エミリー : --------------------
エミリー : (別時刻
エミリー : はぁ……
エミリー : それでここはどこなワケ?
エミリー : (見知らぬ場所に飛ばされるエミリー
部屋 : (魔術書が仕舞われた本棚が並ぶ広めの書斎
エミリー : ……何ここ?
エミリー : (適当に歩き、本をぱっと一つ取り出す
エミリー : 汚っ…
エミリー : (かなり年季の入ってるもののようだ
エミリー : (雑に本と本の上に戻す。またあった場所には戻さない。
エミリー : ……どれもこれも面白いものなさそうね
エミリー : ここにいるやつセンスないわ。
エミリー : (とか言いつつ、またつかつかと歩き進んでいく
「亜 乱」 : 何処へ行く?
エミリー : はぁ?
「亜 乱」 : (全く気配のしなかった場所から声
エミリー : アンタ誰?
エミリー : 「とか言いつつ、鞭であたりの本を落とし散らばせて
エミリー : (一目散に出口へと走っていく
エミリー : (ただならない魔力を感じる。ここは急ぐのが良さそうだ
「亜 乱」 : 何処へ行く?(何故か、すでに出口の前に居る
エミリー : チッ…
「亜 乱」 : (年老いた老人、杖をつき、椅子に座っている
エミリー : (鞭を取り出し、何者かの足に絡み付かせ、転倒させようとする
「亜 乱」 : (その途端、
「亜 乱」 : (エミリーの立つ場所が四方から圧縮され、
「亜 乱」 : (喉を、胸を、四肢を締め上げ、動きと呼吸を停止させる
「亜 乱」 : 「本を戻さぬまま何処へ行く?」と聞いたのだがねぇ…
「亜 乱」 : 嘆かわしい…こんなものが今の魔法都市の子孫達か。
エミリー : が っ (四肢が締め上げられ、息ができない 目の前が暗くなっていく
エミリー : ぐ ッ … (老人を睨みつけらながら抵抗しようとするがなす術がない
印 : ー光ー
一葉 : (光の弾が弾けて、中から飛び出す女性の姿
エミリー : お姉…ちゃん…
エミリー : たす…け……
一葉 : エミリー!!
「亜 乱」 : 喚くな女王…。(一葉の降りた場所にすでに居る。
エミリー : (呼吸不能による意識喪失 目の前が真っ白になる
一葉 : エミリー!!(エミリーに駆け寄り
「亜 乱」 : あまり喚くな…手元が狂って潰してしまうぞ?
一葉 : なんだと…?!(「亜 乱」に振り向き
「亜 乱」 : 貴様も嘆かわしいと思わないのか…?(一葉に語りかける
一葉 : うるさい!エミリーを放せ!!
「亜 乱」 : 仮にも魔法学園の教授としてこのような未熟な生徒を…
一葉 : うるさい!!エミリーを放せ!!
「亜 乱」 : 才も無ければ礼儀も無い者に魔法の教えなどは…
一葉 : うるさい!!!エミリーを放せ!!!
印 : ー炎ー
「亞 乱」 : 「亞」
「亞 乱」 : (空中に浮かび上がった印から放たれた火炎が全て、亜空間に飲み込まれる
「亞 乱」 : 阿笠の娘…
「亞 乱」 : ワシを撃つのか?
一葉 : そうよ!
一葉 : 貴方が世界最古の最悪で最強の老害魔術師で、
一葉 : 絶対に手を出してはいけないキアシスのアンタッチャブルだって事ぐらいは勿論知っているわ!
「亞 乱」 : …それで?
一葉 : それでも、そんなの、関係ないのよ!
一葉 : 妹のような努力中の未来ある子供達を頭ごなしに否定するお祖父様なんかに、
一葉 : 私<リーズベルト学院教授/姉/キアシスを生きる市民>は絶対に道を譲らないわ!!
「亞 乱」 : 本さえ読まぬ餓鬼に未来を任すとは…
「亞 乱」 : 落ちぶれた物よ…キアシス…
「亞 乱」 : (エミリーの周囲を圧迫していた空間が解かれる
一葉 : エミリー!!!
「亞 乱」 : …もうよい。
「亞 乱」 : 引導をくれてやろう…
一葉 : (エミリーに向いていた体を、すぐさま「亞 乱」へ戻す
「亞 乱」 : 「亞」
「亞 乱」 : (「陣地作成」「魔術工房」「固有結界」それぞれの魔法を極めた「亞 乱」の作り出した「亜空間」
「亞 乱」 : (魔法を極め、魔法を高め、魔法を行使する為だけに作られた完全な魔法純度を保つ空間
「亞 乱」 : (それを。
「亞 乱」 : (「陣地作成」を極めて至高の「魔術工房」と化した「亜空間」の「固有結界」
「亞 乱」 : (すなわち「亞」に存在する全ての「魔力」を現世に転送して、標的に放つ。
「亞 乱」 : 「亞 乱 砲」
印 : ー闇ー
「亞 乱」 : (印ごと全て飲み込まれる
印 : ー水ー ー氷ー
「亞 乱」 : (印ごと全て飲み込まれ、消える
印 : ー風ー ー地ー ー雷ー
印 : ー炎ー ー光ー ー無ー
「亞 乱」 : (九の属性、その魔法を全て飲み込み
「亞 乱」 : (「亞乱砲」の魔力が一葉とエミリーをこの世から消し去る
一葉 : いいや!消し去らない!
印 : ー闇ー ー炎ー ー水ー ー氷ー ー風ー ー雷ー ー地ー ー光ー ー無ー
「亞 乱」 : (九の属性、全ての魔法を押し潰す。全て「亞乱砲」が飲み込んでいく。
一葉 : まだ終わってない!
印 : ー闇ー ー炎ー ー水ー ー氷ー ー風ー ー雷ー ー地ー ー光ー ー無ー
「亞 乱」 : (全て押し潰され
一葉 : まだ!!!!
印 : ー闇ー ー炎ー ー水ー ー氷ー ー風ー ー雷ー ー地ー ー光ー ー無ー
一葉 : まだまだ!!!!!
印 : ー闇ー ー炎ー ー水ー ー氷ー ー風ー ー雷ー ー地ー ー光ー ー無ー
「亞 乱」 : (全てを、押し潰し
一葉 : 出来るまでやれば!!!!
印 : ー闇ー ー炎ー ー水ー ー氷ー ー風ー ー雷ー ー地ー ー光ー ー無ー
一葉 : 出来る!!!!!
印 : ー闇ー ー炎ー ー水ー ー氷ー ー風ー ー雷ー ー地ー ー光ー ー無ー
「亞 乱」 : (全て、を
「亞 乱」 : なんだ…この…
「亞 乱」 : 頭の悪い娘は…
「亞 乱」 : (「亞乱砲」で飲み込み切れず、書斎に魔力の火花が僅かに溢れ出す
一葉 : 頭の良し悪しなんて無いのよ!!!
印 : ー闇ー ー炎ー ー水ー ー氷ー ー風ー ー雷ー ー地ー ー光ー ー無ー
一葉 : やるか!!!やらないか!!!
印 : ー闇ー ー炎ー ー水ー ー氷ー ー風ー ー雷ー ー地ー ー光ー ー無ー
一葉 : 私はやり遂げる!!!!!!!!!
印 : ー闇ー ー炎ー ー水ー ー氷ー ー風ー ー雷ー ー地ー ー光ー ー無ー
「亞 乱」 : (「亞乱砲」を押し返し
「亞 乱」 : (九属性の魔法印が書斎に浮かび上がる
一葉 : そして、私の生徒達もね。
一葉 : 絶対に全員、やり遂げられるって信じてるわ。(エミリーを抱き上げ
「亞 乱」 : ………キアシス随一の愚か者が。
一葉 : いいえ!努力を続ける才能がある限り!!人は愚か者になんてならないわ!!!
一葉 : 決して!!!
印 : ー闇ー ー炎ー ー水ー ー氷ー ー風ー ー雷ー ー地ー ー光ー ー無ー
「亞 乱」 : (九属性の魔法が「亞 乱」の魔術工房を破壊していく
「亞 乱」 : ワシが…こんな…愚かな小娘に…
一葉 : ご生憎と…もう小娘と呼ばれるような歳じゃあないわ。(指輪のない薬指を見て
一葉 : 【九印女王】<クイン・クイーン> (残りの九の指輪が灯り
印 : ー闇ー ー炎ー ー水ー ー氷ー ー風ー ー雷ー ー地ー ー光ー ー無ー
「亞 乱」 : (九の魔法を身に受けて、
「亞 乱」 : (世界最悪の老害魔術師が沈む
一葉 : ………
一葉 : 勝った………
一葉 : (跡形も無くなった書斎
一葉 : エミリー!!!エミリー無事!?
一葉 : お姉ちゃん勝ったわ!世界最悪の老害魔術師に!世界最古で最強のお爺さまに!
一葉 : だから安心して起きてエミリー!
一葉 : 起きて私にその声を聞かせーーー
一葉 : (勝負は一瞬だった
一葉 : ーーーて
一葉 : (【女王】と言えど、「亞 乱」を討ち取った後に余力など無い
一葉 : っ………
一葉 : (激闘を終えた後に差し込まれた鮮やかな不意打ちを防ぐ手立ては無い
一葉 : せめて…エミリー…だけは…
印 : ー光ー
一葉 : (光に包まれたエミリーが何処かに空間転移で飛ばされ、
一葉 : (【女王】阿笠一葉は、その場に倒れた
一葉 : ーーーーーーーーー
最終更新:2023年06月29日 10:11