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あれから私達は [マリア 那菜葉 紫水]

マリア : (かつて開かれた『王神帝クルーズツアー』、全行程終了より×ヶ月後。
マリア : (オクターン。海沿いのカフェ。オープンテラス席にて。
マリア : (共に同じ船に乗った旧友同士が、久しぶりに再会した。
マリア : …。
ナナハ : ふふ…。
マリア : 久しぶりですね。 雨月藍玉那菜葉。
ナナハ : ええ。聖護守万里愛様。(微笑みながら
マリア : …ぁぁ、この固い呼び方は止めにしたのでしたね。…ともあれ、漸く再会が叶いました。
ナナハ : お変わりないようで安心しました。
ナナハ : ……あの人も。(遠くの方から様子を伺っている騎士っぽい男がいる。
マリア : ええ。…変わり無さすぎて呆れるぐらいですが。(那菜葉の視線に合わせてそちらを見遣って
マリア : 那菜葉…は、元気にしていたかしら。
ナナハ : はい。おかげさまで。
ナナハ : いろいろなことがあって、みんなの心も荒んでいましたけど…、
ナナハ : 誰もが苦しまないで暮らせる街を作るために今はみんなで一つの方向を向いてくれています。
ナナハ : 私なんかをその旗印にして…。すこし責任は重いけど、
ナナハ : 私、がんばってます!(笑顔で
マリア : …そう。それは何よりね。(ふ、と微笑んで
マリア : 再建の為に前向きに進んでいるのなら喜ばしい事です。
ナナハ : 立派な街にしてみせます。グランシスにも負けないくらい。
マリア : まあ、言いますね?…ふふ、でもそのくらいでなくてはね。
ナナハ : 万里愛様は、どう過ごされているのですか?
マリア : 忙しくしていましたよ。聖護守家も整理をつけなければならない事がありましたし。 
マリア : 婚礼の準備も並行して進めていましたからね。
ナナハ : 婚礼…!!!(大袈裟に口元を隠す
マリア : おや。(驚いてる様子の那菜葉見て
マリア : …伝えていましたよね?紫水さんを婿に取る事。
ナナハ : 聞いてはいましたが、あらためて直接聞くと驚きが……。
ナナハ : 十継とも古い仲ですし…。
ナナハ : でもお二人ならきっと幸せなご夫婦に…。
マリア : ええ。幸せになりますよ。自ら選んだ相手と結ばれるのですから。
マリア : …まあ、言う程変わりはないのですけどね。 …今もあの様に。(遠くの方に視線を向けて
マリア : 婚約中の身分だと言うのに、従者のように振る舞う癖が抜けないようで。
紫水 : (……ム。視線を感じる。
ナナハ : ま、まぁ従者たらんと生きてきたみたいですから……?
ナナハ : ちょっと!こっちに来て!!(紫水に
マリア : (那菜葉の言葉に乗って手招きジェスチャー
紫水 : ム。(呼ばれていることを察してゆったりと歩いてくる。
マリア : (自分の隣の席を手で示す 座れという事らしい
紫水 : (言われるままにマリアの隣に座る。
紫水 : ……何か。
ナナハ : 何かって。久々に会ったのに!(むすっとふくれっつらを見せる
ナナハ : 今ね、あなたの話をしていたの。
マリア : 全くですね。 紅茶で宜しいかしら?(紫水に
紫水 : …ああ。それでお願いしたい。
ナナハ : まぁ。
ナナハ : 仲睦まじく……(ほんのり顔を赤らめて
マリア : (その辺の店員を呼び付けて紫水の分の紅茶を追加注文。
マリア : 敬語を抜いて貰うのもなかなか時間が掛かったのですけどね。(なんか楽しそう?な那菜葉を見て
紫水 : ……生き方を変えるというのはなかなか難しいものです。
紫水 : しかし、この人とならば。
紫水 : なかなか、それもどうしてか楽しいものです。
紫水 : ……お久しぶりです。那菜葉様。
マリア : …(小さく、しかし満足気に笑んで
マリア : (店員がすぐに紫水の分の紅茶を運んでくる
ナナハ : ふふ。
ナナハ : それで二人のご生活はどうなのかしら?
マリア : 全く。楽しそうですね?
ナナハ : だって、こんな機会めったにないですもの!
マリア : それもそうですが。人の事ばかり気にしている場合かしら。…まぁ、良いでしょう。
ナナハ : うっ…
マリア : …どう、と言っても難しいですが、(紫水を横目にちらりと見遣り)
紫水 : ……。
マリア : そうね。落ち着いているわ。感情が穏やかである事を実感します。
紫水 : (無表情でほっと肩を撫でおろす。
紫水 : ……同感です。
紫水 : 学ぶことは多いですが、有意義な日々を過ごせていると感じます。
マリア : …私の知る、他の恋に落ちた女性達(※ゼクシィ!結衣!ルスト!)と比較すると、
マリア : 奇行に走ったりはしていませんから、あまり話して面白味は無いかもしれませんが。
ナナハ : まぁ!(口を隠しながら
ナナハ : でも、平穏なのがきっといちばんですね。
マリア : ええ、そう思うわ。
ナナハ : オリグさんは真夜中に全裸で外に放り出されたと聞きましたし…
マリア : まあ。過激ですね。一体何をしでかしたのかしら。
ナナハ : なんでも依頼人からの手紙を浮気と勘違いされたとか…
ナナハ : でも愛は深まったとおっしゃってましたわ!
マリア : 雨降って地固まる、ですね。
マリア : そう言われると我々は、まだ喧嘩らしい喧嘩はしていませんね。(頬杖横目に
紫水 : そうですね……。
紫水 : 波長が合うというか。
紫水 : ……一緒にいて落ち着きます。
ナナハ : (恥ずかしげもなく惚気る十継にダメージを受けながら微笑む
マリア : (満更でも無さそうに微笑んでる
紫水 : 那菜葉様は……
紫水 : ………
ナナハ : なにかしら??(穏やかな笑みの背後に不穏な気配
紫水 : ………
紫水 : お元気、そうですね……。
ナナハ : ええ、元気よ。
マリア : …(頬杖で静観してる
ナナハ : ふふ。
ナナハ : 万里愛様が寛大な方でよかったわね。
ナナハ : そういえば。
ナナハ : 朔さんはフォーデンの格闘家を引退されたとか。
マリア : おや。そうだったのですね。
ナナハ : ええ。その理由が……メノウ様と付き合うためだとか。
マリア : クルーズツアーの同乗者達には、近況を知らない者も多く居ますが…
マリア : …。 それは随分と話が飛躍していますね?
ナナハ : みたいです。鷹さんと電話でお話しした時におっしゃっていました。
ナナハ : お前の専属忍びにしないと舌を噛み切るとか…
ナナハ : まだ付き合っていらっしゃらないみたいですけど、熱烈なアプローチを…。
マリア : …。…。…求愛活動に専念する為に格闘家を引退したのかしら。
マリア : なかなか… 摩訶不思議ですね。
ナナハ : ええ…。そういうタイプの方には見えなかったのですが、不思議です。
マリア : 寧ろ恋愛事に関しては斜に構えている印象がありましたが。そうね、不思議です。
紫水 : フム。
紫水 : 身を焦がすような恋愛は魅力的ではありますが、その一方で危険でもありますね…。
ナナハ : そうね。お兄様みたいに。(少しイタズラっぽく
マリア : これまた過激ですね。
ナナハ : ふふ。言いすぎたかもしれませんね。
ナナハ : でも、ずっと誰にも言えない過去にはしたくなくて。
マリア : …ふふ。それは確かにそうね。
紫水 : ククク…。(普通に嬉しいだけだが笑い方がつい不穏になったしまう。
マリア : そういえば。恋愛といえば、この間ジュディさん達にお会いしましたよ。
ナナハ : ジュディさんたちに?!!(目を輝かせて
マリア : ええ。ハーヴィさんと二人で人助けの旅を行っているそうですが、グランシスにも訪れてくださって。
ナナハ : まあ、素敵……。
ナナハ : 二人で冒険の旅だなんて!
ナナハ : きっとさまざまな困難もあるのでしょうが、お二人はそれを着実に打開して仲を深めて…(早口
マリア : ええ。ええ。あの2人は船でも非常に…微笑ましい仲でしたが、今もなおで。…(ナナハを見て
マリア : …。本当に人の恋話には目を輝かせるのですね?(頬杖気味に
ナナハ : まあ!(目を輝かせて
ナナハ : そ、それはその……。
マリア : 全く。ゼクシィまち子に妙な所で影響を受けたのかしら?(やれやれと
ナナハ : 私だって自分の恋話したいもん……。
マリア : あら。
ナナハ : でも、何もないのです…。
ナナハ : 見合いはいくつかしましたけど…どれも家柄目当てというか…。
ナナハ : 裏の意図が透けてしまって…。
マリア : …成程。それでは前向きにもなれませんね。(ふむ、と
ナナハ : ある人なんて…見合いの場で突然ウクレレを弾いて歌いはじめたのですよ!
マリア : ……。奇異な自己アピールですね。
ナナハ : 全然私も結婚する気もなさそうだったし…。そんなのばかりです。
ナナハ : カンツォーネってなんなんですか…。(ぼやいている
マリア : 「歌」もしくは「歌謡」を表す言葉ですが…まあそこではありませんね。
マリア : 交際と婚姻、そして婚姻と家柄は密接な物ですからね。見合いの場を設けたい周囲の者の気持ちも解らなくはありませんが。
ナナハ : たしかにそうですが…。
ナナハ : 私だって恋したいです!
ナナハ : それで、さっき話にでかけた……
マリア : あら。何かしら。
ナナハ : ゼクシィさんですけど……。
ナナハ : お二人については何か…ご存じですか……?
マリア : そうね。話は伺っていますが…。
マリア : 那菜葉は、南大陸の…ジェネシスの事はどの程度知っているのかしら?
ナナハ : ジェネシス……あまり詳しいことは存じ上げませんが……
ナナハ : 新しい港町、南大陸との交易の要所で、唯我様が関わられているとか…。
マリア : ええ。成り立ちには色々とあったようですが、その認識で概ね正しいわね。
マリア : ゼクシィまち子と渦明鳴清は、そのジェネシスを生活の拠点に置く事に決めたようよ。
ナナハ : ……そうでしたのね…。
ナナハ : ゼクシィさんがうらやましいです!!
ナナハ : もしお別れになっていたら…なんて考えてしまってましたけど、
ナナハ : もう知らないです…。
マリア : …。ゼクシィまち子は、ジェネシスの街に初の結婚相談所を作るのみならず、
マリア : ジェネシスの街で一番最初に結婚式を挙げようとしているそうですよ。
ナナハ : ま、まぁ…!!!
ナナハ : ゼクシィ様らしいですけども…。
マリア : ええ。本当に。
紫水 : 祝ってやる……祝ってやるぞ…ゼクシィ……
紫水 : と言ったところでしょうか…。(平然と運ばれてきた紅茶を飲んでいる。
マリア : …。突然不穏芸を始めるのですね。(こちらも紅茶を一口
マリア : …。(那菜葉の様子をちらっと窺う うらやましい、と素直に吐露できるなら大丈夫なのだろうか
マリア : …。そうです、一連の情報はラヴェンデル…ルストさんから得たものですが。
ナナハ : ルストさん!ルストさんはお元気なのですか?
マリア : 彼女もジェネシスに居るという事で。つまりはそういう事でしょうね。(まあ、個人的な人間関係の報告は受けていないのだが
マリア : ええ。元気なようですよ。何でも南と中央を繋ぐ外交の徒として…(などと、縁ある者の近況話は続いていく
マリア : (皆順調で幸福なようで。 那菜葉も負けていられませんね?
最終更新:2024年04月30日 23:23