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DDF 本戦第二試合-3「雨宿りね・・・。」 [クオリア 灰簾]

クオリア : (フィールド②エリア。 仮想都市セントラルシティ・北部。
クオリア : (エリア①、③と同様に、のどかな風景が続き、建物はまばらに建つのみの平野地帯。
クオリア : (その一角に 転送されてきて
クオリア : (ひゅるるるるるるるる・・・・
クオリア : (ズドンッ
クオリア : ・・・
クオリア : (平野部に軽くクレーターが出来上がる
クオリア : ・・・
クオリア : (ぎこちなく硬い身体を動かし、非常にゆっくりとした動作で
クオリア : (よいせ、 と起き上がる ゴシックドレス姿の少女…否、女性。
クオリア : ・・・
クオリア : (“不朽の魔女”シャルクオリア。 御年182の大ベテラン。
クオリア : (見た目は不朽の美少女だが、中身はおばあちゃんである。
クオリア : (つまり。
クオリア : (一つ一つの動作が、
クオリア : とっても
クオリア : (遅い。
クオリア : (故に。
クオリア : (彼女が起き上がった時には、既に空に異変が起きている。
クオリア : ・・・
クオリア : (首を動かし、空を見上げる
クオリア : ・・・あらま。
クオリア : (雲行き怪しく、空は鋼色。
クオリア : (本日の天気は『槍』。――今まさに、
灰簾 : これで、オレには風のマナが!(クオリアのクレーターに走り込んでくる人影
クオリア : (天高い空から、その鋭い雨粒が降り注ごうとしている。
灰簾 : 周囲には土のマナ!(クオリアのすぐ隣に停止し、上空へ構える
クオリア : ・・・
クオリア : あらま。お客さん・・・
灰簾 : (クレーターの円周に疾風が奔る
灰簾 : 協力してくれ。(短くクオリアに伝え
灰簾 : サンド・ストーム!!(クレーター内部から鉄槍へと舞い上がる砂の嵐
灰簾 : (砂の嵐が、鉄槍の雨と空中で押し合い
灰簾 : っ、(空中で乱れて流れ、クレーターの外側へと振っていく
クオリア : 協力。・・・(意を得たり。と
灰簾 : 防いだ…が、ただの第一陣か!(空高くから更なる鉄槍が降り続ける
クオリア : (小さな口に宝石を放り込む。
灰簾 : (大量の槍を投げ飛ばす技ではなかった。天候を「槍」に変える自然現象
灰簾 : 頼んだぜ…不朽の魔女さん!
クオリア : 外に居ると、永遠に振られそうね・・・。(言いつつ、体が薄らと光を纏う
灰簾 : (咄嗟にクオリアから離れて、クレーターの円周部分へ手を伸ばす
灰簾 : ああ、でも外にいるのはあと少しだ!
クオリア : 砂旋石<サンドストーン>・・・(上空を向き、降り注ぐ槍に向けて放つ赤茶けた色のブレス
クオリア : (砂が纏わりつき、風が落下を阻害。槍の落下速度を緩める
灰簾 : 良いね! そしてココには土のマナ!(円周部分の土に拳を打ち
灰簾 : そこに浮かぶは鉄のマナ!(クレーター外に落ちた鉄槍を拾い上げながら大地を抉る
灰簾 : マグネット・ドーム!!(クレーター内部を覆い隠すように広がる土と砂鉄と鉄槍のドーム
クオリア : ・・・あらま。(その様子を眺め
クオリア : おうちが建ったわ・・・。まあなんということでしょう・・・。
灰簾 : あぁ、ここで雨宿りと行こうぜ。
クオリア : そうね。・・・。
灰簾 : (外からの光が無くなり、
灰簾 : (暗がりのドームの中で、降り注ぐ鉄槍の激しい衝突音が聞こえる。
クオリア : ・・・
クオリア : アナタはきっと・・・(灰簾の方をゆっくり向いて
クオリア : 結構、考えて戦うタイプ・・・。
灰簾 : ・・・ま、考えすぎって言われることもあるけどな。
灰簾 : 勿論、一時的な共闘にはちゃんと意味があるよ。不朽の魔女。
クオリア : そう・・・? でも、お陰で助かったわ・・・。
灰簾 : あぁ。オレもこういう「原理がわからない」範囲攻撃は苦手でね。(素直に伝える
灰簾 : この攻撃で街中のプレイヤーが全滅して、1人勝ちされるパターンは避けたかったのさ。
クオリア : その上で、ワタシを先取りで倒すんじゃなくて・・・
クオリア : 敢えて助けたのには、また理由がある・・・。
クオリア : ・・・のでしょう?
灰簾 : おっと。不朽の魔女さんも“考えて戦うタイプ”なんじゃないか?(笑って
クオリア : まあ・・・長生きしてるから・・・。
灰簾 : 確かに。違いない。(笑み浮かべ
灰簾 : ま、そこまでバレてるなら隠す必要もないから語らせてもらおうか。
クオリア : ええ・・・。
灰簾 : この競技では選手以外にも実況のアナウンスが随時あってさ。
灰簾 : もしこの槍雨で大量離脱が起きたら、誰が誰を倒したか全部アナウンスで知れるわけだ。
クオリア : なるほ。戦況把握・・・。
灰簾 : その結果・・・(クオリアの風船の色見て
灰簾 : どのチームが勝った負けたがわかってからでも、戦闘は遅くないって話さ。
クオリア : それは、なかなか・・・
灰簾 : ・・・なんてな。
灰簾 : 格好つけた言い訳をしたけど、単にこの鉄槍天候を凌ぐのが1人じゃ厳しかったのもあるぜ。
灰簾 : ありがとう“不朽の魔女”。共闘出来て光栄だよ。(微笑み握手の手を出す
クオリア : (特に警戒する様子も無く
クオリア : こちらこそ・・・。(同じく手を差し出す
灰簾 : (握手。
クオリア : (握手。
灰簾 : (こんな狭い空間、こんな狭い距離であれば、“魔術師対決”の肩書きは関係ない。
灰簾 : (プロファイターの身体能力を持って瞬く間に風船を割るだろう。
灰簾 : (ただ。
灰簾 : (そんな闘い方の何処がプロファイターなのか。
クオリア : ・・・。
灰簾 : と、言う事で、コチラの作戦に協力してもらうよ。
灰簾 : アナウンスまでしばし休戦と行こう。
クオリア : ・・・。そうね・・・。
クオリア : 多分、此方としても、それが最善・・。
灰簾 : それなら良かった。茶菓子は無いが、しばし歓談と行こうか。(笑み浮かべ
クオリア : 雨宿りね・・・。本当、お茶があれば良かったのに・・・。
クオリア : あの子もとんだ悪戯をするものだわ・・・。
灰簾 : おっと、誰の仕業かわかってる口ぶりだね。 ぜひとも聞き出したい所だが、アナウンスを待つことにするよ。
灰簾 : (そんなこんなで。
クオリア : ・・・案の定つれないわね。やっぱり考えて戦うタイプ・・・。
灰簾 : 参戦してる誰かの情報って事だろう?タダで貰うわけには行かないね。
灰簾 : その代わりこの試合には居ない強豪の話でもしようじゃないか。
クオリア : あらま。なかなか・・・楽しそうな話題・・・。
灰簾 : 師走って居るだろう? 彼だったらこの槍の天候も1人で処理出来たと思うんだよね。
クオリア : あらま。なんだか・・・20年前に聞いた気がする名前・・・。
灰簾 : やっぱり。知っていてくれてよかったよ。で、さ、不意打ちな巨大範囲攻撃でも、それを吹き飛ばす大技が・・・・・・・・・
灰簾 : (一時休戦
灰簾 : (魔術師達の歓談はしばし続いた
最終更新:2023年02月11日 01:30