ーーーー : ーーーー
ーーーー : ーーーーーー
ーーーー : その日、
ーーーー : より
ーーーー : もっと前
ーーーー : あの人とか色々あった
ーーーー : あの日
ーーーー : の
ーーーー : 少し
ーーーー : 後。
ーーーー : ーーーー
ーーーー : 「ソフィア=S=スミス 貴女を逮捕します。」
ーーーー : ???
ーーーー : なんで???
ーーーー : 私はただ、愛をーーーーーー
ーーーー : ーーーー
ーーーー : その日
ーーーー : を
ーーーー : 過ぎて
ーーーー : 少し経った
ーーーー : ーーーー
ーーーー : 「ソフィア=S=スミス 貴女を本日、釈放する。」
ーーーー : ???
ーーーー : ーーーー
ーーーー : ??????
ーーーー : あれ?世界が変わってる?
ーーーー : なんで?
ーーーー : おかしいよ。
ーーーー : おかしいことが多すぎるよ。
ーーーー : ーーーー
ーーーー : 違う。
ーーーー : ーーーー
ーーーー : ここも違う。
ーーーー : ーーーー
ーーーー : これでもない。
ーーーー : ーーーー
ーーーー : ………アイツのせい?
ーーーー : それならそれで
ーーーー : 覚悟を見せなきゃ。ね。
ーーーー : ユフィーア=V=ファイルヒェン
ーーーー : いま、会いにゆきます。
ーーーー : 誠に不本意ながら。
ーーーー : 仕方なく。
ーーーー : ーーーー
ーーー : ーーーー
ーーー : (シドリー。
ーーー : (工業地帯。
ーーー : (夜。
ユフィーア : (酒場には、工場勤めの労働者達が
ユフィーア : (一日の疲れを癒しに訪れる。
ユフィーア : (カランカラン…
ユフィーア : ありがとうございました!(店を出てゆく男性客を、店の外まで出て見送る女性
ユフィーア : (歩き去って行く背中に頭を下げる
ユフィーア : (シドリー。工業地帯。夜。
ユフィーア : (丑三つ時に程近い――閉店時刻前だ。
ユフィーア : 今日はお客さん、あの人でおしまいかな。
ユフィーア : そろそろ店仕舞いね。(店の中に戻る がらんとした人気の無い店内
ユフィーア : ……
ユフィーア : ………
ユフィーア : (お店が忙しい時は、あまり何も考え込まずに済むけど……
ユフィーア : ……
ユフィーア : (「その日」
ユフィーア : (から。
ユフィーア : (私の見る世界は、まるで違うものになってしまった。
ユフィーア : ……っ
ユフィーア : (駄目。駄目駄目駄目。考えすぎちゃダメよ、ユフィーア。
ユフィーア : (私に出来る事なんて何も無いんだから。
ユフィーア : (変わらない生活を続けるの。傷付いた子には、もうずっとゆっくりしてもらって。
ユフィーア : (これ以上。本当にもうこれ以上は。
ユフィーア : (何も、変わってしまわないように。
ソフィア : ねえ。
ソフィア : (店の入口に立ってる
ユフィーア : ッ
ユフィーア : ひっ…!(声に振り向いて、青褪めて固まる
ユフィーア : (その一声だけで、鮮やかに記憶が蘇る。
ソフィア : …(固まったユフィーアに動じることなく静かに見つめている。
ソフィア : (黄色ロングヘア ヴァイオレッド色目 巨乳 ゆったりとした服にロングスカート 手には白色のロンググローブ
ソフィア : ………
ユフィーア : …ッ どうして……?(怯えた表情でソフィアを見て
ソフィア : 私ね。
ソフィア : 今からとても大事な
ソフィア : 絶対に破っちゃいけない約束を破るの。
ソフィア : 私の1番大事な人とお互いに交わした。絆の約束。
ソフィア : いい?
ユフィーア : …… 何を言って…
ソフィア : そんな約束を、破ってまで、話しかけるのよ?
ソフィア : だから。
ソフィア : 答えなかったら
ソフィア : 絶対に許さない。
ソフィア : (支離滅裂な、言葉を並べて、ユフィーアを見つめる
ユフィーア : (「約束」――……ああ、思い出した。そういえば、そんな事が、あった。
ユフィーア : (大会の優勝景品を使って講じた、危険人物への対策。
ユフィーア : (思い返せば、なかなかの事態だった筈なのに……なんだかずっと遠い事のように感じる。
ユフィーア : …(これを破れば、契約破棄?この子はまた……いえ、……
ユフィーア : (……今更だわ。こうなってしまった以上は…)…なぁに?
ユフィーア : 私に…聞きたい事があるの?
ソフィア : (「ユフィーア姉様に一切の干渉をしないようお願いします。」)
ソフィア : (このお願いを破りーーー)
ソフィア : ねえ。
ソフィア : フュンフレデさんは、何処?
ユフィーア : ……教えない。答えたくないわ。
ソフィア : そんな事は聞いてないの。
ソフィア : 何処?と聞いているの。
ソフィア : わからないかしら?
ユフィーア : (視線を落とす 以前のようなヒステリックは無く、陰鬱な様子だ
ソフィア : もしかして。
ソフィア : 知らないの?
ユフィーア : …ううん。知ってるわ。でも教えない。
ソフィア : まぁ?
ユフィーア : もうあの子に……余計な心労を与えたく無いの。
ユフィーア : …もう、放っておいて。私達の事は。
ソフィア : 貴女に用があるのは今日だけよ?
ソフィア : フュンフレデさんに会えたら用済みだもの。
ソフィア : だから安心していいのよ?
ソフィア : 誰も不幸にならない。
ソフィア : 簡単な話だわ???
ユフィーア : …相変わらずまともに会話ができないのね。
ソフィア : (不思議そうにユフィーアを見つめる
ソフィア : まぁ。ずいぶんな言い方ね。
ソフィア : いざとなれば力で私を押し倒せるのは貴女の方じゃない?
ソフィア : だから私は貴女に会話で歩み寄ってるのに………
ソフィア : ………(実際に、店の中へ歩いて、歩み寄ってくる
ソフィア : 貴女がそれに答えないのが不誠実よ。
ユフィーア : …あの「契約」の後もフレデに付き纏った挙句、
ユフィーア : 駅舎や貨物車両をことごとく錆びさせて逮捕されたんでしょう?
ソフィア : そうよ。詳しいのね。意外。
ソフィア : 私の事なんて忘れてると思っていたのに。
ユフィーア : お客さん達、この近辺の事情に詳しいの。色んな話が入ってくるわ。
ユフィーア : …だから、あなたの奇行の事も知ってる。…公に裁かれて、まだ自分がおかしい事に気が付けないのね。
ソフィア : 私はフュンフレデさんに会うだけよ。
ソフィア : 裁きも警察も関係ないわ。
ソフィア : 会うだけだもの。
ユフィーア : ……
ソフィア : はぁ。
ユフィーア : …会ってもどうしようもできないわよ。(思わずぼそりと零す
ソフィア : 知ったふうな口を聞かないでよ!!
ソフィア : 貴女だって会えてない癖に!!
ソフィア : (激昂して迫ってくる
ユフィーア : …、!(身構えて
ユフィーア : 会えてるわよ!貴女と違ってね!お姉ちゃんだもの!!
ソフィア : きょとん。
ソフィア : …(きょとん。)
ソフィア : え?
ソフィア : なんで?
ソフィア : え?そんなのありえないわ?
ソフィア : 何を言っているの?
ユフィーア : ……えっ。何?(掴みかかって来られると思っていた
ソフィア : (「ユフィーア姉様に一切の干渉をしないようお願いします。」)
ソフィア : だって。
ソフィア : 絆の約束があるのよ。
ユフィーア : ………ああ。
ソフィア : お互いに交わした絆の約束が。
ユフィーア : ……そんなもの……
ユフィーア : ……「守ってる場合じゃ無かった」の。
ソフィア : は?
ソフィア : 勝手に貴女が決めないで!!!
ユフィーア : ……ああ、そっか。…丁度貴女、収監されてたのね。……
ソフィア : 私とフュンフレデさんの絆の約束なのよ!?
ユフィーア : ……何が起こったのか何も知らないんだ。
ソフィア : それをーーーーーー
ソフィア : 、
ソフィア : 。
ソフィア : …(言うのを辞めて
ソフィア : 知らない。(そこは素直に伝える
ソフィア : この世界、何か変よ。
ソフィア : 何が起こったの?
ユフィーア : …………
ソフィア : 聞こえなかった?
ソフィア : 何が起こったのか説明して。
ユフィーア : …『世界』の事は私は知らない。…あんまり知りたいとも思えない。ただ…
ユフィーア : 大陸各地で襲撃事件が起こったの。■■■■が絡んだ、死人が多く出るもの。
ユフィーア : あの子…フレデもそれに巻き込まれた。
ソフィア : 嫌っ!!!!!!!
ソフィア : 貴女、なんてことを!!!(襟元に掴みかかる
ユフィーア : っ、何でよ!?(後退りながら
ソフィア : どうして貴女が!?いや!いえ!
ソフィア : なんで、なんでフュンフレデさんが!
ソフィア : いや!嫌!!!
ソフィア : どうなったの!?教えなさい!!
ユフィーア : …!ちょっと!それ止めてよ…!(襟首掴む腕を外側から押さえて
ソフィア : 特別な力に護られてる癖に!!止めないわ!!
ユフィーア : 話しにくいでしょ!!(逆ギレ
ソフィア : 良いから話しなさいよ!!
ソフィア : 私のフュンフレデさんを独り占めしないで!!
ユフィーア : ……っ 何がしたいのあなた!(ソフィアの両手を力で無理矢理離させて
ユフィーア : っ、、…(襟首押さえて肩で息する
ソフィア : 何って、っ。、(剥がされて
ソフィア : 何って………
ソフィア : フュンフレデさんに会うのよ!
ソフィア : こんなに長い間会っていないなんて不安で不安で不安で不安で!
ソフィア : さらに事件に巻き込まれたですって!?
ソフィア : そんなの会わずにいられない!!いられないの!!
ユフィーア : ……その為に、私なんかに頼るしかない癖に…
ソフィア : ………だから、何よ。
ソフィア : 絆の約束を破った事を咎めているの?
ソフィア : 貴女が先に破った癖に
ユフィーア : …ううん、もっと簡単な話です。
ユフィーア : …それが人に物を頼む時の態度?
ソフィア : は?
ユフィーア : …フレデに何が起こったのかも、居場所も私は知ってるけど…
ユフィーア : …それを、どうしてわざわざ、よりによって貴女に…親切丁寧に教えてあげると思ったの?
ユフィーア : 「お願い」するなら、もっと上手にやらなくちゃ。
ソフィア : っ………!!
ソフィア : っ、、!!
ソフィア : 酷い………!
ソフィア : 酷い……なんて、なんて酷い事を言うの貴女………
ソフィア : (ユフィーアを睨んで
ユフィーア : ……何を言ってるの。…当たり前の事よ。
ソフィア : っ、っ………!
ソフィア : っ、甘えん坊の、くせに………!
ユフィーア : (まあ、酷いのはそうかもしれない。彼女がどんなに上手にお願いをしたところで、教える心算なんて無いのだし。
ユフィーア : ……私も、フレデも、もう静かに暮らしたいの。
ソフィア : っ、……っ、………!(ユフィーアを睨みつけながら
ユフィーア : …放っておいてよ。…これ以上掻き回さないで……(片手で頭抱えて
ソフィア : (両膝を床について
ソフィア : っ、っ…!!(両手のグローブを外して、床に落として、
ユフィーア : ……(静かにその様子を見下ろしている
ソフィア : っ……っ……(ポッケから刃物やお守りやハンカチやおサイフを出して床に並べて
ソフィア : あの人に会えるなら……(涙を流しながら
ソフィア : 何もいらない……(お洋服を脱ぎ捨てて
ソフィア : (ロングスカートを床に落として、
ソフィア : (下着も外して、
ユフィーア : え???
ソフィア : ………(泣きながら床に散らばったものを見て、
ソフィア : ………(それらも視界に入らないほど床に深く頭を下げ
ソフィア : ………(両の手を広げて見せる
ソフィア : (武器も無く闘志もない事を示す完全服従の投降
ソフィア : お願いします………
ソフィア : フュンフレデさんに会いたいです………
ユフィーア : っ………
ユフィーア : ちょ、、ちょっと…………っ(動揺、というか正直引いてる
ユフィーア : ……、、、、
ソフィア : ………(泣き続けながら、姿勢は崩さない
ユフィーア : ………そういう事、出来ると思って無かった。
ユフィーア : …………どうして? ……絆だとか何とか言ったって…
ユフィーア : 貴女はフレデの事を、 本当はそんなに知らないでしょ……?
ソフィア : ………本当はそんなに知らない。
ソフィア : そうよ。
ソフィア : 何でも知ってるお姉さんに比べたら。
ソフィア : 私はまだ、まだまだまだ全然。
ソフィア : フュンフレデさんのことを知っていないの………
ユフィーア : (…私のかわいい弟は、保守的で、内向きで、頑ななまでに己を曝け出さない。
ユフィーア : (それこそ身内特権<お姉ちゃん>でもなければ、誰もあの子を深く知り得ない。
ソフィア : だから会いたい。
ソフィア : もっと知りたい。
ソフィア : 暗闇から光への『道』を作ってくれる彼に会いたい。
ソフィア : その、彼が、もし、………
ソフィア : 厭な予感通り、、、
ソフィア : 暗闇に閉ざされてるなら、
ユフィーア : ………(それでいい。外の誰にも理解されなくても、私達があの子を解ってさえいれば。そう、ずっと……
ソフィア : 今度は私が『道』になってあげたい。
ソフィア : だから、おねがい。
ソフィア : お願いします。
ソフィア : フュンフレデさんに、会わせて………
ユフィーア : …………
ソフィア : ………
ユフィーア : ……(『――姉さん。…本当にこのままでいいのかな。』
ユフィーア : (『確かにこのままなら、フレデ兄さんはもう、これ以上傷付く事は無いのかもしれないけど――……』
ユフィーア : ……(…本当、お節介な末弟。貴族の事急に任されて大変なんだから、家族の事は私に任せてくれたっていいのに。
ソフィア : ………(ぼたぼたと涙で床を濡らしている全裸の娘
ユフィーア : (…それに、どうしてよりによってこの子なの。……劇物どころの話じゃないわ。…危険すぎる。何が起こるか解らない。
ユフィーア : (……私は、これ以上変わって欲しくない。これ以上、悪い方向に変化するぐらいなら……・・・・・
ユフィーア : (…生きてたのよ。傷だって治ってきた。記憶も失くしてない。 ■■■姉さんと違って、ちゃんと意識だってある。
ユフィーア : (「その、彼が、もし、………」
ユフィーア : (「 厭な予感通り、、、」
ユフィーア : (「暗闇に閉ざされてるなら」
ユフィーア : (そうだと、しても――…………
ユフィーア : …………、、、、(全裸で平伏す女を見下ろしている 決断しきれない顔で
ソフィア : ………………
ユフィーア : …………。。。。(なんで、迷ってしまうの。危険な女の奇行に動揺させられてるの?
ユフィーア : ……(「・・・・・。」…………、、、、「・・・・・」………
ユフィーア : (私は…… このままで……… ずっと、このままだって………
テーゼ : (カランカランカラン
テーゼ : (入口の扉が開き、ベルの音がする
ユフィーア : えっ。
木兎 : ぁ、ぇっと、ままだ、お店やって……
テーゼ : やあ、姉さん。まだ開けて――(扉から入って来るのはどうやら一人では無く
テーゼ : えっ。
ヴィヴィ : …。(珍しい3人の取り合わせが店に入って来る
木兎 : ぇ。
ユフィーア : (立ち尽くす店員……の目の前の床に…
ソフィア : (全裸で土下座しながら手のひらを開いて完全服従し涙を溢す女性
ヴィヴィ : …。取り込み中ね。
ヴィヴィ : (言うや否や踵を返して、とりあえずテーゼと木兎の両眼を指で潰す
ユフィーア : …ぁ。お客様…いえ、テーゼ… ぁ。
テーゼ : うわ!(ズビィッ
木兎 : ぎゃ!?
テーゼ : 、、、、(二指が綺麗にヒットし、両手で目元を押さえる
ヴィヴィ : (そのまま2人を捨て置き一旦、店の外へ
テーゼ : …ぁ、ぁぁ。確かに。なるほどかな。うん…(何か一人納得してる
テーゼ : …木兎さんまで巻き込む必要あったのかな?とは思うけど…
ヴィヴィ : (馬車?何処かから大きな毛布を持ってきて店に戻る
ユフィーア : ……。。。。……(おどおどと困った様子で黙っている
ヴィヴィ : (大きな毛布を肩からお尻にかけて、覆い隠すようにかけてあげる
ソフィア : ・・・。(周りで色々起きているが姿勢は崩さない
テーゼ : …えーっと、、とりあえず大丈夫…かな?ありがとうヴィヴィ。(両目を片手で覆い直して
ヴィヴィ : 目潰しされて礼を言うのね。
テーゼ : ソフィアさんを気遣っての事だろ?もちろんだよ。
木兎 : 、ぅ(ヴィヴィと現場の圧に押されて何も言えないでいる
ユフィーア : ……その、……えっと。……
ユフィーア : 悪いけど、、、お店は今……
ヴィヴィ : 取り込み中ね。
テーゼ : …うん。それは分かる…っていうか、何をどこから聞けばって感じだけど…
ソフィア : …。(話し合いにも参加せず、ずっとそのまま。毛布もかけられている。
テーゼ : …これは一体、どういう事態なの?…ユフィーア姉さん。
ユフィーア : …知らない。私が聞きたい…!
ヴィヴィ : 不思議な話ね。
ユフィーア : ……突然捕まってた筈のこの子が現れて…
テーゼ : あぁ、そっか。釈放おめでとう…だね?(普通に知ってた口
ソフィア : ・・・。(テーゼに返事もせず、泣いている
テーゼ : (「ちょっとうちの妹がヤンチャしてお縄に掛かっちまってな!HAHAHA!」とか言ってたもんな。
ユフィーア : 全然おめでたくないわよ! それで、お願い聞けないって…教えたくないって言ってるのに…!
ユフィーア : 相変わらずまるで話を聞かないし… こんな事されたって私…
テーゼ : ……そっか。
ヴィヴィ : お願い。
ヴィヴィ : そう。お願いしてる所だったのね。(先程の光景をようやく解釈して
テーゼ : そう……みたいだね。
テーゼ : ソフィアさんの『お願い』は……やっぱりフレデ兄さんの事?
ソフィア : …知っているのね!?(急に顔を上げてテーゼを見上げる
ユフィーア : っ(ソフィアを睨み下ろして
ユフィーア : 何よ…私が許さないからってテーゼに甘えようっていうの!
ヴィヴィ : また。余計な事を言ったんじゃない?(テーゼに冷たく。
木兎 : …(帰りたい………
テーゼ : ちょ、、ちょっと!(制するように両手を前にやって)…そうは言うけどさ、(ヴィヴィに
テーゼ : …誰かが余計な事しないと丸く収まりようが無い気がするよ。既に…
ヴィヴィ : お人好し。(テーゼに
ユフィーア : …ねえテーゼ。こんな子の言う事なんか聞いちゃ駄目よ。
ソフィア : …なんで?なんでよ??ねえ。なんで???
ユフィーア : あなたは人と人の「繋がり」に拘ってるから、前からこの子に甘くしたいみたいだったけど…
ソフィア : 甘やかされるが自分だけじゃなきゃ気が済まないの?
ユフィーア : よりによってこんな、、誰でも彼でも繋がれば良いって訳じゃないって事くらいわかるでしょ!?なんで分かってくれないの…!
ユフィーア : あなたにだけは言われたくない!!(ソフィアに
テーゼ : うーん。…
テーゼ : (この二人に挟まれ続けたフレデ兄さん… 大変だったろうな……
ヴィヴィ : 酷い有様ね。
ヴィヴィ : どうするの?(テーゼに
テーゼ : …そうだなぁ。ちゃんと話して説得できたらいいけど…
ソフィア : …そうよ!
ソフィア : 話し合いましょう!ねえ!話せばきっと!きっと道が開けるから!(立ち上がって
ヴィヴィ : (ソフィアとテーゼの間に立って、制する
ヴィヴィ : …他人の男に裸体で迫る程プライドの欠けた子だとは思ってないけど?
木兎 : …(巻き込まれたくないので見ないようにして店の隅っこに退避中
ユフィーア : …。今更何を話そうっていうの。 …話し合いっていうのは…
ユフィーア : ……人の話を聞かない相手とはできない事だと思うけど…
テーゼ : …うん、まあ、そういう時もあるかもしれないけどさ。(片手で目元覆ったまま)(姉さん大分あったまってるな…
ソフィア : …なに? 貴女が私の話を聞いてくれないからこうなってるんじゃない。
ユフィーア : …あなたの話は一方的な要求を突きつけるだけじゃない?それを…
ソフィア : 私は最初からずっと貴女に話しかけてるのに!貴女が!貴女がフュンフレデさんを独り占めにしたいからって!!
ヴィヴィ : ダメね。頭がおかしくなりそう。
テーゼ : …大丈夫!フレデ兄さんには俺も会いに行ってるよ!(姉さんは多分そういう事言わなかっただろうけど!
ソフィア : そうなの!?そうなのね!!?(ヴィヴィを押し除けてテーゼへと近寄る
ヴィヴィ : っ、
ヴィヴィ : (ソフィアの肩を引っ張って、強引に間に入る
ヴィヴィ : 視力も知性も捨てたの?
テーゼ : …、、 うん、独り占めとかそういうのじゃ無いよ。家族で隔離してる感じでさ。(気配で察して少し下がって
ユフィーア : ちょっと…テーゼ!…なんでわざわざそんな事教えてあげるの?
ユフィーア : やっぱりあなた……こんな子をフレデに近づけようとしてるんだ…!
テーゼ : …… まあ、 …うん。……実際そうだね。俺の意見は。
ユフィーア : なんでっ!!(思わずテーゼに詰め寄って来る
ユフィーア : フレデが家族以外の人と繋がらないのは、フレデ自身がそれを望んでるから!
ヴィヴィ : モテモテね。(ユフィーアとテーゼの間に入って
ユフィーア : みんながあなたと同じ性格で同じ想いを持ってるわけじゃないのよ…!
ソフィア : ふふふっ、オカシイ人ですね。(ユフィーアに笑いかけて
ソフィア : 「みんながあなたと同じ性格で同じ想いを持ってるわけじゃないのよ。」
ソフィア : 貴女にもそれが言えるじゃないですかぁ。
ユフィーア : ――はっ?…何を言ってるの。 何も知らないあなたとは違うのよ。
ユフィーア : フレデは実際に、そう何度も口にして――…
テーゼ : ……
テーゼ : …厳密には。
木兎 : ………(なんで今日来てしまったんだろう…と怯えている
テーゼ : 「自分が誰とも繋がらない事が、周り(家族)の望み」で、
テーゼ : 「周りの望みを叶える事こそが、自分の望み」だと思ってる。
ソフィア : まぁまぁ。そこまで聞ければ猿でも出来る推理になりますね。(テーゼに笑顔で近づいて行って
テーゼ : ……と、思うよ。(少し離した片手の平に視線を落として
ソフィア : その願いを強制しているのが、他ならぬ彼女<ユフィーア>。
ソフィア : そうやって、そうやって…そうやってずっっっと………
ソフィア : いつまで貴女の我儘でフュンフレデさんを閉じ込めておくつもりなのよ!!
ユフィーア : ……嘘よ。私はフレデに、何も強制なんかしてない。…あの子は昔、すごく傷付く事があって…、だから…
ソフィア : 貴女の尺度で彼を測らないでよ!!!
ユフィーア : それはあなたに言う事でしょ!??
ヴィヴィ : …お喋りが過ぎたんじゃない?(テーゼに
テーゼ : …でも、嘘じゃあ無いからさ。(ヴィヴィ見下ろして、困ったように笑って
テーゼ : …姉さんだけじゃないよ。ある意味、兄弟みんなで閉じ込めたようなものだ。
テーゼ : (フレデ兄さんは確かに、言葉を本当に言葉通りに受け取ったり、人の顔色や感情を読むのが苦手な所があったけど…
テーゼ : 「人との関わりが不得意」なら「極力関わらない」方が、「合理的」だ、ってさ。
ソフィア : はい?
ソフィア : それの…何が合理的なのですか?
テーゼ : …さあ。何がだろう。(言い出したのは長姉だったか。だが、兄弟の誰もそれを止めなかった。
ソフィア : さあ。???
ソフィア : 正気ですか?貴方の家族の話ですよ??
テーゼ : (何の事は無い。当人(フレデ)以外にも、総じて他者関係に保守的な人間しかいなかった。
ユフィーア : …何がおかしいの?
ユフィーア : わざわざ苦手な事をして、苦しんで、嫌な思いをする事は無いって…それだけの事でしょう?
ソフィア : (ソフィア=S=スミス。その矛先は次は助け舟に来たテーゼにも。
ソフィア : その結果が閉じ込める?
ソフィア : 何処にだって『道』を作って歩んでいけるフュンフレデさんを。
ソフィア : そんな理由で閉じ込めてるんですか?
ソフィア : (ユフィーア…だけでなく、テーゼをも軽蔑するような眼で睨んで
ヴィヴィ : …お喋りが過ぎるわね。貴女も。
テーゼ : …ううん。いいんだ、ヴィヴィ。
テーゼ : 俺も同じだろうね。あの頃はその判断を止められなかった。(どうやらこの、「閉じ込めた」というのは
テーゼ : (現在起きている事態に留まらず、幼少からの根深い事項であるようだ
ヴィヴィ : そう?何処の家にも引き籠もりの1人ぐらい居るわ。
ヴィヴィ : 居ないのは貴女の所ぐらい。(ソフィアを見て
ヴィヴィ : 狂信的な妄言で他人の家に口出しするのなんて見過ごせないわ。
テーゼ : …ヴィヴィ。(少し目を丸くして
木兎 : …(その引き籠もりが勇気出して外出したらコレである。
ユフィーア : ……そうよ。人にも家にもそれぞれ事情があるんだから、勝手な事言わないでよ…
木兎 : …(隅っこで気付かれないように努めてる
ユフィーア : ……それに。テーゼはさっき言ってたけど…
ユフィーア : ……「家族の為に生きる」事は、フレデの偽りの無い、心からの願いなんでしょう?
ユフィーア : それなら、……それでいいじゃない。
ユフィーア : それの何がいけないの…?
ソフィア : いけないわ!
ソフィア : そんなのフュンフレデさんの優しさにつけ込んでるだけじゃないの!
ユフィーア : 付け込んでるなんて決め付けないでよ…!フレデの優しさをあなたが解釈しないで!
ソフィア : はぁ~~~。本当に自分勝手な人なんだから。
ソフィア : いい?
ソフィア : 私ね。
ソフィア : フュンフレデさんと海に行きたいの。
ユフィーア : ……は?
ソフィア : 水着で浜辺を歩いて、波際に砂で絵を描いて、
ソフィア : 砂で作った駅を立てて、隣駅までトンネルを掘ったりして、
ユフィーア : ……あなたの妄想の話はどうでもいいんだけど……
ソフィア : バーベキューをして、お酒を飲んで、果実を食べて、
ソフィア : 鳥を追って、星を眺めて、歌を口ずさむのよ?
ソフィア : ………閉じ込めてたら、全部出来ない事。
ソフィア : そんなのって無いわ………(ぼろぼろと泣き出す
ユフィーア : ……
ユフィーア : ……あなたの妄想の話はどうでもいい。(言い直す。わざわざ。
テーゼ : …俺はちょっと見て見たいけどな?なかなか想像付かないけどさ。(笑って
ユフィーア : 絆狂いは黙ってて!!!
テーゼ : っ、 …確かにそうだよ!俺は俺で極端だって事も解ってる。
テーゼ : でもさ、ユフィーア姉さん…
テーゼ : (確かに姉さんの言う通りだ。「フレデ兄さんが心から願っていた」からこそ、殆ど何も言えなかった。
テーゼ : ……「今」の。
テーゼ : 「あの事件」があってからのフレデ兄さん、……本当にあのままでいいと思うのかい……?
ユフィーア : ………………
ヴィヴィ : ………。
ソフィア : 「あの事件」???
テーゼ : ……あぁ。ちょっと、…世界のゴタゴタに巻き込まれちまってさ。(収監明けのソフィアに説明
ソフィア : ………無事なの?
テーゼ : 怪我の方はね。回復に時間は掛かったけど、殆ど完治してるよ。 ただ……
ソフィア : 完治してるのね!!!(言いながらテーゼに飛び込んでくる
ヴィヴィ : 落ち着いて、っ!!(間に入って体を抑える
テーゼ : (抑えられるソフィアの前で)ただ、…心の方は治って無い。んだと思う。
テーゼ : ……何も話してくれないんだ。 何が起こったのかも。一言も。
ユフィーア : ……
テーゼ : 俺のちょっと便利な能力も、相手に本気で拒絶されたら「繋がれない」しさ。
ソフィア : それなら尚の事よ!
ソフィア : 私に、フュンフレデさんに会わせて!
テーゼ : (ただ、それは明確な変化でもある。あの兄は寡黙ではあるが、心を閉ざしていた訳では無かった。
ユフィーア : ……だから?家族に話してくれないからって、この子に会わせる?
ヴィヴィ : 正気なの?
ユフィーア : 本当よ。どういう判断なの…?
ユフィーア : あの子にはまだ、時間が必要なだけよ……。無理に揺り動かすような真似して、もっと良くない事になったら…
木兎 : …(気付けば女の子に糾弾されているのはテーゼさんだ。やっぱり女の子って…怖いよ……
テーゼ : ……正気じゃないかもしれないけど、俺は試してみたいよ。
ソフィア : まぁ♪
ユフィーア : 嫌よ!そんなの怖い……!
ユフィーア : 只でさえずっと信じたくない事ばっかり起こってるのに!
ヴィヴィ : 自分の兄弟を裸泣きぐるい女に託すの?
ユフィーア : これ以上取り返しのつかない事になるぐらいなら、、、、ずっと留まっていた方が良い!
ソフィア : 進もうとしない臆病者は黙っていてよ!
ソフィア : それなら、それなら、それなら。
ソフィア : ユフィーア=V=ファイルヒェン。
ソフィア : 貴女と私で、最後の約束をしましょう。
ユフィーア : ……何よ!
ソフィア : これ以上ない金輪際最後の約束。
ソフィア : ………暗がりから『道』を作って助けてくれたフュンフレデさんを
ソフィア : 今度は私が救う番。本当に。そうするべきなのよ。絶対に。私が。
ソフィア : だから!
ソフィア : ………(ユフィーア睨んで
ユフィーア : ………
ソフィア : 私………が………(唇を噛んで、涙流して、涙拭って、悲しい表情で、悔しさ滲ませて
ソフィア : フュンフレデさんを救えなかったら、その時は好きにしていいわ。
ソフィア : 何でも貴女の言う事を聞く。生涯奴隷にしたっていい。
ユフィーア : ・・・・
ユフィーア : (冷たい、感情の無い目でソフィアを見て
ユフィーア : ……だから、一回だけ機会を寄越せって言うのね。
ソフィア : (一回だけなんて言ってないけど!!!………と思いながらもギリギリ踏みとどまる)
ソフィア : っ、っ………!、
ソフィア : ………そうよ。
ユフィーア : ……あなたには無理、何も変えられっこない。……この嵐さえ過ぎ去ったら、それでおしまい……(己の身を抱き、ブツブツと自分に言い聞かせるように呟いて
ソフィア : (膝をついて、床に頭を、手のひらを差し出して
ソフィア : ………
ソフィア : ………『お願い』します。
ユフィーア : …………、、、、
ユフィーア : ・・・・
ユフィーア : ……これが終われば。 後はもう、平穏に、 静かに暮らせるだけだから……
ユフィーア : ………分かった。(小さな声を床に落として
ユフィーア : …あなたの使い道、考えておくね。
ソフィア : ………
ソフィア : ………『お願い』を聞いてくれるのね。
ソフィア : ………約束よ。
ユフィーア : ………一回だけよ。 だってもう…
ユフィーア : ……職場で騒ぎ立てられるのはごめんだから。
ヴィヴィ : ………貴女がそう言うなら止めないけど。(テーゼなら止める
テーゼ : ………、 交渉成立…かな?
ユフィーア : ……うん。 じゃあ、後はお願いね。テーゼ。
ヴィヴィ : (え?なんでテーゼ?と凄く言いたかったが、我慢した。)
ユフィーア : 私この子にいろんな説明してあげたり面倒見てあげるの嫌だもの……
ヴィヴィ : ………。
ヴィヴィ : 私もテーゼをこの子と2人きりにはしたくないけど。
ヴィヴィ : 仕方ないわ。服を着て馬車に乗りなさい。
テーゼ : あぁ、うん。言い出しっぺだしね。任されるのは構わないけど…(ヴィヴィを見下ろして
テーゼ : うん、ごめんねヴィヴィ。…もうちょっと付き合ってくれるかな?
ヴィヴィ : 嫌よ。でも仕方ない事だわ。
テーゼ : …うん。 ありがとう。(困り笑いで
ソフィア : ………(全裸降伏のまんま
ヴィヴィ : さっさと着て。(ソフィアに毛布を差し出して
ユフィーア : …………(己の身を抱き、俯いたまま立ち尽くしている
ヴィヴィ : テーゼ達は外で待ってて。
テーゼ : あぁ、分かったよ。(外へと歩き、道すがら
テーゼ : 木兎さんも一旦出ようか?(完全に忘れてたな…ごめん…
テーゼ : (出るタイミングを見失ったんだろうなあという、助け舟のつもり
木兎 : ぅ、ぅん………(テーゼにひしっっとくっつき。
ヴィヴィ : 早く出て。(テーゼと木兎に冷たく。
テーゼ : ゎ、っと、 ちょっと、悪いけど…(困り制しつつ外へ
ヴィヴィ : ………。
ユフィーア : …………
ヴィヴィ : (テーゼが出ていった後で。
ヴィヴィ : 貴女達がどんな約束をしようと
ヴィヴィ : 私はテーゼが危険だと思ったら引き剥がすわ。
ヴィヴィ : 我儘を言う時は覚悟して。
ソフィア : ………覚悟するわ。
ユフィーア : ………分かってるわ。でも大丈夫よ。
ユフィーア : 私はテーゼにとって「も」危険なんかじゃないから……。
ヴィヴィ : ………(ユフィーアを見て
ヴィヴィ : ………本人の居ない所でこれ以上話すことは無いわ(と。言うに、留める
ソフィア : 貴女こそ、私達の邪魔はしないでよね?
ヴィヴィ : ………馬車から振り落とされたくなかったらさっさと着替えなさい。
ユフィーア : …(室内に居ながら何も手伝う気は無く、ただ立っているだけの女
ヴィヴィ : ………
ヴィヴィ : (酷い日ね。
ヴィヴィ : (全裸泣き狂い女の着替えを見守る
最終更新:2023年11月26日 15:06