VDC : … … … … …
VDC : ッハァ
VDC : (仮想駐屯地シドリー
VDC : (閉会式後のアフタータイム
VDC : (夢のイベントにアフターまであるってェのは変な話だが、
VDC : (いちいち夢に合理性を求めちゃキリが無い
VDC : …
VDC : (反省会も質が大事。
VDC : (記憶や印象で敵を肥大化して語る事は幾らでも出来るが、
VDC : (多人数戦の場合なかなかフラットなデータにならない
VDC : (それならば機材と記録と客観的なAIが充実してる現実世界のEvで・・・
VDC : (なんてのは方便で。
VDC : (“オレ”と“ピチカート”が巻き込んじまったシロート様に
VDC : (いつまでも重苦しい荷を背負わせるのに嫌気が差しただけ
VDC : (真面目に挑んだ競技に真面目に跳ね返されて悔しがるのは別に良いんだが、
VDC : (反省会まで巻き込むこたあない
VDC : (祭りは祭りで、夢は夢。
VDC : (仕事は仕事で、起きてから。
VDC : … … … … …
VDC : (なんてつまんネェモノローグ引っ提げてナニをしてたンだって話だが
VDC : (いつになく理性を失いたがってた相方の
VDC : (理性が飛ぶまで慰めてただけだが…
VDC : ッハァ?
VDC : (なかなかどうして夢は全然終わりやしねえ。
VDC : サカイの野郎、何考えていやがる?
VDC : “DDF”の長え長え全肯定はとっくに終わって、
VDC : “アフター”だって十二分に楽しませてもらったぜ?
VDC : コレ以上何を望むンだ?
VDC : … … … … …
VDC : (それとも辞めれない理由が?ンなモンあるかよ。
VDC : (仮想駐屯地シドリーの道路を歩き
VDC : (EV本社のすぐ前で立ち止まる
VDC : … … … … …
VDC : (建物を見上げている
??? : ―― あははっ。(VDCの背から、聞き慣れた笑い声がする
??? : 夢の中でまで出社するなんてとっても仕事熱心なんですね? ――VDCせんぱいっ
VDC : ッハァ? そうだなァ…社畜魂に溢れてるだろ?
??? : そうですねっ。本当に。 ―――
??? : けれど、今自由にしているという事は、夢で振り返りをする訳では無いのでしょうに。(「聞き覚えのある声」の質が変わる。
??? : 猶も未だ、此方に用事があるのでしょうか? ――おにいさま。
VDC : ッハァ、別に。
VDC : 「今日見た夢の内容を話し合う」なんてのは起きてからヤルのが相場だって話だ。
VDC : 優勝おめでとう紅椿家五。オレ達の完敗だなァ?
イツキ : あははっ。ありがとうございます。(VDCの前にふわりと躍り出て、微笑みを向ける 見た目は絶世の美少女。
イツキ : 褒めて貰いに出向いた甲斐があったというものです。
VDC : ソイツぁ要望にお応え出来て何よりだ
VDC : 最終ラウンドじゃあ随分と直接対決が多かったみてェだからな
イツキ : ええ、本当に。 おにいさま達の陣営とは、あらゆる所でぶつかり、
イツキ : そして各々、執念が実った形となりました。
イツキ : 勿論イツキも。久方ぶりにおにいさまと全力で戦えて、とっても楽しかったですよ?
VDC : ッハァ!そっりゃあ良かったなァ?(隻眼で嗤い
VDC : コッチは勿論負けるつもりでなんか闘っちゃあ居なかったが、
VDC : ああも完敗の形になるとは思っちゃあ居なかったぜ
イツキ : あははっ。勿論イツキ達も全力で闘いに行き、策を練り、勝ちに行きましたけれど、
イツキ : そうですね。想定以上の戦果だった、と言えますでしょう。(自信家のイツキがこういう言い方をするのは珍しい
イツキ : (まあ、実際にそうだった。姉は強く兄も強いが、それだけでなく、最終戦のEv陣営は強力な選手が揃えられていた。
VDC : ッハァ、反省会は現実に起きてからすると言った手前、
VDC : 細ぇ追求は避けるが・・・
VDC : やはり「イツキ」と「麗」をドラフトしなかったのが敗因か?
イツキ : あははっ!お上手ですねおにいさま。(にこにこと嬉しそうに
VDC : ッハァ、別に贔屓目なく、そうだろうよ?
VDC : 「イツキ」は今回オレの足止めに徹してたが、本来はもっと芸達者だ。
イツキ : ふふ、まあ、でも。 選べなかった気持ちもイツキは分かりますよ?
VDC : ッハァ? そいつァ理解度が高くて助かる<厄介>だなァ?
イツキ : 「五」に「六孤」に「七恵」に「七虎」… 妹達は皆可愛いですものね?
イツキ : 最強のおねえさまはともかく、妹達の誰かだけを選び取るなど。「おにいさま」が躊躇っても無理はありません。
VDC : ッハァ、わかられすぎて恥ずかしくもなる慰めだぜ。
VDC : 「麗」は………ま、あの活躍を敵方だから見れたと思えば…今回の結果も受け入れちまう甘い自分も居るがな。
イツキ : あははっ。当然わかりますよ。 双子ですもの。(楽しそうに笑み
イツキ : ああ、「麗」は本当に…。寧ろ、この舞台立てこそが功を奏したと言えるかもしれませんね。
イツキ : おねえさまやおにいさま… 達と敵対するなど、滅多に無かった事でしょうから。
VDC : ッハァ、違いねェな…
VDC : 何もそれを願ってドラフトしなかったとか、優勝しなかったなんて言い訳にはさせたくねェンだが…
VDC : まァ、結果的に、紅椿家にとっては良い大会になったンじゃあねェか?
イツキ : … そう… …とも言えますね!(何故か断言しない
VDC : ッハァ?…なンだ? 言いたりねェ事でも?
イツキ : いえ。姉として良かった所も多いのですけれど、姉としては心中複雑とも言いますか。(何か言い出して
VDC : ッハァ? 欲張りだなァオイ 悪い事じゃあねェが。
イツキ : (麗の協力無しには無し得なかったとはいえ、あのヘタレ男どもにおねえさまが討ち取られるなんて云々かんぬん…とか。
イツキ : (麗の奮起は感動を覚えるものだったとはいえ、恐らくその背を押す事になっただろう最初の一戦は……とか。
イツキ : ええ。ええ。そうですね、欲張りですよ。家族想いなので。(などと嘯きぼやく
VDC : なら良いじゃねェか。
VDC : じゃあ欲張りな奴がせっかく話に来てくれてンだ。
VDC : 一個だけ面倒な質問でもしようかね。
イツキ : まあ。なんでしょうか?
VDC : 「イクス」は、「イツキ」から、どう見えてンだ?
イツキ : まあ。気になりますか?(少し不思議そうに、でも楽しそうにして
VDC : まァ…せっかくの機会だからなァ…?
VDC : 本人がいる前じゃ(お互いに危なっかしくて)聞けないだろ?
イツキ : そうですか。 では、せっかくの機会ですし、きちんと言葉にしましょうか。
VDC : ッハァ、どうぞ遠慮なく。
イツキ : 優秀な方ですね。向上心が強く、貪欲で、その為の努力に余念が無い。その成果である武力も技術も地位も得ています。
イツキ : 今回の試合の結果を経ても、その見え方は揺らぎません。これまでの信用がありますからね。
イツキ : ふふっ。意外かもしれませんけれど。 イツキは、「自分を磨き続ける」方の事はちゃんと評価しますとも。
イツキ : ですから。おにいさまの隣に立っても不足無い女性だと、そうイツキはそう思っていますよ?
VDC : ッハァ! えらくベタ褒めで逆に驚いたよ。
イツキ : まったく。イツキの事を小姑か何かだと思っていませんか?
VDC : ッハァ、言い得て妙だなァ?
イツキ : まあ、愛するイツキのきょうだい達のお相手となれば、少しばかり(そうか?)見る目が厳しくなるのは致し方ありませんけれど。
VDC : そこは時には多めに見てやれって思う事が無いわけじゃあねェが…
VDC : 聞きたい事ァ聞けたよ。
イツキ : あははっ。どうでしたか、答えを聞いて。
VDC : … … … … …
VDC : (珍しく、しばし沈黙して、
イツキ : (おや。と
VDC : (イツキでさえ…というのは失礼だが、イツキでさえこの評価だ。
VDC : (ンなら姉さん方も、とやかく言いやしまい。
VDC : (ンな事ァ…昔からわかっちゃいるんだが…
VDC : (100点しか取れない性格かね。難儀なモンだ。
VDC : 「自分を磨き続ける」ってのが無駄になる事ァねェな。
VDC : (答えになってるんだが…なってないんだが。
イツキ : あははっ。(そんな返事に笑って
イツキ : まあ、色々あるのかもしれませんけれど、おにいさま達の事は特に心配していませんとも。
VDC : ッハァ、そいつはありがとよ。(隻眼で笑って返して
イツキ : まあ、裏を返せば他に心配なきょうだいが多いとも言えますけれど。(わざとらしい困り溜息で
VDC : あえてスルーしたんだ。今掘り起こすなよ?(イツキにコイツめ、と
イツキ : あははっ。ですよね?(などと笑い
イツキ : 全く。今ちょっかいを掛けに行っていないだけ褒めていただきたいものですよ。
VDC : ッハァ、それならじゃあ…
VDC : もう少しココで、足止めされといて貰おうかね。
イツキ : おや。(ふふ、と
イツキ : 心配性な妹を放っておけないなんて、流石はおにいさまですね?
VDC : あぁ。オレもその心配性の1人だからなァ。
VDC : 不条理な夢に呼ばれる事も最近無ェだろうから改めて聞かせて貰おうか?
VDC : 好きなタイプとか、恋バナとか、「イツキ」のもよ?
イツキ : (口元に手を当ててきょとんとして
イツキ : あははっ。確かに、イツキにそのような事を訊く方なんて…
イツキ : おにいさまぐらいしか居ないかもしれませんね?
VDC : ッハァ! 心配性の「おにいさま」だ。 ちょっとぐらいは話を聞かせてくれよ?
イツキ : (イツキは世界の誰よりもイツキを愛している「自信家」だ。 その事実が知れ渡っているからか、
イツキ : (イツキを恋愛の舞台に上げようなどと思う者は希少だ。それこそ心配性の身内くらいだろう。
イツキ : ええ。構いませんよ。 久しぶりですから、少しばかり長くなるかもしれませんけれど。
イツキ : あははっ。でも、足止めならばちょうど良いでしょう?
VDC : あぁ。いくら長く話したって構いやしねェぜ。
VDC : 「せっかくの機会ですし、きちんと言葉にしましょう」って奴だなァ
イツキ : あははっ。今度はイツキの番という訳ですか。
イツキ : (イツキは世界の誰よりもイツキを愛している。さりとて、他人に全く興味が無い訳では無い。
イツキ : (彼…がその舞台に上がるのは、何時の日か。
イツキ : では、お茶でも頂きながらゆっくり語ると致しましょう。
最終更新:2023年09月28日 09:58