)
唯我 : 元の住人も、帰ってきた者も、そしてこれから新しく来る者も、
唯我 : 過ごせる世界を見つける為、
唯我 : (イルミナを見て、)
唯我 : 彼女達と話をしに行くんだ。
唯我 : (イルミナを見て、頷く)
唯我 : それじゃあ。
唯我 : ーーー
唯我 : いくぞ!!ルインズベルトへ!!!
唯我 : (壺の封を解き放ち渦まく次元の流れに体を吸い込ませる
唯我さんが退室しました
ルインズベルトさんが入室しました
ルインズベルト : (青。黒。紫。灰。青。黒。白。青。黒。青。
ルインズベルト : (広く深く長く続く
ルインズベルト : (鍾乳洞
ルインズベルト : (魔法石で作られた洞窟。その空間そのものが魔導の作り物
ルインズベルト : (古代遺跡「ルーインズ」の世界
ルインズベルト : 「蒼きは青く。深くは暗く。」
ルインズベルトさんが退室しました
海咲さんが入室しました
海咲 : 「海に産み堕ちる。」
海咲 : 「ルーインズ」
オレオルさんが入室しました
唯我さんが入室しました
オレオル : ―― この詠唱は――!
海咲 : 「堕海柵」
海咲 : (次元に突入してくる精鋭達ーーその顕現ポイントに予め仕掛けられた罠
ネニュさんが入室しました
ナデシコさんが入室しました
ナデシコ : ――え! えええ!?
唯我 : ハッッッ!!!(青白く発光し、エネルギーの幕を貼る
ネニュ : ちょっと!!!飛んで火にいるなんとやらじゃないの!!!
ネニュ : なんとかしなさいよッ!!!!
海咲 : (幕に阻まれ、
海咲 : (別空間の水球へと対象を捕縛する術で一網打尽にする策は失敗に終わる
ナツハさんが入室しました
海咲 : (ただ1人、奴らが首長、新市長唯我だけを鉄柵に捉える
涅根さんが入室しました
海咲 : っ、失敗した…っ!
涅根 : …ま、一網打尽とは行かないか。 …でもさ。
涅根 : 見なよ、海咲。 …本命は捕らえてる。
ナデシコ : し、市長さん!? わたし達を庇って…!
海咲 : (水球に囚われる海男
渦明さんが入室しました
海咲 : 仕方ない。仕方ないわね。ゼロじゃ無かっただけ、良しとするしかないわ。
ナツハ : ………、(銃を構える。大気中の魔力をエネルギーへと変換する巫術を応用したものだ。
唯我 : (作戦立案から突入まで半日。唯我達の行動と判断は素早かった。
唯我 : (しかし、ルインズベルトは時間の流れが外界とは違う
渦明 : …待ち伏せか。 …コッチの動きが割れてたって事ですね。(…
唯我 : (外界で半日もあれば外で仕入れた情報を空間中に知らしめて、
ナツハ : …ええ、残念ながらね…。
渦明 : (…唯我と話をした、あの時に感じた僅かな違和感。 …もっと深追いするべきだったか。
唯我 : (闘える者を集めて、予め罠を張っておく事も可能だった。
唯我 : (突入するその瞬間に、“天の声”でその事を受信し、辛くも自らを犠牲にクルーを守った船長は
唯我 : (そのまま水球の中に閉じ込められた
唯我さんが退室しました
涅根 : …で、どーするの。何しに来たのさ。 御一行さん。(洞窟内で待ち構えているのは、ルインズベルトの「兵士」達、そして…
石造りの異形さんが入室しました
石造りの異形 : 『・・・』
石造りの異形 : (黒褐色の、些か悪趣味なゴーレム…と言うには有機的なデザインのそれ。――旧ネシスの民なら、その姿に覚えがある者も居るであろう
アルゴさんが入室しました
ナデシコ : ……ッ!
アルゴ : あー?なにが和平交渉だよオイ?
ナデシコ : あ、、あれは……
ネニュ : 何しに来たってこっちのセリフよっ!!この分からず屋!!!
アルゴ : 敵さん、こっち以上に準備万端じゃねえか。
ネニュ : ………っ……(威勢よく声を上げるが、異形を見てたじろぐ
涅根 : はぁ?(怪訝そうにネニュの方を見て)…アンタは…あぁ、街で見かけた、あの。
海咲 : そっちが来たんでしょ。(ネニュに。
ナデシコ : ……これは、ネシスの、、神宮寺圧政時代の『懲罰役』……
海咲 : わざわざ。私達の居場所に。
ネニュ : アンタだったのねっ…それ操ってたの……
ネニュ : サイッテー!!!!アンタのせいでどれだけの人が苦しんでたと思ってるのっ?!!
ネニュ : それでもせっかく、せっかくやっと平和になったのに……ぐすっ、ひぐっ(泣き始める
ネニュ : なんでまだアンタたちはアタシたちを苦しめるのよっ!!
海咲 : …平和?
海咲 : 支配者がジジイから変わっただけじゃない。
涅根 : …オレはオレが生きる為に必要な事をやってただけ。アンタ等に詫びるつもりも、弁明するつもりも無い。
アルゴ : あーあ。そりゃあねえだろうよ。
アルゴ : せっかくコッチの嬢ちゃん達や我が物顔の救世主様が自由に暮らせる世界が来るってんだぜ?
アルゴ : 日陰者はそのまま黙って祝福してればいいのによぉ
ナツハ : (……明確に交戦する意図があるわ。どうする?(渦眠、ナデシコにぼそっと話す。
オレオル : …ちょ、ちょっとアルゴくん!? その……火に油を注ぐのはどうかと!(必死ですって顔で割って入って
オレオル : 聞いておくれよ、…僕達は戦いに来た訳じゃ無いんだ。
海咲 : 貴方は…
オレオル : …久しぶりだね、海咲くん。 オレオルだよ。…旧ネシスの、元市長の息子。
海咲 : …そう。
海咲 : お気の毒だったわね。元市長を殺したのは私達のようなものよ。
海咲 : 恨み言でも言いにきたの?
オレオル : 僕達<ジェネシス>は……君達<ルインズベルト>と戦いたくない。友好関係を結びたい。 …その為に、話し合いをしたくて来たんだよ。
涅根 : …… あぁ。何か聞いてるよ。
涅根 : オレ達の事、「救う」つもりなんだって?その市長ってやつ。
海咲 : その話が聞きたくないから…煩いのを柵に閉じ込めたのよ。
海咲 : (海咲の隣の水球に封じ込められる新市長
オレオル : ……っ。
ネニュ : ………っ(心の中はプリム家の人間がいつもいい格好をしたがることに腹わたが煮えくりかえっているが、黙って話を聞いている。
海咲 : でも。そうね、
海咲 : 他ならぬ犠牲者の貴方と、そうね、貴方とだけなら話しても良い。
海咲 : ジジイの仇の余所者や、涅根を怖がる臆病者には話す余地も無いわ、
ネニュ : ……何それ。サイッテー……
アルゴ : そんな言い方は無いだろうよ。なあお嬢ちゃん。(ネニュに同意
アルゴ : アンタらの勝手な都合で虐められてた原住民の臆病者こそ犠牲者だぜ?
アルゴ : 新参者を追い出して道理を通すってんならまずはこのお嬢様の意見を聞くべきじゃねえのか?
ナツハ : …まあ、いいけど。アタシ、頭に来たら感情的になっちゃうし…、
ナツハ : ……こういうのはそこのボンクラ息子とかの方が得意だと思う。
アルゴ : あん?
ナツハ : ……だけど、ゼッタイゼッタイ、吠え面かかせてやるんだから!!
アルゴ : (感情的になって戦争の引き金を引いてくれりゃあ楽だったんだが…案外冷静、いや。責任感か?めんどくせえ
オレオル : …。 …ネニュもまた犠牲者だよ。 そして君も、異形を繰る彼も。 この土地に暮らしていた全員が、同じく犠牲者だと僕は思う。
海咲 : …
海咲 : そこは、間違ってないわ。
海咲 : そうよね?(涅根に確認するように
涅根 : …ま。そうだね。…オレもそう思ってるよ。
オレオル : そんな人間同士で争いたくない。…皆が豊かに暮らせる道があるのなら、それを模索したい。
オレオル : だから、まず、…こんな風に、顔を合わせるだけで武器を向け合うような関係を止めたいんだ。
オレオル : ……唯我くんとイルミナを、解放してくれないか。
海咲 : …イルミナはいいよ。
オレオル : ……、 …ありがとう。
海咲 : というより捕らえきれていないわ。唯我の近くに居たけど別空間には送られてない。
海咲 : 堕海柵の表面に吸い付いてるだけの状態よ。引っ張れば勝手に剥がれるわ。
ナデシコ : …!(言葉を聞き、たーっとイルミナちゃんの元に走って
ナデシコ : ぺいっ!(ひっぱる
イルミナさんが入室しました
海咲 : (堕海柵に纏めて閉じ込めるつもりだったが、実際に捉えられたのは唯我だけだった
ナツハ : ……ゲゲゲ!!!ゲゲゲ!!!(ネニュの手に持っているぬいぐるみが不気味に笑い出す。
ナデシコ : ひゃい!?(びっくり
ナツハ : …もう少し様子をみようかと思ったけど、いいわ!!!
海咲 : (堕海柵に閉じ込められた者は次元を超えて別のルーインズに送られる。
イルミナ : (ばしゃりと水球を破って着地する
海咲 : 何。
イルミナ : ――――、
ナデシコ : い、イルミナちゃん、大丈夫ですk……ってネニュちゃん!?
ネニュ : 吠え面かかせてあげる!!!ルーインズ『人形姫伝説』っ!!!
ネニュ : (ルーインズ『人形姫伝説』は一日二回だけ使用できる。効果は、何かの対象となっているものを別の何かと入れ替える能力だ。
ナツハ : (堕海柵に落としこまれている対象「唯我」を、対象「海咲」に変更する。
海咲 : 何、っーー
海咲さんが退室しました
ナツハ : (つまり、「海咲」が異空間に送り込まれて、唯我はこちらに戻ってくる。
唯我さんが入室しました
涅根 : は、――?
唯我 : (海咲が居た位置に現れる海の男
唯我 : ハッ? 世話になったな! 礼を言うぞ!!
唯我 : (水飛沫を払って涅根の隣に立つ
涅根 : ――……!
ネニュ : フンっ……。(なぜ最初からしなかったのか。それはヒヨっていたからだ。
涅根 : ……・・・ぁぁ。 なーんだ。 ……結局そういう事(ゆら、と数歩下がって
海咲さんが入室しました
海咲 : (堕海柵の水球が静かに萎んで、中から海咲が出てくる
涅根 : そりゃそうだよな。 顔触れ見れば分かる。交戦を最初から想定してたって事。
海咲 : …対策してきたってワケね。(涅根に続けるように
ナデシコ : え、ちょ、ちょっと待ってください…何か誤解を与えてませんか…!?
涅根 : ……海咲を欠かせば、 オレ一人多勢に無勢で倒せると思ったってか。 ま、そー上手くは行かないけどね。
ネニュ : ……違うわっ!!!!
海咲 : でも残念。 “堕海柵”は閉じ込めた相手を私よりも弱くする空間。 私本人を捕らえる事は出来ないわ。
ネニュ : アンタがドヤってる
ネニュ : からムカついただけよ!!!
ネニュ : (海咲を指差して
海咲 : (言われる直前さえ自信の能力をドヤっている娘
涅根 : 信じるワケ無いでしょ。バカじゃないの?
渦明 : ―――~~~、 唯我さんの!
海咲 : (ジジイのお気に入りとして育てられ、四天王にも他の兵士にも甘やかされ、強力な星遺物をも持つ彼女。
海咲 : (自然体でドヤって生きている。今更な指摘だ。
ネニュ : …バカじゃないわよっ!
唯我 : ほう?(渦明を見て
渦明 : この「交渉」の実行を決めた、唯我さんの言葉を!
渦明 : …伝えるのが一番だと思うんです。 …そう思って、ネニュさんもああしたんだって…
渦明 : ……(そういう事にでもしないとちょっとマズいと思っている。
唯我 : あぁ、不覚にも捕らえられ一言も言えぬまま戦争になる所だったからな。
イルミナ : ――――、…………。
唯我 : 与えられた場、巡り巡った機会はキチンとこなそう。
渦明 : はい。…頼みます。
唯我 : 海咲!そして涅根!
海咲 : …は?
涅根 : …何。(ぎろりと
唯我 : そして二十余名の兵士達!この空間に暮らす村民達よ!!(彼方まで響く大声で
唯我 : すまなかった。
唯我 : 貴様らの事は知らなかった。
街の支配者を吹き飛ばすーーーそれだけで全てが救われると思っていた。
涅根 : 、 …………
唯我 : オレが見ていた景色、聞いていた声は、全域じゃあなかった。
唯我 : コイツ(オレオル)と共に旅をして、悪い支配者をぶっ飛ばして、苦しむ民を救えればそれでいいと思っていた。
唯我 : でも違った。さっき間抜けにもオレが捕まってた間に全部オレオルが言ってくれたさ。
唯我 : みんながみんな犠牲者。
唯我 : だから救う。
涅根 : ………。
涅根 : どうやって。
唯我 : この街を縛り付けていた元凶はぶっ飛ばした。
唯我 : きっかけはそれだけで十分だ。
涅根 : …は?本気で言ってるわけ?
唯我 : あぁ。本気さ。
涅根 : …さっきの見ただろ。オレはネシスの「懲罰役」。ネシスの民とは遺恨がある。
海咲 : えぇ。私達ルインズベルトみんながジジイの兵よ。
涅根 : あぁ。オレだけじゃない、海咲や他の民だって。
涅根 : そんなオレ達とネシスの住民と、どちらも救うなんてどうやる気なわけ。
ネニュ : ……っ(感情的に言い返しそうになったが押し留める。
唯我 : 歩み寄って暮らせばいい。その為の街をオレ達が一緒に作り上げる。
唯我 : 出来るだろう?オレオル、イルミナ。…ネニュ。
アルゴ : 正気とは思えねえって。なあ、お嬢ちゃん。(ネニュに
ネニュ : ………っ
ネニュ : できるわよっ。
アルゴ : あ?
ネニュ : そのくらい……。恨みに潰されるほどネシス(アタシたち)は弱くないわっ……
ネニュ : ……っ。(その後も感情的に話してしまいそうになるが、いらないことを言ってしまいそうなので、押し止まる。
イルミナ : ……、(ネニュさん…………。
アルゴ : あ〜〜〜?マジかよ。
ナデシコ : ……(ネニュちゃん……!
海咲 : …(ネニュから目を逸らし
海咲 : 涅根…(涅根を縋るように見る
涅根 : ………(苦い顔して沈黙する
アルゴ : オイオイオイオイどいつもこいつも正気か??
オレオル : …最初から上手くは行かないかもしれないよ。君達の言う通り、懸念は勿論ある。…けれど。
オレオル : …歩み寄って、共生する努力をしてみたいよ、僕は。
オレオル : …そうしないと、今以上に素晴らしい景色は見られないと思うから。
唯我 : ハッ!違いない。
唯我 : 貴様達はどうだ?ルインズベルト。
唯我 : さっきの言葉が、オレだけの言葉じゃない事は。
唯我 : ココに集った様々な民達が進言してくれた。
唯我 : 歩み寄り、共に暮らそう。
涅根 : ……オレだけなら、その賭けに乗ってみるのもアリだったかもね。
海咲 : …涅、根?
涅根 : …でも、オレは、その一か八かで、オレの大事な人達が傷付くのは嫌だ。
海咲 : …うん。
涅根 : この選択には、家族の、……民みんなの幸せが懸かってる。
涅根 : …なあ、唯我。オレから見れば余所者で侵略者のアンタを、どうやったら信用できる?
唯我 : それは当然の疑問だな。
唯我 : なら逆に聞くが。
唯我 : ジェネシスの民は今、全員が全員。オレのことを真から信じていると思うか?
涅根 : 全員かは知らないよ。でもアンタは「街の救世主」だ。
唯我 : そうだ。(その皮肉めいた響きを自ら認める
涅根 : 長い圧政時代に、降って現れた新たな頭。…妄信する人間は、少なくないんじゃない。
イルミナ : …………。
唯我 : でも全員じゃない。当たり前だ。
涅根 : …何が言いたいわけ?
唯我 : 実績を積むしかない。信用されるには。信頼を勝ち取るには。
唯我 : オレを信じないルインズベルトの民も、オレを信じていなかったネシスの民も。
唯我 : オレのなし得た実績で信頼を得るしかない。
涅根 : ………
涅根 : 「これからに期待して、信じてくれ」…って?
唯我 : あぁ。何も最初から全幅の信頼を寄せてくれとは言わない。
唯我 : オレの行動を見て、オレ達の街で過ごして、実績から評価してくれ。
唯我 : そして、それは・・・
唯我 : 君たちだって変わらない。
涅根 : ………。
海咲 : どういう事…?(唯我を見ながら、涅根に近づく
唯我 : ネニュみたいに物分かりの良い民ばかりじゃあないだろう。
唯我 : 最初は君たちを信頼しない人だって、残念ながら居るさ。今の涅根がオレに向ける視線のように。
唯我 : それでもルインズベルトの民<君たち>が起こす行動や街での過ごし方で、
唯我 : みんなが信頼しあっていくのさ。
涅根 : ………
唯我 : だからこの街で歩み寄ろう。
唯我 : 涅根、海咲、ネニュ、ナデシコ、イルミナ、オレオル。
涅根 : …っ
海咲 : ………(涅根の背中を引っ張る
アルゴ : 良いのか?お嬢様がた。
涅根 : …海咲…。
アルゴ : 積年の恨みを弾丸に込めるチャンスなんだぜ?
アルゴ : こんなていのいい理想論に乗っかって後悔は無いのかよ?
ネニュ : 望むところよっ!!
アルゴ : おっ!?
ネニュ : …薄暗い恨みとか、つらみとか。妬みとか。そんなの飽き飽きよ。
ネニュ : せっかくおいしいもの食べれるようになったんだし。
ナデシコ : …起こってしまった事は変えられません。わたし自身、整理を付けられている訳でもない。 …でも、そう!(ネニュに同意して
ナデシコ : そうなんです!皆で仲良くできたり、一緒に美味しい物を食べたり、…そうやって暮らせる方が、ずっと幸せですもの!
ナデシコ : ルインズベルトの皆さんともそうなれるなら、その方が絶対に良いに決まっています…ので!
アルゴ : ハッ…楽観主義者どもが。
海咲 : 涅根。
涅根 : …。
涅根 : 海咲は…どうしたい?
ネニュ : …アタシたちは、やっと楽観的になれるようになったのよっ…。今ならないでいつなるって言うの?!
海咲 : 私は……………
海咲 : …
ジジイの墓を作る。弔いはそれで終わりにする。
涅根 : 、……
涅根 : ……そうなんだ。 ……いいの。
海咲 : ……いい。
涅根 : ……… そっか。
海咲 : ジジイの弔いも大事だったけど、ルインズベルト<みんな>が、美味しい物を食べて暮らせる方が良いから。
涅根 : …………
涅根 : …………ぁぁ。そっか。
涅根 : ………オレも、(不信と敵対心で頑なに縛られた胸中で、揺らぐ思いがあるとすれば、
涅根 : (―――「あいつらにも、外の飯食べさせてやりたいな」
涅根 : ………同じ事考えたな………
海咲 : ……うん。
涅根 : ………
涅根 : ……
涅根 : …王神帝唯我。
唯我 : あぁ。
涅根 : ……アンタの提案を受け入れるよ。 …一先ずは、だけど。
唯我 : ありがとう。
涅根 : ……でも、この先どうするかはアンタ次第だ。自分で言った通り、信頼させてみせてよね。
オレオル : ……!
唯我 : 勿論だとも。オレ1人だけじゃあ何も出来ないと思い知らされたばかりだからな。
ナツハ : ……。(銃の照準を下す。
唯我 : 歩み寄り、信頼を勝ち取り。より良い暮らしへ。
渦明 : …、(ふぅ、と静かに一息吐いて
唯我 : オレ達のジェネシスを共に築こう。(涅根に手を差し出す
涅根 : ……(差し出された手をじ、と見て
涅根 : ……オレにも努力の必要がある。ネシスの民に信じてもらえるかはオレ次第だって、アンタの言った通り。
涅根 : 足掻ける余地があるなら、その限り足掻くから。…ま、期待しててよね。(言って、手を――取らず。
涅根 : (ぱちん、っとハイタッチ風に
唯我 : (ハッ、と笑み浮かべハイタッチを受け
オレオル : ………(そんな、地上の民と地下の民のやりとりを、ほっとした笑顔で眺める
風谷さんが入室しました
風谷 : (いつの間にかそこにいて、ぱちぱちと軽く拍手をする。
イルミナ : ――………。(ふ、と表情を緩ませて
涅根 : 、……(音の方を向いて)風谷か。
風谷 : ……ああ。最後までぼーっと見てるのもなんだしね。
海咲 : 風谷。
涅根 : ……あぁ。 なんかまた嫌味でも言いに来たわけ?
風谷 : 別に。風見鶏は風見鶏らしくキミたちに従うさ。
イルミナ : ……またそんな。心にもないことを。
イルミナ : (そう言って、歩み寄ってくるは唯我達に任せ沈黙していた市長の娘。
風谷 : 心にもない? ボクはルインズベルトの利益になることだけを考えていたつもりだけど。
風谷 : キミの方こそ、何を考えているのか最後までわからなかったな。(イルミナに向かって
イルミナ : ……。 「翠海を分かつは砂金のきざはし。」
イルミナ : 「彼方に消えた亡骸(こえ)を聞け。祖は歴を歩む者。」
イルミナ : ルーインズ。 ……『琴、一風。』
イルミナ : (手のひらに浮かぶは金色に編まれた長流体……魚の類か。
唯我 : ルーインズ…?
オレオル : 、ん――…?
イルミナ : (名残惜しげにイルミナの周りを遊泳すると、風谷の方へ
イルミナ : ……。そうでしょうか?(無垢に風谷を見て
風谷 : ……ーー。どういうつもりかな。
イルミナ : あの時、約束したでしょう。風谷様はルインズの為になることをする。私は、ジェネシスのためにと。
風谷 : いや、そういうことを聞いてるんじゃないんだけどね。
風谷 : …まあ、いいさ。
風谷 : 「潮彩に濡れた星の陽炎。」
風谷 : 「汝の幽界を織るものよ。汝は果て無きユメの舟。」
風谷 : 「開け、”星海の廻廊”」
イルミナ : ――(懐かしい光の雫。腕元に戻ってくるは――かの星遺物。
風谷 : ――――「ルーインズ」。(同じように風谷の懐から光り輝くアクセサリーが現れ、イルミナの方へ舞っていく。
海咲 : 風谷…イルミナ…??
イルミナ : ……。ありがとうございます。(そんな風谷を見て微笑んで。
風谷 : …。これで交換は終わりさ。
涅根 : ……。 ルーインズを奪う代わりに、自分の渡してたって事?
涅根 : へぇ~~~?律義だね~~風谷。(嫌味たっぷりだが、からかうような調子で
風谷 : ……、まあそんなところだね。話を持ちかけられたのはボクの方だけど。
風谷 : フフ。嫌味を言うのはキミの方じゃないか。
風谷 : ……ま、いいさ。
涅根 : …あぁ。今となっては…ね。
涅根 : ま、…丸く収まった、ってコト。
風谷 : ……そうみたいだね。
海咲 : そう。だったんだ。
イルミナ : (『待って――――下さい!』 『交換……? そんなことをして、ボクに何のメリットが?』
イルミナ : (『筒抜けになるだけ――――』 『でも、それこそが、きっとお互いの求める――――――』
イルミナ : (唯我からは見えない。海咲の方を見て――
イルミナ : ……『しーっ。』(ちいさく指先を立てて、当てた唇が微笑む
海咲 : 、。
海咲 : ふふ。
海咲 : (目をパチクリさせ驚いた後、微笑む
イルミナ : (にこ、と返して、踵も返す。
イルミナ : すみません、お時間いただきました。(戻ってきて、一行に一礼し
ナデシコ : …?? ええっと……(何もよくわかっていない顔
ナデシコ : イルミナちゃん、すでにルインズベルトにお友達が…??
イルミナ : 乙女の秘密です!(ぐ、と両手を前に
ナデシコ : なるほどー!(わー!と両手口元に
オレオル : ……んん~、まあ!(色々と訝し気な気持ちにはなるが…置いておいて!)
オレオル : 兎角! ――一件落着! という所かな!
唯我 : ああっ!
イルミナ : はい!
オレオル : はははっ、とはいえこれからもやる事は山積みだとも。新たな街は始まったばかりだからね。
オレオル : 復興も完全とは言えないし、人手はどこも足りていない。…ルインズベルトの皆には、そういう意味でも、
オレオル : 一緒に街を作っていって欲しい。そう思っているよ。
山元さんが入室しました
涅根 : …何。早速こき使おうってわけ。 …ま、
涅根 : こっちもお客さん気取るつもりはないし。別にいいけどね。(そうでしょ、と海咲や風谷に
山元 : 大丈夫大丈夫!任せてってば!
涅根 : …って、山元。
海咲 : ええ。私達、出来る人達だもの。
風谷 : フフ。(ボクは様子見させてもらうけどね。
オレオル : ははっ。頼もしいね。(笑って
オレオル : ……うん。
オレオル : …これからも、よろしくね。 ルインズベルトの皆。
唯我 : ああっ! 共に働き、共に実績と信頼を積み重ね、歩み寄り営みを育もうではないか!(本日の総復習
唯我 : ようこそ! ”“”“オレ達”“”“のジェネシスへ!!!!
唯我 : ハーッハッハッハっハ!!!!!
唯我 : (長く。短い。この街の最初の戦争が終わった。
涅根さんが退室しました
山元さんが退室しました
イルミナさんが退室しました
アルゴさんが退室しました
ナツハさんが退室しました
風谷さんが退室しました
ネニュさんが退室しました
オレオルさんが退室しました
ナデシコさんが退室しました
渦明さんが退室しました
唯我さんが退室しました
石造りの異形さんが退室しました
海咲さんが退室しました
海咲さんが入室しました
海咲 : (お墓は、ルインズベルトの外れに作るね。
海咲 : (街に近いとみんなが怖がっちゃうだろうし。
海咲 : (それで。それでもう本当におしまい。
海咲 : (ばいばい。
海咲 : (…クソジジイ。
海咲さんが退室しました
最終更新:2021年09月08日 02:04