堕異天使さんが入室しました
堕異天使 : (推理が外れたから?
堕異天使 : (パーティを楽しめなかった人がいるから?
堕異天使 : (大切な人のナニカを違わせてしまったから?
堕異天使 : (ダイテンシ<自分>がいかにみょうちくりんな事で悩んでいたか
堕異天使 : (部屋の片付けなんかに熱中していた最中に訪れた
堕異天使 : (血濡れた彼女の存在が、頭を切り替えさせた
堕異天使 : (私はダイテンシ ミカエル
堕異天使 : (堕落し、異形となり、敗北した時にしか現れない、敗北した記憶のみを持つ天使でも
堕異天使 : (この世界のニンゲンを、暴力から、救済してみせます。
堕異天使 : ーーーーー
堕異天使 : (ロルのアパートから飛んでくる堕異天使
エレアさんが入室しました
ロルさんが入室しました
堕異天使 : (先端を失った腕でエレアを抱き上げて、棘棘とした天輪でなんとかロルを運んで、
堕異天使 : (文字通り、大急ぎで飛んできた。
ロル : ………(振り落とされないように必死にしがみついている
エレア : あの人…大丈夫かな…
堕異天使 : ええ。ええ。大変心配ですが・・・
エレア : いちおう魔導救急と魔導警察は来てくれたけど…
堕異天使 : この私のように、腕先だけ無くなっても、すぐに死ぬわけではありません。(エレアを下ろし、腕を見る
エレア : でも……
エレア : うん…今は犯人を突き止めないと。
エレア : (降ろされる
ロル : ・・・・
ロル : 許せない……
ロル : 僕にどうこうできるレベルじゃないけどさ…
ロル : そいつのせいで、ミカエルくんも……
堕異天使 : いえ・・・どうでしょう。
堕異天使 : “3人目”のミカエルを敗北に追い込んだのは違う人物だと思います。
ロル : ……そっか。
ロル : (帰って引きこもってろよ、クズ
ロル : (・・・・わかってるよ。自分がクズだってことは。
エレア : まあ…
エレア : 気を引き締めないとね。状況ははっきりしていないけど。
堕異天使 : ええ。相手はニンゲンの腕をもぐようなーーー・・・
ロル : ………
堕異天使 : あれ、
堕異天使 : 血ですね?
堕異天使 : (路上に滴る血痕を遠巻きに見つけ
路地さんが入室しました
路地 : (石畳の路地を赤黒く染める、擦り付けたような血痕
堕異天使 : ………
路地 : (どこかへと引き摺るように続いている
堕異天使 : (「ロルさん、魔導探知機の準備を。」脳内に浮かんだセリフは、口からは出てこない。)
堕異天使 : 行きましょう。(血へ向かうように飛んでいく
エレア : …うん。
エレア : …ロル先輩は無茶しないでね。
堕異天使 : (3人目のミカエルなら、ロルさんの事を信用し、信用され、きっと何か助言や協力が出来る……でも今の私は……??)
ロル : (殺気だった目で血痕を目で追っている
路地 : (血の跡を追っていくと、やがて辿り付くは……
路地 : (やはりというか。通い慣れた母校。 リーズベルト魔術学院正門。
堕異天使 : この時間の学院内に……
エレア : ……。やっぱり。
堕異天使 : ニンゲンはあまり残っていないと良いのですが……
エレア : …うん。人通りはそんなに多くない時間だけど。いつも全くいないってわけでもないし。
路地 : (交流会などやっていたのだ、時刻はとうに夜に近付き、放課の時間を過ぎている。
路地 : (とはいえ、ここは名門魔術大学。日がな大学に籠もっている学術熱心な学生も少なくない。
堕異天使 : ・・・、エレアさん、次に出逢ったら即戦闘かもしれません。
堕異天使 : 相手は数多のニンゲンに暴力を行い、腕をも捥ぐ大罪人。そのつもりで索敵を開始しましょう。
エレア : …うん。ロル先輩も気を抜かないで。
ロル : ………
堕異天使 : (学内へと堕異天使を先頭に、歩みを進める一行
路地 : (学内に明かりは灯ったまま。 ――妙に静まり返っているような、ざわついているような。
路地 : (とにかく、いつもの夜の大学とは空気が違っている。
堕異天使 : 何処かで派手に暴れていれば居場所がわかるのですが…いえ、勿論そんな事は望みませんが…
堕異天使 : (視線を落とし、暗がりの地表の血痕を探す
エレア : …新しいね。
エレア : 色が、まだ変わってない。
路地 : (引きずったような血痕が行道を示している。正門を抜け、本館の建物内へと続く
堕異天使 : 慎重に進んでいては追いつけない。少し、急ぎます。(飛行ペースを上げる
エメルさんが入室しました
エレア : …!(ペースを上げたミカエルに送れないようにふたたびしがみつく
エメル : 、!(本館内、廊下の曲がり角で鉢合わせる
堕異天使 : 、エメル、さん?
エメル : …、…君達か。(驚きから、遅れて安堵したように
エメル : …君達も、騒ぎを察して此処に来たのかな?
堕異天使 : ええ。ニンゲンへの暴力を天に滅する為、我々は此処に来ました。
エレア : エメル。
エメル : …そうか。
ロル : (……たしか、新入委員か。
エメル : 僕はあれから学内に戻っていたのだけれどね。どうも様子がおかしいと思って降りてきたら…
エメル : …この有様さ。(通って来た方向――ミカエル達にとっては曲がり角の先に首を向ける
堕異天使 : え?
路地 : (廊下のあちこちに血の花が咲いている。
路地 : (その中心には、身体の一部を失い、少し歪な形になった人型達。 力無い啜り泣きや、呻き声が聞こえてくる
堕異天使 : …惨い。
堕異天使 : 理不尽な暴力に晒されたニンゲン達の姿……
ロル : …うぐっ……
ロル : オエエエ(たまらず廊下の窓を開けて外へ向かって吐く
エレア : …………
エメル : …保険医には報せた所さ。でもあまりに数が多いから、僕も救護に協力しようと思う。
堕異天使 : このニンゲン達はまだ生きていますか?
堕異天使 : すぐにでも天へ“救済”差し上げた方が良いでしょうか?
堕異天使 : こんな姿…あまりにも惨い…
エレア : ……救済はしないほうがいいと思うけど…
エレア : 本当に、ひどい。
エメル : 確認した限りでは皆命は無事さ。「守護」の力様様って所かな。
エレア : …よかった。
エメル : …「暴力」と君達は言ったね。この有様を見る前に。
堕異天使 : …では、“救済”はまたの機会に。
エメル : この騒動に何か心当たりがあるのかな?
堕異天使 : ええ。これはイリゼ様が、望んで引き起こした暴力の形だと思います。
ミヌイさんが入室しました
エメル : イリゼ…「女王」ゼミのトレマイオニー女子だね。嫌疑の対象にもなっていた。
エメル : …ああ、だから……(少し考えこんで
アリシアさんが入室しました
アリシア : 保険医、連れてきました…!!!
アリシア : (血相を変えて走り寄ってくる保険医と生徒
ミヌイ : ……これはどういうことなの?
ミヌイ : …アリシア、手伝って!!
路地 : 「…っ …っく、、 花…」 「花が……」(うわごとのように呟き続ける生徒達
ミヌイ : (状況を見るや否や生徒の救護処置に移る
アリシア : (同じく手伝う
堕異天使 : …(その様子を見ている
エレア : ……
エレア : 花……?
エメル : おや、仕事が早いね。…先生、此方です。 道なりに生徒が被害に遭っているようで…(誘導し
堕異天使 : 私はニンゲンを救済したい…ですが、治療は出来ません。
堕異天使 : ここは先生にお任せするしかありません…
ロル : はぁ…はぁ……(刺激の強い光景に廊下にうずくまっている
エメル : (3人の元に一旦戻ってきて
エメル : …トレマイオニー女史といえば、こんな「噂話」を聞いた事があるよ。
エメル : 彼女は薬草魔術専攻。当然温室の一角に畑を保有し、そこで研究を行っている訳だけれど…
堕異天使 : (薬草を作っているのだから良い人ですね!)
堕異天使 : (そんな記憶の中のセリフは自ら掻き消すようにする)
エメル : 彼女はそれとは別口で、こっそりと「隠し温室」を保有している、とね。
堕異天使 : ・・・「隠し温室」?
エメル : ああ。まあこのリー大では、そんなちょっとした隠し事なんて茶飯事ではあるけれど。
堕異天使 : ・・・
エレア : ………
エメル : 彼女が例の…何だっけね。アレに侵されて暴走しているのであれば…
エメル : その「秘密」が事件の肝だとしても、何らおかしい事は無い。…んじゃないかな?
堕異天使 : 彼女は薬草以外にも、“花”を育てていた。
堕異天使 : その真相が…この…
堕異天使 : ニンゲンを用いた惨いモノ………(廊下を見つめ
路地 : (血の花をあちこちに咲かせながら、引きずる後は廊下の奥へと続いている。
エレア : ……(血の続く廊下の奥を見やりながら
エレア : ……行こう。
堕異天使 : ええ。
エメル : …ああ。 …(ロルを見遣って
エメル : 君はどうするんだい? 此処で休んでおくかい?
ロル : ……行くに、決まってるだろ……
堕異天使 : ええ。ええ。
堕異天使 : 行きましょう、ロルさん。みなさん。
堕異天使 : この学院のニンゲンを暴力から救済します。
ロル : ……ああ。行こう。
ロル : (よろよろと立ち上がって、
ロル : (血痕の跡を追って歩きだす
エメル : …ああ。私は――(女医と女生徒の呼び声に気付く。新たな負傷者が見つかった模様
エメル : (…世に「守護」があるとはいえ。身体欠損の瀬戸際は一刻を争う。 敵陣に切り込む3人の事は気に掛かるが――…
エメル : (……今日の私は、…ほぼ「陽」か。
エメル : ――…ああ!今行くよ!(声に応え、負傷者の治療へと向かう
エメルさんが退室しました
ロルさんが退室しました
エレアさんが退室しました
堕異天使さんが退室しました
路地 : (まるで手招くように、血の根は這い伸びる。
路地 : (廊下を抜け、温室へと。
路地さんが退室しました
最終更新:2022年12月11日 04:42