エレアさんが入室しました
エレア : (新入生歓迎パーティも人狼ゲームがひと段落。
エレア : (その合間の部屋の外。
エレア : (部屋の中からはにぎわった声が聞こえてくる。
エレア : ……。
エレア : (告白されたとき、ニカもムカついてくれたみたいで嬉しかったけど
エレア : (なんでムカついてくれたからうれしいのかな…。
エレア : ………
エレア : ふぅ。(一息つく
エレア : (なんだかあんまり深く考えたくないな……
エレア : ……。
エレア : (部屋の扉の外でジュースを飲んでいる。
エレア : (一人考えごとをしながら。
エメルさんが入室しました
エメル : (扉が開き、室内から出て来る人物
エメル : ふぅ。
エメル : おや?(エレアに気が付き
エレア : ……あ。
エメル : おやおや、こんな所で壁の花とはねぇ。休憩中かい?
エレア : うん…。ちょっと休憩、かな。
エレア : えーーーっと。
エレア : エメルさん…エメルくん…?
エレア : 一年生なんだったっけ。
エメル : フフ、そうか。まあ中はなかなか賑やかだしねぇ。 …あぁ、
エメル : どちらでも構わないよ、好きな方で。 それと…学年は今は三年生。
エレア : あ。
エレア : えっと…ごめん、なさい。
エレア : じゃあエメル先輩、だね。
エメル : いや、構わないよ。年齢としては一年生に値するのだし、新入部員とあっては幾分紛らわしいだろう。
エメル : …おや。僕の記憶が正しければ、君も三年生じゃなかったかな?
エメル : 飛び級生のソルスティスくん…だろう?
エレア : うーん…。なんかよくわからないまま学年あがっちゃったって感じだし。
エレア : あんまり三年生って気がしないんだよね。
エメル : あぁ、なるほどね。
エレア : …うん。成績とか能力っていうよりも、珍しい魔法が使えるからって感じで。
エレア : ……学園長がそういうの好きって聞いたこと、あるかも。会ったことないけど。
エメル : フフ、「世界収束」の希少性が評価されたという訳だね。
エレア : ……。
エレア : まあ、私がすごいっていうよりも、体に埋めこまれた魔導具を使う術式だから
エレア : なんかフクザツかも。
エレア : あんまり考えないようにしてるけど。
エレア : (「グリアスおじいちゃぁん…」
エメル : おや、案外と開け広げなんだね?
エレア : (「私、学園長のお気に入りなので」
エレア : (…。わかんないけど。
エメル : 「グリアスの娘」というのは満更ただの噂話でもなさそうだ。そもそも秘匿している訳では無いのかな。
エレア : (
エレア : (お姉ちゃんとか言われたら絶対いやだな…。
エレア : ……。ああ。別に隠してはないけど。
エレア : まあ、うん。ただの実験体だったから。
エレア : …お母さんも頭おかしかったし。
エレア : よく知らない人に言われるのは絶対いやだけど。
エレア : (お母さんっていうか、自称お母さんだったんだけど。
エメル : おやおや。(詳細は分からないが、複雑な思いがある事は窺える
エレア : ……。
エレア : …エメルは。
エレア : なんでここに来たの?
エメル : 私かい? フフ、魔術学園に魔術を学びに来る以外の事があるかな?
エレア : …言われてみれば、そうだね。
エメル : 私の故郷はミストグローブにあってね。所謂キアシスの正統流派とは異なる、独自体系の魔術を扱うんだ。
エレア : 元々キアシス出身?
エレア : あ。(ちょうど声が重なった感じで
エメル : フフ。(笑って
エレア : …ミストグローブ。
エレア : 独自体系の魔術って先生のウケ、良さそうだね。
エレア : …。
エレア : (ちょっと不用意な発言だったかなとやや後悔しながらジュースを飲む。
エメル : フフ、ご想像にお任せするけれど。 そうだねぇ、(笑って
エメル : 余程の古典派以外には概ね受け入れられていると見ているよ。幸い学業面に問題は無い。
エメル : まあ、独自体系は誇るべき伝統だけれど、外の魔術を知って悪い事は一つもない。より高める事にも繋がるかもしれないしね。
エメル : そう思って、こうしてはるばる学びに来ている訳さ。(話長い
エレア : ……。(エメルを見ながら
エレア : 真面目なんだね。
エレア : 卒業したらミストグローブに戻るの?
エメル : おや。此処では普通だと思っていたよ。(笑って)…うーん、どうだろうねぇ。
エメル : まだ何かを得た、という感覚は無い。院に行くかもしれないし、その先は…実はそこまで決めていないかもしれないね。(フフ、と
エレア : …そうなんだ。
エメル : フフ、何故そんな事を聞くんだい?
エレア : …別に深い理由はないけど。
エレア : 私、キアシスから全然出たことがないから、
エレア : 故郷って戻りたくなるものなのかな、って思って。
エメル : あぁ、そういう事か。 まあ、人それぞれなんじゃないかな?月並みだけれどね。
エメル : 僕にとっては故郷は過ごしやすい、恋しい土地ではあるけれど。
エメル : …そうだねぇ。まだ少し、この街で足掻いていたいと思うかなぁ。
エレア : そうなんだ。たしかに…、そうだね。
エレア : きっとエメルには、私と違ったふうにキアシスが見えてるんだろうな。
エメル : フフ、それは間違いないね。街の外を知っているというだけでも。
エメル : ソルスティス君は、街の外に出てみたいと思うかい?
エレア : ……。うん。
エレア : 結構思うかも。
エレア : でも、キアシスを出て別の場所に住みたい、ってほどでもないかな…。
エレア : なんだかんだで気に入ってるところもあるし。
エレア : エメルは他にも色々なところにいったことあるの?
エメル : いや。無いよ。(笑って
エメル : 故郷は大分閉鎖的な土地だったからね。民が森の外に出るというだけでも初めの頃は悶着があったものさ。
エレア : ……そうなんだ。
エレア : ……。
エメル : まあ、そういう事情もあってね。私の知る土地は未だこのキアシスと故郷のみさ。
エレア : 変に聞いちゃって、ごめん…。
エメル : いいや、構わないよ。特に拙い事でもない。
エメル : フフ、けれど、改めて考えると…街の外を語るには、僕も随分不見識な気がしてきたよ。(笑ったまま
エレア : …。そんなことないと思うけど。
エメル : フフ、それはありがとう。
エメル : まあ、小旅行でも何でも、興味があるなら出てみたらいいんじゃないかい?街の外に。
エメル : 止めるような人間も今はいないだろう?
エレア : ……まあ、そうだね。
エレア : うん。
エレア : この一件がうまく片付いたら、
エレア : ちょっと旅行にでも行こうかな…。
エメル : ああ、それは確かにだね。
エメル : 先ずはそちらを片付けないといけないのはそうだね。(やれやれ、と
エレア : …エメル、よろしくね。
エメル : ああ、此方こそ。
エメル : わざわざ藪蛇に突っ込んで入部志望したんだ。きっと力になると約束しよう。
エレア : …うん。頼りにしてる。
エレア : (部屋の中からは何やら大きな声が聞こえてくる
エレア : ……。
エレア : …そろそろ、戻るね。
エメル : さてまあ、ならば…再び祭りに赴いて、仲間との親交を深めるとしようか。
エメル : ああ、僕もじきに戻るよ。(言いつつ割と引き気味だ。中の声に
エレア : …。(扉を開ける。
エレア : (中の声はおそらくハルマかエミリーあたりだろう。
エレア : (部屋に入っていく。
エレアさんが退室しました
エメル : ……。(見送り
エメル : さて、行こうか。(少し遅れて、自分も中へと
エメルさんが退室しました
最終更新:2022年11月01日 01:41