プリン姫 : ーーーーー
プリン姫 : ーーー
プリン姫 : ーーーーー
プリン姫 : (聖なる夜。
プリン姫 : (フォーデン闘技場。
プリン姫 : (試合を見下ろして食事が楽しめる高級レストランの一席。
プリン姫 : (通称展望席。
プリン姫 : (毎年一応用意しているチケットだが、
プリン姫 : (ついに使う機会が来たのだ…!
プリン姫 : …。
景晴 : …。
プリン姫 : (一日中働きまくっていたミニスカサンタ服の魔法少女プリプリプリン姫
プリン姫 : (展望席と言えどその格好で入店だ。
景晴 : (以前4人で訪れたこの展望レストランに、今度は2人で来ている。
プリン姫 : (ドレスコード…いや…日付的にキャラ的に知名度的に1番ぴったりだろう!
プリン姫 : (流石は究極で完璧な姫!
景晴 : (ちなみに前回来た時と全く同じ服装だ。ブランドショップ行ってプリン姫が上から下まで選んだやつ。
景晴 : (他に遊び用の服のバリエーションが皆無な為だが。
景晴 : なんか…
景晴 : あんた…すげぇ働いてんだな。知ってたけど…
プリン姫 : あらあら?
景晴 : (否、言う程知らんかった気がする。
プリン姫 : 素直に礼を。ありがとうございますわ。
プリン姫 : (プロファイターに「格闘家以外の仕事、沢山やってるね。」と言われるのは正直微妙な所はあるのだが…
景晴 : …(なんかの写真撮影にファン向けの配信?に対面イベント?に。景晴には業界がよく分からぬが。
プリン姫 : (プリン姫は楽しくやってるし、何より景晴にそういうニュアンスが無い事は疑う余地も無いだろう。
プリン姫 : どうでした?
プリン姫 : 姫、こう見えて真面目なので…
プリン姫 : あんまり仕事中はお話とか出来なかったですけど…
景晴 : どう、って。 …。
景晴 : …。…、 …(んー、、と、高ぇテーブルに頬杖ついて考える
景晴 : 何、え、んー、……(言い辛そうだ 珍しい事だが、なんだか今日は
景晴 : (そういう事ばかりな気がする
景晴 : ………いろんな奴が、
景晴 : あんたの事見てんだなー、… っつー…
プリン姫 : …あら?
プリン姫 : 魔法少女プリプリプリン姫が大人気~という事??(キョトンとして
景晴 : …そ、そういう事?(なのか?と傾げつつ
景晴 : …まー、そーゆー事なんかな。知ってたけど…(否、言う程知らんかった気がする。
景晴 : (姫さんが大人気な事も、多くの人間から愛されてる事も、
プリン姫 : んー…(唇に手を当てて少し考えて
景晴 : (それを自分が、あまり快く思えないという事も。
プリン姫 : 何か…えーっと…
プリン姫 : 心配事、ですか?
景晴 : 心配、…なんか?(自分でもよく分からない感じで、
プリン姫 : …。……あら。
景晴 : や、あんたがやりたくてやってんだろうし、それにケチ付けんのは変なんだけどさ。
景晴 : なんか………、 ……、 …、(言葉を選んで、適切な言葉が見つからず、
景晴 : ……… ヤだった。
プリン姫 : あちゃーーー。(額抑えて
プリン姫 : あら~やっぱり今日のスケジュールは…刺激が強すぎましたか。(返事。というよりは自己確認のように
プリン姫 : あら…あらあら…。(困り顔で何か空中に指を回して考え事
景晴 : や、それは…僕が付いてきたいっつったんだから、それは…しゃーねーんだけど。。(喋るの下手
景晴 : …つーか、あんたが普段何やってるかとか、そもそも全然知らんかったのに、
景晴 : 何…その、…会うとか付いてくとか嫌だとか…何か…
景晴 : 僕のが筋通ってねぇんじゃねぇかって思うんだけど…
プリン姫 : いえいえ、別に…
プリン姫 : 筋が通ってなくても、良いですよ?
プリン姫 : ただ…思いの丈を伝えてくれているので。
景晴 : …そーゆーもん?
プリン姫 : ……。
プリン姫 : はいっ。そうですよ~?
景晴 : …。そ。 …。
景晴 : ……(ただ思いの丈を伝えただけの話に、特に結論は無い。
プリン姫 : …。
プリン姫 : (プリン姫には様々な目標や目的や計画がある。
プリン姫 : (などと言えば大層な話に聞こえるが。
プリン姫 : (聖なる夜に男女2人で展望席レストランを予約して期待する事など非常にシンプル
プリン姫 : (しかし、何か。その、あまり。調子が良く無い。
プリン姫 : (これなら昨夜の夢の中の方が………
プリン姫 : …えっと、
景晴 : …。…ん。
プリン姫 : …。
プリン姫 : 展望席のお料理、景晴くんは2度目になると思いますけど~
プリン姫 : 美味しい…ですよねっ!
景晴 : …ぁ、うん。美味かった。 …と思う。(…?
プリン姫 : それはそれは良かったですっ!
プリン姫 : きっとフォーデン最強のレストラン様ですからねっ!ここは!
景晴 : ぁ、ぁぁ。…なんか…一番高いんでしょ?
プリン姫 : ええ。シンプルにそうですねっ! なかなか予約も取れませんし?
景晴 : そー…なんか。(確かに辺りの席は全部埋まっている
景晴 : (景晴は知る由も無いが、「この日」は尚更熾烈な争いだろう。
プリン姫 : 今日は特に…特別な日ですから…
景晴 : …ぁー。
景晴 : 何か…童話みてぇなヤツでしょ?爺さんがなんか持ってくるっつー…
プリン姫 : あ?え?サンタさんの事ですか?(ちょっと驚いて
景晴 : ぁ、うん。 それ。多分。
プリン姫 : 景晴くん、クリスマスの事、サンタさん中心に覚えてたんですかぁ?(なんか笑って
景晴 : 、ぇ。や、来る訳ねぇだろそんなんって思ってたけど…?(サンタさん中心に覚えてたのはマジらしい
景晴 : なんかフォーデン来たら…やたら祭りみてぇに祝うじゃん。
景晴 : …? だからプレゼントとか言ってたんじゃねぇの?
プリン姫 : はい。そうですねっ? 景晴くんの住んでた所より派手かもしれません。
プリン姫 : ええ。サンタさんは良い子のおこちゃまにしか来ませんが、
プリン姫 : 大人の男女もクリスマスの夜はこうして集まって…
プリン姫 : ………愛を育むんですよ。(ちょっと照れながら笑顔で
景晴 : …、(はにかむプリン姫にちょっと顔赤くして
景晴 : ……そーゆーもんなんか。
プリン姫 : …はい。
景晴 : ふーん……
プリン姫 : だから今、街に男女2人でいる人達はみんな愛を育んでますし、
プリン姫 : この展望席を予約している皆様もそうですっ
景晴 : …そー、…なんか。 …。
景晴 : ……
景晴 : ……あんたもそうって事?
プリン姫 : あ………
プリン姫 : ………そう
プリン姫 : そう、ですよ?景晴くん。
プリン姫 : (少し驚いたように、戸惑ったように、でもすぐに笑顔で。
景晴 : ………ぁ。
景晴 : ……(自分で聞いておいて黙り込んで、じわじわ赤面して
景晴 : ………… そう…
プリン姫 : ………、ん~~~!!(なんか時間差で赤面して顔をパタパタして
プリン姫 : 全くもう。景晴くんの質問が素直すぎて答えてしまいましたよ~。
景晴 : ……や、だ、だってさあ…!(こっちも赤面したまんま
景晴 : あんま、わかんねぇ、から…… 聞くしかねぇじゃん…
プリン姫 : 全くもう~~~ほんと欲しがりさんで甘えん坊さんですね~?(いつもの調子で
景晴 : そ、そう言われてもさぁ……!
景晴 : …。……ぇ、な、何。……どうしたらいいの!?(もう開き直って訊く奴
プリン姫 : う。
プリン姫 : う、ううーーん!(悩む姫!
景晴 : …!?
プリン姫 : 確かに姫には、長年温めておいた「こうして欲しいクリスマスナイト」のプランは練り固まって
プリン姫 : おります…おります…が……
景晴 : 愛とかその…育むとか…フワッとしすぎじゃん…! …その…何、
景晴 : こーゆーの…、初めてだし…、わかんねんだけど……(たじたじしながら訊いてくる
プリン姫 : ふ、ふわっと…えっと…そのえーーっと、
プリン姫 : (珍しく歯切れ…というか、困っている姫
プリン姫 : この展望席は大変ビギナーに優しいコースとなっておりまして、
景晴 : ……ぁ、う、うん?
プリン姫 : 起こりゆくイベントに身を委ねれば自然と良い雰囲気になる完璧な姫のプランがその…
プリン姫 : (相当恥ずかしい説明をさせられている!
景晴 : …そ、そう……なん?
プリン姫 : ぁ………はい…
プリン姫 : メニューも勝手に出てくるので、注文やらテイスティングやら、作法を求められる部分は省略されますし…
プリン姫 : ライティングも外の試合時間に合わせてムード変わりますし…
景晴 : ……えーと。…つまり… 何…
景晴 : 飯食ってりゃいいって事……?
プリン姫 : えーっと…何よりメインとなる視覚的要素はラピエル選手の試合ですから、フォーデンの民にもわかりやすく…、
プリン姫 : そ、そ、そうなんですけど!
プリン姫 : そうなんですけども~!!(なんかジタバタしてる
景晴 : ……????
景晴 : え…ん…? そう…だけど…そうじゃねえの?(いつでもなんでもしっかりばっちり答えてくれた姫さんの歯切れが今日はいつになく悪い
景晴 : (すっかり甘えていた景晴くん、何も分からなくなっている…!
プリン姫 : まず………
プリン姫 : 料理が順番に出てきますので食べましょう。(諦めて説明を始める姫)
景晴 : う、うん。
プリン姫 : とても美味しいと思いますので、感想を述べると良いです。
景晴 : う、うん。
プリン姫 : その後、ふゆゆ氏進行による今年の「珍プレー好プレー集」が闘技場で流れる予定になっております。
プリン姫 : 姫達はそれをじっくり眺めても良いし、眺めながらその時のフォーデンの思い出を語ったりしても良いし、無視して全然違う話してても良いです。
景晴 : …そ、そーなんか。
プリン姫 : ………。VTRはきっとそれ自体が面白いものだと思いますが、季節ごとに移り変わる時期を見て「あの時あれあったよねー」的な会話で…、
プリン姫 : その、、
プリン姫 : 姫と景晴くんが、一緒にフォーデンで1年過ごしていたよね。という思い出をその思い返し………(なんだか説明しすぎて恥ずかしくなってきた姫
景晴 : ぁ、ぁー……
プリン姫 : ネタバレですが、今年はAEの番組のVTRも差し込まれると聞いています。
景晴 : AE…、ぁ、ああー…アレか。
プリン姫 : はい…そうして1年を振り返りながらディナーを頂き…
プリン姫 : ラピエル親衛隊による歌唱の時間が挟まれます。クリスマスver
プリン姫 : …。え、えーっと…その……
プリン姫 : この時間がっ、、プレゼント交換の時間に適している時間帯のひとつです!(全部説明する姫
景晴 : …なんか…
景晴 : ………仕事みてぇだな?
プリン姫 : っふぇ?!
景晴 : え?(ビックリした姫にビックリして
プリン姫 : ええ…えーっっとぉ…
プリン姫 : どの辺が…仕事っぽい?(恐る恐る尋ねる
景晴 : ぇ、何…その…、(説明できるようにちょっと考えて、
景晴 : 段取り全部決まってて、「ココでコレやって」って指示があって、その通りにやるっつー…
景晴 : ……番組とかの収録みてぇじゃね?(苦言という感じでもなく、素朴に尋ねてくる
プリン姫 : な・・・な・・・な・・・!
プリン姫 : か、景晴くんが「何をどうしたらいい?」って聞くからでしょーっっっ!!(><
景晴 : や、、、そ、そー言われたらそーなんだけどさぁ…!??
プリン姫 : だからその姫がっ、姫がっ、いっぱい考えて、その、流れ…段取りを…ぅ…ぅぅ~!!
景晴 : そ、そこまでガチガチに決まってると思わねぇじゃん…!!(言い訳なのか何なのか
プリン姫 : (とかなんとか言ってる間に時は無情。料理は運ばれてくるし、ふゆゆコーナーは始まってしまう。
景晴 : な、何?「クリスマスの男女」っつーのは皆ソレやってんの!?
プリン姫 : み・・・みんなじゃない・・・けど・・・っ。
プリン姫 : (「今年も流行語大賞とれなかったにゃ」などと抜かすステージのふゆゆはガン無視して、今はこちらの話でそれどころじゃない。)
プリン姫 : 皆が…みんなが、やってないとダメなの?!
景晴 : そ、そんな事言ってなくね!?(「無視して全然違う話してても良いです。」の通り……完全にBGMと化してる
プリン姫 : 姫と素敵なクリスマス…過ごすのじゃ嫌なの?景晴くん…、、、
景晴 : だ、だからそんな事言ってねぇじゃん…!
プリン姫 : 姫がこの日この時間、ここに座る為にどれだけ…どんだけ楽しみに…っ、、ん~~!!違う違う!
プリン姫 : …っ、ごめんね景晴くん。その…えっと…困っちゃう?困っちゃってる?
プリン姫 : (なんだか安定感のないプリン姫
景晴 : そりゃわかんねぇから色々訊いてるし、、…困ってるけどさぁ!(正直
景晴 : 嫌だったら朝から来てねぇっつの…!
プリン姫 : ぅ…!朝から一緒だったのに仕事ばっかりで全然遊んでくれなかったの根に持ってる言い方でしょ。
景晴 : …!そんな事、…、……(考えて
景晴 : …、…。そりゃそっちは最初からそのつもりだったろうけどさぁ。。。(根に持ってるらしい
プリン姫 : もーーー!欲しがりさんめ~~!!姫に対して強欲ですよっ!?
プリン姫 : 景晴くん素直だから、そういうのすぐ出ちゃうんだから…。。。ぅぅ、いや、
プリン姫 : 今朝のは姫が悪いよね。ごめんね景晴くん…、、、ごめん。
プリン姫 : ちょっとの時間でも朝から…会いたくって、、
景晴 : ん、、、
プリン姫 : えっと、だからその朝、景晴くんに見せたくて…
プリン姫 : そ、そもそも今日会いたいって今日言うなよって言われたらそうなんだけども…(しどろもどろ
プリン姫 : 今日だけは特別な日だから特別なサプライズで会いたくってその画策してて…えっと…あれ、姫、おかしいな。。。
プリン姫 : (両肩露出ミニスカサンタが困っている
景晴 : 、、、ん、、(飲み込み切れないのか、反応が鈍く
プリン姫 : (メインコロッセオでは迷試合集が流されている。
景晴 : そ、そう… … (そんな風に言われたら、やっぱり自分が狭量なような気もしてくるし、
景晴 : (そんなら素直に受け入れればいいのだが、どうにもこうにも
プリン姫 : …。
プリン姫 : え…。景晴くん…怒ってる…?
景晴 : …、… …は、別に、……
景晴 : ゃ。朝のは、分かったし。…その、納得してる。けど。(そう、朝の「は」。だ。
プリン姫 : え…嘘…やだ…え…なんで…姫が…どうして…今年も…そんな…
プリン姫 : (なにやらブツブツ呟き青ざめていく姫
プリン姫 : (空気を読まないメインコロッセオでは…プリン姫の配信チャンネルが流れている。
プリン姫 : (毎年恒例、「冷めプリン」待機場。
景晴 : …
景晴 : …「見せたい」って、あんた言ったけど……
景晴 : …………他の奴にも、見せてたじゃん。
プリン姫 : え?
プリン姫 : え?え??
プリン姫 : …サンタコスを?
景晴 : 何、あの、 写真とかっ? 何、配信、とか……
プリン姫 : だ、だ、だって!!
プリン姫 : 姫は魔法少女プリプリプリン姫だよっ?!
景晴 : 僕とその…何!
景晴 : 「愛を育みたい」とか言うなら!
景晴 : なんで僕だけ見てくんないの!!?
プリン姫 : っっっ!強欲!!景晴くん強欲っ!!姫に対して不敬!!
プリン姫 : 違うんです。見せてるのと見てないのは違うんです。違うんですよっ、、
景晴 : …っ だ、だって!(…言ってしまった。
プリン姫 : 姫は…アイドルだもん…フォーデンNo.1のアイドルプロファイターだもん…
プリン姫 : 知ってる…でしょ、、、
景晴 : …そりゃ、分かってるよ。流石に僕だって…、、(恥ずかしさやら何やらで、泣きそうなくらい赤面して
景晴 : じゃあそーゆーの、嫌だって思ったら駄目なんか!?
プリン姫 : 景晴くんのわからず屋っ!
プリン姫 : みんながみんなに姫の全部を見せてるわけじゃないじゃん。そんなわけないじゃん。違うじゃん。
プリン姫 : 景晴くんが…その気なら…今夜にだって………
プリン姫 : どうして…どうしてこうなっちゃうの…。。。
景晴 : っ、、わかんねぇよ…!
景晴 : あんたの事、、、…本気だから嫌なんじゃん。
景晴 : そっちこそなんでわかんねぇの……?
プリン姫 : ばか!景晴くんのばか!
プリン姫 : 「魔法少女プリプリプリン姫」が、私の全てじゃ無いもん。
プリン姫 : 景晴くんになら…姫も…私も…見せてあげれるのに…その予定だったのにぃ…!
景晴 : は…?何。だったって。
景晴 : 上手く行かんかったから僕じゃ駄目って事?
プリン姫 : ばか!ばかばかばかばか!!
プリン姫 : ダメなんて言ってない!
景晴 : っっ、じゃあ何なの!?
プリン姫 : まだ…まだ…クリスマスは終わって…ないもん。
プリン姫 : (「今年は粘るにゃ~まだ来ないにゃ。」とタイミングよくふゆゆがメインコロッセオで煽り
プリン姫 : (プリン姫配信の映し出しは終わって、名勝負のパートへ
プリン姫 : …まだ、だもん、、
景晴 : ……。。
プリン姫 : …。
プリン姫 : 違うんです…喧嘩したいわけじゃ…。
プリン姫 : こんな日に喧嘩したいわけじゃないのに…。
景晴 : そりゃ……僕だってそうだけど…(片手で頭抱えて
プリン姫 : 景晴くん…強欲すぎるよ…
景晴 : ……、、、
プリン姫 : だってぇ、デート誘うのもいつも姫だし、考えるのも場所の予約するのも姫の方だしっ!
プリン姫 : 服だって着替えだって時間だって!
プリン姫 : 姫、ケータイの連絡の仕方まで教えたんだよ!?ねえ~~~!!
景晴 : …!そ、それは、……(そう言われると
景晴 : そう………(まるでぐうの音も出ない
プリン姫 : そんなにしたのにぃ!好きとも愛するとも付き合いたいとも何にも言われてない!
プリン姫 : 姫に対して不敬!不敬罪!!
景晴 : …ぇ、な、な、、何??
景晴 : デート、、、とか、…誘われたかったって事?
プリン姫 : ばか!ばかばかばかばか!!
プリン姫 : 姫、景晴くんにっ、何にもしてもらってない!
プリン姫 : サンタ服見せても何もないし!
プリン姫 : 感想言ってって言っても言ってくれないし!
景晴 : あんたがそういうの好きでやってんのかと…は?違うの!?
プリン姫 : 普段から手を繋いでも何も言ってくれないし!
プリン姫 : 挙句何よ~!!姫の大事な「魔法少女プリプリプリン姫」をなじってぇ~!!
プリン姫 : 何も与えないのになんでそんなに求めるのよ~~!!納得いかない~!!ばかあ!!!
景晴 : ………、、、(別になじってねぇ…!などと言ってる余裕は無い
景晴 : ………、ぁ、……… ……
景晴 : …ぇっと、
景晴 : ………… ………ごめん。
プリン姫 : ちがう!!
プリン姫 : 違うんですぅ!!
景晴 : ちゃ、ちゃんと、、ちゃんとそのっtぅ、(両目瞑って顔真っ赤にして
景晴 : あんたの事、好きだし、、、ずっと可愛いって思ってるし、、、!
プリン姫 : ふ、ふーーーーーん。
景晴 : 手とかその、繋いだり、、……服とか、も
景晴 : 、、 嬉しい、、、し、(つっかえながら、しどろもどろに、目を合わせられないまま、
プリン姫 : …。サンタ服は?
景晴 : ……、…、ぇ、ぁ、えっと、………寒そう。
景晴 : じゃねぇ…!(自分で頭抱えて
プリン姫 : ばかぁ!!?
プリン姫 : 寒いに決まってんでしょ!!
プリン姫 : 朝からずぅっと超寒い!
景晴 : え?じゃあなんで着てんの!?
プリン姫 : 隣の人は心を温めてくれないし!
プリン姫 : なんで着てんのとか言うしぃ~!!
プリン姫 : もうやだああああ!!
景晴 : 心を温めるってなんだよぉ…!!!(もはや突っ伏して
景晴 : だってもうさぁ、、心臓うるせえし、、体温上がるし、……恥ずかしいじゃん!!!
プリン姫 : ばか!ばかばかばかばか景晴くんのばか!
プリン姫 : ノンデリ鈍感イケメン最強剣士!
プリン姫 : も~~~どうしてこうなっちゃうの~~~
景晴 : は?…何? は??
プリン姫 : 今日の今日まで「おっふ姫さま。。」って感じだったのにぃ!
景晴 : はーーー……!(何もかも分からなくなって両手で顔覆って
プリン姫 : なんで顔を隠すの!不敬!姫に対して不敬!
プリン姫 : もっと全力で姫を見てよ!
プリン姫 : 究極で完璧で可愛い姫を見てよ!
プリン姫 : 照れてよ!褒めてよ!恥ずかしがってよ!喜んでよ!愛してよ!
プリン姫 : それもしないうちに…他を見るなとか強欲な事、言わないでよ!
プリン姫 : ばかばかばかばか!姫に対して不敬ですよっ!
景晴 : …!…、、!(勢いに押されて恐る恐る両手を外して
景晴 : …な、、何だよぉ、そんないっぺんに言われても…(言いつつ、姫を、見る。ちゃんと。
景晴 : ……… …マジで寒そう。
プリン姫 : ばかぁ!!!
プリン姫 : ぅ…ぅ…ばかぁ………(堪えきれず両手で目元拭って涙が溢れだす
景晴 : や、その、、えーっと……は、 え、 え!?
プリン姫 : 姫に対して不敬ですよ…姫は究極で完璧な姫なのにぃ…
景晴 : な、、、泣く事無いじゃん……!?
プリン姫 : (涙が止まらずボロボロと泣き出す
景晴 : ぇ、、、………
景晴 : …、、…、……(何か言おうとするが、何も言葉が出てこない
プリン姫 : …。………。
プリン姫 : …食べる。
プリン姫 : (そう言って
プリン姫 : (泣きながらクリスマスディナーを食べ始める
プリン姫 : (両目から涙は流れてる…流れてるまま…ナイフとフォークで…食べてる。
景晴 : ……、は、…
景晴 : ……… (正直、訳が分からない。
景晴 : (何がそんなに泣くほどなのかも、何でそれで飯が食えるのかも。
プリン姫 : …。
景晴 : …、(ただ、多分、何を言ったって、怒るか傷付くかなんだろうと思う。
プリン姫 : (何か前菜。何か主菜。何かチキン。
プリン姫 : (最高級の料理…。最高級の夜…。の。はずなのに…。
プリン姫 : …。(涙拭って
プリン姫 : 景晴くんも…食べたら?
景晴 : …。
景晴 : …全然そんな気分じゃねぇ。
景晴 : (目の前に豪華な美味い飯があるのに、こんなに食う気にならん事があるのか。
プリン姫 : …。
プリン姫 : 姫だってそうだよ。
プリン姫 : …。クリスマスの夜なのに…。
プリン姫 : (メインコロッセオではラピエル親衛隊の皆様が聖歌隊的に歌っている
景晴 : …。じゃあなんで食ってんの。
プリン姫 : …。ばか。
プリン姫 : (それだけ答えて食べる
景晴 : ……。
景晴 : …(黙々と高級ディナーを食うプリン姫を、なんとも言えない顔で見つめている
プリン姫 : …。(…。もぐもぐ
景晴 : …。…。 …。
景晴 : ………何も分かんねぇ。(ぽつりと、無意識に零れる
プリン姫 : …。(手を止めて泣く
プリン姫 : っ、別に。わかってほしいわけじゃ…ないし…
景晴 : …っ、 じゃあなんで泣くんだよ。。
プリン姫 : …。なんでなんでなんで…。ばっかり。
プリン姫 : 景晴くんが、
プリン姫 : ううん。
プリン姫 : 景晴くん…。今、今ね。今。
プリン姫 : …。…。…。(涙拭って、景晴の方見て
プリン姫 : 姫の事、好き?
景晴 : …
景晴 : すき、 …だよ。
プリン姫 : …。なんで?
景晴 : …わかんねぇよ。
プリン姫 : はぁ。
景晴 : わかんねぇけど、、だから困ってんじゃん……
プリン姫 : 姫のどこが嫌い?
景晴 : …。そもそも嫌いじゃねぇけど…、…
プリン姫 : …。
プリン姫 : うーーーん。
プリン姫 : (困り眉で見るからにとっても困ってる
景晴 : …好き、だから、泣かれたり怒られたり溜息吐かれたりして困ってんじゃん。
プリン姫 : …景晴くんのせいでしょ…、、、
景晴 : そりゃ、そうなんだろうけど………
景晴 : …そもそもさ、僕が、「なんで好き」とか、
景晴 : 言葉でちゃんと説明できたら、伝わんの…?
プリン姫 : …伝わんの?って何?
プリン姫 : どういう事?心配してるの?
景晴 : そうじゃねぇけど、、、口で言ったらいいわけ?
プリン姫 : えっ?
プリン姫 : えっと…(景晴見て
景晴 : 僕にそれが出来たらわかってくれんの?…って、聞いてんだけど…
プリン姫 : あぁ…えっと…言葉でも良いし…
プリン姫 : 言葉じゃなくても良いし…
プリン姫 : 姫に「わかってくれんの?」なんて…不敬ですよ。
プリン姫 : 姫、わからず屋じゃないもん…
景晴 : 言葉じゃなくても…
景晴 : …
景晴 : 、(ガタッ テーブルに手を付いて椅子から立ち上がって
景晴 : (プリン姫の方に近づいてくる
プリン姫 : ん、(近づいてくる景晴を見ながら、椅子を引いて、座ったまま
景晴 : 、…(座ったままのプリン姫の横に立って
景晴 : っ(プリン姫の頭に手を伸ばして、片手で強引に抱き寄せる
プリン姫 : ぁ
プリン姫 : (抱き寄せられる。
プリン姫 : ぁ…
景晴 : 、(座ってる姫にそうするので、お腹の辺りにぎゅむっと
景晴 : 、、、、
プリン姫 : 。。。
景晴 : 、だってさぁ、、(それでも体温の高さと、鼓動の早さが伝わってくる
景晴 : 好きとか可愛いとか、、言ったって、さっきから全然伝わんないじゃん…、、
プリン姫 : ………。。。(返事はない。体に頭は委ねてくる
景晴 : …、、 ……どうなの?
景晴 : …これは、伝わんの…?
プリン姫 : …ん、
プリン姫 : (腕から、頭を解いてしまって、離れて、
プリン姫 : ん。
プリン姫 : (椅子に座ったまま、両手広げて、景晴見上げて
景晴 : 、…
景晴 : っ(座ってる姫に両手を伸ばして
景晴 : (椅子から抱え上げるように抱き締める
プリン姫 : んっ…(抱き締められて、、
景晴 : っ、、、(正面からぎゅぅっと
プリン姫 : んっ…。。。(両腕回して抱きつく
景晴 : 、、 ぅゎ、(どっ、と心臓が早鐘を打つ
プリン姫 : んっ…!(脈打つ心臓にプリンプリンなプリン姫の体を押し付けてぎゅーーーっと抱きつく
景晴 : っ………!!
プリン姫 : ………。
プリン姫 : (クリスマスの夜に展望席レストランで抱き合う男女
プリン姫 : (メインコロッセオではラピエル様と迦楼羅様が闘っている
景晴 : …、…、…(なんだかふわふわして頭が回らない
景晴 : (やっぱり、こんなのは、言葉で伝えられそうもない
景晴 : ………
景晴 : (プリン姫を抱きしめて放さず、何も言わないまま
プリン姫 : ………
プリン姫 : (いっつもおせっかいなほど色々教えてくるプリン姫
プリン姫 : (さっきから何も言わない
プリン姫 : (頭と、体と、腕と、すりすりとして、抱きついてくる
景晴 : …(これから何をしたらいいのかなんて分からないし、
景晴 : (かといって「なんで」と「分かんない」は多分、駄目で…
景晴 : (口を開いたらまた余計な事を言いそうだし、
景晴 : (…どうしたらいいのか。
プリン姫 : ~~~~…っ、、、
プリン姫 : …、、、…。。。
プリン姫 : ~~~…(抱き締めながら色々と
プリン姫 : (考えて悩んで考えて、、、
景晴 : ……、、、、
プリン姫 : (1年間…なんなら10年間かけてきた姫には色々と順序立てた計画や理想図がある。
プリン姫 : (ありすぎる。
プリン姫 : (ただ、10年目のクリスマスの夜は無限じゃないし、
プリン姫 : (展望席の時間も無限じゃないし、
プリン姫 : …。(見るからに困っている景晴くんを困らせ続けるのも本意じゃない。
プリン姫 : 景晴くん。
景晴 : 、…ん。
プリン姫 : 姫も好きだよ。
景晴 : っっ、…!
景晴 : っ、…そう。(短い返事と裏腹に、ぎゅ、と込める力が強くなる
プリン姫 : 景晴くん、
プリン姫 : 姫の事、大事にしてくれる?
景晴 : ……、…
景晴 : したい。 けど…
プリン姫 : …っ、けど、、、?
景晴 : ……なんか、上手く行かんし。泣かしたりするし、…
景晴 : …自信持って、する、って言えねぇじゃん。こんなんじゃ。
プリン姫 : んーん。
プリン姫 : 大丈夫。大丈夫だから。
プリン姫 : …。
プリン姫 : 景晴くん、姫はね。
プリン姫 : えーーーっと。(目を逸らして胸に顔埋めて
プリン姫 : 姫は、景晴くんに「好き」とか「可愛い」って言われると嬉しいんだよ?
景晴 : …、…ん。。
景晴 : わ、…解った。
プリン姫 : …。。。
景晴 : …ちゃんと、…言うから。 その…頑張る、。(言って、
景晴 : 、、(うずめられた後ろ頭に手を添えて胸に抱き込んで、顔見られないようにして
景晴 : 姫さん。(小声で耳元に零すように
景晴 : …あんたが好き。
プリン姫 : ふふっ…うん。(嬉しそうに、なんか笑って
プリン姫 : 姫も好きだよ。景晴くんの事。
景晴 : …う、うん。。
景晴 : …そ、それに、可愛い、し… いっつも…
景晴 : …いっつも可愛いと思ってるから、…(言われると嬉しい、そう言われて言い出す、あんまりにも愚直なムーヴ
プリン姫 : うん。うん。ありがとっ。
プリン姫 : (楽しそうに応える姫
景晴 : だ、だから、今日も、、…可愛い。。
プリン姫 : うん…クリスマスだから…(寒いサンタ服で抱きつく姫
景晴 : …。……、そ… (うまく続かない、やっぱり下手
プリン姫 : …。……がんばれっ。
プリン姫 : (小声で応援する姫
景晴 : ………、ぅ、。
景晴 : …今日も、会った時から、可愛いって思ってた、けど…
景晴 : …。…、可愛いから、他の奴が見てんのヤだって、…
景晴 : …ゃ。蒸し返したい訳じゃなくて、……何、その…
景晴 : ……、なんか、…(要するに「拗ねてた」なのだが
景晴 : (この辺りを自覚して言語化する情緒をまだ景晴は持ち合わせていない
景晴 : ……、とにかく。 ちゃんとホントに、可愛いって、思ったし。今日も…
プリン姫 : うん…うん…。
プリン姫 : あのぉ…それで…えーっと…
プリン姫 : 可愛い姫が…好きでぇ…
プリン姫 : (ちょっともうだいぶ苦しいが、
プリン姫 : (姫さんは告らせたい~格闘家達の恋愛頭脳戦~
景晴 : …。…、ん、、?
景晴 : 好き、で…… …
景晴 : …… …
プリン姫 : …っ、が、がんばれっ、景晴くんっ、、、
景晴 : …………… 付き合って?(疑問形だよ
プリン姫 : っ!!
プリン姫 : ………ふふ。
プリン姫 : (顔を上げて景晴くんを見上げて
プリン姫 : いいよ? 景晴くん。(笑顔で答えて
プリン姫 : ーー大好きっ!!(背伸びして口付けを。
景晴 : ……、…!(キョトンと顔見合わせて、遅れてじわじわ赤面し――
景晴 : ――っ!(唇が重なる
プリン姫 : ーーーーーーーー(展望席中に響き渡る拍手喝采。
プリン姫 : (姫達は全く関係なく…ラピエルvs迦楼羅戦が終幕したからだけど。
プリン姫 : (初めての喧嘩はなんとなく終わって、解消したわけじゃないけれど、
プリン姫 : (…クリスマスの夜に拍手喝采に包まれて抱き合ってチューしてる。好きとも可愛いとも付き合ってとも言われてる。
プリン姫 : …はなまるっ、あげますよ。(唇離して呟くいつもの口癖。
景晴 : …っ、…、 …
景晴 : … …そ。(本当は色々ぐじゃぐじゃな事が分かってないわけじゃないが
景晴 : …良かった。(縺れに縺れた一日が笑顔で終われる事に、素直に安堵して、素直に伝える
景晴 : …その、…えっと。…(そしてこーゆー時なんと言えばいいのか、景晴にはクリスマスも恋人もよく分からぬが
景晴 : …よろしく。
プリン姫 : ふふ。
プリン姫 : えらいえらい(なでなでして
プリン姫 : 姫の恋人として、これからも。
プリン姫 : いっぱい仲良くしようねっ。景晴くんっ!(ぎゅーーーっと胸を押し付けるハグ
プリン姫 : (この日、
プリン姫 : (魔法少女プリプリプリン姫は自身の配信に現れる事は無かった。
最終更新:2025年01月18日 19:26