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PURE突入編 vs大学最悪の噂好き [ハルマ エリス アリセ]

ハルマ : (PURE本部突入直後。
ハルマ : (敵の発動した術式により、大学祭実行委員会の面々は
ハルマ : (別空間にバラバラに強制転送される事となった。
ハルマ : ――― なんっ!?
ハルマ : (別空間へと転送されてくる。
ーーー : (転送された一室の一つ。まず目につくのは、薄ピンクを基調としたパステルカラーか。
ーーー : (さながらマカロン…砂糖菓子のような淡く甘い色調。レースのカーテン、フリルの付いたクッション。
ーーー : (部屋を埋め尽さんばかりの大量の、淡くて可愛いぬいぐるみ達。
ハルマ : な、なんだここは……?(困惑気味に周囲を窺う
ーーー : (一言で言い表すなら「ゆめかわ」という物か。
エリス20 : あれあれ。なんだか変な所に連れてこられちゃったねえ。
エリス20 : アンタと一緒に飛ばされたのがまだ幸運って所だけれども。
ハルマ : 、先生。先生も一緒なんだな。
エリス20 : ああ。そうさね。
エリス20 : でも他のみんなは別室に飛ばされちゃったみたいだねえ?
ハルマ : あぁ、そうみたいだな。
ハルマ : それにしてもここは、随分こう…なんというか…
エリス20 : PUREはもっとこう…
エリス20 : 不気味で硬派な組織のイメージだったんだけどね。
エリス20 : だいぶ可愛いお部屋もあるものじゃあないか。
ハルマ : ああ。宗教団体の一室にしてはいたく、少女趣味…っていうのか…?
ーーー : 「あれれ?」(部屋の奥の方、雑多な家具の陰から、白々しい声が投げかけられる
ハルマ : 、! …誰かいるのか?(声の方を向いて
ーーー : 「えぇ~?こっちの台詞だよぉ。」(物陰から出てきて、2人の前に姿を現すは――
アリセ : (黒基調の制服に、某大学のローブ姿の、可愛い女の子。
アリセ : アリセのお部屋に用事ですか? 国木田先輩。
エリス20 : この子と知り合いかい? 国木田クン。
アリセ : それと…、 あれれ?保健医のエリス先生?
ハルマ : ん? え。ぁ? お、お前織琴じゃないか??
ハルマ : あぁ。こいつはオレの後輩なんだ。同じ放送委員でな。(エリスに
エリス20 : ふーーーーーん。
ハルマ : でもお前、なんでこんな所に… …(ぁ、と
エリス20 : アリセちゃん。あなたPURE信者だったの?
アリセ : もう。リー大に信仰の制限は無い筈ですよね?…それに、いち生徒の腹を底まで探る必要も。
エリス20 : それもそうね?
アリセ : …だからこっちの台詞なんですよぉ。お二人とも、この場所に、何をしに来たんですか?
エリス20 : そ。そ。そ。
エリス20 : そこは勘違いさせないように説明しなくっちゃね。(ピンッと人差し指立てて
エリス20 : 私達はPURE本部に迷い込んだ国木田クンのお友達を探しに来ただけなのよ。
エリス20 : 入信しに来たわけでも…ましてや闘争しに来たわけじゃあないわ。
ハルマ : あぁ、先生の言う通りだ。別にこの組織(PURE)をどうこうしようってつもりはない。
アリセ : …ふーん…。
アリセ : …迷子さんの捜索にしては随分大掛かりな動員ですよねぇ。
エリス20 : あ。入口から見てたのね?(それとも各部屋に連絡網?後者ならマズイわね)
エリス20 : そ。最初は4、5人だったんだけど、結構みんな張り切っちゃってね。
エリス20 : 【入口】で不思議な歓迎?を受けたみたいでみんなバラバラになっちゃったんだけど、
エリス20 : アリセちゃん。(この娘の聞きたい通りに色々聞かれてもホコリが立つのはコッチかも…なら逆に…?)
エリス20 : あの子。【入口】で先生達にイタズラした子、誰?
アリセ : ふふっ、アリセじゃないですよ。
アリセ : お名前教えてあげてもいいけど…2人は全然知らない子だと思いますよ?
エリス20 : リー大生なら先生みんなわかるけどもね~。じゃあ違う学校の子なのかな。
アリセ : 多分そうです。アリセもあんまりその子の事知らなくって。
エリス20 : ふーーーん。
エリス20 : (勝手にゾロゾロ土足で踏み入ったのはコッチだから、何かあの【入口】の子から、みんなに変な伝令でも出てたら怖かったけど…そうではないみたいね?)
ハルマ : …なぁ織琴。さっきも言った通り、オレ達は別に喧嘩を売りに来た訳じゃ無いんだ。
ハルマ : ただ、早くこの奇妙な部屋から脱出して、仲間をたs…連れて帰りたいと思ってる。
アリセ : ……(じ、とハルマを見て
アリセ : ……ふふ、どうしよっかなぁ。先輩達、此処から出たいんですよね。
ハルマ : それはそうだ!言う通り、人探しの最中だからな!
エリス20 : …??
エリス20 : ええ。もちろんそうよ。 勝手に入ってきちゃった部屋ですものね。
アリセ : そっか。…じゃあ、そうだなぁ。
アリセ : 今度はアリセが質問してもいいですか?(ハルマと、エリスを見て
エリス20 : …ええ。どうぞ。
アリセ : アリセ、こんな「噂」を聞いた事があるんです。
アリセ : エリス先生が、〇〇区の自宅に自校の生徒を招いてる所を見た事がある、って。
ハルマ : …は?
アリセ : あの噂って本当なんですか?
エリス20 : ふーーーん。
エリス20 : ………本当よ。(ちょっと悩んでから、回答
エリス20 : 私が療養中で今あんまり仕事に行けてないのは知っているでしょう?
エリス20 : “お見舞い”に来て貰っていたのよ。
アリセ : へぇー、本当にそうなんだぁ。(にこにこと
エリス20 : ええ。そうよ。…「噂」好きのアリセちゃん。
アリセ : はい、先生が、学内の事件に巻き込まれて療養中っていう事は知ってます。
アリセ : その生徒が先輩だったんですね?(ハルマを見て
ハルマ : …っ
アリセ : ふふっ、先輩、本当嘘下手だなぁ。顔に出すぎですよぉ。
エリス20 : …ええ。国木田クンね。(ハルマの反応に遅れて、アリセに答える
アリセ : ふーん。そっか~(にこにこ笑みを浮かべて
エリス20 : ーーーーー
エリス20 : (アリセは…噂好きのスクールカースト高めの女の子。)
エリス20 : (保険医かつ分身自由人かつ分割思考持ちで学園情報量はトップクラスのエリスでさえ油断ならない相手)
エリス20 : (というか、今は、色々不味い。状況が不味いのだ。)
エリス20 : ーーーーー
ハルマ : ……織琴?(訝しげにアリセを見て
ハルマ : お前がそういう学内噂話的なアレを好んでるのは知ってるが…(どうして今そんな事を訊く?
アリセ : ふふ、あれ?だって面白そうじゃないですか?
ハルマ : いや別に全然愉快じゃないが!?
エリス20 : どうしたんだいアリセちゃん。
エリス20 : 何かこう…
エリス20 : 先生達に…聞かせたいお話があるのかな?
アリセ : どうかなぁ、みんながするお話になったら楽しいかなぁって思う事はあります。
エリス20 : ふーーーん。
アリセ : 男女問わず人気の有名美人保健医のエリス先生と、【五芒星】なんて不名誉な称号を貰っちゃってる先輩がー、なーんて。
エリス20 : ……何か、言いたげだねぇ。アリセちゃん。
アリセ : 生徒達みーんな大喜びですよ。そういう話が大好きなお年頃ですから。
エリス20 : そういうってのは…、、、
エリス20 : (ハルマの腕に抱きついて
エリス20 : (横からハルマの頬にチューをする
ハルマ : あのな?言っておくがオレ達は―― ……っは!??
アリセ : ぅえ?
ハルマ : ちょ、ちょちょちょっと待て先生!? それマズくないか!?ないのか!?(色んな意味で慌てふためいている
エリス20 : ………。(唇を離して、ちょっと赤面して、眼鏡を正して
アリセ : …あーれ?意外とオープンなんだ? …なぁんだ。
アリセ : 今更どんな噂立てられてもこれ以上不名誉になりようがない国木田先輩はともかく。
エリス20 : っ、(オープンなもんかいっ!)
アリセ : エリス先生は、そーゆー話が広まるの気にするのかなって思ってました。
エリス20 : だからそれを辞めろって言ってるんだよ。アリセちゃん。
アリセ : ?(小首傾げて
エリス20 : 国木田クンを必要以上にレッテル貼りして、不名誉扱いするのは辞めてくれないかね?
エリス20 : (※ちなみに1度も言っていない)
エリス20 : (分割思考を情報網を持つエリスは考えに考えた。)
エリス20 : 大方、この自分の舞台を自由に演出して生きる煌めく国木田先輩が、
エリス20 : 年増保険医に入れ込んで、家まで押し掛けてるのに嫉妬した後輩女子の妬ましい妄言を広げるつもりだったんだろうけど。
エリス20 : …ご、ごあいにくと惚れてるのはアタシの方からさね。(腕にギュッとして
アリセ : …え。な、何ですかぁ?ちょっと面白い事言わないでくださいって。
ハルマ : ちょ、ちょっと待て先生…いやその注目されて勿論悪い訳はないんだが無性に恥ずかし―・・・!(目瞑って片手で顔覆って照れてる
アリセ : …ふーん。そっか。なんかすごく意外だけど…
アリセ : その凄まじい色眼鏡発言を聞くに、「惚れてる」のはホントみたいですね。
エリス20 : フン。ホントなら何が悪いのさっ。(開き直ろうとしている)
エリス20 : そこまでわかったなら、
ハルマ : おい後輩!?色々失礼だぞ!?(いやまあオレもちょっと信じがたいくらいだと思っているが!?
エリス20 : さっさとアンタは国木田先輩の事は諦めて新しい恋でも探してさ………
アリセ : ―――……
エリス20 : ………
エリス20 : (続く言葉に迷ったので、ハルマの腕をぎゅーーーーっとしてアリセちゃんを見る)
ハルマ : いやまあその、、、なんだ、、(ぎゅってされながら
ハルマ : 結局全くわからんが……そろそろ気は済んだか?
アリセ : ……
ハルマ : …(…やりづらさしかない。突入先(こんな場所)で見知った顔と鉢合わせた事からしてそうだが。
ハルマ : (普段から何を考えてるのかよく分からん後輩は、場所を違えても何を考えてるのか良く分からん。
ハルマ : (…とはいえ全部普段通りでもない。普段は見せない陰鬱さが滲む。穏便に済ませられるならそうしたいが…
ハルマ : (………それに。
ハルマ : (………先生は。 いいのか? 本当に。
ハルマ : (――「生徒達みーんな大喜びですよ。そういう話が大好きなお年頃ですから。」
ハルマ : (…オレはいいよ。本当に何にも困らない。 結構、―かなり、すごく、嬉しいくらいだ。
ハルマ : (でも、先生はさ――……
ハルマ : (「名家の血筋でもない。取り立てて優秀な学生でもない。前科持ち。   冷静になっちまったら、   もう…・・・・・。、。、、。   私は、ハルマの事なんか、――― 」
ハルマ : ・・・・・・
ハルマ : (…先生が明け広げにする事を選んだ以上、そっちに乗るだけだ。頭じゃ分かってる、けど、――…
アリセ : ――えへ。どうしたんですか?先輩。
アリセ : 全然嬉しくなさそう。みんなに噂<ちゅうもく>してもらえるのに。
ハルマ : 、 っ
アリセ : 何か―――後ろめたい事でもあるんですか?
エリス20 : (そっりゃああるでしょ!!常識ってもんが無いのかねPUREは!!?)
エリス20 : (と。脳内のエリスは突っ込むが)
エリス20 : (「自由」を目指して好き勝手する今のエリスが招いた事態なので)
エリス20 : べっつに。
エリス20 : アリセちゃんが何と思おうと、アタシと国木田クンの問題でしょ?
エリス20 : (理論すらないゴリ押しで開き直ろうとする)
アリセ : えへへっ、そうですね? …でも。
アリセ : 国木田先輩が気にしてるのって、単に先生と生徒だからってだけじゃなさそうだなぁって。
エリス20 : む。
エリス20 : ………
エリス20 : 何さ。ハルマ。
エリス20 : (手を離して
エリス20 : 一体どうしたって言うんだい?(なんて。余裕そうに聞いてみる。
ハルマ : 、、先生。 否、オレは、――…
ハルマ : ……仮に何かあったとしても!お前に話す必要ないだろう?(言いづらそうにアリセに
エリス20 : …???
エリス20 : (それはそうとして最もな回答なんだが、
ハルマ : 先生の言う通り、それはオレと先生の問題なんだから…
エリス20 : (なんだかハルマらしくない。
エリス20 : (きっと本当に何か気にしている…あるいは悩んでいるのだろう。
エリス20 :
アリセ : ふぅーん。 ふふ、あやしーい。
アリセ : えへへ、そうだよね~。絶対何かあるに決まってますよね。だって…
アリセ : マトモな頭してたら、先生が先輩の事なんか好きになるわけ無いもん。
エリス20 : ーーーあん?
ハルマ : ―――
エリス20 : 何さアリセちゃん。
エリス20 : 先生から惚れてるって言った話が、なんだか気に食わなくてイジワルしてきてるのかい?
ハルマ : ッ  五月蠅いっ!!(突然、火が点いたように
アリセ : ゎ。
エリス20 : ぇ。
エリス20 : ぇ。ハルマ…?
ハルマ : お前に…お前には関係無いだろ!?(いつも何かとうるっせえ彼だが、こんな――
ハルマ : (こんな憤り方は――非常に珍しい。
アリセ : あれ? もしかしてなにか図星でした??
ハルマ : ――ッ、、(偶然だ。こんなの言い当てられて堪るか。頭で解ってるのに、冷静になれない
エリス20 : 何。何さ…?
エリス20 : (憤るハルマと、それをニマニマと見つめるアリセ
エリス20 : (何か、2人だけに通じてる謎の葛藤があるようで、
アリセ : そっかぁ。ふふ、よくわかんないけど、やっぱり。
エリス20 : (なんか、嫌だ。
アリセ : 先輩、エリス先生にちゃんと好きになってもらった訳じゃないんだ?
ハルマ : だからッ、、解ったような口を利くなよ!
エリス20 : ・・・は?
ハルマ : 一体お前にオレの何が解るんだよ…っ!!
アリセ : アリセの言葉を否定できないって事は分かりますよぉ。
アリセ : ふふ。そうだよねぇ。がんばって背伸びして、一瞬届いたみたいになってるかもしれないけど、
アリセ : 吊り合ってないもん。2人。
エリス20 : っはぁ??!
エリス20 : さっきから言わせておけばアンタ!!
エリス20 : 嫉妬に狂った可愛い小娘の戯言だとしても限度があるわ!
アリセ : ――ねぇ。吊り合ってない夫婦<カップル>って、上手く行かないんだよ。(真顔でエリスを見つめる
アリセ : (そう。パパとママみたいな、家柄も格式も能力も吊り合ってる2人こそがお似合いなの。
アリセ : (お似合いだった筈なんだよ。――それを証明してあげなくちゃ。
エリス20 : ・・・何。
エリス20 : 何よ。
エリス20 : だったら何って言いたいのよ?
アリセ : ……国木田先輩は家柄はそこそこでも、落ちこぼれの落第生。
アリセ : だからお母さんにも見放されちゃったんだよね。
ハルマ : ――・・・は?(何で知って。 ……それに、なんで今、、
エリス20 : その母にはっ!!(割り込むように大声で
エリス20 : 先ほどお会いしてご挨拶致しましたけども?!
アリセ : アリセはそんな風にはならないもん。優秀な魔術師になって、もっとずっと幸せな―――……は?
エリス20 : はっ!(何か笑い飛ばして
エリス20 : もっとずっと幸せな………なんですって?
アリセ : ……幸せな……
エリス20 : 素敵なカレシでも見つけちゃう???(煽りたっぷりにハルマの腕に抱きついて
アリセ : …… 幸せな……人生を……
ハルマ : っ、、ちょ、  先生、、、あんまり煽ると――
アリセ : ―――
アリセ : ――― ダメ人間が許されてるの 
アリセ : ほんっっっっと苛々する!!!!!(部屋中から魔力反応が噴き上がる
エリス20 : っっ!!?
ハルマ : ―――は????(まるで予想外のキレ方に目丸くする
アリセ : (部屋中のぬいぐるみ達の瞳が一斉に輝き
アリセ : (――【装飾支援魔術】発動。 アリセに身体強化のn重バフが掛かる!
アリセ : いい加減にしてよ!!(テーブルを蹴り飛ばして上のぬいぐるみごと2人の元にフッ飛ばしてくる
ハルマ : っ お前!(咄嗟に前に出て
ハルマ : 『ウルトラ・スーパースターッ!』(全身が無駄にビカビカ輝き無敵状態になり
ハルマ : ッ、!!(テーブルを弾き飛ばす  と同時にシールドが弾け飛ぶ!
エリス20 : ハルマっ!?(ハルマに守られる
ハルマ : ッ、、……(テーブルが余程の一撃だったか?…否。
アリセ : しんっじらんない…本当気持ち悪い…(傍のぬいぐるみの頭をむんずと歪ませながら掴んで
ハルマ : (「あの時」の戦いが特別だっただけだ。
アリセ : (強化された身体で次々放り投げて来る ぬいぐるみとは思えぬ速度と重みの気配!
アリセ : 先生も先生だよ!生徒に手出すなんて何考えてんの! 不潔!汚い!
エリス20 : ハルマ、一回は任せて!(ハルマの横をすり抜けて
ハルマ : おいっ!!(明らかに怒気を滲ませて
エリス20 : (ぬいぐるみを直撃して肩先が吹き飛ぶ
ハルマ : ――っ先生!?(否、きっと何か考えが―…
エリス20 : っと、大した威力だ。(ドロドロと虹色に溶けながら
アリセ : (さながら鋼鉄の硬度と重みを備えた一撃 魔術で何かしらの強化が施されているのだろう
エリス20 : 小娘の嫉妬は怖いねえ。(嫌味ぽく笑みながら泥の塊に全身が溶けていく
アリセ : 嫉妬なわけないでしょ。嫌悪だよ。 ただの――……
アリセ : あんた達みたいな、自分の快楽しか考えない自分勝手な奴らのせいで―…!
魔導女剣士20 : そりゃ「自由」の事を言っているのかい?
魔導女剣士20 : (ハルマの後ろからひょっこり現れる若い女。
魔導女剣士20 : (声も顔もエリスのまま、特に隠す気もないエリスの「分裂魔術」の分身体
アリセ : 何が、自由よ………
ハルマ : …何が言いたいか全くわからんが、、
ハルマ : 織琴!お前本当に文句があるのはオレなんじゃないのか!?
ハルマ : オレの事なら別に好きに言って構わん!だが先生まで巻き込むのは――…
アリセ : うっせぇわこのマザコン!!
ハルマ : はっ??
魔導女剣士20 : あん?そうかい。
魔導女剣士20 : …やたらめったら難癖つけてくると思ったけど、
魔導女剣士20 : アンタもしかして、(剣先でアリセを指し示し、
魔導女剣士20 : 「おかーさん」となんかあるのかい?(手甲を嵌めた手で眼鏡をクイっとあげる
アリセ : …は? なんか?
ハルマ : …、?
魔導女剣士20 : さっきからやたらハルマの母の話をしたがるじゃあないか。
魔導女剣士20 : そんなの、結婚を前提にお付き合いしたい女の子か、
魔導女剣士20 : 「自分がマザコン」の女の子ぐらいじゃないか…ってね?
アリセ : …何言ってるの。アリセはママと仲良しだよ? ネグレクトされて児相案件になった先輩と一緒にしないでよ。
魔導女剣士20 : む。
魔導女剣士20 : 随分とまあ…ペラペラと並べてくるモンだね。
アリセ : あ。この話ライター区(※アレンシスの一派閥であるらしい)じゃ有名だからね、アリセのせいじゃないよ先輩。(と無駄な補足をして
ハルマ : ……(さっきから当たり前のように人の過去を…
アリセ : …ふふ。でもね、うん。ママ…ちょっと可哀想だから。
アリセ : 自分の快楽しか考えない、自分勝手で道徳も倫理観も無いパパに裏切られちゃって。
アリセ : 色々ね、大変なの。だからアリセ、絶対そんな風にはなりたくないなーって。
アリセ : えへへ。でもこれって親孝行だよね?
魔導女剣士20 : ふーーーん。十分マザコンじゃないか。
ハルマ : …、。それって……(何か察する所があるのか
アリセ : 家族を大事にするのは当然でしょ?ママもアリセを大事に思ってくれてるし。
アリセ : ちゃんと愛されてるもん。ママがかまってくれないからって先生<大人の女性>に走る人とは違うんだから。
魔導女剣士20 : おい。
ハルマ : ――おまえっ!?
魔導女剣士20 : 嫉妬だろうがマザコンだろうがもう原因究明は辞めだよ辞め。
魔導女剣士20 : 保険医は休業中なんだ。(両手剣構えて
アリセ : え?何?ママの代わりが欲しいんでしょ?最初に噂聞いた時から――
アリセ : アリセ、「そうに違いない」って思ってたよぉ。
ハルマ : 違うっ!!(即答で否定し
アリセ : ――ふふっ。なーに?怖い顔。(くすくす笑いながら対峙し
ハルマ : 怒るに決まってるだろ!オレはそんな気持ちで――
ハルマ : そんな、気持ちで――…(そうだろ。ただ傍に居てほしい、「自分を見ていてほしい」だけなら、
魔導女剣士20 : ・・・? ハルマ?
ハルマ : (――『先生が、楽なままじゃ居られないと解ってても。今のままじゃ困るんだ』
ハルマ : (――『オレは先生に、『アレ』から解放されて欲しい。』
ハルマ : そんな、甘い気持ちで、先生を好きになったんじゃない…!(…あんな事、願う筈が無いだろ。
アリセ : …陳腐だなぁ先輩。今時昼ドラでももうちょっと気の利いた事言いますよ。
魔導女剣士20 : はっ、じゃあもうこんなドラマ遊びは辞めて、ハッキリさせようか。
魔導女剣士20 : アタシはアンタが嫌いだ。だから斬る。(アリセちゃんに
魔導女剣士20 : アンタがどんな悲しい過去や愛しい想いを抱いてようが、アタシが嫌いだから斬る。(ハルマにも言い聞かせるように
アリセ : ふふ、やだ。こわぁい。
アリセ : いいんですか、先生が生徒に~…とか言ってもいいとこだけど。
アリセ : いいですよ。お互い様なので。
アリセ : ふふ。でも先生、今全然本調子じゃ無いって噂ですよ?
魔導女剣士20 : 世界2位がキアシス120位程度に落ちただけの話さ。(エリス評価)
アリセ : ただの生徒一人なら簡単に御せるって思われてるなら、ちょっと。見積りが甘いんじゃないかなぁ?(ギリリ、と片手のぬいぐるみを握り絞めて
魔導女剣士20 : アンタを叩きのめすぐらいなら造作もないねッ!(剣を振るって剣先から光弾を飛ばす
アリセ : ――冗談キツいですっ!(全身に淡い光を纏って駆け出す
ハルマ : ……(この情緒の不安定さ。肥大化したような魔力反応、……まさか……
ハルマ : 織琴、お前――……
ハルマ : …――お前『も』だな!?
アリセ : ふふっ 何の事だか、 全然わかんなぁいっ!(光弾を器用に飛び避け
魔導女剣士20 : このっ、(避けられた光弾が壁に衝突して光って消える
アリセ : (着地と同時にスツールを蹴り飛ばし、上に乗ったぬいぐるみごと2人に飛んでくる
魔導女剣士20 : ビート!!(光波を纏って震える剣でぬいぐるみを受ける
ハルマ : っ! ウル(ry(全身輝きながら、飛んできたスツールをキャッチ!
アリセ : あはっ!(剛体化したぬいぐるみは斬られず、両目に埋め込まれた魔宝石が光り輝く
魔導女剣士20 : っ? 可愛くないねっ!(ぬいぐるみとぶつかったとは思えぬほどの金属音が響く
アリセ : (不可視の波動がエリスぬいぐるみを中心に放たれ、 MA(魔法攻撃)ステータスにデバフ効果
魔導女剣士20 : んんーっっ?! 、(体が揺らぎ、異変を感じて
ハルマ : っっ、先生!?
魔導女剣士20 : この目かっ!小癪な小娘だねえ!!(剣に纏った光が上下に飛散して、ぬいぐるみを弾き飛ばす
アリセ : (彼女は学内では魔術媒体を用いた「支援型魔術」の学業を修めている。
アリセ : ふふっ。今更気付いたって遅いんだから。(部屋中に飾られ、部屋中に転がされたぬいぐるみ達。
魔導女剣士20 : そんなんでも魔術師の基礎(工房作り)はしっかり抑えてくるのね!?(剣を左右に振って
魔導女剣士20 : 今更ですけど!!(左右に放つ光の三日月波 直接的な破壊よりもぬいぐるみからの視線を防ぐ目的
アリセ : 当然よ。味方は何処でだって必要でしょ?(指を弾くと、
アリセ : 学校でも―組織でもね!(投げ付けやテーブル倒しで床に転がされたぬいぐるみの目が一斉に光り――
魔導女剣士20 : っっ!?ヤバいかもね…!(半回転して後方にも光の波動を横一線
アリセ : (室内にMA(魔法攻撃)、MG(魔法防御)、精神虚弱――いくつものバフを充満させる!
ハルマ : ――ッッ、クソ、、待てっ!(今更、今更か? それでも、こんな――!
ハルマ : ――(これ以上、黙って先生を傷付けさせてたまるか…―!!
魔導女剣士20 : ーーーハルマ…?(何か、覚悟のような、そんな気配をハルマから感じ取り
ハルマ : 『エブリデイ・マイ・スタイル!』(自分の認識レベルを上昇させ、攻撃・魔術・意識の座標を自分に向けさせる国木田家の独自魔術
魔導女剣士20 : …ダメだって!!(その魔術は、知ってる…!
アリセ : はぁ!?(ぐんっとハルマの方を向いて
ハルマ : ――、、いいんだよ!(…この人形達が別個に意志を持つようなものなら、今のオレには対処できない。
ハルマ : (『世界中の注目を一心に集める』ほどの力を本来の彼は扱えない。
ハルマ : (自身に注目させられるのは、精々1人が限度なんだ。
ハルマ : (でも―…この部屋に張り巡らされた術が、一人の統御下にあるなら。 
魔導女剣士20 : っ、バカな真似して…! アンタもう無敵じゃないんだよ!?
ハルマ : (そして――オレしか見えなくなって、先生がその矛先から外れるなら。
ハルマ : (……先生がこれ以上、理不尽に、酷い事を言われずに済むなら。
ハルマ : ………そっちの方がいいんだ…(ぬいぐるみの波動を次々と身に受ける
魔導女剣士20 : (ぬいぐるみの目から怪しく光る光線は全てハルマに吸い寄せられている
アリセ : はぁ? …何一人でブツブツ言ってるの?気持ち悪いんだけど。
魔導女剣士20 : うるっっっっさいわ小娘! もうこっちの仕掛けも終わってんのよ!!(アリセにキレた金切り声出して
魔導女剣士20 : ー。ー。ー。ー。(前方。上下。左右。後方。何度も光波を放って部屋に仕掛けた「オレンジ光の膜」
ハルマ : っは、、、!度重なる大魔術の応酬が一身に向けられている! 余程オレの事が気になるようだ――ッッ、、、(デバフによる身体負荷、衰弱により肩膝を付いて
アリセ : うるっさいわよ自過剰バカ!思い上がりもいい加減にしてよ!(エリスの言葉は耳に入っていないように、かつかつとハルマに歩み始め
魔導女剣士20 : っ、(アリセとハルマの間に入って片腕で進路を塞ぎ、
アリセ : …あんた見てると本当にイライラするの。何かあって構ってちゃんなの本当丸わかりでさ――! 
アリセ : 、っ!(見えない何かに阻まれたように
魔導女剣士20 : 黙って見てな小娘!(アリセに背を向けたまま
アリセ : 暗~~くしてても誰も見向きしてくれないもんねぇ!ウソでも明るく振る舞うしかないんだ!
魔導女剣士20 : 100の英才が極めし光の結界をココに顕現させる!(オレンジ膜の光が強く輝き
ハルマ : ―――はっ。言わせておけば!それは――…
魔導女剣士20 : (その六方向全てから魔術光線が
魔導女剣士20 : (ハルマの体に向けて放たれる。
ハルマ : ……誰の話だ?(エリスが術を唱える最中、少しだけ悲しそうな声音で
魔導女剣士20 : ーーーさあね。嘘でも本当でも。(悲しそうなハルマを覗き込んで笑み
ハルマ : ―― ―― ってェ!?!?
魔導女剣士20 : ハルマ。アンタが1番のスーパースターさ。(ハルマの全身が輝かしい光に照らされる
アリセ : っ は?(突然の。溢れんばかりの光―――!☆★☆
魔導女剣士20 : (エリスの得意魔術ーーオレンジの膜ーーそれは単なる遮断結界にあらず。
ハルマ : ――――(輝かしく照らされ
魔導女剣士20 : (光を放ち、光を集め、より大きな光とする。収集魔導回路。
魔導女剣士20 : ハルマ。(更に一歩近づき、
魔導女剣士20 : (アリセのぬいぐるみ魔法石、エリスのオレンジ光線、全てをその身に宿すハルマの体は、極上のソーラーパネル
魔導女剣士20 : 手を。(光輝くハルマの手に自らの手を重ねて握る
アリセ : 何よ、あんた。そんなこけおどしの光で…(マトモに攻撃なんかできないんでしょ。知ってるんだから。
ハルマ : ―――……(手を握られて
魔導女剣士20 : ふふっ。(2人で重ねた手をアリセに向けて伸ばして、さながら社交ダンスのように
魔導女剣士20 : アンタが集めて、私が放つ。さながら共同作業さ。キュンキュンしちゃうわね?
ハルマ : ――― (重ねた手をまっすぐアリセに向けて
魔導女剣士20 : (膨大な光を纏うハルマを前に、マイペースに悪戯っぽい笑みを浮かべて
ハルマ : 、、、…ん、んん。そうだな…(普通に照れくさくなってる
魔導女剣士20 : 小娘。(ハルマと密着しながら、アリセに視線を移して
アリセ : だから何ブツブツ言ってるわけ??そっちが来ないなら―…
魔導女剣士20 : 美人保険医とイケメン先輩の純愛に嫉妬して喧嘩したけど負けました。ってちゃーんと言いふらせよ?(悪意たっぷりに笑って
ハルマ : ……っ、(相手に聞こえていないだろう事が幸いだろうか。ぁーーーと目瞑って
ハルマ : 織琴!(まあ、こちらとしても――やる事は同じな訳だ。
アリセ : っ、 …何よ!
ハルマ : ……  ちょっと、黙っていてくれ。
ハルマ : スタンダード・ストレートッ!!(収束した光に、己の魔力を上掛け
ハルマ : (威力は大して変わらない。変わるのは「存在感」。
ハルマ : (この膨大な光は、目の前の相手にのみ、より膨大に、より強烈に、より鮮烈に、――感じられる。
アリセ : ――――………っ!?
魔導女剣士20 : ーーー(全ての。光を。二人の掌に。
魔導女剣士20 : 「全てを糧に。<パラボライザー・サード>」ッ!!!(アリセに放つ極大光線
アリセ : ―――…… 何よ、 何よっ!!
アリセ : こんな噂<ハナシ>、聞いた事無い――――…………!!!(光線に呑み込まれる
魔導女剣士20 : ーーーーー
魔導女剣士20 : ーーー
魔導女剣士20 :
魔導女剣士20 : (光が引いていく
アリセ : (光が引いた後。中心に倒れるとっても可愛い女の子
魔導女剣士20 : (膨大な存在感を放つ極大光線とは裏腹に原型を留める部屋の壁と、
魔導女剣士20 : (中心に倒れるとっても可愛い女の子
アリセ : (どうやら意識を失っているようだ
ハルマ : ………(存在感に応じて威力が上昇する訳ではない。が、「喰らった実感」は数段膨れ上がる。
ハルマ : (ショックで意識を失った、という所か。)………、終わったか……。
魔導女剣士20 : ぶっ殺ーーー
魔導女剣士20 : したいほどムカついたけど。
魔導女剣士20 : 「自由」とはいえ超えちゃいけないラインは守るわ。仕方なく。
ハルマ : …………。 元々こうな訳じゃない、…と思うんだ。
ハルマ : ……多分。オレ達と一緒で…。
魔導女剣士20 : そうかもね。そうなんだと思う。保険医的なカンでそんなの……わかりたくないのにわかっちゃうけど。
魔導女剣士20 : それでもハルマをディスりまくって傷つけた奴よ?屈辱的に負けてくれないと気分が収まらないのよ。(そんな大人げない言葉を吐いて
ハルマ : 否、オレはいいんだ!先生の方こそ巻き込まれで好き勝手言われて…!
ハルマ : ……その。 ………ごめん。
魔導女剣士20 : よくない! ハルマの方が何十倍もッッ!! ぁっ、
魔導女剣士20 : (大きな声を上げたあとふらついて
ハルマ : ぁっ?
魔導女剣士20 : (ハルマの方に崩れようによろける
ハルマ : っ、!(咄嗟に抱き留めて――一緒に崩れて座り込む
魔導女剣士20 : ………もう。アンタだって無事じゃないってのに…
ハルマ : ぬ、、………(体に力が入らない あのデバフ、術者が倒れて収まるタイプじゃないのか……
魔導女剣士20 : っ……情けないね。
魔導女剣士20 : こんなザマじゃ探索隊には戻れそうにないさね…
ハルマ : ……ぐぬ、、そうだな……。
ハルマ : 何とかしてこの部屋からは抜け出したい所だが…(色々気まずいし…
魔導女剣士20 : そんな力が湧いてくれば良いんだけどねぇ……(諦め気味に
魔導女剣士20 : 残念ながら先生はガス欠さ。
ハルマ : オレは、、 ……オレも、暫くは無理そうだな……(自分でしこたまデバフ受けたからな…
魔導女剣士20 : それじゃあ仕方ないさね。
魔導女剣士20 : 暫くはこうして、
魔導女剣士20 : 身を寄せ合って、
魔導女剣士20 : 探検隊の救助でも待とうじゃないか。
ハルマ : そ、そうだな…!(身を寄せ合うとかその意識しないようにしてたんだが!?
ハルマ : ………
ハルマ : (――「構ってくれないから」「代わりが欲しいだけ」「マトモな頭してたら―」「マトモな頭してたら―」「先生が先輩なんか」――
ハルマ : (…あんなの全部真に受けちゃいない。正気じゃない相手に言われた事だ。
魔導女剣士20 : ハルマは、
魔導女剣士20 : 小娘1人の言葉よりも……先生100脳の言葉を………
ハルマ : ……
魔導女剣士20 : …………
魔導女剣士20 : (ーーーーー     冷静になっちまったら、もう…・・・・・。、。、、。 私は、ハルマの事なんか、――― 
魔導女剣士20 : …………
魔導女剣士20 : …難しいかね。
魔導女剣士20 : (ハルマに背中を預けて
ハルマ : ………
魔導女剣士20 : (顔を伏せるように丸くなる
ハルマ : (信じたい。 ……そう思っているのに。 そうするには、あまりにも、
ハルマ : (「無条件で愛される自分」の像が、うまくつくれない。
ハルマ : ………… 今の先生の、言葉にも、想いにも。
ハルマ : オレは、何度も救われてるよ。 本当だ。
ハルマ : …… でも、、、
ハルマ : (エリスと同じように、膝を抱えて、顔を伏せて
魔導女剣士20 : ………
ハルマ : 同時に、同じくらい、 辛い…………
魔導女剣士20 : ……………
魔導女剣士20 : ………そうかい。
魔導女剣士20 : ………
魔導女剣士20 : ……………
魔導女剣士20 : …………………
ハルマ : ……… ごめん。我儘ばっかりだな、オレは………
魔導女剣士20 : 「自由」のがよっぽど我儘だよハルマ。
ハルマ : ……そんな事、 ………
魔導女剣士20 : …でも動けないんじゃ「自由」も何もあったもんじゃないからね。
魔導女剣士20 : ……少し休もうぜ学生クン。疲れてる時に考えても良い答えは出ないぜ。
ハルマ : ……… ぁぁ、そうだな…
ハルマ : ちょっと、…………(顔を膝に埋めて) 
ハルマ : 疲れた………
魔導女剣士20 : (保険医っぽい仕草で誤魔化して。答え探しは延期にした。
最終更新:2023年05月29日 09:19