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地獄の暗黒金曜日01 月明かりの花 [星鬘処 浄永 クリス]

星鬘処 : 満点の星空。
星鬘処 : 星々が綺麗に輝く。
星鬘処 : 嗚呼。とても素敵。
星鬘処 : んん。
星鬘処 : ヴァースには宇宙が無い?
星鬘処 : 珍妙な事を言う方ですね。
星鬘処 : 良いです事?
星鬘処 : 誰がココが中央大陸の地表と言いましたか?
星鬘処 : ココは!
星鬘処 : 地獄!!
星鬘処 : 地底の底から来たマンの住まう地!!!
星鬘処 : 現界にして異界!地下にして別世界!!
星鬘処 : 地獄人の生まれる場所!
星鬘処 : 地獄!
星鬘処 : その中でもとびっきりの地獄
星鬘処 : 無間地獄。
星鬘処 : 地獄の中でも最悪にして最上の最下位の最低で最高の地獄ですわ。
星鬘処 : ふふふ。お分かりになりましたか?
星鬘処 : あらいけません。
星鬘処 : 申し遅れました。
星鬘処 : 私<わたくしと読みますわ!>、この無間地獄に生まれし地獄人。
星鬘処 : 無間星鬘処<むけん せいまんじょ>と申します。
星鬘処 : 以後、お見知りおきを。
星鬘処 : (誰に向けてか、深々と礼をする
星鬘処 : (地獄人にしては珍しく女性
星鬘処 : (小柄な身長の額には大きな星
星鬘処 : (黄色い髪は前おろしのツインドリル風…だがドリルの代わりに星形が連なる流星群になっている。
星鬘処 : (星形編み目の穴開きスケスケスカートドレスを身に纏うお嬢様
星鬘処 : (その顔は、
星鬘処 : (あの大貴族白薔薇百合恵にそっくりだ。
星鬘処 : さあ!!
星鬘処 : 愛を!!
星鬘処 : このヴァースに溢れる全ての愛を!!!
星鬘処 : この私<わたくしと読みますわ!>の前に!!!
星鬘処 : (本家白薔薇百合恵様と同じような事を宣い
星鬘処 : 私、ただの魂喰いでは…もう…満足できませんから。
星鬘処 : 愛し合う…男女の…魂2つ喰い……
星鬘処 : これに優る快感など……どの世界にも御座いませんわ……!
星鬘処 : さあ!!行きますわよ地獄の者達!!
星鬘処 : 本日よりヴァースの民にとっては悪夢の金曜日!地獄のお祭り騒ぎ!!
星鬘処 : ブラックフライデーinヴァース!開催ですわ!!
星鬘処 : うふふふふ・・・あはははは・・・おーっほっほっほっほっほ!!!!
星鬘処 : ーーーーー


――― : (一方その頃、ヴァース。
――― : (フォルフラント。
――― : (済華宗天禮寺
――― : (地獄のお祭りの事など、大陸に暮らす人々は露知らず。
――― : (お寺の日々のお勤めが終わり、夕餉を終えた頃。段々と夜に差し掛かろうという所。
――― : (空に一番星が見え始める、ちょうどそんな時間だった。
浄永 : ―こっちこっち!
浄永 : もーちょっとで着くぜ。(フォルフラント。天禮寺のお堂の裏にある小山
浄永 : (僧達の居所から離れ、自由時間にこっそりと山道を進む
浄永 : (うら若き2人の男女の姿がありましたとさ。
クリス : ………。
クリス : (静かに先導する男子に着いていく和装メイド女子
浄永 : 大丈夫か?足元ちょっと悪ぃから、怪我しないようにな?(ちょくちょく後ろを気にしながら先を進む
クリス : うん………。(返事をして、ゆっくり着いていく
浄永 : (――「見せたいモノがあるから付いてきて欲しい!」
浄永 : (そんな曖昧な誘いに、クリスは静かに、二つ返事でついてきてくれた。
浄永 : 急ぐ事ねーからな。就寝時間までに帰りゃいいんだし!(クリスのゆっくりな歩みに合わせて進み
浄永 : それに本当あと少しで――…(坂道を上りきり、視界が開ける。
浄永 : (小さな山を登り切った頂上。その崖端。 目的のモノは、そこに――……
浄永 : … … ん?
星鬘処 : (お目当てのものの目の前に
星鬘処 : (不思議と立っている奇抜な星衣装のお嬢様。
浄永 : …なんだ? 先客…?
星鬘処 : (浄永もよく知る黄薔薇百合恵…現在の白薔薇百合恵様と同じ顔にデカい星
浄永 : (どう見ても山登りに来てる格好じゃない。つーか怪しい。 …てか顔!?
浄永 : は!? 白薔薇百合恵???
星鬘処 : ふふふ。良い驚きの表情です。うふふふ。
浄永 : やべっ。様付けんの忘れてたか?(貴族仕草に慣れない寺育ち) お、おーい?
星鬘処 : 否、しかぁし!私<わたくし>が欲しいのはその感情ではあぁりませぇんわ!!
星鬘処 : (指パッチン
浄永 : んでもまぁ白薔薇百合恵なら突然こんな所に居ても変じゃねー気がするな…
星鬘処 : (指から星が上空に打ち上がり
浄永 : !? なんだなんだ!!?
星鬘処 : (ドーム上に広がり、ドームに覆われた周囲の空間が星空の世界に変わっていく
星鬘処 : 「星空の帷<ほしぞらの。とばり。>」
浄永 : は!? え!? な!? なんだぁ!??
星鬘処 : (顔と状況に驚く浄永をよそに。準備は完了した。
星鬘処 : (狙った獲物<カップル>を閉じ込める空間。
星鬘処 : これが「星空の帷<星鬘処様を倒さないと出れない部屋!>」ですわ!!!
浄永 : は? 倒す?? 何???
浄永 : 百合恵サマ、ついに登場初期みてーなトラブルメーカーに…!? いや違うな!?
浄永 : お前…… なんかアレだな!? 変なヤツだな!!?
星鬘処 : 辞めなさい!登場初期の事を言うのは!あの時代は台風みたいな恋がブームだったのですわ!
星鬘処 : ふふふ。うふふふふ。変なヤツとは大層な物言いをつけてくれますわね。
クリス : ………。(浄永の後ろで変なやつを見ている
浄永 : いや…だって… 百合恵サマより変なカッコしてるぜ!?
星鬘処 : これは満点の星空を表した私の名を……
星鬘処 : ああ、そうだ。
浄永 : 百合恵サマだって結構変なヤツだけど!…ん??
星鬘処 : そうですわ。せっかく寺のものが居るのだから聞いてみることにしますわ。
星鬘処 : 「せいまんじょ」という言葉の意味をご存知かしら?
浄永 : せい… まん… … …(固まって
浄永 : ………やべぇ。聞いた事ある気がすっけど全然思い出せねー。和尚に叱られる…
星鬘処 : どうしたのかしら寺の者?教養がおありで?
星鬘処 : うふふふ。それならばお教えして差し上げましょう。
星鬘処 : 「せいまんじょ」とは地獄の名前。
浄永 : ――あ。そーだ!ソレだよ!?
浄永 : 地獄って〇〇処っつっていっぱいあるもんな!(雑覚え寺ボーイ
星鬘処 : 「修行によって飢えている僧侶から食料を奪った者が落ちる」地獄。
星鬘処 : 地獄の中でも最高で最上で最下位で最低で最悪な地獄。
浄永 : えげつねぇヤツじゃん! ん?アレ、それってつまり…
星鬘処 : 「無間星鬘処<むけんせいまんじょ>」
星鬘処 : それが私<わたくし>の真の名前ですわ!!!
浄永 : き、貴様!!『無間地獄<エンドレス・ヘル>』の住民だというのか…!?
星鬘処 : (百合恵様と同じ顔を持つ星ガールが真名を名乗る!
星鬘処 : ええい!「むけんじごく」と呼びなさい!!
浄永 : …んだって!?『無間地獄<エンドレス・ヘル>』のがカッコイイだろどー考えても!?
星鬘処 : ヴァースには闇の種族が住まうカリーナがあり、近くの世界には天界と冥界があり、
星鬘処 : その辺は色々と複雑なのですわ!
浄永 : あ~~~呼び分けな?まー…わかんねぇでも無ぇけど…
浄永 : うっかり地獄<ハデス>とかルビ振ったら色んな所がキレそうだぜ!
星鬘処 : そうですわ!良いですこと!?
星鬘処 : 「無間地獄<むけんじごく>」の「地獄人<じごくじん>」。「無間星鬘処<むけんせいまんじょ>」!
浄永 : 成程…地獄の番犬…じゃねぇ… 地獄人
浄永 : …地獄人!? って、聞いた事あんぜ俺!?(今更驚いて
浄永 : なんかちょっっっと前にセントラルとかで暴れてたって奴じゃねぇか!?
浄永 : …!(今更。本当に今更である。が。 後方のクリスに意識を配り、警戒
星鬘処 : おーほっほっほっほ!お詳しいお寺のお坊さんだ事!
星鬘処 : そうですわ!その地獄人の中でも最悪の存在が、
星鬘処 : 「無間地獄」の私! 「無間星鬘処」ですわ!!
星鬘処 : 「修行によって飢えている僧侶から食料を奪った者が落ちる」地獄の者として!
星鬘処 : この祭の最初の標的は修行中の僧と決めたのですわ!!
浄永 : ッ、…なんてこった…! 馬鹿じゃねぇか俺…!?(そうだね
星鬘処 : おーほっほっほっほ!!今更気づいても遅いのですわ!(何度自己紹介した事か
浄永 : …、(警戒しながら、心配そうにクリスを一瞥する
浄永 : (隙を見て逃げられるなら逃げてほしいが、なんだかロマンチックな星空空間、嫌な予感がする…
クリス : ………。(浄永が動きやすいように少しだけ更に下がる
星鬘処 : この「星空の帷」からは星鬘処様を倒さないと出られないのですわ!
浄永 : …!野生の獣に備えて! 持ってきといてラッキーだったぜ!(背中に手を伸ばし、
浄永 : 暗黒魔戒杖『灼苛洳雷<シャカニョライ>』!(しゃらーん!と錫杖抜いて構える
クリス : ジョーくん………。(少し離れながら名前を呼んで
クリス : 頑張って………。(控えめに後ろからエールを送る
浄永 : …あぁ。大丈夫だクリス!
浄永 : お前を倒さないと出られない部屋って事は!
浄永 : お前を倒せば出られるって事だ!!!(錫杖ずびしぃ!と突きつけて自信満々に
星鬘処 : んまああああ♪♪♪♪♪(何か嬉しそうな奇声をあげているその相手
星鬘処 : なんて甘美な関係なのでしょう!
星鬘処 : 我が身を前にと奮い立つ修行中の身。
星鬘処 : せめてもの邪魔にならないように下がってエールを送る乙女!
浄永 : な、ななななんだよ甘美って!(あからさまに動揺
星鬘処 : まあ!まあまあ!!まあまあまあ!!!初日から大ヒットですわ~~~!!!
星鬘処 : 「星の騎士団<スターリィ・ナイツ>」!(星鬘処の前に振る一筋の流れ星
星鬘処 : (流れ星だったモノは接地と同時に人型へと形を成し、
星鬘処 : (全身顔まで重光な鎧で固めた鎧騎士となる
浄永 : …!召喚か…!?(錫杖に雷光纏い、夜を照らす
星騎士団 : ・・・!(剣を構えて星鬘処の前に立つ
星鬘処 : ええ。私の星から生まれた「しもべ」ですわ。
星鬘処 : あの白薔薇百合恵の…あぁ…貴方はその真髄を知らなそうですわね。(百合恵顔で悪い笑み
浄永 : また百合恵サマみたいな事言ってる…!? 本当に姉妹とかじゃねぇんだな!?(地獄人だし
浄永 : 知らねーよ!あんま会った事もねぇしな!
星鬘処 : 百合恵には失踪した姉も記憶から消えていた姉も居るではないではないですか。
星鬘処 : これ以上の姉は御免被りますわ!
浄永 : …ぉ、ぉぅ。どこの家の兄弟も色々あんだな…(自分とこも姉が出奔しているし紅も蒼も事件起こしたり失踪しがちだ
星鬘処 : 他人を心配している場合ではなくってよ!行け!スターリィ・ナイツ!
浄永 : んっとだよ!そんなこた関係ねーぜ!(騎士に向けて錫杖持って駆け出す
星騎士団 : (重厚な鎧騎士が剣を振り上げて突撃してくる
浄永 : 守護者<ナイト>対決で敗ける訳ねーんだよ! 喰らえっ!(射程外から錫杖横振りして
星鬘処 : 見誤ったのかしら!そんな距離では杖は届きません事よ!!
浄永 : 呪縛電糸<サンドリング・カーシド>ッ!!(軌道に沿いうねるように生まれた雷氣雷撃が星騎士の身体に巻き付く
星鬘処 : 何ですって!? 重厚な鎧に小癪な氣が纏わりついて・・・!
星騎士団 : !!!?(雷撃で鎧騎士が飛び跳ねて倒れる
星騎士団 : (鉄の鎧は雷撃に感電され、重厚な厚みも氣に貫通される。
浄永 : もひとつ喰らえッ!!(そのまま振り被った錫杖を――逆方向にスイング!
浄永 : 烈風怒涛<メイルストローム>ッ!!(スイングと共に雷氣を打ち放ち、重厚な鎧騎士を後方に吹っ飛ばす一撃
星鬘処 : きゃああああ!!!?(ぶっ飛んできた鎧騎士を屈んで避ける星鬘処様
星騎士団 : (最上位地獄人星鬘処様の主力。スターリィ・ナイツは浄永の華麗な技で綺麗に撃退されてしまった!
浄永 : …っし!
星鬘処 : ええい…小癪な!!(地面にスレスレまで屈んだ姿勢から浄永を睨み見る
浄永 : さあ! 次はお前の番だぜ!?(避けた星鬘処様に錫杖向けて
星鬘処 : 全く持って想定外!貴方様如きに星の騎士団がやられるとは…
星鬘処 : これも後ろの方の応援…すなわち!
星鬘処 : 愛の力なのでしょうか!!(うっとり微笑んで立ち直る
浄永 : はーっはっはっは!この『ジョー=ゴールデンフェニキス』を侮って貰っては困rn…っておい!
浄永 : なななななんだよ!!!クリスになんかあったら大変だろが!頑張るに決まってんだろ!!!(あからさまに動揺している
クリス : ………。(ジョーくんの戦いを見守っている
星鬘処 : まっこと素晴らしいカップル<獲物>です事!それならば!!
浄永 : ま、ま、ま、ままままだ付き合ってねーし!
星鬘処 : 私<わたくし>も切り札を持ってお相手しますわ!!!(額の大きな星が強烈に光り輝き
浄永 : ―――は!?(ビッカー!!
星鬘処 : (真上から星鬘処の目の前に流れ星が落下し、
星鬘処 : (着弾と同時に土埃が舞う
浄永 : ――――……!
??? : 「星の中から敵が出てきたら怖いよね~」
??? : (土埃を星光が打ち消し、見える姿は黒の中華服
??? : (施された金の刺繍 こちらを見つめる青い瞳と見慣れすぎた顔
浄永 : ……は?(キョトンとして
??? : (笑顔を浮かべた無造作な金髪ヘアー・・・その額には巨大な星!
浄永 : ぜってー本人じゃねーよ!!!!(思わずツッコむ
星鬘処 : 「星の主役達<スター・システム>」! 貴方様を打ち倒す最強のしもべですわ!!
星壱王 : 本人じゃないのにソックリだったら…怖いよね~?
星壱王 : (星鬘処様の前に立つ金鳳花壱王に似ている男
浄永 : 流石にイー兄もそんな趣味悪いアクセサリー付けねぇし… 付けねぇよな?(微妙に信頼してない
星壱王 : (星鬘処様の切り札。「星の主役達<スター・システム>」によって呼び出された…主役の「しもべ」だ!
星鬘処 : なんと無礼な!?どこも趣味が悪くありませんわ!?
星鬘処 : そして…その…あの男なら別につけていても「そんな事もあるか。」ってなるぐらいの範囲だと思いますわ?!
浄永 : いやま…実際そーなんだけど…! つーか詳しいなお前!
浄永 : 貴族の追っかけとかやってんのか!?それとも地獄人パワーかよ!?
星鬘処 : 無間星鬘処様に知らぬ事など御座いませんわ!!
星鬘処 : 行くのですわ!星壱王<スター・いーわん>!
浄永 : っぐ…!俺の中二心<センス>がその安直な名付けを止めろと囁いてくる…ッ!(片目を押さえて
星壱王 : (行け。と言われてのんびり浄永に向かって歩いてくる
浄永 : …っくそー!(星壱王睨んで
浄永 : (さっきから思わずノリツッコミしちまってるけど…アイツがイー兄の再現なら……普通に厄介だ!
浄永 : (アイツはなんかよくわかんねーけど闇の王だ!
星壱王 : せっかくお寺で修行してるのに…のんびり成金ハウスで寛いでる僕に敵わなかったら…
星壱王 : 怖いよねえ?(壱王の背後に闇の阿修羅像が浮かび上がる
浄永 : ―――!!
星鬘処 : 「星の主役達<スター・システム>」は最強のしもべ!貴方達のような初々しい男女は蹴散らして差し上げますわ!!
星壱王 : (闇の阿修羅像が多腕に複数の闇の剣を持ち、
浄永 : 人の知り合い呼び出して高みの見物かよ!? そのやり方が気に食わねーぜ…!(闇の阿修羅像を睨みながら
星壱王 : そうだね~地獄人が召喚した「しもべ」のそのまた召喚した「闇の王」にやられるなんて。
星壱王 : ゴールまでの距離が遠すぎて、怖いよね~?(多腕の闇の剣が浄永に切り掛かる
浄永 : 喰らえっ!(錫杖の先がバチィと発電し
浄永 : 太耀流星<ライジングメテオ>ッ!!(錫杖の先から雷撃が九本に枝分かれし、
浄永 : (斬りかかる闇の剣それぞれに飛んでいく
星鬘処 : なんと!!?
星壱王 : (九本の剣に雷撃が着弾しーー
星壱王 : 「闇の剣が避雷針になって、雷を纏ったら怖いよねえ?」
浄永 : んなッ!!??
星壱王 : (浄永の脳に語りかけてくる。親しい人の声。
星壱王 : (対象が恐怖を覚えた時。それは闇によって実現される。
星壱王 : 「漆黒の<アンダー・ザ・>(暗黒の雷を纏った九本の剣が、
浄永 : (――そして浄永自身は、この『しもべ』――の基になった兄の能力のからくりを知らない。
星壱王 : 無間剣<・インフェルニティ>」(無限に思える九連斬を浄永に放つ
浄永 : ――――― ッ 
浄永 : ぐわああああああああああッッッ!!!!(九連斬を成すすべなく身に受ける
星鬘処 : やった!!やりましたわ!!
星鬘処 : 無間星鬘処様の大勝利!!うふふふふ!ほほほほほ!おーっほっほっほっほ!!!
浄永 : ッッッッッ!!!( 闇の連撃を受け、 血飛沫を散らしながら
浄永 : (後方に大きくフッ飛ばされ、地を滑る
クリス : ジョーくん………!
浄永 : ッ、 …ぐ、、、   くっっ、そ…………
クリス : (避難していたクリスのすぐ近くまで滑ってくる浄永
星鬘処 : まあ!まあまあ!まあまあまあ!!!お二人とも良い所にお揃いで!
浄永 : …、、っ(…ふざけんなよ。こんな所でやられるってのか…? 俺が敗けたら…、 …
星鬘処 : (拍手をしながら2人に近づいてくる
浄永 : (でも、俺は、イー兄には… ………… ……
クリス : っっ、………。
星鬘処 : 最上の地獄人を相手に切り札まで出させたのです。修行中の身で良く闘ったと褒めて差し上げますわ。
浄永 : ……、、 …(違う。違う違う違う。「勝てない」とか言ってる場合じゃねぇんだ。
浄永 : (俺は、、 こいつを、  守る、(為には――――…… …
星壱王 : (闇の阿修羅と共に佇む最強のしもべ
浄永 : …………、(流血で霞んだ視界で、星鬘処を、星壱王を、闇の阿修羅を、見る
浄永 : …… (こいつらみんなから、 クリスを、守る、為には、
星鬘処 : それではお待ちかね!お二人の魂の晩餐を!!
クリス : ………。(傷だらけの浄永に
浄永 : …………… クリス。(カッコ付けてらんねぇよ。
浄永 : …『手を貸して』くれ。
クリス : (呼ばれたのと、それは同時だった。
クリス : うん………。
クリス : (浄永の後ろから
クリス : (両手の指を,一つづつ、ゆっくりと首筋に触れていく
星鬘処 : んな!?
星鬘処 : 何をこの絶体絶命のピンチに急にイチャついているのですか!?
浄永 : 、ッ(ピク
浄永 : ― ―― ――――   ――――――
クリス : (両手の指で指に触れたら、ゆっくりと手のひらを下ろし
クリス : っ………。
浄永 : (浄永の身体が淡い光を纏い―――傷がみるみると回復していく
クリス : (クリスのおでこを浄永のうなじに、そーっと乗せる
クリス : ごめんね………。いつも私を守ってくれて………。
星鬘処 : なっっ!?この光は…!?あの力は…!!?
星鬘処 : まさしく…愛!!!?!!????
浄永 : ――――…………クリス…
浄永 : ……謝んなよ。 何回だって、いつまでだって守りたいんだよ。
浄永 : ――――不死鳥は!
星鬘処 : あああああああーーーー!!!!!!!!!????!!!!!?(悲鳴を上げる星鬘処
浄永 : 何度でも―――地獄の底からだって蘇るんだからなぁッ!!!
星鬘処 : “成っっった”!!! 今、成りましたわ…! 食べ頃の旬!! 絶対に!!!
浄永 : (先程とは比べ物にならない勢いで全身に雷光を纏い―――錫杖を振り上げる
星鬘処 : このカップル<獲物>絶対に逃しません!行け!!「星の主役達<スター・システム>」!!!
浄永 : 地獄の業火で灼いてやるよ!!!地獄人その他諸々!!!
浄永 : 劫火<アンダー・ザ>ッ!!!
浄永 : 煉獄<インフェルノ>ォォォッッッ!!!!(錫杖を叩き下ろすと、凄まじい灼熱と雷電が前方の3怪を焼き尽くさんと迫る
星壱王 : でも無駄なんだよ。君が僕に恐怖を覚えている限りーーー
浄永 : うるせえ!!俺は勝つ!!!(今の浄永に最早闇の―――恐怖のヴィジョンは無い!
浄永 : ぜってーに守りてーもんがあって! そいつが力になってくれる!!!
浄永 : それなのに怖いもんなんか―――あるわけねーんだよッ!!!
星鬘処 : 恐怖を超え、兄を超え、大当主をも超える情熱<パッション>!!!
星鬘処 : これぞ!これこそが!!この力がああああ~~~!!!
星鬘処 : 愛の力ぁ!!!ですわ~~~!!!
星鬘処 : (断末魔と共に
星鬘処 : (星鬘処様の姿が燃え尽くされ
星鬘処 : (星空の帷も消え去っていく
星壱王 : まさか…星鬘処を倒すとは…
星壱王 : 奴は地獄人の中でも…
星壱王 : 最強………
浄永 : ――――――(星鬘処も、闇の王も、闇の阿修羅像も、――満点の星空も
浄永 : (雷鳴と共に全てを灼き尽くし、業火に葬り去っていく
浄永 : ――――…… … …
浄永 : ………  お、終わったかぁ~~~……(はぁ~~~…と脱力して
クリス : ………。
浄永 : ……クリス。大丈夫か?怪我とかしてねーか? その何だ余波とか…(後ろに
クリス : (浄永のうなじにくっついたままのクリス
クリス : 大丈夫………。守ってくれたから………。
浄永 : ……、、、。。。(今更首筋からカーッと赤面する
浄永 : そ、そか。。。
クリス : ………。(うなじにくっついて顔を隠したまま
クリス : カッコよかったよ………。ジョーくん………。
クリス : (顔を見せずに思いを伝える
浄永 : …んっ。。。
浄永 : あ、ありが……あ、当たり前だろ・・・!??(情緒が乱れている
浄永 : ……その、。俺は、、、クリスの前で一番カッコ良くいたいから、、だから…
浄永 : …ココに来たのも、こんな訳分からん襲撃受ける為じゃなくてさ…、
浄永 : … あれ。 を、見せたかったんだよ。(星空空間が晴れた先、崖近くを指差して
浄永 : (そこには、月明かりに照らされた……淡い色の小さな花。
クリス : ………。
クリス : (ゆっくり顔を離して、その花を見る
浄永 : (月見草、という花だが…浄永は花が分からぬので、名前は知らない。
クリス : 綺麗。(ぽつり呟き
浄永 : …ん。(クリスの短い感想を、満足気に聞いて
浄永 : …休憩がてら、ちょっとだけ眺めてから帰ろうぜ。
クリス : うん………。
クリス : (浄永の隣に出て、
クリス : (花を見つめて、
クリス : ………。
浄永 : ……(同じく花を見つめてる
クリス : (浄永に寄り添うように頭を預ける
浄永 : … っ!
クリス : ………。
浄永 : …、 ……、
浄永 : ……、(重みを預けられた腕が、ぎこちなく動いて、
浄永 : (クリスの小さな肩に回される
クリス : ………。
クリス : うん………。
クリス : (静かに頷き
浄永 : ……、(こっちはめちゃくちゃ赤面してるし緊張してる
クリス : ………。
クリス : (静かなクリスは多くを語らない
クリス : (ただ身を預けて、月明かりの花を眺めて、
クリス : ………。(小さく微笑んだ
最終更新:2024年08月30日 16:55