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DDF 本戦第三試合-17「…悔しいからですよ。」 [叉羅 鳥賀陽 MMN]

鳥賀陽 : ――――、其方、こそ……… 、 (空中で敵の姿が消え
鳥賀陽 : (吹き出し、流れる鮮血が雨のように地に落ちていく
鳥賀陽 : っ   (そして―――自身も一時的に力が抜け、落下していく
叉羅 : っ!(風と共に走って駆け寄り
叉羅 : 羅刹ッ!(竜巻を“蹴り壊し“て
叉羅 : (両腕を広げて鳥賀陽の落下を支える
鳥賀陽 : ――― っ (叉羅の腕に落下 淡い白光と共に
叉羅 : 鳥賀陽さんっ・・・(鳥賀陽を両腕で抱き止めて
鳥賀陽 : 、、 っ、 (恒常的に掛けていた顔部分の化身が解ける。普段は見せぬ人間姿
叉羅 : っっ、、、。。
叉羅 : すいません、私を庇って、、その、、、こんな怪我を。。。
鳥賀陽 : ……、、、 あぁ、申し訳ございません、叉羅様。(不要な部分の化身に割く余力が無くなったと言う事。
鳥賀陽 : イエ、そのような事は。……ワタクシが主導を焦ったまで で、 、っ(叉羅の腕や体が鮮血に汚れていき
叉羅 : っっ、、・・・!(鮮血を見つめて顔が真っ青に
鳥賀陽 : ………、、 ……ご安心、下さいまし。 
叉羅 : (血走った目で流れていく血を見て、、、いる中。
鳥賀陽 : …翼さえ在れば、 、っ、 ワタクシはまだ飛べますから。(叉羅の肩に触れ、腕の中から離れ、地に足を付けて立つ。
叉羅 : そんな…無茶……無茶ですっ、、。。
鳥賀陽 : イエ、、。
鳥賀陽 : 私も居る、…と。…そう言ったばかりですから。 すぐに居なくなるのは、格好が付きませ……
鳥賀陽 : っ、、(ゴフッと口から吐血 片手で覆って押さえる
叉羅 : いいえ。
叉羅 : そんな事…ないですよ、、格好良かったです。
叉羅 : 助けて頂き………ありがとうございました。
鳥賀陽 : ――……、、、
叉羅 : だから、、、その
叉羅 : もう、おやすみになってください。
鳥賀陽 : …イエ。(きっぱりと
鳥賀陽 : ……無茶を、、させてください。 (――管制塔のミッションであれば、確実に撤退している。
鳥賀陽 : (私用の手合わせであっても……流石に勝負有り、と判断するだろうか。
鳥賀陽 : (じゃあ、今は何だろうか。 チーム戦だから? …本気で取り組むのは当然にしても、そうまでして優勝を狙っているのか?
叉羅 : ………。
叉羅 : いいえ。
鳥賀陽 : ……(…きっと違う。どれも。 コレは只の、私の……
鳥賀陽 : 叉羅様。
鳥賀陽 : 私がまだ足掻くかどうかは、、私に決めさせてくださいっ!
叉羅 : ………、、、(鳥賀陽の風船に手を乗せる
叉羅 : (私が日輪さまを仕留めないから、援軍しないから、こだまさまは散ってしまった。
叉羅 : (私がラピエル選手との闘いを始められないから、対峙して窮地になるから、鳥賀陽さんは傷ついてしまった。
叉羅 :
叉羅 : (私が、
叉羅 : (「羅刹女」の力を持つ私が、不甲斐なく、情けないから、
叉羅 : (皆を…大事な人達を傷つけてしまっている………
鳥賀陽 : ……(…叉羅様はお優しい方です。 きっと、これまでの脱落や負傷で、ご自分を責めて居られる。
鳥賀陽 : (私は、こんな風に不安気に戦場に立つ叉羅様を、お一人で置いてゆきたくない。
鳥賀陽 : (例え叉羅様ご自身が、それを望んでいなくとも。
鳥賀陽 : …。(風船に乗せられた叉羅の手に、ゆっくりと片腕を上げ伸ばす
鳥賀陽 : (風船に乗せた叉羅の手に己の―人間の手を重ねる
鳥賀陽 : (…私が、この先も生きて、戦う事で、叉羅様は更に傷付く事になるかもしれない。
鳥賀陽 : …叉羅様。(……全然、優しくないですね。私は。
叉羅 : ………。
叉羅 : (返事は、してない。
叉羅 : っ、
鳥賀陽 : (叉羅の手に手を重ねて
鳥賀陽 : 我儘を、、
鳥賀陽 : 聞いて下さい…!(何も言わぬ叉羅の目を見て、切に乞う
叉羅 : (聞いてしまいそうになる。
叉羅 : (聞いてしまいそうになるから、ムキになって、返事をしてない。
叉羅 : (本当は重ねられた手を優しく看取ってあげたい。
叉羅 : いえ、いいえ、いいえ・・・。。。(か細く否定
叉羅 : 私がこのお祭りを全うする為に身を挺してくれたのです。
叉羅 : だから、もう、十分………勇気は貰いましたから…(鳥賀陽の風船を握って
鳥賀陽 : ……っ ―― 違いますっっ!(咄嗟に否定する
叉羅 : ………後は、私に任せて、おやすみください。(鳥賀陽の風船を握る力を強めていく
鳥賀陽 : 全部、、 全部っ、私の為です! 私がそうしたかっただけでっ、、(言いたい想いは止め処なくあるのに、言葉にまとまらず
鳥賀陽 : 叉羅様は――そうやっていつも、、お一人で全て背負い込もうとする!
叉羅 : (人狼で自分に投票しまくっていたあの頃の自分。それとは、違う形でのワガママだ。
叉羅 : (結局、味方の風船を握り潰そうとするのだから、あまり違いは見えないかもだけど。
叉羅 : (でも。。。
叉羅 : 背負ってるんじゃなく、
叉羅 : 背中を押してもらったんです、よ。(涙溢して、せめて笑って
鳥賀陽 : 私の戦いも、、 私の負傷も、、っ私の想いも、 全て私の物ですよ!
叉羅 : (鳥賀陽の風船を鬼の力で握り潰す
鳥賀陽 : ――――っ
MMN : 「中間発表のお時間ですわーーーっ!!!」
MMN : 「いよいよ最終局面!各地の戦果をお届けしますわ!!」
MMN : 「まずは~~~!」
MMN : 「藍住麗様がEE=V=D.C.様を撃破し、ブルーチームに3ポイント目!」
MMN : 「しかし!EE=V=D.C.様が紅椿家五様を倒し、黄色チームに2ポイント目ですわ!」
MMN : 「そして、鳥賀陽トリエスタ様が聖剣闘士ーエペ・ラピエル様を倒して緑チームに3ポイントですわ!」
MMN : 「ーーー以上ですわ!!!」
MMN : 「残るは5名!」
MMN : 「最後の最後まで目が離せませんわー!!!」
鳥賀陽 :  、…(アナウンスによってごくわずかの猶予が齎された。
叉羅 : ………
叉羅 : (以上ですわ。残るは5名。
叉羅 : ………
叉羅 : (叉羅は、風船を握り潰せては居なかった。
叉羅 : ………
鳥賀陽 : (…でも、きっと、それだけの事なのだろう。 時折、思うよりも、ずっと頑固なこの人は。
叉羅 : (傷付いた鳥賀陽に無理をさせたくなくて、
鳥賀陽 : (叉羅様は、私を、 ……私と、……
叉羅 : (このまま虹色になって夢の別の場所に飛ばされてしまう方が安全だ。
叉羅 : どうして………そんな無茶を続けてしまうんですか…?
鳥賀陽 : …… きっと… 只の我儘です。
叉羅 : ………
鳥賀陽 : ……けれど、絶対に通したい我儘でもあります。(望まれていないのに、沿おうとするのは、きっと我欲でしかないでしょう。
鳥賀陽 : ……叉羅様。
叉羅 : 、。・。(返事は、、しない。
鳥賀陽 : 私は、今、この場に叉羅様を置いて去るのは絶対に嫌です。(風船を握る叉羅の手に手を重ねたまま、目を見て告げる
叉羅 : っ・・・
叉羅 : でもっ、いえ、いいえ…!
叉羅 : 私は、その、鳥賀陽さん………達のおかげで、っもう、
叉羅 : もう十分に、、背中を。。。だから、もう1人でも、ちゃんと
叉羅 : ………闘え、るはずです。
鳥賀陽 : ……
叉羅 : (鳥賀陽の目は見ない。見ないで、返事している
鳥賀陽 : …だから、だからって、、… 敢えて一人になる必要があるのですか?
叉羅 : 鳥賀陽さん、、怪我、してるじゃないですか………(傷口を見て
鳥賀陽 : エエ。…でも、この夢の舞台の中では…「まだ戦える部位」の負傷です。(迷いなく答える。戦闘畑
鳥賀陽 : (…いや。ちょっと、かなり盛っているかもしれないが。。嘘は、言っていない。
叉羅 : ………
叉羅 : ……もう、どうしてそんな事、、、
鳥賀陽 : …この様な有様では、頼りに思えないのは、当然かもしれませんが…、 、(…さっきから、言葉が出かけては引っ込む。自己憐憫が滲んで、自分に嫌気が差す。
叉羅 : 「頼り」でないなんてことはっ…!
叉羅 : そうじゃなく、そうじゃなくてです、、
叉羅 : ……痛くないはずなんて、無いんです。。。
鳥賀陽 : ……叉羅様。 私は。
鳥賀陽 : ラピエル様に胸を裂かれた時よりも、貴女に風船を割られそうになった時の方が、
鳥賀陽 : ずっと、「痛かった」ですよ。
叉羅 : え・・・?(風船から手を離して
叉羅 : そんなに傷ついているのに、、なんで・・・、、、
叉羅 : (風船から離れた叉羅の手にも鳥賀陽の手は重ねられたまま
鳥賀陽 : ……どうしてでしょうね?(手を重ねたまま、困ったように笑う
鳥賀陽 : …叉羅様。勝手な事を申し上げますね。
鳥賀陽 : …もし、叉羅様がここからお一人で戦われ、一騎当千の活躍をして、チームを優勝に導けたとしても。
叉羅 : ……勝手な…?
鳥賀陽 : 私はきっと、ちっとも嬉しくありません。
叉羅 : …!?
叉羅 : な、、、な、、なんで、なんでですか…?
鳥賀陽 : それが、叉羅様がご自身の力と向き合い、勇気を出せた結果だったとしても。私は喜べないのです。
叉羅 : ………
鳥賀陽 : ……勝手ですよね。 あのように試合前に声を掛けておきながら。
叉羅 : (私は鳥賀陽さん達から勇気をもらって、
叉羅 : (今度は自分の番だって、今度こそだって、闘う決意を固めようとしている。
叉羅 : ……
叉羅 : (なのに、それは、ちっとも嬉しくないらしい。
叉羅 : どうして…
鳥賀陽 : ……それは。
鳥賀陽 : ……貴女に、 共に居て欲しいと思ってもらえないのが、…悔しいからですよ。
叉羅 : そんな事って…!
叉羅 : (目の前の傷付いたヒトは、
鳥賀陽 : (なんだか随分な言葉選びをしている気がするが、そういう事は頭に無い。いっぱいいっぱいだ。
叉羅 : ………
叉羅 : (怪我を治すために離脱するよりも、
叉羅 : (フォーデン随一の剣士に斬り裂かれるよりも、
叉羅 : (何よりも、ソレが、悔しい、から、そう言っている
叉羅 : そんなのは……ズルいですよ。
叉羅 : 私は、鳥賀陽さんに怪我を治して頂きたいだけなのに…
鳥賀陽 : …怪我はいずれ治ります。 この地(夢)であれば。
鳥賀陽 : …ですが、今この場で、叉羅様と共に居る事は、今しか出来ません。
叉羅 : 私(叉羅)なら夢の中だけじゃなくいつでも会えるじゃないですか………
叉羅 : それ………なのに……
鳥賀陽 : ……今。 叉羅様が、『闘っている』今、お傍に置いていただきたいのです。
叉羅 : ………
叉羅 : 、、、
鳥賀陽 : …それは、何度も言う通り我儘でしか無いですし、もしかすると、狡いのかも、しれないのですけれど。
鳥賀陽 : ………それは、叉羅様にとってどうしても、受け入れられない事、、ですか?
叉羅 : …仕方のない事です。
叉羅 : (そう言うと、鳥賀陽の体を、地に降ろす
鳥賀陽 : 、――(降ろされる
叉羅 : ………
叉羅 : これまでにもう何度も……………いえ。(言いかけるが、辞める
鳥賀陽 : ………。叉羅様、?
叉羅 : …「残り3人」です。
叉羅 : 鳥賀陽さんと2人で一緒に………
叉羅 : 「残り3人」を倒して、このお祭りを終幕させます。
叉羅 : ………それなら、(治療も頂けるし)、良いでしょうか…?
鳥賀陽 : …   …!
鳥賀陽 : …叉羅様。 ……ありがとう、ございます。
叉羅 : …いえ。
叉羅 : 礼を言うのはコチラですから…
鳥賀陽 : ……とても、嬉しいです。 …本当に。(折れてくれたのだと、判ってはいる。その上で、安堵と歓喜が湧き上がるのだから
鳥賀陽 : (やっぱり、なんて我儘で狡いのだろう。
叉羅 : ………(嬉しいですと喜ぶ鳥賀陽の事を素直に見れない
叉羅 : そうと決まれば………
鳥賀陽 : ――、…お急ぎですよね。 それでは、(そうと決まればと、片手の先から風を起こし、糸のように伸ばすと
鳥賀陽 : 、、(服の上からジグザグに胸の傷口を縫いつける 管制塔仕込みの応急処置
鳥賀陽 : 、―、大丈夫です。 …参りましょうか。
叉羅 : ・・・。
叉羅 : …はい。
叉羅 : (最後の敵3人が何処にいるか等、自分には皆目見当もつかないが
叉羅 : (素早く見つけ、全員倒す。
叉羅 : (先程まで闘おうとすらしなかった自分には余りにも傲慢な作戦。
鳥賀陽 : 【空間把握】――広域モードで展開しましょう。(仮想都市の広大な空間、空気が僅かに揺れる。
叉羅 : ………凄いですね。
叉羅 : (素直に関心してしまう。
叉羅 : (やっぱり2人の方がずっとずっと心強い。
叉羅 : (だから頼ったり、安心だと思ったり、………居てほしいと思う前に、治療に向かって欲しかったのに。
鳥賀陽 : …ふふ、ありがとうございます。(素直な反応に微笑む 空間内の空気の流れを読み、周囲の情報を把握する特殊技能。
鳥賀陽 : ワタクシ、これでも。…この戦いには、向いていると思っているんですよ。
叉羅 : えぇ。ズルいですよ。(鳥賀陽を見て。
叉羅 : 本当、困ってしまうぐらい………
鳥賀陽 : それは、、その。……何、存分に活用してくださいまし!
鳥賀陽 : エエト。【空間把握】を維持したまま…一先ず東側に向かいましょうか。我々はずっと都市の西側に居ましたから。
叉羅 : …かしこまりました。
鳥賀陽 : …エエ。残るお相手様は、東側にいらっしゃる可能性が高いかと。 …
叉羅 : …ええ。
叉羅 : 何処へでも…お供しますよ…。
鳥賀陽 : 、っ、では、(トン、と爪先で地を踏み――飛躍
鳥賀陽 : 、、、っ(両腕を化身状態に戻し、飛行状態に。 ――応急処置を施した所で体は悲鳴を上げる。
叉羅 : …(祈祷術。
叉羅 : (四肢に風を纏って飛行。鳥賀陽と同じ高さで空を飛ぶ。
鳥賀陽 : (彼女は急いでいる。怒っているかもしれない。…当然だろう。無理に無理を通したのだから。
鳥賀陽 : 、叉羅様。……オヤマア、空も飛べたのですね?(新たな技能に驚く。
叉羅 : ………鳥賀陽さんが、共に居て欲しいと言うからですよ。
鳥賀陽 : …、、あ、あぁ~…(露骨に照れる 嘘が吐けない
鳥賀陽 : そ、、そうでしたね。そのような事を―…!(慌てて前を向き直して
叉羅 : ………
叉羅 : それでは、、、
叉羅 : 東、ですね。
鳥賀陽 : ハイ。行きましょうっっ!(傷を負った身体に鞭打って、東の空へと飛び出す
叉羅 : ………
叉羅 : …はい。(東の空へと飛び出す
最終更新:2023年08月05日 16:54