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爪痕を塞ぐ [ミヌイ レイヴン サイゼリア]

レイヴンさんが入室しました
ミヌイさんが入室しました
ミヌイ : (ミカエルたちとイリゼの激闘から数時間後
ミヌイ : …………
レイヴン : ……………
ミヌイ : ………………
ミヌイ : これ……手当出るんでしょうね……?
ミヌイ : (疲労困憊した表情で目の下にくまを作りながら言う保険医。
レイヴン : ……フン。
レイヴン : 感謝の言葉くらい欲しいものだな。
レイヴン : 私の術式があったからこそ、この時間で終わったのだ。
レイヴン : (同じく目の下にくまができている。…が、疲れを表に出さない。
ミヌイ : ……ハイ、ドーモ、アリガトウゴザイマシタ。
ミヌイ : 貴方師匠誰?……いい性格してるわね。
レイヴン : ……生憎キサマの嫌味を聞いている暇はない。
ミヌイ : まあ、腕も確かみたいだけど。
ミヌイ : なんだっけ、その棒みたいなやつ。突貫工事で作った割にちゃんと動いてたじゃない。
レイヴン : ……生まれ持った魔力の性質には個人差がある。
レイヴン : …突貫工事にしては手間のかかる仕事だったが…、
レイヴン : 個人差…、あるいは魔力の微かな揺らぎを感知し、適合する腕(パーツ)を吸引する術式を付与した。
レイヴン : ……もっとも、試作段階でしかなかったからこの有様だ。
ミヌイ : ……ホント…、動いた、動かないだの、今日でもう一生分言ったわ…。
レイヴン : ………
ミヌイ : あなたも彼女さんに感謝することね。フォローがなかったら、10回ぐらいぶん殴ってやったわ。
ミヌイ : ………ま、今もぶん殴ってやりたいけど。
レイヴン : ……彼女?
レイヴン : 何の話だ?
ミヌイ : …………
ミヌイ : いーえ、別に!
サイゼリアさんが入室しました
サイゼリア : (ドアが開き、2人の居る部屋に入って来る姿
サイゼリア : ふー、生徒さん達も容体も落ち着いてきたわよ。今エメルに変わってもらったとこ… …ん?(2人の様子見て
ミヌイ : あら、彼女さん。
サイゼリア : …え? 何よ何よ?なんか微妙な空気ね・
ミヌイ : (腹黒い笑みを浮かべている。
ミヌイ : 別に。コイツの性格が悪いだけだけど?
レイヴン : ………、フン。
サイゼリア : …あら。まーたなんか余計な事言った?(訝し気に2人を見て
レイヴン : ………。
ミヌイ : フフ。
ミヌイ : こんなのと一緒にいるの、貴女も大変でしょう?
ミヌイ : 今日も貴女がずっと説明してたようなものだし。
サイゼリア : うーん。まー、慣れ…かしらね… いえ、でしょうかね?(一応敬語に直して
ミヌイ : …慣れ、ねえ。
ミヌイ : 慣れるのかしら……?
サイゼリア : それにまー、その人、口はめちゃくちゃだけど、中身はめちゃくちゃって程でも無いですから。
ミヌイ : …ふーーーーん?
ミヌイ : リーズベルトじゃめずらしいわね。
ミヌイ : 口がめちゃくちゃで中身もむちゃくちゃだから。だいたい。
サイゼリア : わかるー。
レイヴン : ………。
サイゼリア : ま、そのめちゃくちゃな口を翻訳してる同窓生に、少しぐらい感謝があってもいいんじゃないかな~って
ミヌイ : …あ。ワタシが言おうと思ったのに。
サイゼリア : 思うんですけどー、どうかしらねー?(つんつん(指だけ
ミヌイ : そうねえ。すこしぐらいお礼言ったら?
レイヴン : …………、、
レイヴン : …今、言うべきことなどない。
レイヴン : …………
サイゼリア : … まっ、治療もまだまだ途中だものね? 急場は凌げたとはいえ。
レイヴン : ………
ミヌイ : 言える時に言っとかないと、後悔することもあると思うけど。
ミヌイ : …ま、余計なお節介かしら。
サイゼリア : まあまあ、全部終わったらたっぷりねぎらってもらおうかしらね~。楽しみにしてますわよ。
レイヴン : …フン。
ミヌイ : 勿体無いくらいいい彼女さんね。
ミヌイ : ・・・・・・・
サイゼリア : ……ん?
サイゼリア : いや。 いやいやいや(今更のように気付いて
ミヌイ : ……ん?
レイヴン : …………。
サイゼリア : ちょ、ちょちょちょっとアンタァ!?(謎に動揺してレイヴン向いて
ミヌイ : ふふ。
レイヴン : ……何の話だ?
サイゼリア : アタシが訊きたいんですけど!?
ミヌイ : あらあら。仲良いわね。
サイゼリア : ご、誤解!? いやまー仲は
ミヌイ : (二人が付き合っていないことは把握していたが、的確にレイヴンのメンタルをえぐれる気がするのでわざと勘違いしているフリをしている。
レイヴン : ………。
サイゼリア : 悪くは……無い気がするけど……あれ、ええ???(混乱しつつ
レイヴン : 仲が良ければ付き合っている。八首とやらの頭脳は小学生か?
レイヴン : フン。くだらん。
ミヌイ : そうだけど?
サイゼリア : 先生ー!?
ミヌイ : 食うことしか考えてないヤツ、彼氏自慢、こじらせキザ野郎、脳筋、陰キャ、そんなんばっかだけど?
レイヴン : ……そんな話はどうでもいい。
サイゼリア : 誰が誰なのか結構気になるけど…と、とにかくよ!
サイゼリア : アタシ達、付き合ってはない……わよね?(何故か疑問形
サイゼリア : 先生が勘違いしただけ…でいいのよね??
レイヴン : …………フン。
レイヴン : 少し一緒にいるくらいで付き合っているだと?お前も小学生か?
ミヌイ : …あーあ。
サイゼリア : はーい!認識が合ってて安心しましたー!(はいはいはーい!知ってたー!
サイゼリア : …はぁ。まあそうよねえ。 なんか急に来たから動揺しちゃったけど、この毒舌辛口烏頭くんが急に恋愛脳に目覚めるワケ無かったわね…
ミヌイ : ふふ。どうかしら。
ミヌイ : 貴女を追う目だけ違うように見えるけど?
レイヴン : ………フン。恋愛脳とやらか。そこまでこじらせるとは大したものだ。
サイゼリア : ちょ、ちょっと!人をぬか喜びさせないでくださいよ!?(サイゼリアはモテ隊
ミヌイ : ぬか喜び、なのかしらねえ。
ミヌイ : …まあ、いいけど。
ミヌイ : ……さて。
ミヌイ : 無駄話はこのあたりにして、帰るとしますか。
ミヌイ : ……。それと、あと。
ミヌイ : 学祭なんたら委員会だったかしら。
ミヌイ : 子どもたち集めていい気になってたみたいだけど、
ミヌイ : ……今回この有様よ。
サイゼリア : ………
ミヌイ : ワタシは生徒を巻き込むのには反対よ。ここからはオトナの問題。
ミヌイ : 魔導警察も入るみたいだし。
ミヌイ : 貴方たちも身の振り方考えたほうがいいんじゃないかしら。
レイヴン : …フン。
レイヴン : 余計な詮索ご苦労。
レイヴン : 私たちは好きにさせてもらうさ。
ミヌイ : ・・・・・・・
ミヌイ : あっそ。ワタシは止めたわよ?
ミヌイ : ……さて。
ミヌイ : …ここにいると気分が悪くなるし、帰りますか。
ミヌイ : それじゃあね、カップルさん。(手を振り、扉から出ていく。
ミヌイさんが退室しました
サイゼリア : ……… 
サイゼリア : 
サイゼリア : なーーーーにあれ! 感じ悪っっっっ!!!
レイヴン : ……………。(少し驚いた表情でサイゼリアを見る。
サイゼリア : …いやま、言ってる事は正しいわよ。そのくらいわかるわ。社会的立場のある大人のご意見ってやつね。(片手で頭抱えて
サイゼリア : でも。ここで退くなんてありえないわ。
レイヴン : フ。
サイゼリア : 「アタシ達は好きにさせてもらう」、…でしょ?
レイヴン : ふははははは!!!!
レイヴン : ……。同感だ。実に珍しいことだがな。
レイヴン : …………そういうことならば、だ。
レイヴン : 研究室に戻るぞ。実験の続きだ。
サイゼリア : ええ。そうね。
サイゼリア : 
レイヴン : ……。
レイヴン : 思案中だ。
レイヴン : アンプルの成分はあらかた分析し終わった。
レイヴン : ……ならば、アンプルを打ち込まれているかがわかるリトマス試験紙のようなものを用意すればいい。
サイゼリア : 乗りかかった船、途中で降ろされたくない、…って事よねぇ。
サイゼリア : アタシ達にはまだできる事があるんだもの。
レイヴン : ……。
レイヴン : (一瞬サイゼリアの方を見てから無言でドアを開け、研究室へと向かう。
サイゼリア : (揚々と後を追う!
レイヴン : (その後、サイゼリアとともに研究を進めようとしたが、さすがに疲れの限界が来ていたので、説明中に少し休むと言ったままソファで寝てしまったレイヴンだった。
レイヴンさんが退室しました
サイゼリアさんが退室しました
最終更新:2023年02月06日 00:39