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御子息の家宅捜索 [空太郎 エメル アリシア プリシラ アリセ ロル カルディア]

キアシス : ーーーーーーーーーーーーーーーー
キアシス : ーーーーーーーーーーーー
キアシス : ーーーーーーー
キアシス : (同時刻。
キアシス : (ロストパーク邸内。
キアシス : (騒乱のキアシスの原因にロストパーク家が深く関わっていると考えた一行は
キアシス : (拘束されたロストパーク家のメイド・プリシラとともに
キアシス : (ロストパーク邸の捜索を行う。
キアシス : (今、一行は前回会議が行われた応接室の外の廊下にいる。
空太郎 : 到着しましたねえ!
エメル : …さて。そうだねぇ。
エメル : この間押し問答を繰り広げたこの部屋を…今度は家探しと行こうか。
アリシア : ……。プシュケ。
空太郎 : 探索なら空太郎の魔法におまかせくださって大丈夫ですねえ!
空太郎 : それに今回は強い味方…?人質?協力者も!?
アリセ : …は~。また戻ってきちゃった。
空太郎 : ご紹介しますねえ!
アリセ : ま、せっかくだしちゃんとイイ物見つけてやんないとですね。
空太郎 : プロペラドローンロープグルグル巻きメイドロール氏ですねえ!
エメル : 全く。元気だねぇ。(空太郎と拘束されたメイドを見て
プリシラ : (しらけた目でぼーっとしている。
空太郎 : 某はあまりこのような破廉恥な束縛は守備範囲ではないのですが、社会人としてこなされた役割は仕事としてこなさなければならず
空太郎 : 仕方ないですねえ!
プリシラ : ……汚物。
アリセ : …まー。このだだっ広い屋敷を完全ノーヒントじゃ流石に厳しいですからね。
プリシラ : …答えるべきことは答えるよう、承っておりますので、
プリシラ : 質問があれば、なんなりと。(一礼しながら
アリセ : はーい。よろしくお願いしまーす。
空太郎 : ひええええ!オブ2。きっとなにかパスワードでしょう。思い込む力!
エメル : それはともかく(スルー)中に入ろう。あまり時間は無さそうだからね。
アリシア : …はいっ。ドアを開けますっ!
空太郎 : はいいい!確かにですねえ!
アリシア : (そう言いつつ、応接室のドアをアリシアが用心深く開けると、
アリシア : (以前の騒乱時ほとんどそのままの、最低限の片付けられたがらんとした部屋がそこに。
エメル : …。特になんら変わりは無い。…ように見えるね。
アリセ : …ってゆーかこーゆーのこそ『六才持<ジーニアスシックス>』の得意分野なんじゃ…なんでいないんですか?
空太郎 : そうですよねえ!?どこ行っちゃったんでしょう名探偵コロン君!
空太郎 : なんなら二手に分かれるとか再調査が必要だ!とか1番息巻いていたような!?
エメル : …。彼は今、別の異変の対処に向かっているそうだよ。
エメル : (…逆を言えば、その後は連絡が取れていない、ということだが。
空太郎 : あら~~~~~(なんとなく嫌な予感もあるが続きは言わない空太郎)
アリセ : あちゃー。…まー、街中訳分かんない事になってますもんね。
空太郎 : それでは、質問しましょう!(流れを変える空太郎)
プリシラ : …はい。なんなりと。
空太郎 : メイドロール氏!どこを調べたら何か見つかりますか!?
プリシラ : ………。
プリシラ : そうですね。
プリシラ : 応接室には何もないでしょう。この邸宅は三つの応接室があります。
プリシラ : この応接室は信用していない客人を迎えるためのもの。
プリシラ : ……ですが、三つともに。
プリシラ : あなた方の望むものはそのどこにもないでしょう。
プリシラ : あるとすれば。
プリシラ : ……私に言わせるのですか?
空太郎 : なるほど。
空太郎 : なるほどなるほど。
空太郎 : つまりどういう事なんですかねえ!!!?!(みんなを見渡す
アリセ : えぇー……エメル先輩わかります?
エメル : あまり謎掛けのような問答は得意ではなくてねぇ。(肩竦めて どの口
アリシア : 前回来たときに何か異様な気配の場所があったような…
アリシア : うー…(思い出そうとしつつ
アリセ : 「答えるべき事は答える」…って言ってましたけどぉ。(メイド見て
空太郎 : ちょおっと待ってくださいね。飛行ログとか見てヒント思い出しますからねえ!?
アリセ : 「私達の探している物はどこを探せば見つかるのか」は答えるべきじゃないって…ぁーはい。そっちのが堅実ですね。
エメル : フフ。すぐ喧嘩腰になるのは悪い癖だねぇ。(どの口
ロル : うう、わっかんないぞぉ
エメル : …しかし、そうだね。アリシアの言葉で僕も思い返してみたけれど…、
エメル : ここに来るまでに…妙な雰囲気を感じた場所はあったね。確かに。
空太郎 : そお・・・でしたっけ・・・!!?(この男!何も覚えていない!
空太郎 : あぁ!!わかりました!!(わかってない)
プリシラ : ………ッ。
アリセ : はぁ。お得意の飛行ログに何か残ってないですか?(言いつつ自分も突入当時あったまっていたので何にも覚えていない
空太郎 : 魔導駆動型蝋燭ですね!!たくさんありましたとも!!(技術士着眼点)
空太郎 : ろうそく。いやあ。火事にならずにあれだけの蝋燭を人力で管理するのは大変ですからねえ。うんうん。
エメル : まぁ。…確かに洒落た技術ではあったけれども。(呆れ半分に思い返し…
アリセ : …っていうか。道中に違和感を覚えたっていうなら…
ロル : わっかんないぞぉわっかんないぞぉ
アリセ : このまま来た道引き返したら見つかるんじゃないですか?
プリシラ : (無言
アリセ : 前回と今回で同じルートを通ってきたかどうか、正直アリセ覚えてないですけど…
空太郎 : それなら飛行ログにお任せあれ!
空太郎 : 前に通った道と同じかどうかはGPS魔法<ぐいぐいぴゅんぴゅんすすむよマジック>でわかりますよ!
エメル : へぇ、便利な魔法…魔法なのかな?があるものだね。
アリセ : ネーミングセンスはちょっとどうかと思いますけどぉ…
空太郎 : というわけで自信を持って来た道を戻りましょう!!
アリセ : はーい。
ロル : わっかんないぞぉわっかんないぞぉわっかんないぞぉ
エメル : そうだね。
エメル : (そうして…歩いてきた廊下を再び戻り始める一行
空太郎 : (大事件の真相に近づいて…ロル先輩も緊張している模様ですねえ!
空太郎 : (飛行ログ担当なので一応先陣を切って歩いているのは空太郎なんですねえ!
空太郎 : (でもこのままだとマジで一直線で帰宅ルートをなぞるので何処かで気づいた誰かに合図が欲しいんですねえ!
空太郎 : (さあ!来た道で…一体我々が…何を見つけるべきだったんですかねええ!!?
プリシラ : (左側に件の地下室に降りる階段が見えてくる。

ロル : (前回までのあらすじ
ロル? : (一行はロストパーク邸を調査していたところ、左手に怪しげな地下に続く階段を見つけた。
ロル? : (何やらロルは様子がおかしい。
ロル? : わっかんないぞわっかんないぞぉぉぉ
アリシア : (あれ。ロル先輩ってここに来るメンバーに入ってましたっけ?
エメル : …ぁぁ、此処か。(地下への階段の前で立ち止まるご一行
エメル : 注意を向けていればすぐに気付けるくらい…異様な雰囲気が感じられるね。
エメル : さて…
エメル : アリセ : このまま来た道引き返したら見つかるんじゃないですか? プリシラ : (無言 アリセ : 前回と今回で同じルートを通ってきたかどうか、正直アリセ覚えてないですけど… 空太郎 : それなら飛行ログにお任せあれ! 空太郎 : 前に通った道と同じかどうかはGPS魔法<ぐいぐいぴゅんぴゅんすすむよマジック>でわかりますよ!
エメル : 最初に客間まで来る時…この道は通ってきたっけかな?
プリシラ : (無言でそっぽを向いている。だが、最初の時も通っていたはずだ。
空太郎 : 通ってきた気がしますぞ!
空太郎 : 飛行ログ的にもGPS魔法<ぐいぐいぴゅんぴゅんすすむよマジック>的にもきっと通ってますねえ!
アリセ : へー。そうなんですね。全員気付かないなんて…そんな事あるんですね?
空太郎 : そ、、そう言われれば?!
ロル? : あああああぁあぁあぁあああああ!!!!(何やら叫びながら階段をダッシュで降りていく。
空太郎 : ロル氏!!!?(静止する間もなく駆け抜けていくロル氏
アリシア : ……………。
アリシア : ……えーっと。
アリセ : …あらら?
アリシア : ……ロル先輩って、ここに来るメンバーに入ってましたっけ?
空太郎 : はい??と言いますと???
アリシア : ……いや。なんか。
アリシア : ……なんかテンション高いなって。
エメル : 調査自体も急に決まったからねぇ。「このメンバーで行く」と明確に決めた訳でも無かったけれど…(階段の奥を見ながら
空太郎 : ととと、ともかく!
エメル : いつもと様子が違う気はするね。
エメル : …まあ、行き先は一緒なんだろう?
空太郎 : 敵地の隠し部屋に単騎突撃は大変危険なのではないでしょうかねえ!!?
空太郎 : すぐに追いかけて援軍してあげなければ!!?
プリシラ : ………。
アリセ : えへへっ。でもでも、ちょ~っと怪しいですよねぇ。
アリセ : 急に味方が暴走してピンチになるなんて。アリセ達、誘い込まれてるんじゃありません?
エメル : そうだねぇ。だとしても僕達はこの先に用があるんじゃないかい?
空太郎 : そ、そんな高度なトラップが!!?
プリシラ : (空太郎の背中をどんどんと肘で押す。
プリシラ : ………。(そっぽを向いている。
空太郎 : !!
空太郎 : と、ともかく!
空太郎 : 行きますねえ~!!(ロルを追いかけて階段を降りていく
アリセ : あらら。行っちゃった。
アリセ : …どうします?(残った面子に
アリシア : と、とりあえず。私たちも
アリシア : 向かい、ますか……?
エメル : あぁ、そうだね。 (プリシラを見て
エメル : この奥の案内も頼めるかい? これまでのように。
プリシラ : ……ああ。
プリシラ : 別に罠なんてありませんよ……。
プリシラ : 今は。
プリシラ : (そう言いつつ、古風なスカートを手ではさんで裾をあげながら階段を下りていく。
エメル : …。(今は、か。
エメル : どうも。助かるよ(プリシラに続いて階段を下りていく
アリシア : (同じく
アリセ : …。(どーっしよっかな。……ココに一人で残るのもそれはそれで危険だよね。
アリセ : …も~。(かわいいくまちゃんマスコットをこっそり廊下に落として
アリセ : ホントに大丈夫ですかぁ?皆お人好しなんですから~。(最後尾に続いて地下へと降りる
ドローン : (プロペラドローンロープグルグル巻きメイドロール氏を巻き巻きしたドローンも階段を降下していく
ドローン : (ロープでメイドロール氏を引っ張っていく
ロル? : (一同が地下室に降りると、
ロル? : (ゾンビの姿になったロルが空太郎に襲いかかっていた!!!
空太郎 : あんぎゃあああお助けあれですねええええ!!!
アリセ : …ぁーぁ。言わんこっちゃないです。
ロル? : ワッカンナイゾワッカンナゾォォォ(空太郎に噛みつきかかろうとしている!
ロルではない : (よくよく見るとなんとなくゾンビの肉感がない。
エメル : やれやれ。全く。(トン、と片足で床を踏むと、
エメル : 『ヴェント』(全身に風を纏い、一足でロル達の元に飛び
エメル : (わっかんないロルゾンビの横っ面に遠慮無く飛び蹴りをかます
アリセ : ゎぁ。意外と喧嘩っ早いんですね~(後ろで傍観しながら
空太郎 : ぎゃああああ!エメル氏!!貴女、王子様ですうねえ!!?
空太郎 : (髪の毛ボサボサになって衣服も乱れるぐらい襲われていたが何とか噛まれずに済んだようだ
ロルではない : ガアア!!!(人間っぽくない声を出しつつ、横に転がる
ロルではない : (そのまま身を返し、エメルに噛みかかる
エメル : …、しかし、どういう事だろう。(蹴っ転がして着地しながら
エメル : ロル氏が「こう」なってしまったのなら、止めを刺す訳には行かないけれど…
エメル : 、!(噛み掛かるロルに向け、横に腕を振ると
エメル : フォラータ!(横薙ぎに突風を発生させ、ロル?を更に吹っ飛ばす
ロルではない : ガアア(なすすべなく吹っ飛ぶ。知性がなく、また動きも雑だ。
ロルではない : (だが、ゾンビにしては血が流れない。
ロルではない : (攻撃した感触も人のものではない。
??? : ……。ふふ。
??? : あはは。
??? : まあ、このあたりでいいか。
??? : 楽しんでくれたかな?僕の歓迎は。
??? : 不法侵入者諸君。
アリセ : え。誰ですか?
空太郎 : いったいこの声は…何奴!!?
??? : 誰ってさ。
??? : (車いすに乗った青年が地下室の奥の方から現れる。
??? : 当主だよ。
??? : 元、だけどね。
アリセ : …元?って事は…
アリセ : まさか、ロストパーク家の長男さん…なんて言っちゃったりします?
カルディア : ふふ。長男。そうだね。兄弟はいないけれど。
カルディア : カルディア・ロストパーク。名家のお坊ちゃんだよ。
アリセ : へぇ~……。『ロストパーク家の長男』は消息不明だって聞いてましたけどぉ…
カルディア : ……そうだね。とある事件の後に蒸発したのさ。
カルディア : ほら。(目線で地下室の片隅を見やる
アリセ : 本当は生きてて…ずっとお屋敷に閉じ籠もってたって事ですか?
カルディア : あそこの壁何か変じゃないかな…?(塗装がそのあたりだけ薄ぼんやりとしている。
カルディア : ……いや。本当に蒸発していたよ。
カルディア : ……うんざりしてね。
カルディア : 足が動かなくなったのも、この家系のせいなんだ。
カルディア : 魔力を増やすために無茶な手術を勝手に施して、ね。
アリセ : うわ~。キアシスの闇って感じですね。
プリシラ : 坊ちゃん……、坊ちゃん(目に涙を溜めて、カルディアに歩み寄ろうとするが、拘束に阻まれてできない。
エメル : …しかし、そんな家から蒸発したにも関わらず…君は今この屋敷に居るんだね。
空太郎 : すいませんねえ。くるくる拘束はまだ取れないんですねえ…よよよ。
カルディア : ……ああ。うんざりだよ。プリシラ。(冷たい目でメイドを見て。
カルディア : 家族ごっこをしにきたわけじゃないからね。そうだね。君たちの活躍もあってさ。
カルディア : ……人の気配がないうちに、荷物を取りにいきたかっただけさ。
アリセ : 私達…? あぁ~……もしかして。
アリセ : 偽娘のプシュケちゃんを私達が捕まえたから~…って事ですか。
アリセ : じゃあ戻ってきたのってホントに結構最近なんですね。
カルディア : そうだね。顔もよく知らないけど。
空太郎 : ぬぬぬ。ずっとこの部屋に隠れていた黒幕…では無いのですねえ…
アリシア : あ……、あ……
アリシア : あなたのせいでプシュケは……
アリセ : ですよね。佇まいが完全にソレだと思いました。(空太郎に
アリシア : プシュケはッ!!!(突如激情してカルディアに魔力で強化された拳で殴りかかる
アリセ : ぇ。嘘?(信じらんないって顔でアリシアの背を見て
カルディア : (もろに顔面にパンチを喰らうが、動じずじとっとした目でアリシアを睨む。
カルディア : ……ああ。血が出たよ。(唇が切れたらしい
エメル : っ、(アリシアを追って駆け出して
カルディア : ははっ。
カルディア : ……冷静そうに見えて、何か必死そうだね。
カルディア : 僕は別に戦いに来たわけじゃない。
エメル : …、頼む。落ち着いてくれないか。(アリシアの前に出て、腕を横に伸ばして制しながら
エメル : …あぁ。私もだよ。
アリシア : ……ッ(ぎりぎりとカルディアを睨みながら静止する
エメル : 何ならカルディア殿とは…少しお喋りをして行きたいくらいだね。
カルディア : ああ。僕もそのつもりだったんだ。なら、話は早い。(車椅子にかたんと。
カルディア : ……何やらキアシスがきなくさいことになっているね。
カルディア : 詳しくは僕も知らないが、君たちの知らないことを知っているだろうと思ってね。
カルディア : ……知恵袋だよ。
空太郎 : きなくさい…というよりもうだいぶ派手に……知恵袋ですとお!?
カルディア : それとも、「蒸発したロストパーク家長男だけど何か質問ある?」でもいいけどさ。
アリセ : 安価で質問すればいい訳ですね?
カルディア : 頼んだよ。(にこにこと
エメル : …なるほどね。ならば単刀直入に行こうか。
エメル : このキアシスの異変を起こしているのは、「グリアス・チルドレン」の残党勢力だろう…という所までは掴めている。
エメル : けれど、その先の情報がどうにも掴めずに居てね。
エメル : カルディア殿は、この事件の黒幕に心当たりがあるかな?
カルディア : ……まぁ、そのあたりが濃厚だろうね。黒幕は。どうだろうね。
カルディア : グリアスが死んだっていうのは本当みたいだ。化けてでる感じでもないからね……。
カルディア : すると、アルバ。グリアスの一番弟子。
カルディア : 常識的には彼が一番怪しく感じるが……、
空太郎 : 投獄されていたアルバ氏~!?
エメル : 獄中の彼に話を聞きに行ったグループも居るよ。どうやらシロのようだね。
カルディア : ……。うん。違うみたいだ。(きょろきょろ全員の顔色をうかがって。
カルディア : 誰かあやしい人とか、容疑者とかはいないのかな。
アリセ : ていうかこのお屋敷も、「グリアス・チルドレン」のプシュケちゃんの根城になってた訳で…だからアリセ達も調べに来たんですよね。
アリセ : ぶっちゃけプシュケちゃんってどうなんですか?このお屋敷でわる~い事してた形跡とか…あります?
カルディア : プシュケちゃんは違うんじゃないかな。
カルディア : ……これは勘だけどね。
カルディア : この規模の災害は周到な準備が必要だ。
カルディア : 彼女にそんな憎しみがあるとは思えないけどね。
カルディア : つまり、プシュケちゃんには動機がない。
空太郎 : 周到な準備と…憎しみ…ぅーーーむ…
アリセ : はーい。アリセ、プシュケちゃんの憎しみで住居と居場所をブチ壊されたんですけど~。
カルディア : ん。
カルディア : (地雷に足をかけていることに気づいて焦る。
アリセ : ……えへへっ♪
アリセ : …ま、それはさておき、(気を取り直して
アリセ : こんな町全部に渡る災害を起こす気なら、キアシス内のいち宗教団体をわざわざ壊す必要も無い…って感じですよね。
空太郎 : た・・・確かにですねえ!!?
カルディア : ……そうだね。(ほっとする。
カルディア : プシュケちゃんはグリアス御用達の地下の実験室育ちだって知っているね?
アリセ : ぁぁ、そういう話前に聞きましたね。…この子から。(アリシアチラ見して
カルディア : ……だから、彼女は暴れているのはそれ絡みだとすると。
カルディア : 地下の実験体は三人。主導していた研究員が一人。補佐が一人。もとになったサンプルが一人。
アリセ : 3人の実験体は…プシュケちゃんとアリシアちゃんと…もう一人?
カルディア : ああ。確か名前はなんだっけ。
カルディア : 知らないや。
空太郎 : もしかして同世代の女の子なんですかねえ??
エメル : …。アリシア。君は知っているかい?
アリシア : ……。
アリシア : エザフォス。
アリシア : …………
アリシア : (そのまま無言でその場から逃げようと走り出す。
空太郎 : な、なんでですぅ!!?
アリセ : 、は?(位置的にアリセの方が出口側にいるため
アリセ : ちょっと、、それは無いんじゃないですかぁ!?(策略女子にあるまじき咄嗟の物理阻み
アリセ : (つまり立ちはだかってくる
アリシア : ……ぐっ!!(バランスを崩して派手に転倒する。
カルディア : おやおや。彼女が黒幕だったりしてね。
カルディア : ……そういえば思い出したよ。(のんびりとしたペースで。
空太郎 : そんなはずは!!?
アリセ : ぁ。…もー。(転んだアリセをしょーがなさそうに見下ろして
カルディア : プシュケちゃんと、君と、もう一人。君たちは”家族”だったんだっけ?
カルディア : ああ!ごめんごめん。
カルディア : "家族ごっこ"だったね。
カルディア : そして脳のイカれた研究員たち。
空太郎 : な!!? なーーー!!?
エメル : …。(振り返って
エメル : …。『家族』の一人を捕らえて、もう一人を暴こうとしている。
エメル : アリシア。君にとっては、辛い事が続いているかもしれないね。
アリセ : …。っていうか。フツーだったらアリシアちゃんも滅茶苦茶怪しいですよ。
カルディア : もうそいつが黒幕でいいんじゃないかな。僕を殴ったし。
エメル : …でも、心の底から疑ってはいないんじゃないかな?
空太郎 : え、ちょ、え!? そんなんアリなんですぅ!?
カルディア : ……まぁ。黒幕にしてはドジすぎるかな。
アリセ : それは……まぁ。 ぅーん…(半信半疑感あるが
カルディア : あと街を荒らしてのうのうとここにいれるメンタリティがなさそうだ。
カルディア : ……。そうだね。サンプルの名前はキュクロ。
アリセ : ていうか、黒幕だったら今此処に居なくたっていいし、わざわざ『グリチル』を自分で明かす意味も無いし…
アリセ : …ちょっと整合性取れない部分が多い気がします。
カルディア : オニールシティ近くのベースで改造された少年だった。
アリセ : え? あの用心棒の人??
カルディア : ……研究員の名前は僕にはわからないよ。
カルディア : まっ、調べるならそのあたりってとこかな。
エメル : …これはまた意外な名前が出てきたね。
空太郎 : 用心棒・・・!?
アリセ : プシュケちゃんとご歓談した時になんか雇われてた用心棒です。知りません?最近まで八首だった人。
空太郎 : あ。あーー!! なんかあのチンピラっぽい柄の悪い人ですかあ!?
アリセ : え。じゃあ……あの時ってもしかして、知り合い同士で雇い雇われしてたって事ですか?
アリセ : なんか急に不気味な感じしてきますね……
カルディア : ……ふうん。(何やら考えながら
空太郎 : えっちな事してたんですかね?
エメル : そこはどうでもいいね。…ともかく手がかりとなる人物は「キュクロ」と「エザフォス」か。
プリシラ : (拘束されたまま、鉄山靠を空太郎に決める。
空太郎 : ふえええ!!?(直撃空太郎
エメル : アリシア。(諸々スルーして
アリシア : フー……、フ――ッ…………(いまだ興奮状態にある。
エメル : …。2人について、君の知っている事を話してくれないか?
アリシア : い、いやです……っ
エメル : …。君にとって辛い事だとは解っているよ。
エメル : だけど、追求を止めるつもりはない。
アリシア : ……………
エメル : …愛憎入り混じれど、僕にとってこの街は大事な場所だからね。
アリシア : わ、私にとっては……プシュケは家族なんです。
アリシア : たとえ血のつながりがなかったとしても……
アリシア : それに……。
アリシア : …………。
エメル : ……じゃあ、
エメル : どうして大学祭実行委員会に協力してくれているんだい?
アリシア : それは………、
エメル : …この委員会の活動が単なる学祭準備でない事は、君も前から知っていた筈だろう。
カルディア : うんうん。わかるよ。
カルディア : 君みたいな不安定な人間の考えることは。
カルディア : 友達が欲しかった
カルディア : 失われた何かを取り戻したかった
カルディア : ……そんなところかな。
カルディア : 結局、それで何も取り戻せたりはしないのに。
エメル : ……。
アリセ : 話がめくれていくうちに、どんどん自分に都合が悪くなっちゃったからだんまり決めようって事?
アリシア : ッ………
アリセ : アリシアちゃんはそれなら、今はどっちの味方をしたいんですか?
アリシア : ………。
アリシア : (エメルをどんよりした目でじっと見て
アリシア : か、家族になってくれるんですか……?
アリシア : みんなのかわりに…………
アリシア : …………
アリセ : …突然何言ってるのこの子?
空太郎 : か、か、家族・・・!?
エメル : …。
エメル : 私は君の家族ではないよ。
エメル : 君の求めているものの代替にはなれない。
エメル : ……ただ、
エメル : 僕は君を、「友人」で、「仲間」だと、
アリシア : …………
アリシア : っ……!(自らの体内回路に魔力を逆流させ、
アリシア : あ…………(そのまま倒れ、気絶する。
エメル : ―!
アリセ : …は?
アリセ : …… …はあ? 何ですかそれ?
カルディア : …やれやれ。
空太郎 : た、大変ですぅ!?
アリセ : 脅迫紛いの告白して、思い通りの答えが貰えなかったから逆ギレで自爆?
空太郎 : やれやれじゃないですよ!救助!救助しないとですぅ!(アリシアに駆け寄る
アリセ : サイッテー。意味分かんない。何がしたいんですかこの子?
カルディア : …ま、気絶しただけだろうからほっておいてもいいんじゃない?
空太郎 : 確かに某にも意味は全くわかりませぬが、
エメル : ……。聞こえない相手を罵倒するのは無意味だよ。(空太郎に続いて、アリシアに歩み寄り
空太郎 : 気絶した女子を外に放り出してくなら魔法使いになった意味が無いのであります!
カルディア : とにかく、だ。(興味なさそうに
空太郎 : (ぐるぐる巻きプリシラも一緒にドローンに引き連れられてアリシアの方へ
カルディア : 彼女は情報を持っていて、誰かをかばっている。
カルディア : 目が覚めるまで待って彼女を問い詰めてもいいし、
空太郎 : (ドローン台数の限界なので、ぐるぐるプリシラの余り幅で運ぶらしい。行けるかな?
プリシラ : (不機嫌そうな顔でアリシアとともに運ばれていく
カルディア : キーワードは「家族」だね。不出来な妹を問い詰めてもいいし、キュクロを問い詰めてもいい。
カルディア : あとは君たちに任せる、でいいかな?
空太郎 : いや…普通に貴方も捕まると思いますけど…(カルディアに
カルディア : どうして?
空太郎 : 特に置いておく理由が無いような…?(はて?と首を傾げて
空太郎 : プシュケちゃま、プリシラどの、アリシアしゃん、そして貴方。
空太郎 : まとめてみんな事件解決まで空太郎監視下に置いたほうが安全なのではありませんかねえ?
アリセ : ロストパーク家がこのあやしー実験に絡んでる事は間違いないですもんね。
空太郎 : また新情報出た時に…確認の為、もう一回会いに行くのも大変ですし…
カルディア : ……うーん。(あたりに目をやって、
空太郎 : 残された貴方がこの施設でγチームを立ち上げないとも限りませんので…?
アリセ : てゆーか、監視とかいうとこうアレですけどぉ、
アリセ : きょーりょくですよ。きょーりょく。こんなに助けてくれたんですから、最後まで付き合ってくれてもいいんじゃないですか?
アリセ : ほら、アリセ達もプシュケちゃんをボコしてあげた貸しがありますし?
カルディア : めんどくさいなあ……(頭を掻きながら
カルディア : ……まあいいか。じゃあ、ついていくよ。
カルディア : ただ、ぐるぐる巻きは勘弁してもらえるかな?(プリシラを見ながら
空太郎 : こちらだってこのハーレムPTに加えるのも渋々ですからねえ?
アリセ : うわぁ。仲間が増えてアリセとっても嬉しいかも~
空太郎 : 車椅子で逃亡を図る程無謀ではないとお見かけしますし…
カルディア : とても棒読みだね。アリガトウ、僕モウレシイ。
空太郎 : ぐるぐるももう在庫切れですので…はい…しょうがないにゃあ…
エメル : ……(一行がわちゃわちゃしてる中、珍しく黙っている
空太郎 : それじゃ…えーっと。監視組は監視組で体制を立て直すとして…
アリセ : …じゃ。まー…どうします?
空太郎 : アリシアしゃんの容体も心配ですので、忘れ物が無ければ学園に戻ろうと思いますけどぉ…
アリセ : アリシアちゃん電気ショックか何かで起こして尋問します?
空太郎 : 他に見といたほうがいい実験室とかありますかねえ?
アリセ : 目の前に答えがあるのに甘やかして素通りするのどうかと思うんですけどぉ
カルディア : お、いいね。それ。
空太郎 : ひええええ
空太郎 : あ、起こすと言えば!!
空太郎 : ロルゾンビ先輩は!?(忘れてた!
カルディア : ああ。あれは僕が作った木偶だよ。
空太郎 : っふぇ!!?
カルディア : 今のリーズベルトで僕が知っている有名な生徒を模倣したんだ。
カルディア : だから、中身は君たちの妹が作っていたクリーチャーと同じさ。
カルディア : 素通りされたら悲しいからね。
アリセ : ぁ。そうだったんですね。すっかり忘れてました。
アリセ : ロル先輩、有名人…確かにねー。(ふふ、となんだか楽しそうだ
空太郎 : それに某、襲われたんですが!!?
カルディア : やだなあ。ただの演出だよ、演出。
アリセ : 確かに噛まれてはなかったですしね。
アリセ : じゃ、疑問解決って事で、話を戻して…
空太郎 : 扱い軽いですねえ!?
アリセ : します?尋問。
空太郎 : て、適切な治療の専門家がいる学園までせめて待っていただけないでしょうか!?
空太郎 : え、エリス先生とかそのほら!
アリセ : 情緒不安定な女に甘すぎる男さんはどうかと思いますけど~?
空太郎 : んごおおおお!!
エメル : …まあ、僕も無理だと思うよ。甘いとかそういう話ではなくてね。
エメル : 誰も彼女の「家族」になると言えないだろう。
カルディア : ……じゃあいったん移動かな?
アリセ : …。 そもそも無理な望みでしょ。
アリセ : 『家族』って…後から切って貼ってどうにかなるほど浅いものじゃないじゃん。
エメル : そうだねぇ。 それに…、せっかく同じ学舎に通う生徒同士なのだから、
エメル : 『家族』の枠に、無理に当てはめたくは無いよね。
エメル : …ま、そういう事だ。一旦戻ろうか。



アリシア : ---------------------------------------------------------------------------------
アリシア : -----------------------------------------------------
アリシア : (夢の中。私は十年くらい前のあの部屋にいた。
アリシア : (地下室。明かりはあるけど、ずっと暮らすのは気が滅入る場所だった。魔力の出力を上げる訓練をして、
アリシア : (あとは本を読んだり、遊んだり。
アリシア : (プシュケは自由な人間だった。エザフォスはきまじめ。
アリシア : (私たちは家族だった。
アリシア : (でも、本当にそう?
??? : 「あなたさえ、いてくれたら。私の……。」
アリシア : (ああああああ
アリシア : (汚い!!汚い!!!!汚い!!!!!!
アリシア : (私たちには向けられなかった言葉。
アリシア : (そして。
アリシア : (それを見るあの人はいつも寂しそうだった。
アリシア : (どこで。
アリシア : (どこでこうなってしまったんだろう………
アリシア : (過去のしがらみとか、全部捨てちゃえばよかったのに。
キュクロ : そんで、お前はいつまでそうすんの?
アリシア : (ああああああ
アリシア : (うるさい!!!うるさい!!!うるさい!!!!!!
アリシア : (私たちはここで生きていかないといけないんだ。ここしか居場所がないんだ。
アリシア : (みんなどこかそれがおかしいことだってわかっているけど。
??? : ……プシュケが出ていくことになった。
アリシア : (…………
アリシア : (お前の、
アリシア : (お前のせいだ!!!!!
アリシア : (お前が私たちを見なかったから。
アリシア : …………
アリシア : どうして、泣いているの?
アリシア : (そうして………、
アリシア : (夢はだんだんと薄れていき、
アリシア : (意識は今の世界に戻っていく。
アリシア : ------------------------------------------------------------------------------------
最終更新:2025年03月09日 17:33