実行委員会議・1 恋話 [ニカ エレア 堕異天使 ロル コロン エミリー エリス ハルマ]

堕異天使さんが入室しました
ニカさんが入室しました
エレアさんが入室しました
堕異天使 : (喫茶EF
堕異天使 : (学園祭実行委員会の久々の集まり。
堕異天使 : (集まり自体は…無い訳ではないが、
堕異天使 : (こうして席を囲んで集まるのは久し振りである。
堕異天使 : (何故わざわざ学校外でするのかといえば………
堕異天使 : (色々と。思惑や理由があるので、仕方ない。
堕異天使 : (喫茶EFの二階
堕異天使 : (小会議室とも言えるような一部屋
堕異天使 : (あんまり喫茶感はないし、キアシス感も薄い
堕異天使 : (でも仕方ない。
ロルさんが入室しました
堕異天使 : (私達は話し合いに来たのだからね。
堕異天使 : 嗚呼。
ロル : (見るからにやつれた青年が入ってくる。
ハルマさんが入室しました
ロル : (遅れたことも詫びずにどかっと椅子に座る。
ハルマ : はーーーっはっはっはっ!!
まりんさんが入室しました
ハルマ : 裏生徒会のメンバーを倒し、無事に救出できたようだな!
ロル : …………。
ハルマ : はっはっは!流石じゃないか! 褒めて遣わすぞ大学祭実行委員達!
エレア : 久しぶりに見たけど、元気だね……。
コロンさんが入室しました
コロン : 優秀なセンパイ達のおかげで、ね。
ニカ : いや。つか何でお前が先導切ってんだよ…
コロン : まだ保護観察中みたいな立場だけどさ?
ハルマ : はっはっは! つまりオレと似たようなものという事だな!?
まりん : (勝手にオレンジジュースを注文し、早速飲んでいる
コロン : あー。そう言われると癪だけど…あんまり否定は出来ないな。
ハルマ : (無駄にデカい声で勝手に仕切る、元裏生徒会・現保護観察中兼大学祭実行委員の男
ハルマ : (そう!国木田晴満だ!
エミリーさんが入室しました
エミリー : うざ……
エミリー : (何やら魔力を弱めるレイヴン特性ブレスレットを腕にはめており、近くをカラス型の小型ロボが飛び回っている。こちらも保護観察中のようだ。なぜここにいるのかは不明だが…。
ハルマ : うん?どうした?元気が無いなあ少女よ。
エミリー : はあ…?喧嘩売ってんの?
エミリー : …………
エミリー : (元気はない
エリスさんが入室しました
ハルマ : お前達もこうして打ち倒された末にこの会合に集ったという事は。だ。
ハルマ : 新入部員になりに来たんだろう!?
まりん : というかさ!!
まりん : 学園祭のことそろそろ進めないとやばくない?!!
まりん : ……と思ったけど新入部員?!!
エリス : おっと痛いとこを突くもんだね?
まりん : (新入部員が入ってきて、それが私が昔から知ってた後輩で、ここで会うなんてみたいになっちゃって、準備するうちに心お距離を縮めて、学園祭のダンスを一緒に踊ろうなんか言われちゃって、そして付き合おうなんてなっちゃったら……
まりん : どうしよ…
エリス : 良いお茶会の機会と思って久々にシャバに出てきたけど、もしかして真面目な会だったかい?
まりん : やだー!!!!(やけにうれしそうに
コロン : あんまり真面目な考えしてるようには見えないけど。
ニカ : いやー……あんまり色んな事が一気に起こったんで、
エレア : うん。
ニカ : とりあえず情報共有して話し合おう……って感じじゃなかったですっけ。
ニカ : 少なくとも俺はそういう認識でしたけど…
堕異天使 : それが大事ね。
堕異天使 : 緊急事態に情報共有を怠ると二度と治らない傷を負ったりするかもしれないわ?
ハルマ : うん。確かになぁ。あんまり周りも普通にしてるから突っ込めずに居たが…
エリス : てか。誰?
ハルマ : どうした!イメチェンか!? 目立っていいと思うぞ!!
エリス : 少なくとも私とハルマは初見なんだけど。
堕異天使 : 「ミカエル」よ。
ロル : …………
ロル : (無言で目を伏せる
ハルマ : はっはっはっ! 随分思い切って変わったものだなぁ!ミカエル先輩はあのザ・天使スタイルに確固たる自信を持っているものだと思っていたが。
まりん : たしかに〜!
まりん : いめちぇんだね?!
ハルマ : よく見たら両腕も無いしな! …いや。うん??
エリス : え?本気なの?
堕異天使 : そう。ニンゲンを救済したかった「大天使」の「ミカエル」が、
ハルマ : …… 両腕が無いのはイメチェンなのか?
堕異天使 : 敗北し欠損し、堕落して異形になった。
ニカ : …委員会の会議って、こんな気の狂いそうな空間だっけか…?(ボソボソ
堕異天使 : 「二人目」の「ミカエル」。それが私。堕異天使ミカエル。
ロル : ……………
ハルマ : まあ……ざっくり言うと堕天なのか?
エリス : あー。ハルマ、あなた天使の物語とかに詳しそうね?
まりん : …。よくわかんないけど、腕だいじょうぶ?
ロル : ……………
エレア : (こっそり横目でロルをみやる。
ハルマ : そうだな!なんたってオレは!演劇部副部長!!歌劇には通じているのだッ!(目瞑りドヤ顔ポーズ
ロル : あのさ…。(蚊の鳴くような声で
ロル : 帰っていいかな…。
ロル : 無理して出てきたけど、ちょっと体調が悪いんだ…。
堕異天使 : ………。
ニカ : …。
ハルマ : うん? そうなのか?
堕異天使 : 私が、
ロル : …ああ。僕がいなくてもうまくまとまりそうだし。
堕異天使 : 「大天使」では無いから、ですか?
ロル : ………。(あからさまに堕異天使の声が聞こえなかったふりをする。何も言葉を返さない。
ハルマ : そうかそうか。あったかくして水分を摂ってよく眠ると良……うん…?(流石に空気を感じ取ったらしい
まりん : えっ?!片思い?!!!
エリス : 何?こうなった原因に関係あるの?
まりん : ……(しまった声に出してしまったと口を手で隠す
コロン : え???片想い???
ニカ : …… ミカエル先輩が「敗北」し、「欠損」した現場に、ロル先輩は居合わせたみたいですけど。
ニカ : それだけッスね。直接的な因果関係は無い筈。…ですよね?
エミリー : …………
ロル : …………
ロル : …いや、どうだろうね。(力のない笑みを浮かべて
ロル : …………
ニカ : …何か引っ掛かる所でもあるんスか?
まりん : おやつ食べる?(ロルに
ロル : …そうだね。僕のせいだ。
エリス : そういう感じでもなくない?(代わりにお菓子奪い取る
ロル : …………
ハルマ : うーむ。シンプルに受け取ると。
ハルマ : 助けられなかった事を悔やんでいるという事か?
コロン : 自分が弱いからミカエルセンパイが負けて堕天した。とか?
エミリー : ま。別に凹みたければ凹んでおけばいいんじゃない?
ハルマ : お!似たような事を言ったな!気が合うな!
堕異天使 : それでは困ります。
エミリー : 自分のせいだって自己憐憫に浸って。そんなこと言っても何にも解決しないのにね。
エミリー : …(気が合うと言われて露骨に嫌な顔をする
堕異天使 : 私は暴力からニンゲンを救済したい。
堕異天使 : 「大天使」が暴力によって堕落してしまった事を悲しむニンゲンを、そのままになんてしておけません。
エリス : え?じゃあ大天使に戻れば良くない?
ハルマ : えっ 戻れるのか??
エリス : いや。知らないけどさ。
堕異天使 : ………
ハルマ : 戯曲などでは不可逆であったり、相応の試練を越える必要があるものだが…
エレア : うん。
エレア : 今のミカエル先輩も別に嫌いじゃないけど。
堕異天使 : 「一人目」が、堕落して異形になったときに生まれたのが「二人目」の私です。
エレア : ロル先輩が元のミカエル先輩に会いたいんだったら、一緒にみんなで戻れる方法を探してみるのはどうかな…?
ロル : …………
ロル : ……はぁ。(クソデカため息
ニカ : ……はぁ?
堕異天使 : 「大天使」には………(ため息を聞いて口をつぐむ
ニカ : ……いや。何なんスかアンタ?
コロン : あー………(ニカを止めるか煽るか迷ったけど思うところもあるのでスルーの構え
ロル : ……。
ロル : ほっといてくれよ。
ロル : (と言いつつ、ドタバタと不恰好に立ち上がり、
ニカ : ……
ロル : (その場を後にする。
ニカ : 帰って引きこもってろ、クズ。
ロル : …………
コロン : 感じ悪っ!!
ロルさんが退室しました
ニカ : 一生おキレイな「一人目のミカエル先輩」の、幻想抱き締めて寝てりゃいいわ!
ニカ : 何なんだよ………んっと、何なんだよ!!?
エレア : ……。
堕異天使 : ニカさん。
ニカ : ッ、 ……
エレア : まあ、気持ちはわかるけど。
エレア : …いや、私が簡単に言い過ぎちゃったな。
エレア : ………
エミリー : あー。なんか飲みたくなってきた。
エミリー : 私レモンティーね。(頬杖つきながら注文する
堕異天使 : 幻想を抱き締めて寝られるのは…とても恥ずかしいのですが。
まりん : うーーーん???
堕異天使 : それは…さておき、「大天使ミカエル」は「三人目」です。
ニカ : ………そこスか? …え、そこスか?
堕異天使 : 彼女が最新のダイテンシで、私が過去に敗北した旧式です。
エレア : えっと。
コロン : え?今??
エリス : ハルマ。翻訳して。
ハルマ : うーーーーん。
ハルマ : 分からん!(笑顔で
エレア : じゃあ、「一人目」って誰…?
ハルマ : まあ、口振りからするに!ミカエル先輩は条件を満たすと転生だか再臨だかをするんだろう。
まりん : えー!!なんか格好いい!
エリス : え?ハルマ天才?
ハルマ : はっはっは!オレは戯曲に詳しいからなあ!(ドヤアアア
ニカ : ………(クソ、無駄に飲み込み良くて腹立つな……
堕異天使 : 一人目は私の前身です。
堕異天使 : 柳と悪魔の策略にかかり、二人目の私が遥か昔に生まれました。
まりん : よくわかんないけど再臨させよう!
エレア : …うん。うーーーーん?
エリス : 柳??え?柳???
ニカ : ……「ミカエル先輩」より、今のアンタの方が先に生まれてた、って事ですよね。つまり。
コロン : あー。四人目じゃないってことは、戻ったってコトね?
堕異天使 : はい。どちらもそうです。
堕異天使 : 新しく生まれたわけではなく戻ったなら、
堕異天使 : また「大天使」になることも出来るのではないかと思います。
ニカ : ………そッスか。……
エリス : え?それ早く言ってあげれば良かったんじゃ??
エレア : ………
エミリー : 無駄じゃない?聞く耳持ってなかったし。はーくだらな。
エリス : この堕天使。こんな見た目で妙にしおらしいわね。
ニカ : ……言って、「堕異天使さん」から、「ミカエル先輩」に戻って?
ニカ : それでロル先輩はハッピー? ……ふざけてるでしょ。
エレア : …………
コロン : あーーーんーーー釈然と、しない?
エレア : ロル先輩がダメなら、私たちで考えよう。
エレア : …ロル先輩も、ニカも、ミカエル先輩もみんな納得できる方法とか…。
エレア : むずかしいかもしれないけど…。
エレア : …私も今のミカエル先輩を消しちゃうのは何か違うと思う。
エレア : でも、別の方法とか…何かないかな…。
エレア : ………
堕異天使 : いえ。この世界が望んでいるのは「大天使」のミカエルです。
ニカ : …仮に戻れたとしても。「堕異天使さん」を内包してるのはミカエル先輩の性質なわけでしょ。
堕異天使 : 「堕異天使」として、この学園を周り、感じました。
コロン : まーーー。ミカエルセンパイの頃の記憶も結構あるみたいよね?
ニカ : そっから目ー逸らして見たいもんだけ見ようってのは…やっぱ何違うっつーか…
ニカ : ……ソレ。俺にもそう思います?(堕異天使に
エレア : 私も今のミカエル先輩も嫌いじゃないよ?
堕異天使 : …ニカさん、エレアさんは、違うのですか?
ニカ : そりゃまあ。、最初はあんまり過激な事言うんでどうしようかと思いましたけど…
堕異天使 : ええ。この世界のニンゲンを暴力から救済するために。
ニカ : でも、ちゃんと話、聞いてくれましたしね。
堕異天使 : 暴力を振るう全ての存在を抹消しようとしました。
堕異天使 : はい。
堕異天使 : 私の今の力ではそれが不可能な事と、
堕異天使 : その方法では多くのニンゲンが困るのだと、諭して頂きましたから。
ハルマ : はっはっは!スケールの大きな事を言うんだなあ!
エリス : ん?世界滅ぼそうとしてたの?
コロン : ニカさんとエレアさんは、そんな状態の堕異天使さんと交渉したわけ?
コロン : (あ。ニカセンパイとエレアセンパイだった
ニカ : …はい。まあ、だから俺は今の堕異天使さんを、ヤベー奴だから閉じ込めようとか単純には思えないんスよね…
エレア : うん。私もニカに賛成。
堕異天使 : それは………意外ですね。
堕異天使 : 皆、「大天使ミカエル」に会いたくて、私は邪魔なんだと思っていましたから。
ニカ : まぁ、勿論、元のミカエル先輩よりも…とかそういうニュアンスじゃないですよ。比べられるもんじゃないですから。
エリス : どのエリスが好き?って聞かれても困るって事ね。
ハルマ : なるほどなぁ。まったくわからんかったがすごくわかる気がしてきたぞ!(はっはっは
エリス : 私本人としては凄く気になる所だけどね。聞かれた側はそうでもないって言うか、困る?
コロン : ん???スキ見てノロケられた???
ハルマ : ふーむ。それならばロル先輩に憤るのも頷けるな?
まりん : えっ?!!付き合ってるの?!!
ハルマ : つまり「僕が好きなのはエリス5だから他のエリスはエリスじゃない!」みたいな物だろう??許せんぞそれは!
ニカ : クッソ、何かコイツに同意されるとすげえ否定したくなるが…ってマジかよ??(まりんの言葉に
ハルマ : えっ。 いや…… まだだ!
ハルマ : まだ付き合ってはいないぞ!!(腕組んで
エリス : それは大罪ね!!!一気にロルへのヘイトが上がったわ!
エリス : あー。。。
ニカ : ………え? 
エリス : そうね。多分両想いだけど付き合ってはないわ。
ニカ : その……先生? これ深堀しちゃ不味い奴です……って自分で言った!?
エリス : ほら。先生だし。生徒に手出したら不味いでしょ?
ニカ : そ、、、そりゃそうスよ!?
コロン : え??何?え?
ハルマ : はっはっは!なんかこうも公にされると流石のオレも気恥ずかしいな!?
まりん : ……
ハルマ : なんだかむず痒くなってきたぞ!!
まりん : ええー!!!禁断の…恋…
ニカ : いや………え? マジなんか……
エミリー : 趣味悪っ…(レモンティー飲みながら
エリス : 何よ。
エリス : 好きになっちゃったんだから仕方ないでしょ。
エレア : えっと…。おめでとう?
ニカ : いや…先生と生徒ってのもそうだけど… エリス先生と……
ニカ : ………国木田晴満…?
エリス : 百の脳で考えてもコイツしか浮かばなかったのよ。
ハルマ : はっはっはっはっは! めちゃくちゃ照れるんだが流石はオレだな!?(顔真っ赤にしてドヤってる
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最終更新:2022年09月17日 09:51