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「君にだけはそんな風に思われたくなかったよ。」 [ほのか 春慶 藤乃 平和]

ほのか : 食事制限は…むしろ沢山食べるタイプの調整をしてるんです。(あの時と同じ事を繰り返す
ほのか : (時は人狼リハーサル後、夜中。
ほのか : (いつの間にか前回と同じコース
ほのか : (控室でなんとなく一緒になり、
ほのか : (なんとなく周りの人々が消えて
ほのか : (なんとなく…ではなくやっぱりちゃんと感想戦したくなり。
ほのか : (なんとなくではなく話せる場所となれば移動せねばならず
ほのか : (2回続けて同じ所にお誘いするなんてプリン姫が聞いたら「めっ!」しそうなものだが
ほのか : (フォーデンの隠れ家的存在
ほのか : (eスポーツバーの奥の席
ほのか : (料理もお酒も頼んで、
ほのか : (さっきのセリフだ。
春慶 : そう言ってたね。(冒頭のほのかの言葉に返事をする
春慶 : (前回と違うのは…ドリンクが最初から酒類ではない事か。
ほのか : なんだかんだ…この店になりましたね。
春慶 : そうだね。いいと思うよ。
春慶 : あんまり人の気配を感じなくて話がしやすいし。(構造の話
ほのか : はい…あくまで隠れ家的存在ですからね。
ほのか : フォーデン中に試合観戦が出来るBARなんて無限にあるのに、わざわざココには来ませんから。
春慶 : 確かにね。
ほのか : (ハーブ蒸しソーセージを前と同じように食べる
ほのか : 感想戦…何から話しますか?
春慶 : …(その様子見て、乾杯はまあいいか、と。そもそも祝うような事も無いし。
春慶 : んー…そうだね。長かったからな。
ほのか : …(運ばれてきた大ジョッキをどう飲むか悩んでいる
ほのか : (前は祝勝会的ムードでぐびぐび飲んだけど、
ほのか : (本来の「感想戦」でどのように大ジョッキと向き合うかは未知だ。
ほのか : (というか感想戦と大ジョッキの相性は良いのか…?
ほのか : 長かったですね。20名。
春慶 : …まぁ、けっっこう、反省点は多かったね。個人的には。
春慶 : というか実質戦犯だからな。後半は処刑の主導権ほぼ握ってたし。
ほのか : …。そうですかね。ギアさん引き摺り出したりしましたけど。
春慶 : あれは何とか上手く行ったね。逆転の一手とまではならなかったけど。
春慶 : プリン姫選手が偽、までは予想当たってたのに。前日まで疑ってた灰簾さんのマークどうして外しちゃったかなってね。凄く…
ほのか : 灰簾さん…
ほのか : ギアさんを見捨てて春慶さんの策に乗ったって事ですよね?
春慶 : そうなるね。あの転身に上手く騙された形だね。
ほのか : ムカつく人ですね。
ほのか : おかげで・・・(と言いながら大ジョッキを飲みだす
春慶 : そうは言っても、僕だってギアさんを騙した訳だしね。
春慶 : そういう遊戯だからさ。お互い様だよ。
ほのか : そうかもしれないですけど。それはそうなんですけど。
春慶 : …。(ほのかを見て
ほのか : 私と春慶さんが歪み合うように仕向けたのが灰簾さんだとわかってムカつくだけです。
春慶 : まぁ、代わりに疑われて処刑された側は気分良くないよね。
春慶 : ま、何にせよあっちが上手だったな。
ほのか : はい。状況が状況なので…春慶さんを恨みはしないですが…
ほのか : 灰簾さんにムカつくぐらいは許されるでしょう。許されなくても良いですが。
ほのか : (言いながらグビグビと飲み続ける
春慶 : そうだね。感情の話は別だし。いんじゃない。
ほのか : …。…。
ほのか : 全体的に情報の少ない長い回でしたけど、
ほのか : …何を反省会、いえ、感想戦すれば良いのでしょうか。。
ほのか : 灰簾さんにムカつくだけで終わりそうです。(大ジョッキ空にして
春慶 : 確かにね。役職的にも情報量少なかったし。
春慶 : ゲームに関するロジカルな話はあんまりしようが無いかもね。僕が愚痴聞かせただけか。
ほのか : いえ、仕方ないです。
ほのか : だんだん人狼というゲームの…理不尽さがわかってきたのですが、
ほのか : 本物の予言者が仕事しないなんて無理じゃないですか?
春慶 : ちょっと立ち上がり厳しすぎたね。(それはそう。って感じで
春慶 : 景晴さんやギアさんが自滅してくれて、なんとか勝負形には持っていったけど…
ほのか : そうです。綺麗に処刑しまくってあの日付までもつれ込んだのだから褒めてくれてもいいぐらいですよね。
春慶 : 処刑数もギリギリだったし。結局序盤の差を埋めきれなかったな。
春慶 : …。身も蓋もない話するとさ、
春慶 : 序盤で2回も情報ゼロのグレランするの悠長すぎたよね。
ほのか : 全然情報増えなかったですね。
ほのか : (いつの間にか届いた大ジョッキPart2を飲みながら
ほのか : 捕食先も共感者ですし、情報増えなすぎでした。(白身魚フライをモグモグしつつ
春慶 : 「人数」とか「進行」とか…まああるだろうなって思って… あんまり突っ込めなかったけどさ。
ほのか : でも怪しそうな人…居ましたか?
春慶 : 何も話さなきゃ誰も怪しくならないよね。じゃあ何の話題を…ってなるんだろうけど。
ほのか : 独裁者は…
ほのか : いざとなれば強制執行出来るから、好き勝手喋れると言っていましたが、
ほのか : …とはいえ「ルミ」のように無意味にヘイトをばら撒いては人気投票で死ぬだけです。
ほのか : どうすれば良かったのでしょう…
春慶 : …んー…
春慶 : やりようは色々あると思うんだよね。材料は少なくても、議論の余地が生まれればいいわけで。
春慶 : そうだな、例えば…
春慶 : 『プロファイター』『AsciiE』『聖竜真っ黒車』からそれぞれ1人ずつ選出して、3人がそれぞれ「処刑したくない人」を、早い者勝ちで3人ずつ指名する。
春慶 : 残り8人…共感なり予言COなりを除けばもう少し減るだろうから、その中から投票する。とかさ。
ほのか : それは…
ほのか : ………。何が起きるんですか…?(少し考えてから聞く
春慶 : 例えば選出された人が伝道者なら処刑回避対象に伝道相手を選ぶだろう…とか。薄らとラインを推測する事ができるでしょ。
春慶 : 人狼や役職者が選ばれないと死ぬかも…って事になれば何かしら盤面に動きが出るかもしれないし。
春慶 : 何かしらでグループ分けなりすれば、あの面子なら各々推理して喋ると思うんだよね。
ほのか : なるほど。。。
ほのか : 死んではいけない人に、このままでは死ぬよと。警鐘を鳴らすのでしょうか。
ほのか : (ビールをぐびぐび飲んで焼き鳥を食べながら、真面目に聞いてる
春慶 : そういう風になる、…事もあるってぐらいかな。
春慶 : 具体的に何があってこうするって感じでも無いっていうか。今のだって一例だしね。
ほのか : ゆさぶりをかけるのでしょうか。
春慶 : ぁぁ、それだそれ。
ほのか : ギアさんや、景晴さんぐらいわかりやすい人達はすぐ脱落してしまいますが、
ほのか : そのようにして喋れる人同士で………
ほのか : 僅かな動揺や生き汚さを見抜く。
ほのか : ………感じですかね?(焼き鳥を食べながら
春慶 : そうだね。そういうのを楽しむ遊戯なんじゃないかと思うよ。個人的には。
春慶 : まぁ……でも、あれだな。(思い返して
春慶 : 今日のリハーサルで「AsciiEから処刑する」って言った時、結構反発強かったからな。(烏龍茶のグラスを何となく揺らして眺めながら
ほのか : それは…そうだと思いますけど…
春慶 : そもそも「お前が消えろ」って言うゲームでしょ。って思ってるけど、それを通すのはまた別の技術がいるかもな。…って思ったよね。
ほのか : そもそも「AsciiE」のデビュー番組なので…
ほのか : 「お前が消えろ」はアリでも、「お前ら全員消えろ」は………難しいんじゃないですか。
春慶 : でも、結局あの中の2人は人外だった訳でしょ。しかもcotoriさん残って敗けたし。
ほのか : 確かに…。
春慶 : 興行の為にそこ忖度してたら勝てるものも勝てなくない…?って思うけどね。
ほのか : えぇ、、…うーん、確かに…(納得いかなそうにレモンを握りつぶして唐揚げにかけてる
ほのか : 当のcotoriさん、AsciiE処刑に反対して無かったですね。うーん…
春慶 : …あれはあれで上手くやられた形だよね。正直疑ってなかった。
ほのか : はい。面倒な事をしてくれました。(レモン汁かけ唐揚げをバクバク食べてる。
春慶 : ぁぁ、そう考えるとやっぱり各所で初志貫徹できなかったのが響いてるな…(独り言っぽく分析反省
ほのか : アイレクスさんも初日に恋人の夏凛さんにグレラン入れてたんですよね…?
ほのか : 灰簾さんもギアさん処刑に協力してますし…
ほのか : ………。
春慶 : そうだね。結構そういう細かい技入れてるよね。皆。
ほのか : 煩わしい事をしてくれます…全く…(ぶつくさと文句言いながらフライドチキンを食い始める
ほのか : 明日の本番でも、大変に面倒そうです。
春慶 : そういう遊戯だからね。(言いつつちょっとだけ楽しそうだ
ほのか : …。
春慶 : ま、明日は何引くかわかんないけど。何引いてもそれなりに面倒そうだ。
ほのか : 強い人と闘う…あぁ、いえ。賢い人と闘う方が、
ほのか : やっぱり春慶さんも楽しいですか?
春慶 : それはそうでしょ。(笑って
春慶 : 万事そういうものじゃない?対戦競技って。
ほのか : …。………。
ほのか : ま。そう答えるだろうとわかっていましたけどね。(フライドチキンの骨を片手で折る
春慶 : …。(頬杖でその様子見て
ほのか : …いえ、大丈夫ですよ。卑下する日じゃないです。
ほのか : いつもの忖度強引エントリーと違って、今回は0回戦を勝利してやってきているんですから。
ほのか : 私が、強くて賢ければ、対戦相手の…あなたも楽しいんですよね?
春慶 : そうだよ。ちゃんと実力で選ばれたじゃない。 …そうだね、(ほのかの言葉に
ほのか : (食べ終えたフライドチキンの骨をバキバキと折って細かくハジに寄せる
ほのか : …。
ほのか : 後出しでズルい質問だと…わかって、聞きますね。
春慶 : 明日、君と僕が敵か味方かわからないけど。 勿論楽しみにしてるよ。
ほのか : こんな機会、滅多に無いでしょうから…。
春慶 : …ん、何?
ほのか : 今日の最後、なんで、私を処刑したんですか?
ほのか : 私じゃなきゃダメでしたか?
春慶 : あの瞬間は、一番人狼の可能性が高いと思ったから。
春慶 : …それ以外の事は無いと思うけど、その答えじゃ不満かな。
ほのか : 不満ではないですが、
ほのか : 私の訴えが信じれなかった理由を説明して欲しいです。
ほのか : (店員に皿を下げさせて何か別のものを頼んで。
春慶 : …。(思い返して
ほのか : …。………。(ビール飲み干して
春慶 : 信じられなかった、…というよりは…(話しながら考えてる様子で
春慶 : 「そのくらいの嘘を、君は吐けるかもしれない」と思った。…んだろうね。
ほのか : ………。
ほのか : 褒めてます?
春慶 : 受け取り手次第じゃない?
ほのか : …はぁ。
ほのか : …。
ほのか : 春慶さんは、褒めてるつもりで言ってますか?
ほのか : (わざとらしいため息の後、聞き直してくる
春慶 : 別に褒めも貶しも込めてないよ。あの時どう考えて選択したか、っていう…、ぁぁ、まぁ、
ほのか : …。(春慶を見てる
春慶 : 嘘吐ける方が「強い」ゲームなんだから。褒めたと思っていいんじゃないの。
ほのか : ・・・。なるほど。
ほのか : それは、
ほのか : ありがとうございます。光栄ですね。(言った後、視線を外して
春慶 : …。
春慶 : それは喜んでるの?
ほのか : …。(春慶見て、
ほのか : そうですけど…?
春慶 : …。そう。
ほのか : こんな事で喜ぶ女じゃダメですか?(春慶見つめて
春慶 : 別にそんな事は言ってないけど。…。
ほのか : …。………それならよかったです。
春慶 : …。そう。
ほのか : …。デザートも食べましょう。(何故か申告して
春慶 : あぁ。どうぞ。
ほのか : (大きな四角いパイ生地の上に40枚ぐらいの小さな文字入りクッキーが乗っている謎のプレートが運ばれてくる
ほのか : (パイ生地の上には黒の焦げ跡でマス目が付けてあり、
ほのか : (小さなクッキーには「王」とか「銀」とか「歩」とかの文字が入ってる
ほのか : ・・・。
春慶 : え。 何これ。
春慶 : …そっか。 ボードゲームカフェだもんな。此処。
ほのか : この店のスペシャリテだそうです。調べました。
ほのか : (何も考えずに同じ店に来たように見せかけて…実は下調べしてきてある女子
ほのか : 実物を見たのは初めてですが…結構凝ってますね。(まじまじと見て
春慶 : 確かに。(題材が題材なのでちゃんとスイ~ツを見てる
ほのか : …良いですよね。
ほのか : 今度、春慶さんと来る事があれば、
ほのか : 注文しようと思っていたので。
ほのか : 良ければ少しぐらい…一緒に食べませんか?
春慶 : …(普段なら、甘い物は積極的に食べないが…
春慶 : ……そうだね。じゃ、少しだけ貰おうかな。(ちょっとだけ笑って
ほのか : …はい。(笑った春慶を見て、思わず安堵の微笑みが溢れる
春慶 : (居酒屋あるあるの取り分け皿を用意して)じゃ、升目4つ分くらい…(とか何とか言って
春慶 : (人狼リハーサル反省会は、平和な甘味時へと・・・ 
春慶 : (――
女の声 : えっ?
女の声 : 岩黒くん…!?
ほのか : …は?
ほのか : …岩黒くん?(声の方を見上げ
女の声 : (二人の席… 春慶の背面側から聞こえてくる声
春慶 : …は?(聞き覚えの、ある。声と呼び名に振り返る
春慶 : …… 「さとみ」?
ほのか : 「さとみ」?
女の子 : …!(姿を見せたのは、 金髪碧眼の、着物姿の華奢な女性。
ほのか : …っ、(美人だ。
女の子 : (品良くまとめられた金糸。一目で分かる清楚な美少女。
ほのか : (女の声だ。作ってない女の声。自分を可愛く見せようだなんて思ってないけど、自分が可愛いってわかってる女の声。私が苦手な女の声だ。
春慶 : ……吃驚した。 なんでこんな所に?
女の子 : もぅ、それはこっちの台詞だよ…!凄い偶然!
ほのか : うわ。
ほのか : (一言目でわかった。私はこの人、嫌いだ。
女の子 : ぁっ(うわ。の声に、奥のほのかを見て
女の子 : ごめんなさい。お食事中に邪魔しちゃって…!(両手で口許に手を当てて、申し訳無さそうな仕草
ほのか : …。………いえ。
ほのか : 誰ですか、貴女は。
ほのか : (自分が名乗るよりもまず質問する
女の子 : ぁ、ご挨拶が遅れました。
女の子 : 私、聡見藤乃と申します。(両手を前に重ね、お辞儀して
ほのか : さとみふじの……?
藤乃 : 岩黒くんとは……同僚?っていうのかな…?
ほのか : 同僚?将棋棋士に?
春慶 : 「同業者」でしょ。棋士って個人事業主だし。
ほのか : あぁ、棋士の女なんですね。(女。
藤乃 : ぁ、そっか。うん、そうだね、「同業者」ですっ。
藤乃 : 将棋棋士をさせて頂いております!
春慶 : …。(その自己紹介に、少し黙って、
ほのか : あ…はい。(相手に名乗らせておいて、自分では名乗らず
春慶 : 「聡見五冠」。
ほのか : (特別パイと駒クッキーの前に止まっている
ほのか : え?五冠?
春慶 : 棋界の8つのタイトルのうち、5つを保有してるのが彼女だよ。
ほのか : は・・・?
ほのか : 春慶さんより強いんですね。
ほのか : (思ったままの言葉が出てしまう
藤乃 : …。えへへ、僭越ながら…(春慶の言葉に照れ笑いして
春慶 : そうだね。(ほのかの言葉に
藤乃 : 、ぇ、 ぁ。 …。…。
春慶 : …。(言葉に詰まったのを見てか
春慶 : こちら、プロファイターのほのかさん。(名乗らぬほのかの代わりに紹介
ほのか : ・・・。
ほのか : グレートボインバスターの…さかりほのかです。(一応な名乗り。
藤乃 : ぁっ、そうなんですね。プロファイター…格闘家の…
ほのか : …。はい。
藤乃 : あれっ。もしかして……今度行われるっていう番組の?
春慶 : そうだね。っていうか本番明日だよ。
ほのか : 知ってるんですね…。
藤乃 : えっ!? そ、そうだったっけ…!?  ぁ、はい!
藤乃 : 将棋連盟でも話題になってるので…お話は伺っています。
ほのか : 招待受けなかったんですか…?
藤乃 : 、 …ぁ、(一瞬返答に詰まり
ほのか : あーーーーー。
藤乃 : ええっと、…そうですね。皆が見ている前でお話するのは、私には荷が重いなって…(ぼやかしているが、暗に
ほのか : なんだ。私の席って、「さとみ」さんの空き席だったんだ。
藤乃 : (「正体は受けたが断った」…という事。
藤乃 : へ? …ぇ? …えっ??
ほのか : そうだったんだ・・・。
ほのか : (強い人と賢い人と闘う方が、
ほのか : (勝負事ってみんなそうでしょ?
ほのか : あ。そうだったんだ。
春慶 : …は?何。どうしたの急に。
ほのか : やっぱり私の事じゃな… … … … …。。。
ほのか : いえ、別に。別になんでもないですよ。(春慶見て
春慶 : いや…なんでもなくは無いでしょ。
ほのか : じゃあ・・・。何でもなくないですけど。
藤乃 : …ぇ、っと…(おろおろと
ほのか : …こんな所に何しに来たんですか?(ふじのに
藤乃 : …ぁ、はい。たまたま、フォーデンでの指導対局があって。
藤乃 : せっかくだからお兄…… ・・・
ほのか : せっかくだから…?
男 : あーれー?(奥から聞こえてくる呑気な声
男 : 藤乃。まだ外出てなかったんだ?(一行の元に歩み寄って来る金髪の男性
男 : (金髪碧眼。甘いマスクの美青年。このフォーデンでは……なかなかの有名人。
ほのか : 「のどか」…選手。(金髪男性見て。こっちは一目で誰かわかる
藤乃 : あ。…お兄ちゃん。
平和 : うんうん。平和だよ~?(ほのかににこやかに笑い返す
ほのか : …こんばんわ。試合外で会うのは初めてかもしれないですね。
春慶 : …平和さん。(こちらはこちらで顔見知りであるらしい
ほのか : ………。
ほのか : 幼馴染なんですか?(春慶に
平和 : あれあれ。ほのか君と…藤乃のお友達の子だよね?珍しい組み合わせだね~
ほのか : はい……。明日に向けて、、仕事の話をしてたんです。(平和向けに状況説明。嘘ではないが全てでもない。
春慶 : そこまで長い付き合いじゃ無いけど。…まあ、顔見知り。(ほのかの問いに
ほのか : そうですか。
平和 : へぇ~。そうなんだ。そういえば明日は試合じゃない大きなイベント?か何かがあるんだっけ。
ほのか : そうですよ。「のどか」さんのクラブからは………
平和 : 頭脳戦ファイターが集うとか何とか。いや~ボクには縁遠い世界だね!楽しそうだけど!
ほのか : 毛色が違うので誰も来ていませんね…
平和 : イーストファイトクラブに頭のいいファイターなんていないからね!(爽やかに
ほのか : そうですね。(否定しない
平和 : そういえば藤乃は出ないんだっけ?出たら良かったのに。
藤乃 : ぇ、えへへ…(誤魔化し笑いで
ほのか : 私に席を譲ってくれたそうですよ。
平和 : え?そうなの?太っ腹だね!(普通に信じて
春慶 : 誰もそんな事言ってないと思うんですけどね…
平和 : あれ?そうなの?でも勿体無いね~。出てたら久しぶりに秋雲くんにも会えたかもしれないのに。
ほのか : …(藤乃を凝視する
藤乃 : 、…それは…。でも……
春慶 : 天野とは真に幼馴染なんだっけ。
ほのか : へぇ。(春慶の話に食いついて
ほのか : 2人は仲良いんですか?
藤乃 : う、うん。…でも、秋ちゃんが出場するのは後で分かった事だし…そもそもその為に番組に出るなんて…
ほのか : 「秋ちゃん」???
平和 : 仲が良いも何も。藤乃が将棋を始めたきっかけは秋雲くんだよ?(悪気無しに全部喋るにこやか男
ほのか : へぇ!良いですねっ!(なんだか急に楽しそうに
藤乃 : ちょ、ちょっとお兄ちゃん…!
藤乃 : う、うん。確かに秋ちゃんとは幼馴染で、将棋を教えて貰ったけど…
藤乃 : もう何年も会えてないし……
ほのか : では…久々に会いませんか?
ほのか : 明日、会場に来れば簡単に会えますよ。
藤乃 : …ぇ。 …
藤乃 : …それは、 そう、…ですけど…(逸らし気味に
ほのか : 会えない理由があるんですか?
平和 : なんでだか煮え切らないんだよね?(肩竦めて
ほのか : それとも断ったイベントに来るのが気まずいのですか?
ほのか : (やたら前のめりに誘うほのか。珍しい。
平和 : ボクだってずっとフォーデンに居るんだから、会おうと思えばいつでも会えると思うんだけどね。
春慶 : …。(何か変な雲行きになってきたな…
藤乃 : …う。。(断ったって言ってないのにバレてる……
ほのか : ……こんな時間ですし、今日もフォーデン泊まるのなら。
ほのか : 明日本番前にぴゃっと会ってから帰れば良いじゃないですか。
藤乃 : ………。
ほのか : …。
春慶 : …まぁ、無理強いしなくてもいいんじゃない?
ほのか : …はぁ。そういうもんでしょうか。(春慶見て
春慶 : 別にあっちは会っても何て事は無いと思うけどさ。何か会いづらい理由あるんでしょ?
ほのか : そうなんですね…昔、付き合ってたとかですかね?(春慶に言うが、藤乃にも聞こえる声で
藤乃 : しゅ、秋ちゃんとは全然そういうのじゃないですっっ
ほのか : へえ。
ほのか : そうなんですねー。すいません。勝手に。
藤乃 : はい。もちろん、大切な幼馴染ですけど…。
平和 : はははっ。ほのか君。なんだかキューピッドみたいだねぇ。どうしたの?
ほのか : …。「天なる御使い」さんの方がよっぽどキューピッドらしい名前ですよ。
ほのか : 私は別に…そんな…何も…。
平和 : そうだねっ。天族だしね!(スマイルっ☆
ほのか : ・・・。(しらーっとした顔でのどかスマイルを見て
藤乃 : ……。。。
藤乃 : じゃ、じゃあ…私達、そろそろお暇しなくちゃだね。 ねっ、お兄ちゃん。
ほのか : そうですね。フォーデンは危険ですから、夜道に気をつけてくださいね。
平和 : ん?そう? そう言うならそうしよっか?
平和 : 大丈夫!藤乃にはこの頼れる兄が付いてるからねっ(ニコッ☆
藤乃 : う、うん。 …それじゃあ…
藤乃 : 明日は本番、頑張ってね。2人とも、応援してるね!(笑顔を見せて
ほのか : …。はい。
春慶 : あぁ、ありがとう。 気を付けて。
ほのか : ………。代わりに頑張りますね。ありがとうございます。
藤乃 : (言い残して、バーを去っていく2人
ほのか : …。
平和 : (手をひらひらさせて軽やかに去っていくイケメン
春慶 : ……。
春慶 : (そうして再び2人に。
ほのか : 岩黒くん。
春慶 : …ぇ。何。(急に呼ばれて
ほのか : …私もそう呼んで良いですか?
春慶 : ……呼んでて違和感無ければいいけど。
ほのか : …。…。岩黒くん。
ほのか : ………。
ほのか : やっぱり辞めます。
春慶 : そう。
ほのか : …まだ、時間、作れますか?
春慶 : …明日に差し障り無い程度なら。
ほのか : では……差し障らないために少し残ってください。
ほのか : そして、その…せっかくだから食べましょ…スペシャリテ。
ほのか : 春慶さんと一緒に食べたくて私………、、、。。。
春慶 : …。
ほのか : はぁ・・・、、、
春慶 : …。そうだね。せっかくだから。
春慶 : ……。(深々と溜息吐くほのかを見て
ほのか : …。
ほのか : …。…食べます。
春慶 : …別にこんな事は解ってるとは思うけどさ。
ほのか : (突然歩のクッキーを食べ出して
春慶 : …誰かの代わり。…って事は無いでしょ。(頬杖吐いて、その様子を見てる
ほのか : …っっっ、
ほのか : バっ、バカじゃないですか?
ほのか : なんでそんなっ、優しい言葉が今、出てくるんですか?
春慶 : …優しいかは知らないけど。
ほのか : そんな優しい“キャラ”じゃあ無いのに……
春慶 : 勝手に思い込んで凹んでるの、解ってて看過できないっていうか。
春慶 : …。
ほのか : …。
ほのか : 勝手に、とか言わないでください。一言余計ですよ。全く。
ほのか : (バリボリと「歩」クッキーを食いだす
春慶 : …わかってるでしょ。僕と君は畑違いの競技者。
春慶 : 僕に「キャラ」なんてないし、「キャラクター」で君の事を見てない。
ほのか : うあ。
ほのか : や、辞めてください。今はダメです。また勘違いしちゃいます。
春慶 : …。そ。そう言うならココまでにしておくけど。
春慶 : …ま、食べなよ。
ほのか : 別に…別に私、春慶さんに恋心なんて…抱いてないです。
ほのか : 違うんです。付き合いたいとかじゃない。違うんです。。違うんです。。。
春慶 : …。
春慶 : そうだね。
春慶 : 君がそう言う限り、そういう事にするよ。僕も。
ほのか : ………。
ほのか : っっ、、
ほのか : っっ・・・ひとつ。謝罪します。
春慶 : ……何?
ほのか : 私、さっき、月見里あかりさんみたいな牽制をしました。
ほのか : 春慶さんが…苦手な奴。
春慶 : ぁぁ…………
ほのか : 咄嗟に…その…どうしても許せなくて…ごめんなさい。嫌いにならないでください。
春慶 : ……まあ、僕と聡見は将棋界で一番「そういう話」されてるから。
春慶 : 慣れてるとも言えるけど。 …ま、
春慶 : 地雷踏まなくて良かったね。(なんて笑って
ほのか : は?
ほのか : (しょげたり謝ったり懇願したり威圧したり
ほのか : (バリボリクッキーを食べながらあきらかに情緒不安定なほのか
春慶 : (ぁ。逆に地雷踏んだな。と思いつつ
ほのか : …。
ほのか : 「お似合い」なんですか?
春慶 : なんでもかんでもくっつけたがる層は一定数居るからね。
ほのか : へえ。
ほのか : 良かったですね。
ほのか : へえー。
春慶 : 特に聡見はそういうのに取り沙汰されやすいからな。…良くは無い。
ほのか : さとみさとみ。馴れ馴れしいですよ。
ほのか : 私の事は普段なんて呼んでますか?
春慶 : …え?何? 十八女って呼べばいいの?
ほのか : バカにしてんすか?
春慶 : …いや、何急にキレてんの。
春慶 : いやまあ、急にキレるのは今に始まった事じゃないけど。
ほのか : なんでいつもそう一言余計なんですか。
ほのか : どうせ私がまた勝手に色々思い込んでるだけって言いたいんですよね。もう良いです。
春慶 : はぁ。実際そうでしょ。
ほのか : はあああ???
ほのか : じゃあ、そうなんでしょうね。
春慶 : 僕が一言余計なのはそうかもしれないけど。言ってもない言葉の裏読んで勝手に不機嫌になってるのはそっちじゃないの?
ほのか : もう、うるさいなあ…!
春慶 : 呼び方がなんだの心底どうでもいい…(片手で頭抱えて
ほのか : …っ、じゃあ「ほのか」も「さとみ」もどうでも良いんですか。
春慶 : …は?何?呼び方の話?
ほのか : 呼び方も気に入りませんが、
ほのか : 確かに「言ってもない」かもしれないですけど、
ほのか : 思わせぶりな「岩黒くん」に何も感じるなって方が横暴ですよ。
春慶 : ・・・。
春慶 : ………… (はーーーー、と、聞こえよがしに、盛大に溜息を吐く。
ほのか : なんですか。それ。
春慶 : …そうだね。横暴かもね。「外から見たら何かを感じる」のかもしれないね、もしかしたら。
ほのか : 投げやりですね。
春慶 : 投げやりにもなるよ。君にまでそういう風に言われるんだから。
ほのか : 何ですかソレ。
ほのか : 春慶さんが1ミリも何とも思ってなくて、
ほのか : 外野の声がどうでも良かったとしても、
ほのか : ………。
ほのか : (何か真剣な表情で言いかけていたが、
ほのか : (急にやめて、将棋盤パイをぶち壊して食い始める
春慶 : ………。(黙々と食い始めるほのかの対面で、しばらく黙って
春慶 : ……
ほのか : ……
春慶 : …全力を尽くして倒そうと思ってる相手を、「そういう風」に見られるのは、僕にとっては屈辱でしかない。
ほのか : …はい。
春慶 : ……ま、それは僕の勝手な感情だよ。 周りが何をどう思うかなんて、変えようがないし。
春慶 : …でも、 …。
春慶 : …………
春慶 : ……(何かを言いかけるが、珍しく言葉に詰まって、躊躇って
ほのか : …何ですか?
ほのか : 今更私に言いづらい事なんてありますか?
春慶 : …。
春慶 : …まあ、仕方無いのかな。 理屈を並べ立てるほど仕方無いとは思う。 (いっそ自嘲気味に言って
春慶 : …でも、
春慶 : 君にだけはそんな風に思われたくなかったよ。
ほのか : ・・・は?
ほのか : は?え?
春慶 : …。
ほのか : ・・・
春慶 : (席から立ち上がって
春慶 : …先出とくね。もう注文しないでしょ。(会計伝票持って
ほのか : あ。え?は?
ほのか : え。こんな、え?
春慶 :
春慶 : じゃ。
ほのか : …え?
春慶 : 明日はよろしく。(一言残して
春慶 : (テーブルから去っていく
ほのか : あ!(立ち上がって、追いかけはせずに、
ほのか : 明日、“も”…よろしくお願い致します!(大きめの声で背中に声かける
ほのか : 私、その、、ちゃんと、やりますから…!
春慶 : …。 …、(背中に声を受けて
春慶 : (背中越しに、片手をひら、として
春慶 : (姿が消えていく
ほのか : ・・・。
ほのか : はぁ。
ほのか : はぁーーー。
ほのか : なーーーにが、
ほのか : ・・・。
ほのか : 「言ってもない言葉の裏読んで」
ほのか : よ。
ほのか : じゃあ。
ほのか : …言ってよ。
ほのか : ばか。。。
ほのか : (独り、テーブルのパイとクッキーを食べ続ける
春慶 : ―――
春慶 : (会計を終え、店の外。夜。
春慶 :
春慶 : (居た堪れなくなって出てきてしまった…
春慶 : ……はぁ。
春慶 : ……何やってんだか。(辟易と溜息吐いて
春慶 : (理屈の及ばない領域。人と人との、交錯し衝突する感情の話。
春慶 : ……解ってるでしょ。
春慶 : …「おはなし」は別に得意じゃないって、さ…
春慶 : (反省と後悔と明日への懸念と、せめて明日には持ち越さないようにと思いながら
春慶 : (夜の街を歩いていく
最終更新:2024年07月29日 12:11