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CLQ404 [ソウマ ヒサヤ カルク]

ーー : (それから、1週間が経った。
ーー : (霊体損傷は徐々にではあるが回復。寝返りひとつ打つのも難儀だった肉体も、上体を起こせる程度にはなった。
ーー : (予後経過を見て、本日より面会解禁となる。
ーー : (とはいえ、『虹咲シエル』の正体は秘匿されている。ここに入院しているのはただ年齢の割に妙に位の高い公務員だ。
ーー : (故に、面会人などそうそういる訳もーーーーーー
ソウマ : ………
ヒサヤ : えーー、っと。(ソウマのベッドサイドに腰掛けてる 見舞い客らしからぬポジション取り
カルク : (ちゃんと来客用の椅子に座っている
ヒサヤ : 成程。事情は大体わかった。
ヒサヤ : え。 ソウマちゃんってもしかして…………バカ?
蒼真 : ……………
蒼真 : …利口ならこんなザマにならないでしょ。(ヒサヤと反対側向いて寝転んだ状態
ヒサヤ : おーい。 いやま、いーけどよ?(やれやれ気味の半目で
カルク : ……。然しまあ。やはり、というか。
カルク : ソウマさんには応える用意があったんですね。そういう言い方をしてしまったという事は。
蒼真 : …まあね。
カルク : …まあ、そうですよね。 情や責任だけで4年間は、待たせる側にも重すぎます。
ヒサヤ : …しかしわっかりづれーなぁ。 全然気付いてなかったんじゃね?
ソウマ : …気付かせる気無かったから。 …まあ、もうそこは重要じゃないでしょ。
ソウマ : こうなっちゃったらさ。
ヒサヤ : いやホント事態を拗らせる天才みたいなトコあんな?
カルク : ……
カルク : …… 押す事も引く事もできない4年間は、長かったと思うんです。とても。
カルク : それだけ積み重ねてきた好意と献身を、結果として疑われる形になってしまった。
ソウマ : ……
カルク : ……辛かったと思いますよ。ロゼさん。
ソウマ : …………うん。
ヒサヤ : …んで。どーすんのよ?
ソウマ : …さあ。
ヒサヤ : さ。さあ?(流石にうわぁ
ソウマ : …… じゃあ、何。 追いすがれば良いの。誤解だったよ傷付けてごめんって謝れば良いの。
ソウマ : そうすれば上手く行くと思う?全部丸く収まる?
ソウマ : この四年間、ボクは彼女を傷付ける選択しか取れてないのに。
ソウマ : ………(責められても詰られても構わない。どうでもいい。そんなの自分が自分にやり尽くしてる。
ソウマ : …………もううんざりだ。
ヒサヤ : …(うーーーわーーー………
ヒサヤ : …いやさー。別に発破掛けたいとかじゃねえけどさー…(ベッドサイド膝立て頬杖。行儀悪い
ヒサヤ : ……本当にそれでいいんか?(怒りでも失望でもなく。心配の心情で
ソウマ : …何。らしくないねヒサヤサン。君が人道を説こうっていうの。
ソウマ : 何が正しい、とか。何が彼女の為だ、とか。 …ずっと考えてきたよ。考えてきた結果がこのザマだ。
ソウマ : …彼女と共に居る時間も、彼女の事を考えてる時間も、誰よりも長かった。その自負はある。
ソウマ : …なのにこんな風になっちゃったんだよ。
ソウマ : ………これ以上、何をどうしたら良いっていうんだ。
カルク : …………。
カルク : ……それでも。
カルク : それでも動くべきだと。 …足掻くべきだと、進言します。
カルク : 例え傷付いても。傷付けても。泥に塗れようとも。
ソウマ : ………。カルクサンは、いつもそう言うよね。
カルク : はい。
カルク : …終わらせてしまえば、終わってしまうので。
ソウマ : そんな。日が沈めば沈むみたいな………(は、と乾いた息で微苦笑して
カルク : …終わらせたい訳ではないんでしょう?
ソウマ : …。……どうかな。 解放(そう)した方がいいのかも。
ヒサヤ : …その「この方がいい」構文がアレなんじゃね?
ソウマ : 
ヒサヤ : このテのハナシ、…まー色恋沙汰っての? 我欲じゃん。
ヒサヤ : 「したい」が基点なのに「すべき」で考えるから訳わかんねー事になんじゃねーの。
ソウマ : ……いや、そうは言ってもさ…
ヒサヤ : 別に未成年と付き合いたくてもいーじゃん。しゃーねーわ。人間だし。
ソウマ : よっ …くないに決まってるだろ!(まさかのマジギレトーン!?
ヒサヤ : (どうどう)しかも未成年じゃなくなったし。 (すっげえヘラヘラ笑顔だ
ヒサヤ : いやーもー家ンとこ見習って欲しーわ。マジで我欲でしか動かねーよアイツ?
ソウマ : …ッ、…(思わず上体起き上がってあちこち痛い)…何が言いたいの?
ソウマ : そんな特殊な倫理観の特殊な人々の話されたって……
ヒサヤ : いや、だから。 別に死ぬ程噛み合わねーし傷付けてべこべこに泣かしたからって
ヒサヤ : 手放したくないなら手放す必要無くね? 何の法に触れんの?
ソウマ : ……… はぁ……?
ソウマ : 駄目だろ。 そんなの、…通る訳…………
カルク : ……
カルク : 全て「すべき」論で語るならば、4年前に断ち切るべきでした。 …ソウマさんの価値観なら、恐らくそうだったと推測します。
ソウマ : ……、
カルク : でも、そうはしなかった。4年という年月を経ても、可能性を繋ぎ続けてきた訳です。
カルク : ……それは、ロゼさんの為、ですか?
ソウマ : ………っ、(苦い顔をして
ヒサヤ : そんな悪事追及されてるような顔しなさんなって(はははー
ヒサヤ : しゃーねーって!未成年好きになったってさ!(笑い飛ばしやがる
ソウマ : ……… 勘弁して…………(両手で顔覆って
カルク : …ずっと気になっていたんです。ロゼさんが語る程、ソウマさんの側に気持ちが無いのだろうかと。
カルク : その答えが解った気がします。 明かせなかったんですね。4年経つまでは。
ヒサヤ : で、経ったら経ったで発露の仕方が判らんまま、不安になって自爆したんか。
ヒサヤ : すげえな。(褒めてない
ソウマ : …………(はーーー、と 盛大な溜息を吐く
カルク : …内情を知れば尚の事。手を引くべきではない、と思ってしまいますね。
カルク : 好きなんですね。ロゼさんの事が。 …女性として。
ソウマ : ……………………………
ソウマ : …………………… あぁ。
ソウマ : そうだよ…………………(――――4年。 
ソウマ : (この事実を受け入れて、はっきりと肯定するまでに。
ソウマ : ……
ソウマ : (…………長かったよね。 4年間は―――…
ソウマ : (――やがて、面会時間の終了が近づいてきて。 一先ずお開きとなる。
ソウマ : (色々とあるが、休養が先決という結論になった。 放っておくと働き始める霖蒼真はスマホもパソコンも取り上げられている為、そもそも身動きのとりようが無い。
ヒサヤ : (まー俺ら伝いで連絡取れん事もなかろうけど。そこは自分でちゃんとしたいんでしょ。
ソウマ : (そうして、一人になり。
ソウマ : (考え事をする以外に何もできない、夜が訪れる――――………
最終更新:2021年11月08日 22:07