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思わぬ刺客 [灰簾 ツカサ 虻川 ふゆゆ]

コロッセオ : (巨大コロッセオ
コロッセオ : (白熱の試合が行われ
コロッセオ : (一般客の皆様が帰路についた頃
コロッセオ : (少し遅れて出てくる人々
コロッセオ : (他選手だったり内部関係者だったり
コロッセオ : (それらの帰りも見送った後
コロッセオ : (ようやく帰路につくフォーデンのトップアスリート
コロッセオ : (試合には参加していなかったが、しっかりとライバルや同僚の観戦・応援をしていた者
灰簾 : っし、じゃあ帰るか。
灰簾 : (巨大コロッセオから出てくるその姿
ツカサ : そうだね。(同じくコロッセオから出てきて
コロッセオ : (本日の試合は2組4試合。
コロッセオ : (武器部門の若手3人チーム対抗戦。それとT3バーボンvs北河道場の選手。
虻川 : それじゃ、俺はここで。(コロッセオ入口まで2人を見送りに来た男。
虻川 : お疲れ様でした、2人共。
灰簾 : おう。今日は付き合ってくれてありがとうな。
灰簾 : またな!
灰簾 : (流れで3人で来た観戦はともかくとして、(ラピエルは別席)
ツカサ : うん。またね。
灰簾 : (人狼リハーサルは…灰簾はおそらく呼ばれるだろうが、虻川やツカサはわからない。
虻川 : いーえ。こちらこそですよ。 じゃ、また!
灰簾 : (大概イアンとジルギスのせいだと思うが中々にハードなリハーサルだったので、関わったみんな「お疲れ様」って感じだ。
虻川 : (そう言って、コロッセオの中に姿が消えていく
ツカサ : …。
灰簾 : (虻川を見送って、帰路を歩き出す
ツカサ : 虻川、行くところがあるって言ってたけど。(歩き出し、ぽつりと
ツカサ : …こんな時間なのにまだ中に残るんだね。
灰簾 : あぁ。(気付かず言ってるのかどうなのか判断に迷うけど)
灰簾 : 中にまだ少し人も残ってるし、な。(誰とは言及せず
ツカサ : …。人? …ぁぁ。
ツカサ : ぇっ。 ぁぁ~…
ツカサ : … そういう事か。(遅れて
灰簾 : おう。そういう事だろうね。多分ね。(あえて自信なさげに笑って
灰簾 : ま、実際熱い試合の後の夜だ。舞い上がりすぎたファンに囲まれても危険だからさ。
灰簾 : (などと、戦闘員でない女子アナが1人で帰る危険性を無理やり付け加えておく。
ツカサ : …そういうのもあるか。 …
灰簾 : あぁ。熱い試合だったし。今日のバーボンの仕上がりは凄かったな。(そんなわけで熱い試合の振り返りトーク
灰簾 : やっぱ前座試合を組んだ後の…夜のコロッセオの最終試合。バーボンの奴、この条件強いよなぁ…。
ツカサ : …。(あんまり突っ込むのもあれだけど、頑張るなー…などとぼんやり思っていた所で
ツカサ : いや、本当ね。(熱い試合の情報が降ってきて、頭がそちらに切り替わる。
ツカサ : こういう時のバーボンがやっぱ一番十傑だな。って思うよね。
灰簾 : あぁ。間違いない。あの仕上がりは喰われるぜ。
灰簾 : (素直に強さを賞賛する。
ツカサ : うんうん。
灰簾 : その盛り上がりに一役買ったのが…
ツカサ : そう。うちの後輩…なんて、もう先輩面する間柄でも無いんだけど。
灰簾 : ふふっ。良いじゃないか。あっちはいつまでも先輩だと思ってるぜきっと。
ツカサ : あの子が負けじと食らい付いていったからこそ、会場は更なる盛り上がりを見せたワケだ。
灰簾 : あぁ。今期かなり調子良いしな。良い試合だった。
ツカサ : うん。そう思うよ。今日の結果は及ばずだったけど…まだまだ頑張って欲しいな。
灰簾 : あぁ、間違いなく今期の注目選手だぜ。
灰簾 : …っと、そうだ。注目選手といえば。(思い出したかのような仕草をし
灰簾 : T3の若手チームの先方にまさかデビュー戦をぶっ込んでくるとはね。
ツカサ : そうだね。驚いたよね。(率直に
灰簾 : ラピエルの奴、あんなサプライズ隠してるなんて………
灰簾 : いや…?まさか…?
灰簾 : 当日急にぶっ込んだのか…?(ラピエルならアリエルよな?という風にツカサ見て
ツカサ : …ぇぇ? 幾らラピエルでもそんな…
ツカサ : …いや、ありえるのかな。ラピエル、案外仕事人だけど、結構無茶苦茶だもんな…
灰簾 : あぁ…その無茶苦茶が通る程、親衛隊の統率力が凄いって話なんだが…
灰簾 : T3で武器部門で若手って確かに条件は満たしてるけど…すげぇな…
ツカサ : 確かにそれは、条件だけ並べたらそうだけど…
ツカサ : デビュー前の大会でいきなり姫を倒して優勝した選手を若手新人に括るって、なかなか…
灰簾 : それはそうだ(笑って
灰簾 : 最強の新人として暴れ回って、ルーキーオブジイヤーを獲ろうって動きかね
??? : 最強?今、最強って言ったにゃ?
??? : (突然現れ話に入ってくる小さな女の子
ツカサ : … ?(声の方向いて
??? : (顔隠しのフードを取る小さな女の子にゃん
ふゆゆ : (ピンク髪ウェーブヘアー+三つ編みでネコミミを頭に作ってるにゃん
ふゆゆ : ふゆゆん。゚゚(おててひらひら~
ふゆゆ : ふゆゆん:・゚(夜でも雪降り~
ふゆゆ : ふゆゆゆゆーん・。゚・。・o゚・。゚・。・o゚♪♪♪
ふゆゆ : 最強を目指す女の子と聞いたら聞き逃せないにゃん!
ツカサ : (ああ、この子は。(姿にも声にも見覚えがある…
ツカサ : ふゆゆアナ。こんな遅くまでお疲れ様。
灰簾 : 奇遇だね。こんな夜道で会うなんて。お疲れ様。
ふゆゆ : うんうん。2人とも「ふゆゆ」をしっかり認識しててくれて嬉しいにゃん。
ふゆゆ : また世界最強に2歩近づいた気がするにゃん。
ツカサ : 最強ってそういう感じなんだ…
ふゆゆ : そうにゃ?
ふゆゆ : ヴァース最強のプロファイターが集うフォーデン!
ふゆゆ : そのフォーデンのファイターを取り纏める最強の存在が女子アナにゃ!
ふゆゆ : ヴァース最強の存在を目指すふゆゆには持ってこいにょ天職にゃ!
ツカサ : …。…成程。(わかってない
灰簾 : あぁ、初めて聞いたが、すげえ心意気だな!
ツカサ : (そうなると現状最強はサマンサなのかな?…とか思ったが、ツカサは察しが悪い女では無いので下手な地雷は踏まない
灰簾 : 当面の師匠とライバルはサマンサだな!がんばれよ!(灰簾は逆に言ってみる
ふゆゆ : へん!ふゆゆも今日はサマンサにゃんの実況試合を観戦してたにゃ!
ふゆゆ : ドリームでも実況席幕間に呼ばれたし、今日は客席じゃなく関係者席だし?
ふゆゆ : 着々と三歩近づいている気がするにゃ!
ツカサ : そっか。前向きでいいね。
ふゆゆ : そうにゃ!ふゆゆはヴァース最強を目指す常に前向きな存在にゃ!
ふゆゆ : 所で2人は観戦デート帰りにゃ?
ふゆゆ : (そのままの明るいテンションで普通にデートとか聞いてくる
ツカサ : 。(ぁ。
灰簾 : 同門のバーボンが今日の〆試合だったんだぜ? そりゃあ応援に来るさ。(なんて事ないように笑顔で返す
ふゆゆ : そうにゃ?(灰簾とツカサを見て
ふゆゆ : でもそのバーボンにゃんは居ないにゃ?
ツカサ : (そういえばそうだ。虻川はもういないんだった。
ふゆゆ : 一緒に祝勝会には行かないのかにゃ?にゃ??
ツカサ : (ようするに、「周りがどう見るかはわからない」…
灰簾 : (固まりかけているツカサに隣で気付きつつ…
灰簾 : バーボンは試合直後でお疲れだろうからな。そんな勝手に連れ回せねえよ。
ふゆゆ : そういうもんかにゃ?
ツカサ : …あぁ、うん。そうだよね。
ふゆゆ : そうかにゃー??
ふゆゆ : じゃあ2人はコレから何処に行くにゃ?
ふゆゆ : 2人で夜の街にでも繰り出すのかにゃ?
灰簾 : (おいおい。相当ぐいぐい来るなこの子。サマンサちゃんと教育しといてくれ…!
ツカサ : …。流石に帰るよ。もう結構な時間だしね。
灰簾 : あぁ。自分だって帰る所だろ? みんなそうさ。
ふゆゆ : むぅ。
ツカサ : …。(首の後ろを手で触る ぞわついて寒々しい、いつもの感覚が呼び起こされる
ふゆゆ : 面白くないにゃ~?てっきり…もっと…楽しい感じだと思ったんだけどにゃ~?
ふゆゆ : 100万回の事象を探ればそういう時もあるかにゃあ?(不思議な事を呟く
灰簾 : 100万だか無量大数だか知らないけど、結構良い時間だぜ? 逆に家まで送ろうか?
ツカサ : あぁ、そうだね。 舞い上がりすぎたファンに囲まれても危険だし。
ふゆゆ : ぇ~~ふゆゆ超人気実力派新人女子アナにょ?
ふゆゆ : 灰簾にゃんが~ふゆゆを家まで送ったら噂話になっちゃうにゃぁ?
灰簾 : (こいつ…結構面倒だな…!?変人だとは思ってたが…!
ツカサ : (戦闘員でない女子アナが1人で帰る危険性…とかいう先程灰簾がした話に乗っかる。
ツカサ : あは、じゃあ私が送ってあげようか?
灰簾 : あ。(ツカサの提案を聞いて
灰簾 : …。そうだな!そうしてもらおうか!
灰簾 : (乗っかる事にした。
灰簾 : 悪いなツカサ。送ってやってくれ。
ツカサ : 灰簾の言う通り、いい子が一人で夜歩きするには危ない時間だしね。
ふゆゆ : むぅ~!?
ふゆゆ : 絶妙な連携プレイを感じてますますムズムズするにゃ?
ふゆゆ : でもせっかくのご提案、無碍にするわけがないのにゃん!
ふゆゆ : 超美形大人気実力派プロファイターのツカサにゃん!ふゆゆを家まで送ってにゃん!
ツカサ : あぁ、喜んで。(ふゆゆにニコ、と微笑みかけて
灰簾 : …じゃあ。
ツカサ : (ふゆゆの隣に回り込んで並び、小さな肩に手を添えて
ツカサ : …うん。じゃあ、そういう事だから。
灰簾 : また“職場”でな。次のルーキーオブジイヤー候補検討会はその時にでも。
灰簾 : (なんてわざとらしい提案まで付け加えて。
ツカサ : あぁ。またね、灰簾。 灰簾も夜道には気を付けなよ?(冗談めかして
灰簾 : はっ、誰に言ってんだよ。(なんて笑って
灰簾 : (夜の街へと
灰簾 : (消えていく
灰簾 : …。………。
ふゆゆ : 行っちゃったにゃ。
ツカサ : うん。私達も行こうか。
ふゆゆ : ツカサにゃん。(添えられた肩の手を見てから、ツカサを見上げて
ふゆゆ : デートの邪魔しちゃったにゃん。(ゴメンとは言わずにそんな事を呟く
ツカサ : 違うよ。(一言だけ返す。
ふゆゆ : 違うにゃ?
ツカサ : (幾ら違うと言っても、理由や事情を説明しても、信じない奴は信じないし、一生理解しない。
ツカサ : うん。(彼女はそれを身を以て知っている。職場のアナウンサーが「そう」なのは、まことやりづらい事だが。
ふゆゆ : ヴァース最強を目指すふゆゆから見ても、フォーデン選手を一生懸命覚えた女子アナから見ても、
ふゆゆ : 灰簾にゃんは中々以上の男だと思わない事も全然無いにゃ?
ふゆゆ : つまり結構やる奴にゃ。
ふゆゆ : 強く美しいツカサにゃんにギリギリ釣り合わない事も無い気がするにゃ?
ふゆゆ : 付き合ったりしないのかにゃ?しないのかにゃ?
ツカサ : そことデートはあまり関係無いと思うな。(困ったように笑って
ふゆゆ : むむむ???(???という顔してツカサ見上げて
ツカサ : まあ…付き合わないって事だよ。
ふゆゆ : あらまぁにゃぁ~~~
ふゆゆ : 100万回転生しても付き合わない男にゃ?
ツカサ : 困る人も大勢いるしね。そもそもお互いそういう気持ちは持ってない。
ツカサ : だから、そういう答えになるかな。(100万回の下りについて。
ふゆゆ : ふ~~~~~~~ん
ふゆゆ : ふふふふゆ~~~~~ん
ふゆゆ : なるほどにゃ!
ツカサ : …。
ふゆゆ : よく考えたらツカサにゃんが誰と付き合おうが女子アナじゃないから関係ないにゃ。
ふゆゆ : かと言ってふゆゆも別に灰簾にゃんはタイプじゃないから、この話、オチなしにゃ!?
ツカサ : …。うん。それに…
ツカサ : 「最強の女子アナ」になりたいなら…、あんまりこの手の話に触れるのはオススメしないかな。
ふゆゆ : そうなのかにゃ!!?
ふゆゆ : 詳しく!詳しく教えて欲しいにゃ!?
ツカサ : ぇ。いや、その。そんな深い話じゃないけど…(思わぬ食い付きに戸惑いつつ
ツカサ : 報道関係者が、職場の人間のゴシップを探るってのは…
ツカサ : あまり心証が良くない…気がしない?
ふゆゆ : にゃ?????
ふゆゆ : むむむ。。。
ツカサ : …。まあ、この話は此処で終わりって事だよ。
ツカサ : さあ、ふゆゆ。君のお家の方向を教えてくれるかな?
ふゆゆ : わかったにゃ!!
ふゆゆ : (よくわからなかったので、素直に〆て
ふゆゆ : ふゆゆはアッチの方のフォーデンマンションに住んでるにゃ~~~!
ふゆゆ : (指差して歩いてく
ツカサ : ああ。じゃあ、そこまでご一緒するよ。(同じく歩き出す
ふゆゆ : 「最強の女子アナ」への道にはよくわからない障害が多いにゃぁ。。。(ぶつぶつとつぶやいて
ふゆゆ : (夜の街を頼れる女性プロファイターに送られて歩く
ツカサ : ―――
ツカサ : ――
ツカサ : (――『……私達、…余り、一緒に居ない方が良いんじゃないかな』
ツカサ : (――……ぁーぁ。まただ。
ツカサ : (…なんで迂闊なんだろう。 なんでうまくやれないんだろう。
ツカサ : (… なんで…
ツカサ : (………普通にしているだけで、こんな気を遣わなきゃいけないんだろう。
ツカサ : (…いや。解ってるよ。解ってるんだけど。
ツカサ : (自分がそういう事を、他のファイターよりは気にしなきゃいけない立場で、
ツカサ : (自分がそういう事を、気にして動くのが下手だって事は。
ツカサ : (……なんとなく予想できる。明日から自分は、今度こそちゃんと距離を取ろうとするけど、
ツカサ : (しばらくすればなんとなく気が緩んで、結局元の通りになってる。 
ツカサ : (そしてまた、この夜みたいな瞬間が来る。
ツカサ : (…。…。……。
ツカサ : (……… 疲れたな。
最終更新:2024年05月05日 16:46