失墜 [ミカエル ロル イリゼ キュクロ]

ミカエルさんが入室しました
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : (イリゼさんの所に向かいます。
ミカエル : (少ししかお話した事はないですけど。
ミカエル : (なんだか、独特の間の方。
ロルさんが入室しました
ミカエル : (あまり・・・そうですね・・・悪い人には見えませんが。
ミカエル : (弱い人にも見えません。
ミカエル : ええ。でも。心配には及びません。
ミカエル : (【大天使】ミカエルは無敗です。これまでも。これからも。
ミカエル : ・・・温室、というのは、ここでしょうか?
ミカエル : (ミカエルとロル、2人で校内を歩き(飛び)回り、
ミカエル : (得た情報を元に、たどり着く
ミカエル : 恐らく、この場所にイリゼ様がいる事が多いとの事ですが…
ロル : …ちょっと待って……くれよ〜〜(後ろの方からへとへとで走ってついてくる
ロル : …ぜぇぜぇ。はぁ。
ロル : やっと……追いついた……。(温室の前で肩で息をしながら呼吸を整える
ミカエル : まあ。お疲れですか?ロルさん。
ロル : …運動……好きじゃないんだよね……(見るからにそうである。
ロル : ……うん。……でも見つけれたみたいで……よかった…。
ロル : ふぅ。
ミカエル : ふふふ。校内を歩く事は運動とは呼びませんよ。(微笑み
ロル : え、ええ〜……
ロル : ……。それじゃあ、
ロル : ……中に入ろうか?
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : お邪魔致しましょう。(先陣を切って、温室に入っていく。
ロル : (後からついていく
イリゼさんが入室しました
イリゼ : (リーズベルト魔法学院 温室
ミカエル : (温室にパタパタと飛んで入ってくる
イリゼ : (中世の魔女…などが代表格だろうか。古来より魔術と植物は縁が深いとされる。
ミカエル : (6枚翼の大天使
イリゼ : (魔術のメッカであるこのリー大も、それに関連する学科があるのは当然の事。
ロル : …この部屋は。(あたりを見回す
イリゼ : (深い緑色の髪の女性。両手には小花柄のガーデニンググローブをはめている。
ミカエル : まぁ。イリゼさん。お久しぶりです。(微笑み、近づきながら挨拶
イリゼ : …?(温室にしゃがみこみ、薬草の世話をしていた所で、羽音が聞こえ
イリゼ : (立ち上がりながら振り返る
ロル : 植物……?(きょろきょろとしている。
イリゼ : あれ、ミカエルちゃんだ。こんにちは~。(ほんやりとした笑顔で迎える
ミカエル : はい。こんにちわ。
ミカエル : 草木……ええ。ええ。薬草のお手入れ中ですか?
イリゼ : うん。そうだよ~。
ミカエル : まぁ。まぁ!
ミカエル : 薬草はニンゲンの治療に使うものですよね。それを育ててくださっているのですか?
イリゼ : うん。わたし、薬草学専攻なの。魔術に使える植物を栽培したり、研究したりしてるんだ。
イリゼ : うん、大体は薬になるものが多いねぇ。魔術も絡めて、いろんな効果があるよ。
ミカエル : まぁ…!とっても素敵です。
ミカエル : ニンゲンを救済するのにおクスリは効果的ですものね。
ミカエル : ふふふ。出会って早速、良い人の一面が見れました。(嬉しそうに微笑み
イリゼ : えへへ。ありがとう~。(にこにこ
ロル : …。
イリゼ : ええっと。
イリゼ : 2人は温室のお花を見に来たの?
ミカエル : いいえ。イリゼさんに聞きたいことがあり、
ミカエル : この場所まで来てしまいました。
ロル : うん。
イリゼ : へぇぇ、そうなんだねぇ。
イリゼ : なあに?わたしに聞きたいことって。(両手の指を組んで前で合わせて
ミカエル : ふふ。でも、もう聞かなくても解決したようなものかもしれませんが………
ミカエル : 聞きますね。ええ。ええ。
ミカエル : イリゼさん。あなたは「悪い人」ですか?(微笑み尋ねる
ロル : (この子、男子学生に人気ありそうだなぁ……とかぼんやりと考えている。
ロル : ……う。
ロル : (その聞き方で大丈夫なのか……?!
イリゼ : わるい…ひと?(きょとんと目丸くして
イリゼ : ううん、難しいねぇ。「わるい」ってきっと、どこから見るかによって違うもんね。
ミカエル : ええ。私達、学内の「悪い人」を救済しているんです。
イリゼ : そうなんだねぇ。ミカエルちゃんはえらいねえ。
ロル : (………?!!
ミカエル : ふふふ。【大天使】として当然のことをしているまでですよ(微笑み
ロル : (なんかよくわからないけど、話が噛み合っているぞ!!
イリゼ : そっかぁ。でも、そうだなぁ…(うーん…、と、口元に人差し指を当てて上を向いて
ミカエル : ニンゲンを治療するための薬草を作っているぐらいなのですから。
ミカエル : イリゼさんは、「悪い人」では、
ミカエル : ありません。よね?
イリゼ : うん。ちょっと考えてみたけど…
イリゼ : わたしはわたしのやりたいことを、やっちゃだめって言われたこと無いから。
イリゼ : だめじゃないなら、悪くない… かなぁ?
ミカエル : ええ。ええ。(嬉しそうに微笑み
ロル : (なんだこの二人…。似たもの同士なのか?
ミカエル : 誰も薬草造りを悪いなんて言いませんよ。
ロル : ……オホン。
ミカエル : だってニンゲンを治療し、救済するんですもの。
イリゼ : うん。うん。そうだよねぇ。(うなずいて
ロル : ……聞きたいっていうのはこの前の合同授業についてなんだ。
イリゼ : お花は綺麗だし、とってもすてきだもんねぇ。
イリゼ : …?(ロルの方を見て
ロル : …君が転移装置に細工をしたのを見たって学生がいてね。
ロル : 僕たちが巻き込まれた事故は、君が仕組んだんじゃないか?
ロル : (もちろんブラフである。
ロル : (だが、嘘発見器として用いられる魔具をこっそり手に握っている。
ミカエル : あら………ロルさん………?
ロル : (動揺があれば、即座に反応するだろう。
イリゼ : …… ……???
ロル : ……………
イリゼ : わたしは細工なんてしてないよ?(きょとんと、心から驚いている表情で
ロル : (反応が……ない……?
ロル : …えっと、聞いたんだけど……
ロル : うーーーん……
イリゼ : うーん。その人の見間違いじゃないかなぁ?(首傾げて
ロル : ええ〜………じゃあ、勘違いだったのかなあ……
イリゼ : うん。わたしは何もしてないよ。だから勘違いだねぇ。(ほやほやとしたいつものトーンで
ロル : (急に歯切れが悪くなる。
ミカエル : まぁ……まぁ。
男さんが入室しました
 : おーーおーーー
 : (ふと背後に立っている2mを超える筋骨隆々の大男。
 : 悪いねえ、そりゃ俺がやったんだ。
 : (人を嘲るような笑みを浮かべながら
ミカエル : …はい?(後ろを振り向く
 : あと、俺は極悪人でねえ。
イリゼ : ……?(振り返って
 : 何人も、何人も壊してきちまった。
ミカエル : まぁ。まぁ。
イリゼ : そうなんだねえ。あなたもお花を見に来たの?
 : なあ、俺を救ってくれね?(ニヤニヤしながらミカエルを見る
 : 花ぁ。
 : 興味ねえなあ。
イリゼ : そっかぁ。残念。
 : (と次の瞬間、
ロル : (恐ろしい衝撃とともに遠く離れていたはずの部屋の壁に激突している。
ロル : …… …… …
イリゼ : 
ミカエル : ーーー。(男を見つめ
 : あ、すまん。殴っちまった。(ニヤニヤしながら
 : こりゃあ、また壊しちまったかなあ……?
ロル : ………(意識が遠くなっていく
ミカエル : あなたを”救済”します。
ロルさんが退室しました
ミカエル : (男に向かって、翔ぶ
ミカエルさんが退室しました
 : へへ。そう来なくっちゃなあ!!!
イリゼ : (ロルが衝突した壁を見つめていたが
 : ずっと…ずっと楽しみにしてたんだよ!!!(戦闘体勢を取る
イリゼ : (開戦の気配に振り返り――……
 : おもしれー女ァッ!!!!
男さんが退室しました
イリゼ : (その戦いの様子を、ただ鑑賞していた。
イリゼさんが退室しました

 

 

 

ミカエルさんが入室しました
男さんが入室しました
イリゼさんが入室しました
 : (数刻後
 : ……フフフ……
 : ふふはははは!!!!
 : (返り血を浴びながら、高らかに嗤う
 : (男も傷だらけだが、
 : (全く痛がる素振りを見せずに立ち去っていく。
 : (……最も歩き方はおかしなものとなっているが。
 : ……俺の名はキュクロだ。
 : 八首のキュクロ。気が向いたらまた遊ぼうぜ、お嬢さん。(……と、目に光のないミカエルに言い残し、
 : (消える。
男さんが退室しました
イリゼ : …(ぼんやりと去ってゆく背中を見送り
イリゼ : ふしぎ。(ぽつりと呟く
イリゼ : あの人はとても強い魔術師。
イリゼ : ミカエルちゃんに一人で勝てちゃうくらいの力がある。庭園の花たちも…とっても大変になっちゃった。
イリゼ : でも・・・
イリゼ : 欲しくはならないの。
イリゼ : ふしぎだねぇ。(と、ミカエルの方に歩み寄り、見下ろす
ミカエル : ……………(うつ伏せに倒されているダイテンシ)
イリゼ : (激闘の果てに倒れる姿。……気を失っている?
イリゼ : わたし、
イリゼ : こっちの方がいいなぁ。
イリゼ : ・・・
イリゼ : (遠くに倒れる男。近くに倒れる女。 どちらも――意識を失っている。ように見える。
イリゼ : あ。
イリゼ : そうだ。
イリゼ : いいこと思いついちゃった。
イリゼ : ふふふ。
イリゼ : こういうの……
イリゼ : 漁夫の利、っていうのかなぁ?(グローブに片手を掛け ―――――
イリゼ : ―――――
イリゼ : (   ブ ヂッ
イリゼさんが退室しました

 

ロルさんが入室しました
ロル : ………あ、痛てて……
ロル : (それからしばらく経って、
ロル : (地面に無様に這いつくばりながら目を覚ます学生。
ロル : (だが、動揺はない。
ロル : (なぜなら、彼女が負けることは絶対にないのだから。
ロル : (……彼女はダイテンシであり、
ロル : (これまで無敗だと言っていたから。
ロル : ……(よろよろと起き上がり、遠くの方にミカエルの姿を視認する。
ロル : ……あのさ、
ロル : えっと……
ロル : (言葉を探しながら、ミカエルに近づいていく。
ロル : (だが、どうしてか。
ロル : (何も言葉が思い浮かばない。
ミカエル : (翼を背に。うつ伏せに。倒れている
ロル : ミカエル……?
ロル : ……嘘…、だろ…
ミカエル : (両の腕は肘からもぎ取られ、
ミカエル : (赤い血が。流れ続けている。
ロル : ……(頭痛がする。動悸がひどい。
ロル : 誰か…誰か……(うまく声にならない声で、助けを呼ぶ。
ロル : (……そこからのロルの記憶はあいまいだ。
ロルさんが退室しました
ミカエル : (記憶の続きは
ミカエル : (ダイテンシの私が語ります。
ミカエル : ーーーええ。ええ。
ミカエル : (例え微かでも。助けを呼ぶ声があるならダイテンシは動きます。
ミカエル : ーーええ。はい。
ミカエル : (無意識の義務感でその翼は動き
ミカエル : (意識の朦朧とするロルを血濡れた腕で抱き抱えて飛ぶ
ミカエル : アナタを救済……………
ミカエル : 血。
ミカエル : (とめどなく流れる鮮血にロルが染まっていく
ミカエル : (フラフラと救護室へと飛ぶ体
ミカエル : (ええ。まぁ。はい。いいえ。
ミカエル : 
ミカエル : (余計な思考は不要。
ミカエル : (今はただ、
ミカエル : (ダイテンシとして。
ミカエル : 救済を。
ミカエル : ーーー
ミカエル : ーー
ミカエル : (救護室へ続く校舎への道
ミカエル : (はるか手前で墜落する
ミカエル : (血濡れたニンゲンを抱いたまま地に、墜ちる。
ミカエル : (両腕を失い、翼だけで動く、異形の天使。
ミカエル : 
ミカエル : (大天使ミカエルは、敗けたのですね。
ミカエル : (その結果が、
ミカエル : (この。
ミカエル : 
ミカエル : 
ミカエル : ーーー
ミカエル : (ダイテンシの意識が途絶える
ミカエルさんが退室しました
最終更新:2022年07月23日 00:27