堕異天使さんが入室しました
堕異天使 : 「大天使ミカエル」はニンゲンに愛されていた。
堕異天使 : (これが、
堕異天使 : (堕落した異形の天使。
堕異天使 : (失敗作であり、"二人目"のミカエルである今の私の結論だ。
堕異天使 : あれから一週間。
堕異天使 : 世界の希望とは裏腹に、依然として私は「堕異天使ミカエル」のまま過ごしている。
堕異天使 : ロルさんは、私をうまく受け入れられないのか、
堕異天使 : それとも、過去にも同じような経験をしたトラウマに想いを重ねているのか、
堕異天使 : どちらにせよ、私にはあまり会ってくれないな。困ったね。
堕異天使 : (そんなものだから。
堕異天使 : (ただの時間潰しに。
堕異天使 : (あの「大天使」ミカエルが愛したニンゲンの学園を歩いてみたりする。
堕異天使 : 多くの者は困惑、不安、恐怖。
堕異天使 : 一部、私の異形の腕に新薬を試させろと息巻く怖いもの知らずも居たが…
堕異天使 : 隣でケーキを食べていた暇人に制止させられていたな。
堕異天使 : まったく。
堕異天使 : どいつもこいつも。隠しもせずわかりやすく。
堕異天使 : (皆、「大天使」ミカエルの帰りを待っているようだった。
堕異天使 : (ニンゲンの救済という点において、
堕異天使 : 私と"あの"ミカエルはそう変わらないはずなのにな。
堕異天使 : (学園を飛ぶ黒い羽根の堕異天使
堕異天使 : 関わりの薄い者でさえ、ああなのだ。一緒に活動していた部隊の者なんて………
堕異天使 : (嗚呼……そういうことか……
堕異天使 : (ニンゲンを愛する"あの"ミカエルは、
堕異天使 : (関わりが薄いだとか薄くないだとか、部隊だとかわざわざ間切りしなかったな。
堕異天使 : ………
堕異天使 : 今更全て「大天使」に、私なんかが戻れるわけじゃあないけど。
堕異天使 : せめて、暴力で傷ついた部隊の知り合いにぐらい
堕異天使 : お見舞いに。行ってみようか。
堕異天使 : ………
堕異天使 : (幾ばくか悩んで
堕異天使 : (堕異の天使は目的地へと飛び立った
堕異天使さんが退室しました
ニカさんが入室しました
ニカ : (「……見舞い? コロン先輩達の?」
ニカ : (「……何か、意外スね。あんま、そーゆーの……」
ニカ : ( (一度道を踏み外した人間に、慈悲を掛けるような事は)
ニカ : (「……興味無いかと思ってましたけど。」
ニカ : (「……や、良いんじゃないスか。 あんたがそう言うなら、止める理由無いですし。」
ニカ : (「俺達も、様子を見に行こうとはずっと思ってたんで。」
ニカ : (「行きますか。 一緒に。」
ニカさんが退室しました
堕異天使さんが入室しました
ニカさんが入室しました
エレアさんが入室しました
ニカ : (リーズベルト魔術学院 第✕✕別棟
ニカ : (取り壊し予定がストップされ、建物だけ残っている状態の旧棟。学生も教授もほぼほぼ寄り付かない建物
ニカ : (そして現在は……倒された「裏生徒会」メンバーが隔離・拘束されている。言わば独房代わりの施設となっている。
ニカ : (阿笠エミリー、コロン・ドイル両名との戦闘から一週間。
ニカ : (ようやく面会解禁となった。現在は戦闘の傷も癒え、『アンプル』の影響からも解放されているらしい。
エレア : なんかいつきても物々しい雰囲気だね……ここ。
ニカ : 分かるわ。まー…独房代わりって知ってるからもあるだろうけど。
ニカ : 旧校舎ってなんかホラー感あるよなー…
堕異天使 : ………
堕異天使 : そういうものですかね。
堕異天使 : (黒い衣の赤い天輪。両腕もがれた堕落異形天使
エレア : …ミカエル先輩、腕大丈夫なの…?
堕異天使 : 大丈夫だよ。
堕異天使 : 保健室で止血は終わっているし、
堕異天使 : 堕落していて、異形の形で、失敗作の敗北者が私を定義するダイテンシだからね。
エレア : …ふうん。
エレア : よくわからないけど。
堕異天使 : 私は異形なのが普通ってことだね。
堕異天使 : 気分がいいわけじゃないけど、大丈夫だよ。
エレア : …なんか難しいね。
エレア : …うーん。気分がよくなるといいね。
堕異天使 : ロルさんにも同じような話をしたけど、わかってもらえなかったね。
堕異天使 : ………そうだね。この世から暴力が無くなればもっと気分がよくなると思うんだけどね。
堕異天使 : (でもそれは止められてる。とばかりにニカを見る
エレア : …そういえば、ロル先輩大丈夫かな…?
エレア : なんか思い詰めてると、とっぴな行動とりそうじゃない?
堕異天使 : どうだろうね。
堕異天使 : 私には全然会ってくれないし、わかんないよ。寂しいけどね。
ニカ : ……そーなんスか。
ニカ : なーんかそれ気に入らないっスね……
堕異天使 : ………なんで?
堕異天使 : なんでニカさんが気に入らないの?
エレア : ……(黙って話を聞いている
ニカ : え。ソレは……だって。……なんか。(なんかモゴモゴしつつ
ニカ : 見たい姿じゃなくなった途端目ー背けんのかよ……って
エレア : …ふうん。
エレア : いいこと言うね。
堕異天使 : ………
堕異天使 : 勝手にそうなったんじゃなく、自分の無力さが原因だと思っているんだと思う。
堕異天使 : あんまり悪く言わないで。
ニカ : …だってなんかズルくないスか。元に戻って欲しいなら一層の事向き合えよって。…、(堕異天使見て
堕異天使 : ロルさんは、弱い、ニンゲン、
堕異天使 : なんだから。
堕異天使 : 仕方ないでしょう。
堕異天使 : (哀しそうにニカに伝える
ニカ : ………、 まあ、それは。(否定はせず、できず
ニカ : ……「強くあれ」っつってるようなモンで。酷なのかもとは思いますけど。
ニカ : …それはそれとして気に入らないのは本心ッスよ。
堕異天使 : そうなんだ。
堕異天使 : …エレアさんもそう思う?
エレア : どうだろうね。
エレア : …まあ、あとでみんなで会いにいけばいいんじゃない?
エレア : ロル先輩はロル先輩なりに罪悪感とかあるんだろうけど。
堕異天使 : 私が行っても、会ってくれないよ。
エレア : みんなで行けばいいじゃん。
堕異天使 : 二人で行きなよ…
ニカ : ……だぁかぁらぁ、、(目瞑って
エレア : ……ゴメン。
ニカ : ミカエル先輩…堕異天使さん?どっちがどうだか分かんねーけど、
ニカ : そういうマイナスな事言わせる真似してんのが気に食わねーわけだよ。
堕異天使 : どっちもミカエルよ。私が"二人目"で彼女がーー、。。
堕異天使 : そう。
堕異天使 : ニカさんは優しい………いや、厳しいのね。やっぱり。
ニカ : まあ、人の揚げ足取るの大得意なんで。
堕異天使 : ………
堕異天使 : これの後、みんなで行きましょうか。
ニカ : えぇ、賛成ッスね。全然優しくないんで。
エレア : …うん。そうしよ。
ニカ : ……ま、じゃ。今後の予定も決まった所で。
ニカ : 行きますか、コロン先輩達の様子見。
堕異天使 : 嗚呼。ええ。はい。
ニカ : (そうして、旧棟の更に奥へと向かう三名―――
ニカさんが退室しました
堕異天使さんが退室しました
エレアさんが退室しました
堕異天使さんが入室しました
エレアさんが入室しました
ニカさんが入室しました
エレア : はぁ…。あのヘンクツ……。
エレア : 許可得るのめんどくさかったね…。
ニカ : ゃー…皮肉無しで喋れねぇもんかな。(おまいう
ニカ : …ま、OK貰えたからいいか。
エレア : そうだね。
エレア : コロン先輩、元気かな…。
堕異天使 : 暴力に振り回された知人を見舞いに行くだけなのに。
堕異天使 : クスリで変なことになっちゃっても、まだ生きているんでしょう?
エレア : うん、一応は無事だって聞いてる。
ニカ : そッスね。傷の治療も…「クスリ」の治療も終わって。今は意識もしっかりしてるって。
エレア : 変な実験とかされてないといいけど…。
エレア : (と言いつつ、地下に続く階段を降りていく
ニカ : や、幾ら何でもそこまでは……… …(同じく降りていく
エレア : (殺風景な廊下を歩き、面会室を目指していく。
ニカ : ……(面会室が近づくにつれ、やや緊張気味に口数が減っていく
堕異天使 : ………
ニカ : (やがて…面会室の殺風景な扉の前へ。
エミリーさんが入室しました
コロンさんが入室しました
ニカ : (コンコン、と扉をノックして
エレア : …………
コロン : 「どうぞ。わざわざこんな奥地までご苦労ですよ。センパイ方。」
コロン : (扉の中から憎まれ口が聞こえる
エレア : ………
エレア : 元気そうだね?
エレア : 入る?
堕異天使 : そうね?
ニカ : ……
ニカ : 想定外の元気さだな…
ニカ : ま、はい。…入りますか。
エレア : (扉を開けて中へ
ニカ : … どーも。コンニチハ。(中に入り、2人へと
エミリー : …………ハァ。(深いため息
エミリー : (露骨に態度が悪い
コロン : ええ。ええ。どうもコンニチワ。
エミリー : 何?笑いに来たの?
ニカ : …何つーか。元気そうスね2人も。
ニカ : 安心しましたよ。…ある意味。
コロン : ええ。そりゃあ。
コロン : なんてったって素晴らしき優秀なリー大の生徒様に危ない所を救って頂けましたからねぇ。
エミリー : ハッ…アタシのどこが元気そうなの?
エミリー : (心労で憔悴しているようだ。少しやつれている。が、憎まれ口は叩く。
コロン : 6年間の修行にドーピングまで重ねたボクの戦闘は完膚なきまでに負けて、洗脳も解いて体も治してもらって。
コロン : はい。とっっっても元気ですよ。おかげさまでね。
エレア : (ニカの顔を見る。
コロン : (憔悴したエミリーに比べても大層元気そうなコロン
ニカ : 舌好調じゃないスか。そんだけ喋れるなら大丈夫そうですね。(一周回っていつも通りの顔をしている
堕異天使 : ………こんな子だったっけ?【大天使】の記憶と違う。(ニカ達の後ろからヌッと出てくる
コロン : はい、とっても…、、えっ!?誰?!
ニカ : 俺の記憶とも違いますよ。なんつーか、もっと全然… あぁ、
ニカ : そっちはそっちで記憶と違いそうですね。
コロン : ニカセンパイ、お見舞いに来てくれたんじゃなくて、処刑に来たんですか!?
コロン : な、なんです、このえっと………怖そうな堕…天使?さん???は!!?
ニカ : 見舞いに来たって認識あったのにそんな口利いてたんですか先輩?(思わず即ツッコミ
コロン : あああーーえーーーっとーーー
ニカ : ぇーーっと……俺もハッキリどうとは言えないんスけど、おおよそミカエル先輩です。(雑に堕異天使を紹介
コロン : あの一言足りない主治医研究者さんが「見舞いに来る」って言ってくれたからこの部屋に来てて、、、
ニカ : そして、今はおおよそ無害。………ですよね?
コロン : ミカエル先輩!?あの巨乳美人完璧天使の!?一体何が?!!
エミリー : ………(興味なさそうに会話を聞いている
エレア : そうだね。ミカエル先輩はミカエル先輩だよ。
堕異天使 : あなた達の知る【大天使】ミカエルじゃないけど、
堕異天使 : 堕落した異形の天使。この世界の暴力からニンゲンを救済するダイテンシ。ミカエルよ。
コロン : ・・・。・・・???(思わずエレア、ニカの顔を見る
ニカ : まあ………話すと長いんスけど。
ニカ : 色々あったんですよ。
コロン : な、なるほどー・・・
エミリー : 何それ。雑なの?
エミリー : …………ハァ。
エレア : そっちはデリカシーがないんだね?
エミリー : …………(言い返さない。疲れているようだ。
コロン : …この子(エミリー)、最近ずっとこんな感じで。
エミリー : ……うるさい。
コロン : 口喧嘩に乗ってこないんですよね。色々疲れちゃってるみたいで…
エレア : ふうん。反省してるとか意外。
コロン : あ。反省してて、コレなんですね。あーーー。
ニカ : 先輩が元気すぎるだけのような気はしますけど。…なんか吹っ切れました?
コロン : 吹っ切れた………んですかね。うーん。
コロン : 枕に顔埋めて足バタバタは4時間ぐらいしましたけど………今は喋れるようにはなりましたね。
コロン : おかげさまで。
エレア : ちょっとかわいいね?
コロン : ぅぐ、、、
ニカ : …………成程。
ニカ : いやなんか、「アンプル」の効力でヒャッハーしてんのかと思ったら…
ニカ : 案外と今も元気なんで…
コロン : それ、なんですけども…
コロン : アンプルはあくまで、キッカケをくれるだけで、人格そのものは作り変えないみたいで、
コロン : だから…その………
エレア : ……?
ニカ : … ぁー……
コロン : 失礼な物言いも不遜な態度も全部大元は……………
エレア : ふうん。
コロン : ………
エレア : 自己嫌悪してるんだ。
コロン : う。
エレア : まあ別にコロン先輩の口がちょっとくらい悪くても私たちは気にしないけど。
コロン : 本当にそう思ってますかぁ?ニカセンパイとかも………
ニカ : …ぇ。 …いや、何だろ。寛容な心で受け入れるというよりは…
ニカ : 特別意外だと思わなかったので気にしない、が近いスかね……
コロン : それはそれでキツいですね!?
エレア : たしかにそうかも。
ニカ : …ぁ、ぁー。…何かスイマセン。(一応謝る
コロン : さ、先に謝るのはずるいですよ!?
コロン : ボクなんかまだ、、、、、、助けてもらったお礼すらいえてないのに、
ニカ : え。
ニカ : …いや、そんな。礼とか。(珍しく本当に意外そうに
コロン : いや、、
ニカ : 自分ら(コッチ)の不始末拭っただけ…っつーか…芥川野放しな以上それも果たせてなくて…
コロン : 足手纏いな上イキリ倒して敵になったボクすら救ってくれてーーーあ。
エレア : …………
コロン : そうだ。キレイセンパイの居場所。
ニカ : え?
コロン : あれから変わってなければ心当たりがあるかも知れません!
エレア : うそ。
エレア : (少し表情が険しくなる
ニカ : マジか。あれから芥川と一緒に居たって事か…!?
コロン : ええ。ずっと一緒なわけじゃなかったですけど、何度かご一緒しましたよ。
堕異天使 : 綺麗。コロンさんを攫った人。
コロン : 彼は今、芥川家よりも、
コロン : PURE本部に潜伏してます。
ニカ : ―――………PURE?
ニカ : (…何でだ? どっかで、聞いた覚えがある気がする。
エレアさんが退室しました
コロンさんが退室しました
ニカさんが退室しました
エミリーさんが退室しました
堕異天使さんが退室しました
エミリーさんが入室しました
エミリー : (それからしばらく後
エミリー : (独房で一人
エミリー : うっ……うっ……(啜り泣く声が聞こえる
エミリー : ごめんなさい…、ごめんなさいお姉ちゃん……
エミリーさんが退室しました
最終更新:2022年08月30日 00:05