ニカ : …何だよコレ。新聞…?(覗き込んで
アリセ : 『カルト教団の闇を暴く!? 名家令嬢が潜入捜査か クレプスキュル・ロストパーク嬢 ・・・』
アリシア : ………
アリシア : プシュケ…
ミカエル : はて。
ミカエル : 闇を暴く…とは?
アリセ : (その横にちっちゃく「学生達、お手柄!」的な記事も載せられている。
アリセ : 全く。マッチポンプもいいとこですよ。
アリセ : いち宗教団体にそこまでの力がある訳ないじゃないですか。
エレア : ……、マッチポンプ。
ニカ : …。ロストパーク家まで絡んでくんのか。…で、
ニカ : コイツがPURE施設を爆破した張本人だってか?
コロン : えっと、個人的な感情は置いておいて・・・
コロン : PUREってそもそも世間で悪者扱いだったっけ?
コロン : 除け者だったかもしれないけど、悪者かというと微妙ではありませんでした?
ニカ : ぁぁ。俺も割とそーゆーイメージだな。
ニカ : 思想が思想だし、大っぴらにすると引かれるけど…
ニカ : 敵扱いされてたかっつーと、そもそもそこまで世間に相手にされてなかったというか…
エレア : ……。だからマッチポンプなのかな?
ミカエル : まぁまぁ。
アリセ : はい。その随分な言い方がだいたい世間の認識だと思います。
ミカエル : 信仰されない宗教ほど哀しいものはありませんね。
アリセ : まあ、そんな、わざわざ潰すまでも無いような集団が。
アリセ : こうして大々的に悪者扱いされた上に潰されちゃったワケです。
アリセ : まー…建物(ガワ)が消えただけですけどね。人間の思想はそう簡単に変わるものじゃないので。
コロン : 住んでた人からしたら溜まったものじゃあないですね。
コロン : ボクも不本意ながら一時期住んでましたし。
ロル : そ、そうだったの…?
ニカ : 芥川に捕まってた時でしょ?
コロン : あ。そうですよ。
ロル : あぁ、そういうことか…
コロン : 宗教観的にはどっちかというと…あーいや、今辞めときます。この話題。
アリセ : 芥川先輩、そーゆーとこ変に真面目ですよね。
ニカ : まー宗教の話はタブー話題3本の指に入りますもんね。(コロンに
コロン : PURE出身者もいるし…あとその…(ミカエル見て
ミカエル : ふふふ…(ぱたぱた6枚翼
コロン : とにかく、僕らって…利用されちゃいました?
アリセ : 結果的にはそうでしょうね。ずっと機会を窺ってたんでしょうけど。
コロン : PURE爆破のテロリスト実行犯に祭り上げられるよりはマシですけど、
コロン : 嘘の闇教団破壊の相方担がされちゃった形ですよね。
アリセ : ワンチャン前者も有り得ましたねー。PUREのみんなの察しが良くて良かったですねっ?
フクリン : なぁんにも良くないわよマヌケどもっ!
ニカ : …ん?(聞き覚えの無い声に
フクリン : (急に怒鳴り込んでくるフード姿の…メスガキ?
アリセ : ぁ。福ちゃんだ。
エメル : おやおや。また新たな顔触れだね。
エメル : 察するに君もPUREの教団員なのかな?
フクリン : そうよっ!!!
フクリン : まぬけなあんた達に自己紹介してあげるわ!
ニカ : ……誰だよ?
フクリン : フクリン=ルーズベルト!
フクリン : 【認識阻害】魔法を得意とする名家の娘よ!
ニカ : ルーズベルト……
ニカ : …?(知らんな……
フクリン : なぁにテロリストに利用されてんのよ、まぬけ達!
フクリン : おかげでPUREなくなっちゃったじゃないのぉ~!
フクリン : (じたばた勝手に来て勝手を言って暴れてる
ニカ : いや。…知らんけど…
フクリン : 大体アンタたち何しれっと全戦全勝してるワケぇ?!
フクリン : あたしの振り分けた完璧なマッチアップでアンタ達まぬけどもなんてポックリ全滅する計画だったんですけどぉ?!
エメル : おや。つまり…突入直後に僕ら全員をバラバラに転移させた張本人。
エレア : ……、なんか元気だね。
エメル : という事だね?
フクリン : あ。
フクリン : あ。(エメル見て
フクリン : あー・・・!
フクリン : だ、、、だったら何よぉ!
ニカ : あ~。各個撃破のボス戦になったっていうあの…アレか。
フクリン : アンタ達の実力的に絶対勝てない豪華メンバーだったんだからねっ?!
ニカ : お、おう。えーと…なんだ。
ニカ : ……PURE団員の皆さん。文句付けに来た以外になんか用事あるんすか…?
フクリン : 私、住む所と働き口と通う学校が無いのだけど?
ニカ : ・・・ そりゃお気の毒だな……
フクリン : アンタ達、お祭の準備してるんでしょ? 花びら造りでもなんでもやるから下働きに加えさせてもらえないかしら…?
ニカ : 案外切実だな…!?
フクリン : うん…。だってこんな事になるなんて思っても見なかったし…。
アリセ : アリセはさっきも言った通りの入団希望ですっ。
エレア : ……。(ニカの方見やる。
コロン : 人気だなぁ実行委員会。
アリシア : で、でも敵のスパイとかだったら…
フクリン : はぁ~?敵って誰よ。PURE。もう無いじゃん。
コロン : (アンプルの事、全く知らないのかな…?逆に面倒だな…
アリセ : …実はアリセは完璧な無罪証明が出来るんですけど、
フクリン : 何よそれ!?抜け駆けずるいわよ!?
アリセ : うん。でもこの行き場のない可愛そうな福ちゃんは難しいですね。
アリセ : うーん、……もう教授呼んだ方が話早いかなぁ…
アリシア : む、無罪証明…?
ニカ : なんか嫌な単語聞こえた気がすんだけど…
フクリン : な、、、なんでそこでいきなりアイツが出てくるのよ!?
アリセ : この委員会って大学の管轄だから。教授、大学の偉い人だし。(福ちゃんに
フクリン : え。え?え??
アリセ : …え。どこの何に動揺してるの?
フクリン : だってコイツらの最終目的「ニカ」奪還だってなんとなくわかってたのに
フクリン : 「イカれ天使」を相手にするには教授しかなーーーいって
フクリン : 勢いで部屋割りしちゃったのよ?
アリセ : ……。
アリセ : え。単に気まずいだけ・・・?
フクリン : そうだけど!?悪い!?
アリセ : …別にそんなの。もうそれどころじゃないじゃん。
フクリン : ぅ。。。そうだけどぉ~!
アリセ : 皆敗けたどころか建物ごと崩壊しちゃったし・・・
コロン : 全戦全勝でしたね!わっはっはっははー!
ニカ : …いや。何だよ。さっきから話の行き先が全く見えねーんだけど…
ミカエル : はい。困りましたね。
ミカエル : 「主」はニンゲンを救済しますが、
ミカエル : 「学祭実行員会」は迷子相談所ではないのです。
ニカ : あぁ、単なる入部希望ならまあわからんでもねーけど…
エレア : (……、珍しくミカエル先輩がマトモなこと言ってる。
ニカ : そっちの…フクリンさん?はココの学生でもねーんだろ…?
フクリン : ・・・そーデスけど。
フクリン : その学校の生徒じゃなきゃ学祭準備しちゃいけないわけ?!
コロン : それは・・・そうなんじゃないすか?
ニカ : いや、まー。最近は外部のアレとか厳しくて…ご時世的にもですね…
――― : ・・・
フクリン : も、もっとフワフワした集まりだと思ってたのにーっ!
フクリン : 放課後喫茶店に集まってきゃっきゃうふふしてる学生達の集まりじゃあないのぉー!?
フクリン : なんでそんなみんなでアタシをノケモノにしたがるのよぉ~!
――― : ……(扉の外で、はぁ、と溜息。聞こえる者はそうそう居ないだろうが
ニカ : いや、別に織琴サン?も入れるって決めた訳じゃ……
アリセ : えー。じゃあ無罪証明の話……
――― : ……「その学校の生徒」でなければ委員会に入れない。
――― : それは…
ニカ : … ぁ?
――― : 「将来的に」、……ではいけませんでしょうか。
――― : (室内に響く静謐な声。扉が開き、姿を現す。
イオン : …(教授。
ニカ : ………
アリセ : ぁ、教授だ。
フクリン : あ、現れたわね!?
コロン : ゾロゾロ増えるな~!
ミカエル : あの闘い以来の再開になりますでしょうか。
エレア : (怪訝な目で見つめる。
イオン : そうですねぇ……
ニカ : …ぇ。 何。
ニカ : アンタまで何しに来た?
イオン : ……「大学祭実行委員会」への協力の申し出。になりますでしょうか。
ニカ : は?帰れ。
ミカエル : まぁ。協力と。
フクリン : え?なになに?アンタもなわけぇ?
アリセ : ぁー。結局教授もその結論に落ち着いたんですね。
エレア : 協力……、?
ニカ : ……マジでろくでもねー気しかしねぇんだけど。どういう風の吹き回しだよ?
イオン : 理由はえぇ、ろくでもないかもしれませんね。
イオン : 結局二霞くんに家の問題に向き合ってもらうためには今現在の関心事を解決するしかないのではないかっていう所ですから。(さーっと早口で
ニカ : マジでロクでも無くてびっくりだわ。今すぐ帰れや。
コロン : もしかしてニカ先輩まだ付き纏われてる?
コロン : 大丈夫?魔導警察呼ぶ?
エレア : うん、呼ぼう。
アリセ : あれれ、いいんですかっ?そんな感情論で決めちゃって。
イオン : ……はぁ、そもそもですよ。貴方がた。気付いてます?
イオン : 「大学祭実行委員会」は今や存続の危機ですよ。
アリセ : え。そんな組織に次々入り込もうとしてるアリセ達がバカみたいじゃないですか?
アリセ : 滅びゆく組織フェチじゃないんですけど…?
コロン : ………何故、ですか?
イオン : …阿笠教授が行方不明になったのは皆さんご存知でしょう?当事者ですしね。
イオン : 『裏生徒会』の件と行方不明の件の関連は未だ定かではありませんが…とにかくこの一件により、大学内の調査が本格化されました。
ミカエル : 大学内の調査ですか。
イオン : 教授陣も独自の調査を行っていますし、いずれは魔導警察も動くでしょうね。
フクリン : ぅ。阿笠は「亞 乱」に勝ったんだから、アタシのせいじゃないし…
ニカ : ……
アリセ : ぁー…
アリセ : そこまで話が大きくなっちゃったら、もう学生達の極秘チームの出る幕なんて無いって事ですね?
フクリン : 何何?極秘チームって何?え?
エミリー : ………
フクリン : アンタ達、きゃっきゃうふふと学祭の準備してるんじゃないワケ?
ミカエル : ここの皆さんと一緒に活動できなくなるのは困ります。
イオン : そういう事です。…ぇ、福さん?そんなド平和ボケな解釈で入部しようとしてたんです?
フクリン : え?何?っへ?
フクリン : だってコイツら「ニカ」さえ取り戻せれば良かったんでしょ?
フクリン : じゃあ問題ないじゃない。あとは学祭を楽しく準備して………違う?
アリセ : ぁー、そもそもの情報量が全然違うんだ。福ちゃんここの学生じゃないもんね。
フクリン : え。なになになになになに? またアタシをノケモノにしようとしてる??
ニカ : っつー……事は何だ。俺等はもう用済みってか?
コロン : いや、
コロン : 違うよニカ先輩。それなら“協力”なんて言葉は出てこない。
フクリン : え。何?この学園何か今ヤバい状況なの?
コロン : イオン教授は、ボク達がこのままじゃ活動休止に追い込まれる事を説明した上で、
コロン : “協力”によって、それを打開する策を提案しに来たんだ。
コロン : そうでしょう?イオン教授。
イオン : ええ。…察しが良くて良い事です。
コロン : でも知ってますよ教授。
コロン : 教授だって今、自由に動けないんですよね?
エレア : (ニカの方を見やる。
イオン : おや。…察しが良い事ですね。(繰り返して
コロン : 教授の一角…それも現役最強との呼び名も名高い“クイーン”が行方不明。
コロン : それに理事長だって居ないんだ。これ以上世間に隠し続けるのは無理がある。
コロン : だから………きっとリーズベルトの重要人物はみんな単独行動を制限されたり、監視下に置かれるはずなんです。
コロン : コレ以上大事な学園のキーパーソンを失うわけには行かないですからね。
イオン : ………ええ。そうですよ。
コロン : そこでイオン教授はこの学祭実行委員会に目をつけたんです。
イオン : {10:本当に面倒臭い事に………(小声}
コロン : ココなら実質的な理事長代理である輝空さんが居る。
コロン : それに活動期間も永久的ではなく学祭までです。
コロン : 学祭までの期間限定で(ボクみたいな面倒な)生徒達を複数集めた団体を
コロン : イオン教授と輝空さんが見守る体制を作り、学祭を実行する…
イオン : …。そう。大学祭実行委員会は、輝空=リーズベルト理事長代理の元に運営されていますが…
コロン : 学祭を無事実行する事は、キアシスの街に対してリーズベルト大学の平穏と反映…つまり平常運転をアピールする機会にもなりますからね。
イオン : 理事長代理はあくまで理事長代理。この委員会は実質長らく顧問不在だった訳です。
ニカ : ……こ、顧問。
ニカ : 急に学生感出してくんな……
コロン : 理事長代理、教授、問題児、それらを一纏めに監視しながら、学祭まで無事実行しちゃおうっていう欲張り策ですねっ?
イオン : リーズベルト大学は、元老院出身の我々でも時折驚くほどの隠蔽体質でして。(普通にディスってる
ニカ : ぉぃ…
コロン : ええ。現役在学生ですから。よく存じておりますよっ!
イオン : 危機の渦中であれど、あくまでも学校運営は恙なく行われている。…ように見せたいようなのです。
イオン : いやまぁ…気持ちは解りますけど… 流石に限度があると思うんですよねぇ……
コロン : ふふふ。推理は大当たりなようですね!
イオン : はぁ~~~…そうですよ。清々しい程にね。
コロン : でも教授。そうなると1つ問題が。
コロン : (指を立ててイオン教授に提案しつつ
コロン : (エレアに目配せ
エレア : ………何…、?
イオン : …?
コロン : ボクらが活動休止に追い込まれるのは困りますが、イオン教授だって今まさに困っているんですよね?
コロン : これじゃあ協力と呼べません。だから・・・
コロン : ?顧問にはなって頂き、ボクらの活動を続けさせてもらう。
コロン : ?でもニカさんの後継者問題には口出ししない。行動も制限しない。勝手に誘拐したり居なくなったりしない。家の事でガミガミ言わない。束縛しない。ため息つかない。自由にのびのびさせる。
コロン : 協力、ではなく、相互扶助の精神ですよ? どうですか? 教授? 先輩?
コロン : エレアさんも…?は譲れないですよねっ?
ニカ : は。 ・・・(イオン見て
イオン : ぇ、………(ニカ見て
エレア : !(ニカを見る
エレア : …まあ、そ、そうだけど?
ニカ : ま、まー・・・誘拐とかされんのは流石にもう勘弁だけど……
イオン : ………流石にもうあんな真似はしませんよ。結果的に組織一つ潰れましたし。
アリセ : せんせー。それ洒落になってないです。
ニカ : (なんか悪い気がしてきた・・・
イオン : …えぇ、分かりましたよ。
イオン : ちょうど年末までの期限付きですし。猶予期間としては丁度良いでしょう。
ニカ : ……え。何?妙に素直で怖いんだが。
エレア : ……(見えないように小さくガッツポーズ
イオン : …まあ一体何処までがガミガミじゃないのかとか溜息って勝手に心の奥底から漏れ出るものじゃないんですかとか色々懸案事項はあるんですけど……
ニカ : コイツマジでコイツ……
イオン : …努力はします! まー…その。
イオン : …此方にはもう一つ、呑んで頂きたい条件がありますしね。
ニカ : …条件?この期に及んでなんだよ?
イオン : 何、シンプルな話です。2名ほど新入部員を受け入れていただく事、ですよ。
エレア : 新入部員……、?
ニカ : つーと…PURE仲間のこの2人か。
アリセ : あれあれ。推薦までもらえちゃうんですか?
ニカ : …どーにも掴めねーな。そうまでしてこいつらを委員会に入れて何かあんたにメリットあんのか?
イオン : まぁ、そう言われると特に無いんですけどねぇ…
フクリン : 何よぅ!もっと粘ってよぅ!
イオン : 明日をも知れぬ身の人間は一寸でも減らしたいじゃありませんか。
フクリン : そーそー!
フクリン : アタシったら家も無いんだからねっ・・・!
アリセ : そーそー。なんか居住区爆破されちゃったから。
アリセ : アリセにはおうちありますけど…みんな困ってるんですよねっ
エレア : 爆破って言われたらすごく物騒だけど…
エレア : ……、。(軽くため息つき、
エレア : もともと住んでた家はないの…?
フクリン : それは・・・その・・・
フクリン : 今はちょっと、住めないだけなんだからねっ!
ニカ : ルースベルト家だっけか?聞いた事ねーけど。
ニカ : …っつーかさっきも言ったけど…そもそも学生ですら無い奴は幾らなんでも難しいんじゃねーの…?
フクリン : きょ、教授!
フクリン : なんとかしてよっ!
イオン : ……。
イオン : (はぁ、と小さく溜息 早速溜息ノルマ破った?
イオン : ……ですから、「将来的に」と言ったんです。
ニカ : ……ん?
コロン : (ため息カウント警察が必要かな・・・空太郎に変な機械・・・あぁ、魔法だった。作ってもらおうかな・・・
イオン : 「将来的にリーズベルトの学生になる」のであれば、場合によって先行入部も可能となります。
イオン : そういったシステムは臨機応変ですからね。当大学は。
ニカ : …え、何?つまり…?
フクリン : さっすが一流学園ね!
イオン : …。(首筋に汗が滲むが、生徒達に悟られぬよう、あくまで涼しげに
フクリン : 飛び級って事よマヌケども!崇めなさいっ!
イオン : 貴方がたは最初の「転移陣」しか見ていないかもしれませんが…、
イオン : …… 彼女は非常に優秀な「魔術師」ですよ。
フクリン : ・・・っそうよ!!ちゃんと見てるじゃない教授ってば!
ニカ : ……と、飛び級?コイツが?
イオン : ええ。早期入学が出来るよう私が取り計らう予定です。
イオン : (そう、「予定」ならば構わないだろう。予定は変わる事もある。
イオン : (…今、この場を切り抜ける事ができれば……
フクリン : はっ!アンタ達は所詮学生レベルよ!
エレア : イオン先生が後ろ盾になるってことなんだね…。
ニカ : ……【司教】イオンの推薦を得る、…ってんなら。
フクリン : アタシなんてサイゼリア女史とレイヴン氏を相手取ったんだからねっ!
ニカ : ……多分ガチだわ。
エレア : ……、ふぅん。
アリセ : わー。良かったね福ちゃん。
エレア : ……。苦労しないといいけど。
フクリン : はんっ!当然よ!アタシは由緒正しきルーズベルト家の後継者になるんだからねっ!
イオン : ……これでご納得いただけますでしょうか?
アリシア : リーズベルト家のご子息なんですか?!
ニカ : ルーズベルト家、らしいけど。
アリシア : あれ?
フクリン : 「フクリン=ルーズベルト」よ・・・! 覚えておきなさいっ!
イオン : …傍系の一つだそうですよ。余り外に知られてはいませんが。(…
ニカ : 血筋厨が言うと妙に説得力あんだよな…
イオン : ……。 フフフ、伊達にPUREやってませんよ。
ミカエル : わたくしはどんなニンゲンでも歓迎ですが、
ミカエル : ロルさんは如何ですか?
ロル : …………。
ロル : うーん……。(そう簡単に信用できないとは言いづらい雰囲気だ。
アリセ : うーん……そんなに信じられないですか?
アリセ : アリセ、実は……
ロル : 実は……?
アリセ : 「アンプル被害者」で「治療解毒済み」なんです。
ロル : へ?
コロン : あれ?そんな情報あった??
アリセ : …まあ、アリセは国木田先輩とかと違って学内で暴れたりなんかはしてないですけどぉ(嘘は言ってない
アリセ : 知らない内になんか…打たれてたみたいで。なんでしょう、院生の方達が作った飴ちゃん検査に引っ掛かって。
アリセ : それで治療を受けました。…だから。
アリセ : いっそ「もう洗脳されてない」って事が証明できてるんですよ。
コロン : 結構ロジカルに来ましたねっ?
アリセ : えへへ、アリセもリー大生ですからぁ。
アリセ : でもでも、これで入部を拒むロジックは無い筈ですよね?
ロル : …わ、わかったよ。
ロル : そのかわりしっかり頼むよ…。
アリセ : ありがとうございますっ(にこっ。
フクリン : おっほん。あの・・・アリセちゃん?ロル・・・さん?
フクリン : アタシは・・・?ノケモノじゃない・・・よね?
アリセ : うん。福ちゃんに関してはそもそも…
アリセ : 現時点リー大に全く関係が無いんだから、アンプルとも関係無いって事無いですか?
フクリン : そうなるんじゃないのかしら!(・・・アンプルってなんだか知らないけどねっ!
ロル : まあ、イオン先生が後ろ盾になってくれるなら…。
アリセ : そもそもこの「アンプル事件」って…リー大内でのみ起こってる問題ですよね?
イオン : まあ、何かあった時の責任は私……… って事になりますねぇ……(溜息が溶けて混ざったような声色
エレア : そっか…。うん。どうなのかな…?
エレア : 誰かが暴れて捕まったとか、そういうニュースは聞いたことないけど…。
ニカ : たーしかに。少なくとも報道とかには載ってねえよな…
コロン : 他の機関でもウチぐらい情報統制してたらお互いに気付けないですけど、
コロン : 流石にそんな組織、そうそうキアシスにないんじゃないですか?
エレア : ……。うん。あとは元老院くらいだろうけど。
エレア : もしそうだったら噂くらいは回ってきそうだね…、。
イオン : …少なくとも私の知る範囲内ではそんな話はありませんね。二霞くんもでしょう?
ニカ : …まあ俺が知っててコイツ(イオン)が知らないって事は無いわ。
フクリン : つまりアタシも大丈夫って事ね!
フクリン : きゃっきゃうふふな学祭準備!仕方ないから手伝ってあげるわよ!
イオン : まあ、福さ…フクリンさんにはキアシスに妙な繋がりはありませんよ。(そもそも繋がりが無いですからね。
フクリン : そうよ!無いのよ!
フクリン : もしあったら・・・家もあるわ・・・
アリセ : 後ろ盾がイオン教授しか無いならむしろ安心じゃないですか?
エレア : ………。(名家なのに家がないんだ。別にいいけど。
ニカ : (そう。じゃあルースベルトってなんなんだよ?っつー疑問…
ニカ : うーん……まあ…変な奴ではあるけど…
ニカ : 怪しい所は一つ一つ潰れて来た…か?
フクリン : 解決ね!そうね!よし!それじゃあ・・・あなた達のアジト(おうち)に案内なさいっ!
ニカ : え?此処だが。
フクリン : じゃあココに住めば良いのねっ!
ニカ : 良いんかソレで…?
イオン : ……そういえば。セントラル辺りのエンドレス系列店では、仮眠施設の用意があるそうですねぇ…
イオン : こちらも頼めば聞いてくれるかもしれません。
アリセ : こうして、長い話し合いの末に、頼もしい仲間が三人も増えましたとさ。
アリセ : めでたしめでたしー。
ニカ : 自分で言うなよ…。
最終更新:2024年03月15日 01:23