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夢の後の痕 [ゆとり 京輝]

ゆとり : (夢の世界。
ゆとり : (観客席。
ゆとり : (おともだちに素敵な催しに招待してもらって、妹や弟達も出るって教えてもらって。
ゆとり : (戦いのむずかしい事はあまりよくわからないけれど、
ゆとり : (とっても、たのしいきもちで。わたしはみんなを。
ゆとり : (みんなの様子を、みて―――――
試合映像 : 『さ、 叉羅、様。 私―――、、』
試合映像 : 『………、、  私は、、……』
ゆとり : ――――― ・・・ あ。
ゆとり : ――――
ゆとり : ーーーー
ゆとり : ・・・・・
ゆとり : ーーー
ゆとり : ・・・・・・・
ゆとり : ……………
ゆとり : ・・・
ゆとり : (第三試合。
ゆとり : (閉会式。
ゆとり :
ゆとり : ……あれ?
ゆとり : ・・・
ゆとり : ………おわっちゃった。
ゆとり : (気が付いたら、観客席にはだあれもいない。…元々わたし達しかいなかったっけ?
ゆとり : (そう、…わたし達・・・、わたしの隣にいた人は……
ゆとり : (そう、閉会式に出るって。…選手だったものね。だから、行っちゃったんだわ。
ゆとり : (わたしはなんて言葉を掛けたっけ?あの人はなんて…? …あんまり、よくおぼえてない。
ゆとり :
ゆとり : (その「閉会式」がうつっていたところも、今はとってもしずか。
ゆとり :
ゆとり : ……
ゆとり : (素敵なお祭りはもう終わりなんだわ。…それなら、帰らなくっちゃ。
ゆとり : (…どこに? わからないけど…
ゆとり : (ふらっと席から立ち上がり
ゆとり : (歩き出す。特に当てもないまま
ゆとり : (この夢でほとんど移動をしてない自分は、何処が何処に繋がってるかなど分からない
ゆとり :
ゆとり : (・・・「おわっちゃった」んじゃないわ。……おわっているのよ。とうに。
ゆとり : (それは、ちゃんとわかってるわ。…
ゆとり : (あのひとはちゃんと、区切りを付けて…くれたんだから・・・
ゆとり : (それに、わたしは……もうこれ以上無いってくらいたくさん泣いて・・・
ゆとり : (妹も弟も心配してくれたし、 まるで自分の事みたいに、一緒に悲しんでくれるおともだちも居て・・・
ゆとり : ………(なのに、どうしてまだ、かなしいきもちになるのかしら。
ゆとり : ・・・ やだな………
ゆとり : (仮想コロッセオのアリーナ席の内部を、遅々とした足取りでふらふら歩く
京輝 : (ゆとりの元に駆け寄ってくる足音
ゆとり : ・・・
ゆとり : ・・・?(ふっと顔を上げて
京輝 : ごめんっ、おまたせ・・・!
京輝 : コッチに…来てたんだね…、、、
京輝 : (少し走ってきた様子の彼
京輝 : (ゆとりの隣で、観戦をしていた、その人。
ゆとり : ・・・ あ。 ……京輝さん…
京輝 : うんっ、おまたせ。
京輝 : ゆとりさん。
ゆとり : ・・・うん。(どこか疲れた様子だが、笑顔を見せる
京輝 : (こちらも、努めて作り笑い、ぎこちなさがありありと出る
ゆとり : …チームのおはなしあい…は、もういいの?
京輝 : ああ、うん。 秘密組織の人たちは、起きてから専用の施設で、モニターとか見ながら、やるみたいだ。
京輝 : だから、助っ人の俺たちは解放…いや、チーム解散、したんだ。
ゆとり : そうなのね。…ふふ、でも良かった。
ゆとり : 今、あんまりひとりで居たくなかったから・・・(ふふ、と微笑みながら
京輝 : あ、ああ!! だから急いで戻ってーーーいや、えっと。。
京輝 : と、ともかく戻ってきたんだけど、
京輝 : その、
京輝 : ああ、その、、もうコロッセオは閉場の流れだし。。。その、、、えっと
ゆとり : ・・・うん。えっと…じゃあ…
京輝 : ま、街へお出かけしないか・・・!?
ゆとり : …うん。京輝さんも「駐屯地」に行ってるみたいだし・・・ここから別の所に行けるのよね?
京輝 : そうだね。何かその虹の入り口みたいなものがあって・・・
京輝 : そこから…試合が終わったし、他のチームの街とかもいけるかもしれない。
ゆとり : そうなのね。じゃあ・・・どこかに遊びに行きましょう?
京輝 : ああ、うん。
京輝 : それじゃあ………
京輝 : ………
京輝 : 着いてきて欲しいんだ。
ゆとり : …? あ、京輝さん、行きたいところがあるのね?
ゆとり : わかったわ。案内して?(楽しそうに微笑んで
京輝 : ……えーっと、そ、そうだね。遊ぶ所、遊ぶ所が良いかなって、
京輝 : だから、一緒に行こう、、、(コロッセオから虹の出入り口に向かう
京輝 : (戻ってきた所から終始挙動不審だが…一旦道は間違えず、出入り口に向かっている
ゆとり : うん、…そうね。せっかくの夢で、お祭りだもの。(ふふ、と笑んで、京輝の後ろをついて歩く
京輝 : ・・・。・・・。・・・。
京輝 : (虹の出入り口へ………
ゆとり : (京輝に続いて虹の出入り口に入る みわわわ~~~ん
京輝 : ・・・
京輝 : ・・・ ・・・ ・・・
京輝 : (結局やってきたのは
京輝 : (仮想駐屯地 シドリー
京輝 : ・・・
ゆとり : ここは……(街並みを見て、そらを見上げて
京輝 : えーっと、
京輝 : 遊ぶ所…遊ぶ所………。
京輝 : (なにやらキョロキョロとシドリーの街を見渡し
ゆとり : あそぶところ・・・(繰り返して
ゆとり : とっても・・・都会的な街ね。ここでどんな遊びをするの?京輝さん。
京輝 : この街には「遊ぶ所」がいっぱいあるんだ。(って、ポウフェナ交番の補導書とかで見た事が、ある。
ゆとり : そうなのね?(素直に感心して
京輝 : あぁ、うん。だから…
京輝 : (「game center」と書かれた看板を見つけて、
京輝 : きっとこういう所とか………(薄暗い地下へ進む階段を降りていく
京輝 : (無人の古びたゲーセン。ライト向けなUFOキャッチャーまみれのトレンドから外れた硬派な対戦ゲームが並ぶ。
ゆとり : …? …?(素直について歩き、階段を下りる
ゆとり : 不思議なところね・・・
京輝 : (ぎゃんぎゃんと鳴る機械BGMにビカビカと光るモニター画面
ゆとり : きゃっ。 くらいとおもったのに。とってもぴかぴかしてる…!
京輝 : うん…シドリーはピカピカしてるんだ。(田舎者の感想
ゆとり : そうなのね・・・!
ゆとり : ええっと・・・(耳を押さえながらもビカビカ光る謎の筐体に近付いて
ゆとり : どうやってあそぶのかしら…?
京輝 : うん………(恐る恐るとしているとゆとりのが先に筐体に近づいてる
京輝 : えっと、Gをメダルにしてメダルを入れて遊ぶんだ!(警察官補導知識
ゆとり : 、、、すごい音が鳴ってる・・・ めだる??
ゆとり : そっか。おかねをメダルに替えるのね!(すごく初歩的な話をしている
京輝 : うん。(Gをじゃらじゃらと財布から出す貴族
京輝 : これで…
京輝 : こうして…
京輝 : こう!!!
京輝 :
京輝 : (ジャラジャラジャラジャラ~~~
京輝 : で、できた・・・!(メダルに両替できた。えらい。
ゆとり : きらきらしてる・・・!(すごい!
ゆとり : このメダルを……使って遊ぶ……のね?(メダルそのものをちょっと楽しそうに眺めつつ
京輝 : うん。そうなんだ。そう、、、だよ!(不安げにプラスチックカップにメダルを集めて入れている
京輝 : その、(ゆとりさんが近づいた謎の筐体)それ、で、遊ぼっか???
ゆとり : そうなのね?お手本を・・・ううん、そっかあ。
ゆとり : もしかして、これでいっしょにあそべるのかしら?
京輝 : (自信は無い、けど)・・・!
京輝 : そうかも、しれないね!
ゆとり : じゃあ、いっしょに遊びましょう?
京輝 : うん。良かった。うん。一緒に遊ぼう。ゆとりさん。(明るく、ホッとしたような、笑顔になって。
ゆとり : うんっ。
ゆとり : ――――(そうして。
ゆとり : (きらきらでぴかぴかで……ちょっとにぎやかなこの場所で。
ゆとり : ――えっ?すごいわ。メダルを入れて遊んだら…メダルが増えたわ京輝さん!
京輝 : す、、すごい…!!(素直に驚いている
京輝 : それじゃあメダルが…ずっと減らなくなるんじゃ…?
ゆとり : ほんとうね。これを使って…また遊べるのかしら?(小首傾げて
京輝 : そのはず…だよ! だって、
京輝 : ゆとりさんが、手に入れたメダルだもの。
ゆとり : そうなのね!じゃあ・・・こんどはあっちの方に行ってみましょう?
ゆとり : 今度は別の「ゲーム」で一緒に遊びましょう!
京輝 : ああっ…!
京輝 : (京輝が連れてきたゲームセンターだが、
京輝 : (気付けばすっかり、ゆとりさんにリードされているような
京輝 : (慣れてない初めてのゲームセンターに2人
京輝 : (色々楽しく巡り巡って見ている。
ゆとり : ・・・ 
ゆとり : ふうっ。
ゆとり : ふふ、いっぱい遊んじゃったね。(空間の隅に置かれたベンチに腰掛けて休憩中
京輝 : あぁっ、(隣に腰掛けて居て
京輝 : シドリー…「ゲームセンター」…
京輝 : こんな”遊ぶ所“があるんだな…
京輝 : (ピロピロと今もなお鳴り続けるフロアを見て
ゆとり : そうね。 ・・・(隣をちらりと見上げて
ゆとり : 京輝さんも……ここには来た事が無かったのね?
京輝 : あ。
京輝 : …うん。
京輝 : 初めて、だったんだ。
京輝 : でもっ、、、“遊ぶ所”って、思って、せっかくだからっ、(ゆとりの様子を伺いながら
京輝 : せっかくだから来て見たんだけど、
京輝 : 楽しめた………よね?(確かめるように
ゆとり : ええ!(にこっと微笑んで
京輝 : っ、(その笑顔を見て、安堵して、微笑み返す
ゆとり : 見たことないものがいっぱいで、きらきらしてて、とってもにぎやかな気持ちになれたわ。
ゆとり : ・・・それに。
京輝 : ………良かった。
ゆとり : 京輝さん、わたしの事、元気付けようって思ってくれたんでしょう?
京輝 : え!?
京輝 : (びっくりして停止する
ゆとり : えっ。(逆に驚いて
ゆとり : ...ご、ごめんなさい。違ったかしら…?
京輝 : え、いや、、合ってる。合ってる。。合ってるよ。。。
京輝 : そ、そんなに、わかりやすかった…かな?(恥ずかしそうに
ゆとり : ふふ、…やっぱりそうよね。
ゆとり : ううん。 わたしも、全然うそが吐けないから・・・(少し前屈みに、両膝を抱えるように
ゆとり : きっと、京輝さんにもばれちゃってるんだろうなって思ったの。
京輝 : ぇ。あ、その、、、。。。
ゆとり : …だから、わたしを元気付けようとして、知らない所にまで連れてってくれたんだなって。
ゆとり : そう思ったら…、ふふ、そのきもちがね、とっても嬉しかったの。
京輝 : ………も、もう、その、
京輝 : バレバレだったのは恥ずかしいけど………
京輝 : そんなふうに言ってくれると、とっても嬉しいよ。ありがとう。
ゆとり : ううん、こちらこそありがとう。
京輝 : ………えっと、
京輝 : ううん、いや。ええっと。
ゆとり : …?
京輝 : ううん。(何かを言うのを辞めて
京輝 : せっかく来たから…もう少し、まだまだ、遊んで行っても良いかな?
ゆとり : うん。もちろんよ。 ゆめのなかだから、いつまでもあそべるものね。
ゆとり : でも・・・
ゆとり : さっき、なにか…言おうとしたのかなって。
京輝 : ぁ………いや、、、
京輝 : 。。。
京輝 : (変に畏まって聞きづらそうに
京輝 : 元気に、
京輝 : 元気になってくれた?かな…って。
ゆとり : 。(目丸くして
ゆとり : ……
ゆとり : 、えっと・・・(ちょっと困った表情で、目を伏せて
京輝 : ぁ。
ゆとり : ・・・ご、ごめんなさい。(取り繕えず
京輝 : ぇ。あ。いや。その………
京輝 : こっちこそ、、、ごめん。(困って、謝る
ゆとり : …えっとね。楽しかったのは、うそじゃないのよ?(申し訳無さそうに
ゆとり : 夢中になってる間は、いやなきもちも、わすれていられたし……
京輝 : そ、その………
京輝 : いや、その、やっぱり、ゴメン。
京輝 : 変な事…聞いて。
ゆとり : ううん。わたしがわざわざ聞いちゃったから・・・
ゆとり : ……ごめんなさい。だめね、わたし。
ゆとり : 京輝さん、せっかくこんな所まで連れてきてくれたのに・・・
京輝 : い、いや、、、、
京輝 : えっと・・・
京輝 : ま、まだまだ!!
京輝 : まだまだ楽しい事をして…いっぱい遊んで…!
京輝 : 元気が足りないっていうんなら、元気になるまで…!
ゆとり : …… 京輝さん……
京輝 : いっぱい、遊ぼう、、よ。
京輝 : 夢の世界なんだから、なんだって、出来るよ!
ゆとり : なんだって……(なにをしたら・・・ それに・・・
ゆとり : 京輝さんは…… どうしてそこまで、わたしに付き合ってくれるの?
京輝 : え。
京輝 : それは………、、その……
ゆとり : ・・・今のわたし、つまらないと思う。優しくしてもらってるのに、ずっと落ち込んでて。なのに・・・
京輝 : つまらなくないよっ!
ゆとり : このお祭りにも誘ってくれて、いっしょに観戦もしてくれて・・・ ……
京輝 : ゆとりさんはいつも、俺の変な説明不足の言葉を優しく聞いてくれるし、
京輝 : 笑顔だって、素敵だし、
京輝 : その…俺の勝手な、、、本当勝手な希望かもしれないけど、
京輝 : ・・・
京輝 : 笑顔で、居てほしいんだ。
京輝 : (今日も。その前も。あの時も。そして………あの時からずっと。
ゆとり : ………
京輝 : ゆとりさんに、ずっと、笑顔で居てほしい。
京輝 : それが、俺の、勝手な、願いなんだ。
ゆとり : ……… そっかぁ。
ゆとり : 京輝さんは……(優しいから、とか、心配掛けてるから、とか。それもあるけど、それだけじゃなくて…)
ゆとり : わたしのこと、大事に想ってくれてるのね。(微笑み見上げて
京輝 : う、うん。
京輝 : (言い淀むも、否定はせず、認める。
京輝 : (恥ずかしそうにはしているし、ゆとりさんの笑顔の前に、ちょっと目線を見続けられないけども。
京輝 : (大事に想っているのは本当の気持ちだ。
ゆとり : …ありがとう。(ふふ、と
ゆとり : ……うん。やっぱり、…  うん。(ふとベンチから立ち上がって
ゆとり : …こんなに思ってくれてる人がいるのに、その気持ちに応えないなんて、だめよね。
ゆとり : 遊びましょう?京輝さん。 まだまだ、いっぱい。
ゆとり : …ちょっと、無理して、にはなっちゃうけど…(申し訳無さそうな困り笑いで京輝を見下ろして
京輝 : ………う、うん。
京輝 : 無理でも、遊ぼう!
京輝 : (ここで自分が、引いたら、ダメだ。
京輝 : (今こそ、獅子奮迅ノ京輝
京輝 : (獅子奮迅の時。。。
京輝 : 元気になるまで遊べば、、、元気になるよ。きっと。、、
ゆとり : ふふっ(口元押さえて笑って)…そうね。
ゆとり : じゃあ…今から、京輝さんが遊ぶものを選んでちょうだい?
京輝 : あ、うん。…選ぶよ!
京輝 : (キョロキョロと見渡し
京輝 : あ。あっちに明るい雰囲気の箱があるから、違うゲームかも、しれない!
ゆとり : まあ、そうね!大きな箱・・・何をするのかしら?
京輝 : えーーっと、ーーー「中に入ってメダルを入れてね!!」(と鳴り響くアナウンス音声
京輝 : 中に入ってメダルを入れるみたいだ!(まんま同じ事を言う
ゆとり : そうなのね!声で説明してくれているのね。
京輝 : …うん!(中に入ってメダルを入れてみる
ゆとり : (コインコインコインコイーン
ゆとり : (「しゃしんのしゅるいを えらんでね!」何やら喋り出す機械
ゆとり : ・・・???
京輝 : ・・・???
ゆとり : 写真を・・・撮るゲームなのかしら・・・?
京輝 : …うん。 そういうゲーム…みたいだね?
ゆとり : ええっと、それじゃあ選ぶのね・・・ あっ。時間が…
京輝 : (2人は知る由もないが、各モードの選択時間は無限ではない!
ゆとり : (最初にカーソルが合わさっていたモードが自動で勝手に選択される!
ゆとり : あっ。
音声 : {#FF0000:「このモードで撮るね!」}
音声 : {#FF0000:「まずは全身~! 1番奥に立って~ポーズ!」}
音声 : {#FF0000:「3! 2! 1!」}
ゆとり : ・・・?? ?  えっ(パシャ!
京輝 : (なんだか難しい指定をされている間に写真を撮られた!?
京輝 : す、素早いゲームだね…!?
ゆとり : う、うん・・・(何もわからず京輝を見ておろおろ
ゆとり : ポーズを決めたら・・・いいのかしら?
音声 : {#FF0000:「次はお手手を繋いでみよう~! 真ん中に2人の手が来るようにして~!」}
京輝 : (迷っている間にもどんどん指示が来る
ゆとり : …? おてて…??
ゆとり : こ、こう??(真ん中に片手を差し出して
京輝 : こ、こう・・・?(真ん中に片手を差し出すと
京輝 : (ゆとりの手の上に手を重ねて。
ゆとり : (パシャ!
京輝 : あ。
ゆとり : ・・・あ!今度は間に合ったみたいね!(画面に表示されてる2人の画像を見て
京輝 : あ。ほ、ホントだ! ゲームクリア…???
音声 : {#FF0000:「大変だ~! 雨が降ってきたよ~!」}
音声 : {#FF0000:「2人で傘に入ろう~!」(画面に大きな傘が合成される}
京輝 : え、えっと…?(戸惑いながらちょっと前に出て真ん中へ、画面の傘のサイズに合わせるように
ゆとり : 傘なら得意よ!(なんか言って京輝に近付いて、隣に屈んで
ゆとり : あ。京輝さん。傘に入るならもっと近付かなきゃ。(言って、京輝の腕をきゅっと引っ張る
京輝 : あ…!? え!?(びっくりしながら言われるがままに引っ張られて
ゆとり : (パシャ!
京輝 : (ちょっと肩がくっついて。急な雨の相合傘を再現した見事なショット!
ゆとり : ふふ、上手くできたわね。(満足げだ
京輝 : …うん! 良かった…! ゆとりさんのおかげで…!
音声 : {#FF0000:「良かったね! 雨が止んだみたい!」}
ゆとり : 次はなにがくるのかしら・・・?
音声 : {#FF0000:「晴れの日の世界を慈しんで~!」}
音声 : {#FF0000:「2人で~!」}
音声 : {#FF0000:「ぎゅ~~~!!!」}
ゆとり : … ・・・ えっ???
京輝 : え…?
ゆとり : …・・・えっと。。。??(困ったように窺うように京輝の方を見る
京輝 : 晴れの、日で、(ゆとりを見て、
京輝 : 2人で………(困ったようなゆとりの表情を見つめて
ゆとり : ・・・
京輝 : (撮影までの時間は短い。こうして見つめ合う時間もあと僅かだろう。
京輝 : ゆとり、さん。(手を
京輝 : ーーー(いや、拳を。
ゆとり : っ、 ??
京輝 : (目の前の空間に叩きつけて
京輝 : ーーー
京輝 : (ゆとりを京輝の方へと吸い寄せる小型ブラックホールが一瞬発生
ゆとり : ― っ ???(一瞬で引き寄せられる
京輝 : ゆとりさん!(背中に両腕を回して、
京輝 : ーーーあの時の誰かのようにーーー
京輝 : (抱きしめて。
京輝 : (ぎゅ~~~!!!   パシャ!
ゆとり : ・・・
ゆとり : (京輝の腕の中で、黙り込んだまま微動だにせず
ゆとり : (「しゃしんをとりおわったよ!落書きブースに移動してね!」(明るい案内ボイスが室内に響く
京輝 : …あ、
京輝 : 俺……………(恐る恐るゆとりを見る
ゆとり : ・・・・・・
ゆとり : (抱き絞められたそのままの体勢で、表情は窺えない
京輝 : っ、あ。
京輝 : 俺………、ぁ、
京輝 : (全然。言葉が出ず。
京輝 : (気付けば、半ば無理やり。抱きしめていた。
京輝 : (誰かが。誰かをそうしていた。気がする。
京輝 : (でもそんなの関係なくって。
京輝 : (この夢に招待した時と同じように無理やり………
ゆとり : …………
京輝 : っ、!。、ゆ、ゆとりさん!(言いながら。ようやく。離れる。
京輝 : (背中に回した腕を解いて、後ろに下がって距離を取って。
ゆとり : 、 。(解放されて
京輝 : その…(ゆとりを恐る恐る見つめる
ゆとり : ・・・京輝さん…(俯きがちに、呆けたような、困ったような、どんな顔をしたらいいのかわからない…というような表情で
京輝 : ゆとりさん、その……………
京輝 : えっと。。、。。、
ゆとり : ………、・・・どうして?
ゆとり : 、いえ。ごめんなさい。 …ゲームのため、なのよね。きっと…
京輝 : ………
京輝 : 違う、よ、
京輝 : いや、そうだけど……それだけじゃないんだ
京輝 : (ゲームのせいにできる。だってそういうゲームだし。
京輝 : (時間がなかったせいにもできる。だって3秒?しかないし。
京輝 : 俺が……
京輝 : (“凶鬼”のせいにもできる。勝手に力が溢れたって。
京輝 : (でも“凶鬼”は“京輝”なんだ。ミナリア人とかとは違う。鬼は鬼化した自分も自分だ。
京輝 : (だから…
京輝 : その、
京輝 : 俺が………
ゆとり : ・・・
京輝 : (困っているようなゆとりを見つめて
京輝 : …ゆとりさんを、ずっと抱きしめたかった。
京輝 : 俺が、ゆとりさんを抱きしめて、笑顔になって、欲しくって…
京輝 : それで…!
京輝 : ………
ゆとり : ……、、待、(制そうとして、言われてしまって
ゆとり : ………京輝さん、それは…… わたしが…
ゆとり : ……わたしを、おともだちだって、思ってくれてるから…?
京輝 : え………。
京輝 : (笑顔にしたくて抱きしめた。でも、すごく、とても困ってそうだ。
京輝 : (おともだちだと思って、抱きしめた?それは………おともだち?
京輝 : えっと、、、
ゆとり : ………
ゆとり : (「言、  わないでください。  私は、貴女様の言葉に、恐らく、  良い答えを…  聞かせる事が、できません………」
ゆとり : (・・・あの時は、なんて残酷なことを言うんだろうって、おもったけれど……
ゆとり : (………ひどいわ、わたし。きっと、おんなじようなことを考えてる。
ゆとり : (つたわらなければ、言葉にしなければ、形にならなければ、きっと、傷付くことも、傷付けることもなくって、、
ゆとり : (まだ、おともだちで、いられるんじゃないかって………
京輝 : …・・・・・・
京輝 : えっと、ゆとりさん、俺は…
京輝 : (おともだち、おともだちってなんだろう。でも笑顔になってほしいのは本当で、それだけで、それだけで、それだけの、はずなのに。
ゆとり : …―ふふ。 そうにきまってるわよね。(微笑みを浮かべて打ち切って
ゆとり :  ごめんなさい、変なことをきいて。
京輝 : え?
京輝 : それは、その、どういう…?
ゆとり : …京輝さんは、やさしい人。わたしの事を元気付けたくて…いろんなことを考えてくれて…、
ゆとり : さっきのも…そのひとつなのよね?…ちょっと、急だったから、びっくりしちゃったけど…
京輝 : ・・・
京輝 : (少なくとも。俺が「ぎゅ~~~!!!」なんて。しても
京輝 : (ゆとりの方を見て
京輝 : ・・・
京輝 : 俺は、ただ、ゆとりさんに…笑顔で、居て、欲しくって、その………
ゆとり : うん。…その気持ちは、すごく伝わってるわ。(眉を下げて微笑んで
京輝 : 、(微笑まれて、
京輝 : っ、、、(近づいて、両手をゆとりの肩に、添えて
ゆとり : 、 、っ
ゆとり : ・・・ま、まって!
京輝 : …(そのままゆとりを見つめー、
京輝 : っ、
京輝 : あ。
京輝 : あ………、、、
ゆとり : (―――「取り出し口に移動して、写真を受け取ってね! 取り出し口に移動して―――・・・」
ゆとり : ・・・そ、その。
ゆとり : 写真、が 、 できてる・・・みたい。
京輝 : ………
京輝 : そうだね。ごめん。。。
京輝 : (両手を離して
京輝 : ごめん。
ゆとり : ……う、ううん。 ………ごめんなさい・・・
京輝 : いや、俺が………
京輝 : いや…、、、
ゆとり : ・・・(首振って
ゆとり : ・・・ごめんね。
京輝 : ーーーーーあ。
京輝 : うん。ごめん、勝手な事して。
ゆとり : ううん・・・(言いながら、暖簾をめくって、筐体の中から出る
京輝 : ………、(ついていく
ゆとり : (こんなに色んな音が鳴ってるのに、静まり返ってるようにおもえるのはどうしてだろう。
ゆとり : (さっきの音声をぼんやりした頭で思い返して、…こっち側かな…と歩き
京輝 : (黙々とついて歩き
ゆとり : …あったわ。 ここ…かしら?(取り出し口から投下されてる一枚のシートを取り出す
京輝 : …それが、、、(ゆとりの所作を見ている
ゆとり : さっきの写真……みたいね?(京輝にも見やすいように少し高めの位置に持ち上げて
ゆとり : (落書きも何も無い簡素な写真達。ポーズは4種類。
京輝 : (色んな、元気になる?ポーズで写真を撮った
ゆとり : (不意打ちの一枚から始まり、手を重ねたポーズ、傘に入ったポーズ、そして………
京輝 : (「ぎゅ~~~!!!」
ゆとり : ・・・
ゆとり : (・・・どうしてかしら。 こんなに楽しそうだったし、 たのしそう、 なのにな・・・
京輝 : ぁ。
京輝 : この写真、は、・・・。。、、、(4枚を順番に何度も見ながら
京輝 : は、その、
京輝 : (何て言えば良いのだろう。そもそも、何を言いたい、んだろう。か。
京輝 : ・・・
ゆとり : …… うん……
ゆとり : ・・・
京輝 : ……・。。、、
ゆとり : …… 一枚だけなのね?(少し矛先を逸らして
ゆとり : これ、一枚の中で、何枚かに分かれてるみたいだけど・・・
京輝 : え?ん?あ?え???
京輝 : あ。シートが、
ゆとり : (備え付けのハサミで切り分けるのが文化だが、こんな所に来るのは初めてなので知る由も無い
京輝 : アルバムに収まったりしてないんだ(貴族のお家の写真撮られる側の人
ゆとり : うん。ちっちゃな写真が一枚にくっついてるみたい。・・・
ゆとり : ・・・
京輝 : その写真。
京輝 : いや、違うかな、でも。
京輝 : …ゆとりさん、
ゆとり : …? なあに?
京輝 : その写真、ゆとりさんに貰って………、いや、
京輝 : その写真、眺めてたら元気に……… その、いや、何を言ってるんだろう。
ゆとり : ……… 
京輝 : ………
京輝 : この写真、
京輝 : 眺めてて元気になって欲しいから、貰ってほしい。
京輝 : ……………変な事、言ってるかも、しれないんだけど。
ゆとり : ・・・
ゆとり : …京輝さん。
ゆとり : それは・・・
ゆとり : わたしとあなたが、おともだちだからよね?
京輝 : ………
京輝 : 今、えっと。
京輝 : …おともだち、だと、思う。
ゆとり : うん。
京輝 : 時折不意に………いや、なんでも…
ゆとり : ふふ、なら…もらっちゃおうかな。
京輝 : え。
ゆとり : おともだちと仲良く遊んで・・・その思い出を思い出したら、元気になれるものね。
ゆとり : そういうこと、でしょう?
京輝 : …うん!
京輝 : 今日の思い出を思い出して、、、それで、
京輝 : それで、ゆとりさんが元気になってくれるなら。
ゆとり : ……
京輝 : 俺との遊んだ思い出で、元気になってくれるならっ、
京輝 : …嬉しいな。
京輝 : (ちょっと。こっちが、元気になってしまった。
京輝 : (元気に、ちょっと食い気味に、言ってみてしまった。
京輝 : (でも…?
京輝 : (ゆとりさんは、どうなんだろう?
京輝 : (ゆとりさんを見つめて、みる
ゆとり : うん。(微笑んでいる。笑みを浮かべて、は、いる。
ゆとり : じゃあ、もらうね。京輝さんには、たくさん・・・元気付けてもらえてるから。
京輝 : …うん。良かった。
京輝 : (ほっとして、ゆとりの微笑みを見ている
ゆとり : ええ。今日は、いっしょに遊んでくれてありがとう。
京輝 : …!(それを聞いて、思わず、嬉しくなっちゃって、
京輝 : …うん。俺も、初めて来る場所で、遊べて、楽しかったよ。
ゆとり : よかった。京輝さんには…心配掛けてばかりだものね。
京輝 : いや…大丈夫だよ。全然。
京輝 : …帰りも送っていくよ。(言った側から心配性ムーブ?
京輝 : (送るというても夢世界だが…?
ゆとり : えっ、いいの? おそらはとおいし…… …あれ?
ゆとり : ……そういえばここって、ゆめのなかだわ?
京輝 : あぁ。ドリームマスターに呼ばれた世界だからね。
ゆとり : うん。それじゃあ、送るってどうやって・・・
京輝 : でも、大丈夫。
京輝 : (京輝とゆとりの隣の、筐体も何も置かれていない僅かなスペース
京輝 : “黒ー(その空間を殴る。
京輝 : (空間にヒビが入り、
京輝 : 大丈夫。
京輝 : (拳を引いて、再び、同じ場所を殴る。
京輝 : …大丈夫だから。
京輝 : (”凶鬼“は”京輝“と同一人物。でも、欲望のタガの外れ方が違う。凶暴性はその現れかもしれない。
ゆとり : ―― えっ? きょ、京輝さん…?
京輝 : (でも、その、欲望が、欲求が、”キョウキ“という肉体が求めているモノが同じなら、………きっと、大丈夫。
京輝 : 大丈夫。現実<おうち>まで送るよ。
京輝 : 絶対。その写真を。持って帰って貰いたいから。
ゆとり : …。 …。 …。
京輝 : だから。大丈夫。(言いながら、空間を強烈な力で殴る
京輝 : (空間がひび割れ虹色に広がるぐにゃぐにゃの空間が
ゆとり : (――京輝さんは、やさしい人。
京輝 : (全て黒色に塗りつぶされて、何もないそこに「穴」が開く
ゆとり : (わたしをずっと心配してくれて、元気付けようとして、いろんな事をしてくれる、おともだち。
ゆとり : (でも、どうして? 今、わたしは………
ゆとり : (――「ゆとりさん!(背中に両腕を回して、」
ゆとり : (――「 っ、、、(近づいて、両手をゆとりの肩に、添えて 」
ゆとり : (この、やさしい人の事が―――・・・
ゆとり : (すこしだけ、・・・怖い。
京輝 : ーーー【黒世の君臨者】。
京輝 : またね。ゆとりさん。(笑みを浮かべて、静かに。
京輝 : (黒の穴が、ゆとりと、写真を“夢の外”へと引き摺り込んで行く。
ゆとり : ――― !
ゆとり : (さよならの挨拶をする暇もなく、黒穴に吸い込まれて消える
京輝 : ………
凶鬼 : ・・・。
凶鬼 : ………ッチ、
凶鬼 : あーあ。
凶鬼 : ま、良いさ。
凶鬼 : ・・・
京輝 : ・・・・・・・・・
京輝 : うん。
京輝 : ゲームセンターも街も夢も壊れてない。
京輝 : 大丈夫だった。
京輝 : うん。大丈夫だったよ。
京輝 : ………
京輝 : ゆとりさん、楽しかったかな、
京輝 : 喜んでくれたかな。
京輝 : 元気になってくれると…良いけれど…
京輝 : ………
京輝 : ……うん。
京輝 : 俺も帰ろう。
京輝 : (プリクラの筐体の中に1人で入って、
京輝 : (座り込んで、壁に背を持たれて、
京輝 : (今日のゲームセンターでの2人の遊びを思い返しながら、
京輝 : (眠りに入る。
京輝 : ーーーーー
最終更新:2023年10月16日 00:08