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雨・猫・善人 [ヴァルト ナナシ]

ヴァルトさんが入室しました
ヴァルト->(夕暮れ。ただしセントラルを差す赤い光は曇天に隠れている
ヴァルト->(急に降り出した雨は加速的に勢いを増し――土砂降りの大雨
ヴァルト->(そんな公園の隅、一際大きな梢の麓で屈み込んでいる人影
ヴァルト->(根元を見遣るかのような背中姿に、辺りを包む けたたましい雨音
ナナシ->ぎゃー!!(そこに走ってくる
ナナシ->ふぅー、びっくりしたー(木の根元に着いて止まる 雨宿りらしい
ヴァルト->……(そこに屈み込んでいる軍服 丁度ナナシに背を向けている形
ナナシ->あひゃー結構濡れちゃったねー……んー?(見覚えのある軍服にやっと気付く
ヴァルト->……ナナシ、アヤか。(顔だけナナシの方を向く
ナナシ->ぅん? はーい、ナナシだよー
ナナシ->えーっと、紅茶のお兄さん? かな?
ヴァルト->フン、間抜けな呼ばれだな。(淡々と
ヴァルト->まぁ、いい。 ナナシ、アヤ。 動物は得意か?
ナナシ->え?動物かぁ、すきだよー(にへーっと
ナナシ->でもテルマちゃんやラスくんはもーっと好きだよー
ヴァルト->まぁ、得意なら誰でも良いんだが(目線を根元に戻す
ナナシ->「はいはい!犬がいいなー!!」
ナナシ->「だゼェ!!」
ヴァルト->「なー。」(だが聞こえるのは猫鳴き声
ナナシ->「ぁ、猫? わーいっ!猫も好きだよー!」(それでも嬉しいらしい
ナナシ->「だゼェ!!!」
ヴァルト->(根元に体を縮める猫の姿が見える
ナナシ->(わーっと屈んで猫に近寄る水色瞳
ヴァルト->(水と泥に汚れ、灰色の子猫 不思議と少し耳が長い
ヴァルト->ミミドラの一種だな。それもまだ子供だ。
ヴァルト->ミストグローブ周辺生息の筈だが……大方迷い込んだか逃げ出したか
ヴァルト->それか、捨てられたか。(見遣り
ナナシ->「ミミドラだー!ホントだ、こんなトコに居るなんて珍しいね」(汚れも構わずなでなで
ヴァルト->「、なーっ」
ヴァルト->、怪我をしている、気をつけろ。
ナナシ->「えっ、あ、そうなんだ。 ごめんにゃー」(そっと手を引いて
ナナシ->「にゃーだゼェ!」
ヴァルト->幸い耳の滑空膜は無事だが…前足か。
ヴァルト->応急処置でもと思ったんだが……(猫に手を伸ばす
ヴァルト->「ッフー!!」(威嚇し体を引き摺るように後ずさる
ナナシ->「あー、警戒しちゃってるね…」
ヴァルト->埒が明かなくてな。小動物には逃げられる事が多いが。
ナナシ->「あんたいっつも怖い顔してるもんね」
ヴァルト->……か細い生き物だ。助けの手とも知らず、それを無碍にするとは(猫見下ろし
ナナシ->「ほらほらー、怖くないよーっ?」(笑って、猫を抱えようと両手を伸ばす
ヴァルト->「なー」(特に警戒する素振りを見せず
ナナシ->「おいでおいでー」(言いつつ、徐々に距離を詰めていく
ヴァルト->………
ナナシ->(ひょいっと抱き上げる
ヴァルト->「、なー…」(寒さで震えてるのが判る
ナナシ->「寒そうにしてる?うーん、あたし全然平気なんだけどなー…」
ヴァルト->ともあれ、治療するべきだな。(立ち上がり
ヴァルト->ここからなら喫茶が近い。
ナナシ->「よーし、気合入れて走るぞっ!」(ひょいっと猫抱えて立ち上がる
ヴァルト->怪我に触るだろう、それは。
ナナシ->「じゃあ丁寧に気合入れて走る!」
ナナシ->「いっくよーっ!!」(土砂降りに突っ込むように喫茶へ走り出す
ヴァルト->、おい(呼び止めるが遅く
ナナシ->(ばしゃばしゃと水溜りを蹴り、喫茶へ
ヴァルト->……、(軽く溜息をつくと、転移する
ヴァルト->(喫茶に転移出現
ナナシ->「とうちゃーく!」(泥水跳ねまくりで到達 するとヴァルト出現
ナナシ->「あ!ずるい!!」
ヴァルト->ふん。
ヴァルト->元より、誰かを移動させる術は無いが故、お前の選択肢は間違ってないがな
ナナシ->「あ、そうなんだ!結果オーライだねっ!」
ヴァルト->…ふむ。 ともあれ洗浄が先だ。それから治療する
ヴァルト->「、なー…」(か細く鳴く
ナナシ->「おうっ!シャワー室だね!」(だーっと店内に
ナナシ->「ってーい!」(ドア蹴り開けてシャワー室に入る
ヴァルト->……
ヴァルト->(その間に救急箱を借りに
ナナシ->(洗面器に冷水…じゃなくて湯を張り、猫の身体を洗ってく
ヴァルト->「ん、にゃー」(厭そうな顔
ナナシ->「むー、ちょっと我慢っ!」(テルマの出来る限り、慎重に丁寧に
ナナシ->(~数分後~
ナナシ->「ぽかぽかだー!あたしはちょっと熱い!」(タオルを被せた猫を抱えて戻ってくる
ヴァルト->(汚れが落ち、純白の毛並み
ヴァルト->ご苦労、渡してもらおうか。
ナナシ->「はーい。包帯任せたっ!」(ヴァルトに猫を引き継ぐ
ナナシ->「…あれ?でもあんた、こないだ回復してなかったっけ」(救急箱見てきょとん
ヴァルト->まだ子供だ。回復は出来ても免疫の無い状態なら細菌の防止は必要だろう。
ヴァルト->(猫を抱え)「ん、にゃーぁ」(超厭そう
ナナシ->「あっ、そうかー!」
ナナシ->「わ!すっごい嫌そう」(猫見て
ヴァルト->そうだな。(左肩の止め具を外し、ケープをナナシに掛ける
ナナシ->「、あれ?」
ナナシ->(気付けばびしょ濡れな人
ヴァルト->女性がずぶ濡れなのは、頂けないな。
ヴァルト->着替えるなり乾かすなりした方が良い。風邪を引くぞ。
ヴァルト->(そして奥の方の席へ歩いていく
ナナシ->「はーい!わかったー!」(手挙げて
ナナシ->「なんかさっきから変だねーあんた。実はいい人みたいじゃん!」(言いつつ、シャワー室の方に
ナナシ->(たーっと走って姿が消える
ヴァルト->……ふん。
ヴァルト->「にゃぁ、なー、」(超嫌がってる
ナナシ->「ナーナシー!シャワー浴びてよー!」(更衣室にて
ナナシ->、ぉー(ハッと
ナナシ->うぎゃー! ちべたーい!?(バッと身を抱える
ヴァルト->……(座り、膝に猫を抱える
ヴァルト->さて……
ナナシ->えー、さっきより更にひどく雨被ってない?どうしたのさー(言いつつグローブ外したり
ヴァルト->「フー、」
ナナシ->(そしてしばらくシャワー室に消える
ヴァルト->一先ずは回復か。(軟い光と共に怪我を治癒
ヴァルト->「、にゃー、?」
ヴァルト->(包帯取り出し、膝上の子猫に手を伸ばす
ヴァルト->「フー!」
ヴァルト->動くな、また怪我したいのか?
ヴァルト->「フシャー!」(判る筈も無く
ヴァルト->(構わず前足に手を伸ばす
ヴァルト->「にゃぁ!」(ひっかく
ヴァルト->、(頬引っ掛かれる
ヴァルト->お前……(睨む
ヴァルト->「ふしゃー!」(みだれひっかき
ヴァルト->、っ(腕で抵抗から身を守る
ヴァルト->、全く……どうして判らない……
ヴァルト->理解力の低さか? 私の誠意が足りないか?
ヴァルト->(ふと、シャワー室の方を見遣り
ナナシ->(まだ出てこない
ヴァルト->…ぁぁ、気に、喰わないか。
ヴァルト->「ふしゃぁー」(ひっかきひっかき
ヴァルト->全く、、馬鹿だ……(腕を避ける
ヴァルト->(引っ掛かれる
ヴァルト->……(手を近づける
ヴァルト->「にゃぅ!」(その手にツメトギラッシュ
ヴァルト->(引っ掛かれるが、構わず
ヴァルト->……
ナナシ->「どうだ?」(ふと後ろから
ヴァルト->、グローリアか
ヴァルト->(猛烈に腕引っ掛かれ中
ナナシ->「あぁ。テルマは湯当たりが激しいからな……、」(その様子見
ナナシ->「…苦戦中のようだな」
ヴァルト->「にゃぅぁー!」(斬斬
ヴァルト->…………
ナナシ->「…………。」(腕組み
ヴァルト->「にゃぅ、にゃ……」(疲れた様子
ナナシ->「…ん、暴れ疲れたか。」
ナナシ->(ちなみに着替えは持っていなかったのでバスローブ借りてる
ヴァルト->……観念したようだな(前足を取り
ヴァルト->(手早く包帯を巻く
ヴァルト->「、にゃぁ」
ナナシ->「大方終わったようだな。」(見て
ヴァルト->…ああ。
ヴァルト->(膝上からピョンと飛び、ナナシの足元へ行く
ナナシ->「、…む」(とりあえず屈む
ヴァルト->「なー」(見上げて鳴く
ナナシ->「、こういった小動物の扱いは不得手なのだが…」(恐る恐る手を伸ばしつつ
ヴァルト->「なうなう」(頬擦りするように
ナナシ->「、……」(難しい顔
ヴァルト->……ふむ。
ナナシ->「……、え、えぇい誰か得意な奴!」(バッと頭の中に
ヴァルト->ミミドラは幼年期こそか細いものの、成長すれば虎の類を超える巨体になるぞ
ナナシ->「猫だゼェェエエ!!!」(急に大声 ミミドラをひょいっと抱えわしゃわしゃ
ナナシ->「大きくなっても負けないゼェ!!」(わっしゃわっしゃ
ヴァルト->「にゃうにゃうなー!」(わしゃわしゃ
ナナシ->「わーいだゼェ!!!」(わっしゃわっしゃわっしゃ
ヴァルト->……(血の滲む手に気もくれず、席を立つ
ナナシ->「んー?」(目ざとく気付くアホの子
ナナシ->「なんだよォ。行っちまうのかァ?」
ヴァルト->そいつが野生なら、ミストグローブで親でも捜せば良いが。
ナナシ->「ァー? コイツの親ドコだァ?」(ぽかん
ヴァルト->さぁな。
ナナシ->「えー!」
ナナシ->「ソレじゃわかんねーよォ!」(じたばた
ヴァルト->そうだな。
ナナシ->「野生に帰れるかも解らん。下手すると保健所行きだな」(ふと落ち着いた様子
ナナシ->「えー!?じゃあ飼う!」
ヴァルト->珍しい生き物だ。そういった者達なら金にも映るだろう。
ナナシ->「絶対飼う!!」
ヴァルト->猫ではなく、虎の類だぞ。
ナナシ->「虎いーじゃん!オレ虎スゲー好きだゼェー!!」(雷属性の性
ナナシ->「がってん! 決定ーっ!!」
ナナシ->「いや、貴様らな……」(困惑の表情
ヴァルト->生き物の生死を預かるか否かの問題だ。
ヴァルト->そう安易に決めるべきではない。
ナナシ->「その通りだ。テルマ。ラス。」
ナナシ->「えーでもだって!放っておいたらどっちみちこの子死んじゃうじゃん!」
ナナシ->「それなら飼った方がいいでしょー!?」
ナナシ->「だゼェ!!」(とりあえず同調
ヴァルト->ふむ。
ナナシ->「まぁ、それはそうだな…」
ナナシ->「最後まで飽きずに面倒見れるかってコトだよな。よーするに」(緑ひょっこり
ヴァルト->そうだな。それに、躾を間違えればお前達の身も危ない
ナナシ->「ぅー……」
ナナシ->「でもオレ虎好きだゼェ!?」(良く分かってない子
ナナシ->「つか、アパートペット禁止な。 …まー虎となるとこの際どーでもいーけどよ」
ヴァルト->いっそキットル辺りに売れば楽かもしれないな。
ヴァルト->サーカスの類なら躾も慣れているだろうしな(子猫見下ろし
ナナシ->「…ふむ、それが賢明かもしれんな。」
ヴァルト->「にゃー?」(判っていない様子
ナナシ->「ぉ、いーかもねぇ? 俺サマちょっちアテ知ってるしー」
ヴァルト->ふむ。
ナナシ->「、貴様、何時の間にそんな…?」
ナナシ->「…ぁー、つか皆気付いてねーのか。まーいーや。…」
ヴァルト->……
ナナシ->「んま、その時のお楽しみってヤツ?」
ナナシ->「結構な大物ですよね。」(ふと、青
ナナシ->「そゆコト。 …ま、子猫ちゃん☆は俺サマ達が一旦連れて帰るぜ?」
ヴァルト->半端に懐くと、後始末が面倒だぞ
ナナシ->「や、家の方が確実に渡せるしな」
ナナシ->「…はぁ?」
ナナシ->「ま、俺サマを信 用 してくれよ っ ☆」(わざとらしくヴァルトにウィンク
ヴァルト->………
ナナシ->「うわ、だんまりかよー」(口尖らせ
ヴァルト->それで、結局売り渡すのか?
ナナシ->「つか、引き取って貰う系? 別に本人じゃなくてもそのテの知り合い居そうだし」
ヴァルト->ふむ……
ナナシ->「信用できねーかい?」
ヴァルト->何、貴様は悪をやりきれない質だからな。
ナナシ->「うわ、なーにを知った風に」(肩竦めて
ヴァルト->フン。
ナナシ->「ったく…」(半目で他所向いて
ヴァルト->こちら側で預かっても構わないが。(ふと
ナナシ->「、ぁん?」
ヴァルト->元々、お前達は巻き込まれただけだからな。
ナナシ->「アンタもたまたま見つけただけなんじゃねーの?」
ヴァルト->……(ふぅ、と息を付く
ナナシ->「……ま、そっちでどーにかしてくれるんならソレがいいわな。」(言及を止める。
ナナシ->「ホラよ」(抱きかかえた子猫をヴァルトに
ヴァルト->(受け取る
ヴァルト->「っふー!」(ネコパンチ
ナナシ->「オイオイ、大丈夫かぁ?」
ヴァルト->、(鼻先に直撃
ヴァルト->「ふしゃー!」(そのまま手をバタバタ
ヴァルト->、、(メガネが落ちる
ナナシ->「……本当に任せて大丈夫か?」
ナナシ->(落ちたメガネを拾い
ヴァルト->嫌われるのは得意だ。
ヴァルト->「しゃー!」
ナナシ->「その様だな…」
ナナシ->「躾を間違うなよー?」(ポイッとメガネ投げ渡し
ヴァルト->(受け取り、掛け直す
ヴァルト->好きなだけ嫌い、暴れるが良いさ(子猫、そして目前の瞳を見遣り
ナナシ->「おうよ。遠慮無く」(笑って
ヴァルト->それでも(歩み、ナナシと擦れ違いざまに見遣り
ナナシ->「……」
ヴァルト->私は救ってみせるさ。
ナナシ->「……ハイハイ。期待してますよっと」(ニィ、と
ヴァルト->「にゃー!」(ネコパン
ヴァルト->、(頬に直撃
ナナシ->「……。」
ナナシ->「ま、精々格闘してらっしゃい」(言って、奥へと歩き始める
ヴァルト->……、まったく、躾甲斐がありそうだな
ヴァルト->(店を後にする
ヴァルトさんが退室しました(2008/02/10 07:39)
ナナシ->(更衣室へ
ナナシ->「…そんなに、嫌ってやる相手では無いと思うが」(洗濯機から衣服を取り出しつつ
ナナシ->「うぇー、まーたリアたんの盲目発言」(乾燥機に放り、スイッチON
ナナシ->「勘違いするな色惚けが。 …何だ? 奴の何がそんなに気に喰わない?」
ナナシ->「ぇー、全体的に全部全て?」(ふと、ケープに気付く
ナナシ->「そりゃーよ、悪いヤツじゃあねーのかもしれねーけど、」
ナナシ->(うへぇ、みたいな顔するも一応回収
ナナシ->「そういう要素理解した上で、俺はアイツすげー気に入らねーワケよ。おわかり?」
ナナシ->「単純に好みの問題?つかニンジン嫌いみてーなモン?みてーな?」
ナナシ->「それにねぇ…、  あーもーリア本当わかんねーよなー」(腰掛け、乾燥を待つ
ナナシ->「、…何がだ、!」
ナナシ->「男の子のヒミツー」
ナナシさんが退室しました

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最終更新:2008年02月10日 08:47