(分割思考) :
・・・。
(分割思考) :
・・・。・・・。・・・。
(分割思考) :
治療に専念していても聞こえてくる。
(分割思考) :
{状況整理。
イオン 数人ずつのグループに分かれて動きましょうか。
イオン そうなりますね。こういう局面で分かれるのは得策ではありませんが……あまり時間が無さそうです。
エレア ロストパーク家と
アルバさん…、なのかな。
エレア ……、(裏切ったりしないよね…?
エレア ……、アリシアはそのうち帰ってくるだろうし…
コロン これの整理整頓先にしなきゃダメだったーーー!?
コロン A「この公園に残った者」B「チルドレンを追いかけた者」C「別場所で待機している者」!!!
ニカ そ、そっスよね?…追いかけ組に合流したんか?
コロン え!? アリシアさんどっか行っちゃったんですか!?
エレア …、アリシアどっかに行っちゃったけど。
コロン はい。ロストパーク家自体がverβチームだった可能性すらありますよ。
イオン アリシアさん…と、捕虜となっているロストパーク嬢(…の身代わり)が、渦中の人物となる訳ですね?
空太郎 クリーチャー&人工生命…!なるほどですねえ!?}
(分割思考) :
数人ずつのグループに分かれる。
(分割思考) :
明らかに戦闘ムードだったミカエルやエメルの組
(分割思考) :
新情報である人工生命の情報を追うロストパーク家調査組
(分割思考) :
昔の重要人物であるアルバへの接触。
(分割思考) :
理事長代理であり、チーム発足者の輝空への報告。
(分割思考) :
・・・。
(分割思考) :
そして。
(分割思考) :
怪我人の治療。
(分割思考) :
・・・。
ハルマ :
・・・
(自由) :
・・・。
(自由悪) :
・・・。・・・。・・・。
(自由悪) :
リー大1つ。街を支える重要機関。
(自由悪) :
学園騒動程度のボヤでは済まない大事件の悪の女幹部。
(自由悪) :
そんな奢りさえ吹き飛ばしそうな
(自由悪) :
グリアス。グリアスチルドレン。クリーチャーの研究。
(自由悪) :
PURE崩壊。ロストパーク家。八首。新たな刺客。
(自由悪) :
・・・。さらに続く気がする動乱の気配。
エリス21 :
ーーーー
エリス21 :
治療はする。
エリス21 :
絶対に治療は、して、みせる。
エリス21 :
・・・。
エリス21 :
でも。
エリス21 :
(この私、自由になったアンプルをうった学園を襲って敗北し、)
エリス21 :
(傷ついた生徒との恋に落ちた悪の女幹部。。。)
エリス21 :
その後、どうすれば、良いんだろうね。ハルマ。
エリス21 :
(時は、イオンの提案からあまり経っていない。
エリス21 :
(各々必要な場所に解散した直後。
エリス21 :
(レイヴンやサイゼリアたちと合流しても良かったが、
エリス21 :
(元々保険医であるエリスは「自分のホームの方が治療に専念できる」
エリス21 :
(なんて言い訳を吐いて、
エリス21 :
2人きりになれる場所に来ただけ。
エリス21 :
(リー大。保健室。ベッドに横たわるハルマ。側で魔力を送り続ける保健医エリス。
ハルマ :
・・・・・・
エリス21 :
自殺魔法を代わりに受けたのかい?そうじゃない。外傷はない。
ハルマ :
(公園で気を失ってから、目を閉じたまま、微動だにせず眠り続けている
エリス21 :
それなら精神操作。自分に洗脳をかける馬鹿はいない…いや、いるけど、普通いない。
エリス21 :
教授クラスが自分にかけるなんて相当な大魔術さね。
エリス21 :
咄嗟に我が身を盾にするなんて無鉄砲なアンタらしいけど…
エリス21 :
だからって、
エリス21 :
だからって、だからって、さ。
エリス21 :
いつでもうるさいスーパースターのアンタが、いつまでも寝たまんまじゃ、
エリス21 :
…泣いちゃうよ?
エリス21 :
(ベッドの側で手を握って、額を重ねて。
ハルマ :
・・・ ・・・ ・・・
ハルマ :
…、 、ん、(ピク、と僅かな身動ぎと、呻くような声
エリス21 :
、
エリス21 :
ハルマ、
エリス21 :
ハルマ。起きて。起きてハルマ。
エリス21 :
(額を重ねたまま、懸命に声をかける。
ハルマ :
――、っ、 、 、
エリス21 :
起きるんだよハルマ。寝たままじゃダメ。起きて。抗って。
エリス21 :
うん、うん。うん。うん。
エリス21 :
そうさね。この劇も勝手にクライマックスって所かな。そうよねそうよそうよ。
エリス21 :
それなら、
エリス21 :
お目覚めは、
エリス21 :
。。。ーーーー
エリス21 :
(ハルマの唇に自らのを重ねて
ハルマ :
――――
エリス21 :
・・・。
エリス21 :
眠り姫の呪いの解くのは王子様のキッス。そうじゃあないかい?ハルマ。
ハルマ :
、(はた、と 間近で両目が開かれる
エリス21 :
、ハルマ。
エリス21 :
アンタ…起きた…のかい…?(恐る恐る慎重に聞く
ハルマ :
――― …あぁ。(ぼうっと見上げたまま、一言だけ返す
エリス21 :
…、、、
ハルマ :
・・・ 随分、
ハルマ :
長い夢を、見ていたような………
エリス21 :
そうかい。そりゃあ良かったねえ。(起き上がって額を離して
エリス21 :
どんな夢を見てたんだい?ハルマ。(ベッドサイドに座って話を聞く姿勢
ハルマ :
何なら今も、夢を見てるような……(片手で頭を抱えて
ハルマ :
・・・
エリス21 :
頭がぼうっとしてるのかい?
ハルマ :
…。あぁ、そうみたいだ。 …
ハルマ :
…。 先生。
ハルマ :
・・・大学保健医の、 エリス先生…だよな?
エリス21 :
ーーー・・・。
エリス21 :
今ほど自分が頭が悪かったら良かったと思う時はないね。(ぽつりと呟き。
エリス21 :
(21の分割思考は同じ答えにたどり着いた。
エリス21 :
そうだよハルマくん。ここは保健室。
ハルマ :
・・・んんっ、(もぞっと動いて、ベッドに上体だけ起こした姿勢に
ハルマ :
な、何だ?? どうしたんだ??
エリス21 :
君は公園でぶっ倒れていて、
エリス21 :
おまけに呪いのような魔法がかかっていたから、
エリス21 :
治療していた所だったのさ。
ハルマ :
なんだと!? オレはいつの間にかそんな目に・・・!?
ハルマ :
ううん……(頭抱えて)全然思い出せないな!?
ハルマ :
・・・なんだ?さっきからやけに頭がぼうっとするのも…
ハルマ :
その魔法の効果だというのか…?
エリス21 :
・・・。やっぱりね。
エリス21 :
そうか。そうか。うん。
エリス21 :
記憶障害の魔法かもしれないな。
エリス21 :
ハルマくん。ここはどこで、自分は何をしているか思い出せるかな?
ハルマ :
記憶障害…!?
ハルマ :
えーっと・・・此処は保健室なんだろう?エリス先生もさっきそう言ってたし、実際見覚えもある。
エリス21 :
あぁ。うんうん。リー大の事までは忘れてないみたいだねえ。
ハルマ :
…オレが、 公園で何をしていたのかは何も思い出せないし、皆目見当が付かないが…
エリス21 :
そうか・・・。そうか。そうだね・・・。
エリス21 :
逆に・・・よかったかも、しれないね。(呟いて
ハルマ :
…そう…なのか?
ハルマ :
しかし『記憶』に問題を抱えているというのは由々しき事態だぞ…!? この大事な時期に!
エリス21 :
うん? 何が、大事な、時期、なんだい?
ハルマ :
え?それは勿論―……先生だって知ってるだろう?
ハルマ :
――もうすぐ大学祭の開催が迫っているじゃないか!
エリス21 :
ーー……あぁ。もちろん知っているよ。
エリス21 :
ハルマの…あぁ、違う違う。ハルマくんの。
エリス21 :
記憶を確認したくってね?とぼけてみたまで、だよ。
ハルマ :
あぁ、そうかそうか。確かにだな。 まあ安心してくれ!オレは大学の事はばっちり覚えているようだ!
ハルマ :
オレは演劇部なんだがな!部員は3年生で引退だから…大学祭での演目がラストになるんだ。
エリス21 :
ああ。うん。そうだね。(微笑みかけて
ハルマ :
我々の千秋楽を絶対に成功させようと!部員一同、力を尽くして猛練習をしているところだ!
エリス21 :
そうかそうか。そうだよな。もちろんそうさ。
エリス21 :
それじゃあ、そんなハルマくんに、いいものをあげよう。
エリス21 :
(ゴソゴソとベッド脇を漁って
ハルマ :
だから「記憶障害」の魔法なるもので一文字たりとも台詞を忘れてしまっては困る訳で… …ん??
エリス21 :
クシだ。(髪をとかすクシを渡す。ピンク色で小さなもの
ハルマ :
……櫛だな??
エリス21 :
頭に魔力を受けた…とはいえ、入院するほどのものではないみたいだから。
エリス21 :
毎日2回。定期的にそれで髪をとくぐらいでいいよ。
ハルマ :
…???
エリス21 :
それには治癒魔法が込めてあるから。それで………
ハルマ :
コレは…なんだ?つまり… 一風変わった治療道具という事か!
エリス21 :
それできっと、元の生活に戻れるようになるさ。
ハルマ :
そうか。――恩に着るぞ!エリス先生!
エリス21 :
うん。うん。。うん。。。
エリス21 :
先生、もハルマの回復と、劇の成功を願っているよ。
エリス21 :
だから、今日はもう、家にお帰り。(微笑み
ハルマ :
あぁ!ありがとう!
ハルマ :
先生も、毎日忙しいかもしれないが… 良かったら「分身」の一人だけでも、演劇部の公演を観に来てくれ!
エリス21 :
あぁ・・・そうだね・・・
エリス21 :
気が・・・向いたらね。
ハルマ :
エリス先生の頭の中を、喜びの世界に連れて行く事を約束しよう!――あぁ、気が向く事を願ってるぞ!
ハルマ :
…。 …。 (何故だか後ろ髪を引かれて、エリスの様子を窺う
エリス21 :
・・・。・・・。・・・。(少し、ぼうっとしていた
エリス21 :
ふふ。そうさね。
エリス21 :
さ。練習…の前におうち帰って休養に戻りな。
エリス21 :
寝不足で良い劇にならないようじゃあ、気が向くわけもないからね。
ハルマ :
…あぁ、そうだな。… …、 っ
ハルマ :
…! よし!あった!(傍に掛けてあった上着のポッケをゴソゴソして
ハルマ :
(よれた紙切れ……チケット?をエリスに押し付ける
エリス21 :
ん。(咄嗟にチケットを受け取って
ハルマ :
(リーズベルト大学祭 演劇部公演:『お気に召すまま』
ハルマ :
っ、(押し付けたまま、返される暇も無いように身を返して
エリス21 :
っ、(チケットを握ったまま、ハルマの背を見つめる
エリス21 :
・・・。
エリス21 :
・・・。・・・。・・・。
ハルマ :
(傍の上着を羽織って
ハルマ :
…待ってるからな!
エリス21 :
…バカだね。
エリス21 :
そんな事忘れるぐらいちゃんと練習しておやり。
ハルマ :
はっはっは!何を言ってるんだ先生!
エリス21 :
(チケットを握ったままエールを返す
ハルマ :
オレはオレの事を…見て(診て)くれた人の事を忘れたりしないぞ!
ハルマ :
それじゃあな、
ハルマ :
色々ありがとう。エリス先生。(片手に持ったクシを持ちあげて、笑って
エリス21 :
・・・。うん、
エリス21 :
行っといで。
エリス21 :
(手を振って
エリス21 :
(笑顔で見送る
ハルマ :
ああ。
ハルマ :
それじゃ、 失礼しました!(律義に、保健室を出る時の挨拶をして、
ハルマ :
(ベッドを折り、カーテンをくぐり、
ハルマ :
(保健室を出ていく
エリス21 :
・・・。
エリス21 :
ふぅーーー。
エリス21 :
(ハルマを見送った後、深々とため息。
エリス21 :
(保健室を歩き回った後、回転椅子に深く腰掛けて、
エリス21 :
ふぅーーー。これで、良かったんじゃあないか。
エリス21 :
(天井を見上げて
エリス21 :
「保健室の先生」としか私を覚えて居なければ、
エリス21 :
禁断の恋をする事も無いし、悪の女幹部を庇う事も無い。
エリス21 :
部活に没頭する学生の青春を送って過ごすのさ。
エリス21 :
そして…私も“このまま許されよう”だなんて甘い夢を捨てて、
エリス21 :
最後のもう一花、悪の華を咲かせて…散る。
エリス21 :
ふぅーーー。。。
エリス21 :
(エリスの体が少し光って分身が別の場所へ向かっていく
エリス20 :
でも、
エリス19 :
そうだな、
エリス17 :
これで良いんだ。これで。これで。
エリス14 :
受け入れる…というか当たり前…
エリス10 :
こんな事じゃ…別に、、、
エリス10 :
・・・。
エリス10 :
大人のレディーだから…
エリス5 :
………。
エリス5 :
んっ、、、、
エリス3 :
…うわあああああああああああああん
エリス3 :
(小さくなった子供の“分身”のエリスが
エリス3 :
(保健室にこだまする声で大泣きしている
エリス3 :
(子供が泣いてるだけだから。
エリス3 :
(仕方ないよね。
エリス3 :
(仕方ない。
エリス3 :
(…仕方ない。
エリス3 :
ーーーー
ハルマ :
――――
ハルマ :
(保健室を出て、小走り気味に廊下を進む
ハルマ :
(いつも通りの筈の校舎が、なんだか違っている気がする。
ハルマ :
(人の気配が少ないから?…それは放課を過ぎてるからじゃないのか?
ハルマ :
(妙にざわめいているような。緊張感に包まれているような。
ハルマ :
(…何だろう。まだ現実感が無い。
ハルマ :
(夢から覚めきれていないような。
ハルマ :
(寧ろ、今の方が夢なんじゃないかと思うような。
ハルマ :
(・・・
ハルマ :
(何か、
ハルマ :
(とても大切な事を、忘れてしまっているような―――・・・
ハルマ :
――――
最終更新:2024年07月29日 13:14