シドリー : (AEゲームス配信者定例集会終了後
シドリー : (第一回定例は無事終了し、良いスタートを切れたと思ったのも束の間
シドリー : (トッププロファイターが変質者の襲撃者となって乱入する前代未聞の事態
シドリー : (色々あって事件は闇に葬り、あとは池井ベリオの采配に委ねる事になったのだが…
シドリー : (参加メンバー12名には池井ベリオお手製お食事券がまたしても配られていた
saas : 地下。此処で間違いないようだ。想像以上に見窄らしい入り口だが、此処まできて戻るわけにも行くまい。さて、念の為尋ね直すがコチラのチョイスで良いのかな?
saas : (地下へ続く狭い階段の前
saas : (シドリーのオフィス街より少し歩いた所
saas : (怪し気なスクラップショップや寂れたゲームショップが立ち並んだ裏
saas : (シドリー都心だが、少し手の行き届いていないような、“裏側”の場所
黒墨スス : は、ハイ!(少し…いや、大いに緊張した面持ちで
黒墨スス : (saasについて歩いてきた女の子。ゴスパンクファッションの10代女子。
黒墨スス : 思ったよりけっこー街中から離れてて、ちょっちビビってますけど…
黒墨スス : (2チーム12人に配られた詫びチケ。を、12人で使う訳でも、自分のチームの皆で使う訳でも無く…
黒墨スス : (別チームの人と、2人で……使おうとしている。。。
黒墨スス : (ま、ま~…襲撃者騒ぎで例の如くゴタついてたし… またルミ様はどっか行っちゃったし…
黒墨スス : (なんか…流れ? みたいな…その… それに…
黒墨スス : (この間の話の続きも…聞きたいと思ってたところで…
saas : 射倖心。せっかくのチケットなら普段行かないような場所まで足を伸ばしてみようと思う気持ちが裏目に出た形だな。既に導入は宜しくない。噂に聞く名店とでも嘯かれなきゃ到底入りはしないだろう。
黒墨スス : で…でもでも!実際レビューめっちゃ良かったですからね…!
黒墨スス : 写真もおしゃだったし…とにかく入ってみましょーか…!
saas : 星。料理のプロでも何でもない我々が評価基準により優れた民やより多くの意見を参考にするのは何も可笑しな事では無いからね。わざわざ遠方の地で何も見ずに突撃するのなんて時間が無限とあっても足りないだろう。
saas : (召喚にだってクラウドを導入したがるこの不思議な魔術師は、勿論グルメ評価サイトには賛成派だ。
黒墨スス : ですです。レビューサイトは参考にならないって意見もありますけど…人の評判ってケッコー大事ですよね!
黒墨スス : (オシャレ。ファッション。ある意味評判の集合のようなジャンルで配信を行う彼女も同じくだ。
saas : 読解力。教科書や参考書を粗末に扱う輩と同じで、その輩の読解力が足りない可能性が多いに考えられるな。そもそも1人1人の意見を全て間に受けているようでは集合知としての本質からは程遠く………
saas : (などと喋りながら階段を降りていくと
saas : (少し暗い淡色な空間にディナータイムで少し混み合った店内
saas : (「写真もおしゃ」のまんまの情景がちゃんと広がっている
黒墨スス : …わぁ。なんかすごい…フンイキ…(恐る恐る…saasに続いて階段を下りていく
黒墨スス : ……オシャですね!
黒墨スス : (…オシャを求めて訪れたハズなのに、オシャの雰囲気に緊張している…!
黒墨スス : (な、なんでだろ~。。。バズ店訪問とかよくやるじゃんあーし…!
saas : 池井。2名。(ベリオの名前で予約してある事を店員に伝えるとすぐに中へと通される
黒墨スス : …!(予約!?何時の間に…!?
黒墨スス : (ぁ、そっか。レビューサイトでそのまま予約できたんかな…? す、スマート…!?
黒墨スス : 。。。(店員に通され…席へとつく2人
saas : 専門店。ラタトゥイユ専門店。なんでも専門を名乗れば良いと言うわけでは無いが、
saas : (値段の書いてないメニューをススへ広げて渡しながら
黒墨スス : ラタトゥイユって、こー…メインで食べる事ってあんまり考えた事無かったですよね。(メニュー渡してもらって、受け取って
saas : 同意。そもそも…いや…コレはまだ語る時では無いな。
黒墨スス : …?
黒墨スス : (何だろう…と思いつつ)ぁれ。値段書いてない。。。
黒墨スス : ぁ。でもチケットあるから大丈夫ってコトかな…?
saas : 主食。メインは勿論ラタトゥイユを頼むとして、パンを一緒に頂こうか。レビューサイトとメニューのおすすめに素直に従っているまでだけだが。
黒墨スス : そー…ですね!あーしもそうしてみます。(慣れない感じで
黒墨スス : あと、ラタトゥイユにはロゼワインがオススメ…みたいですけど。saasさんってお酒は…?
saas : (値段。このような店ではテーブルの1人以外に値段つきのメニューを渡す事はない。ウェイターがその日支払うであろう人物を見極めてその主にだけ値段表入りのメニューを渡す。後のゲストは値段など気にせず楽しめば良いというカラクリだね。とはいえ、蘊蓄を語る必要もないな。そう言っている自分自身さえ別に今日は払わないのだからな。池井ベリオの祝議として受け取っておこうか。
saas : 酒類。嗜む程度。いや少し弱い方か。
黒墨スス : へぇ~……。。
黒墨スス : (…お酒ちょっと弱いんだ。…へぇ~、…なんか… ぇ、なんだろ。なんだろ…
黒墨スス : (情報ゲット!ラッキー!…みたいな?違うか?なんだろこの感覚…!
saas : 否。頼まないわけでは無い。頂こうか。その店1番のオススメの組み合わせを味わって行くのが正道だろう。
黒墨スス : …!。。
黒墨スス : (一緒に食事に来た人が……お酒を飲む…!?(謎の緊張
黒墨スス : ん。じゃ、じゃーあーしはアセロラジュースにしますね…!(謎に緊張しつつ未成年チョイス
saas : (ほどなくして、
saas : (アセロラ、ロゼワイン、パン、そしてラタトゥイユなどが届き
saas : (食事会が始まった
saas : ~~ ~~~~~~~~
黒墨スス : …えっ ウマ… 嘘、 えー…!
黒墨スス : ラタトゥイユってゆー食べ物の認識が変わっちゃいますよコレ…!
saas : 美味。素直にそう呼んで良いだろう。わざわざ訪れた甲斐もあったというものだ。レビューの評価の高さもそのままに捉えよう。
黒墨スス : やー、ホンット…!(料理に舌鼓を打ち
黒墨スス : saasセンセ―って…食べるの好きなんですか?(素朴に
saas : 逆説。食べなければ生物は死ぬ。そこに嫌いなどと言う感情を入れている暇は無い………等と意地の悪い回答をする場でも無いな。
saas : 興味。高級で美味な料理が食べれれば何でも良かった訳ではない。たまたま今日この機会に恵まれたのなら行ってみたいと思った店がこの場所だったというだけの話だ。
黒墨スス : そー…なんです?ほら、前もなんかすごいオシャなシチューの店知ってたなーって。
黒墨スス : ゃ。こー…キアシスの研究畑の人って、栄養が取れればなんでもいーぜ!みたいな人が少なくないじゃないスか?
黒墨スス : だから勝手にチョット意外だな~…みたいな…?
saas : 機会。外出の少ない魔術研究員かつゲーム配信者だ。たまの外出ぐらい食事の選択肢を増やさぬでおくままでは勿体がない。それだけの話だ。
saas : 普段。例えば昨日は焼いたパンと目玉焼き程度の食事だね。
黒墨スス : ぁ~、ナルホド。機会が少ないからこそってコトかぁ…
saas : 召喚。召喚した魔物同士に料理を作らせて対決させるような企画も学生の頃は興じたがね。あまり碌な結果にはならなかったが。
黒墨スス : (…ど、どーしよ。朝ゴハンの話だけでなんか… そういうの食べるんだ~! ってなってる…(ソワソワ
黒墨スス : (どーしちゃったのあーし…!?
黒墨スス : へ~…色んな実験?チャレンジ?やってみてるんですね…研究者ってカンジ…
saas : 探究心。「召喚」なんて古臭い魔術を何年もかけて触るからこその話だな。
saas : 没。何の結果ももたらなさなかったくだらないチャレンジなど語り尽くせぬ程に無数に存在する物だね。
黒墨スス : 古臭いなんて… …でも、そんなに古くからある物なのに、まだまだ色んなチャレンジの余地があったんですよね。
黒墨スス : そーゆートコは…やっぱ魔術って面白いですよねー…(ふっと懐かしむような、どこか遠くを見るような表情で
saas : 余地。心地良い響きだ。無駄の掘り返しと思う事が多いのだが、余地と呼んでみるのも良いだろう。(何か少し愉しそうに
saas : 此処。「ラタトゥイユ」もそのようなモノのひとつだったはずだ。貴女も感じたんじゃあないか。先程の口振りからすると。
黒墨スス : …そー…ですね。言われてみたら、確かに。(へへっと。
saas : 優秀。下知識なのか事前調べなのかはわからぬがどちらでも良い。我々は料理の専門家でも何でもないのだからな。
saas : 印象。ただ印象。これから食べるナニモノカが何なのか知っておく。それが互いに出来ていて、そうだな。良い意味で裏切られた。
saas : 評価。自身の想定を超える物が出てきて評する。結果は単純だが、無に植え付けるより味わい深い物だったと言えよう。
黒墨スス : …たしかに。あーしたちにとっては、既に知ってるモノだった筈なのに…
黒墨スス : 今なんかもう新しい料理を知った!くらいの気持ちになってますもんね…
saas : 改革。嫌いな事じゃあない。いや好きな言葉と評しても良いだろう。
saas : 粗末。元々の語源を辿れば「ラタトゥイユ」など粗末な料理の1つ。刑務所で雑に何人も食べるのに最適な雑料理だ。とても専門店など構えるような看板に置くメニューでは無いね。
黒墨スス : そ、そんな意味だったの!?
黒墨スス : うっそー…なんか横文字でおしゃ!って思ってたのに…
saas : 左様。響きだけは良いが「軍がかき混ぜた」のようなニュアンスだと聞いている。専門家では無いので真偽は知らぬがな。
黒墨スス : そーなんだ…。なんかそー思うとイメージ変わっちゃいそー…何時の間にこんなオシャ料理に…
saas : 此処。此処だ。
saas : 此処。まさに此処の店の努力、工夫、実績、年月がそうさせたのではないかと思い、本日来店に至った。
黒墨スス : …そ、そこまで考えてたんスね…!?
saas : 失敬。何。所詮は料理など嗜んだことも無い者の戯言だ。何もかも都合の良いように信じた幻かもしれないがね。
saas : 召喚。先程「古臭い魔術」と称したように召喚は大昔から存在する技法の1つだ。
黒墨スス : …ハイ。
saas : 粗末。古臭くごった煮な「粗末な料理」を。「ラタトゥイユ」というコンセプト・調理名は維持したまま名店にのしあげる腕前を是非見て見たいと思ってしまってね。悪い癖だ。
黒墨スス : やー…なんかホント… 噂に違わぬっていうかなんっていうか…
黒墨スス : スゴイなー……!って思っちゃいました。今。率直に。
saas : 結果。料理人ではない自分には「美味い」まではわかるが、そこで終わりだな。この店主が何をどのように改革したかなど素人目にはわからぬもの。ただ現に本日今日に至っても来店者数は多く………何だ。
黒墨スス : ぇ。ゃ。あの。褒めてますよ!?100パー肯定ですよ!?500%っス!(訝し気な雰囲気に焦って
saas : 賞賛。スゴイと賞賛されるべきはこの店の店主だろう。話の流れに沿っていくなら。間違いないな?
黒墨スス : ち、違います違います!センセ―です!
saas : 笑止。料理を食べて美味しいと宣うただの一般消費者に過ぎんがね。
黒墨スス : や。…料理一つでそこまで考えて、気になる事を実際に確かめに行くっていうのが…
黒墨スス : …それこそご自身の言うとおり…専門じゃない「一般消費者」なのに。
黒墨スス : …そーゆートコが、凄いなー…って。感想が。思わず。ハイ。
saas : 幸運。ただ巡りが良いだけの話だな。運の話をするのはロジカルな回答にならず不毛だが全く運に触れずに話を続けるというのも本来的では無い。説明不要事項は運で片付けて仕舞えば良い。今日のチケットが無ければ起きなかった事象。
saas : 蛇足。チケットを貰った時にすぐに選択肢が…などの話は良い。誰でもレビューサイトで選択肢を増やせる時代だ。良い時代になったとだけ感謝でもしておこう。現代人にな。
黒墨スス : …もー。ご謙遜ですって。そもそも考えてもいなかったら良い巡りも来なかったじゃないスか。
黒墨スス : こー…謙虚ですよね?先生って。
saas : 爆笑。腹が千切れるほど笑える評価だな。(ニヤリとススを見て
黒墨スス : 全然爆笑してないですよね!?
saas : 謙虚。それを少しでも心に持つ物があのような立ち振る舞いを在学中にするものか。
黒墨スス : それは… まー… お噂はかねがね…でしたけど…
saas : 未熟。これは謙虚でも何でもない。ただ未熟というだけの話だ。自身の描いた理想論に追いつかないまま弁だけは回るという典型的な魔術研究者。
黒墨スス : …(それはもう、噂はかねがね。キアシスの名家大魔術師に喧嘩を売りまくる新理論を引っ提げた新鋭達。その先頭に立っていた人。
黒墨スス : …そんな事。 …。
黒墨スス : ……理想を掲げて周りに見せる事も、大多数の人間にはむずかしーですよ。
黒墨スス : …そんなん言われても、何の慰めにもなんないって事は、解ってますけど…
saas : …。浅慮。
黒墨スス : …ぁ。(ハッと
saas : 浅慮。慰めの言葉を探させる程深刻に捉えるとはな。些か情を乗せ過ぎるきらいがあるのではないか?しかしまあ、そうだな。こちらこそ斜に構えて「未熟」などと切り捨てるのもらしくはない。
saas : 未達。1字変えただけだがね。
黒墨スス : そ、それは何か…その…情ってゆーか…アレですよ!
saas : 大卒。配信者。道こそ別れたが別段まだ終わった訳ではない。未達として………どうした?
黒墨スス : あーしは先生のコト、スゴい人だって思ってるから…そんな風に卑下されると、違うって言いたくなるだけで…
黒墨スス : そ、そーです! それ!
黒墨スス : そっちの言い方の方がイイなって!
saas : 未達。では未達としよう。
saas : 専門店。今から「ラタトゥイユ」専門店を開く可能性は限りなく零に近いが、
saas : 召喚。なんらかの召喚の専門コースを開く事ぐらいなら可能性は零では無いからな。特にこの店主と張り合いに来たわけではないが。書物や旅先で得た偉人を勝手に人生の教訓にするのもまた別に人生の蓄えの1つだろうよ。
黒墨スス : …。ん。。そーですね。(ちょっと笑って
黒墨スス : 配信者になったコトも、…こーやって馴染みの無かった街でゴハン食べた事も…
黒墨スス : 巡り巡って、何かの蓄えになる、…と、いーですよね、って思います。 …あたしも。
saas : 当然。良い心構えだ。全てが何かになる訳ではないが、
saas : 食事。この食事会でこれからの活動の励みにでもなれば良いな。
黒墨スス : …はい。
黒墨スス : (…じゅーぶん、なってますよ。今の時点で…
黒墨スス : (…とか…
黒墨スス : ……(い、言えない…。 …なんでェ…!?
黒墨スス : (なんか… なんか。 …なんか…
黒墨スス : (あんまり話した事の無い… 噂だけで知ってた… 落ち着いた年上の人と… 二人だけ… だからカナ…ッ!?
黒墨スス : (もっと色んな話したいけど…なんで… なんで…
黒墨スス : (なんでこんなに緊張するんだろ…………!?
最終更新:2024年08月16日 04:53