アットウィキロゴ

DDF 本戦第三試合-19「…今は、この道を、2人で進んでみましょうか。」 [藍住麗 鳥賀陽 叉羅]

藍住麗 : (移動。移動。移動。
藍住麗 : (全速力ではないが、音を拾いながら、広範囲サーチしているとは思えぬ速度
藍住麗 : (藍住麗の術は収音や、音の反射を利用する。自分自身の足音や移動速度も大事なファクター。
藍住麗 : (それゆえにジリジリと歩いて探索をするわけではなかった。
藍住麗 : ……
藍住麗 : (最後に「ラピエル」様と交戦している事はMMN様のアナウンスで明らか。
藍住麗 : (「ラピエル」様は、EE=XX=D.S.様との交戦を②で行っている。
藍住麗 : (それなら交戦地帯の予想ポイントは①②⑤が濃い
藍住麗 : (もし出会った時には?の燦山様たちの場所へ追い込むか誘い込む位置取りを目指して…
藍住麗 : (元々いた⑧寄りの⑨地点から、⑤の③⑥寄り側へと進んでいく
藍住麗 : (都市の地図や風景は頭に入っている。迷う事も見間違える事もない。
藍住麗 : (今はただ、この偵察任務。
藍住麗 : (自ら望んで選んだこの脚本をやり遂げる……
藍住麗 : それだけの……事……
藍住麗 : ーーーーー
藍住麗 : ーーーー
藍住麗 : ーーー
藍住麗 : ーー
藍住麗 :
鳥賀陽 : (移動。移動。移動。
鳥賀陽 : (最後に交戦した④寄りの⑦地点から、東へ進路を取る。
鳥賀陽 : (何か巨大なものが倒れ込んだかのように、一部が丸ごと潰れたように破壊された繁華街の一角を過ぎ、
鳥賀陽 : (都市の真南にあたる工業地帯に差し掛かると――スクラップエリアは、熱で溶かされたように熔解した鉄の大地が出来上がっていた。
鳥賀陽 : …(意識を研ぎ澄まし、空気の揺らぎを読みながら、飛ぶ。
鳥賀陽 : (夥しい破壊の痕と裏腹に、凪いでいる。既に戦の後。激闘の主達は既に消えていったのだろう。
叉羅 : ………
叉羅 : (闘いがあった事は流石にわかる。
叉羅 : (これだけ派手な戦闘跡が続くなら…
叉羅 : (闘いの跡が見えない場所に…相手は潜伏しているんだろうか…
叉羅 : (それともこちらと同じように相手も敵を探して彷徨っているのだろうか。
鳥賀陽 : 大きな戦いの跡が続いていますが…、今の所、残存者の気配はありませんね。
叉羅 : …はい。
叉羅 : 凄まじい規模の破壊、皆、激闘を……していたのですね。
鳥賀陽 : …エエ。恐らくは。
鳥賀陽 : (話す二人の視界の先に、滅茶苦茶に壊れた街並みが見えてくる
叉羅 : こういう壊れた街に潜伏する……というのは危険なのでお相手様も避けるでしょうか?
鳥賀陽 : お相手様の戦闘スタイルに依りますでしょうか。残る方々は、ニシキ様、燦山様、藍住麗様…ですか。
叉羅 : ……(人の戦闘スタイルは全然わからない…清根と鬼夜ぐらいだ…
叉羅 : みなさんは…危険な場所でも隠れる方なのですか?
鳥賀陽 : …どうでしょう。皆様軍属であったり、特殊組織に所属されていますが。
鳥賀陽 : 遊撃戦のような事を好んで行われる印象はあまり、…とはいえ、組織人としての彼等に聡い訳ではありません。
叉羅 : ………そうですか。
叉羅 : ではやはり、綺麗で安全そうな場所にいらっしゃるのでしょうか…
鳥賀陽 : イヤハヤ、煮え切らない回答で申し訳ございません。 …そ、それはどうでしょう??
鳥賀陽 : …「安全な場所」があるのであれば、其処に留まるのも一つの戦法ではございますが。 事実2試合目にはそれを成された方もいらっしゃいましたね。
鳥賀陽 : …アア、そうです。あまりに相手方と出会わぬようであれば、今回もそのように…護りを固めて籠城されている可能性はございますね。
叉羅 : 籠城………ですか。
叉羅 : それならば………いえ……
叉羅 :
叉羅 : 建物の中にいらっしゃったら、見つけるのも難しいですかね…
鳥賀陽 : そうですね… ある程度空気が通ればワタクシの能力で索敵可能ですが…、2回戦のような形であれば難しくなりますね。
叉羅 : “地層”を使っての地下シェルターは…なかなか他の人には難しいと思います…
叉羅 : (他人の戦闘に詳しくないとは言ったが、鬼の方々は別の話だ。
鳥賀陽 : あちらは春慶様の固有能力でしたからね。叉羅様は…黒の皆様の事を良くご存知なのですね。
叉羅 : …えぇ。
叉羅 : 清根さまとは…たまに一緒に体を動かしますから…(マイルド表現
鳥賀陽 : オヤマア、そうなのですね?(少し意外そうに 言葉通りに受け取ってる
叉羅 : ええ………(あまり深く言及しない
叉羅 : (清根の力で闘争本能全開になってしまっている戦闘
叉羅 : (一応許可を出してはいるので、無理やりさせられているわけではないが、清根を悪く言わないように伝えるのが難しい。
鳥賀陽 : アア、そうです、先程「闘う事がある」と仰っていましたものね。(スポーツか何かだと思ったらしく
叉羅 : ええ………
叉羅 : (山火事をも吹き飛ばす芭蕉扇。“地層”内でなければ振るうのは危険すぎる
鳥賀陽 : ………、すみません。つい先ほど窺ったばかりの事でしたのに。(どうにも思考が整理できない。自覚はある。
叉羅 : いえ、その、えっと、いや、ぅ、
叉羅 : (“鬼“の力に関して、自分が色々と隠してしまっている事で、鳥が困っている事への後ろめたさ
鳥賀陽 : 、アアイエ、、謝られてもお困りですよね? ……
叉羅 : いえ、その………
叉羅 : (困らせているのにこちらが困っているような感じの…
鳥賀陽 : …ハイ。(後ろめたいのは此方も同じだ。無理矢理我儘を聞かせた事、…だけでもなく。
鳥賀陽 : ………、、。
叉羅 : ………
叉羅 : ただ、私の力では、やっぱり残っている相手を探すのは難しいので…
叉羅 : ……1人ではどのみちどうにもなりませんでしたね。
叉羅 : (それは隠している“鬼”の力を説明するような
叉羅 : (先ほどの独断専行による1人残る道を選ぼうとした愚行を反省するような
叉羅 : (こうしている今も【空間認識】を続けて敵を探している相手を鼓舞するような
叉羅 :
叉羅 : (怪我を押して、頑張り続けている貴方への感謝を伝えるような
叉羅 : (そんな、わかりづらい発言。
鳥賀陽 : …………
鳥賀陽 : …エエ。 1人よりも2人の方がずっと良いですよ。(ぽつりと、呟くように零す
鳥賀陽 : ………それは! 管制シミュレーションの観点から申しましても!
叉羅 : なるほど……そういうものなのですね…(素直に受け取る
鳥賀陽 : ……エエ、、(素直に受け取る叉羅にちょっとばかり安堵して)
鳥賀陽 : 叉羅様も…身体を動かされる時(マイルド表現)、的は2つより1つの方が狙いやすいでしょう?
鳥賀陽 : それはお相手様方にとっても同様です。 …そこに居るだけでも意味はあります。……あるように努めてみせますので。
叉羅 : はい………(というか2vs1が根本的に滅茶苦茶苦手だという事をさっきから思い知らされている。これはまた別の話だと思うが…
鳥賀陽 : ……
鳥賀陽 : ……あまり、腹に落ちない…ですか?(相手の「はい」を聞いておきながら、そう問い返す
叉羅 : ………いえ、
叉羅 : その、
叉羅 : 2たい1は、やり辛い。ですものね。
叉羅 : (なんとなく合っているような間違っているような回答
鳥賀陽 :
鳥賀陽 : それは……(これまでの戦いを―全て見ていた訳では無いが―思い起こし
鳥賀陽 : お一人の相手に、2名以上で対峙するほう…でしょうか。
叉羅 : えっと………その……
叉羅 : それは………
鳥賀陽 : ……(自分は今まで「それこそを良し」として立ち回っていた。試合のルールとしても有効である事は間違いない。
鳥賀陽 : ……ああ、イエ、その…(でも、だとすれば。…これまで起こった事にも、納得出来てしまって。
鳥賀陽 : ………そう、なんですね?
叉羅 : えっと………、、、
叉羅 : (言い淀み続ける
叉羅 : (自分の中でもちゃんと整理できていないが
叉羅 : (コレ がきっと、大会の趣旨にはそぐわないのであろう事は
叉羅 : (なんとなく、わかってきている
鳥賀陽 : ……アア、いえ、、その。 叉羅様を責めている訳では無いのです、勿論、(焦って取り繕って、ただ視線は俯き気味で
鳥賀陽 : 只、……私が此処まで(無理を通してまで)行ってきた事が…、叉羅様のお心にそぐわぬものだったのだとしたら…
鳥賀陽 : それは……とても、 申し訳無い事を、しているのだなと……
叉羅 : いえ、でも、そのいえ、、、えっと……
叉羅 : (確かにそう、そうだった。そうであった。
叉羅 : (こだまさまを結果的に死なせてしまった時でさえそうだった
叉羅 : (鳥賀陽さんを天界に送り出そうとした時ももしかしたらそうだったかもしれない
叉羅 : (でも、
叉羅 : (ラピエル様に迫られて、
叉羅 : (対抗したあの瞬間は、、、覚悟も、、、
叉羅 : いえ、
叉羅 : いや、
叉羅 : どう、、、でしょう、、、
叉羅 : その、
叉羅 : ・・・
叉羅 : わからないです。結局の所、私は、
叉羅 : その、どのような闘いが、どのように祭りを盛り上げ、どんな結末が皆を笑顔にするのか…
鳥賀陽 : ………
叉羅 : ………
叉羅 : た、ただっ、
叉羅 : この地に降り立った皆様が、
叉羅 : 勝利を願って降り立った事は…いえつまりそれは相手もですが…
叉羅 : (慣れない言語化に四苦八苦しつつも
叉羅 : ・・・
叉羅 : あ。
叉羅 : ・・・!
鳥賀陽 : 、…叉羅様?
叉羅 : 御相手様の方が今は、3人なので、
叉羅 : ………なんとかなる、、、のではないでしょうか?
叉羅 : (今更気付いた大発見かのように、そんなことを言う
鳥賀陽 : ……叉羅様……、(叉羅の方を見る。
鳥賀陽 : (…例えば、今から2人で、選手のうちお1人とのみ出会う事も在り得ます。
鳥賀陽 : (その時はどうされるのですか。 …などと問うのは余りに意地悪だ。 口にする訳もない。
叉羅 : ………
叉羅 : どうでしょうか…?
鳥賀陽 : …(ただ、叉羅様がそんな事を言うのは、きっと、「なんとかしたい」と思っているからで。
鳥賀陽 : ……ありがとうございます。(その気持ちは……とても、嬉しく思う。
叉羅 : え、いいえ、、その、礼を言われるような事は何も…
鳥賀陽 : …どんな結末が皆様を笑顔にするかは、私にも分かりません。今進んでいるこのやり方でそれに近付けているのかも。
叉羅 : ………鳥賀陽さんもそうなんですね。
鳥賀陽 : …エエ。わからない事だらけですよ。(――それ(笑顔)は、皆が己の持つ力を振り絞り戦う事で成るのではないか、そんな思いを持つと同時に。
鳥賀陽 : (その為に己の心や誇りを挫く事があってはならないとも思う。それぞれに独自の文化と誇りを持つ者達が集う、亜人連合に身を置く故か。
叉羅 : ……まぁ。
叉羅 : ………こんな事を言うのも変な話ですが、
叉羅 : 少しだけ、安心しました。
鳥賀陽 : (…この命題に際し。 この大会で、彼女への接し方はとても難しい。試合が始まる前から、今の今までずっと。
鳥賀陽 : (少しも、うまくやれてる気はしないが…)……そう、なのですか?
叉羅 : …えぇ。
叉羅 : …きっと
叉羅 : 最後まで闘ってもわからないのかもしれないですけど、
叉羅 : …ええ、きっと、わからないのかも、しれないですけど。
叉羅 : …今は、この道を、2人で進んでみましょうか。
鳥賀陽 : …… ハイ。そうですね。(――「ワタクシは、悩みの答えを導くには、未だ些か未熟かもしれないですけれど…」
鳥賀陽 : (…ふと思い出す、数刻前に発した言葉。どの口が、と言いたくなる。 が…
鳥賀陽 : ……この戦いが終わるまで、もう暫し。 …共に迷ってくださいまし。
叉羅 : …ふふっ
叉羅 : (散々迷っているのはコチラの方だ
叉羅 : (それでも色々と考え、尽くしてくれている
叉羅 : (なのに、共に迷ってくださいまし。なんて。
叉羅 : (優しすぎて、笑みが溢れてしまう。
叉羅 : …はい。
叉羅 : ご一緒させてください。
鳥賀陽 : エエ。…よろしくお願いします!
鳥賀陽 : (気合を入れ直し、再び前を向くと――ビル街の街並みが見えて来る。 
鳥賀陽 : (改めて、最終局面に向け――探索しながらの飛行を続けるのだった。
最終更新:2023年08月22日 23:14