ニカ : (PURE本部突入から×日後。
ニカ : (放課後、喫茶EM二階。
ニカ : (予約貸切の個室を長期間間借りしたこのスペースは
ニカ : (『大学祭実行委員会』の集合場所として利用されている。
ニカ : …さてまあ。(テーブル席の一つに腰掛け
ニカ : あれから事情聴取やら何やらあって、ようやく落ち着いて集まれましたけど…・
ニカ : 一先ずなんだ。状況整理とか……します?
エレア : ……、。(キャラメルラテを一口。
エレア : ……うん、そうだね。
エレア : …、なんか色々バタバタしてたし。
ミカエル : (パタパタ
ニカ : まーじでな。一年くらい経った気分だわ。
ミカエル : (『大学祭実行委員会』の面々が各所で雑談や情報交換をしている
ニカ : 実際んとこ俺、マトモに皆と話したの前回ココでやった会議以来なんスけど…
ミカエル : (輝空たち大人組が色んな厄介ごとに巻き込まれて欠席なせいか
ミカエル : (統一感の無い…ある意味自由な。
ミカエル : (学生の集まり。と化している
ニカ : あの後…イリゼ・トレマイオニーが学内で騒ぎを起こして、
ニカ : それを先輩達が倒した…らしいですね。
ミカエル : はい。皆さん…ロルさんのおかげで偉「大天使」にも成れました。
ミカエル : (実はニカとバイバイした時点では堕異天使だったミカエル
ミカエル : (無粋ながら解説すると「主」が1人目、「堕異天使」が2人目、「大天使ミカエル」が3人目。
ニカ : …(ミカエルの姿を見て
ニカ : ……元のミカエル先輩に戻った、んスか?
ミカエル : そうですね。便宜上「偉大天使ミカエル」と自称する事もありますが…
ミカエル : 皆さんとキアシスを過ごした“留学生”の
ミカエル : ”人間に愛される“「大天使」のミカエルです。(ロルの腕を取って
ニカ : …そっスか。じゃあ、『堕異天使さん』は…?(仲睦まじい二人を複雑そうな表情で
ロル : うわっ……!(急に腕を取られて驚く
ミカエル : まあ…。前々から思っていたのですが、
ミカエル : ニカさんは「堕落さん」(堕異天使の方をおふざけでそう呼んでみる)の方を結構気にかけておりますね。
ニカ : …気にかけて… まあ、そっスね。つまり記憶は共有してるんスね。
ミカエル : はい。ご安心ください。「堕落さん」も私の一部ですので、(ロルに腕ぎゅーっとしながら
ミカエル : イオン教授との闘いで活躍したのは他ならぬ「堕落さん」ですよ。
ニカ : ……。そっスか。いや、なんか、…
ロル : ………(顔を真っ赤にしながら押し黙っている。
ロル : …うん。いなくなったわけではないみたいだよ。
ニカ : 都合よく退けられた訳じゃないなら…、いいッスけど。(本人前にして言う事じゃねえが
ニカ : …いや、「いい」も何も俺が口出しする事じゃないッスね。…ともかく、
ミカエル : (厳密に言うと3人目留学生「大天使ミカエル」…の状態では1人目と2人目の記憶が無かったり、一部不完全な状態があったのだが、イリゼ戦との試合でロルの愛に触れたりニンゲンの愛に触れたり、色々体験してから、大天使に戻った事で、2人目の記憶や1人目の権能を一部受け継ぐ事ができた状態を「偉大天使ミカエル」と復活後は呼んでいた。のだが、イオン戦で「堕落さん」の力を再び借りたりしたので、4人目(偉大天使ミカエル)のみの力だけじゃあやってけないな。と思い直して、「大天使ミカエル」を名乗り直している………らしいぞ!!!
ミカエル : ふふふ。
ミカエル : ニカさんが私<堕異天使>を心配してくださっている事が伝わって嬉しいですね。
ニカ : …心配つーか… …まあいいや。(むずがゆそうにして
ニカ : ともあれイリゼ・トレマイオニーは俺達の予想通り、本当にアンプルの影響を受けてて…
エレア : …そうだね。なんとか取り押さえられた。
エレア : …でも、それだけじゃない禍々しさがあったけど。
ニカ : なんか…大分えらい騒ぎになったみたいッスね?学内で話聞いた感じ。
エレア : ……うん。規模がすごく大きかったから。いろんな人が手をもぎ取られていたし。
エレア : ……学長先生も出てきて、みんなで治癒魔法でくっつけてたらしいよ。
ニカ : ……。へ、へぇ……なんだそれ。
ニカ : アンプルで手を集めたい願望が肥大化してたんか……?
エレア : ……、どうなんだろうね。芸術がどうとか言っていたけれど。
ミカエル : 手を集めたい願望。恐ろしいですね。
エレア : ……、全然理解できなかったけど、何か悲しい理由があるんだと思う。
エレア : ……でも、やっぱり理解できないな。
ニカ : ……そっか。まー…俺も話聞く限りじゃ訳わかんねーけど…
ニカ : 皆腕付いてたしなんとかなったんだよな。……それに倒したって事は、無事に身柄確保?
ミカエル : それは……どうなのでしょう?
ニカ : え……?
コロン : 捕まってなかったはずだよ。(話に混じってくるボーイ
エレア : えっ、捕まってなかったの…?
エレア : そうなんだ…。(ニカのことばかり考えていたとは言えない。
コロン : ボクら全員疲労困憊だったし、その場で倒すのが精一杯だったよ。
コロン : (というかボクに至っては死んでた気がするんだけど………)
ニカ : マジかよ。つーこた行方不明・・・?
ニカ : ……まー、それ言い出したら芥川もそうなんだけど……(頬杖付いて
ミカエル : あら?
コロン : あの崩れる建物じゃ倒した奴をどうこうするのなんて…
コロン : っていうか! 2人、本当にリベンジしたんだね!
コロン : 素直にスゴイよ・・・!! さっすがセンパイ達!
ニカ : ……そ!
エレア : ……、。(褒められなれてなくて、ちょっと狼狽える。
ニカ : ちゃんときっちりリベンジしましたよって。
コロン : っす。
コロン : すげーーー・・・(語彙力無し。
コロン : (色々キレイには色々ほんと色々思い出がありすぎるので
ニカ : ……… そ、そんな素直に褒める人でしたっけ先輩……(照れ隠しに失礼している
コロン : (素直にニカとエレアの戦闘結果に関心してる
コロン : 君はいつも通り失礼だなニカセンパイ!?
ニカ : ぁ、ゃ、す、すんませんって。そのなんかいや…急に褒めるから……(ボソボソ
ニカ : ……ま、まー……(誉め言葉を素直に受け止められない捻くれ陰キャくん
ニカ : ……ありがとうございます。。
エレア : ……、!
エレア : ……、あ、ありがと。ゴザイマス…
ニカ : …ま、ま、ガッチガチに対策(メタ)って挑みましたんで?勝てなきゃ困りますって。2人掛かりで、必殺(エレア)もあって…
コロン : ぉ、お、ぉぅ。(ニカの素直な感謝もレアい気がして逆に
ニカ : ……まー、実際勝てたのは嬉しかったですよ。 すっげえ。
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : 周りの人には反対されましたが、
ミカエル : 見送って良かったです。
ミカエル : おめでとうございます。ニカさん、エレアさん。
ニカ : ……(今思えばようあんなヤケクソで突入したもんだな……
ニカ : ……はい。ありがとーございます。ミカエル先輩も。
エレア : ……い、いや、ニカのおかげだけど。
エレア : 練習通り…うまく行ったかな。あそこまでうまく行くとは思ってなかったけど、…。よかった。
ニカ : 練習の甲斐あった…って事でしょ。
エレア : ……うん、そうだね…。
エレア : ありがと…、付き合ってくれて。
ニカ : …ゃ、コッチの台詞ですって。さっきからですけど。
エレア : そっか…、。
ニカ : ………、、、
ニカ : ぁ。 え、えーと……そんで。イリゼ戦の後でPUREに突入したんですっけ…?(照れ隠しに話題を切り替える
エレア : ……うん。ニカの家に行ったんだよ?
ニカ : はい?
ニカ : …… あ、 いや、 …そうだったな!?(自分でヒントを残していた事を遅れて思い出した
ニカ : (なぜだかわからないが動揺してしまった
ニカ : (何故だかわかんねーが…・・・)あ、あー……そう、どうにかPURE本部に行き着いてくれたらと思って、アレコレ残してたけど…
ニカ : 無事解読できた……んスかね。
エレア : 名探偵がいたから、ね。
ニカ : 名探偵。(なんとなくコロンを見る
コロン : はい。ご明察ですよニカセンパイ?
ニカ : へぇー。 …。 流石ッスね。(珍しく素直に褒める
コロン : 逆に解けなかったら旅路はそこで終わってましたから、
コロン : 結構な運命の分かれ道でしたね!
ニカ : っスね。解いてもらう事前提だったんで…
エレア : 前提って言われても…、結構難しかった
ニカ : ん-まーそれは…バレないよーにヒント残さなきゃだったんで…(言い訳
エメル : まあまあ。無事に解けて場所が割り出せたんだから良かったじゃないか。(会話に混ざって来るボーイだかガールだか
エメル : アレンシス中を捜索したり、教授の手まで借りた甲斐があったというものさ。
ミカエル : 教授。
ミカエル : ええ…阿笠一葉教授にもご協力頂いての突入でしたね。
ニカ : あぁ、もしかして、阿笠教授が居たのってそういう流れ…?
ニカ : (居たっつーか、居たらしいっつーか…だけど
エレア : うん。ニカのお家に入れてもらえたのも先生のおかげなんだ。
コロン : お家の名前が無いとまず入れないでしょ? センパイの家は、さ。
ニカ : ……。ぁー。確かにね…
コロン : ま…そのあとPUREまで着いてきてくれたのは話の流れというか…
エレア : ………、。(何か難しい表情をする。
エメル : 勢いというか。妹想いというか?…しかしまあ。
エミリー : ……なによ?言いたいことあるの?
エミリー : (まだ傷が癒えておらず、包帯を顔やあちこちに巻いている。
コロン : いや、でも【女王】が居てくれなかったらさ
コロン : あのキアシスのアンタッチャブル「亞 乱」なんて誰も倒せなかったワケだし。
エメル : いやはや、魔導歴史書に載るような人物があんな施設に居るとはねぇ?
ニカ : は? 「亞 乱」??
ニカ : ンな奴がPURE施設内に居たってのか?
エメル : どうやらそのようだよ? 発見されたのは既に倒された後だったようだけれど。
エメル : 状況からして、【女王】が彼を打ち破ったのだろうと…イオン教授が言っていたよ。
ニカ : へぇー………
ニカ : (高速・簡略化の為に用いられる魔道具さえも含めた、魔術様式の進化を全て否定する生粋の老害…
ニカ : (確かにPUREめいちゃいるか…?ますます得体が知れねーけど……
ニカ : …つーか。やっぱPURE内で相当やりあったみたいだな? 俺達に限らず…
コロン : まーーーそうですね!
コロン : 流石にPURE本部なら多少の揉め事はある覚悟でしたけど、
コロン : あんな総力戦みたいになるとは思ってなかったですよ。
ニカ : んだよなぁ。終いにゃ建物までぶっ壊れるっつー……
ニカ : ……あれ俺達の所為だと思われてたりしないよな?
コロン : ぶっ壊れつつある建物を進んで奥に進んでったセンパイも居ましたけど、
コロン : 芥川センパイはリベンジに来た2人が建物ごと破壊したと思ってたんじゃないですか?
ニカ : ……ぁー、……言われてみれば。それっぽい事言ってたような…
コロン : 状況的に仕方ないですね!
コロン : センパイがあのまま幽霊になったら生涯その事で恨まれそうですね!
ニカ : まあそらそうとしか見えねーよな… 止めろや縁起悪い。守護効け守護。
ニカ : ぁーーーでも大規模襲撃で加護が薄化するとか、そーゆー話も聞いた事あるよな…
ニカ : キアシスくらい加護が濃い土地ならあんま心配無いとも聞くけど…… …
コロン : そのへんのメカニズムまだ結構曖昧ですものね。
??? : 「本当ですよぉ。何てことしてくれちゃったんですか?先輩達。」
??? : (突然割って入る、少なくともこの場所では聞き覚えの無い、女の声
ニカ : っは??(声の方を向く
エメル : おや。君は…
アリセ : えへへっ。楽しくお話中ですか~? 先輩達。(黒基調の制服。ローブ姿。ツーサイドアップの可愛い女の子。
エレア : ……、。
ニカ : ……え。 何?
エレア : ……、誰?
エメル : おや。君は…放送委員の織琴くんかな?
ミカエル : あらあら。委員会の方ですね。
コロン : 織琴センパイ・・・。
エレア : 委員会って。……なんか、嫌な予感しかしないんだけど。
アリセ : えぇ~、偏見だし冤罪ですよぉ。暴れた放送委員長はもっと別のうるさい人です。
ニカ : …いや、この場に現れてちょっかい掛けてくる時点で別方面でも嫌な予感しかしねーんだが?
ミカエル : はい。ハルマさんですね。
アリセ : ふふ、最近生徒達が魔導喫茶EMでこそこそ集まってるって「噂話」…ホントだったんですねっ。
コロン : 「噂話」好きのセンパイらしい着眼点ですね。
アリシア : …………(話をほとんど聞かず、上の空でずっとぼーっとしている。
アリセ : もう。情報通って言ってくださいっ。
ニカ : え。でー。その。情報通の放送委員さんがこの場に何用で…?
アリセ : え~?
アリセ : 人の拠点に突然侵入して暴れておいて、「何の用」ってひどくないですか?
ミカエル : なるほど。
ニカ : は?PURE信者かお前??
ミカエル : 貴女もPUREの教徒だったのですね。
アリシア : エメルさん……
エメル : ん、どうしたんだい?(名を呼ばれてアリシアを向いて
アリシア : え、あ、その…(声に出てた…
アリセ : 正確には身内が、ですけど。…シューキョーとかあんまりイメージよくないかなって内緒にしてたんですけど。
アリセ : ここ隠すと前提めんどくさくなっちゃうのでもう話しちゃいます。
アリセ : あ、別に文句言う為だけに来たんじゃないので、そこは安心してください。
ミカエル : あらあら。
ミカエル : 放送委員会の活動拠点でも私は結果的に暴れてしまいましたし、
ミカエル : 何かとご縁がありますね。ふふふ。
アリセ : ぁー。そっちは別にいいですよ。国木田先輩が勝手に暴れただけですし。
ニカ : (だけって事は文句は言うんだよな…)…んで?
アリセ : そうだなぁ、単刀直入に言いますね。
アリセ : アリセを大学祭実行委員会に入れてくれませんか?
エレア : だめ。
アリセ : えー。なんでですか?
ミカエル : あらあら。(提案と素早いエレアの返事を見て
エレア : ……、小さくだけどなんか新聞載っちゃったし。
エレア : ……、あなたが敵じゃないって確信が持てないから。
アリセ : ちょっと勘違いされてるみたいですけど、別にPUREは大学祭実行委員会と敵対関係にある訳じゃないですよ。
アリセ : イオン教授とニカ先輩がちょっと従兄弟喧嘩してただけじゃないですか?よく知らないですけどぉ。(の割に知ってる
コロン : …まぁ、僕らも結果的に対立しただけですし…(言い訳
エレア : …で、でもアイツだってPUREだったし!
ミカエル : イオン教授は私達にその場で特別講義をしてくださいましたね。
ミカエル : 建物は…何かの力で、大変な事になってしまいましたが…
ミカエル : その場に迷えるニンゲンは、“救済”致しました。・・・ね?エメルさん?
ニカ : ぁー…、確かにアイツ(イオン)も、芥川が「アンプル」を受けてた事とPUREとは無関係って話はしてたけど…
エメル : あぁ、そうだね。イオン教授と……どうして駆け付けられたのかは分からないけど、ルウィア教授が主となって。
エメル : 施設内に居た信者達はほぼ全員、無事に避難させる事ができたよ。
エレア : (……、ふーん。でもなんでルウィア先生が?
アリセ : そう、「施設が大変な事になった」んですけどぉ……
アリセ : 先輩達がやったんじゃないんでしょう?
ミカエル : ええ。ええ。
ミカエル : 確かに私とロルさんは大聖堂にて激しい講義を受けましたが…
アリセ : どう見てもそうとしか思えない状況ですけど。…先生の口振りも委員会は疑ってない風だったし。
ミカエル : イオン教授の粋な計らいの魔法により、建物に損害を与えるものではなかったと思いますよ。
アリシア : エメル先輩、近くにいても…いいですか…?
アリシア : とか言いたかったけど…。
エメル : …話がなかなか繋がらないけれど、つまり君は…
コロン : その…言い方はさておき、僕達の目的はイオン教授とニカセンパイだけだったからさ。
エメル : 「施設爆破の犯人を見つける為」に委員会に入ろうとしているのかな?
コロン : ワープスポットに引っかかって、各ステージを待ち受ける中ボスを撃破せよ!なんてミッションは想定外だったんだよね。悪いけど。
アリセ : それはなんか福ちゃんが頑張っちゃってそうなっただけで。こっちも想定外です。そもそも不法侵入が想定外ですけど。
コロン : (…中ボス?いや、イオン教授は大ボスだし、「亞 乱」は隠しボスだよな…まぁ、拗れるから訂正はしなくていいかな…)
アリセ : そ。(エメルの言葉に)…っていうかまぁ、大体見当は付いてるんです。
アリシア : うーーーー
アリシア : 現実に戻されちゃうよお……
アリシア : 見当、ついてるんですか…?
アリセ : ほら、これ見てください?(新聞を一刊、皆に見えるように差し出して
アリシア : やっぱり……。
最終更新:2024年01月17日 16:17