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二者面談 [ルウィア ハルマ]

ハルマ : ………
ハルマ : (嘘を吐くのは苦手だ。
ハルマ : (…今は差し迫った、失敗する訳には行かない状況だという事は分かっているけれど。
ハルマ : …(それでもやっぱり、これは自分がやらなくては、と思った。
ハルマ : …(登録された番号をタップして、スマホを耳に当てる
ハルマ : … … …
ハルマ : … 、 ぁぁ、ルウィア教授。
ハルマ : いきなり、すまないな。 … その、…
ハルマ : (相手は恐らく警戒している。 その上でこちらに来て貰えるように、差し迫った用件を―――……
ハルマ :
ハルマ : (すぅ、と深呼吸して
ハルマ : 『教授と話がしたいっ!!!』
ハルマ : 『訊きたい事も、伝えたい事も、 沢山あるんだっ!!!』
ハルマ : 『今すぐ――大学傍の公園広場に来て欲しいっ!!!』
ハルマ : (『スタンドアップ!ブラザー!』。声に乗せて伝播させる認識強化魔法。
ハルマ : (声を聴いた者にハルマの存在を強く意識させる。
ハルマ : (「彼の言葉以外頭に入らない」状態に…なるかどうかは相手次第だ。ルウィア教授となればどの程度の効果があるか。
ハルマ : …(でも、ただ。 …今の自分は、それだけ、……
ハルマ : (「全力で教授に魔法を掛けに行くぐらい」には、本気だ。
ハルマ : (その感情だけ伝わればいいと、そう思う。
ーーー : ーーーーー
ーーー : ーーー
ーーー : ー
ルウィア : (何か焦った様子でEM近くの公園に向かう。
ハルマ : …(広場の噴水の前で待機している、数名の生徒
ルウィア : …。(ハルマの姿を視認して足取りがゆっくりになる。
ルウィア : (はぁ……、なんだ。
ハルマ : …教授。 …来てくれたんだな。(ルウィアの方を向いて
ルウィア : (無事か…。
ルウィア : (息を整えて、ハルマの方に歩み寄って
ルウィア : 悪いね…、少し忙しいんだ。
ルウィア : ……話なら落ち着いてからでいいだろうか。
ハルマ : …(深刻そうな顔でルウィアを見て
ルウィア : (そう言いつつ、その場を足早に立ち去ろうとする。
ハルマ : …待ってくれ、先生。
ルウィア : …。
ハルマ : ……何をそんなに急いでるんだ?…ここの所ずっと、忙しくしてるようだが。
ルウィア : (振り返らずに足を止める。
ハルマ : …そんなに、駆け回らなければならないような事なら… 
ハルマ : ……誰かを頼った方がいいんじゃないか?
ルウィア : (周囲に何か術式の反応がないかを探知する。
ルウィア : ……。なるほどね。
ルウィア : 出来損ないの教師でごめんな。(ハルマに振り返って
ハルマ : …。どうして謝るんだ?
ルウィア : ……。
ハルマ : (術式の反応は、無い。…術者(とイオン)のみ知る所だが、周囲に待機した人物の存在は、魔術によらぬものによって隠蔽されている。
ルウィア : 言っただろ、ツケが回ってきたって。
ハルマ : …ツケ、か。…前言ってた事か。
ルウィア : 君が僕を呼び出したのは、そのことじゃないのか?
ハルマ : ……。 解らないな。 …教授が話してくれない事には。
ルウィア : ……フフ。
ハルマ : そうなんじゃないか、と思ってはいるけど、…オレは先生の事、何も知らないから。
ルウィア : 周りに魔力の反応が少ないからね。状況的に誰か他にもいることは何となくわかるよ。
ルウィア : ……さて。
ハルマ : ……
ルウィア : もちろん、君たちに危害を加えるつもりはない。
ハルマ : ……レイヴン・ギセブルス院生の魔力を奪い、記憶を隠蔽したのは、教授なのか?
ルウィア : ……ハハ。(寂しそうに少し笑って
ルウィア : ああ。僕だよ。
ハルマ : …………。
ハルマ : そうか……・・・
ハルマ : ……何でそんな事を?
ルウィア : ……。(ハルマの顔を見て悲しそうに。
ルウィア : そうだな。(返答を考えて
ルウィア : 今、言うことじゃないけれど
ルウィア : 君が努力する姿に僕はとても助けられた。
ハルマ : ……っ、何を言って…
ルウィア : ……君なら偉大な魔術師になれる。
ハルマ : …そうじゃないだろっ!? そう言ってくれるのも、見ててくれるのも嬉しいけどッ……
ルウィア : さよなら(笑って、自らの記憶を消去する術式を発動しようとする。
ハルマ : ―――――ッ  そうやって―――(咄嗟に、
ルウィア : (魔法陣がルウィアの体に展開され…
ハルマ : 逃げるんじゃないッ!!   ちゃんと―――――
ハルマ : 『生徒<オレ>達を見ろよっ!!!!!』
ルウィア : ……!(自らに向いた意識が逸らされ、
ハルマ : (――『エブリデイ・マイ・スタイル!』
ハルマ : (自分の認識レベルを上昇させ、あらゆる攻撃・魔術・意識の座標を自分に向けさせる認識操作魔法。
ハルマ : (ルウィアの体に展開された魔法陣が―――ハルマの身体に移ってゆく
ルウィア : ……!
ルウィア : (乗り移る魔法陣が完成する前に強制的に術式をシャットダウンする。
ルウィア : (とはいえ、これはルウィアの同意の元で仕組まれた精神操作術式であるため、
ルウィア : (もともとハルマには効果をほとんど及ぼさないものだ。
ハルマ : ――― っっっ(魔法を受けた煽りか、そのまま仰向けに倒れる
ルウィア : ……何をやっているんだ!!(頭を抑えてよろめきながらハルマに歩み寄る。
ハルマ : ―― ッッ、、…!…、(頭を押さえて、)こっちの台詞だ………っ
ハルマ : 何を、しようとしてたか、………知らないが…… (段々と意識がぼやけてくる
ハルマ : 抱えきれない時は、頼ってくれって、 ………
ルウィア : ………っ、
ハルマ : 教授が言ったんじゃないか…………(頭の中に霧が掛かり、 ぼやけ、白み、消えていくように
ハルマ : (意識が遠のいていく
最終更新:2024年07月10日 17:52